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#4163 春日野の草はみどりになりにけり若菜摘まむとたれかしめけむ
令和6年2月29日(木) 【旧 一月二〇日 友引】・雨水 草木萠動(そうもくめばえいずる)春日野の草はみどりになりにけり若菜摘まむとたれかしめけむ ~壬生忠見 『新古今和歌集』 巻1-0012 春歌上春日野の草はすっかり緑になっている。若菜を摘もうと誰が印をつけたのだろう
2024/02/29 00:00
#4162 やや冷えしブリ大根を熱き飯に載せてぞ食うぶ春立つあしたを
令和6年2月28日(水) 【旧 一月一九日 先勝】・雨水 霞始靆(かすみはじめてたなびく)やや冷えしブリ大根を熱き飯《いひ》に載せてぞ食《た》うぶ春立つあしたを ~島田修三(1950-)『東洋の秋』Photo:ぶり大根 ~湘南茅ヶ崎港 一俊丸 「春立つ」とあるので2月初旬の歌
2024/02/28 00:00
#4161 培へる雪割草を運び来し少女と小さき花に頬寄す
令和6年2月27日(火) 【旧 一月一八日 赤口】・雨水 霞始靆(かすみはじめてたなびく)雪を割り雪を纏はず三角草 ~稲畑汀子(1931-2022) 二年前(2022年)の今日、お亡くなりになった俳人、稲畑汀子さんが詠まれたミスミソウの俳句です。Photo:キンポウゲ科の雪割草(ミ
2024/02/27 00:00
#4160 知るらめや霞の空をながめつつ花もにほはぬ春をなげくと
令和6年2月26日(月) 【旧 一月一七日 大安】・雨水 霞始靆(かすみはじめてたなびく)如月まで梅の花咲き侍らざりける年詠み侍りける知るらめや霞の空をながめつつ花もにほはぬ春をなげくと ~中務(912?-991?) 『新古今和歌集』 巻1-0039 春歌上(梅の花は)知っている
2024/02/26 00:00
#4159 杉花粉に荒るるのどより朝まだき美しきあかき痰は出づるも
令和6年2月25日(日) 【旧 一月一六日 仏滅】・雨水 霞始靆(かすみはじめてたなびく)ピノキオや杉の花粉がとんでくるぞ ~吉岡光浪Photo:ディズニー映画 Pinocchio (1940) より 朝起きて、霞が立っていたら穏やかな春を感じるのかもしれませんが、花粉予報を気にしなけ
2024/02/25 00:00
#4158 朝霞春日の暮は木の間より移ろふ月をいつとか待たむ
令和6年2月24日(土) 【旧 一月一五日 先負】・雨水 霞始靆(かすみはじめてたなびく)朝霞春日《はるひ》の暮は木の間より移ろふ月をいつとか待たむ ~作者未詳 『万葉集』 巻10-1876 雑歌朝には霞がたちこめていた春の日暮れには、木々の間をわたる月がいつ出てくるのか待
2024/02/24 00:00
#4157 世界との往き来難かる世はつづき窓開く日を偏に願ふ
令和6年2月23日(金) 【旧 一月一四日 友引】・雨水 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)世界との往き来難《がた》かる世はつづき窓開く日を偏《ひとへ》に願ふ ~今上天皇陛下 徳仁 (令和4年歌会始の儀)Photo:ARAB NEWS 令和6年の天皇誕生日です。今年に入ってもロ
2024/02/23 00:00
#4156 高天原も卑弥呼の国もありつらむ取り巻く山のいづこも青き
令和6年2月22日(木) 【旧 一月一三日 先勝】・雨水 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)高天原も卑弥呼の国もありつらむ取り巻く山のいづこも青き ~大西民子(1924-1994)『歌集 風の曼陀羅』 佐賀県の吉野ケ里遺跡が発見されたのは今から35年前の1989(平成元)年2
2024/02/22 00:00
#4155 春雨に萌えし柳か梅の花ともに後れぬ常の物かも
令和6年2月21日(水) 【旧 一月一二日 赤口】・雨水 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)春雨に萌えし柳か梅の花ともに後れぬ常の物かも ~大伴書持《おほとものふみもち》 『万葉集』 巻17-3903春雨が降って萌えはじめた柳でしょうか、それとも梅の花でしょうか。どちら
2024/02/21 00:00
#4154 春の土もたげて青むものの芽よをさなき物の育つはたのし
令和6年2月20日(火) 【旧 一月一一日 大安】・雨水 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)春の土もたげて青むものの芽よをさなき物の育つはたのし ~窪田空穂(1877-1967)『丘陵地』Photo:Pacoma 二十四節気「雨水」の初候5日間は七十二候の第4候「土脉潤起(つちのしょ
2024/02/20 00:00
#4153 薮波の里に宿借り春雨に隠りつつむと妹に告げつや
令和6年2月19日(月) 【旧 一月一〇日 仏滅】・雨水 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)薮波の里に宿借り春雨に隠りつつむと妹に告げつや ~大伴家持(718-785)『万葉集』 巻18-4138藪波《やぶなみ》の里で借りた宿に、春雨が降ってきたので籠っているのだと、妻に伝え
2024/02/19 00:00
#4152 住の江や和泉の街の七まちの鍛冶の音きく菜の花の路
令和6年2月18日(日) 【旧 一月九日 先負】・立春 魚氷上(うおこおりをいずる)住の江や和泉の街の七まちの鍛冶の音きく菜の花の路 ~与謝野晶子(1878-1942) 今日の主役は菜の花ではなく「鍛冶の音」。「和泉の町の七まち」とは現在の大阪府堺市堺区の北旅籠町・桜之町・
2024/02/18 00:00
#4151 ひとかたまり菜の花咲けり春の日のひかり隈なき砂畑の隅に
令和6年2月17日(土) 【旧 一月八日 友引】・立春 魚氷上(うおこおりをいずる)ひとかたまり菜の花咲けり春の日のひかり隈なき砂畑の隅に ~若山牧水(1885-1928)Photo:あわじ花さじきの菜の花畑(兵庫県淡路市楠本) ~sogoods.net 菜の花の季節を迎えました。今月12日
2024/02/17 00:00
#4150 春一番の思いよ届け青空はあなたに続く色の階段
令和6年2月16日(金) 【旧 一月七日 先勝】・立春 魚氷上(うおこおりをいずる)春一番の思いよ届け青空はあなたに続く色の階段 ~俵万智(1962-)Photo:髪が乱れる埴輪くん ~photoAC(桃色小粒さん) 昨日2月15日には気象庁から関東・北陸・四国地方に春一番が吹いたと
2024/02/16 00:00
#4149 椿の花落ちゐる庭に埋めやりぬ眼を閉ぢることなきメジロを
令和6年2月15日(木) 【旧 一月六日 赤口】・立春 魚氷上(うおこおりをいずる)椿の花落ちゐる庭に埋めやりぬ眼を閉ぢることなきメジロを ~田口朝子 『塔』 2021年9月号Photo:椿の花にとまったメジロ ~GANREF 可哀そうに死んだメジロを庭に埋めてあげたのですね。梅の
2024/02/15 00:00
#4148 氷魚からさび鮎までの 一代を思ひてゐたり春立つ庭に
令和6年2月14日(水) 【旧 一月五日 大安】・立春 魚氷上(うおこおりをいずる)薄氷音なく破れて魚の影 ~能村登四郎(1911-2001)『羽化』 今日は七十二候の第3候「魚氷上(うおこおりをいずる)」。「立春」の末候にあたる5日間です。先週は関東甲信地方のお天気が荒れて、
2024/02/14 00:00
#4147 わろてんかおもろいからとしゃべる君しゃあない聞いたろ ギブスのわけを
令和6年2月13日(火) 【旧 一月四日 仏滅】・立春 黄鶯睍睆(うぐいすなく)わろてんかおもろいからとしゃべる君しゃあない聞いたろ ギブスのわけを ~林龍三(1952-)『塔』 2018年1月号Photo:なんばグランド花月と吉本吉兵衛(右下) 今日は吉本興行の創設者である吉本吉
2024/02/13 00:00
#4146 ぬばたまの今夜の雪にいざ濡れな明けむ朝に消なば惜しけむ
令和6年2月12日(月) 【旧 一月三日 先負】・立春 黄鶯睍睆(うぐいすなく)ぬばたまの今夜《こよひ》の雪にいざ濡れな明けむ朝《あした》に消《け》なば惜しけむ ~小治田東麻呂《おはりだのあづままろ》 『万葉集』 巻8-1646 雑歌今宵降る雪に、さあ濡れましょうよ。明け
2024/02/12 00:00
#4145 倭は国のまほろばたたなづく青垣山籠れる倭しうるわし
令和6年2月11日(日) 【旧 一月二日 友引】・立春 黄鶯睍睆(うぐいすなく)倭は国のまほろばたたなづく青垣山籠れる倭しうるわし ~倭健命《ヤマトタケルノミコト》(72-114) 『古事記』大和は国の中でもっとも素晴らしいところだ。重なり合った青い垣根のような山に籠もっ
2024/02/11 00:00
#4144 紹興酒乗せたる円卓まわされて旅の途中に春節祝う
令和6年2月10日(土) 【旧 一月一日 先勝】・立春 黄鶯睍睆(うぐいすなく)人垣に春節の龍起ち上がる ~小路紫峡《しょうじしきょう》(1926-2016)Photo:PNGTREE 今日は旧暦の一月一日、春節です。日本では新暦(グレゴリオ暦)の正月を祝日としていますが、中国や韓国、ベ
2024/02/10 00:00
#4143 鶯の春になるらし春日山霞たなびく夜目に見れども
令和6年2月9日(金) 【旧 一二月三〇日 大安】・立春 黄鶯睍睆(うぐいすなく)鶯の春になるらし春日山霞たなびく夜目に見れども ~作者未詳 『万葉集』 巻10-1845 雑歌鴬の鳴く春がやってきたようだ。春日山に霞がたなびいている夜に見渡してもわかるように。Photo:ウグイ
2024/02/09 00:00
#4142 書き終へて手紙となりしいちまいのこころに朝の日は照り翳る
令和6年2月8日(木) 【旧 一二月二九日 仏滅】・立春 東風解凍(はるかぜこおりをとく)春の雨郵便ポストから巴里へ ~浅井愼平(1937-)『二十世紀最終汽笛』 主にカメラマンとして有名な浅井慎平氏は音楽やテレビのコメンテーター、芸大の教授など幅広く活動されています
2024/02/08 00:00
#4141 玫瑰の花をし見れば帰りゆかむ思ひはつのる国後島遙かに
令和6年2月7日(水) 【旧 一二月二八日 先負】・立春 東風解凍(はるかぜこおりをとく)玫瑰《はまなす》の花をし見れば帰りゆかむ思ひはつのる国後島遙かに ~東海林諦顕(1934-)『さらば国後島-故郷喪失の悲哀』Photo:国後の夜明け ~photoAC(フランクさん) 東海林
2024/02/07 00:00
#4140 「福寿草まだ出ませんね」「そうですね事情は特に聞いてませんが」
令和6年2月6日(火) 【旧 一二月二七日 友引】・立春 東風解凍(はるかぜこおりをとく)「福寿草まだ出ませんね」「そうですね事情は特に聞いてませんが」 ~大下一真(1948-)『漆桶』Photo:雪の中の福寿草 ~GANREF(H.KIMURA流離写人) キンポウゲ科の多年草、フクジュ
2024/02/06 00:00
#4139 わが恋をはじめて友にうち明けし夜のことなど思ひ出づる日
令和6年2月5日(月) 【旧 一二月二六日 先勝】・立春 東風解凍(はるかぜこおりをとく)運動会裏拍を踏むマーチかな ~吉原文音(1964-)Photo:ドイツ帝国の軍楽隊とタイケ(右下) 吹奏楽をしている人はだれでもご存知のドイツの作曲家カール・タイケ(1864-1922)。軍楽
2024/02/05 00:00
#4138 春といへば霞にけりな昨日まで波間に見えし淡路島山
令和6年2月4日(日) 【旧 一二月二五日 赤口】・立春 東風解凍(はるかぜこおりをとく)春といへば霞にけりな昨日まで波間に見えし淡路島山 ~俊恵(1113-1191)『新古今和歌集』 巻1-0006 春歌上そうか春になったから霞んでしまったのだ。昨日まで波間ごしに淡路島の山々が
2024/02/04 00:00
#4137 わがこもる部屋に來りて穉児《おさなご》は追儺の豆を撒きて行きたり
令和6年2月3日(土) 【旧 一二月二四日 大安】・大寒 鶏始乳 (にわとりはじめてとやにつく)わがこもる部屋に來りて穉児《おさなご》は追儺の豆を撒きて行きたり ~斎藤茂吉(1882-1953)『白桃』Photo:阪卷耕漁「節分-謠曲狂言」~本の万華鏡(国立国会図書館) 「立春」
2024/02/03 00:00
#4136 鎌倉の山あひ日だまり冬ぬくみ摘むにゆたけき七草なづな
令和6年2月2日(金) 【旧 一二月二三日 仏滅】・大寒 鶏始乳 (にわとりはじめてとやにつく)鎌倉の山あひ日だまり冬ぬくみ摘むにゆたけき七草なづな ~木下利玄(1886-1925)『みかんの木』Photo:ナズナ(ぺんぺん草) ~LOVEGREEN 春の七草の一つ薺《なずな》の名前の由
2024/02/02 00:00
#4135 雪寒み咲きには咲かぬ梅の花よしこのころはかくてもあるがね
令和6年2月1日(木) 【旧 一二月二二日 先負】・大寒 鶏始乳 (にわとりはじめてとやにつく)雪寒み咲きには咲かぬ梅の花よしこのころはかくてもあるがね ~作者未詳 『万葉集』 巻10-2329 雑歌雪が冷たくて咲くに咲けない梅の花よ、まあ今のうちはそうしていたらいいよ。Pho
2024/02/01 00:00
2024年2月 (1件〜100件)
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