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仕返し 不審者(センター分け)さんに不躾に年齢を聞かれ、絞り出した。 結構腹立ったのだがら私も聞き返した。 そして意地悪く話した。(ほんとすみません) 不審者「32歳です。」 ソノミ「えっ、32歳なんですか?みなさん大人の雰囲気ある方ばかりだから、アラフォーくらいなんだと勝手に思ってましたぁ~!」 と、知り合って数分のうちに煽るという大人げないやり取りをしてしまった。 今思うと大人げないと思うけど、この時は本気でこの人の失礼さに腹が立っていた。 しかし、ここはさすが不審者さん。 全くこの意地悪に気づかず、 不審者さん「へへっそうですかね~?」(にやにや) となぜか照れていた。 こいつはもうだめ…
紳士かと思いきや…!? センター分けさんは、時折後ろをチラチラと振り返って、女性たちを見ていた。最初は女性たちがついてきているかを見てくれているのかと思い、優しいなと感じた。しかし、何度も何度も、10秒に1回位の勢いで見てきた。 ついてきているかの確認にしては多すぎる。 その行動で、一気に挙動不審者に躍り出てしまった。 そして、信号待ちのとき事件は起こった。 不審者は不自然にポジションを変更し、私の隣にやって来た。(効果音でいうとシュババッという感じ) 不審者の不は不躾の不でもあるようだ 不審者(センター分けさん)「こ、こんにちは~。今日は、よろしくお願いします。」 ソノミ(逃げちゃだめだ、逃…
自宅へ帰る路線が違うので、Eさんとは駅で別れた。 まだ午後の盛りも始まったばかりで、新宿まで出てきたのに直帰するのはもったいなく感じて、デパートに立ち寄って買い物でもすることにした。 Eさんのおかげで今日の午後に開催される別のパーティーへ参加する必要がなくなった分、無駄遣いできる。 おしゃれな夏服でも買っておこう。 そう思って駅ビルのエスカレーターに向かい、乗る前に脇のスペースに入って、スマホを開く。 お礼は早い方がいいだろう。 「今日はありがとうございました。楽しい時間が過ごせました。気を付けてお帰り下さいね」 可愛いスタンプを添えて、Eさんに簡単なメッセージを送る。 彼女と別れる際、どこか…
極度のストレス状態 今から約3時間、行動を共にする同じグループメンバーが明らかになった。 皆、シーンとしている。積極的小柄女性が口火を切り、自己紹介が行われた。それぞれ氏名を言っていた。 私は名字だけさっと言って終わりにした。 (何となく最初から個人情報を多くさらすのが憚られた)誰の名前も覚えられなかったことを覚えている。 声を発している人の顔を見ることで精一杯だった。それほど一気にストレス状態になっていたと思われる。 (大げさじゃないんですよ、これが…)誰かが始めに行く所を決めようと言った。 誰かがとりあえず昼食を食べようと言った。 誰かが有名な洋食の店に行こうと言った。とりあえず洋食店に向…
とにかく明るい運営スタッフの合図で同じグループの男性と対面した。 と、同時にスタートの合図がされたので、もうこのまま進むしかない状況になった。 たぶん、顔を見てグループ変更を希望する人や、離脱を防ぐための工夫だと思われる。私のグループは男女ともに3名ずつの構成だった。 メンバー紹介 まずは女性メンバーだッ!!少しネタバレ入ってるぜっ!! 小柄積極的37歳さん! なんか、ジャージみたいな服装で参加してたよ!やせてる無口さん!29歳!! 街コン初参加!地味な雰囲気だ!29歳ソノミ!!婚活迷走腹黒女!(当時) そして、お待ちかねの!男性メンバーだッ!! 身長160センチのセンター分けさん!32歳! …
見えてきた男性陣 運営の元気な説明を聞き、友人とは別グループになることに不安を覚え、参加者を見渡した。その時、この街コンに参加したことを後悔した。 男性……老けてる人ばかりじゃない????? パッと見の印象でも40オーバーがわかった。このときの私は29歳。40代はさすがにギャップを感じる。 (個人の感想です)そして、パッと見ではあるが、小汚ない感じがした。 頭がボサボサ、姿勢がだらしない、異様に長いショルダーバッグ、めっちゃキョロキョロしてる…。 (あ、この特徴の人物がそれぞれ1人ずついるって感じです。) とりあえずプチ会議 運営が何やらグループ調整をしている間に、なっちゃんとユキコと緊急会議…
Eさんからの返信はすぐに来た。 駅ビルの紳士服コーナーで半袖シャツを見る手をとめ、スマホを確認する。 「こちらこそ楽しかったです。よろしくお願いします」 これまた簡単なメッセージだった。 「よろしくお願いします」のところに先への示唆を読めなくもないが、たんなる社交辞令と解釈できなくもない。 間合いを取りつつ、探っていこう…… そう思った僕は、「こちらこそよろしくです。またメールしますね!」とだけ返した。 残りの週末は所用を済ませて、次にメッセージを送ったのは週明けの職場から。 おやつのコンビニスイーツを食べながらLINEを打つ。 「またファミマのスイーツ食べてます」 返信は夜になってからで、「…
連絡が途絶えていく中で、どうしたんだろ、とは思わなかった。 Eさんが乗り気になれなかっただけだ。 残念ではあるけれど、想定済みの展開の一つ。 そう割り切れる程度には、冷静でいられた。 特定の話題からレベルを下げて一般的な話題に切り替えると、Eさんもそれに合わせるようにより一般的な話題で返してくる。 そこにはもうデート云々のかけらもないし、落ちてしまったレベルは二度と上がらない。 次第に日常的な話題も尽きてきて、やりとりの頻度はさらに下がって…… 引き際だった。 「暑い日が続くから体調に気をつけて下さいね」 僕は最後になんとも無味乾燥なメッセージを送った。 そして、今回のことを考える。 Eさんが…
婚活パーティーは条件無視! フィーリングで突っ走っていいんじゃない?
婚活の仕方はいくつもあって、どう進めるかも人それぞれ。 結婚相談所を利用したり、アプリを使ったり、親による代理婚活まで。 そして多くの場合、「条件」を重視します。 たとえば婚活アプリの場合、理想の条件で検索をかけて、ヒットした順に目を通していく。 というのが通常の流れ。 しかし…… これを婚活パーティーにまで持ち込んでしまう人がいます。 トークタイムで対面して、好印象を得てもなお、いざマッチングの希望提出となって一人悩むのです。 でも学歴が、職種が、年収が、年齢が……あと少し、と。 これは婚活パーティーのメリットを自ら潰してしまう、非常にもったいない行為だと思います。 婚活パーティーでは条件に…
看板で集合スタイル 街コン当日。駅近くの某待ち合わせスポットに集合というものであった。私たち三人は駅で事前に待ち合わせて、参加者集合場所に向かった。この段階で、期待と緊張に胸踊らせていたことをよく覚えている。 (こういう時って、駅付近で見る人見る人が参加者に見える現象おきますよね?)集合場所付近に行くと、多くの団体が集合していた。 有名商店街のためか、観光バスや、ガイド付きのツアーのようなものも行われているようだった。 そんななか、『□□旅行』『××バスツアー』などに混ざって、『△△街コン』という看板を見つけた。……。 えーと、間違ってないんだけど、なんか、もっと書き方配慮して欲しかったな…汗…
057. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(1)
とりあえず回数をこなそう。 出会いの確率を上げるにはそれしかない。 真夏の日差しを真っ向から受けながら、新宿駅東南口下のエスカレーターを下っていく。 目指す場所は新宿南口ラウンジ。 初めての会場で、少し迷ってしまった。 結局、駅の改札を出てから20分ほど彷徨った後、11時ぎりぎりでなんとか到着した。 パーティーのテーマはたしか、「高身長で自慢の旦那様」どうこうだったと記憶している。 僕は特に身長が高いわけではないけど、なんとか基準を満たしていたので、参加してみることにした。 心の中では、このパーティーに参加する女性は当然、高身長男性を求めているに違いなく、基準すれすれの僕では見向きもされないだ…
地獄、再び 以前、「地獄のバーベキュー大会」という、本当にあった恐怖のバーベキュー大会について書きました。 →【奈落の底】バーベキュー大会1 - 婚活ってこんなにしんどいものなんですねその記事のなかで、この話は出会い関係ワースト2くらいで、ワースト1もあると書いていました。そのワースト1についてここに書き記し、恋活婚活ガチ勢のみなさまに伝承していきたいと思います。 当時は街コンがまだまだ流行ってた あれは、29歳頃。(全然コロナ禍前です) 合コン、街コン、パーティーなど一通りのツールを使って活動をしていた頃。いつもの婚活メンバー、なっちゃんとユキコと女子会をしていたときだ。 出会いの場について…
このパーティーの参加人数は8人だった。 これまでは12人くらいのパーティーを選んでいたので、ちょっと少なく感じる。 その分、一人当たりのトークタイムは長くなるとのこと。 「今日も暑いですね」 パーティー開始まで時間がないので、相席の女性にもこのくらいしか言えない。 「ええ。本当に暑いですね」 そういってハンカチを頬に当てる8番さんは、たしかに暑さに参っているようで、呼吸が浅く感じられた。 グラスもすでに空になっているのに気付き、自分の分もあるので、と言って、彼女のグラスにおかわりを注いで持ってくる。 ここのドリンクはセルフサービスだった。 「ありがとうございます」 「いえ、でもこれからたくさん…
無視できない気持ち これまで適度にメッセージのやり取りをしていたのに、 4回目に会う提案を自分からしたのに、 酒井さんから送られた、出張先で撮られた名物の写真に返信をすることができなかった。 婚活のゴールは結婚で、酒井さんとこのまま関係を進めると酒井さんと結婚することになる。 (順調にいけば)そう考えたときに徹底的に無視できない気持ちに気づいた。 私、酒井さんのこと、好きじゃない 結婚は重いことなのだと改めて思い知る 正確には人としては好き。 これから長い人生を歩む覚悟を持つほど好きではないということに気づいた。「婚活のゴール」としての結婚に対してなら酒井さんは申し分ない。私にはもったいないく…
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる 酒井さんから、この先のことを聞かれ、戸惑いつつも自分の考えを伝えた。若干の気まずさを残しつつもこの日は解散した。帰宅後のお礼の連絡もお互い、いつも通りした。この時から私は酒井さんとのことを悩んだ。 たぶん、この人で申し分ないと思う。 一緒にいて、おかしい!え?どういうこと?「小学校からやり直し!」みたいな感覚になることは今までなかった。(なにその感覚) 顔もタイプではないが、普通。体型のバランスもいい。 服装も可もなく不可もなく。 コミュニケーション能力もこれまで婚活で会ってきたお方のなかではかなり高い。 でも、決め手がない気がする。 「決め手」ってな…
【男も無意識】ハイスペック男子のホンネを暴きます~男性の深層心理~
ハイスペック男子と恋愛や結婚したいとは思っていても、どんな女性が好かれるのかわからなかったりしませんか? カレン 実は、男女の関係には法則があります。 男…
059. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(3)
相席した8番さんのプロフィールに素早く目を通していくが、これといって気にかかるものはなかった。 平凡というか、あっさり。 プロフィールへの記載を重視していないのだろう。 そう思ったのは8番さんも同じようで、僕のプロフィールに特に興味を持てなかったせいか、なにかを口に出そうとする気配はしてくるものの、実際に言葉は出てこなかった。 それでも僕は、こんな場面での会話の紡ぎ方くらいは心得ていたので、小さな事柄から多少は関心を引けるくらいの話にまで広げていく。 「お仕事は……販売員さん、ですね。忙しいですか?」 「今、人が少なくて、残業とか多めです」 「大変ですね。サービス業だったら、休日は週末とは限ら…
061. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(5)
次に入ったのは7番の個室。 今日の最後の部屋になる。 3番さんと同じく、プロフィール的に興味を持った女性だった。 7番さんはうつむき加減で話をするため、全体の輪郭をつかめず、表情も読み取りにくい。 それでも会話自体は楽しくて、こちらのちょっとした言葉付きにもすぐに反応してくれる。 トークタイムの相手としては非常にありがたいタイプだ。 頭の回転が速くて、気遣い上手。 そんな好印象を受けつつも、ちらっと見えた飾り気のない素顔を、どうしてもさっきの3番さんと比べてしまう。 足して2で割ったら完璧だな…… とんでもない自己中なことを考えつつ、そんなことはおくびにも出さずに7番さんとの会話を楽しんでいる…
世にも奇妙な記念写真 本当は撮りたくないのだが、断り方がわからず「私は婚活相手とイルミネーション記念写真を撮ることは全く気になりませんけど?」風の回答をしてしまった。 酒井さんは「じゃ、撮りましょうか」と言った。 ええ、そうなりますよね。 そして、距離感が絶妙な世にも奇妙なものすっごいぎこちない記念写真を撮った。 係員に「もう少しくっついて」と言われたが、2ミリくらいしか動けなかった。 酒井さんの急襲 予想外のぎこちない写真イベントを終え、野外にあるカフェテラスのようなスペースでお茶休憩した。また、たわいもない話をしていた。そして酒井さんが唐突に言った。「何回か会ってるけど、ソノミさんは僕のこ…
こんにちは。 寒くて何かがぶっ壊れる寸前のミドサーソノミです。今日は最近気づいた表題についてです。 はい、表題そのままです。コロナ禍になり、動画やドラマ、映画を以前より観るようになった。特に最近は話題になるドラマをチェックすることが多い。ハマるものはハマるのですが、ハマらないものは全くハマらない。 (当たり前のことを書いています)この違いはなんなのか考えてみたところ、表題に行き着きました。ハマる 主人公:アラフォー ジャンル:仕事、恋愛、家族、ミステリー 割りとなんでも 設定:現代、ファンタジー、SF 割りとなんでも ハマらない 主人公:20代 ジャンル:割りとなんでも 設定:割りとなんでも …
やっぱり3回目神話? これまでの恋愛の流れだと、 出会う 相手に気に入られ、アプローチされる 何回か会う そこまで嫌じゃなければ付き合う のパターンが多かった。酒井さんとの流れも今のところこれできていると思った。そして、今、イルミネーションを二人で見に行こうとしている。。こ、これは…!?告白される?、と、ドギマギした。 (ドギマギって初めて言葉で書いた。) だが、そんなことは表には出さず、イルミネーションを見ていた。 これは共感大のじしんあります! 少し先にメインスポット的なコーナーにフォトスポットがあり、係員が呼び込んで写真を撮ってくれるようになっていた。 係員は目に入る人全てに声をかけまく…
最強寒波の影響で寒いですね。 背中カイロが温暖効果高くておすすめですよ! さて、酒井さんのお話の続きです。 結婚と金の関係をどう推し量るべきか この頃は、なんだかんだアプリで誰かに会うことはできていた。 全くモテないというわけではなかったため、まだまだ婚活のなん足るゆえんをよく知らなかったのかもしれない。もしかしたら、初めて「結婚は生活、経済力は優先順位が高いのでは?」と真剣に考えたかもしれない。 (わかってるつもりだった。) もし、酒井さんと結婚したら共働きは前提。それはいい。しかし、自分が妊娠や病気になったら酒井さんの給料だけでやっていけるのか?と不安になった。 過去の恋愛データによると……
転職がきっかけで別れた? 2回目のデートが終わり、酒井さんのことを結構気に入っていた。見た目もさほど悪くないし、話も普通にできる。 スポーツとか気が合いそう。一つ気になったのが、勤め先だ。 カフェで話をしていた過去の恋愛の別れのタイミングに「自分の転職」をあげていた。その転職で今の会社に勤めているようだ。元カノは3年付き合っていたのに、別れるほど転職を嫌がったということ? それとも別の理由??転職した酒井さんとは結婚できないと思ったのか…?確かに年収400万だと共働き前提になりそうだけど…。 もしかして、プロフィールの400万って四捨五入の400万ってこと?など、いろいろ勘繰ってしまった。 と…
060. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(4)
ちょっと身なりを整えてから、3番の個室に入る。 ざっとプロフィールに目を通した限り、今日の参加者の中で一番の好みだった。 「こんにちは」 挨拶をしつつ3番さんの横顔を盗み見ると、プロフィールではわからなかった外見も、見事にタイプだった。 よし! 頑張らなきゃ! と内心で気合を入れる。 といってもそれが表に出てしまっては相手が引きかねないので、気持ちを落ち着かせて、差し障りのないペットの話題から軽く始める。 動物が好きで飼っている、という共通点も、プロフィールを見た段階で高感度が上がった理由の1つだった。 「ワンちゃん、いま、何歳ですか?」 「ちょうど10歳です」 「だんだんおじいさんですね」 …
062. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(6)
最初の個室に戻ると、すぐにいいなアピールの送信時間になった。 スマホをいじって、まずは3番さんを選ぶ。 トークタイムでの手ごたえは皆無。 反応はないだろう。 そうと断定できるほどなのに、まっさきに選んでしまう。 いつもはネチネチ悩むのに。 やっぱり外見の好みは強いよね…… 次は直前の7番さん。 形容しがたい感触に、後ろ髪を引かれる思い。 付き合いたいという明確な意思は生まれてないけど、もう一度会って、お茶でもしたいという希望はある。 いいなアピールを送るには十分すぎる理由だ。 3番さんに続き、7番さんも選ぶ。 そして最後に…… 何気ない風を装って横に視線を移す。 パーティー開始前よりは落ち着い…
過去の恋愛について 初スカッシュは、酒井さんの親切なレクチャーもあり、楽しく過ごせた。汗をかいた後のメイク直しを3分くらいで終え、ジムを出た。(こういう時の時間との戦い感すごい)この後お茶しようと酒井さんが誘ってくれて、近くのカフェに入った。 このお茶でも酒井さんは話しすぎるでもなく、聞きすぎるでもなくほどよくコミュニケーションをとってくれた。お互いの恋愛についても少し触れた。酒井さん「ソノミさん、モテそうなのになんでこういう活動してるの?」ソノミ(私が知りたいかな~!!!泣)ソノミ「付き合ってもふられちゃうことが多いんですよね~あはは~」 ふられてばかりってどうなんだ? みたいな会話をした覚…
服装への不安を残しつつアポ当日へ 婚活相手との、2回目はアポでスカッシュをすることになり、服装や、化粧直しのことを考えて不安になっていた。が、時は過ぎるもので、万全な準備は叶わず、当日になった。 (この際の万全とはどういう状態なのかはもはやわからない) 酒井さんが行ったことあるだか、会社の知り合いだか忘れてしまったけど、酒井さんの知っているスカッシュができるジム?に行った。倉庫のような感じだが、ロッカールームやレストルームがあった。 着替えを済ませて、ストレッチコーナーで待ち合わせる。 結局、地味めなウェアを持参してきた。 (このときも不安感あり) ストレッチコーナーにはすでに酒井さんがいた。…
2回目はスポーツ 酒井さんの素直な感じに好印象を持った。帰宅してからお礼のメッセージと、次も会いたい旨を自分から伝えた。 酒井さんは2回目のデートもOKしてくれた。タイ料理店で、スポーツの話題で盛り上がったこともあり、2回目は何か一緒に運動しようと言ってくれた。 楽しい提案だ!と思った一方、二人で運動って何があるんだろう?と不安にも思った。 数日して酒井さんから具体的な提案をメッセージで受けた。 「スカッシュやってみない?」 このときの人生までスカッシュをやったことはなかった。 すぐに楽しそうだな、やってみたい!と思った。この提案は私にとっては嬉しかった。まず、数日かけて考えてくれた。(ように…
アラサー女子20代が羨ましかった 酒井さんと和やかに穏やかに食事をしていた所に、20代のアラサー女子が4名入店してきた。店内の客は酒井さんと私、アラサー女子グループの2組になった。 アラサーというくくりでは当時の私も同じだ。 だが、婚活界隈での20代と30代は違う。 例え、29歳と30歳だったとしても。 人間性という視点では年齢はあまり関係ないと思う。 その「年齢」が多くの意味を持ち、影響を及ぼすのが婚活だ。それを痛感し始めていた当時の私は、アラサー20代の女性に対して羨望のような、明後日の方向の恨みのような、嫉妬のような気持ちを抱いていた。 (一言で言うと病んでた。泣) 私の劣等感 さらに、…
初対面の移動って本当緊張するよね 私からタイ料理をリクエストしたため、お店は私が予約しておいた。 酒井さんと目的のタイ料理のお店まで歩いた。5分程度の道のりだったが、初対面の人との5分はなかなか緊張する。なんとか長いような短いような緊張の時間を過ごして、お店に入った。 メニューコミュニケーシヨン 平日か休日か忘れてしまったが、客は私たちだけだった。婚活アポ時の周りのお客さんって気になりませんか? 客がたくさんいて賑やかでも声が聞こえにくいし、客がいなさすぎるのも会話が店内に響き渡る(ような気がする)ため居心地が悪い気がする。 皆さんはどうですか?酒井さんとメニューを見ながら注文を考える。 酒井…
063. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(7)
「いいなアピールの結果でました! 続いてカップル希望の送信をお願いします!」 アナウンスが流れて、スマホの画面を更新する。 届いたハートマークは3つ。 その相手を確認すると…… 7番さん、8番さん、それに2番さん。 やっぱり3番さんはないか…… 予想通りとはいえ、少し残念。 2番さんはあまり憶えてない。 そして7番さんと8番さん。 ここが悩みどころだった。 仮にこちらがこの2人にカップル希望を出したとしても、向こうが出してくれるとは限らないし、むしろ一般的に言えばその可能性は高くないので、出してしまえばいいのだ。 出して、カップリングしたら、その流れに乗ってしまえばいい。 それが楽だし自然だと…
064. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(8)
迷いから解放されるために7番さんと8番さんにはカップル希望を出さなかったけど、ちゃっかり3番さんには出していた。 ダメ元は悩まなくていいから最高に楽、それでもしカップリングしたら超ラッキー、という具合。 その上、連絡先は条件なく希望の人に送れるので、これも3番さんに送る。 他人がみたらやけくそにも見えるだろう。 多少の自覚もある。 そしてカップル希望の結果が出て…… 「今回はカップリングが成立しませんでした。ですが……」 2名の方からカップル希望が届いていました、と続いていた。 2名…… そこはかとなく罪悪感が満ちてくる。 例によってそれが誰かは記されていないが、今回は見当がついた。 そのうち…
初回アポからクセの強さを見せつけていく女 プロフィール◯、メッセージ◯の酒井さんと初めて会うことになった。できれば昼カフェがよかったのだが、どうしても都合がつかず、夕食をとることになってしまった。(後ろ向き)こういうときは、とにかく自分ご食べたいものが食べられるお店にいくようにしている。(勝手)酒井さんから「なにか食べたいものある?」と聞かれたので、ラッキーと言わんばかりに、自分の食べたいものをリクエストした。この頃、私はタイ料理にハマっていた。婚活の初回ごはんタイ料理ってどうなんでしょう?女性はタイ料理好きの方多いイメージだが、男性はどうなんだろう。辛いのダメなら一発アウトだよね…。 といっ…
こんにちは。 1月の日にちが2桁になり、急に何かの焦りを感じ始めました。ソノミです。今回は31歳頃にあった婚活アプリでのお話です。 表題の通り、恋愛と婚活のプロセスの違いを痛感したできごとです。 プロフィールは◯ いつものようにアプリを駆使してやり取りできそうな人を探していた。この頃はもう自分からいいねをすることに抵抗はなくなっていた。(何度も書いていますね。)そんな時に目に入ったのが酒井さんだ。 イケメンではないが、顔の造形は整っている。 頭髪はありそう。 写真も画素数的に古くなさそう。 スポーツや健康に関わる会社に勤める。 年齢34歳 趣味スポーツ 年収400万 プロフィール上、大きな欠点…
輪島さんがなぜそこまで気弱ちゃんやお礼にこだわるのかがどうしても理解できなかった。 もう0に近いHPを使いきるつもりで輪島さんの本心に迫った。(命懸け) ーなぜ2回誘った?輪島「絶対悩んでるし、助けたかった。」ーお礼の必要性についてどのように助言したのか?輪島「僕だったら、年上の先輩にプライベートでよくしてもらったらお礼を言っているよ、だったかな。」ー輪島さんはこれを私に話して、最終的にどうなりたいのか?輪島「自分のやってることって若い女性からするとどう思うのか知りたかった。自分モテないからさ。」 …『自分モテないからさ』!?!!?!!? なぜ、この話にモテが出てくる!? 既婚50代子あり男性…
新宿で3つのパーティーをはしごした翌日から、僕は体調を崩した。 原因はわかっている。 あの日、3つめのパーティーまでの時間潰しで立ち寄ったマンガ喫茶のエアコン。 おそらく掃除をしてなくて、ハウスダストのアレルギーが反応したのだ。 鼻をぐちゅぐちゅさせて、息苦しさを覚えながら考える。 世間は夏休みで、会社もそろそろお盆休みだ。 夏でも一番暑い時期。 パーティーは開催されるけど、無理に行くこともないだろう。 思えばパーティーにも週3ペースで通い詰め、その疲れも出ているのかもしれない。 心と身体を休ませるいい機会かな。 たまには遠くに遊びに行ってゆっくり温泉にでも…… 結局、アレルギーが収まるまでひ…
避けている相手ほど声だけでわかったりする 一週間ほどたった。 輪島さんを警戒しつつも、これ以上深くは関わらないようにしようと心に決めて仕事をしていた。 総務に用事があっても輪島さんのことは視界に入れないようにしていた。 (端から見たら不自然だったことでしょう。) ある日、残業をして、帰り支度をしていると後方からふいに声をかけられた。 「ソノミさん、今帰り~?」 一瞬聞こえないふりをしようかと迷ったが、定時を過ぎた静かなフロアでそれは許されなかった。そう。輪島さんだ。 久々に軽くパニクった ひきつりつつも(マスクがあって良かった)後方を振り返った。ソノミ「ぁ、あ!お疲れ様ですー!!」 輪島さん「…
065. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(9)
炎天下の新宿の人ごみの中を、食事処を求めて歩いた。 ランチ営業をしているお店はたくさんあったけど、男一人ではちょっと気が引けて。 暑さからかさほど食欲もなかったし、チェーンのサンドイッチ屋さんで済ますことにした。 涼しい店内の席について、一息つく。 さっきのパーティーは…… 参加してよかったと思う。 しんみりもしたけど、タイプと思える女性もいた。 実際にもっと多くの時間を過ごすと、その人とはうまくやっていけないことがわかったとしても、自分の好みという最初の段階をクリアしてくれる女性と出会えたことは、とても貴重だ。 面倒すぎて嫌になる自分の性質。 チャンスはもらったと思える。 さて、次のパーティ…
その日は仕事中にも時折、輪島さんのやばさがフラッシュバックして恐怖におののいた。 匿名で社内コンプラ通報しようかと何度も考えた。しかし、気弱ちゃんの話を聞いたわけでもなく、証拠不十分な点もあり、諦めた。 いまだに何だか悔しい。 気弱ちゃんにも事情がある そして、気弱ちゃんの立場を想像してみて、同情する気持ちと怒りがわいた。 親子ほど年の離れた上司の誘いを断るのはなかなか難しかっただろう。 でも、会社をやめるなら断ってもよくない?なんであんな意味不明な誘いにのったのよ? 気弱ちゃんと面識はあるが、しっかり話をしたことがないので、実態はよくわからない。 そもそも、このようなことを私と話し合える間柄…
066. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(10)
結果として、次の「結婚前向き」パーティーでいい出会いはなかった。 自分にとってもそうだけど、もらったいいなアピールが少なかったことを思えば、参加女性にとっても僕は望ましい相手ではなかったということで、多少の申し訳なさを感じる。 参加女性にとって、男性参加者枠のひとつを潰してしまったことになるから。 でも実際、そこまで考えてたら参加できないよな…… そんなことを思いながら、時間を潰せる場所を探して新宿の街中を歩く。 急遽追加したパーティーは同じ新宿西口ラウンドで開催される18時開始のパーティーだ。 ゆうゆう3時間はある。 カフェに3時間滞在する勇気はないな…… そこでスマホを検索して、マンガ喫茶…
067. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(11)
その日最後のパーティーは、「婚姻歴理解者」のテーマがついていた。 男女とも、×歴所有者の参加が予想される。 僕は未婚だったけど、相手女性の経歴は気にならない。 「今」のその人を偏見なしでみれる、というのが、なにかとこだわりがちな僕のせめてもの長所かもしれない。 その一方で、ひとつだけ条件があった。 お子様がいないこと。 これを書いている2021年時点では別の観点を持っているが、当時は無理だと思っていた。 正直にいうと、元々が子供が苦手で、どうしても欲しいというわけではない。 他人の子となれば、なおさら自信がなくて、それ以前にピンとこなかった。 加えて、その子の目にも母親の交際相手の男は微妙に映…
輪島さんの相談内容にめまいを起こした。 その場で倒れないようにすることだけを考えていた。 輪島さんの話の衝撃ポイント 内々で聞いた話を直接本人に伝える。 頼られていないのに悩み相談を受ける気マンマン。 親子ほどの年齢差の異性の部下をサシ飲みに誘う。 この場合奢るのは当然なのに、礼がないと不満を言う。 それを顔見知り程度の社内女性(ソノミ)に話す。 ちなみに輪島さんは既婚者。成人した子供がいる。 やばい。 やばいおじさんが社内にいたとしか表現ができない。 できればその場で 「あんたみたいな奴がいるからどんどんコンプラが厳しくなるんだ!ボケ!!!」 と言いたかった。 部署は違えど上司に匹敵する立場…
あけましておめでとうございます。 みなさん今年もよろしくお願いいたします。 健康第一に一年を楽しんでいきましょう! 今回は先日職場で起こった憤り案件を書きたいと思います。 登場人物 ソノミ(ミドサー) おじさん社員、輪島さん(55歳くらい。係長クラス) 気弱ちゃん(29歳) おじさん社員こと、輪島さんの部署は総務だ。 ソノミとは部署が異なるのだが、仕事上の接点があった。深い話はしたことないのだが、おじさんにしては話しやすく、プライドの高さを感じさせない、天然ボケのような印象があり、部署のゆるキャラ的な存在なのかなと思っていた。先日、総務に用事があり、声をかけると、人がおらず輪島さんしかいなかっ…
068. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(12)
どのパーティーでも男女問わず数人の遅刻はあったりするけど、最初の個室で当たったのは初めてだった。 開始前の時間が一人きりなのは、相席の女性と仲良くなれる機会がなくなってちょっと残念だな、くらいは思うけど、その分、他の参加者のプロフィールをじっくり見るなど、手持ち無沙汰になることはない。 しかし、一旦パーティーが始まると、最初のトークタイムの相手は相席した人なので、一人目が不在ということになる。 こんな場合、どうなるんだろう? そう思っていたら、スタッフの方がやってきて、お相手様はまだ会場に到着していません、なので最初のトークタイムが終わるまではここにいて、終わり次第、次の席にお移り下さい、女性…
前回までのお話 お試しで5分間手をつなぎ、恋人つなぎをされた結果、『ないな』と思い、正直に伝えたら終わった。その後、竹林さんは連絡してくることはなかったが、1か月後、連絡があった。 久々の連絡は警戒しちゃう 竹林さん「ソノミちゃん元気?その後どう?」返信するか迷った。 恋活婚活で出会った相手が久々に連絡してくるとき、婚活戦士は警戒をしなくてはならない。 この何の飾りもない簡単なメッセージの裏に何が潜んでいるかわからない。 時に命の危険性も考慮しなくてはならない。 (しなくて大丈夫です。)潜んでいる可能性としては また遊びたい 合コン開いて 女の子紹介して ↑のどれかを相手の様子見て打診したい …
069. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(13)
パーティーも半分ほど終わって、僕は10番の部屋へと向かう。 その時点でトークタイムを一緒した女性は、良くも悪くもプロフィール通りという印象。 男性がそうであるように、女性もそれなりに年齢を重ねると、軸がぶれないというか、振り幅が小さくなってくるのだろう。 「こんにちは」 「こんにちは」 笑顔で迎えてくれた10番さんは、気立ての良さそうな美人さんだった。 年齢は年上の45歳。 バツ1であることはわかっているが、その理由が妙に気になってしまうほどに綺麗だった。 男から三行半を突き付けられたってことはなさそうだな。 勝手な空想の中でもつい贔屓してしまう。 離婚の原因は……なんて質問から会話を始めるわ…
初回デートで手を繋いでこの先があるかないかを考えてみようと斬新な提案を受けた。戸惑いつつも、受け入れ、手を繋ぐことになった。 ソノミ「…あー、はい。なるほど。そういう考えですね。わわかりました。」竹林さんは手を繋いできた。 手のつなぎ方について さて、『手を繋ぐ』ことに関して意見が別れるものがあります。 それは 恋人つなぎor友達つなぎ どっちにするか問題です。 付き合いたてのカップルではこんな会話が繰り広げられることが多いのではないでしょうか…?彼女「◯◯くん、友達つなぎする人なんだね」 彼「あぁ、この方が握りやすいかと思って」 彼女「え~私、恋人つなぎがいい~!」 彼「✕✕が、したいならそ…
070. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(14)
「お子さん、おいくつなんですか?」 「高校生」 「もう大きいんですね」 真ん中をとって高校2年とすれば大体17歳で、10番さんが45歳だから、28歳のときの子供になる。 ごくごく普通のことだろう。 むしろ少しでも驚いた自分の方が幼くて、ずいぶん甘ったるい時間を過ごして来たのだと思い知らさせるようだ。 世間並の経験値がない。 薄々は気付いていたけど、少しの恐怖と恥ずかしさが込み上げてきた。 「早く自立したいって言ってるから、好きにさせて、私もそうしようかなって」 それで再婚ですか、と口に出そうになって、やめた。 婚活パーティーに来ている以上、それは訊くまでもないことで、これまでの苦労とこの先の不…
こんにちは。ソノミです。ブログを書いていて考えたことを、一部まとめて書いてみたいと思います。 受け身ループは負のループ 記事にしている内容は私が体験した出会いや別れです。 (フェイクは入れてますが残念ながら大筋は事実。泣)皆さんお気づきだと思います。こいつ毎度同じことの繰り返しじゃね?はい。その通りです。①出会いを求める ②アプローチされる ③最低基準を越えたら候補にいれるor嫌なところを発見して終わる ④何回かデートするor嫌なところを発見して終わる ⑤告白される ⑥最低基準を越えてたら付き合うだいたい④までが多いですね。当時もこの受け身ループはあまりよくないかもしれないと薄々気づいてはいた…
年上、ギラつきに苦手意識をもっていたものの、竹林さんの気遣いとほどよい距離感のおかげで楽しく過ごした。また誘われたら会ってもいいかな?と勝手に考えていた。 事件は帰り道 そしてお会計を済ませ、店を出た。 竹林さんはご馳走してくれた。婚活で知り合うとこういうことがスムーズにできる方少ないので、今思うと本当に貴重だったなと思います。 (似たようなこと何回も言ってますが、本当に心から思います。)不愉快な気持ちにならずに過ごせたことに安堵し駅までの道を歩いていた。 この帰り道、事件が起きた。 竹林さんが思いもよらぬことを提案してきた。 竹林さん「ソノミちゃん、ちょっとお願いがあるんだけど…」ソノミ「な…