『日本百景』 春 第580回 様々な様相を魅せる鳥取砂丘 〔兵庫県〕これ程に完璧な風紋は年に数度の事だそうです 鳥取砂丘 とっとりさきゅう (山陰海岸国立公園)鳥取県鳥取市の日本海海岸に広がる日本の代表的な海岸砂丘で、広大な砂礫地が観光資源にもなっている。 山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定されており、南北2.4km・東西16kmに広がっている。1955年に国の天然記念物に、2007年に日本の地質百選に選定され...
このブログは、筆者の『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。 鉄道駅での思い出や、山や滝をめぐるバックパック旅がメインです
『路線の思い出』 第523回 只見線・会津中川駅 〔福島県〕葉桜・散り際となった桜と会津中川駅舎:桜の時期を読むのもそれに合わせて旅を企画するのもかなりムズいよね《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 会津若松~小出 135.2km 304 / 258 運行本数(’23) 会津若松~小出 ...
よも”ヤマ”話 第191話 大峰・奥駈 その1 (山上ヶ岳)〔奈良県〕 '98・ 5稲村ヶ岳 1726m、大峰・山上ヶ岳【名峰百選 79峰目】山上ヶ岳はその峰を成す岩場全体が修験道行場となっている※ ウィキペディア画像を拝借 大峰・山上ヶ岳 おおみね・さんじょうがたけ (吉野熊野国立公園)奈良県吉野郡天川(てんかわ)村の東方にある標高1,719 mの峰で、北に大天井ヶ岳(おおてんじようがたけ)、南西に大普賢岳(だいふ...
廃線鉄道 第102回 花巻電鉄 〔岩手県〕花巻電鉄の名物とも云われた車幅1.6mの『ハーモニカ』電車:『馬面電車』とも言われたが馬づらよりハーモニカでしょう※『朝日新聞デジタル』より花巻電鉄(はなまきでんてつ)は、かつて岩手県花巻市の国鉄東北本線花巻駅を中心に、花巻温泉郷へ向かう鉄道線と、花巻南温泉郷へ向かう軌道線・路線バスを運営していた会社である。 同社は1971年に岩手中央バスへ統合され、1972年に鉄道...
『日本百景』 春 第549回 波止場の桜 〔三重県〕海岸線に沿った南伊勢ならではの『波止場風景と桜』というひと味違った春情景 南伊勢〔南島〕七浦 みなみいせ〔なんとう〕ななうら (伊勢志摩国立公園)三重県の中南部で旧伊勢国の南端に位置し、東に五ケ所湾・北は伊勢国司の北畠氏が領した度会郡、西は紀伊の国との境となる紀勢地域、南は熊野灘に臨む地域にあるリアス湾の多数の入江で、旧南島町(現在は合併によ...
『路線の思い出』 第522回 三江線・田津駅 〔島根県〕狭い土手上にある駅だが待合室・トイレが完備され利用客もゼロでないなど三江線では上位の駅だった田津駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’16) 江津~三次 108.1km 46 / 1109 廃止年月日 転換処置 ’18...
『ネームトレイン』 第37回 大隅国分駅を発車する快速〔大隅〕:停車駅が多くなった事以外は急行時代からの貫禄を魅せていた※『鉄道ホビタス』より 快速〔大隅〕 ・・ 鹿児島と県内の大隅、宮崎県の日南地方を結んだ元急行列車で、1980年10月1日のいわゆる『ゴーゴートウ』のダイヤ改正による急行列車大幅削減の煽りを受けて快速列車に格下げとなった。 この改正では、大隅線の鹿屋と宮崎を結び、かつては博多発のエリ...
『日本百景』 春 第548回 皇海山・鋸岳十一峰 〔栃木県・群馬県〕幾何学模様を為した春の樹々に包まれた鋸岳の岩峰の背後に鎮座する足尾山地の盟主・皇海山 皇海山 すかいさん足尾山地に属し、栃木県日光市と群馬県沼田市との境界にある標高2,144mの峰である。約160万~90万年前に活動した古い成層火山だが、侵食が進んだ事と山腹が樹林に覆われた事により、現在の容姿は火山らしい面影はなくなり、隆起山塊のような...
『路線の思い出』 第521回 石北本線・美幌駅 〔北海道〕新しく建て替えられた駅舎は全くもって目にした事がない※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 新旭川~網走 234.0km 1142 / 389運行本数(’23)美幌駅発着列車 旭川~網走 特急【大雪】2往復・札幌直通【オホーツク】2往復 北見~網...
廃線鉄道 第101回 興浜北線・その2 〔北海道〕オホーツクの風が荒れ狂う厳寒の中をゆく単行列車※『鉄道ジャーナル別冊・'85 日本の鉄道』より興浜北線(こうひんほくせん)は、かつて国鉄が運営していた鉄道路線(地方交通線)である。北海道枝幸郡浜頓別町の浜頓別駅で天北線から分岐し、オホーツク海沿岸を南下して枝幸郡枝幸町の北見枝幸に至る国鉄の路線で、浜頓別を終点とする興浜線の北側の先行部分として開業した路...
『ネームトレイン』 第36回 ぬさまい帯広と釧路を結ぶ区間急行として運行された急行【ぬさまい】※『国鉄急行列車《東日本編》』廣田尚敬 著 より 急行【ぬさまい】 ・・ 1962年4月1日に帯広~釧路を運行する準急列車として運行を開始した列車である。 1962年5月1日に使用車種が気動車に変更され、1966年3月5日には準急制度の改変に伴い、急行列車に格上げされている。市内中央部に架かる観光都市・釧路の象徴である幣舞...
『日本百景』 春 第547回 男鹿・入道崎 〔秋田県〕空より見下ろす男鹿半島の突端・入道崎※ ウィキペディア画像を拝借 男鹿半島 おがはんとう (男鹿国定公園)男鹿半島(おがはんとう)は、秋田県北西部にある日本海に突き出た半島で、半島部の大半が男鹿市に属している。 西に男鹿三山、中央に寒風山がそびえ、半島の南東部は日本海に接し、海岸は海食崖が続いている。 また、半島の付け根には八郎潟がある。 交...
廃線鉄道 第100回 興浜北線 〔北海道〕岬灯台の下を急カーブに車輪を軋ませながら行き交っていた興浜北線列車興浜北線(こうひんほくせん)は、かつて国鉄が運営していた鉄道路線(地方交通線)である。北海道枝幸郡浜頓別町の浜頓別駅で天北線から分岐し、オホーツク海沿岸を南下して枝幸郡枝幸町の北見枝幸に至る国鉄の路線で、浜頓別を終点とする興浜線の北側の先行部分として開業した路線で、南側部分の興浜南線より遅...
『路線の思い出』 第520回 日豊本線・東別府駅 〔大分県〕古き良き時代の駅舎が残る有形文化財駅・東別府駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 小倉~鹿児島 462.6km 9497 / 115運行本数東別府駅発着列車(東別府は普通列車のみ停車)下り(大分方面)普通 毎時1~2本(ラッシュ時は3~5本) ...
『日本百景』 冬 第546回 春を待たずに消えゆく路線 〔北海道〕かつては札幌・旭川より直通急行も行き交っていた留萌本線も無料高速(通行量が少ない為料金が取れない)などで旅客を奪われて路線廃止の憂き目に 留萌本線 るもいほんせん天塩地方随一の良港として栄えた留萌港への石炭や木材・海産物等の輸送の為、北海道鉄道敷設法に規定する予定線として建設された路線である。途中の海老島より北の奥に雨竜炭田と...
『路線の思い出』 第519回 一畑電気鉄道広瀬線・出雲広瀬駅跡
『路線の思い出』 第519回 一畑電気鉄道広瀬線・出雲広瀬駅跡 〔島根県〕旧一畑電鉄・広瀬線の駅を移築したような外観の広瀬バスターミナル待合室《路線データ》路線距離(営業区間):荒島~出雲広瀬 8.3km、軌間:1067mm複線区間:なし(全線単線)、電化区間:全線(直流600V)、駅数:12(始点駅含む)〔荒島〕・仲仙寺・西赤江・西中津・田頼・小原・飯梨・植田・鷺ノ湯・ 鷺湯温泉前・温泉前・...
『ネームトレイン』 第35回 ライラック室蘭~白石の電化完成と耐雪装備を強化した新型車両781系のデビューを踏まえて設定された特急【ライラック】※ ウィキペディア画像を拝借 特急【ライラック】 ・・ 室蘭本線と千歳線の室蘭~白石の電化の完成と、千歳空港駅(現在の南千歳駅)の新設に伴う1980年10月1日のダイヤ改正にて、従来の特急【いしかり】の運転区間を延長する形で、室蘭~札幌~旭川で運転を開始した特急列...
廃線鉄道 第99回 上武鉄道 〔埼玉県〕機関車がミニサイズの2軸客車を牽引するだけで事足りる輸送量しかなかった※『地方私鉄1960年代の回想』より上武鉄道(じょうぶてつどう)は、埼玉県児玉郡神川町の丹荘と西武化学前の間を結んだ《日丹線》という鉄道路線を運営していた鉄道事業者である。 1986年に鉄道路線を廃止し、以後は群馬県高崎市倉賀野に本拠を置く通運会社として存続していたが、1998年に解散公告を行い事業を...
『路線の思い出』 第518回 大湊線・大湊駅 〔青森県〕リニューアルされて陣屋のような姿となった大湊駅※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度(’18)/ 営業係数(’15) 運行本数 野辺地~大湊 58.4km 598 / 246 9往復〔内 下り2本・上り3本快速〕 ※ 2020年以降は武漢コロナの影...
『日本百景』 冬 第545回 万博公園・梅便り 〔大阪府〕冬の万博公園の並木道※『万博記念公園』のウェブサイトより 万博記念公園 ばんぱくきねんこうえん大阪府吹田市にある『日本万国博覧会記念公園』(にほんばんこくはくらんかいきねんこうえん)の通称で、1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)の跡地を整備した公園で、一般的には万博公園(ばんぱくこうえん)と呼称される。公園内に建てられた文化施設...
『ネームトレイン』 第34回 まいづる183系の特急【まいづる】絵入りヘッドマーク※ ウィキペディア画像を拝借 特急【まいづる】 ・・ JR西日本が京都~東舞鶴を山陰本線・舞鶴線経由で運行する特別急行列車である。 北近畿ビッグXネットワークを形成する列車の一つで、イメージカラーは橙色となっている。舞鶴にある旧日本海軍の赤レンガ武器・弾薬倉庫:この赤レンガの色がトレインカラーに採用されている※ ウィキペデ...
よも”ヤマ”話 第191話のハズが・・次の『よも“ヤマ”』候補はこのヤマとなりますが間が開き過ぎるので高台に向けて100mほど登った岬を取り上げるかもしれません掲載順序から言えば、『よも“ヤマ”話』の第191話になりますが、次のネタは新緑眩しい季節でして・・。 暖冬ならムリクリにでも連載するのだけど、今年は滅法寒い冬でちょっと『眩い新緑』は顰蹙を買うかなぁ・・。←バナー下などで、もう既に買ってるけどタンチョウさん...
『路線の思い出』 第517回 宗谷本線、美幸線・美深駅 〔北海道〕美幸線廃止後に建て直されてかつてのイメージとはかけ離れた姿となって愕然としたよなので未だに写真は撮らず※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》宗谷本線 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 旭川~稚内 259.4km 746 / 489 運行...
『日本百景』 冬 第544回 オホーツク・流氷(根室標津沖) 〔北海道〕敷き詰められた流氷源による光の悪戯『四角い太陽』 オホーツク海の流氷日本では、北海道の北東に位置するオホーツク海の流氷が有名である。 紋別市にある北海道立オホーツク流氷科学センターによると、オホーツク海北岸付近で寒風により海水が凍っては流される事を繰り返し、東樺太海流に乗って北海道へ南下してくる。 オホーツク海は北半球...
廃線鉄道 第98回 名鉄・安城支線 〔愛知県〕末期は本線格の西尾線と共に1500Vに昇圧されて1500Vの三河鉄道で使われていた木造車のモ1080が運用に就いていた名鉄・安城支線(めいてつ・あんじょうしせん)は、かつて愛知県安城市の南安城から国鉄(現・JR東海)の安城までを結んでいた名古屋鉄道(名鉄)の鉄道路線で、西尾線の支線である。安城支線はJR安城駅の南東側から分岐していた:駐車場となっているのがホーム跡で線...
『ネームトレイン』 第33回 白鳥45年前に大阪駅で齢10歳の細腕で大人でも扱えないであろうピントから撮影条件に至るまで全てがマニュアルのレンジファインダーカメラでは珠玉の名機『TOPCON T-35L』で撮ったシロモノ 特急【白鳥】 ・・ JR東日本及びJR西日本が、かつて大阪~青森を日本海側に沿って縦貫運転していた関西発着で青森で青函連絡船に連絡する昼行の北海道連絡を担う特急列車である。主に〔八甲田丸〕と〔桧山...
『路線の思い出』 第516回 山陽本線他各線・岡山駅 〔岡山県〕改装工事を重ねて2006年10月に橋上駅舎となった岡山駅※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》山陽本線 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 神戸~門司・兵庫~和田岬 537.7km 38534 / 95運行本数〔山陽本線・姫路発着列〕(’22) 下り広島方面 糸...
『日本百景』 冬 第543回 湯瀬渓谷・雪情景 〔秋田県〕雪国・秋田の渓谷は4月初旬でもこのように雪化粧をしている 湯瀬渓谷 ゆぜけいこく秋田県鹿角市八幡平地区にある渓谷で、十和田八幡平国立公園の代表格である十和田湖と八幡平の概ね中間地点に位置するが、十和田八幡平国立公園の区域外で、公園指定はされていない。 1977年に『新秋田三十景』に選定されている。渓谷随一の滝・ひやげ滝滝の姿がひしゃくのよう...
廃線鉄道 第97回 柳ヶ瀬線 〔滋賀県〕木ノ本駅で発車を待つ柳ヶ瀬線の単行気動車※『ready for』より柳ヶ瀬線(やながせせん)は、かつて北陸本線の木ノ本と敦賀を結んでいた国鉄の鉄道路線である。北陸本線として開業した路線のうち、輸送力強化による経路変更によって切り離された区間を、地域輸送の為に支線として残していたモノである。近江と越前を結ぶ街道や峠道は戦国時代にも重要戦略地として領有争いが繰り広げられ...
よも”ヤマ”話 第190話 北八ヶ岳・厳冬期 その3(縞枯山)〔長野県〕 '97・ 12~'98・ 1モノトーンの縞枯れを魅せる厳冬期の縞枯山 縞枯山 しまがれやま (八ヶ岳中信高原国定公園)八ヶ岳連峰の北八ヶ岳山域にある標高2403mの山で、山名の通り縞枯れ現象が見られる事で知られた峰である。 茶臼山と雨池峠の間に位置するこの峰は、ほぼ東西に500mに及ぶ頂上部をもち、亜高山帯針葉樹林のシラビソやコメツガの森に覆われ...
『路線の思い出』 第515回 留萌本線・石狩沼田駅 〔北海道〕2段階目路線廃止で春より留萌本線の終着駅となる石狩沼田駅※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’20) 運行本数 深川~留萌 50.1km 90 / 2372 7往復廃止区間 営業区間と営業キロ ...
『日本百景』 冬 第542回 コッタロ湿原 〔北海道〕東京都23区がスッポリハマる広大な釧路湿原が一望できるコッタロ湿原 コッタロ湿原 こったろしつげん (釧路湿原国立公園)ラムサール条約の登録湿地である釧路湿原は日本最大の湿原であり、丸ごと東京都の都心が入るほどの大きさだ。 タンチョウの最大の生息地としても知られている。 その釧路湿原の北東の端に位置するコッタロ湿原は、タンチョウの営巣地として...
『ネームトレイン』 第32回 なは新大阪に到着した寝台特急【なは】※ 友人からのもらい受け 寝台特急【なは】 ・・ かつてJR西日本及びJR九州が、京都~熊本を東海道本線・山陽本線・鹿児島本線経由で運行していた寝台特別急行列車である。 2008年3月14日発の運転をもって寝台特急【あかつき】とともに廃止された。特急【なは】のデビュー時はキハ82系気動車だった※ 写真はサントリーカーブで撮った【まつかぜ】の回送...
よも”ヤマ”話 第189話 北八ヶ岳・厳冬期 その2 (北横岳)〔長野県〕 '97・ 12~'98・ 1坪庭の溶岩台地と北横岳 北横岳 きたよこだけ (八ヶ岳中信高原国定公園)八ヶ岳連峰北部の山で、南北に列を成す八ヶ岳連峰の『北八ヶ岳』と呼ばれる北方部分の盟主となる峰ある。 標高は2480mで、八ヶ岳中信国定公園に属する。 本来の正しい名称は横岳であるが、同じ八ヶ岳連峰の僅か10 kmほど南の『南八ヶ岳』に同名の横岳が...
『路線の思い出』 第514回 大井川鉄道井川線・接阻峡温泉駅
『路線の思い出』 第514回 大井川鉄道井川線・接阻峡温泉駅 〔静岡県〕接阻峡温泉駅恐らく観光客以外の乗り降りはないであろう《路線データ》井川線 営業区間と営業キロ 運行本数(’23) 千頭~井川 25.5km 千頭~井川 4往復 千頭~接岨峡温泉 1往復完全観光向けだけど趣...
『日本百景』 冬 第541回 赤目四十八滝・冬 〔三重県〕完全に氷結した赤目五瀑の一つ・不動滝 赤目四十八滝 あかめしじゅうはったき (室生赤目青山国定公園)『四十八滝』と総称される滝群の一つで、三重県名張市赤目町を流れる滝川の渓谷にある一連の滝の総称である。 また、谷は赤目四十八滝渓谷(あかめしじゅうはちたき けいこく)と称される。赤目五瀑でもっとも豪勢な千手滝滝のある渓谷はおよそ4kmにわたっ...
廃線鉄道 第96回 土佐電気鉄道・安芸線 〔高知県〕路線廃止となってからもバスの待合所としてして利用されていた土佐電の終着駅・安芸駅:だが数年前に解体され『カリヨン広場』という公園となっている※ ウィキペディア画像を拝借土佐電気鉄道・安芸線(とさでんきてつどう・あきせん)は、かつて高知県南国市内の後免駅と安芸市内の安芸駅とを結んでいた、土佐電気鉄道(現・とさでん交通)の鉄道路線である。終戦直後に...
『路線の思い出』 第513回 指宿枕崎線・枕崎駅 〔鹿児島県〕観光目的の思考で設けられた新築の枕崎駅舎※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 鹿児島中央~枕崎 87.9km 3534 / 232 運行本...
よも”ヤマ”話 第188話 北八ヶ岳・厳冬期 その1(坪庭・雨池峠)[長野県] '97・ 12~'98・ 1黄昏時の縞枯山荘と夕日に染まる三ッ岳 雨池峠 あめいけとうげ (八ヶ岳中信高原国定公園)山麓に展開するピラタス蓼科高原からの道と、北側の雨池山・東側の雨池・南側の縞枯山との4つの道が交差する所にあり、無雪期は北横岳 2480m・雨池山 2325m・縞枯山 2403m に囲まれた広大な溶岩台地の高原が広がり、噴出した溶岩が...
『ネームトレイン』 第31回 ちくま急行【ちくま】:JR東海の特急【しなの】の間合い車両が充てられていた※ ウィキペディア画像を拝借 急行【ちくま】 ・・ ちくまは、かつて大阪駅 - 長野駅間を、東海道本線・中央本線・篠ノ井線・信越本線を経由して運行していた準急・急行列車である。 晩年は、夜行列車として運転されていた。列車名は、長野県松本を中心とする地方名『筑摩』が由来だが、ひらがな表記とした為に、甲...
『日本百景』 冬 第540回 豊予海峡 〔愛媛県・大分県〕海峡を行き交う船の灯と対岸の街の光はエキゾチックな眺めを演出する 豊予海峡 ほうよかいきょう (瀬戸内海国立公園)大分県大分市(旧佐賀関町)の関崎と、愛媛県伊方町(旧三崎町)の佐田岬によって挟まれる海峡で、速吸瀬戸(はやすいのせと)とも呼ばれる。 海峡の両側の大分県及び愛媛県の旧国名である豊後国及び伊予国から、1字ずつ取って豊予海峡と呼ば...
楽しい時間はあっという間に過ぎちゃうね。 年末の29日の仙台行きの夜行バスに乗ったのは昨日の事のようだよ。最初から使用予定の『北海道東日本パス』のオプション券が、シーズン中は販売拒否するなど、また鉄道離れの理由を突きつけられたよ。 でも、『北海道東日本パス』にオプション券2枚つけるのと、普通に乗車券特急券を買うのとを計算すると5000円位しか変わらんかったよ。 まぁ、オプション券の範囲外のシンカンセンの...
岬めぐり・・ 野付崎2023年の謹賀新年のキハ40に続く新年の記事1発目は、季節記事の『岬めぐり』おば・・。 夏と連続で北海道にするのは避けたい思ったが、尻屋崎を『日本百景』の通常記事でつい最近に掲載したので、冬の情景を魅せる岬は北海道しかなかったしィ。野付崎灯台:強い光力の灯台ではないものの国後島との最狭部にある為に国後島に光が届くという※ ウィキペディア画像を拝借 野付崎 のつけさき (野付風連...
もうこの歳になると、正月は休みである喜びの他は「また歳を食ってしまった」という嘆きしかないんだよね~。 でも、取り敢えず、「明けましておめでとうございます」の略して「明けおめ」でございます。 本年もこのブログを見捨てないよう、宜しなにお願い致します。それで、謹賀新年記事は『anniversary 40万アクセス』の続きで、キハ40形気動車の国鉄時代編をお届けしようと思います。 ちなみに、この記事がアップとなる元旦...
これを書いているのは大晦日じゃないから違和感があるけど、本年も残す事あと1日になりましたね。今年もバナー下などて言いたい放題書いてきたけど、1年最後の記事くらいは慎みましょうか。『anniversary30万』のより国鉄渚滑線本年も変わらずご覧いただき、有難うございました。 おかけで、30万・35万&拍手3000・拍手数北岳標高到達・40万と、『anniversaryイベント記事』を4つも展開する事ができました。 また、ブログ村及びF...
『路線の思い出』 第512回 白糠線・北進駅跡原野 〔北海道〕かつて必死になって追いかけた路線の終着駅の跡は跡形が全くない雪の原野となっていた北進駅(ほくしんえき)は、かつて北海道白糠郡白糠町上茶路にあった国鉄・白糠線の駅である。白糠線の廃線に伴い、1983年10月23日に廃駅となった。 同線の終着駅であったが、片面ホームと線路一本で駅舎もないという、延伸を目的に持った途中駅然とした構造の駅だった。お別れ...
『日本百景』 冬 第539回 インクラの滝 〔北海道〕困難を乗り越えても魅たかったモノ インクラの滝 いんくらのたき北海道白老町にある滝で、太平洋に注ぐ河口が苫小牧市との境界という別々川上流に掛かる。 別名は『別々の滝』とも呼ばれる落差44mの直瀑の滝で、1991年にグリーンルネッサンス選定の『日本の滝百選』に選定されている。滝を擁する凝灰岩の大岩盤は滝のオーケストラを創造する滝の名称である『イ...
『ネームトレイン』 第30回 瀬戸下りは最も遅く東京を発ち上りは最も早く東京に着くのでなかなか昼光で撮る機会のないブルートレインだった寝台特急【瀬戸】※『列車名鑑 特急・瀬戸』より 寝台特急【瀬戸】 ・・ 1950年10月に初の四国連絡の急行列車として、宇野線直通で東京~宇野の運転を開始したのがルーツで、東京~岡山は東京~広島で運行していた急行【安芸】と併結運転していた。 一方、四国側の連絡列車は、高...
廃線鉄道 第95回 柚木線 〔長崎県〕肥前池野~柚木をゆくキハ02型レールバス※『追憶・日鉄池野鉱出水事故の手記』より柚木線(ゆのきせん)は、かつて長崎県佐世保市の左石から同市の柚木までを結んでいた国鉄の鉄道路線である。 佐世保軽便鉄道(1918年創立、1921年に佐世保鉄道と改称)の路線として1920年に開業した路線で、1936年に買収・国有化され、国有化の際に軌間を762mmから1,067mmに改軌されている。途中には肥...
ついに超えちゃいましたよ、40万アクセス・・。 ホント、アクセス数だけはすごいぇ。でも、コメ数や拍手数は1/100にも満たない3000台・・。 拍手なんか、5か月前『anniversary 35万アクセス&3000拍手』でやっと日本の中央高地の値に達したのである。 その5か月でアクセス数は5万に達したのに、拍手数は閑散線の輸送密度並みの230台で『拍手数/アクセス数』は200倍を超えたよ。もう、16頭立ての馬単並みの確率となったよ。で...
『路線の思い出』 第511回 鶴見線・浅野駅 〔神奈川県〕戦前に我が国随一の新興財閥が設けた駅だった浅野駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15)鶴見~扇町・浅野~海芝浦・武蔵白石~大川 9.7km 13942 / 133 運行本数 (’19)扇町方面 平日ラッシュ時6分毎、日中20分毎、土・休日ラッシュ時8分毎、日中30分毎 ...
『日本百景』 冬 第538回 尻屋崎 〔青森県〕草原となった岬園地に建つ津軽海峡の守護神・尻屋崎灯台 尻屋崎 しりやさき (下北半島国定公園)下北半島の北東端の岬で、青森県下北郡東通村に所在している。 岬の北側は津軽海峡、東側は太平洋の海が広がっていて、岬の沖合が潮の変わり目となっている。 この為に岬の沖合は海洋交通の難所で、実際遭難事故も数多く起こっている。 その為に、尻屋崎には国内最大級の...
よも”ヤマ”話 第187話 黒部渓谷 その2 (十字峡~欅平) [長野県] '97・ 10奇勝・十字峡:剱沢カールや剱の三ノ窓などの氷河が源頭の剱沢と鹿島槍から駆け下ってきた棒小屋沢が十文字に相対して黒部川に注ぐ 下ノ廊下・十字峡 しものろうか・じゅうじきょう (中部山岳国立公園)黒部川の上流域にある黒部渓谷の『下ノ廊下』と呼ばれるV字谷で、左右両岸より2つの沢が合流している場所がある。 そして、その合流す...
『路線の思い出』 第510回 山陰本線、山口線・益田駅 〔島根県〕三江線廃止後にワテの山陰・中国地方の旅のキーステーションとなった益田駅《路線データ》山陰本線 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 京都~幡生・長門市~仙崎 677.6km 4785 / 309益田駅 発着...
第537回 剱沢・秋景 その5 (ハシゴ谷乗越から黒部ダムへ)
『日本百景』 秋 第537回 剱沢・秋景 その5 (ハシゴ谷乗越から黒部ダムへ) 〔富山県〕乗越に向けてハシゴが連なる事から名づけられた秘境の峠・ハシゴ谷乗越 ハシゴ谷乗越 はしごたにのっこし (中部山岳国立公園)剱沢最上流部の真砂沢より黒部渓谷の下の廊下に抜けるルート上にある乗越(峠)で、正確には黒部別山の乗越という事となろう。 このルートのレベルは中級者以上向けで、最近は剱沢のスノーブリッジ...
『ネームトレイン』 第29回 かいもん20系寝台と座席車を連結し当時販売されていた周遊券で乗車できるなど鉄道旅の強い味方だった 急行【かいもん】※ ユーチューブ画像より 急行【かいもん】 ・・ 北九州方面~西鹿児島(現・鹿児島中央)を結ぶ急行列車として1993年3月18日改正まで活躍した急行【かいもん】。 愛称は薩摩富士としても知られる開聞岳(かいもんだけ)から採られたものだ。ワテが中坊の頃には既にオンボ...
よも”ヤマ”話 第186話 黒部渓谷 その1 (黒部ダム~十字峡) [長野県] '97・ 10色めきづく秋の十字峡黒部渓谷を代表する景観の一つだ 黒部渓谷 くろべけいこく (中部山岳国立公園)富山県黒部市を流れる黒部川の中流から上流にある峡谷(V字谷)である。 飛騨山脈北部を立山連峰と後立山連峰に分断する大規模な峡谷で、国の特別天然記念物(天然保護区域)及び特別名勝に指定されている。 中部山岳国立公園に...
廃線鉄道 第94回 留萠鉄道 〔北海道〕留萠鉄道は気動車での旅客営業も手掛けていたが主要は雨竜炭田からの石炭輸送を担う運炭鉄道だった※『北海道の炭鉱鉄道』より留萠鉄道(るもいてつどう)は、北海道雨竜郡(空知支庁管内沼田町)および留萌郡(廃止当時は留萌支庁管内留萌町で、現在は留萌市)で、それぞれ鉄道路線を運営していた私鉄である。 沿線の炭鉱の閉山により、沼田町内に所有していた路線(炭礦線)を最後に1...
『日本百景』 秋 第536回 剱沢・秋景 その4 (真砂沢・紅葉) 〔富山県〕剱沢と真砂沢は雪渓の下で合流する 真砂岳と真砂沢 まさごたけとまさごさわ (中部山岳国立公園)飛騨山脈北部の立山連峰の富山県中新川郡立山町にある標高2,861 mの山で、日本で43番目に高い山である。 中部山岳国立公園内にあり、山域はその特別保護地区の指定を受けている。 山頂部の山容は台形に近く、北側の標高2,861 mと南側の2,860 mの小...
『路線の思い出』 第509回 土讃本線・新改駅 〔高知県〕数年前の停車列車5往復・トイレ有の乗車人員ゼロ駅は駅車寝&駅テント寝にとっては二ッ星クラス(洋式トイレで出口扉アリなら三ッ星クラス)だったが※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 多度津~窪川 198.9km &nb...
『日本百景』 秋 第535回 剱沢・秋景 その3 (剱沢下降) 〔富山県〕剱沢のカールが源頭の壮大な雪渓が続く剱沢 剱沢雪渓 つるぎさわせっけい (中部山岳国立公園)富山県中新川郡立山町にあり、剱岳 2999m の南側で、別山 2880m ・剱御前岳 2776.8m から剱岳の南東を削るU字谷(氷河地形)が剱沢で、真砂沢との出合にある標高1760m の真砂沢ロッジの上部にある雪渓が剱沢雪渓で、白馬大雪渓や針ノ木大雪渓と並ん...
よも”ヤマ”話 第185話 冠雪の剱沢 〔富山県〕 '97・ 10冠雪の剱岳 剱岳 つるぎたけ (中部山岳国立公園)飛騨山脈(北アルプス)北部の立山連峰にある標高2,998.4 mの峰で、富山県の上市町と立山町にまたがっている。 中部山岳国立公園内にあり、山域はその特別保護地区になっている。立山・鹿島槍ヶ岳・唐松岳と並んで日本では数少ない氷河が現存する山で、剱岳の周囲はこれまで日本で確認された7ヶ所の内の3...
『ネームトレイン』 第28回 えびの旧国鉄の急行ツートンの正統派編成のキハ58による急行えびの※ ウィキペディア画像を拝借 急行【えびの】 ・・ 熊本~宮崎を肥薩線・吉都線経由で結んでいた急行列車で、2000年3月12日ダイヤ改正にて姿を消した。 【えびの】の愛称そのものは1959年に準急列車として設定されたのが始まりで、それは最初のブルートレイン・20系の登場の翌年であり、トレインネーム【えびの】の歴史の長さ...
廃線鉄道 第93回 磐梯急行電鉄 〔福島県〕酸川鉄橋を通る列車※ 書籍『沼尻鉄道の思い出』より磐梯急行電鉄(ばんだいきゅうこうでんてつ)は、かつて福島県耶麻郡猪苗代町の国鉄(現 JR東日本)磐越西線の川桁と沼尻(路線延長15.6km)とを結んでいた鉄道路線およびその運営会社である。運営会社は東京証券取引所に上場していたが、1969年3月27日に全線が廃止された。 一般には沼尻鉄道(ぬまじりてつどう)と呼ばれ、路...
『日本百景』 秋 第534回 剱沢・秋景 その2 (平蔵谷) 〔富山県〕もはや根腐れ雪となっている平蔵谷出合の剱沢雪渓上端と紅葉に彩られた剱岳の岩稜 剱沢・平蔵谷 つるぎさわ・へいぞうたん (中部山岳国立公園)富山県中新川郡立山町を流れる黒部川の支流で、四大支流の一つの沢である。 源頭部(別山平=剱沢)のキャンプ場や、山岳氷河である三ノ窓氷河や小窓氷河、落差140mの剱大滝など秘めたる滝が存在する事で知...
『路線の思い出』 第508回 名寄本線・幸成仮乗降場 〔北海道〕元祖・物置待合室の幸成仮乗降場《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’83) 名寄~遠軽・中湧別~湧別 143.0km 597 / 1246 廃止転換年月日 転換処置 ’89・ 5・ 1 ...
ロムオンリーブログでアクセス数だけは凄いこのブログは、FC2へのブログ移転から3年3ヶ月で20万アクセス(移転時は15万アクセスちょうどだった)を達成したよ・・って、anniversary記事を書いたのが今年の7月26日の事。今は11月中頃なので、4ヶ月近く経った事になる。 この間に更に『ロムオンリーブログ』に磨きをかけ、388250と月平均で10000に迫るアクセス数を示している。 だが・・拍手の数は、前回のanniversary記事で拍手総...
『日本百景』 秋 第533回 剱沢・秋景 その1 (室堂~剱沢) 〔富山県〕剱沢カールと斜陽で影り始める剱岳 剱沢 つるぎさわ (中部山岳国立公園)剱沢(つるぎざわ)は富山県中新川郡立山町を流れる黒部川の支流で、四大支流の一つである。また、針ノ木雪渓・白馬大雪渓とならぶ『三大雪渓』としても知られている。三ノ窓雪渓の氷河を源とする剱沢・北股の流れ:小屋が全て営業を終えた10月第3週には橋が撤去されて仙人池...
『路線の思い出』 第507回 山陰本線・東萩駅 〔山口県〕業務委託駅とはいうものの窓口はほほ終日係員はおらず切符販売も事前電話予約による係員の出向と観光シーズン真っ只中のGWでさえ係員がいない実質無人駅となった東萩駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 京都~幡生・長門市~仙崎 677.6k...
よも”ヤマ”話 第184話 前穂高岳 〔長野県〕 '97・ 8 前穂高岳 2909m【名峰百選 76峰目】涸沢から望む前穂高岳はとにかくカッコいい 前穂高岳 まえほたかたけ (中部山岳国立公園)南北に連なる穂高連峰の主稜線の南端部で、奥穂高岳で分岐して東に延びる吊尾根でつながっている頂が前穂高岳である。 穂高連峰全体から見れば、連峰よりちょっと東にずれた位置にある岩峰で、南は明神岳の岩峰を起こして上高...
『日本百景』 秋 第532回 常念越え その3 (上高地へ下山) 〔長野県〕表題を徳沢園にしてしまったので別の時にテント泊した時の写真おば・・ 徳沢園 とくさわえん (中部山岳国立公園)徳沢(とくさわ)は長野県松本市内の地区名で、上高地地域に含まれる。 上高地と横尾の中間点程に位置し、昭和初期までは牧場が開かれていた為に、周辺は開けた草原となっている。 この草原には、徳沢ロッジ及びテント場であ...
『ネームトレイン』 第27回 いなわしろ分割併合を繰り返し普通列車への格下げもあり車両や号数によっても行先が違う難解な列車だった急行【いなわしろ】※『国鉄・急行列車《東日本編》』廣田尚敬 著より 急行【いなわしろ】 ・・準急〔あいづ〕として1959年に仙台~喜多方で運行を開始したのが成り立ちである。 1965年に只見線に入り会津川口(1967年から季節列車として只見駅まで延長)・会津線の会津田島・磐越西線の喜...
『路線の思い出』 第506回 只見線・田子倉駅跡 秋景色 〔福島県〕駅寝した朝に撮った田子倉駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 会津若松~小出 135.2km 304 / 258 運行本数(’22) 会津若松~会津川口 6往復 会津若松~会津坂下 1往復 ...
『日本百景』 秋 第531回 常念越え その2 (常念から蝶ヶ岳) 〔長野県〕常念岳から続く蝶ヶ岳への縦走路 蝶ヶ岳 ちょうがたけ (中部山岳国立公園)飛騨山脈(北アルプス)にある標高2,677mの山で、常念山脈の稜線上の常念岳の南に位置し、山体すべてが長野県に属する。 中部山岳国立公園内にある。 蝶槍の南に三等三角点(標高2,664.32m、点名は蝶ヶ岳)があり、蝶ヶ岳ヒュッテのすぐ裏手にある長塀ノ頭が最高...
廃線鉄道 第92回 常総筑波鉄道・鬼怒川線 〔茨城県〕砂利運搬の主力機関車だったロッド式のDB11型ディーゼル機関車※『常総産業(元 鬼怒川砂利合資会社)』のウェブサイトより常総筑波鉄道・鬼怒川線(じょうそうつくばてつどう・きぬがわせん)は、かつて茨城県下館市(現・筑西市)の大田郷と同県真壁郡関城町(現・筑西市)の三所を結んでいた常総筑波鉄道(現・関東鉄道)の鉄道路線である。南部縦貫鉄道で唯一動態保存...
『路線の思い出』 第505回 中央アルプス観光・駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅
『路線の思い出』 第505回 中央アルプス観光・駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅 〔長野県〕ヤマ期の最盛期には素通り地点でしかなかった日本一高いロープウェイの駅・千畳敷駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 運行本数(’22) しらび平~千畳敷 2.3km 通常は7:00~17:00で30分毎運行 鋼索(ロープウェイ)鉄道 行楽...
よも”ヤマ”話 第183話 西穂高岳 〔岐阜県・長野県〕 '97・ 8西穂高・丸山 2452m、西穂・独標 2701m、西穂高岳 2909m【名峰百選 75峰目】夜明けの光に穂先が光る西穂高岳:西穂高岳単体を撮った写真があまりないので四半世紀後の「何でもアリ」の時に撮った写真で 西穂高岳 にしほたかだけ (中部山岳国立公園)長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる標高2,909 mの飛騨山脈(北アルプス)南部の山である。山...
『日本百景』 秋 第530回 常念越え その1 (常念乗越) 〔長野県〕朝日を浴びて輝く常念岳 常念岳 じょうねんだけ (中部山岳国立公園)飛騨山脈(北アルプス)南部の常念山脈にある標高2,857 mの山で、山体の全てが長野県に属し、松本市と安曇野市にまたがる。 常念山脈の主峰で、中部山岳国立公園に属している。一ノ沢より見上げる残雪の常念岳安曇野からは全容が望め、ピラミッド型のその端正な山容は一目瞭然...
『路線の思い出』 第504回 三江線・石見川本駅 〔島根県〕沿線最大の駅で廃止まで沿線唯一の有人駅として存在した駅だが店屋などは川向こうの隣駅・因原にあって何もない駅だった石見川本駅石見川本駅(いわみかわもとえき)は、島根県邑智郡川本町大字川本弓市にあったJR西日本・三江線の駅である。 三江線の廃止に伴い、2018年4月1日に廃駅となった。 2面2線の相対式ホームを持ち、交換設備を有する駅であった。 上りホ...
『ネームトレイン』 第26回 近鉄・吉野特急22000系『新エース』の為だけの近鉄特急のイメージを損なう惨たらしい新塗装だが16000系は割と合ってるね※ ウィキペディア画像を拝借 近鉄・吉野特急 ・・ 営業路線延長500kmを越える近鉄は創成期に地域の多くの私鉄を合併吸収して成立した経緯があり、軌間1435mmの標準ゲージを中心に1067mmの狭軌、そして現在は経営分離により無くなったが762mmのナローゲージと、3種類の軌間...
廃線鉄道 第91回 伊豆箱根鉄道・軌道線 〔静岡県〕軌道線の電車と駿豆線の蒸気機関車牽引の列車三島町駅(現・三島田町駅)にて※ ウィキペディア画像を拝借伊豆箱根鉄道・軌道線(いずはこねてつどう・きどうせん)は、静岡県三島市の三島町停留場から、沼津市の沼津駅前停留場までの間を結んでいた伊豆箱根鉄道の軌道路線(路面電車)である。 島津線とも通称されていた。 明治時代の1906年11月に開業し、モータリゼー...
よも”ヤマ”話 第182話 南ア・最南部縦走 その3 (イザルヶ岳展望)
よも”ヤマ”話 第182話 南ア・最南部縦走 その3 (イザルヶ岳展望)〔静岡県・長野県〕 '97・ 8イザルヶ岳 2540m、易老岳 2354m(往路に続き2度目の登頂)イザルヶ岳の丘より望む荒川三山・聖岳・上河内岳の揃い踏み イザルヶ岳 いざるがたけ (南アルプス国立公園)南アルプス南部の名峰・光岳の山頂は、樹林帯に覆われて展望は今イチだが、その少し手前にセンジヶ原の草原を挟んで広大な丘状の大地が広がっている。...
『路線の思い出』 第503回 近鉄(現 三岐鉄道)北勢線・上笠田駅
『路線の思い出』 第503回 近鉄(現 三岐鉄道)北勢線・上笠田駅 〔三重県〕直線となったレールにはかつて駅があった《路線データ》 営業区間と営業キロ 移管年月日 転換処置 移管時運行本数 西桑名~阿下喜 20.4km ’03/ 4/ 1 三岐鉄道 約30分毎に1本運行直線化工事が完了した今は駅があった面影は皆無だ※ ウィキペデ...
『日本百景』 秋 第529回 初秋の白川郷 〔岐阜県〕ユネスコの世界文化遺産に登録された白川郷の合掌造り家屋 白川郷 しらかわごう (ユネスコ世界文化遺産)岐阜県内の庄川流域の呼称で、大野郡白川村と高山市荘川町(旧荘川村)及び、高山市清見町(旧清見村)の一部に相当し、白川村を『下白川郷』他を『上白川郷』と呼ばれているが、現在では白川村のみを指す事が多い。荻町城址の高台から白川郷合掌集落を俯瞰す...
『ネームトレイン』 第25回 みえ近鉄特急ネットワークの圧倒的な支配地域に楔を打ち込んだのが高山本線で使っていた急行気動車を転用した快速〔みえ〕の運行開始だった※ ウィキペディア画像を拝借 快速〔みえ〕 ・・ JR東海及び伊勢鉄道によって、名古屋~鳥羽を関西本線・伊勢鉄道伊勢線・紀勢本線・参宮線経由で運行している快速列車である。 桑名・四日市・津などの三重県北部の主要都市を経由して、名古屋市より...
廃線鉄道 第90回 大和鉄道 〔奈良県〕近鉄創成期における黒歴史の舞台となった鉄道路線・大和鉄道※『DVD・大和鉄道唱歌』より大和鉄道(やまとてつどう)は、かつて奈良県に路線を有していた鉄道事業者である。 同社の有していた路線の一部は、近畿日本鉄道(以下は近鉄と記す)の田原本線として現存している。田原本地域は、元々は大和川の上流にある河港として栄えていたが、大阪鉄道 (初代)によって今の関西本線が1892...
よも”ヤマ”話 第181話 南ア・最南部縦走 その2 (光岳)
よも”ヤマ”話 第181話 南ア・最南部縦走 その2 (光岳)〔県・長野県〕 '97・ 8茶臼岳 2604m、易老岳 2354m、光岳 2591m【名峰百選 74峰目】イザルヶ岳から望む光岳と夜明けの月 光岳 てかりたけ (南アルプス国立公園)赤石山脈(南アルプス)の最南部域に位置する標高2,592 mの山である。 2,500 mを超える山としては日本の最南端にある。 山頂から遠州側の南西側を見下ろした時に、夕日に照らされて白く光っ...
『路線の思い出』 第502回 山陽新幹線、山陽本線、姫新線、播但線・姫路駅
『路線の思い出』 第502回 山陽新幹線、山陽本線、姫新線、播但線・姫路駅 〔兵庫県〕改装されて立派な駅商業ビルとなった姫路駅:だがこの駅に想いではない※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》山陽本線 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 神戸~門司・兵庫~和田岬 537.7km 38534 / 95運行本数〔山陽本線・姫路発...
『日本百景』 晩夏 第528回 森吉山 〔秋田県〕大らかに裾野を広げてゆく森吉山 森吉山 もりよしざん (森吉山県立自然公園)秋田県北秋田市に位置するアスピーデ・トロイデの複式の古い火山で、標高は1,454.2mで、標高1,000m以上の外輪山数座に囲まれた独立峰である。 山頂からは鳥海山・田沢湖・岩手山・白神山地・男鹿半島・日本海などが一望できる。晩夏の森吉山は秋の花・アザミが満開だった森吉山は『花の百...
『ネームトレイン』 第24回 深浦かつては青森の三八上北(八戸・三沢・野辺地)より津軽を結ぶ優等列車があったのだ※『国鉄・急行列車《東日本編》』廣田尚敬 著より 急行【深浦】 ・・ JR東日本が青森・弘前~深浦を奥羽本線・五能線を経由して運転していた快速列車である。 なお、【深浦】の列車名は、JR移管前の国鉄時代に八戸線の鮫(一時期は陸中八木まで運行していた)から五能線の鯵ヶ沢まで運行していた準急〔...
凡例 駅名のみの記載、駅名の前の数字は掲載回を表す、廃止駅は赤文字、休止駅は青文字、 未成線の駅予定地はオレンジ囲いJR北海道 管内452現在の札幌、455徳満、458湖畔(仮)、461上音威子府駅跡、465北見平和、468中湧別駅跡、472帯広、476元沢木(仮)、478留萌、480銀山、484深川、488上茶路駅跡、491豊富、495襟裳岬駅予定地、499銚子口、JR東日本 管内451太田(東武)、462足尾本山駅跡、470会津水沼、486直江津、4...
『路線の思い出』 第500回 士幌線・十勝三股駅跡 〔北海道〕夏だけれどこの駅跡での写真は冬に撮ったのしか持ってませんので悪しからず《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度(’79) / 営業係数(’83) 帯広~十勝三股 78.3km 359 / 1743 廃止年月日 転換処置 廃止時運行本数 ’87/ 3/23 &n...
よも”ヤマ”話 第180話 南ア・最南部縦走 その1 (上河内岳)
よも”ヤマ”話 第180話 南ア・最南部縦走 その1 (上河内岳)〔山梨県・長野県〕 '97・ 8上河内・南岳 2702m(2度目の登頂)、上河内岳 2803m(2度目の登頂)地名『お花畑』の亀甲壌土とガス煙る上河内岳 上河内岳 かみこうちたけ (南アルプス国立公園)静岡市葵区と長野県飯田市の境界に位置する標高2,803 mの山で、赤石山脈南部の南アルプス国立公園内にあって、大井川の支流の上河内沢の源流部の山である。 山頂...
廃線鉄道 第89回 鞆鉄道 〔広島県〕荷台を取り付けた単端ガソリンカー単端ガソリンカーは貨車や増結客車の牽引と機関車の役割も担っていた※『鞆鉄道』湯口徹 著より鞆鉄道(ともてつどう)は、鞆鉄道(株)が福山~鞆で1913年~1954年に運行していた鉄道路線である。元々は軽便鉄道として開通した為、軌間762mmのナローゲージを用いていた。 また、同線で使用されていた蒸気機関車の煙突がラッキョウの形に似ていた事から...
『日本百景』 晩夏 第527回 南ア・鋸岳 その2 (鋸岳~角兵衛沢下降) 〔山梨県・長野県〕第二高点より望む第一高点独特な山容を魅せて踏破欲を駆り立てる 鋸岳 のこぎりたけ (南アルプス国立公園)赤石山脈(南アルプス)北端に位置する標高2,685メートルの山で、その山名の通り鋸刃状の荒々しい山姿を魅せている。 山頂周辺は、南アルプス国立公園の特別保護地区に指定されている。鉄拳が突き立てられた鋸岳の第...
『ネームトレイン』 第23回 ながさきこんな列車が運行されていた昔の日本はある意味裕福だったね※『客車倶楽部』より 夜行普通列車〔ながさき〕 ・・ 夜行普通列車〔ながさき〕は、1976年3月1日、従来無名の列車であった門司港~長崎・佐世保を佐世保線・大村線経由で運行する寝台車連結の夜行普通列車として、〔ながさき〕の愛称が与えられた。 これは、座席指定席・寝台車を連結した普通列車を、旧国鉄の座席指定オ...
『路線の思い出』 第499回 羽越本線、由利高原鉄道・羽後本荘駅 〔秋田県〕
『路線の思い出』 第499回 羽越本線、由利高原鉄道・羽後本荘駅 〔秋田県〕半年前に見知らぬ駅に変わっていた羽後本荘駅※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》羽越本線 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 新津~秋田 271.7km 2557 / 208’22年・運行本数羽後本荘発着列車 酒田~秋田 ...
廃線鉄道 第88回 鹿児島交通・知覧線 〔鹿児島県〕1980年台後半まで現存していた知覧線の終着駅・知覧の駅舎※ ウィキペディア画像を拝借鹿児島交通・知覧線(かごしまこうつう・ちらんせん)は、かつて鹿児島県日置郡金峰町(現・南さつま市)の阿多から、同県川辺郡知覧町(現・南九州市)の知覧までを結んでいた鉄道路線である。1965年7月3日の豪雨水害の為に全線不通となり、4か月後の11月15日に復旧される事なく不通の...
『日本百景』 晩夏 第526回 南ア・鋸岳 その1 (甲斐駒ヶ岳~六合石室) 〔山梨県・長野県〕六合石室前で望む鋸の岩塔に明日に挑む一夜の夢を紡いで 鋸岳・六合石室 のこぎりだけ・ろくごういしむろ (南アルプス国立公園)北岳など白峰三山と甲斐駒ヶ岳を要し、南フルプスの中でもメジャーな北部山域で、甲斐駒ヶ岳の北西に隣接し、その名のごとく鋸状の急峻な山容をしている峰がある。 それが標高 2,685m ...
よも”ヤマ”話 第179話 秩父連峰縦走 その3 (甲武信ヶ岳と千曲川水源)
よも”ヤマ”話 第179話 秩父連峰縦走 その3 (甲武信ヶ岳と千曲川水源)〔山梨県・長野県〕 '97・ 8北奥千丈岳 2601m【名峰百選 72峰目】、秩父・国師ヶ岳 2592m、秩父・東梓 2272m、甲武信ヶ岳 2475m【名峰百選 73峰目】甲州・武州・信州の3つの国境にそびえる端正な三角錐の峰・甲武信ヶ岳※ ウィキペディア画像を拝借 甲武信ヶ岳 こぶしがたけ (秩父多摩甲斐国立公園)山名の通り、...
『路線の思い出』 第498回 函館本線(砂原支線)・銚子口駅 〔北海道〕
『路線の思い出』 第498回 函館本線(砂原支線)・銚子口駅 〔北海道〕構内踏切の駅ってローカル線の雰囲気があって好きだなぁ《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 函館~旭川・七重~大沼~森 465.7km 10649 / 105 ’22年(駅廃止年)・運行本数大沼~銚子口経由~森(通称・砂原支...
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『日本百景』 春 第580回 様々な様相を魅せる鳥取砂丘 〔兵庫県〕これ程に完璧な風紋は年に数度の事だそうです 鳥取砂丘 とっとりさきゅう (山陰海岸国立公園)鳥取県鳥取市の日本海海岸に広がる日本の代表的な海岸砂丘で、広大な砂礫地が観光資源にもなっている。 山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定されており、南北2.4km・東西16kmに広がっている。1955年に国の天然記念物に、2007年に日本の地質百選に選定され...
『路線の思い出』 第557回 伊東線、伊豆急行線・伊東駅 〔静岡県〕何分小坊4年の時の駅訪問なので駅舎すら撮ってませんでした・・ハイ※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》現在のJRの特急【踊り子】踊り子って感じは微塵もないけど※ ウィキペディア画像を拝借伊東線 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’22) 熱海~伊東 16.9km ...
よも”ヤマ”話 第213話 北陸海岸めぐり その3 〔福井県〕 '99・3越前の『松島』夕陽の絶景の地だ 越前海岸 えちぜんかいがん (越前加賀海岸国定公園)東尋坊や越前岬などを含めた福井県における日本海に面する海岸の総称で、越前加賀海岸国定公園に指定されている。東尋坊の柱状節理岩越前海岸の範囲に厳密な定義はないが、敦賀市杉津(すいづ)から越前岬を経て、坂井市三国町安島の東尋坊に至る海岸を指す事が多い...
廃線鉄道 第121回 大仏鉄道 〔奈良県・京都府〕開業当時の加茂駅の機関庫※『名鉄観光』より大仏線(だいぶつせん)は、かつて関西鉄道の一部であった加茂~大仏~奈良を結んだ路線の通称で、大仏鉄道(だいぶつてつどう)と言われる場合もある。 全国各地で鉄道の敷設が進む中、奈良周辺においては、1890年12月27日に初代の大阪鉄道の手で関西本線・湊町(現在のJR難波)~天王寺~奈良が開業し、その後の1896年4月18日...
『日本百景』 春 第579回 桜舞う駅の思い出 〔兵庫県〕穏やかな雰囲気を魅せるかつての法華口駅:現在は駐車場付きの駅前広場に拡張されて手前の桜の木もより外側の農地に移植されているようだ 法華口駅 ほっけぐちえき兵庫県加西市東笠原町沖にある北条鉄道・北条線の駅である。 かつては国鉄時代に交換設備を撤去されたホーム跡が芝生となり、ホーム上に桜の大木があって桜の花びら舞う花見ができる駅であったが...
『路線の思い出』 第556回 三木鉄道・高木駅 〔兵庫県〕旧家が並ぶ住宅地に停留所そのままの庇だけの駅が設置されていた※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》 営業区間と営業キロ 廃止年月日 転換処置 厄神~三木 6.8km ’08/ 4/ 1 神姫バス(旧国鉄・三木線からの第三セクター移管線)廃止時運行本数 19往復(土・休日は17往...
『ネームトレイン』 第56回 さくら約40年前の広島駅で撮った白地にピンクの【さくら】 寝台特急【さくら】 ・・ かつての鉄道省・国鉄、及びそれを引き継いだJR各社で運行されていた特別急行列車の列車愛称で、日本の鉄道史上で【さくら】の愛称は次の4列車で使用されている。寝台特急【さくら】のテールマーク※ ウィキペディア画像を拝借一つは戦前の東京~下関で運行されていた下り第3列車と上り第4列車で、【櫻】の称...
よも”ヤマ”話 第212話 奥美濃の景勝地めぐり 〔岐阜県〕 '99・3春先の白川郷・合掌造り集落 奥美濃 おくみの岐阜県の奥地にある山岳地帯のすそにある集落は、街より遠くまた雪深い事から長く隔絶された秘境の地であった。 そして街の文化とは違った地域独自の文化や伝統が伝承され、深い雪や寒さに耐えうる館が建てられた。 中でも合掌造りで知られる茅葺屋根は、街の建物に使用される瓦屋根では雪の重みに耐える事...
『路線の思い出』 第555回 根室本線・東鹿越駅 〔北海道〕東鹿越駅舎1日平均利用客0~1人の秘境駅が台風災害により先が不通となり終着駅&代行バス乗継駅に出世した《路線データ》根室本線 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’22) 滝川~根室 446.8km 52 / 2283 ...
岬めぐり・・ 北オホーツクの岬北オホーツク道立支線公園内の岬である北見神威岬をめぐる在りし日の国鉄・興浜北線の炭鉱気動車 北オホーツク きたおほーつく (北オホーツク道立自然公園 他)北海道の道北、オホーツク海側の北部地域を指す地域名称である。 主に北から稚内市(オホーツク海側)・猿払村・浜頓別町・枝幸町と、宗谷総合振興局(旧宗谷支庁)管内地域が該当する。枝幸・浜頓別・猿払の各町村に渡っての総面...
よも”ヤマ”話 第211話 北陸海岸めぐり〔富山県・福井県〕 '99・3雨晴海岸での日ノ出:逆光に薄っすらとターゲットの立山連峰が黒陰で入っていたりして 雨晴海岸 あまはらしかいがん (能登半島国定公園)富山県高岡市北部にある景勝豊かな海岸で、能登半島国定公園に含まれ、日本の渚百選にも選ばれている。 晴れた日には富山湾越しに立山連峰の3,000 m級の山々を望む事ができ、景勝地として人気がある。冬季は...
『ネームトレイン』 第55回 (マイタウン列車)かえで塩狩峠をゆくキハ22の宗谷本線・名寄行き普通列車〔マイタウン列車かえで〕:1986~95年の間は旭川鉄道管理局管内の旭川発着の普通列車には『マイタウン列車+地域から採った愛称』がつけられていた (マイタウン列車)かえで ・・ マイタウン列車とは、かつて国鉄旭川鉄道管理局(現・北海道旅客鉄道旭川支社)が、1986年のダイヤ改正時より普通列車につけていた列車愛称...
『日本百景』 春 第578回 田子倉の春 〔福島県〕雪で閉ざされた湖・田子倉湖に春が訪れるのは日本各地が初夏の陽気となるGWの少し前だ 田子倉湖 たごくらこ (越後三山只見国定公園)福島県南会津郡只見町大字田子倉に建つ田子倉ダムによって堰き止められた人造湖で、ダムと同じく日本有数の規模を有するダム湖となっている。 そのダム湖の総貯水容量は。揖斐川の山奥で徳山村をそっくりそのままダム湖とした徳山湖と...
『路線の思い出』 第554回 筑豊本線・筑前山家駅 〔福岡県〕待合室とトイレのみの簡易駅舎となった筑前山家駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’22) 若松~原田 66.1km 385 / 443 ※ 桂川~原田の数値桂川~原田の運行本数(’24...
廃線鉄道 第120回 宇品線 〔広島県〕広島駅0番線の宇品線ホームで発車を待つキハ04形気動車:戦後まもなくは原爆被災した官公庁舎が宇品線沿線に仮庁舎を建てた為にそれなりに賑わいを見せていた※ ウィキペディア画像を拝借宇品線(うじなせん)は、広島県広島市の広島駅から南下し宇品駅までを結んでいた国鉄の鉄道路線である。 1968年9月に国鉄諮問委員会の意見書により、『使命を終えた路線』として路線廃止及びバス...
よも”ヤマ”話 第210話 四国の三大岬めぐり 〔愛媛県及び高知県〕 '99・ 1細長い突端岬から豊後水道を介して九州に水先案内の光を届ける佐田岬灯台 四国の三大岬 しこくのさんだいみさき (瀬戸内海国立公園)・(室戸阿南海岸国定公園)・(足摺宇和海国立公園)本州・北海道・九州と共に日本の主要4島の一つである四国は、北東・北西・南東・南西の四隅を海に突き出す地形であるが、北東を除く3つの隅には我が国を...
《その1》からの続きデス。 今回の《その2》では、起業・転職と副業と会社での評価を高める事による昇給のそれぞれの是非について掘り下げていこうと思う。 副業を考える奴は給料の少ない無能で無能だから頭も悪いと罵るのは、 コンサルタントとして会社を差し置いて副業で成功されたくないから経営コンサルをやっているネットのコラムミストが、「なぜ頭の悪い人はすぐに『副業』を考えるのか?」と問い質している。 自身...
『路線の思い出』 第553回 山陰本線・安来駅 〔島根県〕田舎のこじんまりした駅かと思いきや豪勢な御殿造りの駅だった安来駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’21) 京都~幡生・長門市~仙崎 677.6km 3860 / 309 ...
『ネームトレイン』 第54回 伊豆東京から伊豆の温泉地を結ぶ観光急行【伊豆】※『国鉄急行列車《東日本編》』廣田尚敬 著 より 急行【伊豆】 ・・ 1953年3月15日に、湘南型の80系電車を使用した準急〔伊豆〕として東京~伊東・修善寺で運転を開始している。 この列車は準急〔あまぎ〕を改称したものであるが、末期は【あまぎ】は特急列車に格上げされている。 急行に格上げされた【伊豆】は、特急【あまぎ】に格上げされ...
ネット批評家に言わせると、ワテのようなのは無能の典型例で、組織にとってはムダな給料を払わされる不要な奴なのだそうた。 それは、ワテのような考え方や行動は、会社全体にとって悪害をもたらすそうで、それを理解しないから徹底的に頭が悪く、何をやっても必ず失敗する奴なのだとの烙印を押している。でも、こういうネット批評家の主張を見ると、会社経営者にばかり都合のいい事を書き並べている。そして奴らの素性を見ると、...
『路線の思い出』 第523回 只見線・会津中川駅 〔福島県〕葉桜・散り際となった桜と会津中川駅舎:桜の時期を読むのもそれに合わせて旅を企画するのもかなりムズいよね《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 会津若松~小出 135.2km 304 / 258 運行本数(’23) 会津若松~小出 ...
よも”ヤマ”話 第191話 大峰・奥駈 その1 (山上ヶ岳)〔奈良県〕 '98・ 5稲村ヶ岳 1726m、大峰・山上ヶ岳【名峰百選 79峰目】山上ヶ岳はその峰を成す岩場全体が修験道行場となっている※ ウィキペディア画像を拝借 大峰・山上ヶ岳 おおみね・さんじょうがたけ (吉野熊野国立公園)奈良県吉野郡天川(てんかわ)村の東方にある標高1,719 mの峰で、北に大天井ヶ岳(おおてんじようがたけ)、南西に大普賢岳(だいふ...
廃線鉄道 第102回 花巻電鉄 〔岩手県〕花巻電鉄の名物とも云われた車幅1.6mの『ハーモニカ』電車:『馬面電車』とも言われたが馬づらよりハーモニカでしょう※『朝日新聞デジタル』より花巻電鉄(はなまきでんてつ)は、かつて岩手県花巻市の国鉄東北本線花巻駅を中心に、花巻温泉郷へ向かう鉄道線と、花巻南温泉郷へ向かう軌道線・路線バスを運営していた会社である。 同社は1971年に岩手中央バスへ統合され、1972年に鉄道...
『日本百景』 春 第549回 波止場の桜 〔三重県〕海岸線に沿った南伊勢ならではの『波止場風景と桜』というひと味違った春情景 南伊勢〔南島〕七浦 みなみいせ〔なんとう〕ななうら (伊勢志摩国立公園)三重県の中南部で旧伊勢国の南端に位置し、東に五ケ所湾・北は伊勢国司の北畠氏が領した度会郡、西は紀伊の国との境となる紀勢地域、南は熊野灘に臨む地域にあるリアス湾の多数の入江で、旧南島町(現在は合併によ...
『路線の思い出』 第522回 三江線・田津駅 〔島根県〕狭い土手上にある駅だが待合室・トイレが完備され利用客もゼロでないなど三江線では上位の駅だった田津駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’16) 江津~三次 108.1km 46 / 1109 廃止年月日 転換処置 ’18...
『ネームトレイン』 第37回 大隅国分駅を発車する快速〔大隅〕:停車駅が多くなった事以外は急行時代からの貫禄を魅せていた※『鉄道ホビタス』より 快速〔大隅〕 ・・ 鹿児島と県内の大隅、宮崎県の日南地方を結んだ元急行列車で、1980年10月1日のいわゆる『ゴーゴートウ』のダイヤ改正による急行列車大幅削減の煽りを受けて快速列車に格下げとなった。 この改正では、大隅線の鹿屋と宮崎を結び、かつては博多発のエリ...
『日本百景』 春 第548回 皇海山・鋸岳十一峰 〔栃木県・群馬県〕幾何学模様を為した春の樹々に包まれた鋸岳の岩峰の背後に鎮座する足尾山地の盟主・皇海山 皇海山 すかいさん足尾山地に属し、栃木県日光市と群馬県沼田市との境界にある標高2,144mの峰である。約160万~90万年前に活動した古い成層火山だが、侵食が進んだ事と山腹が樹林に覆われた事により、現在の容姿は火山らしい面影はなくなり、隆起山塊のような...
『路線の思い出』 第521回 石北本線・美幌駅 〔北海道〕新しく建て替えられた駅舎は全くもって目にした事がない※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 新旭川~網走 234.0km 1142 / 389運行本数(’23)美幌駅発着列車 旭川~網走 特急【大雪】2往復・札幌直通【オホーツク】2往復 北見~網...
廃線鉄道 第101回 興浜北線・その2 〔北海道〕オホーツクの風が荒れ狂う厳寒の中をゆく単行列車※『鉄道ジャーナル別冊・'85 日本の鉄道』より興浜北線(こうひんほくせん)は、かつて国鉄が運営していた鉄道路線(地方交通線)である。北海道枝幸郡浜頓別町の浜頓別駅で天北線から分岐し、オホーツク海沿岸を南下して枝幸郡枝幸町の北見枝幸に至る国鉄の路線で、浜頓別を終点とする興浜線の北側の先行部分として開業した路...
『ネームトレイン』 第36回 ぬさまい帯広と釧路を結ぶ区間急行として運行された急行【ぬさまい】※『国鉄急行列車《東日本編》』廣田尚敬 著 より 急行【ぬさまい】 ・・ 1962年4月1日に帯広~釧路を運行する準急列車として運行を開始した列車である。 1962年5月1日に使用車種が気動車に変更され、1966年3月5日には準急制度の改変に伴い、急行列車に格上げされている。市内中央部に架かる観光都市・釧路の象徴である幣舞...
『日本百景』 春 第547回 男鹿・入道崎 〔秋田県〕空より見下ろす男鹿半島の突端・入道崎※ ウィキペディア画像を拝借 男鹿半島 おがはんとう (男鹿国定公園)男鹿半島(おがはんとう)は、秋田県北西部にある日本海に突き出た半島で、半島部の大半が男鹿市に属している。 西に男鹿三山、中央に寒風山がそびえ、半島の南東部は日本海に接し、海岸は海食崖が続いている。 また、半島の付け根には八郎潟がある。 交...
廃線鉄道 第100回 興浜北線 〔北海道〕岬灯台の下を急カーブに車輪を軋ませながら行き交っていた興浜北線列車興浜北線(こうひんほくせん)は、かつて国鉄が運営していた鉄道路線(地方交通線)である。北海道枝幸郡浜頓別町の浜頓別駅で天北線から分岐し、オホーツク海沿岸を南下して枝幸郡枝幸町の北見枝幸に至る国鉄の路線で、浜頓別を終点とする興浜線の北側の先行部分として開業した路線で、南側部分の興浜南線より遅...
『路線の思い出』 第520回 日豊本線・東別府駅 〔大分県〕古き良き時代の駅舎が残る有形文化財駅・東別府駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 小倉~鹿児島 462.6km 9497 / 115運行本数東別府駅発着列車(東別府は普通列車のみ停車)下り(大分方面)普通 毎時1~2本(ラッシュ時は3~5本) ...
『日本百景』 冬 第546回 春を待たずに消えゆく路線 〔北海道〕かつては札幌・旭川より直通急行も行き交っていた留萌本線も無料高速(通行量が少ない為料金が取れない)などで旅客を奪われて路線廃止の憂き目に 留萌本線 るもいほんせん天塩地方随一の良港として栄えた留萌港への石炭や木材・海産物等の輸送の為、北海道鉄道敷設法に規定する予定線として建設された路線である。途中の海老島より北の奥に雨竜炭田と...
『路線の思い出』 第519回 一畑電気鉄道広瀬線・出雲広瀬駅跡 〔島根県〕旧一畑電鉄・広瀬線の駅を移築したような外観の広瀬バスターミナル待合室《路線データ》路線距離(営業区間):荒島~出雲広瀬 8.3km、軌間:1067mm複線区間:なし(全線単線)、電化区間:全線(直流600V)、駅数:12(始点駅含む)〔荒島〕・仲仙寺・西赤江・西中津・田頼・小原・飯梨・植田・鷺ノ湯・ 鷺湯温泉前・温泉前・...
『ネームトレイン』 第35回 ライラック室蘭~白石の電化完成と耐雪装備を強化した新型車両781系のデビューを踏まえて設定された特急【ライラック】※ ウィキペディア画像を拝借 特急【ライラック】 ・・ 室蘭本線と千歳線の室蘭~白石の電化の完成と、千歳空港駅(現在の南千歳駅)の新設に伴う1980年10月1日のダイヤ改正にて、従来の特急【いしかり】の運転区間を延長する形で、室蘭~札幌~旭川で運転を開始した特急列...
廃線鉄道 第99回 上武鉄道 〔埼玉県〕機関車がミニサイズの2軸客車を牽引するだけで事足りる輸送量しかなかった※『地方私鉄1960年代の回想』より上武鉄道(じょうぶてつどう)は、埼玉県児玉郡神川町の丹荘と西武化学前の間を結んだ《日丹線》という鉄道路線を運営していた鉄道事業者である。 1986年に鉄道路線を廃止し、以後は群馬県高崎市倉賀野に本拠を置く通運会社として存続していたが、1998年に解散公告を行い事業を...
『路線の思い出』 第518回 大湊線・大湊駅 〔青森県〕リニューアルされて陣屋のような姿となった大湊駅※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度(’18)/ 営業係数(’15) 運行本数 野辺地~大湊 58.4km 598 / 246 9往復〔内 下り2本・上り3本快速〕 ※ 2020年以降は武漢コロナの影...
『日本百景』 冬 第545回 万博公園・梅便り 〔大阪府〕冬の万博公園の並木道※『万博記念公園』のウェブサイトより 万博記念公園 ばんぱくきねんこうえん大阪府吹田市にある『日本万国博覧会記念公園』(にほんばんこくはくらんかいきねんこうえん)の通称で、1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)の跡地を整備した公園で、一般的には万博公園(ばんぱくこうえん)と呼称される。公園内に建てられた文化施設...
『ネームトレイン』 第34回 まいづる183系の特急【まいづる】絵入りヘッドマーク※ ウィキペディア画像を拝借 特急【まいづる】 ・・ JR西日本が京都~東舞鶴を山陰本線・舞鶴線経由で運行する特別急行列車である。 北近畿ビッグXネットワークを形成する列車の一つで、イメージカラーは橙色となっている。舞鶴にある旧日本海軍の赤レンガ武器・弾薬倉庫:この赤レンガの色がトレインカラーに採用されている※ ウィキペデ...