台南の奥座敷として、日本統治時代に整備された関子嶺温泉。濃厚な泥湯をたのしめることから、今も日本人の心をつかんでやまない名湯です。関子嶺温泉は日本統治時代に整備された旧温泉街と、戦後整備された新温泉街に分かれています。新温泉街の麓にのこる旧温泉街、すなわち「関子嶺老街」を散策しながら、台湾に残る昭和レトロを探してみました。目次1 関子嶺温泉公園からスタート!2 関子嶺温泉の老舗「静楽館」3 もう一つ...
うらたつきがお届けする節約志向の鉄道旅ブログ。 旅行・観光情報を中心に、乗り物&ゆるキャラ情報も掲載しています。 役に立つ旅情報があれば、遠慮なくマネしてください。 一緒に旅への熱き思いをシェアしましょう!
1991年福岡生まれの旅人兼クリエイター。 2009年にYouTubeで発信者デビュー後、Twitter・ブログを併用しながら旅の魅力を伝えている。 幅広い視野を持ち、台湾・東南アジアでの取材も精力的に行う海外鉄。 ★マスコット「そう太」もどうぞ可愛がってください!スポーツが大好きなコツメカワウソの男の子です。
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2024年5月
台南の奥座敷として、日本統治時代に整備された関子嶺温泉。濃厚な泥湯をたのしめることから、今も日本人の心をつかんでやまない名湯です。関子嶺温泉は日本統治時代に整備された旧温泉街と、戦後整備された新温泉街に分かれています。新温泉街の麓にのこる旧温泉街、すなわち「関子嶺老街」を散策しながら、台湾に残る昭和レトロを探してみました。目次1 関子嶺温泉公園からスタート!2 関子嶺温泉の老舗「静楽館」3 もう一つ...
原爆ドームのすぐ目の前に、かつて野球場があったことはご存じですか?プロ野球ファンならだれもが知る、広島東洋カープの旧本拠地「広島市民球場」のことです。ここからさまざまな名シーンやドラマが生まれました。一つ一つ挙げていくと長くなるので、今回は割愛します。2009年に新市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)が完成すると、旧市民球場はその1年後に閉鎖され、跡地は再開発の対象となりました。今回はそんな旧市...
紅毛港保安堂と安倍晋三像(高雄市鳳山区)―日本軍艦をまつる中華廟
2022年夏、日本を支えた一人の政治家が凶弾に倒れました。世界中が大きな衝撃に包まれたのは、言うまでもありません。台湾の人々は彼の死を悼み、高雄に銅像を建立しました。今回はそんな安倍晋三元総理大臣の銅像がたつ、紅毛港保安堂をめぐります。こちらは台湾沖で沈没した軍艦「蓬38号」の船長・高田又男大尉をまつる中華廟です。移転を機に大きな堂宇が建立され、現在に至ります。それでは見ていきましょう!目次1 外観2 平...
地域タグ:台湾
今回は福岡県中央部、嘉麻市に鎮座する「鴨生神社」をめぐります。この神社が鎮座する鴨生地区(旧稲築町)は、かつて炭鉱で栄えた地域です。昭和後期の閉山ラッシュを受けて、人口流出・衰退を余儀なくされましたが、商店街や炭鉱跡などに当時の面影を残しています。そんな鴨生地区の鎮守がここ鴨生神社です。鴨生第一公民館が併設されています。そこから参道を進み、小高い丘の上にたつ社殿に向かいました。▲神社横にたつ鴨生第...
地域タグ:嘉麻市
【博多どんたく港まつり2024】1日目(3=完)―がんばれ!むなかたのテンちゃん
どんたくパレード隊をもとめ、冷泉公園にやってきました。ここには毎年、どんたく隊の招集・待機所が設けられています。出発前の様子を見ることができる「知る人ぞ知る穴場」なのです。そんな冷泉公園を散策しながら、気になるものを探したいと思います。目次1 がんばれ!むなかたのテンちゃん2 大人気!西鉄のとまりますボタンさん3 粕屋町どんたく隊に刮目せよ!4 総括がんばれ!むなかたのテンちゃん▲宗像市の幟旗があるこ...
地域タグ:博多区
【博多どんたく港まつり2024】1日目(2)―ゆるキャラ大量発生ってどういうこと?
どんたくパレードの準備が整いました。各どんたく隊が出発する「呉服町拠点」から、パレードの様子を観察したいと思います。まずやってきたのは、「博多松囃子」の三福神と稚児流。出発地点で奉納を済ませてから、天神に向けて移動していきます。▲博多松囃子の三福神が呉服町入り!▲博多高砂連が通過三福神と稚児流に続いてきたのは、こちらも伝統的などんたくを今に伝える「博多高砂連」です。こちらもどんたく期間中、博多のいろ...
地域タグ:博多区
【博多どんたく港まつり2024】1日目(1)―博多松囃子に付いていったら
博多に初夏を告げる恒例イベント「博多どんたく港まつり」が開催されました。4月末の時点では悪天候との予報でしたが、前線の位置が想定よりもずれ込んだことで、雨のジンクスを跳ね返した形です。おかげで両日ともに晴天となり、強い日差しが博多の街を照らしました。2024年のどんたくは数年ぶりの大混雑が予想されるでしょう。さっそくその賑わいを確かめるべく、博多の街をたずねました。▲祇園町交差点で松囃子の三福神にエンカ...
地域タグ:博多区
この日にお祝いするのは初めてかも...。5月2日はカワウソ男子「こつめそう太」の誕生日です!そーくんを応援&イチオシしてくれる皆さん、そして活動を後押ししてくださる皆さん、いつもありがとうございます。じつは相変わらず年齢が分からないんですよ。2日が誕生日なのはそーくんの自己申告なんですけど、そのくせに年齢不詳ってどういうことよ?あまりにも気になるので、その理由を聞いてみました。なんでも「頑張りすぎて何年...
地域タグ:宗像市
砂糖生産(製糖)は台湾にとって欠かせない産業の一つです。日本統治時代から今に至るまで、台湾各地にいくつもの製糖工場が設けられ、シュガートレイン(五分車)が収穫したサトウキビを工場まで運搬しています。今でこそ現役路線は虎尾糖廠に付属する「台糖馬公厝線」一路線を残すのみですが、かつては五分車による軽便鉄道網が網目状に張り巡らされていました。そんな五分車の運行拠点だった場所の一つが、現在の台南市北部にあ...
地域タグ:台湾
2024年5月
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台南の奥座敷として、日本統治時代に整備された関子嶺温泉。濃厚な泥湯をたのしめることから、今も日本人の心をつかんでやまない名湯です。関子嶺温泉は日本統治時代に整備された旧温泉街と、戦後整備された新温泉街に分かれています。新温泉街の麓にのこる旧温泉街、すなわち「関子嶺老街」を散策しながら、台湾に残る昭和レトロを探してみました。目次1 関子嶺温泉公園からスタート!2 関子嶺温泉の老舗「静楽館」3 もう一つ...
原爆ドームのすぐ目の前に、かつて野球場があったことはご存じですか?プロ野球ファンならだれもが知る、広島東洋カープの旧本拠地「広島市民球場」のことです。ここからさまざまな名シーンやドラマが生まれました。一つ一つ挙げていくと長くなるので、今回は割愛します。2009年に新市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)が完成すると、旧市民球場はその1年後に閉鎖され、跡地は再開発の対象となりました。今回はそんな旧市...
2022年夏、日本を支えた一人の政治家が凶弾に倒れました。世界中が大きな衝撃に包まれたのは、言うまでもありません。台湾の人々は彼の死を悼み、高雄に銅像を建立しました。今回はそんな安倍晋三元総理大臣の銅像がたつ、紅毛港保安堂をめぐります。こちらは台湾沖で沈没した軍艦「蓬38号」の船長・高田又男大尉をまつる中華廟です。移転を機に大きな堂宇が建立され、現在に至ります。それでは見ていきましょう!目次1 外観2 平...
今回は福岡県中央部、嘉麻市に鎮座する「鴨生神社」をめぐります。この神社が鎮座する鴨生地区(旧稲築町)は、かつて炭鉱で栄えた地域です。昭和後期の閉山ラッシュを受けて、人口流出・衰退を余儀なくされましたが、商店街や炭鉱跡などに当時の面影を残しています。そんな鴨生地区の鎮守がここ鴨生神社です。鴨生第一公民館が併設されています。そこから参道を進み、小高い丘の上にたつ社殿に向かいました。▲神社横にたつ鴨生第...
どんたくパレード隊をもとめ、冷泉公園にやってきました。ここには毎年、どんたく隊の招集・待機所が設けられています。出発前の様子を見ることができる「知る人ぞ知る穴場」なのです。そんな冷泉公園を散策しながら、気になるものを探したいと思います。目次1 がんばれ!むなかたのテンちゃん2 大人気!西鉄のとまりますボタンさん3 粕屋町どんたく隊に刮目せよ!4 総括がんばれ!むなかたのテンちゃん▲宗像市の幟旗があるこ...
どんたくパレードの準備が整いました。各どんたく隊が出発する「呉服町拠点」から、パレードの様子を観察したいと思います。まずやってきたのは、「博多松囃子」の三福神と稚児流。出発地点で奉納を済ませてから、天神に向けて移動していきます。▲博多松囃子の三福神が呉服町入り!▲博多高砂連が通過三福神と稚児流に続いてきたのは、こちらも伝統的などんたくを今に伝える「博多高砂連」です。こちらもどんたく期間中、博多のいろ...
博多に初夏を告げる恒例イベント「博多どんたく港まつり」が開催されました。4月末の時点では悪天候との予報でしたが、前線の位置が想定よりもずれ込んだことで、雨のジンクスを跳ね返した形です。おかげで両日ともに晴天となり、強い日差しが博多の街を照らしました。2024年のどんたくは数年ぶりの大混雑が予想されるでしょう。さっそくその賑わいを確かめるべく、博多の街をたずねました。▲祇園町交差点で松囃子の三福神にエンカ...
この日にお祝いするのは初めてかも...。5月2日はカワウソ男子「こつめそう太」の誕生日です!そーくんを応援&イチオシしてくれる皆さん、そして活動を後押ししてくださる皆さん、いつもありがとうございます。じつは相変わらず年齢が分からないんですよ。2日が誕生日なのはそーくんの自己申告なんですけど、そのくせに年齢不詳ってどういうことよ?あまりにも気になるので、その理由を聞いてみました。なんでも「頑張りすぎて何年...
砂糖生産(製糖)は台湾にとって欠かせない産業の一つです。日本統治時代から今に至るまで、台湾各地にいくつもの製糖工場が設けられ、シュガートレイン(五分車)が収穫したサトウキビを工場まで運搬しています。今でこそ現役路線は虎尾糖廠に付属する「台糖馬公厝線」一路線を残すのみですが、かつては五分車による軽便鉄道網が網目状に張り巡らされていました。そんな五分車の運行拠点だった場所の一つが、現在の台南市北部にあ...
戸籍証明書の広域交付がスタートしてから、もうすぐ2か月がたちます。あれから時間があるたびに、市役所で除籍謄本を取得してきました。ほぼすべての系統で、高祖父母の生没年が分かる範囲にまで到達しています。ついに本家本丸!父方本家の戸籍を辿れるだけ遡ってみました。短命だと遡れる範囲は狭くなる(五世祖父・平三の場合)戸籍証明書から先祖を特定する場合、(災害等による戸籍滅失など)よほどのことがない限り、幕末生...
大型旅客牽引機として、戦後間もない時期の国鉄を支えたC59形蒸気機関車。トップナンバーが九州鉄道記念館に保存されているほか、各地に数量の保存機が存在します(改造機C60を含む)。今回はその中から、広島市こども文化科学館横に保存展示されている、C59-161号機をご紹介します。同機は製造後、広島地区(山陽本線・呉線)を中心に走ってきました。廃車後、ゆかりの地である広島に落ちつき、静かに余生を送っています。▲公式側...
鉄道旅行をするうえで、「ホテルの場所」は行程に大きくかかわってきます。観光よりも乗ることを重視する人は、きっと早朝から深夜まで列車に乗りっぱなしかもしれません。そういう人にとって、駅前のホテルはきっとありがたい存在でしょう。台湾東部の観光都市・花蓮には、シティホテルから格安宿まで、実に様々な宿泊施設があります。今回ご紹介する「洄瀾窩青年旅舎」は、花蓮でもっとも鉄道旅と相性のいい宿泊施設ではないでし...
戸籍証明書の広域交付がスタートして、もうすぐ2か月になります。あれから時間があるごとに、市役所で先祖の除籍謄本を取得してきました。母実家をのぞく母方の高祖父母を全員把握したところで、父方の調査にうつりました。今のところ、父方の高祖父母も全員把握済みです。1か月かけて、父方もある程度資料が溜まりました。いよいよ父方編スタートです!目次1 父方の全高祖父母が把握できる戸籍謄本をとる2 家制度を支えていた養...
福岡県大任町にある「巨大滑り台」はご存じですか?山の上から一気に下る、スケールの大きな滑り台です。いったいどこまで巨大なのか、この目で確かめてみました。いざ大任町へ!目次1 見出し12 見出し23 見出し34 見出し45 見出し56 見出し6建徳寺古墳公園の巨大滑り台巨大滑り台は町中心部に近い、建徳寺古墳公園の一角にあります。駐車場を出て公園内に目をやると、山肌に沿って伸びる滑り台が見えました。▲巨大滑り台た...
日本統治時代の木造建築が今も多く残る、台湾西部の木都・嘉義市。レトロ感あふれる街並みがのこる同市中心部に、今回ご紹介する文化路夜市はあります。台北の代表的な夜市に比べたら、いささか小規模かもしれません。それでもぶらり散策しながら、屋台見物する価値は十分にあります。▲人でにぎわう文化路夜市文化路夜市に漂うローカルな雰囲気は、まず台北じゃ味わえないでしょう。変に観光地化されていない分、現地の文化をより...
今回は福岡県中央部、嘉麻市にある下鴨生駅をめぐります。同駅にはJR後藤寺線内で唯一、交換設備があります。1986年まで国鉄漆生線が分岐しており、線内屈指の主要駅として機能していました。売店付きの立派な駅舎もありましたが、利用者が減ると無人化され、2000年代に取り壊されました。再建されないまま今日に至ります。晩年の駅舎は荒廃がひどく、全盛期の面影を感じるのも難しいほど、寂れ切っていました。▲駅全景実際に来て...
台湾総鎮守として日本統治時代の台北・剣潭山に鎮座した「台湾神社」。その最末期にあたる1944年(昭和19年)6月、神社名を台湾神宮に改め、新社地への遷座も予定されていました。ところが、軍用機が移転地に墜落・火災に至ったことで、新社殿は消失。ついに移転されることなく終戦を迎え、台湾は中華民国の占領下に入りました。戦後、台湾神宮境内は円山大飯店敷地に取り込まれ、焼失した新社地跡は会員制保養施設「円山聯誼会」...
台南の奥座敷として、日本統治時代から親しまれている関子嶺温泉。ここに途轍もなく険しい「好漢坡」という階段があります。好漢坡日本統治時代末期、負傷した日本軍のリハビリ訓練所として建造された坂道ランニングコースです。当初は階段の数が289段あり、300段に近かったことから、別名「三百桟」と呼ばれていました。後に市道175号線の建設により、心臓破りの階段は下段部が取り壊され、現在残っているのは243段だけです。傾斜...
2024年春のお花見シーズンが到来しました。週末を中心に、桜の名所は多くの人でにぎわっています。そんな中、宗像市近郊のお花見スポットを訪ねるポタリングに出かけました。目的地はとくに決まっていません。宗像と福津市の境目をまわりながら、手ごろなお花見スポットを探しました。▲東郷駅の桜並木まずは手始めに、東郷駅の桜並木を見にいきます。駅日の里口から線路沿いに進むと、満開のソメイヨシノが目に入りました。ちょう...
2024年のお花見シーズンは天候不良に泣かされました。雨や曇りが何日も続く中、せっかく満開を迎えたソメイヨシノは、そのまま散っていくと思われました。桜の花を侮るなかれ。ソメイヨシノは風雨を耐え抜き、花を散らさないまま4月最初の週末を迎えました。そんな中、お花見でにぎわう街中を抜け、宮地嶽神社のソメイヨシノを観察してみました。ここにある「民家村自然広苑」の桜が美しいのです。まだ散ってなければいいのですが....
5月末が近づいてきました。この時期といえば「世界カワウソの日(World Otter Day)」を忘れちゃいけません。毎年、5月最終水曜日がこれに指定されています。アイドル的可愛さのコツメカワウソから、グロテスクな表情のオオカワウソに至るまで、いずれも数が多いとは言えません。ニホンカワウソのように、残念ながら絶滅認定された種もあります。個体・生息域の保護を啓発するため、この記念日が設定されたそうです。このブログで...
博多祇園山笠のフィナーレ・追い山もいよいよ終盤に差し掛かりました。中洲流の通過を見届けてから、祇園町交差点に移動します。最後に上川端商店街の「走る飾り山」が通過しますよ。おお、高い高い・・・なんでも重量は2t、高さは約10mなんだそうです。実はこの飾り山、上の方に仕掛けがあるみたいですよ。白い旗がスルスルスル・・・・と出てきたり・・・バシュゥゥウウ・・・と白い煙を噴き上げたりするんですよ。とても重く不安...
とうとうこの日がやってきました。博多祇園山笠のクライマックスを飾る、7月15日追い山巡行です。これをもって今年の山笠は終わり、博多の街に夏が訪れます。今回は承天寺前で見物しました。現地に到着するとまだ暗く、深夜独特の怪しげな雰囲気がまだ漂っています。それでも人の数は多いですから、心細さは決してありません。やがて、東の方から男衆の声が聞こえてきました。スタート地点の櫛田神社に向け、駆けていきました。交...
今回は川端中央街の飾り山と土居流舁き山の様子をお届けします。▲見送り標題「ドラえもん」中洲川端駅から地上に出て商店街を歩いていると、真っ先に目が行きます。これもコナンやトリコの時と同様にリアルですね。ジャイアンの声がツボにきます。▲表標題「戦国の女江」大河ドラマの題材になったことでも有名です。▲いわゆる「浅井三姉妹」上川端商店街を進むと、土居流の舁き山笠がありました、▲土居流舁き山戦前からの直会行事「...
今回は博多祇園山笠・中洲流の飾り山の様子をお届けします。▲表標題「攻防千早城」鎌倉末期の千早(現在の福岡市東区)が舞台になっています。▲見送り標題「老公妙案救天下」書き下し文に直すと、「老公妙案天下を救う」です。江戸時代は綱吉の治世が舞台になっています。老公・・・おやぁ、こいつぁ水戸のご隠居のことじゃねえか。こちらにおわすは先の中納言、水戸光圀公にあるぞ、頭がたけーや!▲ご隠居、そんじゃあっしがひと探...
今回は十番山笠・博多リバレインの飾り山の様子をお届けします。博多リバレインは下川端地区の再開発で誕生した施設です。今回の分は軒並みブレッブレです。申し訳ありません・・・。▲表標題「博多乃豪商」十番山笠 博多リバレイン表「博多乃豪商」嶋井宗室戦国時代後半から江戸時代初期に活躍した博多の豪商。海外貿易に従事し、とくに対馬の宗氏を介して朝鮮との貿易を得意とした。当時の博多を治める大友宗麟から、領内の通行自由...
今回は九番山笠・新天町の飾り山の様子をお届けします。▲表標題「疾風迅雷六文銭」表標題は安土桃山時代末期が舞台になっています。疾風迅雷六文銭敵は天下の徳川家康。相手に不足はない。“関ケ原の合戦”で西軍に属し、九度山に流された真田幸村は慶長十九(一六一四)年、大阪城に入った。その年十月の冬の陣。幸村は大阪城の南側に真田丸(出城)を構築。徳川郡の先方隊に大打撃を与え、一躍、知将として知られることになった。...
十一番山笠「天神一丁目」の飾り山についてお届けします。▲表標題「季長元寇武勲」肥後国御家人だった竹崎季長の武勲をたたえる内容になっています。十一番山笠 天神一丁目表 季長元寇之武勲人形師 中村信喬十三世紀、蒙古軍が博多に襲来した「元寇」で活躍した肥後国(今の熊本)の御家人、竹崎季長の勇姿を再現しました。季長は矢と火器の兵器「てつはう」が飛び交う中、愛馬にまたがって押し寄せる敵軍に突撃し、一番駆けの...
博多祇園山笠の季節がやってきました。7月14日(追い山前日)までの間、福岡市内各所に「飾り山」が展示されています。今回はいくつかの記事に分けて、飾り山の様子をご紹介します。まずは十二番山笠、渡辺通一丁目の飾り山からどうぞ。表は一寸法師話。一寸法師は御伽草子で有名な話です。見送りはアニメ名探偵コナン。おなじみのメンバーが人形になっています。撮影日:2011年7月4日...
特定地方交通線の跡地転用がまだ進んでおらず、鉄道時代の痕跡が多く残っていた2000年代初頭、JR宮田線(1989年廃止)の磯光駅跡を訪ねました。この駅は線内唯一の中間駅で、かつては石炭輸送用の支線も分岐していたそうです。廃止から12年がたち、駅跡はすっかり廃墟然としていました。しかし、跡地転用はまだ進んでおらず、ホームと路盤は手つかずで残っていました。▲磯光駅ホーム(奥は筑前宮田方面)線路跡には草が生い茂り、...
福岡県東部、京築地方と筑豊地方の境界付近にあるのが、今回お届けする田川線の崎山駅です。同駅には国鉄時代に建てられた駅舎が荒廃しながらも残っており、貨物列車が行き交いし頃の姿をよく留めています。▲崎山駅駅舎平成筑豊鉄道には国鉄時代の駅舎がいくつか残っていますが、その中でも崎山駅は一番のオンボロぶりを見せています。屋根の一部は崩れ、壁面にはツタが這い茂っています。古いマンガ本が置かれた待合室に入ると、...
直方から平成筑豊鉄道を乗り継いで、直方から行橋へとやってきました。行橋では特にすることがないので、直方から乗ってきた列車ですぐに折り返します。20分近くある折返し時間を利用して、駅1階にあるコンビニでペットボトルのお茶を購入後、日豊本線の特急「ソニック」の動画を2本、ついでに収録しました。これから訪れる崎山駅は山間の小集落にあり、しかも1時間の滞在を予定しています。駅周辺に売店類がない事を想定して、か...
大人1000円の一日乗車券「ちくまるきっぷ」を利用して、平成筑豊鉄道を直方から行橋方面に向かっていきます。直方から行橋までそのまま乗り通すのも面白くないので、一日乗車券の長所を活用しようと、まずは車両基地のある金田駅で途中下車しました。次にやってくる行橋行きが到着するのは30分以上も後の時間。あまりにも時間がありすぎるので、休憩したり車両基地周辺で保存車両を撮るなどして時間を潰しました。夏の昼間の金田市...
夏休みの家族旅行シーズンが本格化する8月を前に、今回は福岡県を代表するローカル線の一つ「平成筑豊鉄道」をめぐります。なんでも同鉄道では、大人1000円で一日乗り放題の「ちくまるきっぷ」を発売しているそうで、これを活用してみようと思います。ちなみに伊田線・田川線を直方から行橋まで乗り通すと、片道970円もします。直方と行橋の間を往復すると、正規の運賃では2000円弱もしてしまいます。しかし「ちくまるきっぷ」を使...
5月17日の早朝、福岡県宗像市を濃霧が襲いました。霧がかかったこと自体、これまで数回経験しましたが、ここまで霧が濃いのは初かもしれません。朝6時ごろ、起床して窓の外を見ると、そこにあったのは「幻想世界」でした。100メートル先が全く見えず、「これで車を運転しろ」と言われたら猛抗議したいレベルです。6時半を過ぎたころ、濃霧がどこまでかかっているのか確認すべく、近所を散歩してみることに。自宅から1キロ以上離れ...
かつて杵築藩の城下町として栄えた、大分県杵築市にある武家屋敷をめぐっていきます。当地の武家屋敷は谷間の商人街を挟むようにして、南北2か所の高台に建てられ、今もなお昔の風情を残しています。まずはじめに北側の高台へとやってきました。谷を挟んで北側の武家屋敷街を「北台」、南側の屋敷街を「南台」いいます。観光地として有名な酢屋の坂を上がると、さっそく武家屋敷街が見えてきました。敷を囲む土塀は老朽化でゆがん...
大分県杵築市にある杵築城へとやってきました。今回は同城をめぐっていきます。▲杵築城門杵築城は室町期に木付氏によって築城されました。江戸期以降ははじめ小笠原氏が入り、のち松平氏の統治下に入って明治維新に至ります。門をくぐると庭園に出てきます。ここには沢山の石碑や石柱が並べられ、壮観な姿を我々に見せてくれます。古いものだと、500年以上前の室町期に建立された石塔もあります。どうやら、ここにある石塔類は城下...
今回は大分県杵築を有名にした「坂道」を求め、同市中心部へとやってきました。城下町の杵築には今もなお古い町並みが残っているそうです。その中にある坂道が、古い町並みと見事に調和して、観光客に大うけだというのです。今回足を運んだ「谷町」という地区は、昔から商人の町として栄えてきました。その名の通り、谷底にそって町が広がっています。現在でも古い町並みが残されており、電柱を地下に埋設するなど、周囲の景観に配...
今回は福岡県直方市北部にある、筑前植木駅をめぐっていきます。所属路線はJR筑豊本線(福北ゆたか線)。同駅から中間までの区間はかつて、貨物輸送で重用されていたことから3線になっていました。今でも駅舎やホームの形状に、貨物輸送全盛期の名残をとどめています。筑前植木駅には木造駅舎が残っています。同路線でこれほどまでに古い駅舎残っているのは、もはやここだけでしょう。近年に合理化のため無人化され、窓口から人の気...
夕方5時ごろのJR九州・鹿児島本線の撮影記録です。東郷~赤間駅間にある踏切に向かい、約30分間の撮影を行いました。今回やってきた踏切での撮影は初のことで、逆光や写り具合が心配でしたが、決して悪くない場所だと思いました。▲885系SM4編成 特急「ソニック」(上り線側)▲EF81-455牽引貨物列車(下り線側)こちら清水踏切には、上下線ともに撮影ポイントがあります。せっかくのEF81貨物でしたが、思い切りブレてしまいました...