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  • よげんの話。

    今日は所用で京都へ。葵祭に気づかず、大混雑に突っ込んだ(→でぃなーの話。)記憶も新しく、ビクビクものだったがアレ?軽く拍子抜けした。空いているわけではないけれども、恐れていたほどではない。地下鉄の出口からアーケード街に入ると、違和感が増した。人通りは多い。週末の、地元の商店街くらいに混雑はしているのだが+;=~~¥! x”$##&?@{-%%<・:&*<!!道の両側から傍若無人に飛び交う、音量調節が...

  • ぱたぱた話。

    夏は家の日除けのことばかり考えているせいか、住宅地を歩くとよそ様の日除けも気になる。まあ ステキなオーニング!ガーデンパラソルもいいなア…賞賛あれば酷評あり。とりわけ見苦しいのは、古びたスダレやヨシズである。ホコリでズズ黒くなるまで、年中かけっぱなしにしているお宅がどれほど多いか。涼を演出する夏の風物詩なのだから、壊れる前にサッパリと新調したいものである。団扇や扇子なども同じだ。大昔、祖母が使って...

  • るーてぃん話。

    アンタまだエアコン無いの?!昨日の記事(→こうこう話。)を読んだ友人に、会うなり面詰された。ウン まあそのうち買うつもりだけどネ まだ大丈夫かなって…どう大丈夫なのよ!どうも叱られているようで分が悪い。今だいたい 室温27℃から29℃だし…え?そうなの?エアコン無しで?もともと涼しかったんだよね 東西に細長い間取りで 南向きの窓は無いし…にしてもさ…しかたなく、わがモーニングルーティンを説明した。まず4...

  • こうこう話。

    ムスコの親孝行を紹介したのだから、ムスメのも書かないと不公平であろう。♪ぺぽん♪最高気温が35度をマークした日、めずらしくムスメからLINEが入った。ふだんはロクに連絡をよこさない人なので、なにごとかと急いでスマートフォンを開けると暑いけど大丈夫?そろそろエアコンつけてくださいムスメのいう「つける」は、「点ける」ではなく「設置する」という意味である。うちはエアコンが無い(→えあこん話。)。シンジラレナイ!...

  • まるめる話。

    昨日、本泥棒の濡れ衣を着せたお詫びに、ムスコの善行についても記しておこう。前回ムスコが帰宅したとき、めずらしく焼肉をおごってくれたのだ。遅くなったけど母の日…給料も上がったし…えらい!よっ、孝行息子!予約しとく…あの店でいい?あの店、とは駅裏の焼肉屋。さほど高くなく、店主も威張ってなくて、まあまあ美味しい。店構えはパッとしないが、週末は混むので、予約が必要だ。いいよ~ あ、あそこ現金払だからね カー...

  • サガシタ本。

    じめじめと蒸し暑い日、1冊の本を思い出し、読みたくなった。書棚の心覚えの場所を探しても、無い。私はわりに整理のいいほうで、図書館ほど厳密ではないが、どの本がどこら辺にあるか、おおよそ分かっている。ところが、同じ著者の詩集の隣に、その本は無かった。あれエ?なんで?ふと浮かんだのは…ムスコ…かなア?ムスコがちょっと好きそうな本だからだ。書棚があるのは、もともとムスコの部屋で、今も帰ってくるとそこで寝てい...

  • つゆあけ話。

    史上最速の梅雨明けを報じるニュースを見てもええっ!もう梅雨明け?そんな風に驚くほど、現代人はナイーヴではない。元より疑り深い私などは、梅雨入りにせよ梅雨明けにせよホンマかいな…てなもんである。(→つゆいり話。)昔に比べ、天気予報の精度はかなり上がったはずなのに、梅雨に関しては、いつまでもグジャッとして明確さを欠くのはなぜだろう。気象の知識が無いからこそ言えるのだが、うまくできないんなら止めちゃえばい...

  • さいごの話。

    …パンダ4頭が今日 中国へ返還されます…ニュースの声に画面に目をやれば、最後にひと目見んと集まった観客が、パンダ舎を取り囲む様子が映っていた。マイクを向けられてうつむく人、まるで自分を励ますように「中国で幸せに」と話す人、父親の背に隠れて泣きだしてしまう子供…みんながパンダとの別れを惜しんでいる。パンダにあまりご縁のない私(→ぱんだの話。)にも、悲しい気持はよくわかる。なにしろ、パンダはかわいい。しか...

  • やぶれた話。

    私がふだん、家でパソコンに向かう時はこんな風↓(国宝 菩薩半跏像 伝如意輪観音 中宮寺蔵)せんだって、国宝展でお目にかかったばかりのこの方のように、片足を、もう片足のヒザに上げて座っている。腰痛防止のストレッチとして始めた(→ぼさつの話。)座り方だが、画面に近づきすぎたり、猫背になったりしないのがいい。今日も今日とてパソコンを見ようと、ヨイショと足を……ビリッ…あっ!去年買ったばかりで、そうくたびれてい...

  • ぽん!の話。

    降ったり照ったり、ややこしい天気である。日が照れば暑いし、そうかと思えば雷注意報も出ている、こんな日は外に出ないほうがいい。いっそ今日は、家を出ないと決めた。そうと決まればそれなりの服装をと、手に取ったのはムスメのお土産のTシャツである。暗闇で光りそうな激しいグリーンに、ドカンとお馴染みのジュースのロゴ。負けずに着てみれば、ちょ~うど胸の位置にミカンがポン!ポン!果汁100%の文字がさらなる失笑を...

  • 2894話。

    いよいよお米が残り少なくなった。テレビはコメ不足、コメ高騰と騒いでいるが、実はここまでほとんど影響を感じなかった。私はひとり暮らしのうえ、そもそも家でご飯を炊いて食べないのだ。夜は晩酌をするのでオカズのみ。くわえて数年前、かかりつけ医で塩分の摂り過ぎを戒められたのを機に、佃煮や瓶詰のような濃い味で、白いご飯を食べるのを止した。外食では食べるけれど、うちで炊くのはカレーの時くらいである。残り少なくな...

  • ひょうしき話。

    来年度から、自転車の交通違反にたいして、クルマと同様反則金を課す、いわゆるキップが切られるようになる、とは聞いていた。私は信号順守だし、ふたり乗りや並走をするような友達もいない。自転車に乗れるようになったのが遅かった(→じてんしゃ話。)せいか、カサをさしたり、スマートフォンを見たりといった片手運転は、やれと言われてもできない。普通にしていれば罰金を取られる心配はない気もするが、気がかりは歩道走行で...

  • のりこの話。

    朝起きてパソコンを開けたら、古い知り合いからメールが来ている。用件だけがあっさり書かれたメールだったが今日のブログ、いつアワヤノリコが出てくるかと思ったけど、出なかったね。文面の最後にそんなことが書かれていて驚いた。たしかに、昨日の記事は危うく日曜出勤を忘れるところだった、という内容(→あわやの話。)で、タイトルを「あわやの」としたのでブルースの女王を思い浮かべたのだろう。私と同じく、きつい目張りを...

  • あわやの話。

    あ~ よく寝た~このところ続いた暑さが少しゆるんで、昨晩は気持よく眠れた。ゆっくり起き出してコーヒーを淹れていると♪ぺぽん♪隣の部屋でLINEの着信音が鳴った。今日は日曜。急ぎの用はない。スマートフォンにはかまわずに、コーヒーをマグに注いで、ひと口飲んだら、LINEのことはすっかり失念した。朝食の間に洗濯機を回し、身づくろいを済ませたら、できた洗濯物を干しに出る。一仕事終えてソファに座ったときあ そうだ…家...

  • ボチボチ本。

    世の中の良き親たちは、子供の言語能力を育て、読書に興味を持たせ、親子の交流を深めるため、絵本の読み聞かせということをする。私はこれが大の苦手であった(→ピーター本。)。大切な自分の子供にさえ、ろくすっぽ読まない私にムスメちゃんママ~ 読み聞かせやってくれない?何を間違ったか、そんな頼みごとをする人が現れた。幼稚園のママさんサークルの代表さんだ。へ?私?!なぜ私に、という疑問の前に、とにかく驚いてい...

  • 1と2の話。

    あっついわねえ!ホントどうなってるの最近の天気!人と行き会えば口々に言い合うこのごろ。中でもパッと見てわかるほど疲れ、やつれた某さんがはア…ぢょん子さんは元気そうね…やっぱり汗かくのがいいのかしら…ダラダラ流れる汗がハンカチじゃ間に合わず、タオルで顔を拭いている私に言った。イヤ汗っかきは生まれつきですから なんでですかね~ ラジオ体操のおかげかな~え?ラジオ体操?テレビですけどね~ 6時半からのへ―…...

  • かごあむ話。

    いよいよ気のせいでは済まない暑さになってきた。命あっての物種、ヤセガマンもほどほどに夏の支度をしよう。とはいえ扇風機を出し、帽子を出し、蚊取り線香を出すくらいで、たいしたことではない。押入をゴソゴソやっていたらそうだ これも…スカスカして寒そうなので、冬の間使うのを止して、仕舞ってあった籐のバスケット。主婦だったとき、ヒマに飽かせて編んだものだ。手芸店で買ってきた、グルグル巻きの籐がなくなるまでい...

  • ぽてさら話。

    テレビを点けたら、お料理のコーナーだった。…暑い時期もサッパリといただけますね…へ― 美味しそう…ひとり言の相槌を打つものの、作る気はさらさらない。私は目新しいものを食べようとする意欲や冒険心に欠けるのだろう。年がら年中代わり映えしない料理を作って、食べて、それでけっこう満足している。作るつもりのない料理の紹介が退屈になってきたところで、画面がコマーシャルに切り替わった。ちかごろよく流れている、飲食店...

  • ばっじの話。

    職場のお昼休み。バンパクに行ってきたから これオミヤゲ~配られたお菓子をいただきながらアレ付いてないんですね キャラクター…私は例のあのキャラクターがキライで、ひそかにイボイボ人と呼んでいる(→いぼいぼ話。)。ミャクミャク?箱には描いてあったけど指差す先を見れば、ゴミ箱の中に、キッチリ畳んだ赤と青の紙箱が捨てられている。好きじゃないのよね キモチワルくって…私もです~!だから食べてなくなるもんにしたの...

  • ちょんまげ話。

    朝のローカル情報番組を見ていたらあっ!街頭ロケーションで、お笑い芸人が声をかけた人物に、思わず大声が出た。やっぱり存在した!気のせいじゃなかった!その人、いや、正確に言えばそのアタマを見たのは10年以上前、友人と訪れた某駅前。目的地は駅から少し距離のある場所だったのでバス来るかな~ タクシー乗っちゃう?ターミナルをキョロキョロ見回しているときヒョイ…タクシーの車列の間から、不意に浮かび上がったその...

  • あいてる話。

    朝から空気が湿っぽいと思っていたら、ザーッと降ってきた。換気のため開けていた窓を閉めて回りながらあ ここも閉めないと…手を伸ばしたのはサッシの上部の換気框というやつだ。真ん中のつまみを左右に動かすと換気口が開閉して、窓を開けないでも換気ができるもので、うちでは各部屋にひとつずつついている。小さな換気口だが、冬場は冷たい外気が、雨の日は湿気が入ってくるので、気をつけて閉めておくようにしている。それに...

  • やっきょく話。

    今日は持病の通院。諸検査を受け、いかがですか、との先生の質問に、いつも通りハイ、変わりありませんと答えて、診察は終了。窓口で支払をし、処方箋をいただきながらあ…薬局どうしよう…つい声に出た。医院から近かった調剤薬局が、先月閉店してしまったのだ。前に通っていた薬局も閉店、いや閉局してしまった(→へいてん話。)から、じつに2度目である。いつもなら診察の帰り道に立ち寄って済んだのが、わざわざ明後日の方角の...

  • おすすめ話。

    いつもお邪魔しているみのじさんのブログに、レトルトカレーの記事が上がっていた。楽しく記事を読んで、同じメーカーの、別のカレーが好きです、と何の気なしにコメントしたのが10日前のこと。まさかそれで何かが起こるとは、思いもしなかった。ところが数日後、いつものように彼女のブログを見るとコメントで挙げた、まさにその同じカレーを、遠いかの地で買ってらっしゃるではないか!パソコンの前でマウスを手に、しばしフリ...

  • あめちゃん話。

    会期の迫った展覧会を、ようよう見に行ってきた(→おわれる話。)。地の利を生かして、閉館ギリギリを狙ったせいか、さして待つこともなく入場したが、館内はそれなりに混んでいる。順路に従って進み、絵巻物を眺めているときウオッホッホッ…ゲッホゲッホ…背後から、オッサンのものらしきセキが聞こえた。乾いた軽いセキではなく、湿ってゼロゼロとからんだ、きったないセキだ。私の後ろのふたり連れがああいう人に限って マスクし...

  • にゅうばい話。

    朝から雨。さいわい仕事は休みなので、家でグダグダしていたら♪ぴんぽんぱんぽ~ん♪チャイム音が鳴って、全館放送がはじまった。うちのインターフォンは、管理人室とつながっていて、自治会の掃除や管理組合の行事は、事前の紙のお知らせに加え、当日朝に念押しの全館放送があることが多い。あれ?今日なんかあったっけ…カジュカンリサークルよりお知らせです…へ?なんだそりゃ…今年は 〇棟裏の梅の木に…ああ、あるね梅の木 キレ...

  • おしらせ話。

    大声と景気のいい物言いで、外見には陽気でお気楽な私だが、元来ネガティブ思考の人間である。(→すーすー話。)頭のどこかでいつも、次に起こりうる悲劇、想像の及ぶ限りの大惨事を考える。そんな私は今、ある結果のお知らせを待っている。大丈夫かもしれないし、ダメかもしれない。詳細は避けるが、まあ五分五分というところだ。ポジティブな性格の人ならきっと、大丈夫ダイジョウブと、気楽に待つだろう。しかしこんな場合、まず...

  • いぼいぼ話。

    パビリオンの建設が間に合わないだの、メタンガスが湧いただの、開幕前からさんざケチがつき、アンケートを取れば興味がない行く気はない前評判も最悪だったこの度の万博。フタを開けてみればガラガラの不人気どころか、毎日大行列の大混雑であるうえじっさい行ったら感動した予想より楽しかったあんがい高評価であるようだ。人は大金を使うと、無駄遣いと思いたくないものだから、多少は割り引く必要があるが、あれだけの人数が出...

  • さっさと話。

    ポストを覗いたら、封筒が入っていた。設備リニューアル工事のお知らせ7月、マンションの設備更新の案内だ。室内に立入るので、10日ほどの工期の中から、在宅できる日を選んで申込まねばならない。電話のほか、インターネットでも申込める、とあるので、パンフレットにあるアドレスにサッサとアクセスし、サッサと空いた日に申込んでおいた。私はズボラなくせにセッカチで、こういう簡単な用事は一刻も早くやっつけたい。用済み...

  • おすしの話。

    バスが駅に着いたのは、夕方まだ早い時間だった。お昼が軽かったので、お腹は減っている。もう 食べて帰っちゃおう!待つ人もないひとり暮らしの気楽さ、ターミナルビルの食堂街をぶらぶら歩く。何食べようかな~洋食やらスパゲッティーやらに目移りしているとあ、お寿司!久しぶりに お寿司食べよう!いつも前を通ると行列になっている回転寿司なのに、中途半端な時間なせいか、順番待ちの画面に、めずらしくゼロが浮かんでいる...

  • ばすのる話。

    そんなわけで(→おわれる話。)、会期終了間近な展覧会を見に、京都にやってきた。このごろ京都市内のバスは、混むわ遅れるわ、あまりいい印象が無いが、ここはどうしてもバスに乗らないと行けない。どうにかバス停で降り、道を折れて、涼しい木陰に入ったら、そこが目的の美術館だ。時を超えて残ってきた、たくさんの美術品とすごす、ゆったりした時間。フワフワと浮世離れした気分で坂道を下りて、バス通りに出た。私鉄の駅が終...

  • おわれる話。

    いつも拝見しているブログ「ソラリスの時間」で、展覧会の記事を読んだ。(→大阪歴史博物館 公式サイト)私が記事にした(→かぷせる話。)のを見て、興味を持たれたらしい。えらっそうに紹介しておいて、自分は見に行ってないとはお恥ずかしい限り。会期中に何が何でも見に行かねば。こちらはまだ、半月の余も間があるが、じつは私の喫緊の課題は(→「超国宝 祈りのかがやき」公式サイト)地元で大々的におこなわれている国宝の...

  • かにきく話。

    今日は虫の日ですスマートフォンの画面にこのところの悩みを思い出させられはア~…どうしよう…大きくタメイキをついた、理由はコイツ↓。この種の商品、出始めの頃は追い払える虫が限られていた。ベランダにぶら下げた虫コネーゼ(仮名)に虫が止まっていた、という話(→むしくる話。)も聞いた。しかし、日本の会社の企業努力は素晴らしい。夏の害虫ワースト1、人を刺す蚊を追い払う商品ができたのだ。寝ているときに耳元で飛ぶ蚊が...

  • わごむの話。

    郵便局の帰り道、スーパーに寄った。駅前のショッピングモールに比べれば小規模で、たまに買い足しで利用するだけの店だ。文房具が欲しかったのだが、食品以外の品ぞろえは、良いとは言えない。まァいっか…あきらめて立ち去りかけたとき、棚の下のほうになんだか見慣れた茶色の箱があるのに気づいた。輪ゴムの箱である。飛ぶように売れるものとも思えないし、現に棚にはひと箱しか置いてない。ただ、ひと箱にいったい何本入ってい...

  • そぼろの話。

    朝のテレビで、名店のまかない料理を紹介する中に、鶏そぼろが出てきた。…鍋に調味料と鶏ひき肉を入れ 火にかける前に…そうそう ひき肉が生のうちにほぐさないと ダマになるのよね…いつになく余裕が漂うのは、かつて繰返し何度も、鶏そぼろばかり作っていたことがあるからだ。母が作るオカズで、私が特に好きなのは鶏そぼろであった。常備菜の鶏そぼろは、いつもあるとは限らず今日はそぼろあるよ母がいつもの陶器の蓋物を出し...

  • みるくの話。

    買物はほとんど週1回の生協の宅配。作るのも食べるのも私ひとり、買うものの品目も、量もだいたい決まってくる。たとえば牛乳は1リットルパックを週に2つ。ただ留守が続くと余るし、ムスメやムスコが帰ってガブガブ飲むと足りなくなるので今週は1本でいいや…子供が来るから 3本にしよう予測して次の注文を加減しても、うまく当たるとは限らない。足りないならまだいいが、困るのが余るほうである。週末の今朝、冷蔵庫を覗い...

  • ひそひそ話。

    土曜の朝はチコちゃん。子供が内緒話をするのは…大人の階段のぼるため~!私自身は内緒話が苦手で、どんなときも感想がノーチェックで口から出るタイプの子供だった。行った先々で思いついたことをそのまま言っては、そのたびに母に叱られ、おシリをつねられた(→ちくりの話。)。思ったことをなんでも言っちゃダメよ母にはいつもタメイキまじりに言われたものだが…おかーさん!声大きいよ!(小声)え、何?なんで?あれから50...

  • ぷろぽー話。

    なあんだ…ガンダムですか…帰ってきたら、いきなり↑こんなポーズで迎えられ、驚いた(→ぽーずの話。)同僚。万博の写真を見ていたと説明して、いちおう納得してもらったもののでもこのガンダム ヘンじゃないですか?まだちょっぴり不満そうである。あらそーお?写真を撮ってきたご本人は、ガンダム世代ではないせいか、ピンとこない様子だったが、じつは私も気になっていた。こんなポーズのガンダム 見たことあります?そうよね~...

  • ぽーずの話。

    バンパク行ってきたわ~!さいきん身の周りで、行った、行くという話をよく聞く。事務所のお昼休み、そんな人のひとりから写真を見せてもらった。これは?これはねイタリア館 バチカンの展示もあってね こっちはチェコ…チェコ人気あるみたいですねレストランも美味しいらしいわね 行けなかったけど…アッこれ…それガンダム…べつに好きじゃないけど つい、ね…ついというのはポーズである。一緒に行った娘さんとならんで、ロボッ...

  • にどめの話。

    衣更えでボロくなったBBS(ババシャツ)を捨てたので、代わりを買いに行く。涼しくなる夏向けの下着が目当てだ。ショッピングセンターの中の大型衣料品店は、いつもなら平日は心配になるほど空いているのにあれエ?今日はやけに人出が多い。天候の関係で、この近所一帯、衣類の入替え活動が盛んに行われたのだろうか。それとも、京都でばかりお金を使うインバウンド客が、何かの加減でなだれ込んだのだろうか。混雑や行列が苦手な...

  • BBSの話。

    朝夕は涼しくて実感がないけれど、日中は20度を超す陽気が続く。わが愛用のババシャツも、さすがに暑くなってきた。ババシャツとは、女性用肌着の通称。このように、ベージュや淡いピンクで、襟ぐりにレースがあしらわれたものが多い。数年前、盛大なババチョロ ※注 で恥をかいた(→ ばばしゃつ話。)のを機に、いかにもババシャツというデザインは避け、Tシャツっぽいものに入替えてきた。すっかり若々しい雰囲気になった抽...

  • ぐりどる話。

    いろんな朝食を紹介する番組を見ているときへえ~ まだあったんだ!思わず大きなヒトリゴトが出たマックグリドルなるものをご存じだろうか。マクドナルドの朝のメニューで、メープルシロップのしみた甘いパンケーキで、玉子やソーセージをはさんだものである。たしか今から20年ほど前に発売されて、当時は甘いパンにしょっぱいソーセージだのなんだの わけわからん!いや 意外にイケるかも…いやいや これはあり得ない!賛否...

  • けっせき話。

    職場では年に何度か、啓発活動を兼ねた一般向けのワークショップを行う。あくまで業務の一環なので、申込先着順でたくさんの人数は集めないけれど、わりに人気があり、毎回定員を割ることはない。受付で出欠を取っていると、会場に電話が入り参加者のナンノナニ子さん 15分ほど遅れるそうですナンダナニガシさん 急病でお休みですそんなことも多々ある。せっかく申込んで会費も払って、来られないのはお気の毒としか言いようが...

  • ぼくらの話。

    コーチに行ってきたのよ~コタニさんが言うのでアレ?こないだもいらしてませんでしたっけ?あれはランマンのとき!今度はねアンパンだから私はドラマを見ないので、ナンノコッチャと思ったら、朝ドラらしい。ドラマのゆかりの地を訪ねるという趣味がある。そういえばこの人、少し前には紫式部のドラマを見て、石山寺やら宇治やらに出かけていた。どこかに行きたいけれど、行先を思いつかないという時の、ヒントとしてはいいかもし...

  • もちもの話。

    週末を外して、1泊の小旅行へ。例によって誰にも知らせず(→りょこうの話。)、日常をこそっと抜け出すように出かけてきた。旅行といっても、美術展を見て、地元には無いお店をまわり、ビジネスホテルに泊まって帰るだけだから、大した荷物は無い。バッグも通勤の時と同じだ。着替えの他には、水のペットボトルと、お菓子の袋。車内で食べるお弁当やお茶はホームの売店で買うが、それとはまた別である。常にマイナス思考でものご...

  • みらいの話。

    朝スマートフォンを開くと、最初の画面の上のほうにこんなのが浮かんでいる。今日は○○の日です最新ニュースをお知らせしますよくぞ毎日毎日、○○の日があるものだ。ちょっとうるさいと感じることもあるが、それをきっかけにブログの記事が書けることもあるし、あだや疎かにしてはならぬ。あだや疎かにしては…おろそかに…は⁉ちょっとこれ、ハードル高くないか。ウナギを考えるなら、私にもできる。スーパーのウナギ さいきんやけに...

  • いそひよ話。

    …ピーピーピロピロピー ピピーピーピロピー ピーピピピピロロー…キレイな声だけど うるさいわねエ~事務所の窓から外を見ながら、ムラカミさんが言った。日頃おだやかな彼女が、ウルサイとはおだやかではないが、たしかにちょっとやかましい。なんの鳥かしら?大きな声…イソヒヨドリじゃないですかねイソヒヨドリ?見たことないですか?うちの近所にもいて…青い鳥で…(→しゅんみん話。)知らないわ…こんな感じで…スマートフォン...

  • たんいの話。

    精密な職人の仕事を紹介する番組ですごーい!細かいですねー!工房を訪ねたタレントが騒いでいる。こういう時、テレビに出ている人が、したり顔で言い出すフレーズが…ミリ単位のお仕事ですね!やっぱり言った。人目を惹かない地味な職人修行を、何十年も、日々コツコツ続けられるような人なら、芸能人などにはならないだろうから、職人の仕事に大袈裟に驚くのはまあいい。ただ、細かいことを何でもかんでも「ミリ単位」で片付けら...

  • でんとう話。

    私は毎日ムダに早く目が覚める。ちょっと前までは、起きたらまず電灯を点けていた。このごろは夜明けが早くなったので、カーテンを引けば窓から光が差込んでくる。電気も要らないし、気分も爽やかである。ところが、明るい外光のもとで部屋を眺めると、あちこちにホコリが目立つ。点いていない電灯のカサに積もったホコリに気づいてしまったので、しかたなく掃除を開始した。ダイニングテーブルの上に吊り下げたステンドグラスのペ...

  • じどりの話。

    点けっぱなしのテレビで、ドラマが始まった。オジサンがご飯を食べるだけの、例のアレだ。ちかごろはオジサンというより、もはやオジイサンに近い主演俳優も、まだ若々しく見えるのは、かなり前の再放送のようだ。前半いろいろとあったあと、主人公がお店に落ち着くと、見ているこちらもホッとする。今回は中華料理店だ。オジサンがカウンターで壁のお品書きを睨んでいると、若いカップルが賑やかに入ってきて、迷うことなくふたり...

  • へいてん話。

    老母は数年前に大きな病気をしており、治療によって回復はしたものの、大学病院での経過観察が今も続いている。大丈夫!ひとりで行けるわよ!本人は毎度言い張るが、電車とタクシーを乗り継いで行く遠方であり、個人病院とは違って、受付から検査、問診と、階をわたって移動が多いのも心配だ。耳が遠いので、診断結果をちゃんと聞けるかも、心もとない。そんなわけで、万障繰り合わせて付添うのだけれど、おばーちゃんは終始文句タ...

  • 話。

    京都に行くので、早めの夕飯を食べて帰ろうと考えた。たまのことだから、ちょっとオシャレな店で、素敵なディナーといこう。ちょっと気の重い用件だったけど、お楽しみを設定したおかげで、ウキウキ出かけた。ところが、行きの電車から駅、バス停まで、平日なのにむやみに混雑している。京都名物オーバーツーリングにしても混み過ぎだ。先方の事務所でそう言うとああ そら葵祭ですかな笑いながら言われた。ウヒャ―、そうなのか。...

  • もくよう話。

    エゴノキの花が、白い星のように散らばる朝の道。♪もくようび もえるごみ もくもく もくもく もえている…♪ゴミ袋をぶら下げて、鼻歌まじりで歩く。もちろんこんな歌は存在しない。谷川俊太郎作詞「月火水木金土日の歌」の替歌である。この辺りでは木曜日が燃えるゴミの日なので♪もくようび もえている♪もくもくもくもく もえているこの歌詞はぴったりなのだ。じつは月曜も燃えるゴミの日なのだが♪げつようび わらってる♪げ...

  • なくした話。

    あっれ~?無い…無い…無い!朝起きたら、ヘアーバンドが無い。家にいるとき、前髪が垂れてこないよう押さえるヘアーバンドは、オシャレではなく、私の必需品のひとつであり、無いと非常に困る。しかも私は頭がデカい。きつすぎずゆるすぎず、わが巨頭に絶妙にフィットするものは、なかなか手に入らないのである。ハッ!前回、無いと思ったら首にはまっていた(→うれしい話。)のを思い出し、襟元を探っても、無い。着けて外には出...

  • せんぬき話。

    友だちのクミちゃんが、旅行のお土産をくれた。コレ めっちゃ高いねんで~!ふだんは記事に関西弁を使わない私であるが、この感じは標準語には訳せない。言った彼女は、ニコニコして善意に満ちており高価で珍しいものを 貴女のために買ってきたよ!発言の真意が伝わるから、私も嬉しくなって、心からお礼を言った。クミちゃんのお土産はトマトジュース。糖度何度だかの甘いトマトをギュッと絞った、1日限定何本だかのジュースだ...

  • カンゴノ本。

    私の本棚を見た人がなんでこんな本持ってるの?例外なく尋ねる1冊がある。(「看護覚え書」 ナイチンゲール著 現代社)私は自他ともに認める面倒見の悪い人間である。そのうえ自分のも他人のも、血が怖い。看護師に向いてない選手権大会なんてのがあれば、上位入賞は間違いない。そんな私がナイチンゲールの著書を持っているのは、もちろん看護を学ぶため、などではない。この本、面白いのである。例えば「部屋と壁の清潔」とい...

  • ぐんての話。

    母の日の花など持って実家を訪ね、老母の衰えがいっそう進んでいるのを感じた。90才に近いおばーちゃんだから、詮無いこととはいえ、やはり寂しいものである。うちに帰って、沈んだ気分でソファに伸びているとおかーさん その軍手は何ですか夏物の服を取りに来ていたムスメが、妙に真剣な声で聞いてきた。え?これ?朝から左手だけにはめている軍手をちょっと指が痛くてさ…ムスメはなぜか不安げな顔で見つめている。…シップ貼っ...

  • かささす話。

    今日は実家に母の顔を見に行くことにしよう。朝からの曇り空はかろうじてまだ保っているものの、お昼からは雨の予報。ちかごろの天気予報はよく当たるけれど折畳みのカサは……まァ要らないか…手ぶらで家を出た。歩いて、バスに乗って、30分足らずで実家に到着しマイド~!勝手知ったる勝手口から上がり込めば、茶の間からテレビの音がする。おかーさん!テレビの音大きすぎない?アラこんにちは 何?今日は…キョトンとしているの...

  • ははおや話。

    朝のテレビにゲスト出演しているバンドが、知らない曲を演奏している。母親の愛情を歌った曲だ。悪かった子のすべてを許し、すべてを信じ、すべてを包み込む母。木洩れ陽のように暖かく、海のように優しく、つねに子供のため、自分を犠牲にし続ける母。出演者はいたく感動の面持ちであるが、私はこの手の昔ヤンチャした自分を変わらず愛してくれた母よありがとう的な物言いが大キライである。自分の母親がそうだったと、心に思うの...

  • あぶない話。

    同年輩の女性が5、6人集まった場所で、芸能人の話題になった。かねてより活動を休止していた人気グループが、解散を発表したらしい。へえ~ アタシ…ふと思いついたことを言いかけた時、おシリがチクリと痛んだ。どうやら言っちゃマズいことらしい。迂闊な私は子供の頃から失言が多い。ウッカリ言ってはならないことを言いそうになると、いつも後ろに控えた母におシリをつねられた(→ちくりの話。)。ガミガミ叱っても、まるで効...

  • たんぱく話。

    画面は朝の光景らしいCM。ちゃんと食べてるはずの朝ごはん 実は…出勤前のサラリーマン風の服装をした俳優がタンパク質が 足りてません!豆乳のパックを手に、キラキラお目めで訴えている。タンパク質が 足りてません!画面越しながら、妙にきっぱり言い切られたせいかそうか…足りないのか…その後ずっと、頭のどこかでタンパク質のことを考えていたようだ。♪タンパクシツガ タリナイヨ タンパクシツガ タリナイヨ…♪なんだか平...

  • あおばの話。

    好天に誘われ、ブラブラ家を出たものの、特に用はない。満開のツツジを眺め(→つつじの話。)、街路樹を吹き渡る風に髪をなぶらせながら歩いているとケキョケキョケキョ…雑木林の中から、鳥の声がした。私は知っている。初夏を告げるその爽やかな声は…ホーーー ホケキョッ!ウグイスなのだ。春告鳥と言われるけれども、この薮に住むウグイスは、鳴き出すのも、鳴き終わるのも、ちょっと遅めである。…ケケ…ケキョケキョケキョケキ...

  • つつじの話。

    連休中も何の予定もない私は、渋滞や混雑の心配もなく、気の向くままノンビリと家を出た。端午の節句の空は晴れて、コイノボリを泳がせないのが惜しい。遊歩道をブラブラ歩いていると、団地の外周の植込はツツジが満開だ。鮮やかな赤紫が特徴的なヒラドツツジは、戦後の復興期に流行した品種らしい。ニュータウン開発の盛んな時期に住宅街に植えられ、さらに普及していったようだ。そのせいか、今は路側帯だの線路脇だの、植えたと...

  • とりきの話。

    連休なので、イモートも実家に帰省している。自分の用事や約束も一段落したのだろう、おねーちゃんヒマ?わざわざ電話をかけてきた。ヒマだけど 何?何かさせられるのかと警戒して答えると一緒にご飯でもどうかと思って…え、ダメ?いや いいけど…イマイチ歯切れが悪いのには理由がある。同じ親から生まれた私とイモートは、性格や好みがまるで違う。イモートのことはずっと大好きなんだけど、離れて暮らした30年ほどの間に、生...

  • ゆうがた話。

    連休なので、ムスメとムスコが相次いで帰ってきた。べつに親孝行をしに来たわけではない。置きっぱなしの夏物の衣類とか、地元のツレとの約束とか、私のあずかり知らぬ自分の用件があるのだ。今日の夕方 ちょっと帰っていい?ムスメからやけに遠慮がちなLINEが届いたのでスタンプで返したらあったら食べるそう言うし、夕方というのだから、まァ6時頃かと準備したが、待てど暮らせど帰ってこない。ただいまア~ムスメがやっと玄関...

  • とくした話。

    話の流れで、よく知らない人と一緒に、あまり興味の湧かない個展を見に行くことになった。気乗りしないこと甚だしい。親しくない人を相手に、この人はどういう人だろうと探り探り、無難な言葉ばかり選んで話すほど疲れることはない。おまけに行先の個展のほうも、案内状の写真からして好みじゃない。しかし私とて、もういいトシのオトナである。内心ゲンナリしつつも、愛想笑いを顔面に貼付け、待合せ場所に向かった。こんにちは~...

  • ちかづく話。

    朝からスッキリいい天気。晴れた空を見上げて一句…あ そうだ クリーニングを出しに行こうではなく、はなはだ散文的な思いつき。冬のコートをクリーニングに出そう出そうと思いつつ、持って出るのを忘れたり、その日に限って雨だったりで、こんな時期になってしまった。思い立ったら、いちばん大きな手提げ袋に今年もお世話になりました…誰に聞かせるともなく呟きつつ、畳んだコートを入れ、忘れないうちに出かけた。クリーニング...

  • としょかん話。

    名門女子大学が新規募集を停止、在学生の卒業を待って閉学すると発表した。京都の女子大といえば、かならず名の上がる有名校であり、私の周りにもOGやお勤めの方が何人もいらっしゃる。少子化による志願者減にくわえて、文系学部のみの女子大であるのも、マイナスに働いたようだ。要はご時世ということだろう。私自身、直接のご縁はないが、カトリック修道女会が母体となっているため、英文学の資料が豊富な図書館に資料をお借りし...

  • きみのな話。

    連休だからといって、どこに出かけるでもなく、いつも通りコーヒーなんか飲んでいる。これ 何だっけなア…マグを片手に眺めているのは、ビスケットだ。このところ、お土産やいただき物が多かった。パソコンを見ながら、コーヒーのお供にかじっている、ちょっと変わったビスケットも、到来物のはずである。すごく美味しいわけではない(失礼)。遠くに知らないスパイスの香りがして、油っ気はあるけどバターたっぷり、というわけじ...

  • だいにの話。

    テレビ体操を日課にして、15年以上になる。はじめは朝のワイドショーのあとだけやっていたが、トシとともに起きるのが早くなり、朝の時間を持て余して、6時半始まりの体操もやるようになった。曜日ごとに違う日替り体操のあとの締めくくりにラジオたいそうだいいち~!講師の先生が元気な声でおっしゃるとテレビ体操なのに…毎回ヒトリゴトを言ってから、手足を動かす。小学生の頃から数えれば、何百回、何千回と繰り返してきた...

  • つけこむ話。

    パソコンを開けて、まず見るニュースサイト。あんまりあてにならない、信じちゃいけないと思いつつ読んでいる。昨日の事件を今日載せるようなスピード感からか、あるいは書く方の資質の問題か、新聞雑誌以上に誤字も多い。信頼度は下がるいっぽうだ。こういう↓間違いを見るとあ~たぶんご本人 ふだんから店員を定員って発音してんだろうなお気の毒という感じである。これは、級を吸と誤ったもの。つくりの部分が同じで、気づきに...

  • ごぼうの話。

    今日も今日とてテレビを点けるとうまい!タレント画面をすすって褒めている。まーたグルメの番組、しかも、遠くて行けない店の紹介か、とチャンネルを変えようとしたときいいねエ!ベトナムにはゴボウって無いのかねエ聞き捨てならぬ発言が耳に入った。(所さんお届けモノです!→お届けモノマルシェ)日本にあるベトナム料理の店が、フォーという麺料理に、ゴボウのテンプラを入れて出すらしい。かねてより私が憧れている、福岡の...

  • えきちか話。

    「世界の車窓から」というみじかい番組がある。題名通り、世界中の鉄道の行程や車窓風景、車内の様子から、各国の風俗文化を知ることができる素敵な番組だ。世界のありとあらゆる地域を紹介するこの番組で、日本の車窓は紹介されない。条件面で難しいとの説明もあるようだ。日本にも美しい車窓風景はあるはずだけれども、とくに都市近郊では、看板の文字やら個人の住宅やら、差支えのあるものがいっぱい映ってしまうからかもしれな...

  • なおした話。

    足を投げ出してベッドに座り、ヘッドボードにもたれてローカル局のテレビを見る。地方のビジネスホテルに泊まる(→しんぐる話。)楽しみのひとつである。ヨッコラショッと身体を起こし、お茶のお代わりを淹れながらちょっと調子悪いなコレ…電気ケトルのてっぺんにあるボタンが気になった。カチッと押し込めばいいはずなのに、手をはなすとボタンが戻ってしまう。さっきは左手で押さえながらお湯を注いだけれどどっか引っかかってる...

  • しんぐる話。

    特急列車に乗って、やってきたのは大きな街。日帰りできなくもないが、ビジネスホテルに1泊することにした。チェックインして、部屋でホッとひと息。少し広めなのは、ツインの部屋だからだ。季節や混雑の状況により、ツインやダブルの部屋をシングル利用できるホテルはけっこう多くて、料金に大差なく広い部屋を使えるのはありがたい。蛇口をひねって手を洗ったあと、濡れた手をタオルで拭きながらあー また例の2枚問題が…前回...

  • ぴよぴよ話。

    半端な時間の私鉄特急の、車内はビジネス客ばかり。2人掛の席の、窓側だけが埋まっている。私の席は車両の最前列で、前は壁だった。飲み食いする時間でもないし 目をつぶっていよう…そう思った時、同じ列、反対の窓側に陣取った乗客の異状に気づいた。50代前半くらいか、背広姿でサラリーマン風の男。シートをいっぱいに倒し、ずり下がるようにだらしなく座っているのみならず、靴を脱いで!足を!壁に上げている!ではないか...

  • めんごの話。

    聞きたいことがあって、ムスメにLINEした。急ぐ用件じゃないので、こっちも返事を確認しないでいたら、未読のまま3日経っていた。もともとマメに連絡をよこすほうではない。18才でうちを出たときから、自分のほうに用事がなければ、うんともすんとも言ってこなかった(→きげんの話。)人である。忙しい時はもとより、しばらく音沙汰がないと思ったらベトナム行ってた…エヘヘ…お土産を持って、フラッと帰ってきたりした。今回も...

  • あえない話。

    …会いたかったのに残念です…在外の友人からメールがあった。毎年の花どき、休暇で帰国してくる彼女を囲んで、もういいトシをしたおばさんたちが集まる。いつから、誰からともなくウバザクラの会と呼ぶその会、今年は諸事情で無理らしい。残念だけどしかたないね、と返信文を書きだしてああ…そういえばイースターか…いまさらに気が付いた。キリストの復活を祝うイースターは、クリスマスと同じか、それ以上に大切なお祭で、彼女の春...

  • かぷせる話。

    土曜の朝はチコちゃん。…タイムカプセルを埋めるようになったのはなぜ?私の世代でタイムカプセルといえば、だんぜん70年万博、松下館のアレである。魔女の鍋みたいな丸いカプセルにいろんなものを詰めて、大阪城に埋め、5千年後に掘り出す、とかいう計画だった。そんなに長く保存できるものかどうか、また、できたとして、その時の人類が、5千年前の品物の意味をどこまで理解できるものか。子供のときしまっておいたものを、...

  • あすぱら話。

    昨日の仕事帰り、スーパーに寄ったのは、昨日の春は苦味が頭に残っていたからだろうか。日々の行動を記事にしたつもりが、逆に記事に行動を左右されてると思うとおかしくて、フフンと含み笑いで野菜売場へ。ぐるりと見まわして、菜の花は時季を終えたし、揚げ物をしないからフキノトウには手が出ない。カゴに入れたのは、緑濃いアスパラガスだった。生協の宅配は届いているし、他に必要なものも無いのに、なんとなく精肉コーナーに...

  • にがみの話。

    うららかな、と表すにふさわしい晴天。街路樹の芽がみどりにけむる中を、ひとり歩いていたらハルハニガミ…か…ふと口をついて出た。春は苦味のものを食べよ、との食養生の教えがあるらしい。たしかに春は菜花にフキノトウなど、ほろ苦さがおいしい野菜が多い。季節の野菜を食べるのは、きっと健康にもよいだろう。何十年も前、それを教えてくれたのは誰だったろうか。やっぱりこんな晴れた日、のんきに足元に菫の花なんか探している...

  • いいわけ話。

    私はオバチャンなので、生協をやっている。重いものも、カサ高いものも、玄関まで届けてもらえるのは本当にありがたくて、基本的に感謝をしているのだけれど、人間のやることだから、失敗も不具合もある。玉子が割れていたり、野菜が傷んでいたり。届くはずのものが来なかったり、逆に注文しないものが混じっていたこともあった。そういう時は、サービスセンターに連絡すると、折返し配送担当のオジサンから電話が入りすみません ...

  • ひきにく話。

    朝のテレビを点けたら、特集がハンバーグだった。ハンバーグレストランに行った(→だいちゅう話。)ばかりなので、なんとなくそのまま見ている。考えてみれば、私はうちでハンバーグを作ったことがない。挽肉を買っても、麻婆豆腐やキーマカレー、新じゃがのそぼろ煮みたいな、炒めてポロポロにする使い方しかしないのである。なぜだろうと首を傾げるまでもなく、心当たりはある。別れた亭主はひとり暮らしが長かったこともあり、...

  • だいちゅう話。

    長かった1日の終わり。夕ご飯には少し早いが、お腹も減ったし、疲れたし、済ませて帰ろうとレストランに入った。CMでよく見るハンバーグがメインのこの店は、うちの近所には無い。ちょっとマゴマゴしたが、無事に席に着き、楽しい気分で注文のタブレット端末を眺める。まずはハンバーグを決めるか…基本のハンバーグがあって、それにトッピングやソースのバリエーションをつけるようだ。無難なところをピッピッと注文したあとお肉...

  • しんしゅく話。

    買物嫌いの私が、今日は珍しく生活雑貨の店へ。とはいえショッピングなんて素敵なもんではなく、脇目もふらずまっしぐら、目的のものを手に取ればレジに直行するだけの、本当にただの買物だ。週末の店内は混み合って、レジ待ちの列ができている。おとなしく列の最後尾につき、退屈まぎれに見まわしていると、白い箱に目がとまった。抽斗に入れて、仕切りとして使うものらしい。あの抽斗…使いにくいんだよな…あれこれ道具を入れてい...

  • いまいち話。

    は~ よく寝た~布団の中でパチリと目が覚めた瞬間、そう思った。かといって寝過ごしたわけではなく、いつもより深く眠って、早く起きられた。齢還暦を過ぎると、なかなかこんな日はない。今日はなかなか調子が……イデッ!身体を起こそうとすると、首に痛みが走る。どうやら寝違えたようだ。ビリッと痛む左肩に手を当てながら、用心しいしい身支度をし、コーヒーを淹れた。時間に余裕があるから、洗濯機も回してしまおう。洗えるも...

  • おさかな話。

    最近、うちからお弁当を持っていくようになった。お弁当といっても、残り物をテキトーに詰めただけで、およそ人さまのお目にかけられるような、立派な代物ではない。弁当箱代わりの密閉容器を開けると、自分が詰めたご飯やおかずが、そのままの様子で現れる。当たり前のことだが、ちっとも心が弾まない。ムッとした表情で中身をかきこんでいるとお弁当 続いてて偉いわね~コンビニおにぎりのフィルムを剥きながら、ムラカミさんが...

  • きねんの話。

    大阪・関西万博の開催を記念する五百円硬貨の引換えが始まり…ニュースの声に、画面に目をやると要らね~!私は即座に思ったけれども、そうは思わない人も多いらしい。…朝から多くの人が金融機関を訪れました…インタビューに「何十年に一度の万博記念なので」と答える人、開店前から並んでいたという人。おとーさんが生きてたら 並んだかな…ふと、そんなことを思う。父は記念硬貨の類が好きで、出るたびに交換に行っていた。高齢に...

  • まってる話。

    友だちとLINEでやりとりしていて近々会いたいね~しばらくランチもしてないしね~一緒に展覧会を見に行く相談がまとまって、続いて日程の決定だが今すぐはちょっとね~花どきだしね~彼女も私も、お花見に多くの人が訪れる土地に住んでいる。うっかり外出すると、観光客に巻き込まれ、バスも食事も人だらけの、えらい目に遭うのだ。類は友を呼ぶのことわざ通り、彼女も混雑や行列が大キライである。今週後半は雨になるっていうし ...

  • しこんだ話。

    仕事の予定が変更になって、変にヒマになってしまった。せっかく家にいるのだから、タメになることをしたいけれど、急なことで何も思いつかない。だからといって何もせずにダラダラ過ごすと、1日の終わりに自己嫌悪に襲われる。そうだ!あそこに何かあるかも…それは、道具箱を突っ込んである収納の奥。以前もここから忘れていた金具を見つけ、工夫して取り付けた(→わっしゃの話。)ことがある。お料理好きな人が、めずらしい食材...

  • かきたね話。

    朝テレビを点けたら、経済番組で、各地のお土産物を紹介していた。わあ~ 美味しい!カリカリ食感がいいですね!タレントが喜んで食べていたのが柿の種のオイル漬だ。あー アレね フフフ…この手の流行りものに疎い私が、めずらしく余裕の含み笑いなどしているのは、食べたことがあるから、だけではない。ご実家に帰っておられたイシザキさんから、お土産の瓶詰をいただいたのは、去年の夏のこと。ご飯にのせて食べてみて~暑い...

  • へやぎの話。

    休日、出かける予定も、訪ねてくる人もないのに、早朝に目覚めた。そうだ 今日こそアレを…バーゲンで投げ売りを買ったものの、着る機会がなかったクマの部屋着で過ごそう。冬のあいだ、何度か抽斗から取り出したがあ…生協…宅配便が来る…人目に触れることを想像すると、どうしても着る気になれなかった。(なぜ買った)今日はそんな予定もない。モコモコの部屋着でダラダラ過ごすのに、うってつけの日。フワフワの肌触りを楽しみな...

  • らんちの話。

    ある日、私のランチはスーパーで買ってきたヤキソバ。またある日はヘタクソなオムライスだけど、自分で食べるのだから、形は気にしない。ふだん食レポをしないくせに、いきなり何だと不審にお思いの方、あなたの勘はスバラシイ!そう、これは実はアレ?ちょっとヘンな…チョコレートケーキとクレープなのでした。こういう冗談はキライではないので、見るとつい買ってしまう(→おいしい話。)。見た目優先で、味はまあ、フツーである...

  • かーどの話。

    帰宅したらまず、カバンの中身を全部出す。カギや携帯など、明日使うものはバッグに戻し、ゴミを捨て、使ったハンカチは洗濯カゴへ。生来うかつで忘れ物の多い私の、ランドセルを背負ってるころからの日課である。ついでにサイフから要らないレシートを抜いているとアレ?なんかヘン…レジ前で慌てる母(→めいわく話。)とは違い、私のサイフは支払のあともきちんとしている。お札と硬貨は別々、カード類も決めたところに…アッ!無...

  • ちんする話。

    ひとり暮らしの友、レンジでチンするレトルト食品。うちで買置きしている(→れんじの話。)ものを、ふと思い立って、実家に持って行ってやると具が多くていいわ~ お湯で溶くスープより美味しいし気に入ったようなので、自分の分のついでに、時々買って行く。お昼過ぎ、他のものと一緒にハイこれと手渡したらちょうどよかった お昼まだなのよさっそく食べるつもりらしく、食器棚からスープカップを出しどばば…キャー!何してんの...

  • むはあの話。

    一念発起して、歯科医院に予約を入れた。かかりつけなので、この患者が年甲斐もなく怖がりである旨が、カルテに記されている。ビクビクしながら診察室に入り、まずは歯のクリーニングだ。椅子倒しますよ~ お口開けてくださ~い…歯科衛生士さんの声掛けと同時に、ギュッと身体が固まった。息…息できない…今この瞬間まで忘れていたが、私は口を開けると、鼻で息ができない(→ぐはあの話。)。閉じたまぶたの裏で目を白黒させながら...

  • きまつの話。

    3月も末となった。卒業も入学も決算も、特に関係のない私でも、気持の上ではキッチリ締めくくりたい。横着してほったらかしのこと、決断できずに迷っていること、尻込みして踏み出せなかったことに、思いきって向き合おうと思う。まず朝いちばん、玄関の下駄箱に向かい、扉を開けて中の1足を取り出す。ひとめ惚れで衝動買いした、私としては高価な靴。しかし、何をどうやっても足に合わない。あらためて眺めると、やっぱり素敵だ...

  • しゅんみん話。

    春眠暁を覚えず今日は休み。フトンの中で半分眠りながら寝返りを打つ、とろとろした気持よさ。もう止め止め!今日は寝ちゃおう!中途で仕事を切り上げた、ゆうべの判断は正しかった。あ…鳴いてる…処処啼鳥を聞くちかごろあちこちでよく見るようになった青い鳥、詳しい人に聞くとイソヒヨドリというらしい。海なし県に 磯の鳥が何の用やねん!思ったところで鳥に伝わるわけもなく、いい声のさえずりが続く。休日の団地、まだ人の動...

  • たいがの話。

    土曜の朝はチコちゃん。大河ドラマが大きな河なのは…あ、アレがNHKの自称じゃないのは知ってるぞ。…ロマン ロランのせい~!へ?ああ、大河小説かァ。たしかに昔の新聞記者が思いつきそうな呼び名だ。きっと文芸欄の担当から、テレビに回った人がいたんだろう。ジャン クリストフは、いつも大河のごとくに私の眼には映った。小説の主人公の人生が、多くの人や歴史的事件に触れながら、幅広く、かつ長い時を経て描かれていくこと...

  • かったー話。

    某日、某所でカッターナイフを借りた。使いかけて、すぐわかるほど切れ味が落ちている。すいません 折りますね借り物なので断ってから、パキンと刃を折り、作業を終えて持主にお返しした。…なんですね…へ?モゴモゴと呟いた言葉が聞き取れなくて、つい聞き返すといえ あの…カンタンに折れるものなんですねカッターナイフの持主さんは、なんだか恥ずかしそうである。はい…あっ!折ったことないですか?エエ…なんだか怖くて…そうい...

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