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高架化にともない役目を終えた、台中駅のレトロ駅舎。その歴史的価値が認められ、現在は鉄道記念館として活用されています。その記念館というのが、今回ご紹介する「台中駅鉄道文化園区」です。▲日本統治時代に建設された旧駅舎が保存されている旧駅舎の位置はこれまで通りです。重要文化財級ということもあり、見た目は現役時代からほぼ変わっていません。訪問当時、何らかのイベントが行われていたのか、白いテントが軒を連ねて...
ゆるキャラ&新型特急にも遭遇!橋上化された台鐵花蓮駅をぶらり散策
東台湾の要所・台鐵花蓮駅の今をたずねました。2014年夏に台東線が電化されて以来、花蓮駅を取り巻く環境は進化し続けています。それから2年後の2016年にはIC乗車券の利用範囲に含まれ、2018年の秋には橋上式の新駅舎が完成しました。生まれ変わった花蓮駅をぶらり散策しながら、「新しいもの」に触れてみたいと思います。目次1 花蓮のゆるキャラ「紅面鴨」が来客をお出迎え2 木をふんだんに使った美しいデザイン3 ホームで新型...
ここ10年で急成長をとげた、台湾のご当地キャラ業界。政府マスコット「オーベア」を筆頭に、台湾各地の自治体・団体が、個性的なマスコットをこぞって生み出しています。今回はその中から、20年来のキャラウォッチャーを自称する、僕イチオシのキャラクターを1体ご紹介します。苗栗県政府のマスコット「猫裏喵」です。目次1 苗栗県マスコット「猫裏喵」について2 猫裏喵親子公園はこんな場所だ!3 ローラースケート場も併設され...
シェアサイクル「youbike」で烏山頭ダムに行ってみた(隆田駅⇔ダム)
台湾では今やおなじみの存在となった、シェアサイクル「youbike」。現地の電話番号さえあれば、日本人でも登録して利用することができます。鉄道やバスが通っていない場所に行く際、これが大いに役立つでしょう。今回はそんなyoubikeを利用して、台湾を代表する観光地に行ってみたいと思います。八田與一技師による指揮のもと、日本統治時代に建設された「烏山頭ダム」が目的地です。目次1 台鐵隆田駅から八田路に出るまで2 八田...
【施設紹介】台鐵縦貫線 隆田駅(台南市官田区)―烏山頭ダムの玄関口
今回は台湾南西部、台南市官田区にある隆田駅をめぐります。所属路線は台鐵縦貫線(南段)。八田與一技師による指揮のもと建設された烏山頭ダムは、この駅が最寄です。ダム方面に向かうバスが発着しているほか、駅前にはyoubikeスタンドが整備されています。▲駅舎を正面から見て同駅はかつて番子田駅と呼ばれていました。開業当初から順に、蕃仔田→番子田→隆田と改称されていき、現在に至ります。▲駅前に鎮座する「巧菱児」は台南...
【旅行記】ツイてない男の台湾旅2023 6日目(完)―帰国前の一期一会
5日目の夜はホテルに宿泊せず、台北駅からバスで桃園空港に向かいます。翌朝の飛行機が6時00分搭乗開始と早いため、空港内での仮眠を前提にプランを立てました。北投温泉で汗を流したら、あとは空港に行くだけです。年末とは思えないほど蒸し暑い中、真夜中の北投駅前を歩くのでした。目次1 深夜の空港アクセスはバス一択!2 ベトナムのおばちゃんに漢字を伝授3 未知の領域「トランジットエリア方面」を覗いてみた4 隣の席のお...
【旅行記】ツイてない男の台湾旅2023 5日目―台北首都圏から動かない!
いよいよ帰国が迫ってきました。5日目は台北首都圏から出ません。朝食を終えてチェックアウトのち、文湖線の撮影を行い、それから旧台湾神宮(円山大飯店)に向かいます。未完成のまま終戦を迎えた旧台湾神宮の新社殿跡をたずね、そのまま背後にそびえる剣潭山の鳥居状構造物を調査します。それが終わったらメトロを乗り継ぎ、開業したての安坑ライトレールを撮影すれば、この日の予定は終わったも同然です。その後のことは考えて...
【旅行記】ツイてない男の台湾旅2023 4日目―関子嶺→虎尾→台北間の大移動
いつ廃止されてもおかしくないと噂されながら、しぶとく生き残る虎尾糖廠の五分車(シュガートレイン)。2023-24シーズンも無事操業がはじまり、元気にサトウキビを運搬しています。台湾滞在4日目はそんな五分車を撮影すべく、宿泊先の関子嶺温泉から虎尾に向け移動していきます。目次1 朝風呂を楽しんで始発バスに乗る2 虎尾糖廠の五分車を撮る3 台中メトロにおためし乗車4 猫裏喵親子公園に台湾ご当地キャラ界の星を見る5 ...
【旅行記】ツイてない男の台湾旅2023 3日目―youbikeで行く台南郊外の史跡めぐり
3日目は「五分車」でおなじみ虎尾糖廠と、台南の奥座敷「関子嶺温泉」をめぐるつもりでした。前日の夜、ホテルで旧Twitterを覗いていると、驚愕の情報に出くわしました。なに、虎尾糖廠がまだ操業していないと?例年、虎尾の砂糖工場は12月10日ごろに操業を開始します。今年は少し遅めに始まるかもしれないという、衝撃的な情報でした。ただ、発信元があくまでも一個人のツイートにすぎないため、これが正確かどうかといわれたら疑...
【旅行記】ツイてない男の台湾旅2023 1日目―低倍率の金運くじに敗れる
2023年5月、新型コロナウイルスが指定感染症5類に格下げされました。3年におよぶ「コロナ禍」が終焉したことで、入国時に実施されていた水際対策も終了。パスポートさえあれば気軽に海外渡航できる時代が戻ってきました。あれは夏頃だったはず。「そんじゃ早速台湾に行くか!」と予約サイトを開いてみました。福岡~桃園便の本数はコロナ前と同水準に戻っていますが、値段が高騰しているじゃないですか。これまで2万円台で行けたの...
【旅行記】2020年2月 11回目の台湾(7)―新幹線なら高雄~台北1時間半!
天下の台鐵様も、さすがに台湾新幹線こと高鐵には敵わないようです。今日中に台北入りするため、16時半をめどに屏東を出た私は、電車で新左営に向かいました。ここから新幹線を利用すれば、18時ごろには台北駅に着く計算です。値は張りますが、ここは快適さを優先しようと思います。目次1 夕暮れ時の高鐵左営駅に到着2 新幹線なら高雄~台北1時間半!3 三和夜市でモンゴル焼肉を食べる夕暮れ時の高鐵左営駅に到着17時ごろ、高鐵...
【旅行記】2020年2月 11回目の台湾(6)―何もかもが変わった屏東線
動画用のSDXCカードを求めて、台鐵高雄駅にやってきました。ここから駅東側にあるPC街に出向き、そこでカードを探してみようと思います。目次1 説明しよう、高雄駅の東側には「電脳街」があるのだ!2 地下化された高雄駅3 枋寮行きを諦めて潮州駅を散策する4 屏東の旧阿猴神社をたずねて5 名古屋名物スガキヤで食べてみた6 新幹線での大ワープを思いつく説明しよう、高雄駅の東側には「電脳街」があるのだ!久しぶりの高雄駅...
【旅行記】2020年2月 11回目の台湾(4)―5年ぶりの高雄で食い倒れ
2日目は午後もかっ飛ばします!斗六駅から乗り込んだ自強号でコンビニ弁当の昼食を済ませ、嘉義駅に降り立ちました。ここで列車を乗り換え、区間車で数駅先の南靖駅を目指します。何の意味もなく、田舎の小駅に降りるわけではありません。これから嘉義県水上郷にある、南靖糖廠という砂糖工場に向かいます。目次1 南靖糖廠でフィールドワーク~林鳳営駅へ2 橋頭糖廠の神社跡3 夜の西子湾駅で4 文賓大飯店の格安部屋は秘密基地...
【旅行記】2020年2月 11回目の台湾(3)―虎尾糖廠の五分車(サトウキビ運搬鉄道)を撮る
台湾滞在2日目はいよいよ次なる目的地、高雄を目指します。まずはその前に、毎年冬恒例の五分車を撮るため、斗六から近い虎尾を目指します。五分車は簡単に言うと「サトウキビ運搬鉄道」で、草ボウボウの中を走る軽便鉄道です。かつては台湾各地に存在しましたが、今となっては虎尾にのみ商業用の五分車が走っています。目次1 朝から「魯肉飯食べ放題」で調子に乗る2 毛の付いた背骨3 サトウキビ運搬鉄道を4K動画に録る4 北港...
【旅行記】2020年2月 11回目の台湾(2)―台中ランタンフェスティバルを満喫!
南国台湾だって冬は寒いのです!乗り換えに失敗して、台鐵豊富駅で数十分も過ごす羽目になりました。そこそこ寒い気温でしたが、厚着してきたおかげでひどい目に遭うことはなく、次の苗栗行き区間車が到着しました。とりあえず、この列車で苗栗まで行っておくことに。1駅移動して終点苗栗に到着したら、また30分ほど待って次の嘉義行きに乗り換える予定です。何だったらいったん駅の外に出て、食堂で腹ごしらえしても良いのですか...
【旅行記】2020年2月 11回目の台湾(1)―5年ぶりのエバー航空で浦島太郎になる
11回目の台湾は思い付きのように始まりました。台湾に行くこと自体は1月頃から考えていて、すでに4連休を取っていたのですが、世の中では新型肺炎が流行して止む気配を見せず。おかげで直前まで旅行先に迷い、飛行機の発券をズルズルと先送りしていました。しかし、どうしても行きたい・・・台中ランタンフェスティバル!せっかくフローラ博会場を再利用してやるのだから、旧イベントに愛着を持っていた身としては、ぜひとも行ってお...
はじめての台湾で王道観光!永康街(鼎泰豊)&士林夜市をぶらり散策
今回は、台湾観光地のメッカともいえる永康街・士林夜市の様子を見ていきたいと思います。その日は結構歩いたりすることが多かったですが、まったく空腹になりません。しかし、何か食べておかねばと思い、永康街まで行くことにしました。永康街へ行くには捷運(MRT)の駅からだいぶ歩かないといけないので、結構苦労します。▲日系企業もお馴染み台北捷運の工事が行われており、永康街へのアクセスがより良くなることでしょう。途中で...
2019年3月18日、台湾東部花蓮県を震源とするM6.1の地震が発生しました。この地震は台湾北東部に大きな被害をもたらし、首都台北でもビルが傾くなどの被害が出ています。台北のランドマークとして有名な「台北101」では、ダンパーと呼ばれる巨大な球が、建物を揺れから守って話題になりました。地震発生からちょうど2日前の4月16日、私は台北101にいました。恥ずかしいことに、何度も台北に滞在していながら、101の展望台に上がるの...
疲れたけど休まない!夜の高雄をぶらり散策(高雄駅~美麗島駅~六合夜市)
2015年1月、僕は夜の高雄にいました。嘉義から電車を乗り継ぎ、ここまでやってきたのです。到着の時点で、すでに日没を迎えていました。当初予定していた旧高雄港駅・高雄ライトレールの調査はあえなく断念。あとは23時過ぎに出る夜行列車で高雄を離れるだけです。それまで4時間の「自由時間」ができました。さて、どうしよう。翌日は乗ってきた夜行列車を降りたのち、短い接続時間で桃園空港に向かい、早朝の便で帰国する予定です...
【2018年末】台中フローラ博会場をぶらり散策(2=完)【馬場園区編】
2018年から19年春まで開催されている、台中フローラ世界博覧会にやってきました。今回は后里森林園区を出て、馬場園区に向かうまでの様子をお届けします。森林園区から線路をまたぎ、T字路に出てきました。左折すれば后里駅に、右折すれば馬場園区に至ります。今回は右折して南下し、馬場園区を目指していきます。線路の横を進むと、やがて通路は線路横から真下(高架橋の下)へと変わります。この辺りまでくると、左手に住宅地が...
【2018年末】台中フローラ博会場をぶらり散策(1)【森林園区編】
2018年から翌19年3月までの間、台中市后里区で「台中フローラ世界博覧会」という大規模なイベントが催されています。その名の通り、会場内では世界中の花々が展示されており、花の香りを感じながら会場散策できるというものです。今回、当ブログでこのイベントを扱う理由はズバリ、イベントに際してマスコット(所謂ゆるキャラ(R)とも)が用意されたからです。その名も「ヤマネコ(石虎)ファミリー」といって、タイワンヤマネコを...
台湾には以前から、ご当地キャラクター・企業マスコット(所謂ゆるキャラ(R)とも)がたくさん存在します。しかし、そのクオリティは決して高いとは言えず、デフォルメの悪さゆえに可愛くないマスコットが乱立していました。ところが近年になり、クリエイターの成長や日本からのノウハウ流入が進んだことで、見て可愛いと思えるマスコットが、次々に誕生しています。その中には日本人がデザインしたものも含まれますが、それでもク...
台湾西部、台中市和平区にある温泉地・谷関温泉をめぐっていきます。前編では龍谷大飯店からスタートして、谷関温泉広場と散策路を中心にお届けしました。後編では省道8号線に沿って進み、谷関温泉の北側をめぐります。▲省道台8線「飯團標誌牌」温泉街のメインストリート・省道8号線を進むと、おにぎりマークが見えてきました。台湾の省道は日本でいう一般国道にあたるもので、そのマークは日本とほぼ同じデザインです。省道には「...
島国台湾には、各地に有名な温泉処があります。台北近郊にある北投温泉のように、アクセスしやすい観光地化された温泉がある一方で、内陸部には知る人ぞ知る秘湯が眠っています。今回は台中市に近い温泉地、谷関温泉をめぐっていきます。同温泉は日本統治時代に開発され、明治温泉という地名が与えられていました。まさに台中の奥座敷です。温泉街の南端にある龍谷大飯店を起点に、温泉街を北に進んでいきます。温泉街は大甲渓がつ...
【はにゅはにゅ】世界キャラクターさみっとin羽生2019 1日目(2)
「はにゅはにゅ」こと、世界キャラクターさみっとin羽生には国外からの参加もあります。特に目立つのが台湾キャラで、今年は三体参加しました。なんでも、台湾版ゆるキャラ®グランプリが開催されたらしく、その上位三体が羽生入りしたとのこと。さっそくブースに行ってみました。現地グランプリで一位に輝いたのは、なんと台北ユニバーシアードのマスコットに起源をもつ、「海洋」こと「ブラボー」でした。このマスコットに関して...
【はにゅはにゅ】世界キャラクターさみっとin羽生2019 2日目(1)
せっかく羽生まで「はにゅはにゅ」しに行ったというのに、初日は散々でした。天気予報によると、二日目もあまり天気が良くない模様。望み薄ですね。ということで、6時半をめどに川口のネカフェを出ました。これからJR・東武と乗り継いで、会場のある羽生を目指します。昔は宿泊に抵抗のあったネカフェですが、慣れてしまうと快適ですね。場所によってはシャワー・朝食サービスがありますし、安価で一晩過ごせるのが魅力です。浦和...
高鉄苗栗駅から台鐵豊富駅に乗り換える(苗栗県苗栗市) 付録:EMU500のステップ
今回は台湾高速鉄道(新幹線)の苗栗駅と、その接続駅・台鐵豊富駅を中心にめぐっていきます。所在地はいずれも苗栗県苗栗市。駅名こそ異なりますが、両者は互いに近接しており、列車を乗り継ぐことができます。高鐵の700T形を降りて、苗栗駅ホームに出てきました。同駅は近年開業したばかりで、ほかにも南港(台北市)・彰化(田中鎮)・雲林(虎尾鎮)が同時期に開業しています。各駅停車タイプの列車だけが止まり、発着は基本的...
【台湾ホテルガイド】ヘイベアーカプセルホテル=黒熊好眠站(新北市三重区)
台湾に数多存在する安宿に代わって、新たに勢力を伸ばしているのが「カプセルホテル」です。さっそく寝心地を確かめてみようと、新北市三重区にある「ヘイベアーカプセルホテル」に一泊しました。その名の通り、タイワンツキノワグマがマスコット(ゆるキャラ®とも)をつとめるカプセルホテルです。館内に入ると、オーベア組長もビックリするほど熊だらけでしたが、その様子はまた後程。外観台北メトロ新荘線の台北橋駅を出ると、...