鉄道車両の魅力を中心に伝えるブログです。時には考察記事も書きたいと思います。あくまで素人目線で、未熟な内容です。ご了承ください。
「名車に出会う⑯ 東海道新幹線「のぞみ」でデビューの「300系」
(「のぞみ」で運用がスタートした「300系」) JR東海が開発し、1992年3月から営業運転を始めた新幹線「300系」。東海道・山陽新幹線の第3世代車両で、デビューしたばかりの「のぞみ」で運用がスタートしました。驚かされたことは多々。初代「0系」や第2世代「100系」とデザインががらりと変わり、最高運転速度は50㌔アップの270㌔に到達。開業当初4時間(翌年3時間10分)かかっていた東京~新大阪間を2時間30分で結びまし...
名車に出会う⑮ 京阪神駆け抜けた国鉄流電「モハ52系」(リニア館)
(モハ25系電車。右は半流線形のスタイルのクモハ53) 電車の先頭形状が流線形といえば新幹線が代表的で、見るからに速そうなデザインです。空気抵抗減らすという狙いが第一ですが、流線形車両のブームは戦前の昭和初期にもありました。昭和10年代に製造された「モハ52系」もそのひとつ。床下機器までスカートで覆ったスマートなデザインで当初は「魚雷形電車」と呼ばれ、脚光を浴びました。 国鉄の前身のひとつ鉄道省が1936年...
名車に出会う⑭ 全国で活躍 交流電気機関車のエース「ED75」(鉄博)
(D型ながら力持ちの機関車でした) 交流用電気機関車のエースだった「ED75形」。私が住む関西地域は直流区間のため、出会う機会は少なかったですが、小さな車両ながら力持ちで好きな電気機関車のひとつでした。(旅客用だけでなく、貨物用としても運用される万能交流機関車) 国鉄が1963年(昭和38年)に製造を始め、寝台列車や貨物列車の牽引にと幅広く活躍した万能選手。東北や九州、北海道等で走りました。1976年(昭和51年...
電気機関車全盛期の名機「EF58形」(鉄博、京都鉄博、リニア館)
(電気機関車全盛期の花形だった「EF58 形」) 第二次世界大戦後、国鉄で最初に製造された旅客用電気機関車直流電気機関車「EF58 形」。終戦後の1946年(昭和21年)に登場してから、1958年(昭和33年)までに計172両が製造され、流線形のフォルムが美しく、鉄道ファンから「ゴハチ」の愛称で親しまれてきました。お召列車や寝台列車等の旅客列車のほか、貨物列車まで牽引した国鉄時代の万能選手です。 終戦直後、兵士の復員や疎...
名車に出会う⑫ 国鉄時代からの近郊電車代表選手 113系(リニア館)
(懐かしい湘南色の113系) 「113系」は1962年(昭和37年)に登場し、今なお少数ながら活躍している直流近郊形電車。当時、近郊を行き来する3扉の電車として画期的でした。実に3000両近くもが製造されました。(先頭車の車両形式はクハ111です) 国鉄分割民営化によるJR各社の発足で塗装色が多彩になりましたが、印象に残るのは国鉄時代のオレンジ、緑色のツートーンカラーの「湘南色」とクリーム、青色の「横須賀色」。みかん...
「ドクターイエロー」の愛称で親しまれる新幹線。安全運行のため線路等の点検業務を担っています。運行は10日に1日ほどと極少なく、「この黄色い車両を見ると幸せになれる」と言われ続けています。私が遭遇したのは3、4回。夜間、窓越しにすれ違う車両に感激した日があれば、昼間、運良く駅に停車している車両に出会った日もありました。「四つ葉のクローバー」や「幸福の黄色いハンカチ」のような存在なのでしょうか。 正式...
名車に出会う⑩ 山間部でスピードアップ 初の振子式特急電車381系(リニア館)
(伯備線を走る特急やくもにも使われました) 日本で初めての振り子式特急形車両として一世を風靡した特急電車「381系」。1973年(昭和48年)に登場し、中央本線・篠ノ井線を走る特急「しなの」に導入されました。(リニア館に展示されている「クハ381-1」) 1982年(昭和57年)までに277両が製造されました。その経緯は中央本線の名古屋駅 - 長野駅間の電化。特急電車を運行する際、カーブ区間が5割近くを占める...
名車に出会う⑨ 高山本線 往年看板特急・キハ82系「ひだ」(リニア館)
(飛騨路を行くディーゼル特急「ひだ」) 飛騨路の往年のディーゼル特急「ひだ」。名古屋(1部は大阪)-富山・金沢間を高山本線経由で結びました。登場したのは1968(昭和43)年10月。名古屋-富山間を準急列車が運行を始め、その後、急行列車に格上げされ、さらに運転区間が延長されて誕生。車両は非電化区間で全国的に活躍した「キハ82系」が使われました。地元の山陰本線でも長年走っていた車両だけに、懐かしさがこみ上げてきま...
名車に出会う⑧ 長編成貨物、ブルトレも引いた強者「EF66」(鉄博、京都鉄博)
(EF66が牽引する寝台特急「富士・はやぶさ」) 電気機関車といえば「ED75」「EF65」等、箱型が多いですが、「EF66」は流線形の斬新なデザインで、鉄道友の会ブルーリボン賞も受賞している人気車両。静態保存機は全国でも数少ないですが、京都鉄道博物館(京都鉄博)や埼玉の鉄道博物館(てっぱく)に出かければ、間近で眺めることができ、この車両の魅力を再認識させられます。(京都鉄道博物館に展示されている「EF66形35号機」...
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