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随筆★太極拳 https://zuihitsu-taikyokuken.blogspot.com/

太極拳愛好歴20年のヒヨッコ🐥です。 ~ 太極拳、その他中国武術、東洋思想、中医学などに興味があります ~

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2020/12/17

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  • 先の先。どこまで考えるか?

    どんな分野でも「好き」こそが長続きの秘訣であり、指導者の課題は、指導を受ける相手にも「好き」を感じてもらえる指導ができるか。そこには、やっている事そのものの内容だけでなく、互いの相性、人間関係、人柄までが影響を及ぼす。

  • 動きを身に付けるそれぞれの目的

    「武術的な動きの要素を健康法として利用する」という説明が、私にはしっくりくる。稽古を続ける事で、しなやかな動きが可能となり、心肺機能が強化され、深部感覚も磨かれる。

  • いつでも戻って来られる場所へ

    稽古に関して、とにかく言えることは、その人ができるタイミングで稽古の場へ来て、継続できるのが一番。家族の事情でやむを得ず休会しても、また時間に余裕ができたら戻ってくればいい。

  • そもそも ”流派” って何だろう

    1つの流派の創始者は、昔、ある時点で、熱心に拳術などの技法の習得に取り組み始め、技を弟子に伝承していく中で、1つのグループが形作られていった。

  • 決して親切な人アピールをしない人

    恬憺虚無という言葉がある。落ちついていて、心に何のわだかまりも無く、平安な状態。他人や世間に振り回されること無く、そんな状態が継続できれば理想だろう。

  • 野村家の狂言を観て思ったこと

    鍛錬を積んだ人の円熟した動きは、基礎体力や腕力がある人をも凌駕するかもしれない。それは焦って身に付く技ではなく、じっくり時間をかけて醸成していくものだと思う。

  • ”寛容さ”について思う

    社会の中で生きる一定のルールは要る。でも個人の趣向や楽しみに関しては、社会のルールに当てはまらないもの。実態がないようなモノに対し、苦労して、当てはめなくてもいい。ただ、生きやすい程度の常識があればいい。

  • 祖父のこと ~終戦の日に寄せて~

    終戦の日を前にして、初めて祖父のことを書く。冷たいと思われるかもしれないけれど、私は、戦死した祖父に対して愛着は無い。会った事がない人だから。遺影でしかその姿を見たことはないから。ただ、私自身が中年世代になった事で、人生について、より深く考えるようになった。祖父は当時どんな思いを抱えていただろうか。

  • 人は軽くなる part.2

    老いていきながら自己鍛錬を重ね、重力を味方に付けながら、徐々に軽霊へ向かっていきたい。いつか生きている間に「どんな動きをしても、すごく軽やか!」、そんな境地へ行ってみたいものだ。

  • 冒険家の心意気

    ちょうど去年のこと。テレビのニュースをみて驚いたことがあった。それは、冒険家の堀江謙一さんが、80代に突入しているのにヨットでの冒険を決行し、太平洋横断を見事に成し遂げたニュースだった。それをみたとき、自分が高校生だった頃の記憶が蘇った。

  • 焦りを感じるとき

    焦りの中に、敢えて静寂を持ち込めば、過剰な緊張は無くなり、筋肉と心の緊張も緩む。

  • 指導者の品格

    当たり前だけど、常に心がけていること。投げやりにしない。初心を忘れない。学ぶほど謙虚になる。言葉遣いは丁寧に、冷静に他人の話を聞く…等。

  • 大脳の休息

    「意」というのは、心=感情ではない。喜怒哀楽のような感情とは別のもの。短い表現であれば「脳で自分の体を感じる感覚」。長く言えば「無駄な力を用いず、無駄に意識をこじらせず、感情を捨て、感覚を研ぎ澄ます。その結果、ほどよい神経伝達と気血の巡りが促される状態」。

  • 久しぶりの狂言の舞台

    陰陽バランスは、狂言、太極拳など、いろんな世界に存在する。日本の古いもの、いろんな世界を紐解いていけば、何かしら中国古来の思想の影響を受けていて、面白いくらい共通点が見つかっていき、たくさんの繋がりを感じられそうだ。

  • 10年という歳月

    慣れた人がスイスイ動いているのを見ると、何となく「自分にもできそう」と思ってしまう。しかし現実は、そんなに簡単ではない。どんな分野でも、努力の継続なしに結果は得られない。

  • 引き算の美学

    要らないもの、過剰なものどんどん減らしていく。そんなふうに、長期に渡って延々と引き算を続けた結果、本当に必要な効率的な動きと感覚だけが最低限、意識の中に残る。この究極の引き算をした結果に至るまでには、事前に相当な期間の足し算、つまり知識や技術の習得を頑張る長い年月がある。

  • 必要なものを取捨選択する

    「たくさんの事を得た」と思えたとき、やっと初めて「では、本当に必要なものは何なのか?」の判断が付くようになる。「自分にとって本当に必要なもの」の判断がつけば、「何が無駄なのか」もおのずと明確になる。何年もかけて学び、たくさんの事を習得しなければ「無駄を捨てる準備段階」に入ることはない。

  • 人は軽くなる

    力の抜き方1つで、自分が感じる「自分の重さ」はまるで違う。太極拳では、立ったままで中心軸を保ちながら、床に自然に沈み込む感覚で立てるようにする。足裏が地面と一体化した状態になる。当たり前の空間に、当たり前に立っている自分を感じるのみ。

  • 加算されていくのは時間と技術と知識

    稽古を重ねていく年数を経るごとに、加算されていくのは、「経験」と「練習に費した時間」と「学んで得た知識」と「修練によって心身に染みわたっていく技術」である。逆に、時間を経れば経るほど、動作に直結する無駄は減って、ゼロ、つまり無に近づいていく。

  • すべての音は雑念に繋がるのか

    どんな条件下でも興奮せず、動じず、平常心を保ち、静かに居られるレベルに行けたら良い。もし周りで音がしても、自分の体内の気血の巡り、呼吸、周囲を繊細に感じる感覚を養い、「雑音を雑念としない境地」に行ければ、それが一番と思う。

  • 太極拳の嬉しい効果

    太極拳動作が要領良くできていれば、套路の際【収臀~塌腰~】や胴体上部の捻りが繰り返され、臀部、背中、腰の奥のインナーマッスルは柔らかく動き、命門あたりの巡りが良くなる。滞っていた血流、リンパ流が促され、辛い腰痛は緩和されていく。

  • 大椎のツボ

    ツボを優しく刺激することで、血流を促し、リラックスしながら大切な身体の免疫機能を調整することは、あらゆる感染症などの病気から自分を守るための防波堤の役割を果たしてくれます。

  • 余計な思いは捨て去る

    余計なことを考えると感情が乱れ、動きにブレが出たり、緊張による張りが筋肉に出てしまう。だから太極拳をする上で、余計な思考は要らない。ヒトの脳内の扁桃体は、感情が高ぶる際に大いに活性化し、そのことで興奮状態による血圧の上昇や筋収縮を招く。だから感情面は冷静でいられるよう心を静める。

  • 人生の選択と、手繰り寄せる素晴らしい人々との出会い

    人は皆、老いる。老いる過程において、自分が没頭できる好きなものに出会えるかどうかで、老後の暮らしぶりまで変わってくる。稽古を重ね、理に適った動きを体現していく道のりを飽きずにひたすら歩む、そのことの充実感。自分の生活の中に、常に好きなものが存在することの喜びを味わう。

  • 特定のグループ内で複数の人達と過ごす時間(part.2) ~教室を立ち上げて以降、考えてきた事~

    太極拳を健康法として日常生活に取り入れることは、生涯の財産になる。元々武術として発展してきた流れには、先人の貴重な奥深い教えが刻まれている。心身を整える良い運動として太極拳を続けることで、人生観が変わるほど心が穏やかになったり、強い拘りや強迫観念から解放される。

  • 特定のグループ内で複数の人達と過ごす時間(part.1)~教室を立ち上げて以降、考えてきた事~

    習い事は、社会参加への小さな手段となる。どんな人でも、誰かと「共感し合いたい」と思うもの。何でもいいから「ああ、そうだね。」、「うん、うん!わかるよ~。」と、楽しく誰かと会話したい。習い事の教室というのは、共通の趣味や目的を持つ人々が集い、共感し合える「場」を提供してくれる。

  • みなぎる活力に年齢は関係ない

    七情【喜・怒・憂・思・悲・恐・驚】の7つの感情。この7つの感情は、人間が生きていれば、対人関係や仕事、普段の生活など様々な場面で自然に湧き起こるもの。ただ、これらの感情のどれかが、過度な状態で長く続いてしまったり、一時的に強く湧き起こるのはよくない。

  • 【脳の可塑性】~脳機能の可能性を閉ざさないように~

    運動を続ければ、筋肉が動く。筋肉が動けば、脳が活性化する。 脳が活性化すれば【脳の可塑性】が実現する。太極拳動作は、デュアルタスクに繋がる。つまり単調に動くだけでなく、左右非対称、体や顔の向きが変わり、筋肉を緩める意識も必要。

  • 荒ぶる心を静める

    怒りをあらわにする場合だけでなく、怒りを表面に出さず「グッと我慢する」のもストレスになり血圧を上げてしまう。発散するために他人へ攻撃的な口調で怒るのは、勿論良くない。だから、そんなときこそ緩やかな運動をして、スッキリ発散するべきだと思う。

  • 「おきあがりこぼし」のように上虚下実であること

    おきあがりこぼしの様に、いつも体を立てる事をキープするには、姿勢を整えること。そして頭を置く位置にも気をつけたい。顎を引き過ぎたり、逆に前に突き出すと、体全体のバランスは悪くなる。 【気沈丹田】という言葉は、太極拳を学んでいる人なら誰もが意識することである。

  • 「ニュートンのゆりかご」のようにチカラが伝わっていく

    「ニュートンのゆりかご」のチカラの伝わり方は、太極拳の勁力の伝わり方に似ている。大量のチカラを一気に爆発的に四方八方に分散して放出するのではなく、「一筋のチカラが、体の中をジワジワと伝って外に現れ出る」という現象を、太極拳動作によって導く。

  • 懐かしの「水飲み鳥」

    太極拳の動きは「軽霊」を意識する。つまり、馬鹿力を出さない。体のどの部分も過剰に力ませない。正しい姿勢で軽やかに動けば、体重を地面へ預けているのに、自分自身はふわっと浮いているような感覚になる。

  • デリケートな頸をしなやかに保ちたい

    百会のツボを天に向ける意識を持つことは「首を大切に扱うこと」に繋がる。首は、体の中でもとりわけデリケートな部分。普段、私たちは細い首で重たい頭を支えている。首の内部には、胴体と脳を結ぶ大切な神経や血管がいっぱい通っている。いつも首や背中が伸びやかに保てば、脳への血流も良くなる。

  • 頭頂のツボ【百会】について

    百会のツボ押しによる効能として、頭痛、自律神経失調症、高血圧、のぼせ、不眠症、耳鳴り、めまい、鼻づまり、胃腸の不調、痔、失語症、癲癇、内臓下垂などに良いと言われる。頭のてっぺんにあるのに、内臓や下半身まで、体の様々な部分に働きかける。

  • 続・規模は小さくてもいいから、自分の居場所が2〜3カ所あると良い

    高齢の域に達した人々にとって、趣味を持つことで救われる面は大いにある。人間は、暇になり過ぎてはいけない。「時々のんびりした時間を過ごす」ことと、「暇を持て余す」ことは全く違う。暇を持て余すと、つい余計なことまで考えてしまうし、体力も弱る。

  • 規模は小さくてもいいから、自分の居場所が2〜3カ所あると良い

    人生には限りがある。時間には限りがある。なのに過去に縛られ、現状が満たされず、過去に生きる人生というのは寂しい気がする。今、楽しいことは何なのか、今、活力に満たされる生き方ができているか。今が充実すれば、過去は「あんなこともあったなと微笑ましく懐かしむもの」になり、未来は「期待に満ちたもの」になる。

  • 「相手に従う」=「負け」ではない

    太極拳には【相手に従う】という大切な哲学がある。捨己従人・・・己を捨てて相手に従う。自分が必死に抵抗しても、相手が剛力だったら簡単に押しつぶされそうになる。上から押さえつけられたら、抵抗して相手を上へ跳ね上げるのではなく、まずは相手が押してくる力に「従う」。そこから次の展開へ。

  • 「太る」ということ

    肥満だけが体に悪いと決めつけることはできない。極端な痩せすぎも体に良くないという。ただ一般的に言われるように、肥満状態が続けば、肝臓癌のリスクが上がったり、大腸癌、その他の癌、高血圧、痛風、睡眠時無呼吸症候群など、様々な病気が起こりやすくなる。膝や腰を痛める人も出てくる。

  • 筋肉は裏切らない

    十分な筋肉量をキープすることの利点はいろいろある。脂肪太りの人よりも筋肉量が多い人の方が体内の保水力が高いので、筋肉量の維持は熱中症の予防になる。冷房や冬場の寒さ、冷えの予防にも筋肉が要る。筋肉量を維持することで、代謝力アップ、血流を促す、臓器を守る、ホルモン物質を産みだす、運動で気分も晴れる。

  • 健康維持と激務のバランス

    過去に病気とは無縁だった人ほど、自分の体力を過信し、自分がどれほど激務で疲労困憊しているのか気づかず、常にフルエンジンで働いてしまう。 「仕事とは…、働くとは…」何だろうと思う。生活のために働いている人が大部分なのに、その生活のための仕事によって体調を崩し、結果として生活を壊すこともある。

  • 呼吸法で健康な体を取り戻した白隠禅師

    太極拳や中国古来の気功を学びながら、鼻呼吸でゆっくり細く吸う、細く吐く、苦しくならない程度に長く深い呼吸をして、肺の機能を十分に使い、心身を整える。普段の生活の中の無意識の呼吸ではなく、意識的に呼吸法を度々行い、肺と気管と呼吸筋群を連携させ、呼吸をつかさどる体の部位をコントロールして使う訓練をする。

  • 馬鹿力を出さない

    体の奥底から湧き出てくるエネルギーを力に変化させ、その力を利用してしなやかに動き続ける。 体のすべての部分をしなる弓のように柔らかく使うと、おのずと筋肉の柔らかさの中を伝ってきた力の源が、弓矢を放つがごとく、そのしなりによって放たれる。

  • 緩んでこそ、体の奥底からチカラが湧いてくる

    適度な緩みと弾力のある物体は、押してもブルルン!と揺れて元に戻ろうとするので容易には倒れない。受けた力をうまい具合に吸収→分散し、そのあと自らの体勢を立て直す。

  • 大切なのは、心の余裕

    太極拳の動作は、体への良い効果だけではなく、心にも良い働きかけがある。常に焦っている人、興奮しやすい人、つい過剰に頑張ってしまいがちな人、プライドの高さが素直さの邪魔をしてしまう人、心に余裕がない人。そんなタイプの人は、気持ちを楽にして、いったん精神的な高揚をゼロポジションに戻す。

  • 継続は力なり。繰り返すことの大切さ

    稽古で同じ動作を繰り返していくと、最初はぎこちなかったのに楽に脱力して動ける瞬間が訪れたり、1年前には困難だったことが悠々と心地よくできるようになるなど、同じことを繰り返すからこそ、気づく瞬間が出てくる。

  • やる気を引き出す言葉

    心の平静を保つのに有効なのは、気功や太極拳の稽古。深い呼吸を伴う気功や太極拳をしながら、心身を癒す。 ストレスの根源は、大抵、他人から浴びせられる言葉に寄ることが多い。人間関係は、数字で割り切れる割り算とは違う。他人との間に多少の問題が残っていても、そのままの他人を許容し、「まあ、いいや」と構える。

  • コロナ禍→外出控え→運動不足→筋力と意欲の減退

    毎年、夏場のニュースで、寝ている間に高齢者が熱中症で死亡し、朝になって発見されたというのを耳にする。そうならないよう運動して筋肉を少しずつ養うこと。高齢者は、がむしゃらに負荷をかける筋トレまで頑張らなくてもいいので、とにかく頻繁に筋肉を動かす。太極拳などの運動をして、夏場の急な気温上昇に備える。

  • みうらじゅんさんの言葉、「老いるショック」

    ステイホームだから運動できないという事はなく、家の中でもできることを見つけてやっていくしかない。コロナ禍が長引けば長引くほど、中高年や高齢者の足腰は弱り、体を動かす機会が減れば、心も鬱っぽくなりがち。太極拳のような運動を生活に取り入れ、気持ちよく運動し血流を促す。

  • 目が見る先へ、自分のすべてが導かれていく

    太極拳は、優れた脳トレ&感覚訓練になる。長く稽古を続け、「周囲を広く見渡せる人間でい続ける訓練」を重ねていけば、何もせずに過ごすよりも格段に感覚が磨かれ、より健やかに過ごせる日々に繋がる。空間の中で自分の体がどう置かれているのか、どうバランスを保って自分が存在しているのか知る手立てになる。(眼法)

  • 気を浪費せず、養うこと

    中医学の考え方では、人が生きるためには大きく分けて3つの分野の「気」を得なければならない。1つは、先天の気。2つめは、水穀の気。3つめは、清気。太極拳をするときの動作や精神状態は、気血を巡らすのに有効である。

  • コロナ禍。1年以上が経過して思うこと。

    健康法としての太極拳の愛好者には、70代以上の高齢者の方が結構いらっしゃる。もっと下の世代の愛好者の場合は、その親御さんがかなり高齢で御健在のケースが多いので、みんながなるべく普通に家族と行き来できる状態でいるためには、太極拳教室で感染者を出すわけにはいかない。

  • 象の足裏は重要な感覚器

    機械・機器に頼りっぱなしの状態が続くと、ヒトの視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚、平衡感覚(バランス感覚)等、ますます鈍っていくのではないだろうか。私は、太極拳に出会ったことで強く思う。鋭敏な感覚を養うことこそが生きている証であり、人生の醍醐味だと感じる。

  • 下手の横好きが二胡を弾く

    「背中を柔らかく使う」というのは、運動、文化的なもの、いろんな分野に共通する要領かもしれない。太極拳、二胡、書道などは、ジャンルは全く違うけれど、どれも背中の動きが柔軟なほど上手くいく。書道も決して手先だけで書くものではなく、肩甲骨まわりの柔軟さ、体全体の調和、心地よいリズムで書く。

  • 松林図屏風のように、無駄なものをそぎ落とす

    「無駄をそぎ落としたところに独特の美しさが生まれる」という点では、太極拳動作はまるで等伯の松林図屏風のよう。柔らかく体を使うけれど、シャンと整った体幹、その状態を保ちながら動けば、必然的に舞のような美しさが生まれる。

  • 体内でたくさんの良いモノが出ている!

    「心地よい運動は、いいホルモンを出す!」。体の中の機能を正常に保つには、 ・適度な運動(筋肉や体を痛めるほどの過酷な運動は控える) ・栄養のある食事(抗酸化作用のある食材やたんぱく質をしっかりとる) ・質の良い睡眠(できれば朝日を浴びて体内時計を整える生活を心がける)

  • 会陰から百会までをまっすぐ立てて動きたい

    太極拳の動作において。股から上、つまり上半身においては、『会陰~胴体~百会のツボに至るまで』を、なるべく床と垂直にまっすぐ立てて柔らかく動いていく。百会は頭頂部のツボ。そして会陰は、性器と肛門の中間部分。会陰は軽く引きあげるイメージで、だらしなくダレさせない。

  • 太極拳の動きを習得するために地面(床)と仲良くする

    普段の生活ではあまり意識を向けない「頭頂」~「足裏」まで、太極拳の稽古をするときは満遍なく意識し、体全体の軸を保つ。体の縦のラインを意識してバランスを取っていく。自分のベクトルを前方へ向けるのではなく、重力に素直に従って真下の方向へ沈む。

  • 経穴(ツボ)が口腔内にもたくさんある

    口腔内の数十個に及ぶツボは、経絡で全身のあらゆる部分と繋がっている。だから口の中のツボを刺激することで、内臓機能や気管支系統の働きを整える効果まであるそうだ👍嚥下障害や感染症対策にも。

  • 【サルコペニア】【フレイル】【ロコモティブシンドローム】これらの予防に太極拳!

    【サルコペニア】【フレイル】【ロコモティブシンドローム】の予防には、太極拳は非常に良い運動。太極拳の稽古を続けることで筋力強化、バランス感覚の向上、精神の安定に繋がる。

  • 野村萬斎さんの背筋の伸びと体幹の強さ

    太極拳と狂言には共通項がある。それは「型を学ぶことが基礎練習であること」、そして「体の軸がブレないように動くこと」。

  • 力まず、心を静め、体を緩める

    太極拳は「相手に従う」、これを忘れてはならない。決して相手に従属するという事ではなく、相手と自分を客観視しながら動く精神的な余裕を持ち、一連の動作の流れの中で自分のペースを掴んでいく。一人で行う套路と違って、相手と組むケースでは、相手の呼吸を感じ、相手の力を読み取りながら、慌てずに対応する。

  • めざすは『サグラダファミリア』の安定感

    サグラダファミリアの塔は、上部の重量を、下部で分散して支えるしくみとなっている。これは太極拳の「上虚下実」に通じるものがある。両足のつま先を正面に向け、下肢をアーチ型にし、内転筋に乗り、不自然なガニ股にならないようにして、重い体重を安定的に支えながら移動する。

  • 興味深い『中国の伝統武術家と総合格闘家の戦い』

    中国武術の世界でも、どんなに上手くなろうと、強くなろうと、どんなに名声を得ようと、謙虚な気持ちがなくなった終わり。負けや自分の弱さを認めるのも強さ。本当に強い人は謙虚さをも兼ね備えていると思う。

  • 太極拳に思想的影響を与えたという道教

    太極拳や中国の伝統気功法などには、身体のバランスを取る際に「陰陽のバランス」を意識する。陰陽思想というのは、平たく言うと、中国の古代からの考え方で、「この世の中は陰と陽の相反するものがバランスを取りながら、調和しながら成り立っている」という考え方である。道教の思想も背景にある。

  • 太極拳の背景を学ぶと、また別の世界が広がっていく

    太極拳の背景を学ぶと、また別の世界が広がっていく。孫悟空は、並みの哺乳類の能力を超越した仙術使い、三蔵法師をなんと500年間も待っていたという。太極拳→道教→東洋哲学と興味が数珠つなぎに繋がっていく。

  • 大腿四頭筋や足首を甘やかす現代の椅子生活

    大腿四頭筋のような大きな筋肉の硬直化は全身の血流に影響するので、寒い季節は冷えを誘発してしまうから要注意である。足首まわりに関しても、柔軟性がないと、寒い時期は特に朝起きた時など冷えていて体も硬く、転びやすくなってしまう。

  • 太極拳に出会って初めて放鬆(ファンソン)を知った

    太極拳をしているときの体の状態は、バスタのアルデンテや、串にささった3連の団子みたいなもの。中心部をシャキッと芯や竹串がまっすぐ通っている。 無駄な力を抜き、静かな心持ちでゆったり呼吸しながら動いていると、座禅のように五感が研ぎ澄まされる。肛門や会陰もダラーンとしないで堤肛を実現する。

  • 太極拳仲間の80代の方々をみて思うこと

    新しいチャレンジに抵抗を感じるご家庭もあるだろう。でも人生が100年を超えるかもしれないこの時代、70代~80代の人が「年だから恥ずかしい」という理由で、物事を片っ端から諦めるのは非常に勿体ない。太極拳は何歳からでもできる、何歳まででもできる。

  • 「老い」と「死」について思うこと

    年齢を重ねていくと、普段、どの程度、運動して体をきちんと使って生活しているか、見た目に如実に表れる。そして、そのことが精神面にも大いに影響を与える。運動することで得られる爽快感を知らずに過ごし、筋力が弱って足があまり上がらない状態で歩くようになれば、やはり気分も下がり気味になってしまう。

  • 推手を学んでみた感想

    健康法として太極拳を行う場合、「套路を覚えたら満足気味」になってしまいがちのケースが出てきてしまう。でも太極拳の醍醐味は、そこだけではないと思う。太極拳は「相手に従う武術」である。自我が出てしまってはいけない。力技で押し通すことはできない。ということで、私も数年間、推手を学んでみた。

  • 優雅な動物の動き『五禽戯』~part.5(鳥)

    五禽戯の鳥戯~鳥伸と鳥飛は優雅で気持ちよく翼をはためかせ空を飛んでいるがごとく動き、任脈の気の巡りを促す

  • 優雅な動物の動き『五禽戯』~part.4(猿)

    五禽戯の猿戯~猿提と猿摘~心臓まわりの自己ケアのつもりで。そして、すばしこく桃の実を取ろう

  • 優雅な動物の動き『五禽戯』~part.3(熊)

    五禽戯をやってみて感じた熊戯(熊運・熊晃)のポイントあれこれ~どっしり悠々と。熊運は臍下丹田も意識して~

  • 優雅な動物の動き『五禽戯』~part.2(鹿)

    五禽戯をやってみて感じた鹿戯(鹿抵・鹿奔)のポイントあれこれ~背中が気持ちいい~

  • 優雅な動物の動き『五禽戯』~part.1(虎)

    五禽戯をやってみて感じた虎戯(虎挙・虎撲)のポイントあれこれ~メリハリをつける。体の柔軟性を増す動作~

  • 大事な「股関節」のこと!

    太極拳では、テニスなどと同様、股関節と肩甲骨を意識して動くことが重要である。

  • 太極拳初心者の方は「海底針」でグラつきやすい

    二十四式太極拳の海底針でぐらつきやすくなってしまう場合、どうバランスを取ったらいいのだろうか。

  • とにかく最重要だと最近感じるのは『円襠』

    太極拳で重要な円襠について~バランスよく立って動くには、足はいつもアーチ型に~

  • 経験して無駄なことは無かった!!

    テニスと太極拳の姿勢に共通点がある。素振りの時の姿勢について思う。自分の中心軸を正しく据えてブレない体をつくりたい。

  • 人の肩書きは多いほうがいいのか

    雑感~人の肩書きについて思うこと。鍛錬を積んで指導者になって、ますます修行が足りないことを悟る~

  • ゆったり流れる大河の様に、伸び伸び緩やかに

    他人の太極拳に下手!?はない。みんなで気持ちよく、ゆったり流れる大河の様に習い事を楽しみたい。自画自賛ばかりせず、他のメンバーを認めよう。

  • 初心者の方が教室を選ぶポイントは・・

    太極拳の教室を選ぶポイントについて考えた。先生や先輩のこと、習う目的、月謝の件、難しい理論をどこまで突き詰める指導内容か、等々。~まずは、とにかく見学&体験に行ってみよう~

  • <含胸抜背>(ハンションバーペイ)とは、なんぞや!?

    「含胸抜背」、これは太極拳を練習する際に、とても大切な上半身の姿勢についての要領である。~胸も背中も伸びやかに、無駄な力を抜く~

  • 時間はかかれど成長する自分を感じる

    太極拳の套路、初心者は最初は慣れなくて大変。先生の動作についていくのがやっと。だけど長い目でみて、徐々に成長する喜びを感じる醍醐味を知るのが良い。ゆっくりでも成長していけるのが太極拳の世界。

  • 意味が分からなくてもとにかく続ける

    太極拳の稽古を重ねてきて思うのは、「急いで早く型を覚えることに意味があるとは思えない」ということ。焦って覚えても、おそらく「太極拳もどき」の状態に終始してしまう。

  • 太極拳に出会ったきっかけ

    太極拳に出会ったきっかけは「リハビリ」だった。太極拳は、病後やケガの後のリハビリとして有効な運動である。

  • イントロダクション

    太極拳、中国の健康養生法、棒術などが好きで稽古を続けている愛好者の備忘録

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