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人生で初めて、電話で女性と話している。 40年間彼女ナシ、恋愛経験ゼロの自分がだ。 その電話相手は、超ハイクラス美女。 周りもうらやむようなイイオンナである。 楽しいか? 幸せか? いいえ。ノーアイムノット。 楽しくありません。幸せではありません。 なぜか? しょうばんのこと...
そしてその時は来た。 人生初の怖ろしい時。 幸せかと思ったら、そんなことはなく 【怖ろしい】と感じている自分がいた。 ……メッセージのやりとりが続く。 コム姉はどうやら、弁当のメニューを 相談したかったらしい。自分の食の好み、 アレルギーなどを確認しようと。 しょうばんのほう...
世の中には【モテ期】というものが あるらしいが、自分には無関係な 遠い世界の話だと思っていた。 だが…… それは自分にも存在するのかもしれない。 モテ期…… コム姉(ねえ)と連絡先を交換したが、 その後特別に連絡を取りあうこともなかった。 散歩道でちょくちょく会えるからだ。 ...
人生で初めてのデートである。 オトナな女性。清楚できれいな女性と。 指折り数えるというのはこういうことだ。 待ち遠しい。 約束の日はまだまだ先だ。 準備は特に無い。 当日、いつものスーパーで酒を買い出して、 そこから歩いて公園へ。 ビニールシートとゴミ袋、あとは虫除けと、 ボ...
目を凝らすと、スーパーマーケットの外、 雨に濡れない軒下に人がいるのが見えた。 手を振ってるようだ。 (誰に?……え? 自分にすか?) 近づくにつれ、はっきりと見えてきた。 それはやはり、コム姉(ねえ)だった。 (……それとオマケのコムギちゃん。 めっちゃ吠えてる。お~いうる...
雨だ…… 頑張ろうと思うと雨が降る。 やる気がそがれる。 ジョギングを習慣化したいのだが なぜだか雨雲がやってくる。 そうして元の生活に戻る。 (でも大丈夫。もう気に病むことはない) ジョギングを頑張る必要はないのだ。 減量、減量、減量……と焦る必要はない。 太ったら太ったでかま...
この世には2通りの人間しかいない ……と自分は言った。 【痩せる方向】に進む人間と 【太る方向】に進む人間。 これ以上なく明快であり、 真理を言い得ているかのようだ。 だが果たして、本当に 【道は2つだけ】なのだろうか? 痩せる方向とはすなわち しょうばんへと続く道だ。 そし...
コム姉(ねえ)は、 太っている男のほうが好きだという。 100kgはぜひ上回っていて欲しいとか。 プロレスラーのような体型がベストだが ぽにょぽにょのブクブクも嫌いじゃないとか。 (うわ!) ちょうど先日考えていたこと だ。 【ぷよぷよのお腹】……ニーズあった! (触ってもいいん...
やっぱり【年齢が近い女性】は悪くない。 5歳差ぐらいだと、何ひとつ悩むことが無い。 もちろん15歳差、17歳差の女の子も 魅力的ではあるが。 恋愛初心者の自分には、 【年の差交際】はハードルが高い。 それにしても、 記念すべき人生初の恋愛は、やっぱり 周りもうらやむような美女がい...
犬によく吠えられる自分だが、その中でも 特に自分を目の敵にしてくれる子犬ちゃん。 今までに幾度吠えられたこと か。 お目々がつぶらでかわいらしい。 【コムギちゃん】だと? 名前もかわいらしいじゃあないか。 2kgも満たないであろうチワワ公め。 こちとらおぬしの50倍の重量ぞ。...
一生懸命に生きなくては。 思旨ムツさんのこと を知ってから、 本当に、心底、そう思うようになった。 人生の時間はもう半分を過ぎてしまった。 これ以上、後悔にあてる時間的余裕は無い。 ……変わりたくて、 ブログ執筆を始め、半年がたった。 どうにかこうにか今日まで続いてきた。 次...
判明! しょうばんと話せた! やはり 先日お会いした女性 は、 【しょうばんのお姉さん】だったようだ! しょうばんと話せる機会があったのだ 自然な流れで家族構成の話題に。 自分は母と姉。(父は他界) 二人兄弟の【末っ子】であると。 一方のしょうばんも、両親と姉。 二人兄弟の【末っ...
(……で、タマちゃんの体は大丈夫なのか?) 病気なのか? ケガ? いやケガをしているようには見えないぞ。 薬? 痛み止め? 入眠導入剤? 花粉症? キューピットちゃんが渡したとなると ホレ薬とか、若返り薬とか、 そのスジの怪しいものも考えられるぞ! (……いや、よーわからん...
衝撃的事実で言うと、もうひとつ。 今度はタマちゃんについてだ。 ゴールデンウィーク期間は多忙を極め、 社員、アルバイト総出で必死に働いた。 しかしサービス業の常として、ひとたび 来客の波が途切れるとすっかりパッタリ。 ゆったりまったり平穏がおとずれた。 連休明け、ある退屈な日。 ...
キューピットちゃんが命を救われた。 びわ太と、 その元カノさん、 思旨(おもうま)ムツ さんに。 考えもしないような話だった。 「詳しくはまたいつか♡」 キューピットちゃんは楽しそうに見えた。 それは つらい話、悲しい話ではないのだろうか? ムツさんは、今は他界しているという...
12年前。 2011年。 その年に、キューピットちゃんとびわ太、 そして 思旨(おもうま)ムツ さんは出会った のだと言う。 12年前というと キューピットちゃんは17歳…… びわ太は27歳?……28歳かな? 何があったのだろう? キューピットちゃんの言葉は想像以上だった。 予想...
驚くべき事実を知った。 自分としては、 ここしばらくで最もびっくりした内容である。 例によって喫煙所。 その後今のところ腹筋は続いているが、 タバコのほうもちゃんと続いている。 (やめられないだけだが) キューピットちゃんとしゃべっていた。 先日びわ太から 【ライク・ディスライク...
お説教くさくて申し訳ないのだが。 かつて自分がそうだったからか、 【様子見】する人物がとても気になる。 覚悟を決めて、勇気をもって動きだすのでは なく、まずは様子見。状況しだいによっては 動いたり動かなかったり。 (たいていの場合は動かないわけだが) 様子見は男らしくない態度...
卑怯だなあ、嫌だなあ、と思ったのは、 平穏がおとずれ、事なきを得たと感じられる タイミングになって初めて、あの店長らしき 人物が登場してきたことだ。 ヘコヘコと前かがみの姿勢で歩いてきた男は 店長なのだろうか、コーヒー抽出マシンに 近づいてきた。 ヘラヘラと前歯を見せて、 何...
シスターへの暴言は加熱する。 怒声を上げているのは、本来的には気の弱そう な男性。自分と同年代、40歳ぐらいだろうか。 立場の弱いコンビニ店員に対して、ここぞと ばかりに感情を爆発させているように見えた。 しょうばんシスターは、腰から体を折り曲げ、 深々と頭を下げた。 そのときシ...
もうひとりのしょうばんは、顔立ちだけでなく 背格好、歩き方や猫背な感じも、しょうばんに そっくりであった。 いかにもやる気がなさそうに見える。 さっきのレジ対応のとき、注意して聞いていな かったが、小さな声でボソボソとしゃべって いたような気がする。 そこも似てるなあ。 (多...
その人物はコンビニにいた。 しょうばんの住む街をひとしきり散策し 満足した自分は、帰路につく前にタバコを 吸いたいと思った。 喫煙所を探すのも面倒。コンビニが1番だ。 お腹はすいていなかったので、ホットコーヒー のみで大丈夫だ。ご褒美コーヒーを楽しもうと ご機嫌な気分でレジに向か...
「しょうばんの住む街だ」 高速道路をくぐると、 右側に背の高いマンションが3棟。 左側には工場のような壁が。 流通センターのようなものかもしれない。 壁が延々と続いていた。 左折はできそうにない。 しばらく進むと右手に畑が見えてきた。 「思ったよりもずっとのどかなところに 住...
いまいちやる気が出ない理由。 その最も大きいところとして、 最近はしょうばんと話せていないのだ。 まず休憩時間が重ならないし、業務上も ほとんど接点が無い。 たまに話せても会話がはずまない。 会いたいと思うのだが、しょうばんには しょうばんのリズムがあるだろうし。 ………… ...
まだお尻が痛い。 筋肉痛のような痛みである。 お尻の、右のほっぺをぶつけたのだが、 その衝撃のためか、左脚のつけ根も痛いのだ。 テンションが下がったまま上がってこない。 先日びわ太がチーズを渡そうとしていた インストラクターさんは、自分も一応知ってる お方なのだが、その人は身...
階段から落ちた。 落ちたと言っても5段ぐらいで、 尻もちをついただけ、ヒジをぶつけただけ なのだが、かなり痛かった。 今も痛い。 朝早く、自宅近くの階段を降りるときに、 ぼんやりとしていたからだ。 「あっ」と思い、落下することに気づいたの だが、止めることができなかった。 歩...
意志の強さの話で言うと、 びわ太はタバコをやめたらしい。 自分が気づいていなかっただけで、もう ずいぶん前から。半年ぐらい前にやめたと。 そう言われると確かに吸ってなかったな。 いつも喫煙所で会うので、喫煙者なのだと 勝手に思いこんでいたが。 自分、ホント観察力無いなあ。 喫...
あああ三日坊主だなあ。 ジョギングも筋トレも、 何もかんも続いてないなあ。 仕事がちょっと忙しくなったり、 雨が降ったり、早い時間から酒を飲んだり イレギュラーな動きがあったりすると、 すぐに習慣が途切れる。 思えばびわ太は、よく走ってるよなあ。 意志が強いよ。 こないだ見た...
女の子2人の会話に聞き耳を立てる。 本来的には恥ずかしい行為だとわかりつつも。 自力では話しかけられないにもかかわらず、 知りたい。そこらへんはちゃんと知りたい。 タマちゃん、しょうばんは、 どちらもおしゃべりなほうではない。 普段、タマちゃんはたいてい聞き役。 しょうばんは、ほ...
もっと個人情報を! もっともっと! 【 ライク・ディスライクノート 】に もっとしょうばんの情報を書きこみたい。 グヘヘ……って、変態的な意味ではなく…… しょうばんが嬉しいと感じることをしたい。 そのためには、しょうばんのことをもっと 知らないと。 そのためには、もっとしゃ...
誰かを大切にするって、 つまりこういうことなんだな……と感じた。 本当に素晴らしいノートだった。 見せてもらったノートを返すと、それを受け 取りつつびわ太は朗らかに笑っていた。 びわ太は本当にいつもニコニコしている。 自分が知る限り、何事にも【寛容】であり 【こだわり】などは...
すごすぎる! (ここまでやるんだ……) 一部を紹介する。 ・餃子…… 薄めの皮でパリパリなのが好き。 大きめでもちもちの食感よりも、小さめで 野菜のシャキシャキ感が強いものを好む。 ・からあげ…… 餃子と同じで、小ぶりのほうが◎。 周りの衣が好きだから、小さめにしてカリカリ ...
今はもういない女性。 びわ太のかつての彼女さんは 【優しさ】と【気づかい】の人だったそうだ。 たくさんの思い出があり、 考えられないほどたくさんのエピソードが 思い浮かぶと言っていた。 してくれたこと 嬉しかったこと 驚いたこと 感心したこと ためになったこと 今現在役立って...
感じていた【違和感の正体】は 互いに【右側】を奪い合うという、 なんとも不思議な駆け引きだった。 無意識のうちに右側を好む自分に対して、 びわ太は【意識して】右側を歩こうとして いたらしい。 だからびわ太と並んで歩くときは、いつも 違和感を感じていたのだと、やっとわかった。 無意...
【違和感】を感じているにもかかわらず、 その正体がわからずにいた。 何かがおかしい、何だかしっくりこない。 でもそれが何なのか、長らくわからなかった。 その答えが今日やっとわかった。 自分自身、ほとんど【無意識】だったのだが 誰かと【並んで歩く】とき、 自分はいつも【右側】を歩き...
そしてびわ太に話した。ほとんど全てを。 恋愛経験が無いこと。 変わりたくてキューピットちゃんに 相談していること。 その流れで【びわ太を観察】するように なったこと。 しょうばんのことは敢えて触れなかったが びわ太は充分に察しているようだった。 あとタマちゃんについてだけは伏せて...
タマちゃんびわ太のデートを尾行してから 数日が経過していた。 年度も新しくなり、ワサワサとしていたものの たんたんと過ごしていた。 その後自分は、以前よりも強く意識をして、 ものごとを【観察】するようになった。 楽しそうに見える【カップル】が気になる。 かつてと違って【妬み】や【...
「ね、わかったでしょう?……びわちゃまに 【ある】ものと【無い】ものが♡」 キューピットちゃんが喫煙所から戻り、それと 入れかわりに自分もタバコを吸いに行った。 喫煙所で1人ぼんやりと考える。 キューピットちゃんの言葉を思い出していた。 (【ある】ものと【無い】もの……) ………...
「びわちゃまと一緒にいると楽しいわよね♡」 タバコを取り出し、吸いに行く準備をしながら キューピットちゃんは言った。 「わかるでしょ?♡」 そしておもむろに立ち上がると、 サササッと【喫煙所】へと向かって行った。 個室の喫煙所が店内に設置されていたのだ。 2人同事に移動すると...
「ね♡」 お説教部屋のせまい空間で、それまでじっと 黙っていたキューピットちゃんだったが、 初めて口を開いた。 「ドロちゃまとは全っ然違うでしょう?♡」 ………… 自分は何も答えなかった。 キューピットちゃんの言葉に異議があった わけではない。そうではなく、 まだ会話をする段では...
(※いつもより長いです) ついに200話である。 何気なく始めたブログであったが、 あと少しで約半年。 飽きっぽい自分にしてはよく続いたものだ。 ひとえに読んでくれる皆さまのおかげである。 本当にありがとうございます。 誰かがくれるコメントに、とてもとても 励まされている。 腹が...
【ボンビラス星】というのは本来的には地獄の ようなところで、好んで行く場所ではない。 タマちゃんびわ太が、どのような経緯で ボンビラス星と称するその部屋にいるのかは 不明だったが、とにかく観察を続ける。 ここでドロちゃま、心底驚愕することになるの だが、それは…… 【タマちゃ...
199.地獄のようなお化け屋敷のような竪穴式住居のような部屋
タマちゃんびわ太が座っている席についてだが 遊び心満点で風変わりなその店の中でも 【最も異色】な席であるように思う。 ……その個室の名前は ・ボンビラス星(せい) (ん?) その名を聞いてすぐにピンとこない人のほうが 多いかもしれないが【ボンビラス星】とは ゲーム【桃太郎電鉄シリ...
それまでと同じように見続けていても、なかな か見えてこない。もともと見えていなかったの だから、視点を変えないといけない。 キューピットちゃんが教えてくれたポイント 【目のつけどころ】【意識して見る点】とは 以下のような内容だった。 ①【他の人】と比べて違うところ ②【ふだん...
「なんだか子ども扱いみたいで、バカにされて いるとは感じなかったの?」 率直に疑問をぶつけてみた。 キューピットちゃんも初めは違和感があった らしい。でもそれは不快な違和感ではなく、 未経験からくる【戸惑い】のようなもので あったと。 キャラクターや雰囲気、距離感、関係性。 もろ...
恋愛への道を進み始めた……ような気はしてる のだが、なかなか。 今のところまだまだやれることは限られてるし 何もできない日もあるし…… ……目に見える成果となるともう。 はあ……そして、 年が明けたら明けたでやっぱり忙しい。 次年度以降の業務委託を獲得するための プレゼン準備だ、...
「次の段階としては自分のすること、したこと のゆく末を考えないとだわね……」 …………? ん? 何を言ってるんだ? しばらく思案したのち、キューピットちゃんは 源泉徴収票を太ももの下に置いた。 ちょうどそのときだ。 風がビュオーっと吹いて、木の葉がサササっと 吹き飛んでいった。 ...
「いちばん大切なのは想像力よ」 キューピットちゃんはタバコを吸い終わると 立ち上がった。 「謙虚さをもって想像すれば、宇宙の果てに だって行けるんだから♡」 キューピットちゃんの見抜いた通りで、自分は やりっぱなしなところがある。 手を離れたあと、どうなるか? 発言や行動、仕事…...
自分自身で経験することが大切…… インスタントでコンビニエントな世の中…… キューピットちゃんが言わなかったこと、 言いたかったことを想像してみた。 「本当はなんでも教えてあげたいけれど、私も ジッと待っているのよ……歯がゆい気持ちで…… ドロちゃまから芽が出てふくらんで伸びてく...
なかなか入れない店は、いざ入ってみると 【めちゃくちゃオシャレな店】でもあった。 全体として【南国リゾート】のような雰囲気で 竹製のパーテーションやヤシの葉っぱで 空間が仕切られていた。 全席【ボックス席】になっていて、非常に 居心地が良い。 (びわ太め、ナイスな店を知ってや...