とうもろこしを食べ終わるとみんなで外に散歩に出かけた。ゆうくんをベビーカーに乗せ、それを綿子さんが押す。外をこうやって歩くのは初めてのことだ。綿子さん、とっても嬉しそうだ。そしていつものコンビニへ。4人で入るのはちょっと躊躇われる(なにせ狭いから)ので、
アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしています。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。
上手く事が運び達成感を感じながら4階へ向かった。みんなは綿子さんの部屋にいた。おやつは食べ終わったようで談笑していた。ここでもチーズタルトはポロポロ崩れて大変だったそうだ。やはり二度と持って行くまい。あとで聞いた話によると今日もまた「これ置いといて明日食べ
訪問するたび茂造さんに牛乳を飲ませるミッションは無事回避できた。となるともう一つ聞きたいことが。牛乳じゃないとダメなのか?という事だ。毎日牛乳だと飽きるんじゃないだろうか。かつおさんが言うには常温保存できるタイプの牛乳はあまり美味しくないそうだ。それに今
かつおさんと翔ちゃんには先に綿子さんのところへ向かってもらい、わたしは詰め所へ声をかけた。好「いつもお世話になります。さっき茂造さんに牛乳200㏄を飲ませましたので。」大井「ありがとうございます。ムリ言ってすみませんねぇ。助かります」大井さんは忙しそうで奥へ
そして今日、面会に出かける前に施設に電話をかけたのだ。幸い大井さんがいたので大井さんと話をした。わたしはかつおさんが電話をしているのを横で聞いていた。か「牛乳の件なんですけど、そちらに冷蔵庫が無いから僕たちがそちらに行く時に牛乳を持参して飲ませるってこと
午後9時過ぎかつおさんが帰って来た。さっそくLINEの件を詳しく聞いた。好「牛乳を届けないかんのやろ。冷蔵でも常温でもええって事やったけど、詰め所に冷蔵庫があるんかな?やったら200㏄でなくて1リットルを持って行った方が安くあがるやけどな」か「いや、たぶん冷蔵庫は
茂造さんとの面会を終え4階の綿子さんのところへ向かうことにした。部屋を出て2階の詰め所の前を通っているとちょうど看護師の大井さんと黒田さんがいた。ラッキー!!ちょうど話がしたかったのだ。かつおさんと翔ちゃんには先に綿子さんのところへ向かってもらい私は看護師
茂&綿が入所しているいぶきの森は4階建てで、入所者の居室は2階から4階のフロアにあるのだが、やはり2階に入所している人が一番厄介な手がかかる人が多いようだ。同じ痴呆の方でも4階の方がまだましな人が多いと思う。3階は行くことがないのでよく分からないが。そして2階の
なんとかチーズタルトを食べ終え落ち着いたらまた点呼が始まった。茂「おまえは秀夫かの?」か「かつおや」茂「ほうか。そっちは誰かの?」翔「翔平や」茂「翔平?」か「じいさんの孫やが」茂「おお!翔平か!よう来てくれたのぉ。おまえナンボになったんや?」翔「32や」茂
『カキを食べる会』は2時過ぎにお開きとなり、上機嫌の父を実家に送り届けた。思ったより会が早く終わったので時間が出来た。なので翔ちゃんも一緒にいぶきの森へ茂&綿の面会に行くことにした。この週末も面会にゆうくんを連れて行けない。代わりと言っちゃあなんだが翔ちゃ
皮膚科の受診が終わると父を我が家へ連れて行った。今日のお昼ははうちでカキ料理を振る舞うことにしていた。腕を振るうのはかつおさんだ。実はわたしはカキが苦手だ。食べないのでカキ料理は作れない。ちなみに母もカキが苦手だ。かつおさんと父は食の好みがよく似ている。
3月1日 土曜日午前中、父を皮膚科へ連れて行った。1ヶ月ほど前に爪水虫で受診し、爪に塗る薬をもらったのだが無くなったからだ。父はせっせと毎日ちゃんと塗っていたようだ。診察室に入り父が靴下を脱いだその足先を見て驚いた。爪の周りの皮膚がボロボロになって剥けていた
そして2階の茂造さんのもとへ。茂造さんはゆうくんがいなくても何も言わない。特に気にならないようだ。いたらいたで喜ぶんだろうけど。この方がこちらは気が楽だ。茂造さんはベッドで横になっていた。かつおさんが声をかけると「メシか?」と言って起き上がった。か「ちゃう
2月22日 土曜日今日はかつおさんと二人で茂&綿の面会に行った。ゆうくんを連れずに行くのは久しぶりだ。綿子さんは「お~来てくれたんか~」とは言ってくれたが、やはりちよっとつまらなそうだ。こちらもゆうくんがいたら話のネタを探さなくても場がもつので助かっていたんだ
2月17日 月曜日今日もかつおさんが茂造さんの洗濯物の回収に行った。今日はちょうど食事の真っ最中だったそうだ。かつおさんは食事をしている茂造さんの肩をポンと叩いて「じいさん!」と話しかけたがスルーされたそうだ。スルーと言うより気付いてない様だったそうだ。とに
2月16日 日曜日今日もかつおさんとゆうくんを連れて茂&綿の面会へ。日曜日なのでまずは4階へ。綿子さんのところからだ。面倒くさい方を先に終わらせよう。今日のおやつはいちごだ。綿子さんは果物が大好きだ。「うわ~いちごか~」と喜んだ。「ここではこんなものは一つも
2月13日 木曜日今日もかつおさんが洗濯物の回収に行った。仕事が長引いていぶきの森に着いたのは7時前だったそうだ。茂造さんはベッドで横になっていたがかつおさんが部屋に入ると茂「今からメシか!」と嬉しそうに起き上がったそうだ。か「違う!違う!」茂「ほうか」あっさ
そうそう、かつおさんに真剣に「家の者に電話してくれ」と言っていたおばあさんのこと。茂造さんの部屋から出たら、あのおばあさんが今度は若いスタッフさんを捉まえて、家に帰る相談をしていた。「家に帰りたいんや。家の者に電話してくれんやろか」切々と訴えている。スタ
部屋で茂造さんにおやつを渡した。もちろんもみじ饅頭だ。茂「お~!これはええ!!これは美味い!羊羹か~!」いやいや!まだ食べてないし!羊羹ちゃうし!しかし食べ終わった後も「羊羹美味かった~」と言っていた…。茂造さんは今日もかつおさんに向かって「秀夫」を連発
その後、お風呂のこともあるので綿子さんの面会は早々に引き上げた。そして2階へ。ガラス扉の外側から中を覗くと茂造さんはデイルームの定位置にいた。近くにいたスタッフさんが「今日は割と落ち着いてますよ」と教えてくれた。良かった~。安心して中に入った。茂造さんのそ
ひき続き2月8日のこと午後からはかつおさんとゆうくんを連れて茂&綿の面会へ行った。いぶきの森に着いたのは3時前だった。土曜の午後は綿子さんの入浴日で1階のホールに降りてきている。入浴が終わってたらいいんだけどなと思っていたのだが、あいにくまだだった。入浴は4時
2月8日 土曜日毎週土曜日の午前中は実家の両親を買い物に連れて行くことにしている。今日も朝、9時過ぎに実家へ行った。すると母が「今日は眼科に連れて行って欲しいんや」と言った。よく聞くと目薬が切れてしまったそうだ。今、白内障の手術後でまだまだ点眼が必要な時期ら
2月6日 木曜日今日はかつおさんが出張中なのでわたしが洗濯物の回収に行った。まずは4階、綿子さんのところから。4階はちょうど晩御飯の最中だった。ラッキー!はや足で部屋へ行き着替えをタンスに仕舞っていると綿子さんが追いかけていた。ガックリだ。ほんとコロナの時期が
2月3日 月曜日今日もかつおさんが仕事帰りに洗濯物の回収にいぶきの森へ行った。今日は茂造さんのだけなので気が楽だ。茂造さんはデイルームの指定席に座っていたそうだ。かつおさんは一応茂造さんに声をかけるようにしているそうだ。ちなみにわたしは一人で訪問した時は基本
そして今日のおやつは豆大福だ。茂造さんはとても喜んで食べた。やはり餅が大好きなようだ。喉に詰まらせるといけないのでお茶も用意してきた。茂造さんはごくごく飲んだ。すると黒田さんが「あら、今日はしっかり飲めよるね。良かった、良かった」と言う。黒田「昨日は全く
次に茂造さんのもとへ。茂造さんはベッドで横になっていた。好「じいちゃん、来たで」と声をかけると茂「お~~!ゆうきか!」やっぱりひ孫の名前はスッと出てくる。茂「そっちはかつおか?」か「お!正解!」今日は調子いいじゃないか。かつおさんも嬉しそうだ。茂「秀夫は
気を取り直して面会へ。まずは綿子さんから。今日のおやつはインスタントのお汁粉だ。先日、餅が食べたいと言っていたのもあってこれを選んだ。目の前でお湯を注いで作るので熱々。それだけでも美味しいと感じるだろう。綿子さんはとても喜んでくれた。ちっちゃなお餅が入っ
2月2日 日曜日午後からかつおさんとゆうくんを連れて茂&綿の面会に行った。ゆうくんと荷物を抱えいぶきの森の玄関に入るとちょうど看護師の大井さんに会った。グッドタイミングだ。聞きたいことがあったのだ。昨日、実家の父を皮膚科に連れて行って爪水虫の薬を処方してもら
父と皮膚科へ行った後、お昼ご飯を食べに回転寿司屋さんへ行った。父は握り寿司が大好きだ。けれど母は生の魚は得意じゃない。なので二人で外食するなら断然寿司屋だ。父は握りずしが好きだと言っても食べる物は限られている。いつも生エビとエンガワだ。ほぼこの2種類しか食
2月1日 土曜日今日はいつもの『実家の両親と買い物』を中止して父を皮膚科に連れて行った。先日、実家でたまたま父が靴下を履き替えるのを見た。その時に気づいたのだが、父は足の爪水虫になっていた。足の爪がクリーム色に変色し分厚くなっていた。以前、茂造さんの爪水虫を
その後エレベーターに向かっているとデイルームで草野マネージャーに会った。草野マネージャーがこの時間にいるのは珍しい。しかも介護スタッフと同様に入居者さんのお世話をしている。急に介護スタッフが休んだかなんかでピンチヒッターなのかな?非常に珍しいことだ。けど
1月31日 金曜日かつおさんが出張中なので久しぶりにいぶきの森へ洗濯物の回収に行った。本来なら木曜日の昨日が回収日なのだが、用事があったので今日になった。今日もちょっと買い物に寄ったのでいぶきの森に着いたのは6時少し前だった。この時間だし金曜日だからまさか今日
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とうもろこしを食べ終わるとみんなで外に散歩に出かけた。ゆうくんをベビーカーに乗せ、それを綿子さんが押す。外をこうやって歩くのは初めてのことだ。綿子さん、とっても嬉しそうだ。そしていつものコンビニへ。4人で入るのはちょっと躊躇われる(なにせ狭いから)ので、
花を飾り終えるとおやつのとうもろこしを出した。綿子さんはこれまた目を輝かせた。綿「うわ~嬉し~!」とうもろこし大好きだものね。綿「甘いわ~」このトウモロコシは家の近所のミニ産直で、今朝買った物だ。近所の人が作ったもので、朝採れの物なので新鮮でとびっきり美
そして4階へ向かった。綿子さんは廊下でウォーキング中だった。わたし達に気づくととても嬉しそう。綿「今、この子のこと考えよったんや~。もうだいぶ大きくなっとるやろなぁって思いよったとこなんや~。来てくれたんやなぁ。ありがとうなぁ」ゆうくんの来訪を殊の外喜ん
その後もゆうくんを見て茂造さんは「わしにそっくりや~。わしの顔にそっくりやが~」と何度も言い続ける。ハルちゃんが「それ悪口やん」とぼやいた。すると廊下にいたスタッフさんが思わず吹き出した。「ごめんなさいね。聞こえちゃって(笑)」この会話は茂造さんには聞こえ
茂造さんがとうもろこしを食べているとゆうくんがジッと見つめる。今日はゆうくん用にビスケットを持参していた。あんまり見つめられると食べづらいものね。ゆうくんにビスケットを渡すと嬉しそうに食べ始めた。すると食べかけのビスケットを茂造さんに向かって差し出した。
今日のおやつは蒸したとうもろこしだ。見せた途端、目が輝いて起き上がった。やはりこういったものは好きなのねぇ。ラップを外してあげているともう「美味いのぉ~」と言っている。まだ食べてないやん(笑)でも、これがいつもの茂造さんだ。なんだか今日は大丈夫そうだ。少
6月7日 土曜日かつおさんは出張中。一人で茂&綿の面会に行くのはさすがにキツイ。なのでハルちゃんに同行を頼んだのだった。もちろんゆうくんも一緒に。ところで今日は土曜日、綿子さんの入浴日だ。が、施設の都合で昨日に変更になっていた。という事で今日は茂造さんから面
帰りのエレベーターでスタッフさんと一緒になった。スタッフさんは夕食の残飯やコップなどを厨房に運んでいた。好「最近食事の時間早くなりました?」ス「そうなんです。以前は5時半からだったんですけど5時からに変わったんですよ」やっぱりそうなのね。以前は仕事の帰りに
6月5日 木曜日今日からかつおさんはまたも出張へ。しかも今回は週末不在となる。戻るのは来週の土曜日の予定だそうだ。不安しかないが仕方ない。とりあえず今日は二人の洗濯物の回収へ。まずは綿子さんのところから。サーーッと部屋に向かったが気付かれたようで追いかけてき
6月2日 月曜日今日もかつおさんがいぶきの森へ洗濯物を回収に行ったのだが、超ウキウキで戻ってきた。今日もノーマルな洗濯物だったからだ。やはり幅広テープに替えてから調子がいいようだ。本当に良かった。かつおさんも「良かった~」を連発している(笑)けれど今日は茂造さ
帰り際、いつものようにエレベーターの前までついてきた。そしてその奥の窓際に並べられている鉢植えのところに誘導される。綿「これの世話は私がしよるんや。他の人は全然やらんのや。私ばっかり水をやったり世話しよんや」はいはい。先週も同じこと言うてたで。綿子さん好
ところで先日気付いたのだが、緒方さんの名前がない。緒方さんと言えば綿子さんと仲が良くてこっそり飴やおやつをくれていた人だ。以前、飴玉の入ったポーチを落してしまい、スタッフに見つかって怒られてたっけ。あの緒方さんの名前が無くなっていた。部屋の入り口のネーム
5月31日 土曜日今日はちょっと遅くなり、午後4時前にかつおさんと二人で茂&綿の面会へ行った。すでに入浴は終わってしまったようで1階ホールには掃除中のスタッフさんしかいなかった。もう4階に戻ったのね。エレベーターで4階に上がるとデイルームに綿子さんの姿はなかった
5月29日 木曜日今日もかつおさんがいぶきの森へ。洗濯物の回収と昨日届いた茂造さんのパウチを届けるためだ。ちょうど大井さんがいたのでパウチについて話が出来たそうだ。月曜日の便汚染は下剤を飲んだためだったそうだ。やっぱり。そして今日は便汚染なし!か「下剤飲んだ
5月28日 水曜日今日、宅配便で茂造さんのパウチが届いた。箱を開けるとパウチが1箱(10枚入り)と押さえのテープ(幅広のもの)が1箱(10枚入り)が入っていた。あれ?1箱ずつ?いつもは2箱ずつ届いていたのに、おかしいなぁと思っていたら、かつおさんがわざと1箱ずつ注文し
5月26日 月曜日今日は久しぶりにかつおさんが洗濯物の回収に行った。茂造さんのだけだし、便汚染も治まったし楽勝だろう。そう思っていたのだが…。今日はまたも便汚染だったそうだ。マジ⁉しかもまたも靴まで汚していたそうだ。これは大井さんが言っていたように「便が固く
茂造さんから逃げて1階の綿子さんのところに行った時のこと。先日茂造さんのパウチや補助テープについて説明してくれたスタッフさんと大井さんに会った。大「好子さん、ごめんなさいね。もっと早く気付いたら良かったのに。なかなか気付けなくって~」茂造さんのパウチのこと
そして次のイベントへ。今日はお花を持って来たのだ。好「綿子さん、今日はお花を持って来たんや。施設の人に部屋に飾ってもええって許可も貰ったんや。綿子さんなら大丈夫でしょうって許可が出たんや。はい、これ」今日持って来たのはピンクのミニバラと白いオルラヤだ。ど
そうこうしているとかつおさんがやって来た。わたし達が脱出した後、大変だったそうだ。その前も結構大変だったけどね。茂造さんが「あいつらどこ行ったんや!!逃げたんか!!」と怒り出したそうだ。好「どこって、先生のとこに行くって言うたやん」聞いちゃあいなかったの
茂造さんの部屋から逃げるように脱出し3人で1階に降りた。綿子さんはお風呂から上がって髪も乾かし終えていた。ちょうどよかった。綿「お~来てくれたんか~。また大きんなったなぁ」ゆうくんを見て満面の笑みだ。綿「かつおは出張な?」好「いや、今茂造さんのところで捕ま
6月16日 日曜日午後からかつおさんといぶきの森へ行った。今までは土曜日の夕方に綿子さんの洗濯物を回収しに行っていたが、その時間ではゆっくり面会はできない。それこそ食事の時間になってしまう。なので日曜日の2時頃に行くことにしたのだ。今日もまずは4階の綿子さんの
昨日の続きスタッフさんのおかげで助かった。丁寧にお礼を言ってエレベーターで2階へ向かった。2階ではガラスの扉の前に立つと中のスタッフさんが寄ってきてくれた。茂造さんの洗濯物を取りに来ましたと伝えると、こちらですと部屋へ案内してくれる。好「いえ洗濯物は部屋じ
6月13日 木曜日今日は茂造さんの洗濯物が出る日。昨日は綿子さんの洗濯物が出る日だったが忙しかったのでパスした。というかこれからは洗濯物の回収には時間が取られそうなので水曜日はパスして木曜日に茂造さんの物と綿子さんの物を一度に回収することにした。綿子さんの洗
6月12日 水曜日一昨日、足を負傷したハルちゃんだが翌朝は腫れはほぼ無かった。しっかり冷やしたおかげかな?しかし痛みはまだかなりあったようだが受診は控えた。そして今日はもともと泌尿器科を受診することになっていた。出産時に患った水腎症の経過観察のためだ。わたし
ひき続き10日のこと夜、晩御飯を食べ終わりリビングでくつろいでいた時のこと。わたしはソファーに、ハルちゃんは床の座布団の上に座っていた。数くんはゆうくんを抱いてあやしていた。ウロウロ歩いてあやしているとカーペットに足を取られよろけてしまった。ゆうくんを落と
昨日の続き好「また今度ゆっくり面会に来るときに何か持ってきます。今日は会わずに帰ります。今までは洗濯物を取りに来てもサッと来てサッと取って帰るだけでよかったのでそんなに苦じゃなかったんですけどね」畑「そうおっしゃる方が結構いらっしゃいます。お仕事をされて
昨日の続きさぁ茂造さんの洗濯物も回収できたし、システムも分かったから帰ろうと思ったが、ついでに綿子さんの部屋番号も聞いておけば水曜日に来た時にスムーズにいくだろうと考えた。好「綿子さんの部屋は何号室ですか?」畑「それは今から4階に行って説明しますね」好「え
6月10日 月曜日今日からいぶきの森の面会システムが変わる。洗濯物を部屋まで取りに行かなくてはならない。そしてかつおさんは今週も出張で不在だ。なのでわたしが行くしかない。今日は茂造さんの洗濯物の回収だからまだいいやとそこまで憂鬱ではない。いぶきの森に着き、と
昨日の続きかつおさんは気を取り直し、持って来たゆうくんの写真を綿子さんに渡したそうだ。綿子さんは「うわ~!嬉しぃ~!」と喜んだそうだ。かつおさんは「ほなの!」と綿子さんの機嫌のいいうちにさっさと帰って来たそうだ。そんなことより今日はとても重大なニュースを
6月8日 土曜日今日の午前中、かつおさんはいぶきの森へ出かけて行った。茂造さんの介護保険の新しい保険証が届いたので事務員さんに見せるためだ。土曜日の午前中なら事務員さんがいるので見せに行くのはそこしかない。それと茂造さんにアルバムを届ける&綿子さんにも先日の
6月6日 木曜日今週はやっと平常運転に戻り、なんとか上手く回っている。かつおさんはまたも出張で週末に戻る予定だ。だけどハルちゃんも大分体力が戻って来たようで朝晩の炊事担当を引き受けてくれたし、数くんもすっかり元気になってゴミ出しや庭の水やりなどを進んでやって
6月2日 日曜日今日、ハルちゃんはに学生時代の友人たちと久々に会うため出かけて行った。産後、遊びに行くのは初めてだ。たまには子育てを忘れて楽しんできて欲しい。という事で子守りは私と数くんで引き受けた。かつおさんは営農の仕事だ。実はこのところ毎週金曜日はわたし
5月30日 木曜日今日の昼間、市の助産師さんがハルちゃんとゆうくんを見にきてくれた。ハルちゃんは母乳の出が悪くなったことや寝不足のこと、あとゆうくんのことで気になることなどいっぱい相談したそうだ。そして全て明快な回答をもらって解決したそうだ。ハルちゃんはずい
5月29日 水曜日今日はかつおさんの体調がおかしい。のどが痛いそうだ。マジ?もう勘弁してよー!かつおさんは自ら「なんかヤバい気がするから今日はあっちで寝るわ」と茂造さんちへ行った。こういう時、寝られる場所がいっぱいあって良かったと思う。しかし数くんはまだ高熱
5月28日 火曜日今度はハルちゃんがダウン寸前だ。昨日熱を出したゆうくんの心配で大分まいったのか、お乳の出が悪くなったそうだ。あまり張らなくなったそうだ。いやいや、だんだん張らなくなるはず。考えすぎでは?ハルちゃんはずい分神経質になっているようで、夜もゆうく
5月27日 月曜日仕事中、ハルちゃんからLINEが届いた。『今日は真っ直ぐ帰ってくる?』???どうした?『実はゆうくんの顔が赤いから熱を測ったら37度9分あったんや。で、しばらく様子を見とったら37度6分までは下がったんやけど、それから下がらんのや』新生児の場合37度5分
5月26日 日曜日数くんが体調不良でダウンした。40度ちかい熱がでてしまった。まずは隔離、そして病院へ。新型コロナ&インフルエンザは陰性だった。とりあえずほっ。診察の結果、咽頭炎と診断されたのだった。数くんは今まで病気という病気をしたことがないそうだ。高熱を出
その後、茂造さんをいぶきの森まで送り届けやっと終わったのだった。とても楽しかったがとても疲れた。一番のダメージの元は綿子さんのまさかの行動だ。あんなに家と食べ物に執着するとは思いもよらなかった。つきっきりで見ていないと何をするか分からない。やっちゃいけな
その後かつおさんが綿子さんをいぶきの森へ送って行った。車内ではさっきのことは無かったかのような様子だったそうだ。飴を叩きつけた時の様な険しい顔ではなく、穏やかになっていたそうだ。そしていぶきの森に戻ることも特に嫌がる様子もなく、むしろ嬉しそうに戻って行っ
また座敷へ戻り片付けをしながらハ「いや~やっぱりやったな!やると思っとったわ」好「なんかな、嫌な予感がしたんや」ハ「それにしてもお母さん凄いな!ガサガサで気が付くとは。それに引き換えお父さんは!なんで袋ごと渡したんや!間違いの元やん!」かつおさんは小さく