マキシム・プイサン神父「地獄(第二の死と云われる永遠の滅び)」『煉獄と地獄』岸和田天主会教会、1925年
マキシム・プイサン神父「地獄(第二の死と云われる永遠の滅び)」『煉獄と地獄』岸和田天主会教会、1925年17、英国王とその宰相の例「罪は呪われよ、罪を犯した者と共に呪われよ」と地獄に落ちた者は絶えず、このような苦悶の観念に悩まさる。十六世紀頃英国の王ヘンリー八世は、自己の離婚を教皇が許さぬのを憤り、教えを捨て、あまつさえ国民にも公教を捨てて、新教徒になれよと厳命した。時の大宰相トマ・モリスは公教を捨てるよりはむしろ生命を捨てようと決心して新教にならなかったため監獄に役ぜられた。彼の妻は獄舎に来て泣いて「大字相と敬われた御身であるのに情けないことになりました。夫婦親子が一生楽しく暮らすため、宗教位捨てても良いではありませんか」とすすめた。モリスはおもむろに「何年位一緒に聾せるとすすめた。モリスはおもむろに「...マキシム・プイサン神父「地獄(第二の死と云われる永遠の滅び)」『煉獄と地獄』岸和田天主会教会、1925年
2023/08/02 19:14