『ネームトレイン』 第55回 (マイタウン列車)かえで塩狩峠をゆくキハ22の宗谷本線・名寄行き普通列車〔マイタウン列車かえで〕:1986~95年の間は旭川鉄道管理局管内の旭川発着の普通列車には『マイタウン列車+地域から採った愛称』がつけられていた (マイタウン列車)かえで ・・ マイタウン列車とは、かつて国鉄旭川鉄道管理局(現・北海道旅客鉄道旭川支社)が、1986年のダイヤ改正時より普通列車につけていた列車愛称...
このブログは、筆者の『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。 鉄道駅での思い出や、山や滝をめぐるバックパック旅がメインです
『ネームトレイン』 第55回 (マイタウン列車)かえで塩狩峠をゆくキハ22の宗谷本線・名寄行き普通列車〔マイタウン列車かえで〕:1986~95年の間は旭川鉄道管理局管内の旭川発着の普通列車には『マイタウン列車+地域から採った愛称』がつけられていた (マイタウン列車)かえで ・・ マイタウン列車とは、かつて国鉄旭川鉄道管理局(現・北海道旅客鉄道旭川支社)が、1986年のダイヤ改正時より普通列車につけていた列車愛称...
『日本百景』 春 第578回 田子倉の春 〔福島県〕雪で閉ざされた湖・田子倉湖に春が訪れるのは日本各地が初夏の陽気となるGWの少し前だ 田子倉湖 たごくらこ (越後三山只見国定公園)福島県南会津郡只見町大字田子倉に建つ田子倉ダムによって堰き止められた人造湖で、ダムと同じく日本有数の規模を有するダム湖となっている。 そのダム湖の総貯水容量は。揖斐川の山奥で徳山村をそっくりそのままダム湖とした徳山湖と...
『路線の思い出』 第554回 筑豊本線・筑前山家駅 〔福岡県〕待合室とトイレのみの簡易駅舎となった筑前山家駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’22) 若松~原田 66.1km 385 / 443 ※ 桂川~原田の数値桂川~原田の運行本数(’24...
廃線鉄道 第120回 宇品線 〔広島県〕広島駅0番線の宇品線ホームで発車を待つキハ04形気動車:戦後まもなくは原爆被災した官公庁舎が宇品線沿線に仮庁舎を建てた為にそれなりに賑わいを見せていた※ ウィキペディア画像を拝借宇品線(うじなせん)は、広島県広島市の広島駅から南下し宇品駅までを結んでいた国鉄の鉄道路線である。 1968年9月に国鉄諮問委員会の意見書により、『使命を終えた路線』として路線廃止及びバス...
よも”ヤマ”話 第210話 四国の三大岬めぐり 〔愛媛県及び高知県〕 '99・ 1細長い突端岬から豊後水道を介して九州に水先案内の光を届ける佐田岬灯台 四国の三大岬 しこくのさんだいみさき (瀬戸内海国立公園)・(室戸阿南海岸国定公園)・(足摺宇和海国立公園)本州・北海道・九州と共に日本の主要4島の一つである四国は、北東・北西・南東・南西の四隅を海に突き出す地形であるが、北東を除く3つの隅には我が国を...
《その1》からの続きデス。 今回の《その2》では、起業・転職と副業と会社での評価を高める事による昇給のそれぞれの是非について掘り下げていこうと思う。 副業を考える奴は給料の少ない無能で無能だから頭も悪いと罵るのは、 コンサルタントとして会社を差し置いて副業で成功されたくないから経営コンサルをやっているネットのコラムミストが、「なぜ頭の悪い人はすぐに『副業』を考えるのか?」と問い質している。 自身...
『路線の思い出』 第553回 山陰本線・安来駅 〔島根県〕田舎のこじんまりした駅かと思いきや豪勢な御殿造りの駅だった安来駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’21) 京都~幡生・長門市~仙崎 677.6km 3860 / 309 ...
『ネームトレイン』 第54回 伊豆東京から伊豆の温泉地を結ぶ観光急行【伊豆】※『国鉄急行列車《東日本編》』廣田尚敬 著 より 急行【伊豆】 ・・ 1953年3月15日に、湘南型の80系電車を使用した準急〔伊豆〕として東京~伊東・修善寺で運転を開始している。 この列車は準急〔あまぎ〕を改称したものであるが、末期は【あまぎ】は特急列車に格上げされている。 急行に格上げされた【伊豆】は、特急【あまぎ】に格上げされ...
ネット批評家に言わせると、ワテのようなのは無能の典型例で、組織にとってはムダな給料を払わされる不要な奴なのだそうた。 それは、ワテのような考え方や行動は、会社全体にとって悪害をもたらすそうで、それを理解しないから徹底的に頭が悪く、何をやっても必ず失敗する奴なのだとの烙印を押している。でも、こういうネット批評家の主張を見ると、会社経営者にばかり都合のいい事を書き並べている。そして奴らの素性を見ると、...
『日本百景』 冬 第577回 厳冬期の北八ヶ岳・その4(天狗岳・下山)〔長野県〕東西で対照的な山容を魅せる異質な双耳峰・天狗岳 北八ヶ岳・天狗岳 きたやつがたけ・てんぐたけ (八ヶ岳中信高原国定公園)八ヶ岳連峰は夏沢峠を境に南側を南八ヶ岳・北側を北八ヶ岳と呼ぶが、天狗岳はこの北八ヶ岳の最高峰である。 山頂部は300mほどの間隔を置いて東西に分かれた双耳峰で、西天狗岳と東天狗岳と呼ばれている。山名の由来と...
『路線の思い出』 第552回 留萌本線・北秩父別駅 〔北海道〕ブルーモーメントの空とカクテルライトに照らされてほのか色に輝く北秩父別駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’22) 運行本数 深川~石狩沼田 14.4km 170 / 937 7往復 ※ 廃...
岬めぐり・・ 日ノ出岬展望櫓があるだけで全く観光地化されていなかった40年前の日ノ出岬 日ノ出岬 ひのでみさき雄武と興部の間にあるオホーツク海に少し飛び出した岬で、岬の名の通りオホーツク海から昇る朝日を望む名所である事は元より、高い緯度の北海道の広大な水平線ゆえに初夏から夏にかけてはオホーツク海に沈む夕陽も望む事ができるとの事である。現在はガラス張りの展望ゲストハウス『ラ・ルーナ』が建っている...
廃線鉄道 第119回 山鹿温泉鉄道 〔熊本県〕山鹿駅の駅名標※『山鹿温泉鉄道 田尻弘行 著』より山鹿温泉鉄道(やまがおんせんてつどう)は、かつて熊本県鹿本郡植木町(現・熊本市)の植木と、同県山鹿市の山鹿の間を通っていた鉄道路線及び、その運営事業者である。 当初の名称は、山鹿町の郡名の『鹿本郡』から鹿本鉄道(かもとてつどう)と称していた。歴史のある湯治場として知られる山鹿温泉※『山鹿温泉観光組合』より...
『路線の思い出』 第551回 氷見線・雨晴駅 〔富山県〕ひっそりとした佇まいの冬の雨晴駅舎《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’21) 高岡~氷見 16.5km 2051 / 463 運行本数(’24)高岡~氷見 18往復(概ね上下ともラッシュ時毎時2本...
『日本百景』 冬 第576回 厳冬期の北八ヶ岳・その(縞枯山~高見石)〔長野県〕高見石の岩の上に立ち上州の山々の暮れ情景を望む 高見石 たかみいし (八ヶ岳中信高原国定公園)北八ヶ岳山域の白駒池からほど近い場所にある小ピークで、北八ヶ岳随一の展望台として親しまれている。 山頂にある岩が高見石と呼ばれ、眼下に見える白駒池をはじめ、八ヶ岳の眺望、北アルプスなどが広がる。 また、暮れる直前の時間帯には、...
『ネームトレイン』 第53回 志摩さよなら志摩号・記念急行券※『Yahoo!オークション』より 急行【志摩】 ・・ 1961年3月に鳥羽~南紀勝浦の準急としてネームデビューした列車であるが、2年後の1963年10月のダイヤ改正での列車相互の列車名交換によって、従来の鳥羽~南紀勝浦が準急〔なぎさ〕に、京都~鳥羽の準急〔鳥羽〕が〔志摩〕に改称されている。 その後、1961年3月の国鉄当局による列車種別の見直し(料金制度の...
『路線の思い出』 第550回 釧網本線・茅沼駅 〔北海道〕無人駅を想定して改築されたログハウスの茅沼駅舎《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 網走~東釧路 166.2km 513 / 583 運行本数(’23) 網走~釧路 5往復(内 快速1往復) 網走~知床...
『日本百景』 冬 第575回 厳冬期の北八ヶ岳・その2(雨池峠と縞枯山)〔長野県〕立ち枯れた樹々が縞模様を描く縞枯山 縞枯山 しまがれやま (八ヶ岳中信高原国定公園)八ヶ岳連峰の北八ヶ岳山域にある標高2403mの山で、山名の通り縞枯れ現象が見られる事で知られた峰である。 茶臼山と雨池峠の間に位置するこの峰は、ほぼ東西に500mに及ぶ頂上部をもち、亜高山帯針葉樹林のシラビソやコメツガの森に覆われている。南手の...
よも”ヤマ”話 第209話 四国カルスト 〔愛媛県・高知県〕 '99・ 1四国カルスト・五段城 1456m、四国カルスト・天狗ノ森 1485m荒野をほのかに赤く染める夕空と月一つ 四国カルスト しこくカルスト (四国カルスト県立自然公園)愛媛と高知の県境一帯に広がる四国カルストは、日本三大カルスト(他は山口県の秋吉台と福岡県の平尾台)の一つで、西から大野ヶ原・姫鶴平(めづるだいら)・五段高原・天狗高原ま...
廃線鉄道 第118回 小清水軌道・北見鉄道 〔北海道〕小清水駅跡地に立てられた小清水駅跡の案内板※ 小清水町のウェブサイトより小清水軌道(こしみずきどう)は、かつて北海道斜里郡小清水村(現・小清水町)にあった北海道製糖が運営する軌道路線である。現在はラーメン屋がテナントとして入る無人駅・止別がこの鉄道の開基点だった※ ウィキペディア画像を拝借国鉄釧網本線(当時の網走本線末端区間で網走以東)の敷設に...
『日本百景』 冬 第574回 厳冬期の北八ヶ岳・その1(北横岳)〔長野県〕坪庭より望む北横岳 北横岳 きたよこだけ (八ヶ岳中信高原国定公園)八ヶ岳連峰北部の山で、南北に列を成す八ヶ岳連峰の『北八ヶ岳』と呼ばれる北方部分の盟主となる峰ある。 標高は2480mで、八ヶ岳中信国定公園に属する。 本来の正しい名称は横岳であるが、同じ八ヶ岳連峰の僅か10 kmほど南の『南八ヶ岳』に同名の横岳がある為、より標高の低い...
『ネームトレイン』 第52回 礼文急行【礼文】登場から終焉まで一般形(モノクラス)車両で非冷房車で運用されて『遜色急行』と云われたが宗谷本線急行列車のパイオニアだった※ ウィキペディア画像を拝借 急行【礼文】 ・・ 1961年10月1日に旭川~稚内を宗谷本線経由で運行する準急列車として運行を開始し、1966年3月5日に国鉄当局による列車種別の見直し(料金制度の改変)により急行列車に格上げとなった。 1968年10...
『路線の思い出』 第549回 留萌本線・峠下駅 〔北海道〕山峡の秘境駅で日の利用客は1名以下唯一の列車交換駅としての存在価値のみであった峠下駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’20) 運行本数 深川~石狩沼田 14.4km 90 / 2372 7往復明日萌(恵比島)で撮ったのも何とか使...
よも”ヤマ”話 第208話 石鎚山 〔愛媛県〕 '98・12石鎚山・弥山 1974m、石鎚山・天狗岳 1982m【名峰百選 83峰目】この時の頂上は白霧で視界ナシだったので四半世紀近く後のヘタレてから登った春の石鎚山最高峰・天狗岳おば・・ 石鎚山 いしづちさん (石鎚国定公園)四国山地西部の愛媛県西条市と久万高原町の境界に位置する標高1982 m の山で、近畿以西を『西日本』とした場合の西日本最高峰で、1955年11月1日...
『路線の思い出』 第548回 関西本線・加茂駅 〔京都府〕鄙な里では破格の駅舎が建つ加茂駅:『2つ目』を手にして嬉しくてついスマホ撮り《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’21) 名古屋~JR難波 174.9km 25218 / 98 ※ 名古屋~亀山はJR東海の管轄 ※ ’21は東京五輪開催が主原因の武漢コロナの蔓延 ...
廃線鉄道 第117回 日中線 〔福島県〕雪解けで増水した野辺沢川を渡る日中線の客車列車※『消えゆくローカル線・東日本編』宮脇俊三・諸河久 著より日中線(にっちゅうせん)は、福島県喜多方市の喜多方から同県の耶麻郡熱塩加納村(現・喜多方市)の熱塩までを結んでいた国鉄の鉄道路線である。 1980年の日本国有鉄道経営再建促進特別措置法(いわゆる『国鉄再建法』)の施行によって第1次特定地方交通線に指定され、1984年...
『日本百景』 冬 第573回 月山富田城址 〔島根県〕月山富田城址難攻不落の『天空の城』と呼ばれていた※『安来市観光ガイド』より 月山富田城址 がっさんとだじょうし 島根県安来市広瀬町富田にあった日本の城で、現在は三ノ丸の石垣だけが残る。 月山(標高183.9mに建築された典型的な山城である。 出雲源氏・富田氏の世居した城で、京極氏に支配権を奪われてからは、その守護代・尼子氏が在城した。 後に尼子氏は...
『ネームトレイン』 第51回 まつかぜ見た目にもオンボロで撮った当時は「コレで博多まで行くと腰が痛いだろうなぁ」と直感的に思ったキハ82の博多行き特急【まつかぜ】※ 高槻~山崎のサントリーカーブにて 特急【まつかぜ】 ・・ かつての国鉄時代に、京都・大阪~松江・博多などを東海道本線・福知山線・山陰本線・山陽本線(幡生~門司)・鹿児島本線経由で運行していた特別急行列車である。『白砂青松』の絶景を魅...
岬めぐり・・ 宗谷岬新年、明けましておめでとうございます。2024年の謹賀新年の記事も、季節記事の『岬めぐり』おば・・。 けれど、宗谷岬は観光地化されていて写欲が湧かずに、あまり撮ってないので持ちネタ満載の『オホーツク縦貫鉄道』でめぐった岬を2つほど追加しまっす。 でも、この年賀記事書いてるのは、去年の12月上旬だったりして・・。宗谷岬にある『日本最北端の地』を示すモニュメント 宗谷岬 そうやみさき...
『好き勝手の言いたい放題』をすると、アッと言う間に年末だよ。 また一つ歳を食って、『赤いチャンチャンコ』が近づいてくるよ。 まだ『赤いチャンチャンコ』まで数年あると余裕をカマシていれば、それこそ『アッちゅう間(by 関西弁)』だよ。でも、『好き勝手の言いたい放題』はやめないよ。 だって、これがワテの人生の糧の一つだもの。それよか、更にパワーアップするかもね。 でも、身体は逆にヘタレが進行するだろうね...
よも”ヤマ”話 第207話 四国・剣山 〔徳島県〕 '98・12四国・剣山 1955m【名峰百選 82峰目】、次郎笈 1929m〔名峰次選 36峰目〕対峙する次郎笈のササ原越しに望む優しい山容の峰・剣山 剣 山 つるぎさん (剣山国定公園)徳島県三好市東祖谷・美馬市木屋平・那賀郡那賀町木沢の間に位置する標高1955mの峰である。徳島県の最高峰で、我が選定し【名峰百選】の一座となっている。 また、徳島県では県のシン...
『路線の思い出』 第547回 豊肥本線・緒方駅 〔大分県〕蛙に成りかけのオタマジャクシのようなデザインの緒方駅舎※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’22) 熊本~大分 148.0km 2814 / 350 運行本数熊本~肥後大津(電化区間) 毎時3~4本肥後大津~宮地 ...
『日本百景』 冬 第572回 傾山・霧氷 〔大分県・宮崎県〕尾平・九折鉱山で産出された斧石というスカルン鉱石※ ウィキペディア画像を拝借 九折〔豊栄〕鉱山 つづら〔ほうえい〕こうざん (祖母傾国定公園)大野郡緒方町(現在は豊後大野市)の大分県と宮崎県との県境に接する辺りにあった鉱山で、上畑(うわはた)、傾山北西麓の九折〔豊栄〕鉱山が主坑となっていた。 なお、鉱山の主鉱脈は最奥の県境にあった尾平鉱山で...
『路線の思い出』 第546回 予讃本線・八幡浜駅 〔愛媛県〕八幡浜駅四国・九州の往来の場としてワテの中ではかつての高松駅のように四国の駅随一の重要度のある駅だ※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 高松~宇和島 297.5km 6471 / 124 向井原~内子・新谷~伊予大洲 39.4km運...
廃線鉄道 第116回 わたらせ渓谷鉄道・わたらせ渓谷線(廃止区間)
廃線鉄道 第116回 わたらせ渓谷鉄道・わたらせ渓谷線(廃止区間) 〔栃木県〕精錬所の敷地内に延びた足尾本山駅の荷受け場:貨物駅の為ホームは無かった※ ウィキペディア画像を拝借わたらせ渓谷鉄道・わたらせ渓谷線(わたらせけいこくてつどう・わたらせけいこくせん)は、第二次特定交通線として廃止承認された旧国鉄(経営移管後はR東日本)足尾線を引き継いだ第三セクター路線であるが、この路線の敷設目的は引き継い...
よも”ヤマ”話 第206話 開田高原・秋 act 2 〔長野県〕 '98・11美しい紅葉が広がる開田高原 開田高原 かいだこうげん標高が1,100~1,300mと高く、真夏でも平均気温が18度という爽やかな高原で、高原の各所から雄大で美しい御岳山を見る事ができる。 また、昼夜の寒暖差が大きいこの高原では、他には類を見ないほどの美しい色づきの紅葉を見る事ができる。農耕馬として飼育されていた為小柄のズングリムックリの...
『ネームトレイン』 第50回 北斗渡島駒ヶ岳を背に改装するキハ261白塗装の特急【北斗】※ ウィキペディア画像を拝借 特急【北斗】 ・・ JR北海道が函館~札幌を函館本線・室蘭本線・千歳線経由で運行する特別急行列車である。 特急【北斗】は、1965年11月1日に函館~旭川を函館本線・室蘭本線・千歳線経由(東室蘭・苫小牧経由)で運行開始された。急行【すずらん】の昇格という形で登場した特急【北斗】:その後の急...
『日本百景』 秋 第570回 御来光ノ滝・秋絵巻 その2 (滝の秋絵巻) 〔愛媛県〕困難なルートを経て絢爛煌びやかな秋の滝絵巻へ 御来光ノ滝 ごらいこうのたき (石鎚国定公園)仁淀川の最源流部面河渓にあり、霊峰石鎚山のほぼ直下から流れ落ちる神秘的な滝で、落差は102mほどある大瀑布で、『日本の滝百選』にも選ばれている名瀑である。一般の観光客は石鎚スカイラインからのこの遠望で滝見OKとなる石鎚スカイラインの...
『路線の思い出』 第545回 函館本線・長万部駅 〔北海道〕情緒ある湯の里の駅も近い内に無粋な鉄筋コンクリの高架駅となるのだろうね※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’22) 函館~旭川・七重~大沼~森 465.7km 498 / 968 ...
よも”ヤマ”話 第205話 日光の滝 〔栃木県〕 '98・11湯滝の上部は川の流れ全てがナメ滝となる河床瀑となっている 日光・湯滝 にっこう・ゆだき (日光国立公園)栃木県日光市の奥日光地域にある湯ノ湖の南端から流れ落ちる滝で、高さ70m・最大25mの河床瀑である。 華厳滝・竜頭ノ滝と並んで奥日光三名瀑の一つとされている。 他にも裏見滝と霧降ノ滝を加えて日光五名瀑の一つともされている。湯滝の元となる湯ノ...
廃線鉄道 第115回 名古屋鉄道・渥美線(廃止区間) 〔愛知県〕渥美電鉄時代の三河だ原駅と黒川原行と思われる電車※ ウィキペディア画像を拝借名鉄・渥美線(めいてつ・あつみせん)は、愛知県豊橋市の新豊橋から愛知県渥美郡田原町(現・田原市)にあった黒川原までを結ぶ路線であったが、太平洋戦争が激化した1944年に現在の終点である三河田原~黒川原が不急不要路線に指定されて運行を休止し、レールなどの鉄資材は他線...
『日本百景』 秋 第569回 御来光の滝 その1 (御来光ノ滝へ) 〔愛媛県〕ワテにとっての『フォーエバー』であった御来光ノ滝の秋絵巻おば・・ 石鎚スカイライン いしづちすかいらいん (石鎚国定公園)『石鎚スカイライン』は有料道路時代につけられた道路名称で、無料開放となった現在でも通し名として使われているが、本路線名は《愛媛県道12号西条久万線》という愛媛県の観光主要県道である。有料道路だった区間は、...
『路線の思い出』 第544回 札沼線・あいの里公園駅 〔北海道〕バリアフリー化されたあいの里公園駅※ ウィキペデイア画像を拝借《路線データ》営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’22) 桑園~北海道医療大学 28.9km 14475 / 107 運行本数(’23)札幌~石狩当別及び北海道医療大学 上下とも交互発車で毎時3~4本 ※ あいの里公園...
『ネームトレイン』 第49回 日南20系寝台と座席車を連結し当時販売されていた周遊券で乗車できるなど鉄道旅の強い味方だった急行【日南】※ ユーチューブ画像より 急行【日南】 ・・ 博多~西鹿児島を日豊本線経由で結ぶ夜行急行で、末期は運行区間が短縮されて門司港・小倉~宮崎となっていた。 最盛期には、門司港・小倉・別府を始発着駅に宮崎まで結ぶ昼行急行も運行されていた。 また、昼行列車が淘汰される直...
よも”ヤマ”話 第204話 五色沼 〔栃木県・群馬県〕 '98・ 10日光・奥白根山 2578m(前話に引き続いて登頂)沼の深さによって違った蒼を魅せる五色の沼 奥白根・五色沼 おくしらね・ごしきぬま(日光国立公園)日光火山群中の最高峰である奥白根山とその東側の前白根山との中間にある堰止め湖で、最も深いところで5m程との事である。 五色沼と言えば、福島県北塩原村の裏磐梯・五色沼が有名だが、栃木の奥白根山...
廃線鉄道 第114回 京福電気鉄道・北野線 〔京都府〕京福電気鉄道・北野白梅町旧駅舎:道路交差点で寸止めされた位置にありかつてはこの交差点を直進して北野天満宮の南門まで路面電車が行きかったのだろう※ ウィキペディア画像を拝借現在の京福電気鉄道・北野線(けいふくでんきてつどう・きたのせん)は、京都府京都市北区の北野白梅町から右京区の帷子ノ辻までの全線が専用軌道の軌道路線となっていて、嵐山本線と共に嵐...
『日本百景』 秋 第568回 妙高・秋 その1 (妙高山) 〔新潟県〕隣にそびえる火打山より望む妙高山※ 別の時に撮ったモノです 妙高山 みょうこうさん (妙高戸隠連山国立公園)新潟県妙高市にある標高2454mの成層火山で、妙高戸隠連山国立公園に属している。 北信五岳の一つであり、その中では最高峰となっているが、頸城山系では隣にそびえる火打山 2462m に標高で一歩譲る。 昭和期までは、およそ500m離れた一等三...
『路線の思い出』 第543回 立山トンネルトロリーバス・室堂駅
『路線の思い出』 第543回 立山トンネルトロリーバス・室堂駅 〔富山県〕スミマセンワテの中では『バス停』の室堂ターミナルは注釈が必要のコレしか撮ってませんでした※ 立山の山頂付近からの俯瞰写真《路線データ》立山トンネルトロリーバス(立山黒部貫光無軌条電車線)我が国唯一のトロリーバスとなった立山トンネルトロリーバス※ ウィキペディア画像を拝借 営業区間と営業キロ ’2...
『ネームトレイン』 第48回 だいせん20系時代の列車名及び行先表示幕※『鉄道ジャーナル別冊・ドキュメント列車追跡 昭和54年度版』より 急行【だいせん】 ・・ かつて、国鉄及び経営を引き継いだJR西日本が、大阪~米子・浜田を東海道本線・福知山線・山陰本線経由で運行していた急行列車である。 最盛期は昼行を含めて4往復が運行され、運転区間は最長で益田まで運転されていた。 福知山で小荷物積み込みの為に長時...
よも”ヤマ”話 第203話 奥白根山 〔栃木県・群馬県〕 '98・ 10日光・前白根山 2373m、日光・奥白根山 2578m【名峰百選 81峰目】五色沼畔にたたずむ奥白根山 奥白根山 おくしらねやま (日光国立公園)栃木県日光市と群馬県利根郡片品村の境界にある標高2578mの峰で、日光火山群の北西端にある活火山である。 西方への溶岩流の上に、主峰・奥白根(おくしらね)などの溶岩ドームが形成されている。日光の火山...
『路線の思い出』 第542回 富山地方鉄道立山線、上滝線・岩峅寺駅
『路線の思い出』 第542回 富山地方鉄道立山線、上滝線・岩峅寺駅 〔富山県〕駅舎正面撮りはあまり上手く撮れなかったのでウィキペディア画像を拝借《路線データ》半地下状となった1階にホームが設けられた富山地鉄の立山駅※ ウィキペディア画像を拝借立山線 営業区間と営業キロ 運行本数('23) 寺田~立山 24.2km 立山線の全列車は本線の...
『日本百景』 秋 第567回 妙高・秋 その1 (火打山) 〔新潟県〕秋色で彩られた火打山 火打山 ひうちやま (妙高戸隠連山国立公園)新潟県糸魚川市と妙高市にまたがる標高2,462mの頸城山塊の最高峰で、上信越高原国立公園に属している。 東西に緩やかな稜線を持つ山で、頂上付近は傾斜がさほど急でない為に、冬期には雪がべったりとついて真っ白な姿を魅せる。 山名の由来は、「山容が火打石に似ている事から」という...
廃線鉄道 第113回 伊予鉄道・森松線 〔愛媛県〕森松線をゆく蒸気機関車:もう廃止となってから50年以上の月日が流れた※『伊予鉄公式サイト』より伊予鉄道・森松線(いよてつどう・もりまつせん)は、かつて愛媛県松山市の伊予立花(現・いよ立花)から森松までを結んでいた伊予鉄道の鉄道路線である。 横河原線の松山市から、2つ目の駅である伊予立花より分岐していた路線である。空撮撮影で撮った森松線の全景:上下に斜...
『ネームトレイン』 第47回 砂丘加茂川の清流と国鉄色の急行【砂丘】 急行【砂丘】 ・・ 1962年9月1日に、本州と四国を結ぶ宇高連絡船に連絡して宇野・岡山~鳥取と、四国・山陽・山陰地方を結ぶ気動車準急として登場した列車である。 登場して4年後の1966年3月5日に国鉄の列車種別の見直しにより急行に格上げされている。 1968年10月1日のダイヤ改正からは、上井(現・倉吉)へと運転区間も延長されている。鳥取砂...
よも”ヤマ”話 第202話 裏剱・仙人池 act2 その4 (仙人池より下山)
よも”ヤマ”話 第202話 裏剱・仙人池 act2 その4 (仙人池より下山) 〔富山県〕 '98・10高天原と並ぶ秘湯にて『日本一危険な温泉』の称号をつけられた阿曽原温泉※ ウィキペディア画像を拝借 阿曾原温泉 あそはらおんせん (中部山岳国立公園)富山県黒部市黒部奥山国有林地内にある温泉で、位置的には黒部渓谷の『下ノ廊下』の途中にある。山小屋の『阿曽原温泉小屋』があり、温泉もこの小屋が管理している。 ...
『路線の思い出』 第541回 男鹿線・羽立駅、男鹿駅 〔秋田県〕ウィキで見てゲンナリした在り来たりのコンクリート駅に建て替えられた男鹿駅※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’21) 追分~男鹿 26.4km 1438 / 942 ’23年・運行本数秋田~男鹿 下り14本・上り15本※ 上...
『日本百景』 秋 第566回 富士山 その2 (富士の高嶺) 〔山梨県・静岡県〕南アルプス南部の千枚岳より望むかぎろい色の空と富士山:富士は他の山から望むべき峰との認識をもっていて登頂は後回しにしていたよ 富士山 ふじさん (富士伊豆箱根国立公園)静岡県(富士宮市・富士市・裾野市・御殿場市・駿東郡小山町)と、山梨県(富士吉田市・南都留郡鳴沢村)に跨る活火山である。 標高は剣ヶ峰の3776.12 mで、我が...
よも”ヤマ”話 第201話 裏剱・仙人池 act2 その3 (仙人池・水鏡)
よも”ヤマ”話 第201話 裏剱・仙人池 act2 その3 (仙人池・水鏡) 〔富山県〕 '98・ 10困難を乗り越えた先でヤマは奇跡の絶景を魅せてくれた 裏剱・仙人池 うらつるぎ・せんにんいけ (中部山岳国立公園)紅葉の名所・仙人池は、恐らく最も紅葉を愛でるのが困難な紅葉の名所だ。 それは、登山基地の室堂からのコースタイムは13~15時間で最低1泊2日かかると共に、近年の秋における剱沢雪渓の崩壊で登山道がほと...
廃線鉄道 第112回 山野線 その2 〔熊本県・鹿児島県〕薩摩大口駅での昼下がり:ローカル線の駅には今の時代は忘れかけられた穏やかな時の流れがあった※『鉄道ピクトリアル '75年9月号』より山野線(やまのせん)は、かつて熊本県水俣市の水俣から鹿児島県姶良郡湧水町(当時は栗野町)の栗野までを結んでいたJR九州の鉄道路線である。 国鉄再建法施行によって1984年に第2次特定地方交通線に指定され、国鉄分割民営化後の1...
『日本百景』 秋 第565回 富士山 その1 (7合目最上部まで) 〔山梨県〕富士山五合目・吉田口の高台から吉田口の旅館群と富士山を望む※『富士観光協会』のウェブより 富士スバルライン ふじすばるらいん (富士伊豆箱根国立公園)山梨県道707号・富士河口湖富士線のーに含まれる『富士山有料道路』の事で、山梨県南都留郡富士河口湖町から富士山吉田口五合目付近に至る有料道路である。 開通時に『富士スバルライン』...
『ネームトレイン』 第46回 北アルプス名鉄の車両を使って名鉄・国鉄(現 JR)・富山地鉄と3路線を直通した異色の特急【北アルプス】※ ウィキペディア画像を拝借 特急【北アルプス】 ・・ 私鉄の車両が使用されて、国鉄線に乗り入れていた異色の特急列車である。 名古屋~高山・立山方面を結ぶDC特急で、運転区間は名鉄の神宮前より犬山線を通って新鵜沼に向い、国鉄との連絡線を伝って鵜沼から高山本線に入り、終...
よも”ヤマ”話 第200話 裏剱・仙人池 act2 その2 (剣沢雪渓~仙人池)
よも”ヤマ”話 第200話 裏剱・仙人池 act2 その2 (剱沢雪渓~仙人池) 〔富山県〕 '98・10剱沢雪渓の氷体越しに望む剱岳の大岩盤 剱沢雪渓 つるぎさわせっけい (中部山岳国立公園)富山県中新川郡立山町に位置し、剱岳 2999m の南側で、別山 2880m ・剱御前岳 2776.8m から剱岳の南東を削るU字谷(氷河地形)が剱沢で、真砂沢との出合にある標高1760m の真砂沢ロッジの上部にある雪渓が剱沢雪渓である。 白馬...
遂にやってきました50万アクセス。 気がつけば本家の我がホームページ『日本百景』より上となってるよ。 まぁ、アッチは更新の手間がかかり過ぎるので、活動場所をブログに移してほとんど更新してないけど・・。『ロクデナシ道』満開の上にウデは写真界の底辺を這いずる『写真床』で努力もカメラへの投資も全くしないのに何故か撮れば数枚はキメ写真が撮れたりする:ブログでも書けばそれなりにアクセスが得られたりするかつては...
『路線の思い出』 第540回 飯田線・駒ヶ根駅 〔長野県〕駅舎は立派だが通学時間帯以外は驚くほど利用客がいない※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 豊橋~辰野 195.8km 1904 / 194 ’23年・運行本数 豊橋~豊川 上下とも毎時3~5本 豊川~中部天竜 ...
増税メガネと大阪のチンピラヤクザの大阪維新から、税と称した異常な搾取に遭っている大阪人のワテの唯一の絶好調なのが、このブログのアクセス数だったりするのである。 それで、あと1000余りでアニバーサリーとなります。状況をヤマで例えると、八ノ沢カールより下り始めて1000m三股まであと少しで到着って所ですかね。 ここで増水で沢でカンヅメにでもならない限り、土曜日の朝には下山完了(アニバーサリー到達)になる見込...
廃線鉄道 第111回 山野線 その1 〔熊本県・鹿児島県〕段々畑を見ながらゆく長閑な沿線風景だった山野線※『さよならローカル線33』より山野線(やまのせん)は、かつて熊本県水俣市の水俣から鹿児島県姶良郡湧水町(当時は栗野町)の栗野までを結んでいたJR九州の鉄道路線である。 国鉄再建法施行によって1984年に第2次特定地方交通線に指定され、国鉄分割民営化後の1988年2月1日をもって全線廃止となった。肥後と薩摩の国...
『路線の思い出』 第539回 日豊本線・市棚駅 〔宮崎県〕『秘境駅・宗太郎滞在15分』から戻り着いた時に小降りになってスマホで撮った市棚(駅ではなく)公衆トイレ《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’18) 小倉~鹿児島 462.6km 889 / 270 ※ 佐伯~延岡の数値 ...
『日本百景』 晩夏 第564回 天塩岳 〔北海道〕目指すは朝日に輝くあの山・・天塩岳だ 天塩岳 てしおだけ (天塩岳道立自然公園)北海道士別市と紋別郡滝上町にまたがる標高1,558mの峰で、天塩川の水源となっている。 利尻島の利尻山を除くと、道北では最高峰である。 天塩岳を中心に前天塩岳や西天塩岳が1つの山塊をつくっているが、山容はおおむねたおやかである。 頂上からは、北大雪や東大雪の山々の他、条件がよ...
よも”ヤマ”話 第199話 裏剱・仙人池 act2 その1 (剣沢まで)
よも”ヤマ”話 第199話 裏剱・仙人池 act2 その1 (剱沢まで) 〔富山県〕 '98・ 10秋の彩りによってトレスアップした剱岳 剱 岳 つるぎたけ (中部山岳国立公園)飛騨山脈(北アルプス)北部の立山連峰にある標高2,999 m(2004年に2998mより+1mの改定)の峰である。 富山県の上市町と立山町にまたがっている。 中部山岳国立公園内にあり、山域はその特別保護地区になっている。 立山・鹿島槍ヶ岳・...
『路線の思い出』 第538回 富山地方鉄道・宇奈月温泉駅 〔富山県〕「そういえば階段を上がった2階に駅があったっけなぁ」と黒部トロッコの悪評に紛れて印象が薄くなった富山地鉄の宇奈月温泉駅※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》富山地方鉄道・本線営業区間と営業キロ電鉄富山~宇奈月 53.3km’23年・宇奈月温泉駅発着本数 平日 急行 上り電鉄富山行きが朝に1本のみ運行 普通 下り毎時1本、ラッシ...
『ネームトレイン』 第45回 あおぞら♪アイツはアイツ顔デカ~イby Dr,スランプ(2期目)の主題歌より 団体専用列車【あおぞら】 ・・ 伊勢志摩や奈良・京都など修学旅行先を沿線に持つ近鉄では、専属の団体列車【あおぞら】の運行開始以前からも修学旅行などにおいて団体専用列車を運行してきたが、1959年に登場した特急列車用の10100系『ビスタカーⅡ世』が好評だった事もあり、2階建て電車の人気をフィードバックする...
『日本百景』 夏 第563回 奥穂・西穂 その3 (西穂独標でビバーク) 〔長野県・岐阜県〕夜明けの光に穂先が光る西穂高岳:穂高連峰では最も低い標高なれど最も危険な岩稜を抱いている 西穂高岳 にしほたかだけ (中部山岳国立公園)長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる標高2,909 mの飛騨山脈(北アルプス)南部の山である。山域は中部山岳国立公園に指定され、花の百名山にも選定されている。 また、我が選びし【名...
『路線の思い出』 第537回 国鉄白糠線・縫別駅跡地 〔北海道〕在りし日の縫別駅ダッグアウト式の待合所があるのみの棒線駅だった:当時は原野だった裏手に道東自動車道の白糠インターチェンジが建設されている《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度(’79) / 営業係数(’83) 白糠~北進 33.1km 123 / 3077 ...
廃線鉄道 第110回 鴻紋軌道 〔北海道〕住友の鋳型微視菱の社紋が記された鴻紋軌道の客車:山奥で砂金の鉱床が発見され日本有数の金山となり住友財閥が鉱山を買い取って鉱山従事者や鉱石輸送の為に敷設した軌道である※『懐かしの鴻紋軌道』より鴻紋軌道(こうもんきどう)は、かつて北海道網走支庁管内の紋別郡紋別町(現在は紋別市)に存在した軽便鉄道路線である。 我が国で第三位の金の産出量を誇った鴻之舞金山(金の他...
『日本百景』 夏 第562回 奥穂・西穂 その2 (奥穂~西穂の岩稜) 〔長野県・岐阜県〕奥穂の頂上から望むジャンダルムは真に憧れの情景だ 奥穂・西穂 おくほ・にしほ (中部山岳国立公園)槍・穂高連峰は最高峰の奥穂高岳 3190m と『天突く槍』の槍ヶ岳 3180m の2つの盟主を抱く巨大な岩稜線で、剱岳・谷川岳と共に日本三大岩場に数えられている。 その中でも西穂高岳と奥穂高岳との間にある岩稜線は、我が国屈指の岩...
『路線の思い出』 第536回 あいの風とやま鉄道・泊駅 〔富山県〕泊駅はあいの風とやま鉄道の途中駅だが運転系統的にはえちごトキめき鉄道との接続駅として駅の愛称も『あいのトキめき駅』と多分にえちごトキめき鉄道が入り込んでるね《路線データ》営業区間と営業キロ倶利伽羅~市振 100.1km(元 JR北陸本線の富山県内区間) ※ 経営区間は石川・富山県境の倶利伽羅から新潟・富山県境の市振までの100.1km ※ 石川...
『ネームトレイン』 第44回 いぶり単行の独りぼっちで雪の荒野をゆくキハ22急行【いぶり】※ 写真集・国鉄急行列車〔東日本編〕より 急行【いぶり】 ・・ 国鉄再建法の制定に伴い、1984年6月に第2次特定地方交通線として路線の廃止が承認され、1986年11月1日に全線廃止となった胆振線は、北海道伊達市(胆振振興局管内)の伊達紋別で室蘭本線から分岐し、虻田郡倶知安町(後志振興局管内)の倶知安で函館本線に接続して...
第561回 奥穂・西穂 その1 (上高地~涸沢~奥穂高山荘)
『日本百景』 夏 第561回 奥穂・西穂 その1 (上高地~涸沢~奥穂高山荘) 〔長野県〕涸沢カールの底から穂高の山々を見上げて 涸沢カール からさわかーる (中部山岳国立公園)長野県松本市安曇にある日本有数の氷河圏谷である。 涸沢カールの直径は約2kmで、カール底の標高は2,300mである。 カール壁の最高点は、槍・穂高連峰の中でも最も高い奥穂高岳(標高3,190m)で、カール壁上端からの比高は約900mあるなど日...
『路線の思い出』 第535回 山陽本線、山口線、宇部線、山陽新幹線・新山口駅
『路線の思い出』 第535回 山陽本線、山口線、宇部線、山陽新幹線・新山口駅 〔山口県〕山陽新幹線側の駅南口※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》JR西日本の経費削減策は塗装の単色化や国鉄型車両の継続使用駅の無人化から屋根吊り下げ式の駅名標の撤去まである意味徹底的に行われている※ ウィキペディア画像を拝借山陽本線 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) ...
廃線鉄道 第109回 白棚線 〔福島県〕磐城棚倉駅に残る国鉄白棚線の残り香※『鉄道ジャーナル 1981年9月号』より白棚線(はくほうせん)は、福島県白河市の白河と同県東白川郡棚倉町の磐城棚倉を結んでいた運輸通信省の鉄道路線で、1944年12月に鉄道全線を休止して代行バスにバス転換された。 その後の1957年4月に、休止となっていた鉄道の線路敷を道路に転用して祖父岡~磐城棚倉~白河を結ぶ国鉄のバス路線となった。 現...
第561回 北日高国境稜線 その4 (国境稜線の夕景・朝景)
『日本百景』 夏 第561回 北日高国境稜線 その4 (国境稜線の夕景・朝景) 〔北海道〕北日高の国境稜線上に立てば盟主・幌尻岳と戸蔦別岳の夕日の絶景を魅る事ができる 日高山脈 ひだかさんみゃく (日高山脈襟裳国定公園)北海道の中央南部にある唯一の山脈で、空知支庁と十勝支庁(現在はいずれも振興局)の境である狩勝峠に所在する佐幌岳から、襟裳岬までを南北に貫いている。 長さは南北およそ150 kmで、南北に延...
『路線の思い出』 第534回 大糸線・海ノ口駅 〔長野県〕アニメにも忠実に描かれた駅舎は『駅寝の神様が宿る駅』だった《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 松本~糸魚川 105.4km 5691 / 176 ※JR東日本管内の数値 電化区間運行本数(’19) ...
この盆も四半世紀ぶりに五竜~八峰キレット~鹿島槍の山行に行くので、いよいよ記事のストックがなくなりって穴が開いてしまうよ。四国の雄峰・三嶺この登りもコースタイム1:10に対して1:20位で登りきるなど今年はすごぶる調子が良かったよ夏は山イベントが多いんだよね。 今年のヤマ始めは、GWの剣山・三嶺縦走の残りをリベンジする事から始まったけど、2020年に甲状腺の『残念』を切除してからはずっとヘタレまくっていたけど、...
よも”ヤマ”話 第198話 芦別岳 〔北海道〕 '98・ 8芦別・半面山 1317m、芦別・雲峰山 1560m、芦別岳 1727m〔名峰次選 35峰目〕『北海の谷川岳』との異名を持ち岩稜や谷が凄ましい様相を魅せる芦別岳 芦別岳 あしべつたけ (富良野芦別道立自然公園)北海道・夕張山地のほぼ中央に位置し、富良野市・芦別市・南富良野町にまたがる標高1,727 mの峰である。 山頂は、富良野市と南富良野町との境界となってい...
『路線の思い出』 第533回 相生線・北見相生駅 〔北海道〕綺麗にお色直しされて鉄道資料館となった北見相生駅駅舎《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’83) 美幌~北見相生 36.8km 257 / 2105 廃止年月日 転換処置 廃止時運行本数 ’8...
『日本百景』 夏 第560回 北日高国境稜線 その3 (1967m峰) 〔北海道〕北日高国境稜線の最奥部にそびえる日高で3番目に高い無名峰・1967m峰 1967m峰 いっきゅーろくななめーとるほう (日高山脈襟裳国定公園)1967m峰は日高山脈北部の十勝と日高を隔てる国境稜線上にある峰で、日高山系では最高峰の幌尻岳 2052m ・カムイエンウチカウシ山 1979m に次ぐ第3の標高を誇りながら、山名がつけられずに無名峰となっている峰...
『ネームトレイン』 第43回 リアス【リアス】の急行時代は山田線の終点が釜石だった国鉄時代だった※『国鉄急行列車《東日本編》』廣田尚敬 著 より 急行【リアス】 ・・ 現在は、JR東日本が盛岡~宮古を山田線経由で運行する快速列車であるが、列車名の出自は釜石~盛岡のかつての山田線全線(釜石~宮古 55.4kmが2019年3月23日に三陸鉄道に路線譲渡され、現在の山田線は盛岡~宮古 102.1kmと)を走破する急行列車で、...
先行して書き貯めしていたのであるが、6月中頃に白山に行って記事をかける土日を留守にした為に、記事が書けずに書き貯めた記事を吐き出してしまったし、7月21~23でまた山に行くので、書き貯めの記事を完全に掃いてしまいますた。それに、記事って書けば書く程に拘りが増えで、最近は長大記事ばかりとなっているしィ。 長大記事は作成に半日以上かかるから、土日を目一杯使って記事を書いても3記事作成が限界だわ。・・という事...
廃線鉄道 第108回 中央本線・武蔵野競技場線、下河原支線 〔東京都〕武蔵野競技場線を示した地図※『国土地理院・1956年』より武蔵野競技場線(むさしのきょうぎじょうせん)は、かつて国鉄が運行していた中央本線の支線の通称である。 三鷹駅よりプロ野球球団の招致を目的に建設された『武蔵野グリーンパーク野球場』との1区間3.2kmを運行していた。収容5万人の本格的なスタジアムだったが突貫工事だったがゆえに問題が露...
『日本百景』 夏 第559回 北日高国境稜線 その2 (七ッ沼カール) 〔北海道〕エゾノハクサンイチゲ越しに七つの沼がおりなす楽園を見下ろして 七ッ沼カール ななつぬまかーる (日高山脈襟裳国定公園)日高の主峰・幌尻岳周辺には山体上部に第四紀の氷期に形成されたカールが認められ、2007年に『幌尻岳の七ッ沼カール』として日本の地質百選に選定されている。 ナキウサギ、クマゲラなどが生息している大自然のおりな...
『路線の思い出』 第532回 磐越西線・山都駅 〔福島県〕もはや鉄道を使っての飯豊山登山は皆無となったが一応登山口の駅である山都駅※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 郡山~新津 175.6km 1923 / 228 運行本数(’23)山都駅発着列車 下り新津方面・上り会津若松方...
『日本百景』 夏 第558回 北日高国境稜線 その1 (国境稜線へ) 〔北海道〕ピラミタルな戸蔦別岳と北カールを従えた幌尻岳が夕日に染まる絶景 戸蔦別岳 とったべつたけ (日高山脈襟裳国定公園)標高1959mと日高山脈で4番目に高い標高を示す峰で、日高山脈の最高峰・幌尻岳(ほろしりだけ)とは尾根続きで登山道が続いている為、一度に登られる事が多い。 その容姿は巨大な幌尻岳とは対照的に、スッキリと尖ったピラミ...
『ネームトレイン』 第42回 近鉄・名阪特急中坊の時に初めて手にしたズームレンズ(2万円で叩き売りだったシグマズームカッパー)で撮ったビスタカーの難波行ノンストップ特急 近鉄・名阪特急 ・・ 近畿日本鉄道(近鉄)が運行している特急列車の総称・ブランドである。運賃に加えて、座席指定制の特急料金が必要である。 大阪・京都・名古屋と、奈良県や三重県北中部を結ぶ近鉄の鉄道路線網で幅広く運行されている。現...
よも”ヤマ”話 第197話 コイカクシュサツナイ岳 〔北海道〕 '98・ 8夏尾根ノ頭 1719m、コイカクシュサツナイ岳 1721m上二俣より見上げるコイカクシュサツナイ岳 コイカクシュサツナイ岳 こいかくしゅさつないたけ (日高山脈襟裳国定公園)札内川の支流コイカクシュサツナイ沢の上流にある山で、山名を訳せば『東側を通るサツナイ(の峰)』という事となるだろうか。 コイカクシュサツナイ沢を遡ってある奥の二股か...
『路線の思い出』 第531回 山陰本線、境港線・米子駅 〔鳥取県〕南北の通り抜けの駅舎大改築工事で仮駅となっていた米子駅《路線データ》山陰本線 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 京都~幡生・長門市~仙崎 677.6km 4785 / 309米子駅 発着本数特急【サンライズ...
『日本百景』 夏 第557回 白山 その2 (大汝峰とお池めぐり) 〔石川県・岐阜県〕“大汝”より“剣”水墨画のような情景 白山固有種の高山植物白山は日本有数の花の山としても知られ、甚ノ助小屋を越える標高2000m辺りから、さまざまな高山植物の花畑が広がる。 中でもクロユリは日本一の個体数と言われ、群生するさまはみごとである。クロユリは、石川県の郷土の花にもなっている。『ハクサン』の小さく可憐な桜の花ハ...
廃線鉄道 第107回 上田交通・真田傍陽線 〔長野県〕真田駅で発車を待つ貨物混合列車:背後には菅平高原の盟主たる峰の白銀の四阿山(あずまやさん)が望める※『mamalog』より真田傍陽線(さなだそえひせん)は、長野県上田市の電鉄上田と真田町(現・上田市)の真田及び、途中の本原から分岐して傍陽までを結んでいた上田電鉄(上田交通の子会社)の鉄道路線である。1927年に電鉄上田~伊勢山が開通したのを始めとして、192...
『路線の思い出』 第530回 予土線・土佐昭和駅 再び 〔高知県〕切通し上に設けられた閑散駅を再度訪れてみた《路線データ》営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 北宇和島~若井 76.3km 256 / 425 運行本数(’23) 窪川~宇和島 4往復(土・休日はトロッコ列車1往復運行) 江川崎~宇和島 4往復...
『日本百景』 夏 第556回 白山 その1 (白山に咲く花) 〔石川県・岐阜県〕翠ヶ池と白山・御前峰 白 山 はくさん (白山国立公園)石川県と岐阜県の県境に位置する標高2702mの最高峰・御前峰を中心とした活火山群である。 山域は白山国立公園に指定されている。 白山とは、最高峰の御前峰 2702m・剣ヶ峰2677m・大汝峰 2684mの『白山三峰』を中心とした周辺の山峰の総称である。 単独峰のような呼称だが、実際は山...
『ネームトレイン』 第41回 べにばな豪雪の荒川渓谷を渡る急行【べにばな】 急行【べにばな】 ・・ かつて、新潟~山形(愛称改称当初は仙台まで運行)を白新線・羽越本線・米坂線・奥羽本線経由で運行していた急行列車で、現在は米沢~山形の区間をカットの上で、新潟~米沢を運行する快速列車に格下げとなっている。快速列車としての運行は新潟~坂町の羽越本線区間のみで米坂線内は全駅停車の米坂線6往復の頭数と化...
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『ネームトレイン』 第55回 (マイタウン列車)かえで塩狩峠をゆくキハ22の宗谷本線・名寄行き普通列車〔マイタウン列車かえで〕:1986~95年の間は旭川鉄道管理局管内の旭川発着の普通列車には『マイタウン列車+地域から採った愛称』がつけられていた (マイタウン列車)かえで ・・ マイタウン列車とは、かつて国鉄旭川鉄道管理局(現・北海道旅客鉄道旭川支社)が、1986年のダイヤ改正時より普通列車につけていた列車愛称...
『日本百景』 春 第578回 田子倉の春 〔福島県〕雪で閉ざされた湖・田子倉湖に春が訪れるのは日本各地が初夏の陽気となるGWの少し前だ 田子倉湖 たごくらこ (越後三山只見国定公園)福島県南会津郡只見町大字田子倉に建つ田子倉ダムによって堰き止められた人造湖で、ダムと同じく日本有数の規模を有するダム湖となっている。 そのダム湖の総貯水容量は。揖斐川の山奥で徳山村をそっくりそのままダム湖とした徳山湖と...
『路線の思い出』 第554回 筑豊本線・筑前山家駅 〔福岡県〕待合室とトイレのみの簡易駅舎となった筑前山家駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’22) 若松~原田 66.1km 385 / 443 ※ 桂川~原田の数値桂川~原田の運行本数(’24...
廃線鉄道 第120回 宇品線 〔広島県〕広島駅0番線の宇品線ホームで発車を待つキハ04形気動車:戦後まもなくは原爆被災した官公庁舎が宇品線沿線に仮庁舎を建てた為にそれなりに賑わいを見せていた※ ウィキペディア画像を拝借宇品線(うじなせん)は、広島県広島市の広島駅から南下し宇品駅までを結んでいた国鉄の鉄道路線である。 1968年9月に国鉄諮問委員会の意見書により、『使命を終えた路線』として路線廃止及びバス...
よも”ヤマ”話 第210話 四国の三大岬めぐり 〔愛媛県及び高知県〕 '99・ 1細長い突端岬から豊後水道を介して九州に水先案内の光を届ける佐田岬灯台 四国の三大岬 しこくのさんだいみさき (瀬戸内海国立公園)・(室戸阿南海岸国定公園)・(足摺宇和海国立公園)本州・北海道・九州と共に日本の主要4島の一つである四国は、北東・北西・南東・南西の四隅を海に突き出す地形であるが、北東を除く3つの隅には我が国を...
《その1》からの続きデス。 今回の《その2》では、起業・転職と副業と会社での評価を高める事による昇給のそれぞれの是非について掘り下げていこうと思う。 副業を考える奴は給料の少ない無能で無能だから頭も悪いと罵るのは、 コンサルタントとして会社を差し置いて副業で成功されたくないから経営コンサルをやっているネットのコラムミストが、「なぜ頭の悪い人はすぐに『副業』を考えるのか?」と問い質している。 自身...
『路線の思い出』 第553回 山陰本線・安来駅 〔島根県〕田舎のこじんまりした駅かと思いきや豪勢な御殿造りの駅だった安来駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’21) 京都~幡生・長門市~仙崎 677.6km 3860 / 309 ...
『ネームトレイン』 第54回 伊豆東京から伊豆の温泉地を結ぶ観光急行【伊豆】※『国鉄急行列車《東日本編》』廣田尚敬 著 より 急行【伊豆】 ・・ 1953年3月15日に、湘南型の80系電車を使用した準急〔伊豆〕として東京~伊東・修善寺で運転を開始している。 この列車は準急〔あまぎ〕を改称したものであるが、末期は【あまぎ】は特急列車に格上げされている。 急行に格上げされた【伊豆】は、特急【あまぎ】に格上げされ...
ネット批評家に言わせると、ワテのようなのは無能の典型例で、組織にとってはムダな給料を払わされる不要な奴なのだそうた。 それは、ワテのような考え方や行動は、会社全体にとって悪害をもたらすそうで、それを理解しないから徹底的に頭が悪く、何をやっても必ず失敗する奴なのだとの烙印を押している。でも、こういうネット批評家の主張を見ると、会社経営者にばかり都合のいい事を書き並べている。そして奴らの素性を見ると、...
『日本百景』 冬 第577回 厳冬期の北八ヶ岳・その4(天狗岳・下山)〔長野県〕東西で対照的な山容を魅せる異質な双耳峰・天狗岳 北八ヶ岳・天狗岳 きたやつがたけ・てんぐたけ (八ヶ岳中信高原国定公園)八ヶ岳連峰は夏沢峠を境に南側を南八ヶ岳・北側を北八ヶ岳と呼ぶが、天狗岳はこの北八ヶ岳の最高峰である。 山頂部は300mほどの間隔を置いて東西に分かれた双耳峰で、西天狗岳と東天狗岳と呼ばれている。山名の由来と...
『路線の思い出』 第552回 留萌本線・北秩父別駅 〔北海道〕ブルーモーメントの空とカクテルライトに照らされてほのか色に輝く北秩父別駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’22) 運行本数 深川~石狩沼田 14.4km 170 / 937 7往復 ※ 廃...
岬めぐり・・ 日ノ出岬展望櫓があるだけで全く観光地化されていなかった40年前の日ノ出岬 日ノ出岬 ひのでみさき雄武と興部の間にあるオホーツク海に少し飛び出した岬で、岬の名の通りオホーツク海から昇る朝日を望む名所である事は元より、高い緯度の北海道の広大な水平線ゆえに初夏から夏にかけてはオホーツク海に沈む夕陽も望む事ができるとの事である。現在はガラス張りの展望ゲストハウス『ラ・ルーナ』が建っている...
廃線鉄道 第119回 山鹿温泉鉄道 〔熊本県〕山鹿駅の駅名標※『山鹿温泉鉄道 田尻弘行 著』より山鹿温泉鉄道(やまがおんせんてつどう)は、かつて熊本県鹿本郡植木町(現・熊本市)の植木と、同県山鹿市の山鹿の間を通っていた鉄道路線及び、その運営事業者である。 当初の名称は、山鹿町の郡名の『鹿本郡』から鹿本鉄道(かもとてつどう)と称していた。歴史のある湯治場として知られる山鹿温泉※『山鹿温泉観光組合』より...
『路線の思い出』 第551回 氷見線・雨晴駅 〔富山県〕ひっそりとした佇まいの冬の雨晴駅舎《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’21) 高岡~氷見 16.5km 2051 / 463 運行本数(’24)高岡~氷見 18往復(概ね上下ともラッシュ時毎時2本...
『日本百景』 冬 第576回 厳冬期の北八ヶ岳・その(縞枯山~高見石)〔長野県〕高見石の岩の上に立ち上州の山々の暮れ情景を望む 高見石 たかみいし (八ヶ岳中信高原国定公園)北八ヶ岳山域の白駒池からほど近い場所にある小ピークで、北八ヶ岳随一の展望台として親しまれている。 山頂にある岩が高見石と呼ばれ、眼下に見える白駒池をはじめ、八ヶ岳の眺望、北アルプスなどが広がる。 また、暮れる直前の時間帯には、...
『ネームトレイン』 第53回 志摩さよなら志摩号・記念急行券※『Yahoo!オークション』より 急行【志摩】 ・・ 1961年3月に鳥羽~南紀勝浦の準急としてネームデビューした列車であるが、2年後の1963年10月のダイヤ改正での列車相互の列車名交換によって、従来の鳥羽~南紀勝浦が準急〔なぎさ〕に、京都~鳥羽の準急〔鳥羽〕が〔志摩〕に改称されている。 その後、1961年3月の国鉄当局による列車種別の見直し(料金制度の...
『路線の思い出』 第550回 釧網本線・茅沼駅 〔北海道〕無人駅を想定して改築されたログハウスの茅沼駅舎《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 網走~東釧路 166.2km 513 / 583 運行本数(’23) 網走~釧路 5往復(内 快速1往復) 網走~知床...
『日本百景』 冬 第575回 厳冬期の北八ヶ岳・その2(雨池峠と縞枯山)〔長野県〕立ち枯れた樹々が縞模様を描く縞枯山 縞枯山 しまがれやま (八ヶ岳中信高原国定公園)八ヶ岳連峰の北八ヶ岳山域にある標高2403mの山で、山名の通り縞枯れ現象が見られる事で知られた峰である。 茶臼山と雨池峠の間に位置するこの峰は、ほぼ東西に500mに及ぶ頂上部をもち、亜高山帯針葉樹林のシラビソやコメツガの森に覆われている。南手の...
よも”ヤマ”話 第209話 四国カルスト 〔愛媛県・高知県〕 '99・ 1四国カルスト・五段城 1456m、四国カルスト・天狗ノ森 1485m荒野をほのかに赤く染める夕空と月一つ 四国カルスト しこくカルスト (四国カルスト県立自然公園)愛媛と高知の県境一帯に広がる四国カルストは、日本三大カルスト(他は山口県の秋吉台と福岡県の平尾台)の一つで、西から大野ヶ原・姫鶴平(めづるだいら)・五段高原・天狗高原ま...
廃線鉄道 第118回 小清水軌道・北見鉄道 〔北海道〕小清水駅跡地に立てられた小清水駅跡の案内板※ 小清水町のウェブサイトより小清水軌道(こしみずきどう)は、かつて北海道斜里郡小清水村(現・小清水町)にあった北海道製糖が運営する軌道路線である。現在はラーメン屋がテナントとして入る無人駅・止別がこの鉄道の開基点だった※ ウィキペディア画像を拝借国鉄釧網本線(当時の網走本線末端区間で網走以東)の敷設に...
『路線の思い出』 第520回 日豊本線・東別府駅 〔大分県〕古き良き時代の駅舎が残る有形文化財駅・東別府駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 小倉~鹿児島 462.6km 9497 / 115運行本数東別府駅発着列車(東別府は普通列車のみ停車)下り(大分方面)普通 毎時1~2本(ラッシュ時は3~5本) ...
『日本百景』 冬 第546回 春を待たずに消えゆく路線 〔北海道〕かつては札幌・旭川より直通急行も行き交っていた留萌本線も無料高速(通行量が少ない為料金が取れない)などで旅客を奪われて路線廃止の憂き目に 留萌本線 るもいほんせん天塩地方随一の良港として栄えた留萌港への石炭や木材・海産物等の輸送の為、北海道鉄道敷設法に規定する予定線として建設された路線である。途中の海老島より北の奥に雨竜炭田と...
『路線の思い出』 第519回 一畑電気鉄道広瀬線・出雲広瀬駅跡 〔島根県〕旧一畑電鉄・広瀬線の駅を移築したような外観の広瀬バスターミナル待合室《路線データ》路線距離(営業区間):荒島~出雲広瀬 8.3km、軌間:1067mm複線区間:なし(全線単線)、電化区間:全線(直流600V)、駅数:12(始点駅含む)〔荒島〕・仲仙寺・西赤江・西中津・田頼・小原・飯梨・植田・鷺ノ湯・ 鷺湯温泉前・温泉前・...
『ネームトレイン』 第35回 ライラック室蘭~白石の電化完成と耐雪装備を強化した新型車両781系のデビューを踏まえて設定された特急【ライラック】※ ウィキペディア画像を拝借 特急【ライラック】 ・・ 室蘭本線と千歳線の室蘭~白石の電化の完成と、千歳空港駅(現在の南千歳駅)の新設に伴う1980年10月1日のダイヤ改正にて、従来の特急【いしかり】の運転区間を延長する形で、室蘭~札幌~旭川で運転を開始した特急列...
廃線鉄道 第99回 上武鉄道 〔埼玉県〕機関車がミニサイズの2軸客車を牽引するだけで事足りる輸送量しかなかった※『地方私鉄1960年代の回想』より上武鉄道(じょうぶてつどう)は、埼玉県児玉郡神川町の丹荘と西武化学前の間を結んだ《日丹線》という鉄道路線を運営していた鉄道事業者である。 1986年に鉄道路線を廃止し、以後は群馬県高崎市倉賀野に本拠を置く通運会社として存続していたが、1998年に解散公告を行い事業を...
『路線の思い出』 第518回 大湊線・大湊駅 〔青森県〕リニューアルされて陣屋のような姿となった大湊駅※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度(’18)/ 営業係数(’15) 運行本数 野辺地~大湊 58.4km 598 / 246 9往復〔内 下り2本・上り3本快速〕 ※ 2020年以降は武漢コロナの影...
『日本百景』 冬 第545回 万博公園・梅便り 〔大阪府〕冬の万博公園の並木道※『万博記念公園』のウェブサイトより 万博記念公園 ばんぱくきねんこうえん大阪府吹田市にある『日本万国博覧会記念公園』(にほんばんこくはくらんかいきねんこうえん)の通称で、1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)の跡地を整備した公園で、一般的には万博公園(ばんぱくこうえん)と呼称される。公園内に建てられた文化施設...
『ネームトレイン』 第34回 まいづる183系の特急【まいづる】絵入りヘッドマーク※ ウィキペディア画像を拝借 特急【まいづる】 ・・ JR西日本が京都~東舞鶴を山陰本線・舞鶴線経由で運行する特別急行列車である。 北近畿ビッグXネットワークを形成する列車の一つで、イメージカラーは橙色となっている。舞鶴にある旧日本海軍の赤レンガ武器・弾薬倉庫:この赤レンガの色がトレインカラーに採用されている※ ウィキペデ...
よも”ヤマ”話 第191話のハズが・・次の『よも“ヤマ”』候補はこのヤマとなりますが間が開き過ぎるので高台に向けて100mほど登った岬を取り上げるかもしれません掲載順序から言えば、『よも“ヤマ”話』の第191話になりますが、次のネタは新緑眩しい季節でして・・。 暖冬ならムリクリにでも連載するのだけど、今年は滅法寒い冬でちょっと『眩い新緑』は顰蹙を買うかなぁ・・。←バナー下などで、もう既に買ってるけどタンチョウさん...
『路線の思い出』 第517回 宗谷本線、美幸線・美深駅 〔北海道〕美幸線廃止後に建て直されてかつてのイメージとはかけ離れた姿となって愕然としたよなので未だに写真は撮らず※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》宗谷本線 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 旭川~稚内 259.4km 746 / 489 運行...
『日本百景』 冬 第544回 オホーツク・流氷(根室標津沖) 〔北海道〕敷き詰められた流氷源による光の悪戯『四角い太陽』 オホーツク海の流氷日本では、北海道の北東に位置するオホーツク海の流氷が有名である。 紋別市にある北海道立オホーツク流氷科学センターによると、オホーツク海北岸付近で寒風により海水が凍っては流される事を繰り返し、東樺太海流に乗って北海道へ南下してくる。 オホーツク海は北半球...
廃線鉄道 第98回 名鉄・安城支線 〔愛知県〕末期は本線格の西尾線と共に1500Vに昇圧されて1500Vの三河鉄道で使われていた木造車のモ1080が運用に就いていた名鉄・安城支線(めいてつ・あんじょうしせん)は、かつて愛知県安城市の南安城から国鉄(現・JR東海)の安城までを結んでいた名古屋鉄道(名鉄)の鉄道路線で、西尾線の支線である。安城支線はJR安城駅の南東側から分岐していた:駐車場となっているのがホーム跡で線...
『ネームトレイン』 第33回 白鳥45年前に大阪駅で齢10歳の細腕で大人でも扱えないであろうピントから撮影条件に至るまで全てがマニュアルのレンジファインダーカメラでは珠玉の名機『TOPCON T-35L』で撮ったシロモノ 特急【白鳥】 ・・ JR東日本及びJR西日本が、かつて大阪~青森を日本海側に沿って縦貫運転していた関西発着で青森で青函連絡船に連絡する昼行の北海道連絡を担う特急列車である。主に〔八甲田丸〕と〔桧山...
『路線の思い出』 第516回 山陽本線他各線・岡山駅 〔岡山県〕改装工事を重ねて2006年10月に橋上駅舎となった岡山駅※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》山陽本線 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 神戸~門司・兵庫~和田岬 537.7km 38534 / 95運行本数〔山陽本線・姫路発着列〕(’22) 下り広島方面 糸...
『日本百景』 冬 第543回 湯瀬渓谷・雪情景 〔秋田県〕雪国・秋田の渓谷は4月初旬でもこのように雪化粧をしている 湯瀬渓谷 ゆぜけいこく秋田県鹿角市八幡平地区にある渓谷で、十和田八幡平国立公園の代表格である十和田湖と八幡平の概ね中間地点に位置するが、十和田八幡平国立公園の区域外で、公園指定はされていない。 1977年に『新秋田三十景』に選定されている。渓谷随一の滝・ひやげ滝滝の姿がひしゃくのよう...
廃線鉄道 第97回 柳ヶ瀬線 〔滋賀県〕木ノ本駅で発車を待つ柳ヶ瀬線の単行気動車※『ready for』より柳ヶ瀬線(やながせせん)は、かつて北陸本線の木ノ本と敦賀を結んでいた国鉄の鉄道路線である。北陸本線として開業した路線のうち、輸送力強化による経路変更によって切り離された区間を、地域輸送の為に支線として残していたモノである。近江と越前を結ぶ街道や峠道は戦国時代にも重要戦略地として領有争いが繰り広げられ...
よも”ヤマ”話 第190話 北八ヶ岳・厳冬期 その3(縞枯山)〔長野県〕 '97・ 12~'98・ 1モノトーンの縞枯れを魅せる厳冬期の縞枯山 縞枯山 しまがれやま (八ヶ岳中信高原国定公園)八ヶ岳連峰の北八ヶ岳山域にある標高2403mの山で、山名の通り縞枯れ現象が見られる事で知られた峰である。 茶臼山と雨池峠の間に位置するこの峰は、ほぼ東西に500mに及ぶ頂上部をもち、亜高山帯針葉樹林のシラビソやコメツガの森に覆われ...
『路線の思い出』 第515回 留萌本線・石狩沼田駅 〔北海道〕2段階目路線廃止で春より留萌本線の終着駅となる石狩沼田駅※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’20) 運行本数 深川~留萌 50.1km 90 / 2372 7往復廃止区間 営業区間と営業キロ ...
『日本百景』 冬 第542回 コッタロ湿原 〔北海道〕東京都23区がスッポリハマる広大な釧路湿原が一望できるコッタロ湿原 コッタロ湿原 こったろしつげん (釧路湿原国立公園)ラムサール条約の登録湿地である釧路湿原は日本最大の湿原であり、丸ごと東京都の都心が入るほどの大きさだ。 タンチョウの最大の生息地としても知られている。 その釧路湿原の北東の端に位置するコッタロ湿原は、タンチョウの営巣地として...
『ネームトレイン』 第32回 なは新大阪に到着した寝台特急【なは】※ 友人からのもらい受け 寝台特急【なは】 ・・ かつてJR西日本及びJR九州が、京都~熊本を東海道本線・山陽本線・鹿児島本線経由で運行していた寝台特別急行列車である。 2008年3月14日発の運転をもって寝台特急【あかつき】とともに廃止された。特急【なは】のデビュー時はキハ82系気動車だった※ 写真はサントリーカーブで撮った【まつかぜ】の回送...