「玉の浦」(タマノウラ)は野生のヤブ椿の突然変異種で、長崎県五島列島で発見されました。一重中輪で、濃い紅色に白覆輪が入る花ですが、覆輪の入りが不安定です。白覆輪が全く入らない年がありますが、今年は少し入りました。4月中旬に咲いた1輪、4月下旬、僅かに白覆輪が、一昨年の花では、もう少しはっきりと出てました。鉢植えの椿(21)「玉の浦」
ヒペリカムはオトギリソウ科ヒペリカム属の半常緑低木です。ヨーロッパや中国原産の園芸植物が日本で栽培され、「ヒペリカム・ミラクルブロッサム」は新品種のようで、通販で入手したポット苗です。5月上旬から開花し始めました。黄色花で、長く伸ばしたオシベが目立ちます。5月中~下旬の花、黄色い蕾から、花弁を開いて、花の終盤、オシベを落とし、花弁を落とすと、黄色からピンクの果実に変わります。6月上旬の花と果実、6月下旬~7月上旬、ピンクの果実が、こげ茶色に変わって来ました。7月中~下旬、殆どの果実が黒く変わって来ました。熟して種子が出来たようです。まだ樹高20cm位、枝先を剪定しました。鉢植えの「ヒペリカム・ミラクルブロッサム」
スイセンノウ(酔仙翁)は、南ヨーロッパ原産のリクニス・コロナリアで、ナデシコ科の多年草(開花株は夏に枯れますが世代交代して)です。江戸時代に渡来し、赤花は酔仙翁と呼ばれます。株全体に白い綿毛が密生するので、別名がフランネル草です。柴犬と散歩中、道路脇から種をいただいて、蒔いたのが最初です。5月下旬の咲き始めでした。6月上旬の花、庭の南東塀際で、6月中旬、草丈数10cmになります。花の終盤、花芯部のシベが開いて授粉し、花後に結実します。放任すると、こぼれ種で発芽するので、花茎を刈り払います。庭のスイセンノウ(1)赤花
4月に開花したハナイカダ(花筏)、その後です。5月中旬、雌木の雌花のあとには、緑の実が着きました。5月中旬、中には3個の実が着いた葉もあります。6月中旬の緑実、7日後の6月末、緑色の実が茶色から黒へと色変わりしてきました。7月上旬になると、こげ茶色から黒光りする熟果へ、7月中旬、実が熟すとヒヨドリが一部食べ始めたので、防鳥網を掛けました。7月下旬、網を外して、完熟した径8mmほどの黒熟果です。甘みがあって食べられますが、私は1粒だけであとはヒヨドリに、最後に現在の樹姿を、庭の北西、黒松と枝垂れモミジの間の樹下で、樹高・横張りともに140cm程になりました。庭植えの「ハナイカダ」(2)実
フウラン(風蘭)は日本特産のランで、樹木に生育する着生植物です。江戸時代から栽培された古典園芸植物の1つで、その品種群を富貴蘭と呼びます。小鉢にミズゴケで盛り上げて植え付けます。「猩々」(ショウジョウ)は紅花品種で、花茎が濃紅紫色で、花は弁先と距に紅をさします。7月上旬に咲き始めました。距が長く垂れ下がります。その翌日、3輪咲き揃いました。7月中旬の花、その3日後です。鉢植えのフウラン(1)「猩々」
「ハナイカダ」(花筏)はミズキ科の落葉低木で、北海道南部~九州の森林や沢筋に自生します。葉の真ん中に花や果実を着ける様子を、筏に見立てた名です。雌雄異株なので、雌木と雄木を一緒に植えました。4月中旬の雌花の蕾、4月下旬、雌花の開花です。緑色の花を葉の中央に1~3個(普通は1個)、花茎が葉の主脈と合着したもので、葉脈の基部から花の着く場所まで、主脈が太く白っぽくなっています。4月中旬、雄花の蕾、葉の中央に数個ずつ着きます。4月下旬、雄花の開花です。花後の実成りは、(2)で、庭植えの「ハナイカダ」(1)花
「ユウスゲ」(夕菅)は、本州・四国・九州で、山地の草原に自生するユリ科の多年草です。ニッコウキスゲと同様に、線形の根生葉の間から花茎を伸ばし、淡黄色(レモンイエロー)の花を咲かせます。1番の特徴は、夕方に開いて翌朝には萎みます。7月7日、最初の1輪が開きました。蕾を長く伸ばして膨らませ、夕方6時40分、花弁を開き始めました。10分後、この後、居間に移して全開した花を撮りました。夜8時頃です。撮影後、玄関外に戻して置くと翌朝8時前には、花弁を閉じていました。その後は、2本の花茎から1日1輪ずつ開花、7月中旬に咲いた花、玄関外で夕方6時40分頃です。夕方6時過ぎの開き始めた花、最後の花が開き始めた、7月18日夕方6時30分です。鉢植えの「ユウスゲ」
「ツキヌキニンドウ」(突抜忍冬)は、北米原産の半常緑つる性花木です。オレンジ色の品種を鉢植えし、挿し木した鉢と2鉢あります。1鉢は6月上旬に開花しました。和名は、対生する枝先の葉が基部で合着し、茎が葉を突き抜けているように見える事と、冬でも落葉しないスイカズラを忍冬(ニンドウ)とも呼ぶことから。2鉢目は、6月下旬に咲きました。花後に出来る赤い実も楽しみにしてましたが、今年は暑さのせいか実が着きません。参考に過去画像を、鉢植えの「ツキヌキニンドウ」
ユリの花 2023 (4)オリエンタルユリの「コンカドール」
オリエンタルユリは、日本原産の原種ユリをもとに育成された品種群で、大輪で香り高を咲かせ、草丈も大きくなります。「コンカドール」は、黄色のオリエンタルユリで、白覆輪が入ります。プランター植えで、90cm以上に伸びて、厚弁の巨大輪花で、別名イエローカサブランカともいわれます。7月上旬に開花しました。その3日後の花、7月中旬、2輪目が開きました。別の小型カメラで、時間によってはこんな花色になりました。ユリの花2023(4)オリエンタルユリの「コンカドール」
「伊那紅てまり」の花、6月上旬~中旬の様子は前回見ました。その後の変化で、こんな紅色に変わりました。6月下旬の花、茶変した装飾花のガク片もありますが、残ったガクは赤味を強めてきました。6月末です。7月中旬の花、装飾花のガク片が全て反転しました。7月下旬の花、裏返った萼片も、光の当たり方では、最後の輝きを見せました。ガクが枯れ落ちた後、両性花が実を結んでいます。以上が2023年に咲いた鉢植えのヤマアジサイの記録です。鉢植えのヤマアジサイ(11)「伊那紅てまり」(後半)
「桃花シラン」は台湾産のアマナランとシランの種間交配種です。リップ(唇弁)に黄色が入る、澄んだ淡桃色花で、花もちが良く、少し高い草丈で切り花にも向きます。6月上旬から咲き始め、中旬の花です。6月下旬に休みなく咲いた花、7月上旬、花茎の下の方から咲き上がり、最終の花になります。鉢植えの「桃花シラン」
ヤマアジサイの「伊那紅てまり」は長野県伊那谷産で、装飾花が手毬の様に丸く固まって咲きます。初めは白花で、徐々に紅花に移り咲ます。装飾花のガク片に大きな鋸歯が出るのが特徴の1つです。6月上旬の咲き始め、その5日後、6月10日、異常高温もあって、装飾花のガク片が茶変し、ガクが枯れ落ち、中心にある花が青く咲き出した花も出ました。6月中旬の花です。ほんのりと赤みが差してきました。その4日後、徐々に赤みを帯びてきましたが、真っ赤にはならないと書かれています。この株は、折れ枝を食虫植物サラセニアの鉢の水苔に刺したものが、生水苔とともに成長し樹高50cm程になりました。画像枚数が多くなったので、6月下旬~7月下旬の記録は(後半)で、鉢植えのヤマアジサイ(10)「伊那紅てまり」(前半)
筒状の花を横向きに咲かせる日本原産の鉄砲ユリ、「デリアナ」は、園芸品種で黄色のテッポウユリです。8号深鉢に植えて、草丈60cm前後です。6月下旬に開花しました。明るい黄色が輝きます。その2日後には、濃い黄色花は、クリーム色に変わってしまいました。7月上旬の花、筒状の花形が維持されず、割れてしまう難点もあるようです。ユリの花2023(3)テッポウユリの「デリアナ」
ヤマアジサイの「羽衣の舞」(ハゴロモノマイ)は高知県産で、装飾花が八重咲で白地にピンクの覆輪入る小型種です。5号鉢植えで樹高20cm余りです。鉢植えの用土が酸性のようで、覆輪がピンクでなく紫になっています。6月上旬の咲き始め、地色が黄緑色です。その4日後、6月中旬、6月下旬、本日の樹姿です。鉢植えのヤマアジサイは、本日、全ての花茎を剪定し、鉢を移動しました。鉢植えのヤマアジサイ(9)「羽衣の舞」
「夢千鳥」は、野生のウチョウランをもとに、人工交配により改良した園芸品種群です。花数が多く、長期間咲き続け、夏の暑さに強く丈夫です。もう1鉢の夢千鳥、2球から増えてきました。6月下旬の咲き始め、上と下、2タイプの花、7月上旬、最盛期の頃、7月中旬まで、南向きの玄関前で、異常な暑さの中で咲いていました。鉢植えのウチョウランの仲間(6)「夢千鳥」b
「隅田の花火」(スミダノハナビ)は、八重咲のガクアジサイで、装飾花は白色から、次第に淡青色に変わります。星形の花が四方に飛び出すように咲き、花火にたとえて名付けられました。6月中旬、装飾花の咲き始めは白~クリーム色ですが、開き切ると、淡青色の八重咲花となります。その4日後です。6月20日の樹姿です。庭の東、オオモミジの樹下に植えて、樹高1m程です。装飾花のアップと、中心部の両性花も八重咲化しています。6月下旬の花、装飾花が垂れ下がって、花の終盤です。今朝の花、まだ残っていた装飾花は淡黄緑色に変わっていました。本日、剪定作業をします。商品名「墨田の花火」と表記されてもいますが、初めに名付けて売り出した坂田種苗では「隅田の花火」です。庭植えのアジサイ(4)「隅田の花火」
ウチョウランの「夢千鳥」(ユメチドリ)は園芸種で、野生のウチョウランを交配親とした人工交配種群です。原種はウチョウラン・アワチドリ・サツマチドリ・クロカミランなどです。多くの花色変化と、暑さに強く丈夫で、長期間花を咲かせる、強健な多花性グループです。2鉢のうちの1鉢です、2球から増殖しました。従って、花色・紋様が2系統混在します。6月中旬の咲き始めです。6月下旬の花、7月上旬、たくさんの花を咲かせた終盤です。鉢植えのウチョウランの仲間(5)「夢千鳥」a
ヤマアジサイの「天の川」(アマノガワ)は四国産で、青色の装飾花は、中心部が白く絣状になる、特徴的な花です。5月下旬から咲き始めました。6月上旬、中心部の両性花も、小さな青い4弁花を開いてきました。6月10日です。6月中旬、装飾花が反転しました。7月初め、両性花は結実し、装飾花は薄墨色に変わりました。鉢植えのヤマアジサイ(8)「天の川」
日本各地の低山に自生するウチョウラン(羽蝶蘭)は、各地に特徴ある変種が存在します。「アワチドリ」は、千葉県房総半島の一部にのみ自生し、距が短く小輪花が多数咲きます。開花が遅れましたが、7月上旬に2輪だけ開花しました。その3日後の花、野生個体は絶滅危惧種ですが、交配による品種改良が進みました。下画像は人工交配によるアワチドリの園芸種で、たくさんの花が咲きました。6月下旬、咲き終えた花もありますが、蕾もたくさん着いています。ウチョウランの変種には、他にサツマチドリやクロカミランなどがありますが、開花なしです。鉢植えのウチョウランの仲間(4)「アワチドリ」
もう1株のガクアジサイです。6月中旬の咲き始め、6月下旬、装飾花は濃い青紫色です。両性花も咲き始め、白い糸覆輪の青い5弁花です。6月30日です。7月上旬、装飾花が横向きになり、更に反転して垂れ下がりました。昨日の樹姿、樹高は80cm程です。庭植えのアジサイ(3)ガクアジサイb
ウチョウランの園芸品種で、唇弁が長大化した長舌花(チョウゼツカ)です。6月中旬の咲き始めです。6月下旬の花、小鉢で増殖し、今年はたくさんの花を咲かせました。7月上旬です。鉢植えのウチョウランの仲間(3)長舌花
ガク咲きアジサイは日本に自生し、装飾花が、花の縁取りをするように咲きます。庭に以前よりあったものを2株、東庭に移植しました。6月中旬、蕾の外側に装飾花が開き始めました。花色が徐々に変化して来ます。6月下旬の花、両性花が咲き出し、青色の6弁花です。7月上旬、遅れて開花した花がありますが、両性花は実を結び、装飾花は、色褪せて横向きから下向きに垂れ下ってきました。樹高50cm余り、今朝の樹姿です。長年この庭にあって、幹が枯れこんだ時もあるのですが、株元から新枝を伸ばして復活してきました。庭植えのアジサイ(2)ガクアジサイa
ウチョウランの白花種です。6月中旬の咲き始めです。6月下旬です。7月上旬の花です。鉢植えのウチョウランの仲間(2)白花
ヤマアジサイの「白妙」(シロタエ)は、山梨県と静岡県の県境で発見されました。白花八重咲で、終盤には紅色がさしてきます。5月下旬に開花してきました。5月末の開花姿、6号鉢植えで樹高は20数cmです。6月上旬です。その3日後、花弁先に少し紅を帯びてきた花があります。6月20日です。両性花は結実せずに落ち、装飾花だけが残りました。7月初め、装飾花が反転し、花の終わりを迎えます。鉢植えのヤマアジサイ(7)「白妙」
「ウチョウラン」は小型の地生ランです。低山の岩場で、湿った岩の隙間に貯まった土や苔の中になどに自生し、花色は通常紅紫色で、唇弁に濃い斑紋と距があり、地下に小豆大から小指の頭大の球根を持ちます。野生は希少ですが、品種改良が進み園芸植物化しています。2~3号の小鉢植えで、草丈は5~10cm位です。「白紫点花」は白い花ですが、唇弁の斑紋だけが基本種と同様に出現しています。6月下旬の花、7月上旬の花です。鉢植えのウチョウランの仲間(1)白紫点花
「土佐ノ海」は高知県産で、澄んだ青色が印象的です。咲き始めは6月上旬で、装飾花の中心部に白が残ります。6月10日、両性花も咲いてきました。その3日後です。4号深鉢植えで、樹高50cm程ですが、水切れに要注意です。6月下旬、装飾花が横向きになり、反転してきました。その5日後、実を結び、花色の青が退色してきました。鉢植えのヤマアジサイ(6)「土佐ノ海」
庭の通路脇や、各種の草や木の鉢植えで、自然実生で増殖するラン科の小型多年草「ネジバナ」(捩花)、別名モジズリです。湿っていて日当たりの良い草地などに自生します。太く短い数本の根を持ち、花茎の周りに小花を螺旋状に並んで咲かせます。(ねじれた花序が名の由来)今年は、何故か睡蓮鉢で群生して咲きました。長く植え替えせず、スイレンの根茎が鉢で満杯になり、葉だけで花が咲かなくなった睡蓮鉢です。ネジバナだけを植えた鉢植えは無いのですが、自然実生で多くの鉢で芽生えて咲きました。6月中旬の花、6月下旬の花、1つの花は径5mm位、花弁がピンクで唇弁が白ですが、ピンクの濃淡は個体差があります。7月上旬の花、巻きの強い花、上が右巻き、下が左巻きでしょうか。殆んど巻かない花もあります。庭や鉢で咲いた「ネジバナ」
以前より庭植えされていた一般的なアジサイ(紫陽花)で、手まり咲きアジサイは、日本原産のガクアジサイが欧米で品種改良されたもので、装飾花が丸く固まって咲くアジサイです。庭を作り変えた時、青い花を移植したつもりですが、新たに作ったブロック塀脇で、用土も新しくなり、桃色の花が咲くようになりました。樹高は80cm程です。6月上旬の咲き始めです。6月中旬の花、(小さな紅花はスイセンノウが、実生で育ったもの)その5日後、装飾花の隙間から見える両性花は青花でした。6月下旬の花です。7月上旬、終盤の花はこんな色になりました。庭植えのアジサイ(1)手まり咲きの桃色花
食虫植物の「ハエトリソウ」は、北アメリカの温帯湿地に自生し、葉をロゼット状に出し、虫が触れると棘を付けた葉を素早く閉じて、獲物を捕食します。小鉢にミズゴケで栽培し、6月に白花を咲かせました。5月中旬、蕾を着けた花茎を2本、長く伸ばしてきました。6月10日、花が開いてきました。その時の葉、2枚貝のような形で、周辺に棘が並びます。1枚の葉が虫を捕えていました。その1週間後、6月中旬の花です。花後の7月上旬、真夏のような高温の中で、実を結ばずに、花茎先が枯れこんだようです。鉢植えの食虫植物(1)「ハエトリソウ」の花
「甘茶」(アマチャ)はヤマアジサイの変種の1つで、葉に甘味があって、葉を煎じて甘茶が作られました。お釈迦様に甘茶を注ぐ灌仏会に使用され、庭に甘茶の樹が植えられ、家庭でも飲んだ子供の頃を思い出します。6月初め、装飾花が開き始めました。4号深鉢植えで、樹高20数cmです。6月中旬の花、両性花も開きました。その6日後、6月下旬、装飾花が反転し始め、7月初め、花色が変わり、種子が稔ってきました。鉢植えのヤマアジサイ(5)「甘茶」
テッポウユリ(鉄砲百合)は、ラッパに似た筒状の花を横向きに咲かせます。「ディファレンス」という品種は、鮮やかン黄色~オレンジ色の花を咲かせます。6月下旬の蕾から、3日後に開花しました。さらに2日後です。ユリの花2023(3)テッポウユリの「ディファレンス」
ヤブデマリはスイカズラ科の落葉低木で、関東以南の林中などに自生し、基本種は白花です。「ピンクビューティー」は園芸品種で、花色が白色からピンクに変化し、赤い実を稔らせます。4号鉢植えで、幹が途中で折れて樹高は高さ10cm、横に25cm程枝張りしています。今年は1輪だけの開花でした。5月上旬の咲き始め、ガクアジサイ型の花です。その7日後、中心部の両性花も咲き出しました。5月中旬の花、両性花は小さな白い5弁花で、オシベが目立ちます。5月下旬、ガクのピンク色が、今年は薄い。6月上旬、花の終わりです。6月下旬、花後の果実は2個だけ稔り、赤くなってきました。7月初め、枝先が折れ落ちました。参考に、たくさん咲いた昨年の画像です。鉢植えのヤブデマリ「ピンクビューティー」の花と実
ラベルを失い名称不明であった2種で、過去画像を調べました。ともに花は1輪ずつの開花です。1鉢は「紅葉の舞」という品種です。6月中旬の開花で、その3日後です。もう1鉢も6月中旬の開花で、花弁が伸び切らない感じですが、「五月晴れ」という品種のようです。その翌日には花弁を閉じ始めました。鉢植えの花菖蒲1輪だけ咲いた2種
ヤマアジサイの「日向絞」(ヒュウガシボリ)は宮崎県産で、紺色地に白い絞りが入る品種です。まだ苗木で、4号鉢植えの樹高20cm程、2輪だけ開花しました。6月中旬の咲き始めです。その4日後、中心部の両性花も咲き出しました。7月初めには、装飾花が反転し、両性花は結実してきました。鉢植えのヤマアジサイ(4)「日向絞」
ヤマアジサイの「くれない」(紅)は長野県産で、装飾花が白から濃い赤に変わります。5月下旬の咲き始め、装飾花は白色で両性花は蕾です。その3日後です。6号鉢植えで樹高20~30cmです。6月上旬、赤く色付き始め、中心部の両性花も咲いてきました。6月10日には紅が色濃くなって、6月中旬、装飾花は濃い赤色となって横向きになりました。7月初め、両性花は実を結び、花の終わりを迎えています。鉢植えのヤマアジサイ(3)「くれない」
ヤマアジサイの「七段花」(シチダンカ)は、シーボルトが「日本植物誌」で紹介し、幻の花とされていましたが、1959年に神戸の六甲山で発見されました。5号鉢植えで、樹高20cm余りです。装飾花が星形の八重咲で、青紫色です。6月上旬の開花でした。その3日後、6月下旬、花の終わりです。装飾花が横向きから下向きに反転し、両性花が退化して、すでに落下し結実はしません。鉢植えのヤマアジサイ(2)「七段花」
4月上旬に満開の花を咲かせた実桃の「武井白鳳」、花後の果実の生育と収穫です。5月中旬の緑の果実、その9日後です。今年は実生りが多過ぎるので、摘果して数を減らします。6月中旬には、果実の一部が紅に色付きました。実が熟すと、鳥が毎朝食べに来るようになったので、HCで防鳥網を買って、樹を覆いました。6月下旬、1回目の収穫をしました。数日後、2回目の収穫です。7月3日、防鳥網を外して、残った桃の最終収穫です。酸味が少なく甘い自家産の桃を、毎日食すことが出来ました。庭の実桃「武井白鳳」2023(2)初夏の果実
「ロリポップ」はスカシユリの園芸種、鮮やかなバイカラーで、白と濃いピンクンの対比が鮮やかです。今年は6月中旬に、1輪だけの開花となりましたが、赤が特に鮮やかでした。参考に過去画像を、ユリの花2023(2)スカシユリの「ロリポップ」
クチナシはアカネ科の常緑低木で、東アジアに広く分布し、日本では静岡以西に自生し、樹高1~3mです。「ヒメクチナシ」(姫梔子)は小型で、樹高20~40cm程、葉は細長く花も小さめです。(別名コクチナシ)6月中旬に開花しました。5号鉢植えで、樹高25cm程です。花径4cm程の白い6弁花です。6月下旬です。花色が白から徐々に黄色に変わって、花が終わります。何故か私の鉢植えは、花後に果実が稔ったことがありません。花は香りが良いので、玄関に飾ります。鉢植えの「ヒメクチナシ」
ユリの花 2023 (1)スカシユリの「ロイヤルサンセット」
スカシユリ(透百合)は、日本の中部以北で海岸の砂礫地や崖などに自生し、花を上向きに咲かせ、花弁の付け根がやや細く、隙間が見えることが透かし百合の和名に。「ロイヤルサンセット」はオランダで改良された園芸品種で、花色が、オレンジ色と朱色のグラデーションが独特です。6月上旬、径10cm程の花を1輪開きました。その2日後、6月中旬、40cmほど伸ばした茎頂に6個の蕾を着けて、次々と開花し、その2日後の花です。ユリの花2023(1)スカシユリの「ロイヤルサンセット」
アスパラガスは地中海東部が原産で、古代ギリシャから栽培され、日本で食用に導入されたのは明治で、本格的には大正時代から栽培されたようです。ユリ科またはキジカクシ科の多年草で、一度植えれば、放任でも10年くらいは毎年収穫できます。最初に植えた苗は、13年目にほぼ全滅し、新たに別の畝に新苗を植え付けました。数株植えてあるのですが、まだ細い芽しか出ず、1株だけ太い芽が出ました。3月末の芽出しです。4月初め、2本だけ収穫し、他は株を充実させるため伸ばしました。初めに作ったアスパラの畝に、後に追加して植えた紫アスパラが1株残っていて、今までで一番多く収穫出来たので、記録に残します。4月中旬の最初の1芽です。紫色ですが、加熱すると緑色に変わります。4月下旬、2本を収穫し、1本はそのまま成長させました。5月中旬、2本収穫...家庭菜園2023(3)アスパラガス
鉢植えのヤマアジサイ、「伊予の薄墨」(イヨノウスズミ)は、愛媛県で発見され、濃紺の装飾花が終盤には薄墨色に変わります。5月下旬の咲き始めは、淡青色の装飾花です。その3日後の花、6月上旬の花、6号深鉢植えで、樹高30cm位です。今年は装飾花が揃わず、不完全な花が多く着きました。装飾花が無く、両性花だけで咲いた花もありました。6月中旬、花の終盤には、装飾花が黒紫色に変わって横向きになり、さらに下向きに変わって、色は薄墨色に変わります。6月下旬、装飾花は垂れ下がり、中心部の両性花は種子を結び、花期が終わります。鉢植えのヤマアジサイ(1)「伊予の薄墨」
実桃の「武井白鳳」(タケイハクホウ)を庭植えしています。中果で外観が美しく、食味が良い早生系優良種ということで、コンパクトに栽培できるYD苗(矮性台木接ぎ木苗)を植えました。春の花は淡桃色で、たくさん咲きました。3月下旬、蕾が膨らんで、開花し始めました。4月初めの開花姿です。満開となった4月4日、樹高は2m弱です。咲き始めは淡色で、花の終盤は濃色になって、散りました。実成りと収穫は(2)で、庭の実桃「武井白鳳」2023(1)春の花
「テリハノイバラ」(照葉野茨)は、バラ科のつる性低木です。普通のノイバラよりも、葉に光沢があり、花数は少ないが大きく、径3~3.5cmの白い5弁花を咲かせます。「濃紅テリハノイバラ」は、濃色桃色タイプで通販入手しました。3号鉢植えで6月中~下旬に2輪だけ開花しました。6月上旬の蕾から、6月中旬に開花しました。6月下旬に咲いた花です。鉢植えの「濃紅テリハノイバラ」
「深山八重紫」(ミヤマヤエムラサキ)は京都府産で、ガク咲きの八重咲きです。花色は青紫~赤紫で土質によって変わります。東庭の北側、エゾムラサキツツジの隣に植えてあり、樹高30cm程で、2輪だけですが開花しました。6月初め、2輪咲き始めました。その6日後です。装飾花のガクが濃い青紫色に変わり、中心部の普通花も開いてきました。6月中旬の2輪です。7月上旬です。装飾花が変色して、横向きになり反転して花が終わります。花画像だけでしたので、今朝、全体像を撮りました。庭植えは2種だけの開花でしたが、鉢植え㋨ヤマアジサイが多く咲きましたので、順次アップします。庭のヤマアジサイ(2)「深山八重紫」
3月に開花した新潟の実梅「藤五郎梅」、初夏の実成りと収穫です。5月上旬の実成りです。5月中旬、6月中旬になると自然落果するようになり、数が少なくなった6月下旬の実成りです。6月24日、残りをすべて収穫しました。量が少ないので、梅ジュースを作っています。庭の実梅「藤五郎梅」2023(2)実成りと収穫
花菖蒲(ハナショウブ)は花弁の付け根が黄色で、アヤメのような網目模様がありません。「爪紅」(ツマベニ)は、白い花弁に鉾の先のみ薄紅に染まり、原種のノハナショウブに近い花形です。6月上旬、蕾から、初めの1輪が開きました。翌日には3輪揃って開花しました。6月中旬、初めの花が咲き終えると、2輪目が咲いてきました。花芯部の鉾先は、紅にはならず、薄紫色です。花弁を閉じて、花の終盤です。庭植えの花菖蒲は、葉だけで咲かなくなりました。鉢植えの花菖蒲「爪紅」
庭植えの新潟の実梅「藤五郎梅」(トウゴロウウメ)、今年の開花から収穫の記録です。3月中~下旬に咲いた花は、少し淡紅を帯びた白色です。3月中旬の花です。3月下旬の花です。3月末です。今年は雪で枝折れもあり、開花数が少なくなりました。実成りと収穫は(2)で、庭の実梅「藤五郎梅」2023(1)早春の花
未熟な莢食用とするキヌサヤエンドウに対して、スナップエンドウは、豆が大きく生育しても莢が柔らかく、豆と莢の両方を野菜として利用します。5月2日、マメ科の畝で、スナップは2ポット苗を植えました。ツルを伸ばして成長し、5月下旬、蕾から白花を開花させ、花弁が落ちると実が育ちます。5月末の実成りです。6月上旬の実成りと収穫例です。6月中旬の実成りと収穫例、6月下旬にはツルが萎れ、栽培が終了です。家庭菜園2023(2)エンドウ豆bスナップエンドウ
「サワラン」(沢蘭)はラン科で、別名がアサヒランです。本州中部以北の高地湿原でミズゴケの中に自生します。緑色で丸い偽球茎を持ち、20cm程の花茎を伸ばして、先に1個横向きに花を着けます。基本種は紅紫色花ですが、今年も咲いていたのは白花種です。生きたミズゴケに植えっ放しなので、容器から出て大きなミズゴケマットで毎年開花しています。6月上~中旬に開花しました。今は消えてしまいましたが、基本種の紅紫色花は、過去画像で、鉢植えの「白花サワラン」
柴犬と毎日散歩していた頃、ある公園で咲くサツキで、剪定作業後の落枝を拾って挿し木したもので、名称不明です。二重咲きの桃色花です。6月中旬、蕾から開花へ、6月下旬、5号平鉢植えで、樹高20cm余りです。玄関前で、現在も咲き続けています。鉢植えのサツキ(2)二重咲き桃色花
春に菜園を耕して、畝作りして、最初に植える苗がえんどう豆です。花がきれいなので、紅花の「キヌサヤえんどう」を1ポットだけ植えています。4月下旬、HCで買ったポット苗を植え付けました。南の自宅側から見て、マメ科の畝の1番奥がえんどう豆です。5月下旬のの花と実生りです。6月初めの収穫例、右がキヌサヤ、左がスナップです。このキヌサヤえんどうは、ツル長長く伸びないタイプなので、早期に収穫が終わりました。家庭菜園2023(1)エンドウ豆aキヌサヤ
小鉢植えのサツキで、「緋梅」(ヒバイ)という品種です。緋赤色・白色などの単色と、玉斑入りの桃色花や、車咲き咲きなどの変化を楽しめます。6月上旬、挿し木した鉢が先に開花しました。元鉢が6月中旬に開花です。その3日後です。鉢植えのサツキ(1)「緋梅」
クレマチスはキンポウゲ科のつる性多年草です。「白万重」(シロマンエ)は花弁数が多く、四季咲きです。5月下旬、蕾が開き始めました。咲き始めは淡いグリーンです。6月上旬、6月中旬、6月下旬の花、花色がクリーム色に変わって来ました。1輪が長く咲き続けます。鉢植えのクレマチス「白万重」
庭に以前より植えられていた白花のサツキで、品種名は不明です。1株ですが大株で、花も大輪ですが、開花は少し遅れました。6月上旬の咲き始め、6月中旬の花、まだ蕾がありますが、咲き終えた花が茶変して、6月下旬まで咲き続けますが、花ガラ摘みをしないと美しくありません。庭のサツキ(2)白花種
「白馬アサヅキ」はユリ科ネギ属で、北アルプスの白馬岳に多く自生する高山性山野草です。4号深鉢植えで、草丈10cm程です。5月中旬の蕾です。その3日後、蕾がほころび始め、5月下旬、開花しました。6月上旬の花です。鉢植えの「白馬アサヅキ」
サツキ(皐月)はツツジ科で、山奥の岩肌などに自生し、盆栽に利用されています。他のツツジに比べ1か月ほど遅い開花で、旧暦の5月(皐月)に咲き揃うことから名付けられました。庭を作り変えた時に植えた品種が、「大盃」(オオサカズキ)です。5月下旬玄関前のハナミズキの樹下で咲き出しました。6月初めです。池の東南側岩組の間で、ヤマアジサイ黒姫と一緒に、池の北東、岩の間で、6月初めとその3日後です。池の西で、6月上旬、6月中旬には、咲き終えた花ガラ摘みをしました。庭のサツキ(1)「大盃」
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「玉の浦」(タマノウラ)は野生のヤブ椿の突然変異種で、長崎県五島列島で発見されました。一重中輪で、濃い紅色に白覆輪が入る花ですが、覆輪の入りが不安定です。白覆輪が全く入らない年がありますが、今年は少し入りました。4月中旬に咲いた1輪、4月下旬、僅かに白覆輪が、一昨年の花では、もう少しはっきりと出てました。鉢植えの椿(21)「玉の浦」
「二人静」(フタリシズカ)もセンリョウ科の多年草で、ヒトリシズカより大きく、北海道~九州の山林下に自生します。茎の先に普通2本の穂状花序を出し、小さな白い花を着けます。花弁もガクも無く、3個のオシベが丸く子房を抱いています。苗を植えたのではなく、南庭の灯篭の脇で芽生えて、茎の先に開花しました。草丈は20cm程、穂状の花序は4cm位です。5月中旬の花、5月下旬、その2日後の花アップ、子房を抱いている白いオシベです。昨日6月2日、オシベが落ちた後の小さな果実、自然の実生で、群落が出来るでしょうか。庭の「二人静」
西洋シャクナゲとはツツジ科で、ヒマラヤ・中国の野生種を欧米で品種改良したものです。「太陽」(タイヨウ)という品種は、日本の暑さに対応するように改良された品種で、日本原産種と比べて、花が大きくカラフルです。小さな苗木を鉢植えで育て、玄関前通路脇、ハナミズキの隣に植えました。大きな花芽を着けて、冬の雪と寒さに耐える1月中旬です。4月下旬、蕾がほころんで、翌日に開花しました。その4~5日後の花、樹高は3m余りと大きくなりました。4月末、ハナミズキと並んで、5月上旬の花です。花は終えましたが、暑さに強く、通年葉を楽しめ、年々、樹高を伸ばしてきました。庭の西洋シャクナゲ「太陽」
「カキツバタ」(杜若)はアヤメ科で、湿地に群生します。内花被が細く直立し、網目模様は無く、大きな外花被片の中央部に白い斑紋があります。斑入り葉の園芸品種を1株購入したものが増殖しました。鉢植えにして水容器に入れ、現在は、昔の大きな火鉢に入れています。今年は花茎を2本だけ上げました。5月10日の蕾です。5月中旬、開花しました。初めの花が萎むと、2番目の花が咲いてきました。5月下旬、3輪目が開花しました。大きな蕾2個から、3輪ずつ花を咲かせて、シーズンを終えました。花が無くても白斑入りの葉が美しいです。鉢植えの「カキツバタ」
自宅北東側の池周りに植えた、紅花2種です。共に上に伸びる樹形ですが、花の大きさや色が少し違います。(庭のツツジは枯れ枝を切る程度で、自然樹形です。)③は池の南側に植えました。4月下旬です。その3日後、5月上旬の花、④は池の北側でモミジの樹下に植えました。4月下旬、その翌日の花、5月上旬の花アップ、庭のツツジ(2)紅花③④
「一人静」(ヒトリシズカ)は茎の先に4枚の葉を輪生状に着け、その先に1本の穂状花序を出し、ブラシ状の白い小さな花を着けます。4月下旬、今年は花が1個だけでした。参考に、昨年の開花姿です。鉢植えの「一人静」
ドウダンツツジの「口紅錦」(クチベニニシキ)は、白~クリーム色の花弁の縁が、紅色に染まる美花です。5月初めの開花でした。その2日後、更に4日後の5月8日、5月中旬の花、5月下旬まで咲きました。秋の紅葉も綺麗です。鉢植えのツツジ(6)「ドウダンツツジの口紅錦」
庭植えのツツジが自然実生を含め13株ほど植えてあります。その大部分は、以前より庭に有った樹を、庭を作り変えた時に移植したもので、品種名は不明です。内、紅ドウダンが開花せず、ヤマツツジがまだ咲いています。咲き終えたツツジのまとめです。初めに咲いた紅花の2種です。花は同じようですが樹の性質が違います。①は、玄関右手前のハナミズキの樹下で、樹が上に伸びずに、枝を横に広げています。4月20日の開花し始めです。その2日後、更に5日後、満開の時です。5月初めの花アップ、②は、玄関前通路中間の北側です。4月20日、左背後にボケ東洋錦、右側にサキガケアヤメが葉を伸ばしてきています。2日後の花、4月下旬の満開時、花は下部に少なく、この樹は横張しないで上に伸びています。5月初めの花アップ、庭のツツジ~紅花①②
「岩根絞り」(イワネシボリ)は江戸椿の1種で、濃紅色地に白斑が入る、八重咲の大輪花です。1輪だけの開花でした。4月末の蕾、5月初め、開花しました。その後の花です。花弁に傷みが出ると、花の終盤を迎えます。鉢植えの椿(20)「岩根絞り」
「サキガケアヤメ」(魁綾目)は、アヤメ科の多年草です。地中海~西アジア原産という早咲き品種で、鮮やかな青紫色の花です。市内のHCで購入したポット苗が、玄関前通路北側で増殖しました。4月末の蕾、5月上旬の開花、(背後の赤と白はツツジです)その2日後、外側の花弁に黄色い網目模様があるのが特徴です。さらに翌日、萎み始めた花も出てきた、5月11日です。庭の「サキガケアヤメ」
肥後椿の「王冠」(オウカン)は白地に紅覆輪の花で、一重平開咲きの大輪花です。オシベが見事な梅芯で、雄大豪華な花容です。5月上旬の蕾、翌日から開き始め、その4日後の花、5月10日の花、今年は2輪だけの開花でした。白色一重の「満月」という品種も鉢植えがあるのですが、今年は蕾がありません。鉢植えの椿(19)肥後椿の「王冠」
「地エビネ」は、全国各地の低山に見られたラン科の多年草で、地下に球根のような偽鱗茎が連なってエビの背に見えます。側花弁が茶色で、唇弁が白が基本ですが、緑白地エビネと一緒に7号深鉢植えにしています。4月下旬、蕾を上げてきました。(背景の赤は庭植えのツツジです)その4日後、開花しました。5月上旬の開花姿です。鉢植えの「地エビネ」
「肥後椿」(ヒゴツバキ)とは、江戸時代から明治にかけて、熊本藩士とその後裔によって育成されてきた肥後六花の1群です。(六花は椿、芍薬、花菖蒲、朝顔、菊、山茶花です)一重、平咲き、梅芯(梅の花のようなオシベが見事)が特徴です。散歩中に出合った庭木の一枝をいただいて、挿し木で育てた紅花種です。4月下旬の蕾から開花へ、その3日後の花、4月末の花です。鉢植えの椿(18)「肥後椿の紅花種」
「ヒメシャガ」(姫射干)はアヤメ科で、北海道南西部から九州北部にかけて分布する、日本特産の多年草です。淡い青紫色で、花径4cmほどの小型アヤメです。4月下旬、蕾から開花へ、5月上旬、自宅東側の通路脇、東庭の赤松の樹下で、群落を作っています。草丈20~30cmです。5月10日、多くの花が咲き終えた、花の終盤です。花後の現在は、こんな果実を稔らせています。(白花種の鉢植えもあるのですが、今年は開花しません。)庭の「ヒメシャガ」
「若楓」(ワカカエデ)は小輪のヤブ椿で、一重筒咲きの紅色花です。4月中旬の蕾から、開花です。鮮やかな紅色花弁と黄色いシベの対比が美しく、花粉が非常に多い。4月中旬に咲いた花、5月上旬でも、開花し続けました。鉢植えの椿(17)「若楓」
購入したものでなく、自然実生で他の鉢に芽生えました。西洋オキナグサは、藤紫色のほか赤・ピンク・白の各色があり、白花が少し上向きに咲き、丈夫です。(日本の翁草は下向きに花が咲き、いつの間にか消えました。)3月末の芽出しです。花木の鉢植えの端に芽生えて大株となり、中心の花木は枯れました。4月中旬の開花です。翌日、さらに翌日の4月15日、満開です。咲き始めの花、全開し、たくさんの花粉を出す花、花後の5月中旬、種には白く長い毛があり、その姿を老人の白髪に見立てて、翁草(オキナグサ)と呼ばれます。その6日後、5月下旬の姿。一部はすでに、飛び去った種があります。鉢植えの「西洋オキナグサの白花」
「古都の香り」(コトノカオリ)は、濃い桃色の盃状咲きで、小輪花ですが多花性です。4月10日、咲き始めの頃、4月中旬の花、4月下旬の花、鉢植えの椿(16)「古都の香り」
「八重咲イチリンソウ」はヨーロッパ原産で、キンポウゲ科の多年草です。地下茎で増殖し地面を覆い、白花を咲かせます。半日陰になる場所を選び、鉢植えを庭に移植しました。自宅西の雪柳の樹下と、南の常緑樹ラカンマキの樹下です。4月中旬から咲き出し、下旬の画像です。花の中央部、シベが小さな花弁化しました。その後日、葉に着いているのは、雪柳の散り落ちた花ビラです。白い花弁に傷みが出てきて、花の終盤です。夏は地上部が枯れて休眠します。庭の「八重咲イチリンソウ」
「夕鶴」(ユウヅル)は、淡桃色地に赤い縦絞りが入る、八重咲中輪の雪椿です。今年は1輪だけの開花でした。4月下旬の花です。1枚だけの画像で、花色もイマイチですが、今年の記録として、鉢植えの椿(15)「夕鶴」
「アジュガ」はシソ科の多年草で、ヨーロッパ原産です。東庭に2種植えたものですが、20cm位に花茎を伸ばして、濃い青紫色の花を咲かせる品種が、匍匐枝で増殖移動して、自宅脇の踏み石通路の周りに多くの花を咲かせました。4月下旬、まだ蕾のものが多い中で、花が幾重にも重なって咲いたものがあります。その4日後、遅れていたものも開花してきました。東庭の赤松の樹下で、あまり移動しないで咲いている別品種は、丈10cm余りで、淡い青色の花を咲かせていいました。こちらは花数僅かでした。庭の「アジュガ」
以前より庭にあったツツジで、№6は、桃色で1枚の花弁だけに紅の斑紋が入る大輪花です。玄関前通路の南側に植え替えて、毎年たくさんの花を咲かせています。5月初めに咲き出しました。南の歩道から塀越しに見ると、庭のツツジでは、一番の大株です。花のアップ、一部に、紅紫色の花が混じります。5月10日、一気に満開となりました。北側から見て、玄関前から見ると、5月中旬の花、西側で、キレンゲツツジが咲き出しました。花後に、萎れた花弁と一緒に子房も摘み取ります。庭のツツジ(6)桃色花
「白鳥」(ハクチョウ)は、「都忘れ」の白花種です。桃色花の「浜乙女」の隣で、1輪だけ咲いていました。5月初めに花弁を開き、その3日後、5月中旬の花です。1輪だけですが、リンゴの樹下で5月末まで咲いていました。青花種もあって、自宅軒下やプランターでも咲いていたのですが、都忘れは乾燥に弱いようで、いつの間にか消えてしまいました。庭の「ミヤコワスレ」(2)「白鳥」
「長寿楽」(チョウジュラク)は朱色を含んだ紅色で、八重咲の大輪花です。4月上旬、蕾が開き始めました。4日後の4月10日、4月中旬の花、5月上旬、最後の花は株元で、大きく複雑な八重咲になりました。鉢植えのボケ(6)「長寿楽」
「ミヤコワスレ」(都忘れ)は、キク科のミヤマヨメナノ園芸品種で、江戸時代から栽培されたそうです。名は、鎌倉時代の「承久の乱」に敗れた順徳天皇が、佐渡島に流された際、この花を見て心を慰め、都恋しさを忘れたとの伝承によるもの。「浜乙女」は桃色花です。5月上旬に咲き始めました。5月中旬の花です。自宅南側、菜園コーナーとの間のリンゴ富士の果樹下で、5月末まで咲いていました。庭の「ミヤコワスレ」(1)「浜乙女」
シャクナゲ(石楠花)はツツジ科の常緑低木で、日本原産のシャクナゲは栽培が難しく、庭では育ちませんでした。西洋シャクナゲは、ヒマラヤ地方原産のシャクナゲを、欧米で品種改良した園芸種です。「太陽」という品種は、小さな苗木を鉢で育て、玄関前のハナミズキの隣に植えました。10数年経て、樹高3m余りに成長しました。花が大きく、赤に近いピンクで、暑さに強く育てやすい品種です。大きく蕾を膨らませた4月上旬です。4月中旬、咲き始めました。4月下旬、背後の赤松の樹にかけた巣箱に、今年はシジュウカラが出入りしていますが、・・・4日後の4月末、5月上旬、満開です。玄関前で東を見ます。左はハナミズキの白花です。庭の西洋シャクナゲ「太陽」
西洋オダマキは、主にヨーロッパ原産で、多くの園芸品種があります。庭や他の鉢で実生で世代交代しています。元株は消えたのに、丈夫な2種が5月上~中旬に咲いていました。青紫色の西洋オダマキが、菜園周りで大株になっています。桃色花の西洋オダマキです。5月下旬、花後に種子が稔るので、花茎を切除しています。自然実生で殖える「オダマキ」(3)西洋オダマキ
「銀長寿」(ギンチョウジュ)は、白花八重咲の大輪花です。今年は蕾のうちから傷みが出て、きれいに咲くことが出来ず、画像は5月上旬の1枚だけとなりました。鉢植えのボケ(5)「銀長寿」
「若楓」(ワカカエデ)は、濃紅色一重、筒咲き筒シベの小輪花です。4月上旬の咲き始め、4月中旬の花、4月下旬の花、鮮やかな紅色と黄色いシベとの対比が美しいです。鉢植えの椿(18)「若楓」
「カナダオダマキ」は北アメリカの東部~中部が原産です。草丈が20cm余りと小型で、鮮やかな赤いガクと、黄色い花弁の対比が美しいオダマキです。あちこちの草花や花木の鉢に、自然実生で育って咲いています。庭に植えても、いつの間にか消えてしまいます。4月中旬の花、4月下旬の花です。自然実生で殖える「オダマキ」(2)カナダオダマキ
紅花品種の「ファンタジーレッド」です。4月上旬の咲き始め、4月中旬の花、4月末まで咲いていました。鉢植えのボケ(4)「ファンタジーレッド」
以前より庭にあったツツジ、№6と№7は白花種です。№6は小輪の白花種で、東庭の塀際に植えています。4月下旬から開花しました。南側から見ると、大岩の上に置いたクランベリーの背後になります。5月上旬の花、小輪で葉も小さく、花弁も薄く、この後、満開と同時に傷みが出てきます。№7の白花は、赤松の樹下、南側に植えています。花や葉が一回り大きく、開花は少し遅れて5月上旬からでした。その2日後、南側から見ました。さらに3日後、上画像は西から見て、下は南から見ました(前景はサキガケアヤメ)。庭のツツジ(5)白花の2種
オダマキはキンポウゲ科の多年草です。名は、特異な花形が、機織りの際に麻糸を巻いた苧環(オダマキ)に似る事から、日本には高山に自生する「ミヤマオダマキ」と、低山に分布する「ヤマオダマキ」の2種があります。高山植物のミヤマオダマキですが、親株の寿命は短く、実生で世代交代する中で、交雑や環境に順化して、あちこちの鉢や庭で咲くようになりました。青紫色の筒状の花、外側の花弁に見えるのはガクです。4月中~下旬の花です。他の草花や花木の鉢植えに、種が飛んで来て芽生え、玄関前の小花壇脇でも、ヤマオダマキは、他の山野草の鉢について我が家に来ました。花弁が黄色でガクや距は紫褐色で、草丈が高くなります。上が他の鉢で、下が庭の通路脇で、自然実生で殖える「オダマキ」(1)日本の2種
「富士の嶺」(フジノミネ)は、桃色地に白の覆輪が入る花です。3月下旬の蕾、4月上旬の咲き始め、4月中旬の花、終盤の花、鉢植えのボケ(3)「富士の嶺」
「ムスカリ」は、キジカクシ科の球根植物で、地中海沿岸、西アジアが原産地です。玄関右手前の小花壇で、スイセンやチューリップの脇で咲いていました。4月初めの花、4月中旬、スイセンや中―リップの脇役の感じですが、青紫色の花が鮮やかです。庭の「ムスカリ」
「無音の雪」(ムオンノユキ)は、淡桃色一重の小輪花です。4月中~下旬に開花しました。鉢植えの椿(17)「無音の雪」
「アッツザクラ」は別名がロードヒポキシスで、キンバイザサ科の球根植物です。南アフリカ原産で、アッツ島とは無関係です。「白鳥」という品種は、白花で、うっすらとピンクが乗る花です。6弁花は3枚ずつ2段になっていて、花の中心部に、オシベ・メシベが見えません。5月初め、最初の1輪が開花しました。葉の高さ6cm位で、10cm程花茎を伸ばして、その4日後です。5月中旬、後のに隠れて最期に咲いた1輪は、ピンクの花で、シベが少し見えました。自然分球で、年々株が殖えます。鉢植えの「アッツザクラ」(1)「白鳥」
「白玉」(シラタマ)は、白花の一重咲き小輪花です。4月中旬の咲き始め、丸い蕾が特徴で、筒咲き、筒シベです。4月下旬の花です。茶花によく利用されます。鉢植えの椿(16)「白玉」
「明烏」(アケガラス)は、細花弁に深い切れ込みが入り、ピンクの花弁で中心部が白くなります。花径3cm余りの平咲き中輪種で、明治中期に作出されました。5月初め、1輪だけの開花です。5月上旬、5月中旬の花です。植替えをしてないので、数鉢が葉だけ展開して開花しません。園芸店の多くは、西洋桜草のプリムラを「サクラソウ」として売っています。鉢植えの日本桜草(2)「明烏」
「秋の山」は、晩秋から春まで咲く早咲き品種です。白地に紅色の縦絞りが入る一重咲き中輪花で、筒~ラッパ咲きの花です。(ラベルを失い品種名が分からなかったのですが、過去画像で確認できました。)3月下旬に2輪だけの開花でした。1輪目の花、2輪目の花です。鉢植えの椿(15)「秋の山」
「ヒメシャガ」(姫射干)はアヤメ科で、日本特産の多年草です。1株を鉢で育て、東庭の赤松とブルーベリーの樹下に植えました。短く横に這う根茎があり、多くのひげ根を生やし、淡い青紫色の花を、たくさん咲かせるようになりました。4月下旬から咲き始めました。草丈は10cm余りで小型、花径は4cm程です。5月上旬の花、5月中旬の花、まだ蕾もありますが、多くの花が咲き終えました。昨日の姿、花後に種子を稔らせています。冬は地上部が枯れます。庭の「ヒメシャガ」