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#4440 衣手にあらしの吹きて寒き夜を君来まさずはひとりかも寝む
令和6年11月30日(土) 【旧 一〇月三〇日 先負】 小雪・「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」衣手にあらしの吹きて寒き夜を君来まさずはひとりかも寝む ~作者未詳 『万葉集』 巻13-3282 相聞歌衣の袖に嵐の風が吹きこむような寒い夜を、貴方がおいでにならないのでわた
2024/11/30 00:00
#4439 だんだんに無感覚となる報道はウクライナからガザに移れど
令和6年11月29日(金) 【旧 一〇月二九日 友引】 小雪・「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」だんだんに無感覚となる報道はウクライナからガザに移れど ~渡英子 『短歌』 2024年2月号 1977年12月の国連決議において、今日11月29日を「パレスチナ人民連帯国際デー」が
2024/11/29 00:00
#4438 山里は冬ぞ寂しさまさりける人目も草もかれぬと思へば
令和6年11月28日(木) 【旧 一〇月二八日 先勝】 小雪・「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」山里は冬ぞ寂しさまさりける人目も草もかれぬと思へば ~源宗于(?-939) 『古今和歌集』 巻6-0315 冬歌山里では冬こそ寂しさがつのるものだ。人の訪れも離《か》れ 草木も枯
2024/11/28 00:00
#4337 枝はなれ地のものとなるくれなゐに染み極まりて照れる楓葉
令和6年11月27日(水) 【旧 一〇月二七日 赤口】 小雪・「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」枝はなれ地のものとなるくれなゐに染み極まりて照れる楓葉 ~窪田空穂(1877-1967)『老槻の下』Photo:枯れ葉が舞う風景 ~photoAC(BLUEAMBERさん) 今日は二十四節気「小
2024/11/27 00:00
#4436 西の市にただひとり出でて目並べず買ひてし絹の商じこりかも
令和6年11月26日(火) 【旧 一〇月二六日 大安】 小雪・虹蟄不見(にじかくれてみえず)火種棒まつ赤に焼けて感謝祭 ~陽美保子 そもそも巷で騒がしい「ブラックフライデー」とは何ぞやという疑問を解くためにはまず「感謝祭」を知らねばなりません。感謝祭(Thanksgiving
2024/11/26 00:00
#4435 散るをいとふ世にも人にもさきがけて散るこそ花と吹く小夜嵐
令和6年11月25日(月) 【旧 一〇月二五日 仏滅】 小雪・虹蟄不見(にじかくれてみえず)散るをいとふ世にも人にもさきがけて散るこそ花と吹く小夜嵐 ~三島由紀夫(1925-1970)辞世 今日は三島由紀夫を追悼する「憂国忌」。1970(昭和45)年の今日、東京市ヶ谷の自衛隊駐屯
2024/11/25 00:00
#4434 世の中に嵐の風の吹きながら実をば残せる柿のもみぢ葉
令和6年11月24日(日) 【旧 一〇月二四日 先負】 小雪・虹蟄不見(にじかくれてみえず)世の中に嵐の風の吹きながら実をば残せる柿のもみぢ葉 ~源仲正(生没年不詳・平安後期)Photo:秋の柿 ~photoAC(anopi) 日本一生産量が多い柿といえば「富有柿」。噛んだときの食
2024/11/24 00:00
#4433 冬の虹途切れたままにきらめいて、きみの家族がわたしだけになる
令和6年11月23日(土) 【旧 一〇月二三日 友引】 小雪・虹蟄不見(にじかくれてみえず)冬の虹途切れたままにきらめいて、きみの家族がわたしだけになる ~大森静佳(1989-)Photo:冬の虹 ~木瓜帽子のぶログ 二十四節気「小雪」の初候5日間(11月22-26日)は七十二候の
2024/11/23 00:00
#4432 はつ雪の便り北より山地より 小雪けふも大和はもみぢ
令和6年11月22日(金) 【旧 一〇月二二日 先勝】 小雪・虹蟄不見(にじかくれてみえず)松過ぎの月が散らせし小雪あり ~永井龍男(1904-1990)小雪や実の紅の葉におよび ~鷹羽狩行(1930-2024)Photo:2016年11月24日、横浜で54年ぶり紅葉の季節に初雪 ~カナココ こ
2024/11/22 00:00
#4431 のち の よ の ひと の そへたる ころもで を かかげて たたす ぢこくてんわう
令和6年11月21日(木) 【旧 一〇月二一日 赤口】 立冬・金盞香(きんせんかさく)のち の よ の ひと の そへたる ころもで を かかげて たたす ぢこくてんわう(後の世の人の添へたる衣手をかかげて立たす持国天王) ~會津八一(1881-1956) 『鹿鳴集』Photo
2024/11/21 00:00
#4430 つばらかに翡翠のひかり満ちわたるからまつ林朝鳥のこゑ
令和6年11月20日(水) 【旧 一〇月二〇日 大安】 立冬・金盞香(きんせんかさく)つばらかに翡翠のひかり満ちわたるからまつ林朝鳥のこゑ ~三國玲子(1924-1987)『翡翠のひかり』Photo:新緑のカラマツ林と光芒 ~photoAC(みゆきちばばさん) カラマツは主に本州中部に
2024/11/20 00:00
#4429 たっぷりと血や臓物や悪心をしまひてくらし人間の胴
令和6年11月19日(火) 【旧 一〇月一九日 仏滅】 立冬・金盞香(きんせんかさく)或る闇は蟲の形をして哭けり ~河原枇杷男(1930-) もともと政治家もマスコミも信じてはいなかったけれど、今年ほど醜いものを見せつけられた年はありませんでした。自民党の総裁選しかり
2024/11/19 00:00
#4428 射手座の矢冷たい闇を切り裂いて君の頭上の林檎に挿さる
令和6年11月18日(月) 【旧 一〇月一八日 先負】 立冬・金盞香(きんせんかさく)射手座の矢冷たい闇を切り裂いて君の頭上の林檎に挿さる ~北大路京介Photo:depositphotos 頭上のリンゴを弓矢で射抜くというのはあのウイリアム・テルの伝承で、これは西暦1307年の今日、
2024/11/18 00:00
#4427 木の下のほの明るきは何なると寄る朝光に水仙咲けり
令和6年11月17日(日) 【旧 一〇月一七日 友引】 立冬・金盞香(きんせんかさく)木の下のほの明るきは何なると寄る朝光に水仙咲けり ~大下一真 『漆桶』Photo:とんぼ池公園(大阪府岸和田市)の水仙郷に咲く水仙たち ~祈りログ~ 二十四節気「立冬」の末候は七十二候
2024/11/17 00:00
#4426 洋梨にナイフを刺せば抱擁の名残りのように芯あたたかし
令和6年11月16日(土) 【旧 一〇月一六日 先勝】 立冬・地始凍(ちはじめてこおる)洋梨にナイフを刺せば抱擁の名残りのように芯あたたかし ~東直子(1963-)『青卵』Photo:ゴールドラフランス ~くだもの歳時記(山形 味の農園) 和梨の旬は早いもので8月からおよそ10
2024/11/16 00:00
#4425 人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道にまどひぬるかな
令和6年11月15日(金) 【旧 一〇月一五日 赤口】 立冬・地始凍(ちはじめてこおる)人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道にまどひぬるかな ~藤原兼輔 『後撰和歌集』 1102親の心は、闇というほどでもないのだが、どうも子供のこととなると道に迷ったかのようにわからなく
2024/11/15 00:00
#4424 芋頭手にのせ見ればひとところ青き力の芽ぐみいきほふ
令和6年11月14日(木) 【旧 一〇月一四日 大安】 立冬・地始凍(ちはじめてこおる)芋頭手にのせ見ればひとところ青き力の芽ぐみいきほふ ~馬場あき子『あさげゆふげ』Photo:里芋 ~Youtube(塚原農園) 芋頭《いもがしら》とは里芋の親芋のこと。里芋は貯蔵性に優れて
2024/11/14 00:00
#4423 咲くまではここがどこだか分からない分からぬままにつぼみふくらむ
令和6年11月13日(水) 【旧 一〇月一三日 仏滅】 立冬・地始凍(ちはじめてこおる)咲くまではここがどこだか分からない分からぬままにつぼみふくらむ ~岡本幸緒 『十月桜』Photo:十月桜 ~photoAC(フリスビーさん) 十月桜《ジュウガツザクラ》は名前の通り10月から咲
2024/11/13 00:00
#4422 凍土に花の咲かずと嘆く歳はおのれが花である外はなし
令和6年11月12日(火) 【旧 一〇月一二日 先負】立冬・地始凍(ちはじめてこおる)凍土《いてつち》に花の咲かずと嘆く歳はおのれが花である外はなし ~中城ふみ子(1922-1954)『花の原型』Photo:Weather News 今日は七十二候の第56候「地始凍(ちはじめてこおる)」。寒
2024/11/12 00:00
#4421 日本の終戦がすなはち韓国の解放記念日と聞きてたじろぐ
令和6年11月11日(月) 【旧 一〇月一一日 友引】立冬・山茶始開(つばきはじめてひらく)「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 ~俵万智(1962-)『サラダ記念日』Photo:独立記念日を祝うポーランドの人々 今日は「なんとか記念日」のお話。11月11
2024/11/11 00:00
#4420 二十年反原発の歌詠み続け擁護論の人らと共に避難す
令和6年11月10日(日) 【旧 一〇月一〇日 先勝】立冬・山茶始開(つばきはじめてひらく)二十年反原発の歌詠み続け擁護論の人らと共に避難す ~佐藤祐禎(1929-2013)『再び還らず』 歌人の佐藤祐禎《さとうゆうてい》さんの故郷は福島県浜通りの大熊町。あの原発事故で避
2024/11/10 00:00
#4419 雪のごと灰降る夜空紅く染め一丁向かふの家が燃えてゐる
令和6年11月9日(土) 【旧 一〇月九日 赤口】立冬・山茶始開(つばきはじめてひらく)山茶花の散るにすっとぶ消防車 ~伊丹三樹彦(1920-2019)Photo:緊急出動 ~photoAC(matsuemon) 11月9日は「119番の日」。消防・救急の緊急通報用電話番号が119番であることから1987
2024/11/09 00:00
#4418 巨勢山のつらつら椿つらつらに見つつ思ばな巨勢の春野を
令和6年11月8日(金) 【旧 一〇月八日 大安】立冬・山茶始開(つばきはじめてひらく)巨勢山《こせやま》のつらつら椿つらつらに見つつ思《しの》ばな巨勢の春野を ~坂門人足《さかどのひとたり》 『万葉集』 巻1-0054 雑歌巨勢山のつらつらと連なった椿をつらつら見な
2024/11/08 00:00
#4417 木の葉散り秋も暮にし片岡のさびしき森に冬は来にけり
令和6年11月7日(木) 【旧 一〇月七日 仏滅】立冬・山茶始開(つばきはじめてひらく)木の葉散り秋も暮にし片岡のさびしき森に冬は来にけり ~源実朝(1192-1219)『金槐和歌集』 0271 冬歌木の葉が散り、秋も暮れてしまった。片岡の寂しい森に冬がやってきた。 「片岡」
2024/11/07 00:00
#4415 冬の日のやうやくたけて光るころゼラニュームなど四季咲き親し
令和6年11月6日(水) 【旧 一〇月六日 先負】霜降・楓蔦黄(もみじつたきばむ)若狭くらやみ返り血の天竺葵 ~塚本邦雄(1920-2005)『句句凛凛』Photo:真っ赤なゼラニウム ~photoAC(cheetahさん) 寺山修司・岡井隆とともに「前衛短歌の三雄」の一人とされている塚本
2024/11/06 00:00
#4416 女なり男なりを超えたるかたち網に掛かりて帰りたまひき
令和6年11月5日(火) 【旧 一〇月五日 友引】霜降・楓蔦黄(もみじつたきばむ)女なり男なりを超えたるかたち網に掛かりて帰りたまひき ~梶原さい子(1971-)『椿/リアス』 女か男かもわからなくなった遺体が漁網にかかって帰ってきた。東日本大震災の津波の惨状を詠ん
2024/11/05 00:00
#4414 死ぬ前にフォーレが書きし真裸の音楽としてOp.117弾く
令和6年11月4日(月) 【旧 一〇月四日 先勝】霜降・楓蔦黄(もみじつたきばむ)死ぬ前にフォーレが書きし真裸の音楽としてOp.117弾く ~河野美砂子(1956-)『塔』 2015年2月号Photo:Gabriel Fauré ガブリエル・フォーレ(1845-1924)はフランスロマン派の作曲家。今日
2024/11/04 00:00
#4413 嘆くべし否誇るべきかなボストンに日本の至宝温められしを
令和6年11月3日(日) 【旧 一〇月三日 赤口】霜降・楓蔦黄(もみじつたきばむ)嘆くべし否誇るべきかなボストンに日本の至宝温められしを ~林龍三 『塔』 2015年7月号Photo:ボストン美術館 日本美術の至宝展(2013年)(大阪市立美術館) 今日は日本国憲法が発布された
2024/11/03 00:00
#4412 我が衣色取り染めむ味酒三室の山は黄葉しにけり
令和6年11月2日(土) 【旧 一〇月二日 大安】霜降・楓蔦黄(もみじつたきばむ)我が衣色取り染めむ味酒《うまさけ》三室の山は黄葉しにけり ~柿本人麻呂歌集 『万葉集』 巻7-1094私の衣をきれいな色に染めましょう。三室の山も紅葉している頃です。 「味酒」は「三室の山
2024/11/02 00:00
#4411 石蕗の葉の光れる夜の道狭めあやしみ合ひてすれ違ひたる
令和6年11月1日(金) 【旧 一〇月一日 仏滅】霜降・霎時施(こさめときどきふる)石蕗《つは》の葉の光れる夜の道狭めあやしみ合ひてすれ違ひたる ~大西民子(1924-1994)Photo:石蕗《つわぶき》~HAGI(萩市観光協会公式サイト) 菊花の常緑多年草ツワブキの黄色い花が
2024/11/01 00:00
2024年11月 (1件〜100件)
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