「玉の浦」(タマノウラ)は野生のヤブ椿の突然変異種で、長崎県五島列島で発見されました。一重中輪で、濃い紅色に白覆輪が入る花ですが、覆輪の入りが不安定です。白覆輪が全く入らない年がありますが、今年は少し入りました。4月中旬に咲いた1輪、4月下旬、僅かに白覆輪が、一昨年の花では、もう少しはっきりと出てました。鉢植えの椿(21)「玉の浦」
鉢植えの「クリスマスローズ」(4) 「ダブルホワイトブロッチ」
「ダブルホワイトブロッチ」は、白地に、濃紅色の斑が一面に入る、コントラストが美しい八重咲花です。4号深鉢植えで、今年は1輪だけの開花でした。2月下旬、蕾を葉で包んで、花茎が1本だけ伸び出しました。3月上旬、伸びた花茎の先に白い蕾が1個だけ、その4日後の蕾アップ、3月下旬、その2日後、花弁に見えるガクを開き始め、さらに3日後、ようやく開花しました。昨日3月30日の花です。参考に、たくさん咲いた昨年の3月末の画像を、鉢植えの「クリスマスローズ」(4)「ダブルホワイトブロッチ」
「日本水仙」(ニホンスイセン)は、ヒガンバナ科の帰化植物です。原産地は地中海沿岸で、中国経由で渡来し、本州以南の海岸近くで野生化し、群生が見られます。花は横に伸びた長い花冠筒部に続き、筒部の先に6枚の白い花弁、中央に盃状の副花冠があり、オシベ6本、メシベ1本持つが種子はできず、鱗茎で増殖します。玄関外の庇下で、2月中旬の蕾、2月下旬、花弁が開き始め、初めの1輪が、開花しました。その2日後の3月1日、2輪目が開花、3月上旬、3月中旬、次々と開花してきました。その4日後の花、満開となった3月下旬です。8号深鉢植えで、草丈50cm程です。鉢植えの「日本水仙」
「コシノコバイモ」は、北陸の春を代表する春植物(スプリングエフェメラル)の1つです。雪融け後の早春、茎頂の葉陰に釣鐘状の花を下向きに咲かせます。30年程前に、生まれ育った魚沼の山から、カタクリや春蘭と一緒に持ち帰りました。2月中旬、玄関外の庇下で、6号中深鉢で芽出しです。過去に一度全滅しかけ、鉢の片側に残った球根から復活してきました。その5日後、白い蕾が見えてきました。2月下旬、蕾を膨らませ、上向きの蕾を横向きにして、3月1日、咲き始めました。草丈はまだ3cm前後です。他のコバイモには無いコシノコバイモの花の特徴は、花弁の縁に毛状突起があることです。その7日後の3月上旬、花を下向きにして花茎を伸ばしてきます。3月中旬です。右側の若い花は緑色で、茎長3~4cm、左側の初めに咲いた花は、褐色を帯び、茎長7~8...鉢植えの「コシノコバイモ」
「太郎冠者」(タロウカジャ)は、別名を有楽(うらく)ともいう、(有楽は、信長の弟で、茶人でもあり、この椿を好んだそうです)江戸時代に命名された古典椿の代表的品種で、早咲きです。華やかな桃色、一重の筒咲き~ラッパ咲きの中輪花で、5号深鉢植えで樹高70cm余り、花茎は6~7cm程です。3月上旬の蕾から、花弁を開き始めましたが、開花翌日には、鳥(ヒヨドリ?)に食べられてしまいました。今年は鳥害が目立ちます。3月中旬に咲いた花、その4日後、3月下旬の花、その2日後、昨日咲いていた花です。本種の実生から、侘助(ワビスケ)椿が生じたと考えられています。鉢植えの椿(2)「太郎冠者」
「ミツマタ」(三椏、三又)はジンチョウゲ科の落葉低木です。中国原産で、三又に分かれた枝先に黄色い花を咲かせます。繊維質の樹皮が和紙の原料として使われます。「タイリンニオイミツマタ」(大輪匂い三椏)は、種苗会社から購入した園芸品種で、枝が太く、花が大きく香りがあります。5号深鉢植え、樹高は60cm余りで、晩秋には蕾を着けているので、冬囲いの中に入れずに玄関前庇下に置きます。12月上旬の蕾、2月中旬の蕾、3月上旬、外側から開花し始めました。その3日後の3月10日、三又に分かれた枝先に、径5cm程の球状の花を、下向きに咲かせます。個々の花に見える所は正しくは花ではなく、ガクが変化したもので、花弁が無く、筒状で先端が4裂したガク筒です。3月中旬、ほぼ満開状態です。初めに咲いた外側の花は白く変わって来ました。球状の...鉢植えの「タイリンニオイミツマタ」
草丈15~20cm程のミニスイセンで、花径4cm位の「ティタティタ」(テータテートなど)は、花弁も副冠も黄色で、たくさんの花を咲かせ、丈夫でよく殖えます。5号深鉢植えで、玄関外の庇下に置き、3月上旬、蕾を上げてきました。3月中旬の咲き始めです。その翌日には、さらに3日後、3月下旬です。その3日後、全ての花が全開しました。植え替えしてないので、今年は花数が少なくなりました。下画像は、同じ鉢植えで4年前の開花姿です。鉢植えのミニスイセン「ティタティタ」
「白楽」(ハクラク)は、ミチノク福寿草の白花系品種で、咲き始めはレモンイエローです。(ミチノク福寿草は北陸・東北地方以北に分布する小型種ですが、植え替えしてないので、鉢の隅にに小さな茎葉が1本だけで、蕾なしです。)2月中旬、花蕾を着けて芽出しです。その5日後、2月下旬には、周りに次々と蕾が出てきました。その3日後、最初の1輪が開き始めました。3月上旬、その1輪が全開です。花は晴天時だけ開き、曇雨天や降雪時は花弁を閉じたままです。その3日後の3月中旬、その5日後、2輪目、3輪目も開花してきました。更にその3日後、5輪目も開いてきました。3月下旬、太陽の光を浴びると開いてきます。その2日後の昨日、晴天で気温が上がり、初めの1輪が花弁を散らし始め、3輪が全開し、最後の1輪が半開です。花色は純白にはならず、クリー...鉢植えの福寿草(2)「白楽」
「春雨錦」(ハルサメニシキ)は、白地に桃色の覆輪ボカシが入る、一重咲きの大輪花で、11~12月咲きのサザンカです。5号深鉢植え、樹高50cm余りで、蕾を2個だけ着けていましたが、晩秋に開花出来ず、玄関外の庇下で、結局開花出来なかった記録です。2月中旬の蕾、桃色です。2月下旬の蕾、3月上旬、間もなく開きそうな感じですが、この数日後、開花出来ずに相次いで落ちてしまいました。葉色も、寒そうな感じでした。本来ならこんな花を咲かせます。(過去画像で)開花した年は、葉も緑色でした。鉢植えのサザンカ(10)開花出来なかった「春雨錦」
鉢植えの椿で、早咲きの「夢」(ユメ)です。早春咲きで一重の小輪花です。古典椿の1種で、桃色と白の花弁が交互に並びます。3月中旬、冬囲いの中で蕾が開き始めたのを見つけ、板囲いの中から取り出して、玄関前に移し、開花しました。3月下旬の花、6号深鉢植え、樹高50cm程で、現在も開花中です。鉢植えの椿(1)「夢」
1月から咲いて満開状態のマンサク以外の庭木で、冬囲い撤去後に咲き始めた花木、2種の梅の樹です。実梅の「藤五郎梅」、白花が咲き始め、花梅の「紅千鳥」も、紅花が咲き始めました。他にも、開花直前の「エゾムラサキツツジ」は、大きな蕾を膨らませています。今朝は雪が降っています。咲き始めた梅も試練の時です。春の訪れ(4)庭木の開花
降積雪が異常に少なかった今冬、冬囲い撤去前から、ムクゲの樹下で「クロッカス」が開花しています。自宅東側軒下で、「ヒマラヤユキノシタ」の蕾が、開き始めています。玄関右手前の狭い小花壇では、チューリップ、スイセン、ムスカリが、菜園周りや庭のあちこちで、スイセンが蕾を着けて茎葉を伸ばしています。寒暖差が大きく、昨夜から明日にかけて雪が降る予報です。春の訪れ(3)庭植えの草花
雪割草はキンポウゲ科ミスミソウ属の園芸名です。雪の下でも常緑で、雪を割って成長することから雪割草と呼ばれ、新潟県の草花に指定されました。オオミスミソウが新潟県を中心とした日本海側に分布し、花の変異幅が広く、様々な色や形が楽しめます。積雪が殆どなかった軒下の1鉢が、蕾を上げてきました。オシベ・メシベとも正常な標準花で、白地に桃色の覆輪が入る花です。花弁に見えるのは6~8枚のガク片で、その下の緑のガクに見えるのは総苞です。3月上旬1輪が開き始めました。その翌日、2輪目の開花前の蕾です。3月中旬、2輪開花です。その4日後、3輪開花ですが、1輪目の花茎が横に倒れてきました。さらに3日後の昨日、2、3輪目も花茎が倒れ、花の終盤に向かいます。鉢植えの雪割草(1)桃覆輪花
福寿草はキンポウゲ科の多年草で、北海道~九州に広く分布します。代表的な春を告げる花で、夏には地上部が枯れるスプリング・エフェメラル(春の妖精)です。古典園芸植物として、たくさんの園芸品種があり、「金鵄」(キンシ)は、濃い黄金色の中大輪種で、花弁先の切れ込みが深く疎らに入ります。(明治時代に制定された金鵄勲章に、花形が似る事からの命名です)草丈数cmで、短い茎の頂に1個ずつ蕾を着けて、2月中旬、初めの1輪が開きました。花は太陽光に応じて開閉し、日が当たらないと何日間も閉じたままです。草丈が伸びてきて、2月下旬、晴天の朝の開き始めです。その3日後の2月末日、2輪揃って開花しました。3月上旬、初めに咲いた花は半開状となり、2輪目の花が全開です。2輪目の花は、花弁先の切れ込みがあまり入っていません。3月中旬の花、...鉢植えの福寿草(1)「金鵄」
毎日のウオーキングで、晴天時に小型カメラを持っていく時があります。(画像は全てフオルダで眠っていますが、)3月16日、国道の雁木通りの会社の裏側の桜で、メジロと出会いました。この桜は、品種名不明ですが、秋から冬の間も咲き続けています。この桜でメジロと出会ったのは初めてなので、ブログアップします。南側の駐車場で、樹の下まで入らせてもらい数分間の撮影です。まだ週間予報では降雪もあるようですが、庭も周辺市街地も春を感じさせるモノが少しづつ増えてきます。春の訪れ(2)ウオーキングで「メジロ」に出合う
冬囲い撤去後、晴天の昨日、玄関前で鉢植えの花を撮影中に、アカタテハチョウが飛来しました。成虫越冬から目覚めたばかり、ほぼ満開となったミツマタの花筒に、口吻を伸ばし入れて、吸蜜し始めました。キタテハチョウが飛んでいたのも見ました。春の訪れ(1)庭に「アカタテハチョウ」が
3月14日、冬囲いを撤去しました。造園業者2名で、手際よく午前中に終えました。自宅南側、菜園との間で、果樹地の板囲いをはずします。板を外し、次に丸太組を撤去します。下には、越冬用の鉢植えがぎっしりと置かれています。囲い撤去後、菜園側から見ました。次に、玄関前通路南側の板囲い、私が置いたアルミの棚板などを事前に撤去し、囲いの下には鉢植えが、板を外し、丸太組をかたずけます。松やモミジの雪吊りを外し、東庭の竹縛りなどを撤去します。囲いに使う丸太、板、竹などの資材は、庭の南西、菜園の南、ブロック塀沿いに積み重ねられています。これから、囲い下の鉢を1つずつ移動し春を迎えます。冬囲いの撤去
原種シクラメン「コウム」は、ブルガリア・トルコ・イランなど黒海沿岸地域の山地に自生します。花も葉も小型で、草丈10cm程、夏は休眠して葉が無くなり、秋に葉が芽吹き、耐寒性があって冬の屋外で育ち、鮮やかな赤紫の花が冬に映えます。上画像は昨年の3月初め、3号の小鉢植で満開の姿です。残念ながら、夏の高温に弱く、鉢植えは昨夏に枯れてしまいました。代わりに1輪だけ開花しているのが自宅北側の通路脇で、ゼニゴケが覆いシャガが点在する、陽が殆ど当たらない場所です。花後の鉢からのこぼれ種が芽生えた、自然実生株です。雪融け後、1個の蕾を発見、親株は斑入り葉なのですが、実生株の葉には斑が入っていません。3月上旬、開花しました。その翌日です。3月中旬、風で倒れていたので、石で支えました。原種シクラメン「コウム」
HCで購入した時、ブラック系のラベルが付いていましたが、「八重咲きブラック」の花を、1輪だけ咲かせました。2月下旬、1個だけの蕾の先が開いて、3月上旬、花弁を開き、その5日後、全開しました。3月中旬、花弁に見えるのはガク片なので散りませんが、下から新葉が伸び出てきました。鉢植えの「クリスマスローズ」(3)「八重咲きブラック」
庭に植えたマンサクは、シナマンサクで、2月上旬、蕾が開き始めました(1)、その後です。満開となった2月中旬です。2月13日は、最低1.1℃から最高12.7℃(平年より7.8℃高い)まだ花弁が伸び切っていません。その4日後、最高気温20℃になり、満開です。2月下旬、3月上旬、3日~4日は10cm位の降雪が続き、真冬に逆戻りです。その2日後には、何もなかったように明るい黄色を満開に、さらに3日後の3月8日、1つの花の花径は3~4cm、4枚のガクは長さ3の赤褐色、花弁は4枚で、長さ10~15mm、幅2mmの細長い紐状でねじれます。オシベは4本、メシベは2本の花柱を持ちます。庭の「マンサク」(2)満開の2月中旬から3月上旬、
「桜月夜」(サクラヅクヨ)は、桃色の一重~半八重咲きで、花弁の幅が広い大輪花です。肥後サザンカ(肥後六花の1つ)の1種で花芯(オシベ)が見事です。5号深鉢植えで、樹高70cm程です。2月中旬、蕾が膨らんで、翌日咲き始め、3日後の2月下旬、開花です。その2日後です。残る蕾は1個だけですが、3月上旬、開き始めに、ヒヨドリ?に花弁を齧られてしまいました。鉢植えのサザンカ(9)「桜月夜」
「慶雲」(ケイウン)は一重咲き大輪花で、白地に紅のボカシが入ります。7号深鉢植えで、樹高160cm余りになりました。本来は晩秋の開花ですが、蕾が2個しか着かず開花が遅れました。(慶雲とは、めでたいことが起こる前兆とされる雲で、飛鳥時代の元号にも使われています。)2月中旬の開き始め、赤い蕾から、その3日後、さらに2日後、ようやく全開しました。残る蕾は1個だけ、2月下旬です。14日後の3月9日、一昨日にようやく開いてきました。ところが、昨日朝には、半分鳥に食われました。ナンテン、千両、万両など、庭木や鉢植えの実をすべて食べ尽し、犯鳥はヒヨドリ?鉢植えのサザンカ(8)「慶雲」
今冬の積雪の様子、2月~3月の記録です。近年は暖冬傾向で、屋根の雪下ろしも必要なくなりましたが、気温の寒暖差が大きく、今年は特に小雪でした。2月上旬、10数cmの積雪がありました。(比較)同時期の昨年の積雪は下2枚の画像です。2月中旬、最高気温が10~20℃の日が7日間もあって、庭も道路も積雪が無くなりました。2月下旬、少しの降雪があっても、すぐに消えてしまいます。3月上旬、最高気温が2、9℃、の日もあり寒いのですが、3月2日朝、2cm余りの雪です。その翌朝(3月3日)、10cm程の降雪です。玄関前と玄関右側、東側車道から、東庭の赤松、その翌日も、10cm余りの降雪がありました。その後は、まとまった雪は降らず、昨日(3月9日)雪の予報でしたが、ほとんど降らず、青空も、最高4.5℃と気温は低いのですが、庭に...冬の庭2024(4)2月以降の雪
スズメ、シジュウカラ、カワラヒワの小鳥3種は、ほぼ年中、庭に出入りしています。初夏に耕したばかりの菜園で土浴びする姿と、冬に群れで来るスズメです。雪の無い冬にペアで訪れたシジュウカラです。春のカワラヒワです。11月にジョウビタキの雌が来ました。過去画で、オスが来た時もありました。1月中旬、雪少なかったからか、珍しくメジロが訪れました。玄関外で山茶花が咲いていたからか、過去画ですが、ヒヨドリです。庭のナンテンや、センリョウ・マンリョウなどの実が生る鉢植えの、殆どはヒヨドリが食べ尽しました。今は伐採したピラカンサがあっと時には、ツグミもやって来ました。庭に来る野鳥
「ニホンカナヘビ」は、爬虫類の仲間でカナヘビ科、日本固有種で、全長16~25cmで、尾が3分の2を占めます。低地~低山地の草原や藪地に生息し、昆虫やクモなどを食べます。冬は地中で休眠するので、庭のどこかで眠っているかもしれません。異常に暑かった昨夏、棚の鉢植えにジョウロで水やり中でした。鉢の上を移動中のカナヘビと目が合いました。声をかけて、携帯していた小型カメラで撮りました。人をあまり恐れずに、愛らしい所もあるので、飼育する人もいるようです。尾が長くて、全身が写ってはいないので、過去画像で、自宅基礎部分に張り付いている画像です。仲間で、ニホントカゲも庭で見るときがあります。尻尾が鮮やかなメタリックブルーで目立ち、昨年は玄関前通路脇で見ましたが、瞬時に逃げられ画像はありません。庭に来る爬虫類「ニホンカナヘビ」
「節分草」はキンポウゲ科の多年草、日本原産で、関東以西の本州に分布します。地下に塊茎(径1cm前後の暗褐色球状)を持ち、初夏には地上部が枯れるスプリング・エフェメラル(春の妖精)です。2月中旬、白い蕾を葉に包んで、立ち上がってきました。その4日後、1茎1花で、5輪揃って開花です。小鉢植えなので、草丈は数cmです。翌日の花、花径は2cm前後、白い花弁に見えるのはガク片(普通5枚)です。本来の花弁は5~10個、先端が2裂し、黄色の蜜腺になっています。葯が青いオシベが多数、中心に紫のメシベが2~5個です。3月上旬、花後には果実(袋果)が稔り、今日の姿です。中に褐色の種子(径2mmほどの)が出来ます。以前に小鉢に蒔いた種子からの実生株です。羽状の切れ込んだ葉が節分草、(丸い葉は原種シクラメン・コウムの実生葉)鉢植えの「節分草」
鉢植えの「クリスマスローズ」(2)「八重咲きライムイエロー」
クリスマスローズの「八重咲きライムイエロー」は、花径7cm余りの八重咲で、淡黄緑色の花弁に淡赤の糸覆輪が入ります。1月末、玄関外の庇下で、蕾が顔を出しました。2月上旬、2本の花茎を上げて、2月中旬、蕾を大きく膨らませ、その3日後、花弁を開き始めました。その翌日の花、2月中旬、2輪揃って全開しました。6日後の2月末、3月初めの花、昨日の花姿です。下から新しい茎葉が3本伸び出てきました。鉢植えの「クリスマスローズ」(2)「八重咲きライムイエロー」
卵から孵化したオタマジャクシは、1~2か月かけてカエルに変態(へんたい)します。尾の付け根に小さな後ろ足が形成され、後足が大きくなると、えら穴から前足が出て、尾が徐々に短くなってゆきます。卵から孵化後、遊泳し、餌を食べ始めた小さなオタマジャクシです。全身が褐色で、うすいまだら模様があります。メダカ用の粉餌を与えました。大きくなったオタマジャクシは、金魚用の粒餌を食べて成長しました。最大5cmほどになります。成長しきったオタマジャクシは、カエルへの変態が始まります。外見では、尾のつけ根から後ろ足が出てきます。頭が角張ってきて、エラから前足が出る直前、前足が出ました。幼生のオタマジャクシから、成体のカエルへと成長していく変態(へんたい)の過程では、水中でジッとしてあまり動きません。見えない所で、脳神経系・消化...庭で繫殖するアマガエル(2)オタマからカエルに変態
「ニホンアマガエル」(日本雨蛙)は、両生類のアマガエル科で、日本・朝鮮・中国東部に分布します。体長2.5~4.5cm程で、メスの方が大きいです。体色は腹側が白色で、背中側が黄緑色だが、背中側は保護色で、環境により灰褐色などに変えることが出来ます。小さな昆虫やクモ類を捕食しています。冬は地中で冬眠しています。前足に4本、後足に5本の指先には丸い吸盤があり、樹上生活に適応しています。下画像は、リンゴの樹に上って休んでいます。繁殖期は春~初夏で、集団で大合唱となります。鳴くのは全てオスで、喉に鳴嚢(めいのう)という袋があり、声帯で出した声を共鳴させて大声を生み出しています。オスはメスの背中に抱きついて抱接し、貯水容器や睡蓮鉢などの水中で夜間に産卵します。睡蓮鉢に産卵した卵を、鉢植え皿に掬い取って観察します。5月...庭で繫殖するアマガエル(1)親ガエル、産卵~孵化
「今川絞り」(イマガワシボリ)は、紅地に白斑入りが一般的だが、稀に斑が入らない紅色のみが咲く場合があり、この鉢がそうでした。八重咲き、牡丹咲きの小輪花で、枝が横に張る性質があります。2月中旬の蕾から、2月下旬に花弁を開き始めました。2日後、さらに2日後、全開です。2輪目も開花しました。さらに翌日、3輪目も咲き揃いました。上画像の左端が1輪目の花で、中央が2輪目の花、右端が3輪目で、下向きに開花したので、枝を持ち上げて、3月初め、昨日の一時の青空の下で、花色が少しずつ薄れてきました。鉢植えのサザンカ(7)「今川絞り」
「大錦」(オオニシキ)は、白地にピンク覆輪の一重大輪花で、梅芯が長く、見ごたえがある肥後サザンカの1種です。1月上旬の蕾、寒さで、花弁を開けません。6日後にようやく開き始め、その3日後、さらに3日後、ようやく開花しました。その2日後です。花芯は立派ですが、まだ花弁がシワシワで、傷みも出てきました。しばらく間をおいて、2月中旬に咲いた花、その5日後、2月下旬、最後の蕾です。その4日後に開花しました。現在も開花中です。6号深鉢植で樹高70cm余り、暖地であれば、11月~12月に咲きます。遅れて開花しても、寒さのために花弁が十分に伸び切らず、本来の大輪花になり切れません。鉢植えのサザンカ(6)「大錦」
近くの住宅跡地を、果樹と菜園に利用しています。大きくなった柿の木の樹下に、フキとミョウガを植えてあり、積雪が無い今年は、フキノトウが一斉に顔を出しました。フキ(蕗)はキク科の多年草で、葉より先に花茎が伸び出し、フキノトウ(蕗の薹)が出来ます。小さな花の蕾が集まった、開花前の蕾の状態で採取します。2月下旬、4日後の昨日、まとめて採取しました。すぐに天ぷらとフキみそにしてもらい、夕食でいただきました。日本原産の早春の山菜、香りと苦味を味わいました。この後も、夏にかけて伸びる葉柄を「ふき」として利用します。フキノトウを収穫しました。
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「玉の浦」(タマノウラ)は野生のヤブ椿の突然変異種で、長崎県五島列島で発見されました。一重中輪で、濃い紅色に白覆輪が入る花ですが、覆輪の入りが不安定です。白覆輪が全く入らない年がありますが、今年は少し入りました。4月中旬に咲いた1輪、4月下旬、僅かに白覆輪が、一昨年の花では、もう少しはっきりと出てました。鉢植えの椿(21)「玉の浦」
「二人静」(フタリシズカ)もセンリョウ科の多年草で、ヒトリシズカより大きく、北海道~九州の山林下に自生します。茎の先に普通2本の穂状花序を出し、小さな白い花を着けます。花弁もガクも無く、3個のオシベが丸く子房を抱いています。苗を植えたのではなく、南庭の灯篭の脇で芽生えて、茎の先に開花しました。草丈は20cm程、穂状の花序は4cm位です。5月中旬の花、5月下旬、その2日後の花アップ、子房を抱いている白いオシベです。昨日6月2日、オシベが落ちた後の小さな果実、自然の実生で、群落が出来るでしょうか。庭の「二人静」
西洋シャクナゲとはツツジ科で、ヒマラヤ・中国の野生種を欧米で品種改良したものです。「太陽」(タイヨウ)という品種は、日本の暑さに対応するように改良された品種で、日本原産種と比べて、花が大きくカラフルです。小さな苗木を鉢植えで育て、玄関前通路脇、ハナミズキの隣に植えました。大きな花芽を着けて、冬の雪と寒さに耐える1月中旬です。4月下旬、蕾がほころんで、翌日に開花しました。その4~5日後の花、樹高は3m余りと大きくなりました。4月末、ハナミズキと並んで、5月上旬の花です。花は終えましたが、暑さに強く、通年葉を楽しめ、年々、樹高を伸ばしてきました。庭の西洋シャクナゲ「太陽」
「カキツバタ」(杜若)はアヤメ科で、湿地に群生します。内花被が細く直立し、網目模様は無く、大きな外花被片の中央部に白い斑紋があります。斑入り葉の園芸品種を1株購入したものが増殖しました。鉢植えにして水容器に入れ、現在は、昔の大きな火鉢に入れています。今年は花茎を2本だけ上げました。5月10日の蕾です。5月中旬、開花しました。初めの花が萎むと、2番目の花が咲いてきました。5月下旬、3輪目が開花しました。大きな蕾2個から、3輪ずつ花を咲かせて、シーズンを終えました。花が無くても白斑入りの葉が美しいです。鉢植えの「カキツバタ」
自宅北東側の池周りに植えた、紅花2種です。共に上に伸びる樹形ですが、花の大きさや色が少し違います。(庭のツツジは枯れ枝を切る程度で、自然樹形です。)③は池の南側に植えました。4月下旬です。その3日後、5月上旬の花、④は池の北側でモミジの樹下に植えました。4月下旬、その翌日の花、5月上旬の花アップ、庭のツツジ(2)紅花③④
「一人静」(ヒトリシズカ)は茎の先に4枚の葉を輪生状に着け、その先に1本の穂状花序を出し、ブラシ状の白い小さな花を着けます。4月下旬、今年は花が1個だけでした。参考に、昨年の開花姿です。鉢植えの「一人静」
ドウダンツツジの「口紅錦」(クチベニニシキ)は、白~クリーム色の花弁の縁が、紅色に染まる美花です。5月初めの開花でした。その2日後、更に4日後の5月8日、5月中旬の花、5月下旬まで咲きました。秋の紅葉も綺麗です。鉢植えのツツジ(6)「ドウダンツツジの口紅錦」
庭植えのツツジが自然実生を含め13株ほど植えてあります。その大部分は、以前より庭に有った樹を、庭を作り変えた時に移植したもので、品種名は不明です。内、紅ドウダンが開花せず、ヤマツツジがまだ咲いています。咲き終えたツツジのまとめです。初めに咲いた紅花の2種です。花は同じようですが樹の性質が違います。①は、玄関右手前のハナミズキの樹下で、樹が上に伸びずに、枝を横に広げています。4月20日の開花し始めです。その2日後、更に5日後、満開の時です。5月初めの花アップ、②は、玄関前通路中間の北側です。4月20日、左背後にボケ東洋錦、右側にサキガケアヤメが葉を伸ばしてきています。2日後の花、4月下旬の満開時、花は下部に少なく、この樹は横張しないで上に伸びています。5月初めの花アップ、庭のツツジ~紅花①②
「岩根絞り」(イワネシボリ)は江戸椿の1種で、濃紅色地に白斑が入る、八重咲の大輪花です。1輪だけの開花でした。4月末の蕾、5月初め、開花しました。その後の花です。花弁に傷みが出ると、花の終盤を迎えます。鉢植えの椿(20)「岩根絞り」
「サキガケアヤメ」(魁綾目)は、アヤメ科の多年草です。地中海~西アジア原産という早咲き品種で、鮮やかな青紫色の花です。市内のHCで購入したポット苗が、玄関前通路北側で増殖しました。4月末の蕾、5月上旬の開花、(背後の赤と白はツツジです)その2日後、外側の花弁に黄色い網目模様があるのが特徴です。さらに翌日、萎み始めた花も出てきた、5月11日です。庭の「サキガケアヤメ」
肥後椿の「王冠」(オウカン)は白地に紅覆輪の花で、一重平開咲きの大輪花です。オシベが見事な梅芯で、雄大豪華な花容です。5月上旬の蕾、翌日から開き始め、その4日後の花、5月10日の花、今年は2輪だけの開花でした。白色一重の「満月」という品種も鉢植えがあるのですが、今年は蕾がありません。鉢植えの椿(19)肥後椿の「王冠」
「地エビネ」は、全国各地の低山に見られたラン科の多年草で、地下に球根のような偽鱗茎が連なってエビの背に見えます。側花弁が茶色で、唇弁が白が基本ですが、緑白地エビネと一緒に7号深鉢植えにしています。4月下旬、蕾を上げてきました。(背景の赤は庭植えのツツジです)その4日後、開花しました。5月上旬の開花姿です。鉢植えの「地エビネ」
「肥後椿」(ヒゴツバキ)とは、江戸時代から明治にかけて、熊本藩士とその後裔によって育成されてきた肥後六花の1群です。(六花は椿、芍薬、花菖蒲、朝顔、菊、山茶花です)一重、平咲き、梅芯(梅の花のようなオシベが見事)が特徴です。散歩中に出合った庭木の一枝をいただいて、挿し木で育てた紅花種です。4月下旬の蕾から開花へ、その3日後の花、4月末の花です。鉢植えの椿(18)「肥後椿の紅花種」
「ヒメシャガ」(姫射干)はアヤメ科で、北海道南西部から九州北部にかけて分布する、日本特産の多年草です。淡い青紫色で、花径4cmほどの小型アヤメです。4月下旬、蕾から開花へ、5月上旬、自宅東側の通路脇、東庭の赤松の樹下で、群落を作っています。草丈20~30cmです。5月10日、多くの花が咲き終えた、花の終盤です。花後の現在は、こんな果実を稔らせています。(白花種の鉢植えもあるのですが、今年は開花しません。)庭の「ヒメシャガ」
「若楓」(ワカカエデ)は小輪のヤブ椿で、一重筒咲きの紅色花です。4月中旬の蕾から、開花です。鮮やかな紅色花弁と黄色いシベの対比が美しく、花粉が非常に多い。4月中旬に咲いた花、5月上旬でも、開花し続けました。鉢植えの椿(17)「若楓」
購入したものでなく、自然実生で他の鉢に芽生えました。西洋オキナグサは、藤紫色のほか赤・ピンク・白の各色があり、白花が少し上向きに咲き、丈夫です。(日本の翁草は下向きに花が咲き、いつの間にか消えました。)3月末の芽出しです。花木の鉢植えの端に芽生えて大株となり、中心の花木は枯れました。4月中旬の開花です。翌日、さらに翌日の4月15日、満開です。咲き始めの花、全開し、たくさんの花粉を出す花、花後の5月中旬、種には白く長い毛があり、その姿を老人の白髪に見立てて、翁草(オキナグサ)と呼ばれます。その6日後、5月下旬の姿。一部はすでに、飛び去った種があります。鉢植えの「西洋オキナグサの白花」
「古都の香り」(コトノカオリ)は、濃い桃色の盃状咲きで、小輪花ですが多花性です。4月10日、咲き始めの頃、4月中旬の花、4月下旬の花、鉢植えの椿(16)「古都の香り」
「八重咲イチリンソウ」はヨーロッパ原産で、キンポウゲ科の多年草です。地下茎で増殖し地面を覆い、白花を咲かせます。半日陰になる場所を選び、鉢植えを庭に移植しました。自宅西の雪柳の樹下と、南の常緑樹ラカンマキの樹下です。4月中旬から咲き出し、下旬の画像です。花の中央部、シベが小さな花弁化しました。その後日、葉に着いているのは、雪柳の散り落ちた花ビラです。白い花弁に傷みが出てきて、花の終盤です。夏は地上部が枯れて休眠します。庭の「八重咲イチリンソウ」
「夕鶴」(ユウヅル)は、淡桃色地に赤い縦絞りが入る、八重咲中輪の雪椿です。今年は1輪だけの開花でした。4月下旬の花です。1枚だけの画像で、花色もイマイチですが、今年の記録として、鉢植えの椿(15)「夕鶴」
「アジュガ」はシソ科の多年草で、ヨーロッパ原産です。東庭に2種植えたものですが、20cm位に花茎を伸ばして、濃い青紫色の花を咲かせる品種が、匍匐枝で増殖移動して、自宅脇の踏み石通路の周りに多くの花を咲かせました。4月下旬、まだ蕾のものが多い中で、花が幾重にも重なって咲いたものがあります。その4日後、遅れていたものも開花してきました。東庭の赤松の樹下で、あまり移動しないで咲いている別品種は、丈10cm余りで、淡い青色の花を咲かせていいました。こちらは花数僅かでした。庭の「アジュガ」
「長寿楽」(チョウジュラク)は朱色を含んだ紅色で、八重咲の大輪花です。4月上旬、蕾が開き始めました。4日後の4月10日、4月中旬の花、5月上旬、最後の花は株元で、大きく複雑な八重咲になりました。鉢植えのボケ(6)「長寿楽」
「ミヤコワスレ」(都忘れ)は、キク科のミヤマヨメナノ園芸品種で、江戸時代から栽培されたそうです。名は、鎌倉時代の「承久の乱」に敗れた順徳天皇が、佐渡島に流された際、この花を見て心を慰め、都恋しさを忘れたとの伝承によるもの。「浜乙女」は桃色花です。5月上旬に咲き始めました。5月中旬の花です。自宅南側、菜園コーナーとの間のリンゴ富士の果樹下で、5月末まで咲いていました。庭の「ミヤコワスレ」(1)「浜乙女」
シャクナゲ(石楠花)はツツジ科の常緑低木で、日本原産のシャクナゲは栽培が難しく、庭では育ちませんでした。西洋シャクナゲは、ヒマラヤ地方原産のシャクナゲを、欧米で品種改良した園芸種です。「太陽」という品種は、小さな苗木を鉢で育て、玄関前のハナミズキの隣に植えました。10数年経て、樹高3m余りに成長しました。花が大きく、赤に近いピンクで、暑さに強く育てやすい品種です。大きく蕾を膨らませた4月上旬です。4月中旬、咲き始めました。4月下旬、背後の赤松の樹にかけた巣箱に、今年はシジュウカラが出入りしていますが、・・・4日後の4月末、5月上旬、満開です。玄関前で東を見ます。左はハナミズキの白花です。庭の西洋シャクナゲ「太陽」
西洋オダマキは、主にヨーロッパ原産で、多くの園芸品種があります。庭や他の鉢で実生で世代交代しています。元株は消えたのに、丈夫な2種が5月上~中旬に咲いていました。青紫色の西洋オダマキが、菜園周りで大株になっています。桃色花の西洋オダマキです。5月下旬、花後に種子が稔るので、花茎を切除しています。自然実生で殖える「オダマキ」(3)西洋オダマキ
「銀長寿」(ギンチョウジュ)は、白花八重咲の大輪花です。今年は蕾のうちから傷みが出て、きれいに咲くことが出来ず、画像は5月上旬の1枚だけとなりました。鉢植えのボケ(5)「銀長寿」
「若楓」(ワカカエデ)は、濃紅色一重、筒咲き筒シベの小輪花です。4月上旬の咲き始め、4月中旬の花、4月下旬の花、鮮やかな紅色と黄色いシベとの対比が美しいです。鉢植えの椿(18)「若楓」
「カナダオダマキ」は北アメリカの東部~中部が原産です。草丈が20cm余りと小型で、鮮やかな赤いガクと、黄色い花弁の対比が美しいオダマキです。あちこちの草花や花木の鉢に、自然実生で育って咲いています。庭に植えても、いつの間にか消えてしまいます。4月中旬の花、4月下旬の花です。自然実生で殖える「オダマキ」(2)カナダオダマキ
紅花品種の「ファンタジーレッド」です。4月上旬の咲き始め、4月中旬の花、4月末まで咲いていました。鉢植えのボケ(4)「ファンタジーレッド」
以前より庭にあったツツジ、№6と№7は白花種です。№6は小輪の白花種で、東庭の塀際に植えています。4月下旬から開花しました。南側から見ると、大岩の上に置いたクランベリーの背後になります。5月上旬の花、小輪で葉も小さく、花弁も薄く、この後、満開と同時に傷みが出てきます。№7の白花は、赤松の樹下、南側に植えています。花や葉が一回り大きく、開花は少し遅れて5月上旬からでした。その2日後、南側から見ました。さらに3日後、上画像は西から見て、下は南から見ました(前景はサキガケアヤメ)。庭のツツジ(5)白花の2種
オダマキはキンポウゲ科の多年草です。名は、特異な花形が、機織りの際に麻糸を巻いた苧環(オダマキ)に似る事から、日本には高山に自生する「ミヤマオダマキ」と、低山に分布する「ヤマオダマキ」の2種があります。高山植物のミヤマオダマキですが、親株の寿命は短く、実生で世代交代する中で、交雑や環境に順化して、あちこちの鉢や庭で咲くようになりました。青紫色の筒状の花、外側の花弁に見えるのはガクです。4月中~下旬の花です。他の草花や花木の鉢植えに、種が飛んで来て芽生え、玄関前の小花壇脇でも、ヤマオダマキは、他の山野草の鉢について我が家に来ました。花弁が黄色でガクや距は紫褐色で、草丈が高くなります。上が他の鉢で、下が庭の通路脇で、自然実生で殖える「オダマキ」(1)日本の2種
「富士の嶺」(フジノミネ)は、桃色地に白の覆輪が入る花です。3月下旬の蕾、4月上旬の咲き始め、4月中旬の花、終盤の花、鉢植えのボケ(3)「富士の嶺」
「ムスカリ」は、キジカクシ科の球根植物で、地中海沿岸、西アジアが原産地です。玄関右手前の小花壇で、スイセンやチューリップの脇で咲いていました。4月初めの花、4月中旬、スイセンや中―リップの脇役の感じですが、青紫色の花が鮮やかです。庭の「ムスカリ」
「無音の雪」(ムオンノユキ)は、淡桃色一重の小輪花です。4月中~下旬に開花しました。鉢植えの椿(17)「無音の雪」
「アッツザクラ」は別名がロードヒポキシスで、キンバイザサ科の球根植物です。南アフリカ原産で、アッツ島とは無関係です。「白鳥」という品種は、白花で、うっすらとピンクが乗る花です。6弁花は3枚ずつ2段になっていて、花の中心部に、オシベ・メシベが見えません。5月初め、最初の1輪が開花しました。葉の高さ6cm位で、10cm程花茎を伸ばして、その4日後です。5月中旬、後のに隠れて最期に咲いた1輪は、ピンクの花で、シベが少し見えました。自然分球で、年々株が殖えます。鉢植えの「アッツザクラ」(1)「白鳥」
「白玉」(シラタマ)は、白花の一重咲き小輪花です。4月中旬の咲き始め、丸い蕾が特徴で、筒咲き、筒シベです。4月下旬の花です。茶花によく利用されます。鉢植えの椿(16)「白玉」
「明烏」(アケガラス)は、細花弁に深い切れ込みが入り、ピンクの花弁で中心部が白くなります。花径3cm余りの平咲き中輪種で、明治中期に作出されました。5月初め、1輪だけの開花です。5月上旬、5月中旬の花です。植替えをしてないので、数鉢が葉だけ展開して開花しません。園芸店の多くは、西洋桜草のプリムラを「サクラソウ」として売っています。鉢植えの日本桜草(2)「明烏」
「秋の山」は、晩秋から春まで咲く早咲き品種です。白地に紅色の縦絞りが入る一重咲き中輪花で、筒~ラッパ咲きの花です。(ラベルを失い品種名が分からなかったのですが、過去画像で確認できました。)3月下旬に2輪だけの開花でした。1輪目の花、2輪目の花です。鉢植えの椿(15)「秋の山」
「ヒメシャガ」(姫射干)はアヤメ科で、日本特産の多年草です。1株を鉢で育て、東庭の赤松とブルーベリーの樹下に植えました。短く横に這う根茎があり、多くのひげ根を生やし、淡い青紫色の花を、たくさん咲かせるようになりました。4月下旬から咲き始めました。草丈は10cm余りで小型、花径は4cm程です。5月上旬の花、5月中旬の花、まだ蕾もありますが、多くの花が咲き終えました。昨日の姿、花後に種子を稔らせています。冬は地上部が枯れます。庭の「ヒメシャガ」
以前より庭にあったツツジで、品種名?の№5です。東庭の塀際に植えてあり、上部の幹が枯れて樹高が低くなりました。花弁数が多い二重咲きで、花色は白、白地に紅の縦絞り入り、桃色花、の混色です。またこの樹は晩秋にも返り咲きします。4月中旬から咲き始めました。白地に紅の縦絞りが入る花が多い。4月下旬の花です。数は少ないが桃色単色の花、5月上旬の花、別に、オオモミジの樹下では、№6が、花色が同じ混色で、一重咲きので樹が在ります。(画像が1枚だけ)樹高は低く横張になり、秋の返り咲きはしません。庭のツツジ(4)二重咲きのツツジ
「八重咲イチリンソウ」はヨーロッパ原産で、キンポウゲ科の多年草です。花の中央部で、シベが花弁化した八重咲種です。4月上旬から咲き始め、4月中旬の花、自宅西側ユキヤナギの樹下で、地下茎で殖えています。草丈10cm余りで、花径は2cm位です。4月下旬です。庭の南側、ラカンマキの樹下にも植えてみました。4月上旬、開花前の草姿と、下旬の花です。夏は地上部は枯れて休眠します。庭の「八重咲イチリンソウ」