今は元気で安定していても明日のことは誰にもわからない、最後までわからないと思って生きるしかない、齢を重ねると不安材料を探したらキリがない、知能も体力も落ちるのは仕方がないことだ。どうしてもあちこちの具合が悪くなってくる、ひとつ治らないうちにまた別のところが悪くなるとといった感じで心身の衰えはいやでも進行してくる、そして老いへの不安の先にあるものは死への恐怖、死は常に思いがけない形で襲いかかってくる、いつどんな形でやってくるかわかったものではない。だから今は短いスパーンで今日は体調がいい、晴れて気分がいい、一瞬でも一日でも楽しかったと思えることがあればそれで十分、老いは変化であって退化ではないという人もいるけれど、そんなことはない、やっぱり退化だと思う、どんな強者も年をとると弱者になる、それは間違いない、や...老化を受け入れて生きるしかない