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  • 勉強しているアピールをする時は伸びない

    今回は完全に個人の感想であり個人の感覚に過ぎない話をします。データや統計は一切ありません。 内容が刺さってしまう方がいらっしゃるかもしれませんが、特定の個人を刺したいわけではありません。むしろ自虐を持って自らを刺したい、そんな余計な話となります。 オブラートの在庫不足 早速本題に入りましょう。 率直に言って、勉強しているアピールを誰かにする時って伸びないんですよ。恐ろしく直球な表現ですけども。 勉強の成果報告は別です。それはただの進捗報告であり、むしろ伸びて結果が出たからこそ行える行動です。 そうではないもの、例えば「○○○の勉強をしています」や「○○○の勉強を頑張っています」みたいに他者へ自…

  • 計画通りいかないことを責めると不正が生じる

    物事が計画通りに進んでいなかったり策定した当初のロードマップが守られていなかったりすると内外から批判の声があがります。場合によっては計画の修正やロードマップの更新に対しても責める声があがることもあります。 物事が計画通り進まないことに対して不満が生じる気持ちは分かります。ただ、そのような完璧主義は余計な危険を招きかねないため、批判のやり方には注意が必要です。 私たちは予知能力者ではない 小さなものはプラン、それよりも大きなものはプロジェクト、他にもプログラムやシナリオなど様々な表現がありますが、いずれにしても何らかの物事を行うためにあらかじめその方法や手順を考え企てること及びその結果を計画と言…

  • 大抵の場合で心の余裕は物理的な余裕が生み出す

    ここのところ堅苦しい記事が続いてしまっているので、そろそろ息抜きが必要です。忙しさに肩肘が張っていると思考や文章まで硬くなってしまって実に宜しくありません。まったくもって宜しくありません。 軽い話として、ブログに関連する話でもするとしましょうそうしましょう。 週休二日 ここしばらく、当ブログは完全週休二日制です。記事は毎日投稿していますが、記事自体は毎日書いているわけではなくお休みを取っています。平日のうちに記事を作成し、土日は記事を書いていません。 このようなサイクルになった深い理由は特にありませんが、何かしらを継続する際には適度な休息が必要であり、常に張り続けられた弦は千切れてしまうことが…

  • 政治不信をあまり感じないことに対する自己分析

    政治クラスタでは政治不信や政治家不信をよく見かけます。 もちろん古今東西で政治に不信は付き物ですので、不信があること自体は自然なことです。 ただ、正直なところ私はそこまで不信を感じていません。 これは何故か、自己分析を交えつつ考えてみます。 不信は何故生じるか 人が他人や物事に対して不信を覚える機序は単純です。不信の反対は信頼であり、人は信頼を裏切られると不信に転じます。信頼をプラスとすると、不信は能動的に信じないという感情であり、ゼロではなくマイナスです。 政治不信や政治家不信が世界に蔓延っているのは人々の期待と信頼を裏切ってきた政治の責任がまずあります。過去の様々な経緯を鑑みれば人々が政治…

  • 規範意識の変化とコミュニティとの関係性

    ちょっとした思考実験として、道徳や倫理のアップデートに関する思索をしてみます。 「ポリティカル・コレクトネス」「文化盗用」「Woke」「ルッキズム」など様々な新しいアップデートされた規範が日本に限らず世界中のSNSで謳われています。「人々はこれら最新の倫理や道徳に従い規範意識をアップデートすべきだ」とする意見は一定以上の勢力を持っていると言えるでしょう。 令和の日本で「江戸時代はこうだったから」とした理屈が成り立つことは無いのと同様に、倫理や道徳は時代性を持つものであり、規範の更新は必然的で不可欠なものだと私は考えています。 ただ、それは必ずしも時代性にのみ依存するものではなく、地域性が残って…

  • 民主的な話し合いの心得と、闘技的思考の排除

    話し合いは多義的なニュアンスを持つ日本語ですが、基本的には議論や会話を意味します。 そして議論や会話とは、言い争いや討論とは違って闘争的ではない言葉です。 ただ、残念ながら「話し合い」のことを「果し合い」だとでも誤解しているのではないかと、そう疑ってしまうような事例が世間では散見されます。温和な話し合いを拒絶し、自らの意見を押し通して相手の意見を叩き潰そうとする人は何処にでもいるものです。 よってここで一つ、「話し合い」が意味する行為の再確認と心得を整理してみましょう。 言葉の意味と、話し合いで必要なこと 冒頭で述べたように「話し合い」は多義的な言葉ですが、基本的には議論(Discussion…

  • モチベーションが低い時に100点を取ることのススメ

    モチベーション(やる気・意欲)を高める方法についてはビジネス誌や情報サイトで様々な手法が述べられています。 モチベーションは高い状態を維持したほうが優れたアウトプットを期待できますので、モチベーションを管理してアウトプットの最大化を図ることは効率性を重視する個人や組織のロジックとして自然な発想でしょう。 対価が支払われない形で組織が個人のモチベーションを高めるよう強要することは一種の「やりがい搾取」になりかねないと思ってはいますが、とはいえ競争社会において効率性を重視することを否定する理屈もありませんので、なんにせよバランス次第だと思います。 そんなモチベーションですが、個人的にはモチベーショ…

  • 異文化に限らず、コミュニケーションで大切なこと

    そこそこに趣深い会話だったので、昨日の記事の続きを記録してみます。 会話の続き 【私】 「祖霊が戻ってくるとした表現はアジア的でしたね、理解が足りず申し訳ないです。私の親戚にキリスト教徒の人がいるので、その人からもっと学んでおくべきでした」 「日本にはキリスト教徒が少ないためプロテスタントとカトリックの違いはあまり語られていません。死生観に大きな違いがあることを知れて、とても勉強になりました。またメキシコの死者の日についてもカトリックと既存文化の融合であることについて理解が深まりました」 「日本のお盆も同じように、仏教と既存文化(神道)の融合によるものです。仏教はヴェーダの宗教の系譜ですので輪…

  • おしゃべり好きの異文化コミュニケーションと迷子の仕事

    あるメールのやり取り。 【営業マン(ラテン系アメリカ人)】 「やあ、連休は楽しかったかい?」 「新しい顧客の情報ですが、この顧客の状況に合った製品を紹介したいです。アドバイスをくれると助かります」 【私(日本人)】 「連休明けは仕事に集中できないよ、凄くしんどい」 「この情報からだとこれが良いと思います、参考資料を送付します」 【営業マン】 「それはよく分かるよ、連休明けには[休みのための休み]が欲しくなるよね!連休はどんな感じで過ごしたんだい?」 「資料ありがとうございます、これは顧客にそのまま出しても大丈夫ですか?」 【私】 「顧客に出してもOKです」 「実家に帰ったよ。うちの実家は日本で…

  • 学ぶことによってなぜ心が柔らかくなるのか

    このブログでは教養について時々取り上げています。 教養を意味する英語Culture(カルチャー)は多義的で、教養の他にも『土地の耕作』の意味を持っており、田畑の土を耕して柔らかくすることと同様に知識や教育によって心の畑を柔らかくすることが教養の意味するところです。 人は学ぶことで教養を得ることができます。教養とは「学問・知識をしっかり身に付けることにより養われる、心の豊かさ」です。 また、教養は英語で言えばカルチャー(culture)です。カルチャーには「文化」や「行動様式」以外に「土地の耕作」という意味があります。耕すとは田畑を掘り返して土を柔らかくすることです。 つまり、教養とは知識や教育…

  • 哲学・宗教・倫理の存在意義

    幾度か当ブログでも述べてきましたが、私は技術屋であり応用科学を専門とする工学屋ですが趣味は人文科学と社会科学を学ぶことです。道徳的な話や倫理的な話を時々記事にしているのはまさに趣味の発露というわけです。 少なくともこの趣味が直接的に仕事へ生かせるわけではありません。工学は人文科学と社会科学の知見をも用いる幅広い分野ではありますが、本気で実益を重視するのであれば数学や力学といった理工系の学問を学ぶほうがよほど効率的です。 実益を重視せずに愛好するものが趣味の定義である以上、私の学びはまさしく趣味と言えるでしょう。 より良い生き様のために 勉強が趣味と公言すると世の中から変人扱いを受けるように思え…

  • 組織の規模によっては人間関係が致命的な意味を持つ

    所属する組織の規模によって軽重が変わる話。 情報系のサイトを色々見ている 私も一応は技術畑の人間ですので、情報収集の一環として様々な情報サイトを閲覧しています。日経クロステックはそのうちの一つです。さまざまな産業分野に向けた技術系デジタルメディアと謳うだけあって、多様な業界の情報が掲載されています。 日経クロステックではニュース以外にも様々なコラムや小説があり、少し厳しく言えばピンキリではありますが、なかなかに楽しめる記事が多数あります。 例えば、以下のリンクは現在連載中の連載小説です。 本小説は若手主人公の疑問にベテランが答えていく形式で話が進んでいきます。 小説としては相当軽い部類に入りま…

  • 信念に固執することは「ハンドルの無い車」に似ている

    世間では強い意志や固い決意、言い換えれば信念を高価値のものとして取り扱うことが多々あるかと思います。学校では結果だけではなく意志や気持ちといった心の態度も評価の対象となるものですし、物語の主人公は多くの場合で強い意志と固い決意を持っているものです。 信念に基づいた頑固で曲がらない気質であることは、不器用ではあるものの尊ぶべき資質だとする言説には事欠くことが無いでしょう。 ただ、逆張りのようで申し訳ないのですが、私はあまり信念に重きを置いていません。信念に固執することは「ハンドルの無い車」に乗車するようなものだと考えるためです。 生存者バイアス 信念とは固く信じて疑わない心であり、曲げることはで…

  • 三者三様の職場サバイバル術

    風評が宜しくないかと思ってあまり語ってはきませんでしたが、私が職場で担当している製品群はそこそこにブラックと言いますか、働く人に厳しい状態となっています。 かつての主力製品だが、市場の飽和に伴い現在は別の製品群を会社として推している リソースはほとんど手配されないが、規模が縮小されたわけではないのでシェアの維持に掛かる業務量は変わらない 個人の業務負担が過剰になっており、人員が手配されても耐え切れずに潰れて異動していく 過剰な業務量に耐えられた少人数のサバイバーで業務を回している この製品群はプロダクトポートフォリオマネジメントで言えば少ない投資でも利益を生み出し続ける『金のなる木』ではありま…

  • 「お題」の持つ力と問題意識の差異

    今世紀のお題「国家の統一、世界政府の実現は可能か」 ・・・いえ、その、はてなブログさんの「お題」的な感じで書き始めてみようかな、と。ちょっとした出来心のジョークです。 とりあえず今世紀中に世界政府を樹立することは無理だとは思います。経済・資源・文化・地理、様々な側面で見ても人類はまだそれらの偏在性を克服するほど発展していませんので。今の文明レベルで世界政府を目指しても内戦待ったなしかと。 「国家間戦争を撲滅するために武力と恐怖を持ってでも世界政府の成立を目指すべきだ」と考える人がいらっしゃるかもしれませんが、個人的にそういった路線は好みではないです。暴力による世界征服なんて、そんな物語の悪役ム…

  • 「人様に迷惑をかけるな」について思うところ

    日本で伝統的に善いとされる考え方の一つに「人様に迷惑をかけるな」があるかと思います。 昨今ではこれに対して否定的な見解も多く見られますが、個人的にはそこそこに妥当な考え方ではないかと考えています。 健康で余力のある人間の戯言ではありますが、考える所をまとめていきます。 「人様に迷惑をかけるな」と自己責任論の境界線 「人様に迷惑をかけるな」は一見すると他力を請うことを否定して自力での自己救済を最上とする自己責任論に見えるかもしれません。 ただ、そもそも人助けは迷惑なのかと言えばそうとは限らないはずです。 確かに世の中には他人を助けることを絶対的に嫌う人がいますし、人に助けられることをとにかく嫌が…

  • 技術屋は察することが苦手

    実家が嫌いなわけではありませんし、親族を好んでいないわけでもないのですが、帰省をすると少しストレスが溜まります。 これは職場で日常的に接している技術者集団とはまったく異なるコミュニケーションを求められるためです。もう少し直接的に言えば、毎度ミスコミュニケーションで怒られるので少し疲れます。 大学で工学を学び、企業で技術者として勤めて10年以上経った私のような技術屋には、コミュニケーションのコードが異なるとなんとも大変さを感じてしまいます。 技術屋は行間を”あえて”読まないよう訓練される 以前にも記事にしたことがありますが、技術屋のコミュニケーションは「技術」という名の言語を用いて行われます。 …

  • 故郷の景色は変わったようで変わっていない

    帰省中のある日、目的地に駐車場が無かったために親族を車で送り届けた後に用事が済んだら迎えに行くまでの間、適当に時間を潰す必要ができた。 せっかくなので、地元を少しドライブすることにする。自動車免許を取得したのは地元から離れた後であり、ほとんど地元の道を車で走ったことはないのでちょうどいい機会だろう。 高校を卒業するまで暮らしていた街はそこそこに栄えた地方都市であり、当然都市開発も進められている。新しく作られた店舗もあれば、いつの間にやら高層ビルも増えている。その逆に、よく通っていた店が潰れていたり、改装されていたりもする。 様々な変化が観測される以上、多少なりとも様変わりしたように見えるような…

  • 不確かな情報の価値

    年に数度しか帰省しない親不孝者のボンクラ息子ではありますが、さすがに盆と正月くらいは実家に顔を出して両親に生存報告をします。 姉と妹が実家の近くに住んでいますので私は別にそこまで顔を出さなくてもいいかな、などと少し思っていたり。まあ、ただの親不孝者です。 昨今はコロナの再流行も懸念されるところではありますが、今年もなんとか無事に帰省することができました。あまり長く居座ると母が感傷的になり過ぎるため早々にお暇する予定ではありますが、とりあえず帰省中くらいは両親との会話を楽しもうかと思います。 ただ、帰省中にブログを書く時間はほとんど取れないため、今回は短縮版です。事前に帰省中投稿する用の記事を準…

  • とにかくどうでもいい話がしたい

    先日、仕事に疲れて帰宅したところ、玄関を上がった通路にヤモリがいました。ドアを開けると自動的に電気が付くので、靴を脱ぐ前から灰色のヤモリが通路の真ん中に鎮座ましましているのが見えます。体長およそ50mm。大きいのか小さいのかは分かりません。何はともあれ、ヤモリです。 さて、家守、ヤモリです。特に害は無く、むしろ虫を捕食する有益な生き物だったはず、そういえば玄関にいるヤモリは縁起が良いんだったかな、なんて思いつつも、家の中をウロチョロとされるのはあまり好みではないので玄関からお外にお帰りいただこうとの考えに至るまで実に約10秒。疲れている割にはそこそこの思考速度です。 捕獲用の道具があれば穏便に…

  • 変革時の反対意見を恐れないでほしい

    世の中は変化していくものであり、前動続行を繰り返すばかりでは停滞です。それは相対的には後退ですらあります。 だからこそ個人や組織が生き延びるためには仕組みや手法などの変革が必須です。環境の変化に合わせて適応することこそが適者生存の理屈に沿います。 そのため、私は変化や変革には肯定的です。 伝統や歴史を軽んじるわけではありませんが、伝統や歴史を保守するためには何はさておき集団の生存戦略が実行されなければなりません。語り継ぐ主体が滅んでは後世に伝わらないのですから、伝統や歴史を墨守したいのだとしてもまずは生存が優先です。 物事を変化することに対しては保守派、慎重派、進歩派、急進派がいます。 公平を…

  • 自らの人生を生きる上での教養の必要性

    教養とは知識や教育によって心を耕して柔らかくすることです。豊かで柔らかい心を育むことで「我」の枷を外して様々な視点を持つことができるようになります。 知識によって耕作地を広げて豊かな草木を育んでいない心は、寒々と荒廃したとても窮屈なものです。それは狭い己の「我」という名の檻に囚われている状態だと言えます。この「我」に囚われている状態こそがまさに束縛です。 教養が無ければ世界はどこまでも「我」の視点しかなく、「我」に囚われると世間はとても辛いものとなります。なにせ世界は「我」の思い通りになることなどほとんどなく、「我」の気に入らない人が闊歩し、「我」の気に入らない言葉を発し、「我」の気に入らない…

  • 組織エラーはセクショナリズムの隙間から生じる

    不定期に上司と揉めるテーマがあります。 それは組織のセクショナリズムに対する考え方です。 私としては組織の過剰な縦割りやタコ壺化を避けることを望んでいますが、上司は自部署のタスクをこなすことを優先的に考えています。 立場によって求められる職掌がある以上、どちらかが絶対的に正しいというわけではなく、どちらの言い分にも理があることではあります。 ただ、今回は私の言い分を主軸に、意見を解説していきます。 エラーは隙間で生じる エラーには個人が起こすものと組織が起こすものがあります。 前者はヒューマンエラーで、後者は組織事故です。 組織事故、すなわち組織要因によるエラーの多くは組織の隙間で生じます。各…

  • ハラスメントの主張は度が過ぎない程度に

    私は人とお酒を呑むことが好きなので職場の飲み会も好きなほうですが、お酒が嫌いであったり、公私をしっかり分けることを好んでいたり、雰囲気が好きではなかったりと、世の中には職場の飲み会を嫌いな人もいるかと思います。 誰にだって好き嫌いがあることは承知していますので参加を無理強いすることはしません。呑みの席で気を遣うのは面倒ですので、飲み会は飲み会が好きな人が集まって呑むほうが一番気楽で愉快なものです。 まあ、私のように職場の飲み会でも気を遣わない無神経な人間だからこその意見ではありますが。お偉いさんが居てもさほど気にしませんし、実のところ酔ったおじさんのトークを聞くのはそこまで嫌いではないので、む…

  • ヘビィなテーマをなるべく軽く話してみる実験:入管法改正と特別在留許可

    昨日の記事は軽い話をすると言いつつ結局はまったく軽くないどころか説教臭い話になってしまいました。どうにも無駄に生真面目で困ります。 記事を書くからには何かしら意味のあることやタメになりそうなことを一つは記事に盛り込みたい、そのためには事実やデータを用いて論理を積み重ねたい、さらには想定される反論や異論なども併記したい、とやっていくとあっという間に真面目な記事が完成します。私にとって軽い話というのはなかなか難しいものなのです。 さて、ここで発想の逆転です。 重いテーマを避けるのではなく、重いテーマをあえて軽く話せば軽くなるのではないか、そんな実験をしてみます。 とりあえず思い付いたテーマが「入管…

  • 違う意見を聞くのは楽しいことなんだ

    油断をするとヘビィなテーマを語り始める当ブログ。 堅苦しい話が連続しないよう、なるべく軽い話を織り交ぜていきたいものです。 つまり、今回は軽い話をします。 とはいえ軽重は人が判断することでもある以上、必ずしも軽い話になるとは限りません。 物語を楽しむ 当ブログでは隙あらば「自分とは違う意見を聞こうぜ」と述べています。記事タイトルに入っているだけでもすぐに複数の記事が見つかりますし、月に一度くらいは語っているくらいの頻度です。 なぜ違う意見を聞くことを推奨するかというと、これはもう真面目に説明するのであれば「話し合いこそが民主主義の前提条件」だとか「エコーチェンバーの回避」だとか「ラテラルシンキ…

  • 知識を活かすことは、何もビジネスには限らない

    「知識は持っているだけでは駄目で、活用しなければならない」 このような言説を時々見かけるかと思います。 この言説自体はとても正論です。役立てていない知識は持っていない知識と同義とさえ言えます。 ただ、この正論の曲解とまでは言いませんが、「活用」の意味する範囲を狭くしてしまっている人がいるように見受けられます。それは例えば「知識は溜め込むだけではなく、その知識を使って大金を稼いでこそだ」といった方向性のものです。 しかしながら知識の活用とは何もビジネス的な成功だけを意味するものではありません。もちろんビジネスに活用することは決して間違いではないのですが、知識を活用することの価値はそれよりもっと大…

  • SNSは幽霊を殺すか

    幽霊とは、なんて、いつものように言葉の定義から書き始めるまでもなく、幽霊は誰もが知っている存在です。この世への未練や執着を断ち切れず、肉体が滅びても成仏できずに現世をうろつき人々の前に姿を現す存在を指します。 物語上では様々な幽霊のあり方が描かれていますが、やはり典型例としては怨恨や復讐のために現世へ留まる”恐れるべき存在”であることがメジャーでしょう。誰かへの恨みや嫉み、金品や他者への執着、世の理不尽に対する憎しみ、そういった人の取り扱える範囲を超えた莫大で不定形な負の感情を不定形なまま可視化したものが幽霊だと言えます。 現世や人々に害をもたらさない幽霊は恐れるに足らず、幽霊はその抱え込んだ…

  • うちのブログで日記を書くのは難しい

    当ブログは雑記ブログのため、好き勝手思い付くままに思索した事柄を毎日記事にしています。何かしらのキーワードやテーマを主軸としてそれに沿った記事を書くことが多いですが、日記的な記事や思い付きの文章を垂れ流すこともしばしばです。 今回は日記的な記事を書こうと思っています。 時事ネタが苦手な理由の一つ この駄ブログではあまりリアルタイム性の高い記事を扱っていません。特に時事ネタはあまり取り上げないです。 真面目な理由としては、情報の鮮度や速報性が高いことは必ずしも良いことだとは限らないと考えているためです。速報性の高い情報は十分な調査や根拠に基づいていない場合があり、速報性だけを重視して時事の話をす…

  • 雑記ブログを書いている効用

    いつも巡回している情報系サイトの一つ、そこでは様々なライターがコラムや記事を寄稿しているのですが、その中でお一人だけ、とても苦手なライターがいます。 私は基本的に「誰が」言っているかは気にせず「何を」言っているかを重視しており、また情報が偏って思考が硬直化することは好まないため情報の取捨選択はせずになんでも摂取するよう心掛けてはいるのですが、そのライターの記事は読むとどうにもゾワゾワした気持ちが沸き起こるため、申し訳ないですが苦手です。 苦手ならばnot for meとして読まなければいいだけの話ではありますし、そのライターの記事はタイトルだけでも誰が書いたか分かるため回避することは容易です。…

  • 国際問題やグローバルに関して語るのであれば宗教や哲学への理解が必要

    日本では、と限定できるほどのデータがあるわけでもありませんが、日本では宗教や哲学は実学ではない分野として捉えられている傾向があるかと思います。宗教や哲学は実学を好む日本人的気風からすると若干忌避されがちな学問分野です。 ただ、国際化が進む現代社会において、国際問題やグローバル視点での物事を言及するためには宗教や哲学への理解が必要です。それが無ければエスノセントリズムに染まって誤った判断を下してしまうことになりかねません。 エスノセントリズム 過去の記事でも述べたことがありますが、過度なエスノセントリズムは国際問題やグローバルに関して語る上で大きな阻害要因となります。 エスノセントリズムとは自民…

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