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いよいよ大相撲界に新たな歴史が刻まれようとしています。新横綱・大の里。その類稀なる才能と破竹の勢いは、角界に新風を吹き込むことでしょう。しかし、横綱昇進は栄誉であると同時に、これまでの土俵とは全く異なる「横綱の壁」に直面することを意味します。特に、横綱として迎える初めての場所は、歴史を振り返っても非常に困難なものとなる傾向があります。 今回は、大の里関がこれから経験するであろう横綱としての初場所の難しさについて、平成の大横綱・白鵬関や、稀代の暴れん坊横綱・朝青龍関の例を挙げながら、その真髄に迫ります。 ◆横綱デビュー場所の「魔物」とは何か? 横綱という地位は、単なる番付の最高位ではありません。…