地下鉄ピムリコ駅から歩いて数分。テムズ川沿いのミルバンクにあるテート・ブリテンは、主に16世紀以降のイギリス美術を展示している。J .M.W.ターナー自身から寄贈された彼の作品群を常設展示するコーナーもあり、毎年「ターナー賞展」も主催している。 <「テート」について> 砂糖の精製などで財をなしたサー・ヘンリー・テートが、自身のイギリス絵画のコレクションをナショナル・ギャラリーに寄贈しようとしたため、1897年にミルバンクに分館が開設された。 1955年からは独自の組織として「テート・ギャラリー」となり、1988年には「テート・リバプール」、1993年には「テート・セント・アイブス」と地方に分館…