鉄道車両の魅力を中心に伝えるブログです。時には考察記事も書きたいと思います。あくまで素人目線で、未熟な内容です。ご了承ください。
(出町柳駅を出発する「きらら」) 古都・京都に出かけた際、よく叡山電鉄出町駅まで足を延ばします。理由は看板列車でもある展望列車「きらら」に乗るため。観光客向けの列車ながら普通運賃のみで乗車でき、1時間に1、2本あってとても便利。出町柳駅から3駅目の一乗寺駅で下車し、沿線の関西屈指のラーメン激戦区に立ち寄るのもお勧めです。今、叡電一日乗車券とラーメン券がセットになった「京都一乗寺ラーメン切符」が発売...
(当初の国鉄色の「117系」) 1970年に大阪府吹田市で日本万国博覧会が開かれた2年後、京阪神地区に「新快速」が登場しました。都市を結ぶスピードで阪急、京阪電鉄等の私鉄との熾烈な競争続くなか、国鉄が開発したもので、当初は急行形電車「153系」が役割を担っていました。私鉄の特急車両に優る車両をと後継に開発されたのが直流近郊型電車「117系」。斬新なデザインで、話題となりました。(JR移行後の福知山色「117系」) ...
(山陰本線を走る221系) 直流近郊型電車の「221系」は、JR西日本が初めて設計・製造した車両。国鉄分割民営化で1987年4月にJR西日本が発足時、シンボルとなる車両として登場し、新快速に投入されました。後継として安全性を向上させた「223系」(記事)、「225系」(同)を以前紹介しましたが、「221系」もまだまだ現役です。(京都駅に入る「みやこ路快速」) 「221系」は1989年から1992年までに474両が製造されました。先頭...
近鉄 主力特急「22000系ACE」と「26000系Ace」
(正面がやや角張っている22000系ACE) 近鉄の主力特急として活躍する「22000系ACE」と「22600系Ace」。リニューアルでカラーリングが変わり、一層洗練された車両が京都線京都駅にも頻繁に出入りしています。両車両は一見よく似ており、遠目では見分けがつきにくく、鉄道ファン以外の方は違いを意識されないでしょう。どちらも近鉄特急の伝統を踏襲した快適な旅ができる素晴らしい車両です。(22000系ACE) 「22000系ACE」は1992...
名車に出会う⑳ 世界初の夜行昼行兼用特急形電車「581・583系」(京都鉄博)
(「583系」の寝台特急「はくつる」) 「581系」は1967年(昭和42年)に登場しました。60Hz用だったため、翌年には東北本線での運用のため、東北地域の交流50Hzにも対応させた「583系」が誕生しました。昼行の直流特急形電車「183系」や交直流特急形電車「485系」と同じ電気窯スタイル。なかでも「581系」は国鉄の特急形電車として初めて前面に貫通扉が設置され、分割・併合運転が行える画期的な運行を可能にしました。(大阪と北...
名車に出会う⑲ 京都で乗れる懐かしの鉄路の王者「C62」(京都鉄博・リニア館)
(京都鉄博のスチーム号。牽引機はC62 -2号機) 鉄路の王者と呼ばれた「C62」。国内最大のSLで、東海道本線、山陽本線、東北本線、常磐線等、主要幹線で活躍しました。大型機関車の馬力は大きいが重いので走らせるにはそれだけ頑丈な線路が必要だ。特急や急行等の優等列車を牽引した名機ですが、全長21.48m(炭水者含む)、重量145.2 tという巨体で、線路等級が低い幹線や地方路線等では走行不可能。山陰本線の旅客用SLはC...
名車に出会う⑱ 急行「立山」等で活躍の交直両用電車「455系」(鉄博)
(赤とクリームの懐かしい国鉄の交直流急行色の455系) 埼玉の鉄道博物館に展示されている「455系」。国鉄が製造した急行形電車で、直流区間の関西や首都圏で活躍した「153系」や「165系」がベースとなる交直両用版の位置付けです。関西では、北陸方面と結ぶ急行電車でも活躍しましたが、2000年代に入ってからは老朽化で廃車が相次ぎ、現役で走るのは、新潟県上越地方の第3セクター、えちごトキめき鉄道(トキ鉄)に譲渡された...
名車に出会う⑰ 大阪環状線でも半世紀活躍 通勤形電車「103系」(京都鉄博)
(大阪環状線を走る103系。シンボルカラーのオレンジ塗装です) 京都鉄道博物館を訪ねると、時代を象徴する車両が並ぶプロムナードに通勤形電車「103系」が展示されています。日本を代表する通勤電車で、首都圏や関西を中心に各地で活躍しましたが、現役で活躍しているのはJR西日本のごく一部の路線になっているようです。関西人として一番印象に残っているのは大阪環状線・桜島線のオレンジ色の車両。1969年に登場してから約半世...
第二の人生 妖艶な紫で品格漂う観光特急「あおによし」(近鉄)
皆様、あけましておめでとうございます。 未熟なブログですが、今年も宜しくお願いします。(艶やかな紫檀メタリックの「あおによし」) 個性的なデザインの鉄道車両が年々増えていますが、2024年の初投稿は、近鉄の観光特急「あおによし」を取り上げます。艶やかな紫色の車体は内外装とも豪華絢爛で、リニューアル車両と気づかない利用者も多いのではないでしょうか。車名の「あおによし」(青丹よし)は、万葉集で奈良に...
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