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科学の出発点は「絵の存在否定」/科学は存在も関係もすり替えてきた/物理学に反して医学は身体に起こる出来事を一点のせいにする(ガン、ウィルス、細菌、たばこ、アルコール等)/科学は身体を機械とするが/医学は差別の体系(ひとに対して不適切にも正常異常という区別を使用)/科学には快さ苦しさが何なのかわからない(副作用軽視)/精神医学は最初から人間理解を拒絶する/「統合失調症」はほんとうに理解できないか/進化論etc

ブログタイトル
(新)Nothing happens to me.
ブログURL
https://whatisgoing-on.hateblo.jp/
ブログ紹介文
科学のたどる道に間違いはないのでしょうか。たどり直しています。
更新頻度(1年)

127回 / 365日(平均2.4回/週)

ブログ村参加:2015/05/22

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Bacchusさんの新着記事

1件〜30件

  • 統合失調症の「カガヤ臭いという声が聞こえてくる(幻聴)」「殺し屋に狙われているという幻覚(幽霊論)」を理解するpart.2(統合失調症理解#12,13)(6/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.20 ◆締めの言葉 以上、今回は、ハウス加賀谷さんの、いわゆる幻覚体験を見てきました。(精神)医学はこうした体験をこれまで、「人間の知恵をもってしては永久に解くことのできぬ謎」だ、「了解不能」だと言ってきましたよね? 脳がおかしくなって起こる不可解な現象なんだ、って。 けど、こうして見てきて、ほんとうに「理解不可能」だと、みなさん、思いました? いや、思いませんでしたよね? もちろん、ハウス加賀谷さんのことをいま完璧に理解し得たと言うつもりは俺にはまったくありませんよ。完璧に理解し得ただなんて、できるものなら、ちらっとでも思ってみたいものです…

  • 統合失調症の「カガヤ臭いという声が聞こえてくる(幻聴)」「殺し屋に狙われているという幻覚(幽霊論)」を理解するpart.2(統合失調症理解#12,13)(5/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.20 ◆牛の怪物に襲われる幻覚 ここまで、(精神)医学が幻覚と呼ぶハウス加賀谷さんの体験を、幽霊論として見てきました。では、ここで、これによく似た別のひとの事例も一つ、ついでに見ておくことにして構いません? 共同住宅の二階に住んでいた●●さんは〔引用者注:当該書には名前が出ていますが、ここでは伏せさせてもらいます〕、夜中トイレに行くのが面倒で、誰にも見られないようにいつもこっそりと窓から放尿していた。ある日の晩、いままで嗅いだことがないくらいのにおいが部屋にたちこめたと思うと、窓際に突然緑色と茶色のぶちの牛があらわれ、噛みつかれそうになったの…

  • 統合失調症の「カガヤ臭いという声が聞こえてくる(幻聴)」「殺し屋に狙われているという幻覚(幽霊論)」を理解するpart.2(統合失調症理解#12,13)(4/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.20 ◆まとめ さあ、いまこう推測しましたよ。くどいかもしれませんが、振り返ってみますね。 何かきっかけがあったのか、それとも薬の副作用だったのか、ともあれ、ハウス加賀谷さんはいまにも殺し屋に殺されると怯えるようになっていたとのことでしたね。 そんななか、ある日のこと、ビクビクしながら、自宅マンションの窓を開け、外の景色に目をやったとき、向かいのビルの屋上に、黒い服に黒いゴーグルをつけた、いかにも殺し屋といった姿の男が見えた気がした。で、その男に、いまにもライフルをぶっ放してきそうな勢いを感じた(現実)のではないか、ということでしたね。 もち…

  • 統合失調症の「カガヤ臭いという声が聞こえてくる(幻聴)」「殺し屋に狙われているという幻覚(幽霊論)」を理解するpart.2(統合失調症理解#12,13)(3/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.20 ◆錯覚しているはずはないといった自信 だけど、霊感があると主張するひと(幽霊を見ることがあると主張するひと)にあるのとおなじように、このとき、ハウス加賀谷さんには自信があったのではないでしょうか。自分が錯覚しているはずはないという自信が。 部屋にひとりでいるとき、もしくは夜浴室で頭を洗っているときに、いまにも幽霊が出て来るのではないかと心配になったと仮定しますよ。すると不意に何者かの気配が背後にありありとし出し、振り返ってみると、何者かのさっと動く影が見えた気がして、とっさに襲いかかられそうと感じたとしますね。でも、それは錯覚にすぎませ…

  • 統合失調症の「カガヤ臭いという声が聞こえてくる(幻聴)」「殺し屋に狙われているという幻覚(幽霊論)」を理解するpart.2(統合失調症理解#12,13)(2/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.20 ◆錯覚する 黒い服と黒いゴーグルをつけた男に、ライフルで命を狙われている幻覚を見たとのことでしたね。 何かきっかけがあって、ハウス加賀谷さんは、いまにも殺し屋に殺されると怯えるようになっていた。いや、ひょっとすると、抗精神病薬の副作用で、だったのかもしれませんけど。ともあれ、そんななか、「晴れた日、夕刻前」、ビクビクしながら自宅マンションの窓を開け、外の景色に目をやったとき、向かいのビル屋上に見えた気がしたのかもしれませんね。黒い服に黒いゴーグルをつけた、いかにも殺し屋といった姿の男が。 ほら、それに似たようなこと、ふだん、みなさんにも…

  • 統合失調症の「カガヤ臭いという声が聞こえてくる(幻聴)」「殺し屋に狙われているという幻覚(幽霊論)」を理解するpart.2(統合失調症理解#12,13)(1/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.20 目次・殺し屋に狙われているという幻覚・錯覚する・錯覚しているはずはないといった自信・まとめ・牛の怪物に襲われる幻覚・締めの言葉 ◆殺し屋に狙われているという幻覚 以前論理的に証明しましたように、この世に「理解不可能」なひとなどただのひとりも存在し得ません。なのに、(精神)医学は一部のひとたちを不当にも、「理解不可能」と決めつけ、差別してきました。 前回、そうした差別を受けてきたひとたちのなかから、ハウス加賀谷さんに登場してもらいましたよね。で、統合失調症の症状と診断され、「理解不可能」とされてきた、そのハウス加賀谷さんのふたつの体験につ…

  • 統合失調症の「カガヤ臭いという声が聞こえてくる(幻聴)」「殺し屋に狙われているという幻覚(幽霊論)」を理解するpart.1(統合失調症理解#12)(7/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.19 以上、今回は、ハウス加賀谷さんの、いわゆる幻聴体験を見てきました。(精神)医学はこうした体験をこれまで、「人間の知恵をもってしては永久に解くことのできぬ謎」だ、「了解不能」だ、と決めつけてきましたよね。で、脳がおかしくなって起こる不可解な現象なんだと説明してきましたね。 だけど、こうして見てきて、どうですか。ほんとうに「理解不可能」だと、みなさん、思いましたか。 いや、思いませんでしたよね? もちろん、いまハウス加賀谷さんのことを完璧に理解し得たと言うつもりは俺にはサラサラありませんよ。完璧に理解し得ただなんて、めっそうもないことですよ…

  • 統合失調症の「カガヤ臭いという声が聞こえてくる(幻聴)」「殺し屋に狙われているという幻覚(幽霊論)」を理解するpart.1(統合失調症理解#12)(6/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.19 で、この件以後、 学校の教室だけでなく、廊下や体育館、通学のバスや電車、エレベーターなど、ある程度密閉された空間では、常に「カガヤ臭い」と、中傷する声が聞こえてきた。 「僕が臭いせいで、みんなが迷惑をしているんだ」 明るかった加賀谷は、しだいに暗くなり、周囲から孤立していった。 とのことでしたね。加賀谷少年は、廊下、体育館、バス、電車、エレベーター等のなかでも、ひとに臭い匂いで嫌な思いをさせ、恨まれているのではないかとひどく心配するようになったのかもしれないということでしたね。 でもそれも加賀谷少年には予想外のことだった。自分がそうした…

  • 統合失調症の「カガヤ臭いという声が聞こえてくる(幻聴)」「殺し屋に狙われているという幻覚(幽霊論)」を理解するpart.1(統合失調症理解#12)(5/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.19 さっきの引用文の中身、ようく思い出してみてくださいよ。 中学2年生の夏、授業中に先生が、加賀谷少年のうしろに座っている女子生徒を注意したのが事のはじまりでしたよね。即座に加賀谷少年はうしろをふり返った。すると、その女子生徒が下じきで仏頂面を扇いでいるのが目に入った、ということでしたね。で、その瞬間、少年はこう思い込んだとのことでしたよね。 「僕が臭いから、○○子さんは下敷きで扇ぎ、においを飛ばしているんだ。僕のにおいで嫌な思いをしているんだ」って。 そんなふうに自分のことを思い込むと、当然、他の生徒たちにもおなじように臭い匂いで嫌な思い…

  • 統合失調症の「カガヤ臭いという声が聞こえてくる(幻聴)」「殺し屋に狙われているという幻覚(幽霊論)」を理解するpart.1(統合失調症理解#12)(4/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.19 いまの推測をざっと頭から簡単にふり返ってみますよ。 真うしろに座っている女子生徒が下じきでその仏頂面を扇いでいるのを見て、ボクが臭いんだと思い込んだ加賀谷少年は以後いろんな場面で、心配に襲われるようになった。ひとに臭い匂いで嫌な思いをさせ、恨まれているのではないか、って(現実)。ところがその反面、少年には、そんな心配をしているはずはないという「自信」があった。そのように「現実」と「自信」とが背反するに至ったとき、ひとにとることのできる手は、つぎのふたつのうちのいずれかであるように俺には思われます。 A.「現実」に合うよう、「自信」のほう…

  • 統合失調症の「カガヤ臭いという声が聞こえてくる(幻聴)」「殺し屋に狙われているという幻覚(幽霊論)」を理解するpart.1(統合失調症理解#12)(3/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.19 中学2年生の夏、授業中に先生が、加賀谷少年のうしろに座っている女子生徒を注意したとのことでしたね。加賀谷少年は即座にうしろをふり返った。すると、その女子生徒が下じきで仏頂面を扇いでいるのが目に入った。その瞬間、少年はこう思い込んだとのことでしたよね。 「僕が臭いから、○○子さんは下敷きで扇ぎ、においを飛ばしているんだ。僕のにおいで嫌な思いをしているんだ」って。 で、どうなったか。 みなさん、どうなったと思います? そんなふうに自分のことを臭いと思い込むと、おのずと、他の生徒たちにもおなじように臭い匂いで嫌な思いをさせているのではないかと…

  • 統合失調症の「カガヤ臭いという声が聞こえてくる(幻聴)」「殺し屋に狙われているという幻覚(幽霊論)」を理解するpart.1(統合失調症理解#12)(2/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.19 ◆「カガヤ臭い」という声が聞こえてくる(幻聴) まず幻聴体験のほうから行きましょうか。ハウス加賀谷さんがはじめて幻聴を聞いたとされるときの記述を見ますね。ちょっと引用が長くなりますけど、じっくり耳を傾けてみてくれますか。 中学2年、7月。うだるような暑さ。 当時の公立中学には、まだエアコンが普及していなかった。 熱せられたコンクリートの中で受ける授業は、すべての気力や根気というものを奪い去った。誰もが、けだるさを隠さなかった。隠さないことが、夏に対する唯一の抵抗だった。 加賀谷はいつも、教室の一番前の席で授業を受けていた。ノートは取らな…

  • 統合失調症の「カガヤ臭いという声が聞こえてくる(幻聴)」「殺し屋に狙われているという幻覚(幽霊論)」を理解するpart.1(統合失調症理解#12)(1/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.19 目次・「幻聴」と「幻覚」を2回に分けて考察する・「カガヤ臭い」という声が聞こえてくる(幻聴)・「現実」を「予想」のほうに合わせる ◆「幻聴」と「幻覚」を2回に分けて考察する この世に異常なひとなど、ただのひとりも存在し得ないということを以前、論理的に証明しましたよね。 (参考:その証明をしたときの記事を一応挙げておきますね。) そしてそれは、この世に「理解不可能」なひとなどただのひとりも存在し得ないということを意味するとのことでしたよね。 (参考:そのことを確認したときの記事も一応挙げておきますよ。) だけど、(精神)医学は一部のひとた…

  • 統合失調症の「スーパースターに愛されている」を理解する(統合失調症理解#10,11)(7/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.18 さあ、いま、ふたり目の女性について、俺、こう推測しましたね。その女性は、自分が錯覚していることに気づかなかったのではないか、って。 では、この女性がもし反対に、自分が錯覚していることにそのとき気づいていたら、事態はどうなっていたか、最後に想像してみましょうか。 みなさん、どう想像します? 俺はこう想像しますよ。 この女性は、ミュージシャンが自分だけに向けて意味深な言葉や熱い視線を送ってきていると「感じる」のを、錯覚であるとわかったうえで、楽しんだのではないか、って。 要するに、疑似恋愛体験を楽しんだのではないか、って。 他の多くのファン…

  • 統合失調症の「スーパースターに愛されている」を理解する(統合失調症理解#10,11)(6/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.18 ところが、ほんとうにミュージシャンが自分だけに向けて、意味深な言葉や熱い視線を送ってきているのだと、そんなふうに信じると、この女性には、あることが腑に落ちなくなるわけです。ミュージシャンは歌詞に託して、ブラウン管ごしにわたしに囁いてくる。キミはいつも頑張っているね。ステキだよ、って。キミの心のなかには悲しみが詰まっている。ボクがとり除いてあげるよ、って。でもなぜ、わたしが頑張っていることをミュージシャンは知っているのか。なぜわたしの胸が悲しみで張り裂けそうであることを知っているのか。 女性は首をひねり、医師に訊く。 ミュージシャンが「私…

  • 統合失調症の「スーパースターに愛されている」を理解する(統合失調症理解#10,11)(5/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.18 ◆「ミュージシャンが愛のメッセージを送ってくる」 さて、現に「感じている」ところが錯覚である可能性がときにあるということをいま、3例を挙げて確認しました。下準備、完了しましたよ。遅ればせながら、ふたり目の女性を見ていきますね。 ふたり目の女性についてこう書いてありましたよね。「彼女にとって、テレビや雑誌を見ることはスリリングで、心騒ぐ楽しみであった。というのも、(略)ミュージシャンが、番組の最中に、あるいは雑誌の記事の中で、あるいは歌う歌詞に託して、彼女に向けた特別のメッセージを送ってくるからだった。番組の最中にも、彼は大胆不敵にも、彼…

  • 統合失調症の「スーパースターに愛されている」を理解する(統合失調症理解#10,11)(4/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.18 ◆感じているところが錯覚である可能性 ではここで、ふたり目の女性にも登場してもらいますよ。その女性も、先の女性とおなじく、統合失調症と診断され、「理解不可能」と決めつけられてきました。 ある若い女性のケースを例に引こう。彼女は、自分が人気ミュージシャンから愛されているという妄想を抱いていた。彼女にとって、テレビや雑誌を見ることはスリリングで、心騒ぐ楽しみであった。というのも、彼女を愛しているミュージシャンが、番組の最中に、あるいは雑誌の記事の中で、あるいは歌う歌詞に託して、彼女に向けた特別のメッセージを送ってくるからだった。番組の最中に…

  • 統合失調症の「スーパースターに愛されている」を理解する(統合失調症理解#10,11)(3/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.18 いま俺、こう推測しましたよ。この女性は、世界的スーパースターのことが気になって気になって仕方がなかった(現実)。ところがそのいっぽうで、この女性には「自信」があった。自分がその世界的スーパースターのことを気にしているはずはないといった「自信」が、って。そのように「現実」と「自信」とが背反するに至ったとき、ひとにとることのできる手は、つぎのふたつのうちのいずれかであるように俺には思われます。 現実に合うよう、自信のほうを修正する。 自信に合うよう、現実のほうを修正する。 そこでもしこの女性が前者1の「現実に合うよう、自信のほうを修正する」…

  • 統合失調症の「スーパースターに愛されている」を理解する(統合失調症理解#10,11)(2/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.18 ◆「世界的なスーパースターに愛されている」 まずはひとり目の女性から。 ある入院中の若い女性は、世界的なスーパースターに愛されているという妄想を抱き続けていた。きっと彼が病院に迎えにきてくれると言い続けていた。病状がだいぶよくなり、外泊できるまでに回復した。あるときそのスーパースターのコンサートがあり、一人で出掛けていった。無事にコンサートを聴き終え、何事もなかったように戻ってきたので、周囲もほっとした。それから驚くべきことが起きた。彼女は、「自分が愛されていると思っていたことは、妄想だったかもしれない」と語りはじめたのだ。彼女がコンサ…

  • 統合失調症の「スーパースターに愛されている」を理解する(統合失調症理解#10,11)(1/7)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.18 目次・(精神)医学が世間の偏見を正せるはずはない・「世界的なスーパースターに愛されている」・感じているところが錯覚である可能性・「ミュージシャンが愛のメッセージを送ってくる」 ◆(精神)医学が世間の偏見を正せるはずはない (精神)医学はよくこういったことを言いますよね。 統合失調症は、およそ百人に一人が罹患することになる、頻度の高い、身近な疾患である。にもかかわらず、多くの人にとっては、まだ縁遠い不可解な疾患でしかないのが現状である。昔に比べれば、精神科の垣根も低くなったとはいえ、精神病に対しては、依然根深い偏見があり、病気のことを知ら…

  • 統合失調症の「赤の他人の怒ったような顔写真を見て、自分の父親は怒っているととる」を理解する(統合失調症理解#9)(4/4)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.17 でも、(精神)医学にはそのように十分な人間理解力は「なかった」ものの、つぎのような自信はずっと「あり」ました。(精神)医学の人間理解力は完璧であるはずだといった自信は。で、その自信に合うよう、(精神)医学は現実をこう解してきました。 (精神)医学にEさんのことが理解できないのは、Eさんが「理解不可能」であるからだ、って。 要するに箇条書きにしてまとめると、こういうことですよ。 ①(精神)医学にはEさんのことを理解するだけの力がない(現実)。 ②ところが(精神)医学には、(精神)医学の人間理解力は完璧であるはずだといった自信がある(現実と…

  • 統合失調症の「赤の他人の怒ったような顔写真を見て、自分の父親は怒っているととる」を理解する(統合失調症理解#9)(3/4)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.17 いまの推測を箇条書きにしてまとめると、こうなります。 ①自分の父親に似ている経団連会長の、怒ったような顔写真を新聞紙上に見たのをキッカケに、急に自分の父親の機嫌が気になり出し、「バカ野郎!」「この野郎!」などと言って怒っていたらどうしようと心配になる(現実)。 ②自分が父親の機嫌を気にしているはずはないといった自信がある(現実と背反している自信)。 ③その自信に合うよう、現実をこう解釈する。「父親の『バカ野郎!』『この野郎!』といった怒鳴り声が急に、僕の耳に入ってくるようになった。さては父親は怒っているな」(現実修正解釈) さらにEさん…

  • 統合失調症の「赤の他人の怒ったような顔写真を見て、自分の父親は怒っているととる」を理解する(統合失調症理解#9)(2/4)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.17 いま、ひとりの男性が登場しましたね。以下、Eさんと呼ばせてもらいますよ。こう書いてありました。 「新聞に父親に似た経団連会長の顔写真が載っていて、それが怒っているように見えた。そのことから、彼は父親が怒っていると受け取ってしまう。テレビの時代劇に、父親に似た俳優が出て、よい役で活躍していた。最近父親の機嫌がいいのは、そのせいだと思う」。 みなさん、触発されることって、ありませんか。 たとえば、誰かが破産したとか、新型コロナウイルスに感染したとかと聞くと、明日はわが身ではないかと急に不安になってくるといったようなこと、ありませんか。もしく…

  • 統合失調症の「赤の他人の怒ったような顔写真を見て、自分の父親は怒っているととる」を理解する(統合失調症理解#9)(1/4)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.17 この世に異常なひとなど、ただのひとりも存在し得ないということを以前、論理的に証明しましたよね。 (参考:そのときの記事を一応挙げておきますよ。) そしてそれは、この世に「理解不可能」なひとなどただのひとりも存在し得ないということを意味するとのことでしたよね。 (参考:そのことを確認したときの記事も一応載せておきますね。) だけど、医学は一部のひとたちを異常と判定し、「理解不可能」と決めつけて、差別してきました。 たとえば、あるひとたちのことを統合失調症と診断し、つぎのように、「永久に解くことのできぬ謎」だとか「了解不能」だとかと言ってき…

  • 統合失調症の「他人が身体のなかに入ってくる」を理解する(統合失調症理解#8)(5/5)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.16 ◆(精神)医学は差別する では、今回は、最後にひとつ簡単な考察を付け加えてから、話を締めることにしましょうか。 いま、(精神)医学にはDさんたちのことを理解するだけの力がないと言いましたね? ところが(精神)医学にはずっと自信がありました。(精神)医学の人間理解力は完璧であるはずだといった自信が。で、その自信に合うよう、(精神)医学は現実をこう解してきました。 (精神)医学にDさんたちのことが理解できないのは、Dさんたちが「理解不可能」だからだ、って。 要するに、箇条書きでまとめるとこういうことですよ。 ①(精神)医学にはDさんたちのこ…

  • 統合失調症の「他人が身体のなかに入ってくる」を理解する(統合失調症理解#8)(4/5)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.16 ◆推測その3 さあ、いま立てつづけに推測をふたつしましたね。でも実のところ俺には、事の真相はつぎのようにもっと単純なことなのかもしれないと、思われないでもありません。 みなさん、つい、おぞましい想像をして、みずからを苦しめてしまうといったこと、ありませんか。 たとえば、汚いものの映像を食事中につい想像してしまうとか、好きなひとのことを考えてうっとりしているときに、ついそのひとの変な顔を想像して水を差してしまうとかといったようなことが? (参考:たとえば、こんな感じの想像のことですよ。) Dさんのこの場合も、そういうことである可能性は無く…

  • 統合失調症の「他人が身体のなかに入ってくる」を理解する(統合失調症理解#8)(3/5)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.16 ◆推測その2 だけど、真相はむしろ、つぎのようなことであるかもしれないと俺には思われないでもありませんよ。 すなわち、Dさんは、ひとと目が合ったり、すれ違ったりしただけでも、内心悪く思われたのではないかと気になって平静さを失い、「ああだこうだ」と考えはじめてしまう(あるいは、「ああだこうだ」と独りごちはじめてしまう)。自分はほんとうに悪く思われたのだろうか、とか、自分の何がいけないのか、とか、今後どうすれば自分は悪く思われないで済むのだろうか、といったようなことを。そして、胸の辺りが嫌ァな気持ちでいっぱいになる(現実)。 ところが、その…

  • 統合失調症の「他人が身体のなかに入ってくる」を理解する(統合失調症理解#8)(2/5)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.16 「勝手に入ってくるんです」 二十代の女性患者は、いつも自分の身に起きている不快な出来事を、早口でまくし立てた。 「口の中や喉に、入ってくるんです。入ってきて、そこで勝手に喋ってるんです。胸のところにも入りこんで、そこでいやらしいことをはじめるんです」。 この女性の症状は、幻聴と、他者が自分の中に侵入してくるという体感的な幻覚妄想がからまり合ったものだが、他者の侵入や蹂躙を防ぎ止めることができないという点で共通していた。 この女性は、他者と目が合ったりすれ違ったりしただけで、相手が体に取り憑いてくる、侵入してくると感じ、そのため、人の中に…

  • 統合失調症の「他人が身体のなかに入ってくる」を理解する(統合失調症理解#8)(1/5)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.16 目次・20代女性の訴え・推測その1・推測その2・推測その3・(精神)医学は差別する ◆20代女性の訴え この世に異常なひとなど、ただのひとりも存在し得ないということを以前、論理的に証明しましたよね。 (参考:そのときの記事を一応、貼り付けておきますね。) そしてそれは、この世に「理解不可能」なひとなどただのひとりも存在し得ないということを意味するとのことでしたよね。 (参考:その確認をしたときの記事も一応載せておきますよ。) だけど、医学は一部のひとたちを異常と判定し、「理解不可能」と決めつけて、差別してきました。 たとえば、あるひとた…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.3(統合失調症理解#7)(6/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.15 ◆医学もCさんのように「現実修正解釈」をやってきた だって、よく考えてみてくださいよ。Cさんはただ「現実修正解釈」をしているだけということでしたよね。どうですか。みなさんも、世間のひとたちも、ふだん、しきりに「現実修正解釈」をしませんか。 俺はしますよ。 学問はどうですか。たとえば、医学もそうした解釈をよくしませんか。ほら、いまさっき確認しましたよね。(精神)医学が、ほんとうは「理解可能」であるCさんたちのことを、不当にも「理解不可能」であるということにして差別するいきさつを? 箇条書きにしてふり返るとこういうことでしたね? ①(精神)…

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