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#4194 行間に辞めたる部下の顔浮かべ日記のごとく決算書読む
令和6年3月31日(日) 【旧 二月二二日 大安】・春分 雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)行間に辞めたる部下の顔浮かべ日記のごとく決算書読む ~林龍三 『塔』2016年4月号Photo:三井住友銀行 Busines Navi 国の会計年度では3月を決算月としています。日本の企業の
2024/03/31 00:00
#4193 「今暫し悪い男で生きてゐよ」春雷の夜に妻が呟く
令和6年3月30日(土) 【旧 二月二一日 仏滅】・春分 雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)「今暫し悪い男で生きてゐよ」春雷の夜に妻が呟く ~西王燦《にしおう さん》(1950-2023)「短歌人」2022年6月号Photo:春雷 ~サッキーのお気楽ブログ 二十四節気「春分」
2024/03/30 00:00
#4192 毬藻のやうに描くを見れば子らが見てわれには見えぬ雲にあくがる
令和6年3月29日(金) 【旧 二月二〇日 先負】・春分 桜始開(さくらはじめてさく)凉しさの累々としてまり藻あり ~佐藤春夫(1892-1964)『文人俳句歳時記』 小説家・詩人の佐藤春夫が北海道の阿寒湖に旅して詠んだ俳句です。Photo:マリモ展示観察センター(釧路市)の
2024/03/29 00:00
#4191 満月に夢の匂いを抱きしめて遥かなる道楼蘭の花
令和6年3月28日(木) 【旧 二月一九日 友引】・春分 桜始開(さくらはじめてさく)満月に夢の匂いを抱きしめて遥かなる道楼蘭の花 ~飛鳥瑠璃 『永遠に届かぬ愛する人へ』 私が楼蘭《ろうらん》という地名を初めて耳にしたのは1980年に放送されていたNHK特集『シルクロー
2024/03/28 00:00
#4190 水盤の水にひたれるヒヤシンスほのかに咲きて物思はする
令和6年3月27日(水) 【旧 二月一八日 先勝】・春分 桜始開(さくらはじめてさく)墨の香も孫に磨らせつ風信子 ~瀧井折柴(1894-1984) 書家である妻のアトリエはいつも心地よい墨の香りに満ちています。上質の墨は昔ながらの天然香料、甘松末・白檀・龍脳・梅花・麝香等
2024/03/27 00:00
#4189 今やかの三つのベースに人満ちてそゞろに胸のうちさわぐかな
令和6年3月26日(火) 【旧 二月一七日 赤口】・春分 桜始開(さくらはじめてさく)虹の環を以て地上のものかこむ ~山口誓子(1901-1994)Photo:山口誓子が晩年の居宅跡煮立てられた句碑(兵庫県西宮市苦楽園)~西宮流 俳人山口誓子が亡くなったのは平成6年3月26日。今
2024/03/26 00:00
#4188 去年の春逢へりし君に恋ひにてし桜の花は迎へけらしも
令和6年3月25日(月) 【旧 二月一六日 大安】・春分 桜始開(さくらはじめてさく)嬢子《をとめ》らが 挿頭《かざし》のために 遊士《みやびを》が 蘰《かづら》のためと 敷き坐《ま》せる 国のはたてに 咲きにける 桜の花の にほひはもあなに ~若宮年魚麻呂 『万葉集
2024/03/25 00:00
#4187 春キャベツ手で裂きながら毎日を壊してみたき欲望生まる
令和6年3月24日(日) 【旧 二月一五日 仏滅】・春分 雀始巣(すずめはじめてすくう)春キャベツ手で裂きながら毎日を壊してみたき欲望生まる ~小田鮎子(1978-)『海、または迷路』Photo:春キャベツ ~Wow! magazine 春キャベツは普通のキャベツのように葉が葉がしっか
2024/03/24 00:00
#4186 天気図の等圧線を見てゐしが不意にわが持つ渦とかさなる
令和6年3月23日(土) 【旧 二月一四日 先負】・春分 雀始巣(すずめはじめてすくう)木の芽雨天気予報の通りに降る ~加倉井秋を(1909-1988)『胡桃』 「木の芽雨」は木の芽の成長を助ける雨のことで春の季語になります。Photo:World Meteorological Day 2024 ~世界気
2024/03/23 00:00
#4185 池水に影さへ見えて咲きにほふ馬酔木の花を袖に扱入《こき》れな
令和6年3月22日(金) 【旧 二月一三日 友引】・春分 雀始巣(すずめはじめてすくう)池水に影さへ見えて咲きにほふ馬酔木の花を袖に扱入《こき》れな ~大伴家持(718-785)『万葉集』 巻20-4512池の水に影を映して美しく咲いている馬酔木の花を袖に入れよう。Photo:アセ
2024/03/22 00:00
#4184 めざむればいたく搖れゐる電線と雀の聲とわが窓のへに
令和6年3月21日(木) 【旧 二月一二日 先勝】・春分 雀始巣(すずめはじめてすくう)古庭をあるいて孕み雀かな ~村上鬼城(1865-1938)Photo:ORICON NEWS (C)中野さとるさん 二十四節気「春分」の初候5日間(3月20日~24日)は七十二候の第10候「雀始巣(すずめはじめて
2024/03/21 00:00
#4183 春の野に心展べむと思ふどち来し今日の日は暮れずもあらぬか
令和6年3月20日(水) 【旧 二月一一日 赤口】・春分 雀始巣(すずめはじめてすくう)春の野に心展《の》べむと思ふどち来《こ》し今日の日は暮れずもあらぬか ~作者未詳 『万葉集』 巻10-1882 雑歌春の野に心ゆくまで楽しもうと仲間がやって来た今日一日、このまま暮れな
2024/03/20 00:00
#4182 鬱金香のにほひのもとにわづかなる眩暈をおぼえ昼もおもひぬ
令和6年3月19日(火) 【旧 二月一〇日 大安】・啓蟄 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)鬱金香のにほひのもとにわづかなる眩暈をおぼえ昼もおもひぬ ~北原白秋(1885-1942)Photo:パレスハウステンボス前の庭園(長崎県佐世保市)~るるぶmore 「鬱金香《うこんこう》」は
2024/03/19 00:00
#4181 鴨山の磐根し枕ける我をかも知らにと妹が待ちつつあるらむ
令和6年3月18日(月) 【旧 二月九日 仏滅】・啓蟄 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)鴨山の磐根し枕《ま》ける我をかも知らにと妹が待ちつつあるらむ ~柿本人麻呂 『万葉集』 巻2-0223 挽歌鴨山の岩を枕にして死んでゆく私のことを知らずに、妻は私の帰りをずっと待っている
2024/03/18 00:00
#4180 あしひきの山に入り日の時しもぞあまたの花は照りまさりける
令和6年3月17日(日) 【旧 二月八日 先負】・啓蟄 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)あしひきの山に入り日の時しもぞあまたの花は照りまさりける ~花山院(968-1008)『風雅和歌集』巻2-0202 春歌中山に日が沈む時にこそ、たくさんの花が照り映えるのであるぞ。Photo:道兼
2024/03/17 00:00
#4179 桜木の魁ならむと杏花水面にそよぐ栗林の園
令和6年3月16日(土) 【旧 二月七日 友引】・啓蟄 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)桜木の魁《さきがけ》ならむと杏花水面にそよぐ栗林の園 ~林龍三(1952-)Photo:栗林公園のアンズ(香川県高松市) 栗林公園《りつりんこうえん》は香川県高松市にある国の特別名勝です
2024/03/16 00:00
#4178 尋ね来るはかなき春もにほふらん軒端の梅の花の初蝶
令和6年3月15日(金) 【旧 二月六日 先勝】・啓蟄 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)尋ね来るはかなき春もにほふらん軒端の梅の花の初蝶 ~藤原家隆(1158-1237)『壬二集』 下2059 春訪れてくる、儚いとも思える春に美しく咲いた軒端の梅の花に、初めての蝶が。Photo:ふら
2024/03/15 00:00
#4177 大空のミモザのごとく花火散りわれの歓喜はまた闇に入る
令和6年3月14日(木) 【旧 二月五日 赤口】・啓蟄 桃始笑(ももはじめてさく)大空のミモザのごとく花火散りわれの歓喜はまた闇に入る ~梅内美華子(1970-)『若月祭』Photo:ミモザの花束 ~AETHER(エーテル) ミモザは本来オジギソウなどのマメ科オジギソウ属の植物
2024/03/14 00:00
#4176 にはたづみ雨水流るる石畳壬生の屯所に誠はためく
令和6年3月13日(水) 【旧 二月四日 大安】・啓蟄 桃始笑(ももはじめてさく)にはたづみ雨水流るる石畳壬生の屯所に誠はためく ~林龍三 『塔』 2020年10月号Photo:旧八木邸(京都市中京区)~京とらん 文久3年(1863)年3月13日、京都・壬生の八木邸に詰めていた「壬生
2024/03/13 00:00
#4175 あはゆきは二月堂にも降りをらむ足踏みしつつ退りゆく春
令和6年3月12日(火) 【旧 二月三日 仏滅】・啓蟄 桃始笑(ももはじめてさく)あはゆきは二月堂にも降りをらむ足踏みしつつ退《すさ》りゆく春 ~鈴木禮子『雁の書』Photo:雪舞の二月堂(東大寺)~GANREF 春を呼ぶという東大寺二月堂の「修二会《しゅにえ》」の正式名は
2024/03/12 00:00
#4174 荒礒越す波は畏ししかすがに海の玉藻の憎くはあらずて
令和6年3月11日(月) 【旧 二月二日 先負】・啓蟄 桃始笑(ももはじめてさく)荒礒《ありそ》越す波は畏《かしこ》ししかすがに海の玉藻の憎くはあらずて ~作者未詳 『万葉集』 巻7-1397 譬喩歌荒磯を打ち越して寄せる波は恐ろしものだが、さりとて海に漂うきれいな藻を憎
2024/03/11 00:00
#4173 桃の花君に似るとはいひかねてただうつくしと愛でてやみしか
令和6年3月10日(日) 【旧 二月一日 友引】・啓蟄 桃始笑(ももはじめてさく)桃の花君に似るとはいひかねてただうつくしと愛でてやみしか ~金子薫園(1876-1951)Photo:桃の花 ~Flover 今日は七十二候の第8候「桃始笑(ももはじめてさく)」。桃の蕾が開いて花が咲き始
2024/03/10 00:00
#4172 世と共にうつれバ曇る春の夜を朧月とも人は言なれ
2024/03/09 00:00
#4171 新しき源泉課税の拡がりをおもひ居りつつ廻診すます
令和6年3月8日(金) 【旧 一月二八日 仏滅】・啓蟄 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)新しき源泉課税の拡がりをおもひ居りつつ廻診すます ~斎藤茂吉(1882-1953)Photo:政府広報オンライン 給与所得に対する源泉徴収制度が始まったのは1940年。歌人斎藤茂吉の本職は都
2024/03/08 00:00
#4170 おだやかにここにゐますと空に告ぐ 高層ビルの赤い光が
令和6年3月7日(木) 【旧 一月二七日 先負】・啓蟄 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)おだやかにここにゐますと空に告ぐ 高層ビルの赤い光が ~大西久美子Photo:Lmaga.jp 今からちょうど10年前(2014年2月7日)。日本一高い高層ビルとしてあべのハルカスが開業しまし
2024/03/07 00:00
#4169 うち靡く春の柳と我がやどの梅の花とをいかにか分かむ
令和6年3月6日(水) 【旧 一月二六日 友引】・啓蟄 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)うち靡く春の柳と我がやどの梅の花とをいかにか分かむ ~大典史氏大原《ししのおおはら》『万葉集』 巻5-0826 雑歌春になって芽吹いた柳と我が家の梅の花の、どちらが良いかなどどう区
2024/03/06 00:00
#4168 この虫も永遠とかいふところまで行つちまひたさうに這ひ急ぎをる
令和6年3月5日(火) 【旧 一月二五日 先勝】・啓蟄 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)啓蟄の虻はや花粉まみれかな ~星野立子(1903-1984)Photo:菰が巻かれた松の木 ~晴れと暮らす 今日は二十四節気の第3「啓蟄」。その初候5日間は七十二候の第7候「蟄虫啓戸(すご
2024/03/05 00:00
#4167 正月や冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし
令和6年3月4日(月) 【旧 一月二四日 赤口】・雨水 草木萠動(そうもくめばえいずる)正月や冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし ~一休宗純(1394-1481)正月は冥土に向かう旅の一里塚のようなものだ。めでたくもあるが、めでたくもない。Photo:東海道笠寺の一
2024/03/04 00:00
#4166 ひとづてに聞きしことばはかなしくて木馬の耳がとほくひかるよ
令和6年3月3日(日) 【旧 一月二三日 大安】・雨水 草木萠動(そうもくめばえいずる)聞き耳を冷たき耳に立てざらむ ~相生垣瓜人(1898-1985)『明治草』Photo:うさぎとの暮らし大百科 3月3日は桃の節句、ですが他に何かないか探してみるとありました。「耳の日」です。
2024/03/03 00:00
#4165 ソビエト戦車の軀幹にチェコ人民鍵十字をば書きて罵る
令和6年3月2日(土) 【旧 一月二二日 仏滅】・雨水 草木萠動(そうもくめばえいずる)ソビエト戦車の軀幹にチェコ人民鍵十字をば書きて罵る ~林宏匡『ニムオロのうた』 「プラハの春」を思い起こす歌。チェコという国は周囲の大国に翻弄され続けてきた歴史があります。Ph
2024/03/02 00:00
#4146 核実験なしたる国へと続きいて魚鱗の雲の白く広がる
令和6年3月1日(金) 【旧 一月二一日 先負】・雨水 草木萠動(そうもくめばえいずる)核実験なしたる国へと続きいて魚鱗の雲の白く広がる ~上牧右田子 『花片の冷え』 ビキニ環礁はかつて日本委任統治下にあった南洋諸島の島でしたが、敗戦後アメリカ合衆国に割譲され、
2024/03/01 00:00
2024年3月 (1件〜100件)
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