小学生の頃に、すでに理系だった 豊沼-砂川(二十一)
小学校時代は得意だった科目は一つもない。国語や算数など、問われている内容がまったくわからなくて、先生に当てられても答えられないことが何度もあったように思う。言葉の意味がよくわからなかった気がする。それでも、好きだった科目はあった。理科と、社会科の中の歴史、それも古代史の部分である。理科は、宇宙の話が好きだった。月の満ち欠けを、ボールと自分の頭の影を使って再現する実験を提案して、先生にほめられた。その実験は、事業中、不意に思いついたものだった。歴史は、担当の先生の話が楽しかった。そして、古代というものがあるということを知った楽しさもあった。 * 理系、文系、という分け方にも色々とご意見はございま…
2023/09/27 06:11