20230204 日本とドイツの銀行が今後目指すべき方向性について
<Japanese> ドイツのトップバンクであるドイツ銀行が先週決算を発表し、昨年通期の株主純利益が50億ユーロ(7,100億円相当)と2007年以来の高水準を記録しました。うち14億ユーロが税効果によるものだったとはいえ、長年のリストラが奏効し、ようやくしっかりとした黒字基調に戻ってきた恰好です。一方、日本のトップバンクであるMUFGは、円金利正常化の追い風もあり業績堅調で、2023年3月期は1兆円強の株主純利益を確保する見込みです。MUFGの先週末時点での時価総額は約12兆円で、ドイツ銀行の3.4倍もあります。それでもPBR(株価純資産倍率)でみると、MUFGで0.67倍、ドイツ銀で0.3…
2023/02/08 17:43