HT種のバラ「ダブルデライト」は、半剣弁高芯咲きの四季咲き大輪種です。クリームがかった白地に赤い覆輪が入る花で、強い香りがあります。5月中旬、蕾が開き始めて、翌日に開花しました。開花2日目の花、5月下旬の花、2輪目も開いて、花の終盤へ、鉢植えのバラ(2)「ダブルデライト」
小型の球根性野生ラン「イワチドリ」(岩千鳥)は、本州中部以西と四国に分布し、渓谷の湿った岩の割れ目などに自生します。今年は不調で、葉だけと思っていたら、遅れて6月下旬に1輪だけ花を咲かせました。しかし、花茎も短く、花形も変形したものでした。そこで参考に、同じ鉢の昨年の花を、(右に白花種も1株入っています)ついでに昨年のコアニチドリの花は、イワチドリとコアニチドリの交配種がエノモトチドリで、昨年の花は下画像で開花数が多かった。鉢植えの「イワチドリ」
花後のジューンベリーの果実です。5月初めの緑の果実、5月末には、径1cm程になって赤く色づく果実が出てきました。6月初め、熟すと赤から黒く色変わりします。果実は生食やジャムに加工できますが、量が少ないので放置したら、アッという間に鳥に食べられました。秋には紅葉します。昨年10月末の画像です。鉢植えの「ジューンベリー」(2)果実
「ジューンベリー」バラ科の落葉低木で、北米原産です。早春の花、初夏の果実、秋の紅葉と楽しめます。4月上旬から白い5弁花咲かせました。7号深鉢植えで、樹高140cm程です。4月10日頃に撮りました。白花のクローズアップ、実成りは(2)で、鉢植えの「ジューンベリー」(1)白花
「シャスターデージー」はキク科の常緑多年草です。フランスギクと日本のハマギクを交配した園芸種で、アメリカ合衆国で作出されました。カリフォルニアのシャスタ山の雪にたとえた名です。5月下旬、自宅周辺に踏み石周りで、庭の東南、ブロック塀脇で、6月上旬、終盤の花をクローズアップで、マーガレットに似た花で、舌状花は白く、中心部の管状花が黄色です。庭の「シャスターデージー」
「バイカウツギ」(梅花空木)はアジサイ科の落葉低木で、東北南部~四国・九州に分布します。茎が中空で、白い4弁花を咲かせ、5号鉢植えで樹高90cm程です。5月中旬の蕾です。5月下旬に開花しました。5月末の花です。鉢植えの「バイカウツギ」
「キョウガノコ」(京鹿子)は、バラ科の半常緑多年草で、日本原産ですが自生が見られず、園芸種と思われます。名は、京染の鹿の子絞りに似ていることから、自宅南東隅に苗を植えましたが、ナンテン・ススキ・シャクナゲに囲まれた場所です。南の西洋シャクナゲが大きく成長したため、日照が極めて少なくなりましたが、今年もどうにか2本の花茎を伸ばして、開花しました。ピンクの花穂と掌状の葉が、和の趣を見せ、茶花にも利用されます。5月末の開花姿、午後の短時間の陽を受けて、シマススキをバックに撮りました。6月初め、明るい緑色の葉と、小さな蕾が開いたピンクの花をアップで、6月上旬、朝陽を受けて、花の終盤です。庭の「キョウガノコ」
ユキノシタ科のヤマアジサイは、福島県以西の本州~九州に分布する落葉低木です。アジサイに比べて葉は薄く細長く小型で、地域による花色花形の変異が多くあります。「黒姫」(クロヒメ)は、花色が濃い青紫色で、早咲きの品種です。庭のオオモミジの樹下に植えて、樹高は80cm位です。5月下旬から咲きました。咲き始めの装飾花(4枚の花弁状のガク)はこんな色で、やがて濃い青紫色に変わっていきます。中心部にある多数の両性花(オシベ・メシベをもった普通花)はまだ蕾のままです。5月末です。中心部の両性花が咲き始めます。6月上旬です。周りでサツキが咲いてきて、装飾花が色褪せてきました。6月中旬の花です。庭のヤマアジサイ(1)「黒姫」
自宅から少し離れた住宅跡地が雑草に困り、果樹を植え菜園に利用しています。菜園と果樹地の境に自宅庭のイチゴ苗を移植したものです。自宅菜園周りのイチゴより遅れて、雑草の中に赤いイチゴが見えてきました。カラスとムクドリが多く来る所ですが、スギナなどの雑草に守られての実成りです。繫茂するスギナを少しかたずけて、撮りました。6月3日、1回の収穫です。生では食べず、すべてジャムに加工しました。放任イチゴの収穫(2)空き地の雑草の中で、
玄関前通路の南側には、紅花ヤマボウシ「紅富士」を植えました。富士山中で採取した種子で、実生選別を繰り返して作出したそうです。「サトミ」に比べて苞や葉が細長い特徴があり、樹幹を覆うように咲く多花性です。5月上旬、開花してきました。咲き始めの苞の色は、黄緑色が残ります。5月中旬、その4日後、5月下旬の花姿です。花弁に見えるのは4枚の総苞片で、その中心に花蕾があります。本来の花が開いてきます。黄緑色の小さな4弁花です。6月中旬です。苞を散らし、花弁も散らして、小さな集合果が残りました。秋の紅葉も、「サトミ」とは違った趣になります。庭の紅花ヤマボウシ(2)「紅富士」
元はHCで買ったイチゴ苗をプランターで育てたものですが、病害虫や鳥に食われて収穫出来ず、ツルを伸ばして、勝手に庭に出て世代交代してきました。自宅敷地では、菜園周りの雑草の中で開花し実を着けました。4月上旬の花、5月中旬の実成り、5月下旬の実成り、収穫例です。まとめて後日、ジャムに加工しています。放任イチゴの収穫(1)自宅菜園の周辺で、
小型球根性野生ランの「コアニチドリ」(小阿仁千鳥)は、花や草体が極めて小さく、亜高山の湿地や湿った岩場に育ち、北海道~北関東・北陸・北関東に分布します。(小阿仁は最初の発見地の地名です)エノモトチドリ(6月20日にブログアップ済)の交配親で、花形が似ています。5月下旬の開花でした。5月末の花、花後の6月10日、種子とは別に花茎にムカゴが着きます。鉢植えの「コアニチドリ」
「ヤマボウシ」(山法師)はミズキ科の落葉高木です。花は淡黄色で小さく、多数が球状に集合し、その外側に総苞片(葉の変形)が4枚あって、花弁のように見えます。中央の花穂を坊主頭に、普通は白い苞片を白頭巾に見立て、比叡山延暦寺の山法師になぞらえた命名です。庭に植えたヤマボウシは紅花種で、玄関前通路の両側に植えました。北側に植えたのが、「サトミ」(里美)という紅花品種です。赤い苞や葉が丸みを帯びていて、着花数が少ないようです。5月初めの開花でした。その5日後、4枚の苞片の中心に花蕾があります。5月中旬の花です。5月下旬です。本来の花が咲きました。小さな淡黄色の4弁花が次々に開きました。6月中旬、花後の若い果実です。庭の「サトミ」の場合、熟す前にほとんど落果してしまい、夏から紅葉してきます。庭の紅花ヤマボウシ(1)「サトミ」
シランの青花種「ブルーシラン」です。5月上旬の蕾、5月中旬、開花し始めました。5月20日の花、5月下旬、今年はたくさんの花が咲きました。6月上旬まで咲いていました。シランの花(2)鉢植えの「ブルーシラン」
「モッコウバラ」(木香薔薇)は中国原産の常緑低木、一季咲きのツルバラで、病害虫も殆どなく強健です。庭のどこに植えようか思案中で、未だ鉢植えのまま、棘が無く、扱いやすいバラです。黄花の八重咲種です。5月上旬に開花しました。その5日後です。5月中旬の花、白花の八重咲種もあるのですが、今年の花は2輪だけでした。鉢植えの「モッコウバラ」
「シラン」(紫蘭)は日向の草原などに自生する地生ランで、地下に丸く扁平な偽球茎を持ち、日本・台湾・中国が原産地です。プランターに植えた2種が増殖しています。花径30~40cmの先に、数個の花を咲かせます。a.基本色の紅紫色花で、葉の縁に白斑がはいる斑入り葉品種です。5月中旬の花、5月下旬の花、6月上旬の花です。b.次の「口紅シラン」は、白花で、唇弁の先にだけ紅紫色が残ります。5月下旬の花、6月初めの花です。シランの花(1)プランターの2種
オオヤマレンゲ(大山蓮華)はモクレン科の落葉低木で、関東~九州の山地の林内に自生します。観賞用に販売されるのは、「オオバオオヤマレンゲ」(大葉大山蓮華)で、中国東北部と朝鮮半島に分布する近縁種です。玄関前西側に苗木を植え、2m程に成長しました。径数cmの白花を下向きに咲かせ、花の中心に紅色のオシベが目立ちます。4月10日、蕾が見えてきました。5月初め、開花前の蕾です。5月中旬の花です。5月20日の花、花弁数には差があり、下画像は多弁花です。5月下旬の花、5月末です。まだ蕾があって、6月上旬まで咲きました。庭の「オオバオオヤマレンゲ」
「深山の満月」(ミヤマノマンゲツ)は交配種で、白地に赤紫の覆輪が入る花です。5月中旬に咲き始めました。その5日後です。5月20日、満開の花です。5月下旬の花です。「白妙」という白花品種もあるのですが、蕾なしでした。鉢植えのミヤマキリシマツツジ(2)「深山の満月」
「エノモトチドリ」(榎本千鳥)榎本氏作出の園芸種です。小型の球根性野生ラン2種の交配種で、花形はコアニチドリに、花色と葉や茎はイワチドリに似ています。5月中旬、10cm程の花茎先で、2輪が開花しました。5月20日、3輪目も開花、5月25日の開花姿です。5月31日、初めに咲いた花が枯れ、2輪目も変色し始め、間もなく花を終えました。鉢植えの「エノモトチドリ」
ミヤマキリシマツツジの「紅小町」(ベニコマチ)は、濃い紅色の花を咲かせます。5月上旬、蕾から開花へ、その5日後、高山植物なので、丈低く横に張り、枝が細かく密生し、葉も小さい。5月中旬の花です。鉢植えのミヤマキリシマツツジ(2)「紅小町」
鉢植えの「ミヤマキリシマツツジ」(深山霧島ツツジ)は、九州各地の高山に自生し、樹高1m程の低木です。園芸種4種を鉢植えしていますが、3種が開花しました。小鉢栽培ができ、小さく可憐なツツジです。「藤懸」(フジカケ)は、藤色の花です。5月初め、小さな木姿の割に大きな蕾を着けました。藤色の花が開花しました。5月9日の花、まだ蕾があって、5月中旬に満開となったのですが、以後の画像がありません。鉢植えのミヤマキリシマツツジ(1)「藤懸」
アッツ桜(別名ロードヒポキシス)は小鉢でも楽しめ、地下に径1cmほどの小さな球茎を持ち、草丈数cm~10cm程です。「ルビーの輝き」は、濃い赤色(ルビー色)の小輪花です。5月中旬に咲いた花です。花弁数の多い変化咲きのようです。1週間後の5月下旬、6月初め、遅れて一斉に咲いてきました。6月10日の開花姿です。鉢植えの「アッツザクラ」(3)「ルビーの輝き」
落葉性低木ツツジの「箱根ツリガネツツジ」は日本固有種で、分布が限定され、丹沢・箱根・富士山麓などに自生します。枝先に、釣鐘状の紅紫色花4~5輪位を束状に咲かせます。5号鉢植えで、樹高は30cm程です。4月下旬の蕾、5日後の4月末、一部開花し始めです。満開となった5月上~中旬です。鉢植えの「箱根ツリガネツツジ」
山地の草原に自生するユリ科の「ニッコウキスゲ」(日光黄菅)は、日光地方に多いが、別名ゼンテイカ(禅庭花)で、日本各地に見られるようです。東庭の花木ボケとツツジの間で、毎年開花しています。数10cmの花茎を2本上げて、5月初めから咲き始めました。5月中旬に咲いた花、花径7cm程の黄橙色の花は1日花です。5月下旬に咲いた花です。庭の南、シモクレンとモミジの樹下にも植えたのですが、日照不足か?葉だけで開花しません。庭の「ニッコウキスゲ」
同じモクレン科のホオノキとオオヤマレンゲの自然交雑とされる、「受け咲きオオヤマレンゲ」です。葉はオオヤマレンゲよりも大きくホオノキより小さくて、幅10cm、長さ15cm程です。2輪目の花は20日ほど遅れて咲きました。5月23日、開花前の蕾、5月24日、花弁を開き始め、5月25日夕方です。朝は花弁を閉じて午後に開きました。5月26日、夕方、5月27日は、朝から開いたままでした。5月28日、花弁が茶変して、花の終わりを迎えました。鉢植えの「受け咲きオオヤマレンゲ」ー2
南アフリカ原産の球根植物アッツザクラは、別名をロードヒポキシスとも呼びます。この桃色花は、購入した山野草鉢の添え草で、品種名不明です。本体が枯れて、この添え草だけが毎年開花し続けています。5月上旬に初めの1輪が開花、5月下旬に2輪目が咲きました。基本は6弁花ですが、オシベが花弁花しています。鉢植えの「アッツザクラ」(2)桃色花
大きな花が上向きに咲く、「受け咲きオオヤマレンゲ」です。同じモクレン科のホウノキとオオヤマレンゲとの交雑種といわれています。数年まえに苗木を育成中に途中で枝枯れしてしまい、7号深鉢植えで、樹高は40cmしかなく、今年初めて2個の花を咲かせました。最初に咲いた花、左端に2つ目の蕾があります。3月末、今年初めて見た蕾です。4月末の蕾、蕾にピンクが入るのが特徴に1つ。5月初め、蕾が丸く膨らんで、翌日5月3日、花弁を開き始めた午後4時30分です。夕方6時40分、全開しました。白い花弁数は8枚で、中央にメシベの集合体、その基部にオシベが密生します。翌5月4日、昼過ぎから花弁を開き、夕方5時です。5月5日朝、全開したままです。5月6日、午後4時頃、花弁が薄茶色に変色してきました。その3日後の5月8日夕方です。初めて見...鉢植えの「受け咲きオオヤマレンゲ」
東庭の空いているところにも、市内のHCで買ったポット苗を植えました。近年入手した「オータムローズ」という品種です。以下の3種は品種名が分かりません。名称不明A名称不明B名称不明C過湿でなく、乾燥した所を好み、匍匐して根を張り、増殖しています。庭の芝桜(2)東庭の4種
玄関前通路脇で、自然実生で育ったツツジが3種あります。コンクリート通路の北側の際で、紅花のツツジが大きく育ってしまいました。樹の右下には、色違い(オレンジ色)で別の実生も育ってきました。大きくなった紅花種、ヤマボウシの樹下ですが1日中日が当たるので、花着きが頗る良い。東側から見ると、下部にオレンジ色の花を咲かせる樹が後で育ってきました。通路南側で育った実生株は紅紫色の花でした。常緑のラカンマキの樹下なので、昨年、東庭の塀際に移植しましたが、撮影条件が悪く、花は多く咲きましたが、画像は1枚だけでした。ツツジは庭植えも鉢植えも、花後に子房も一緒に摘み取ります。庭に無い実生の樹もあり、鳥が運んできた庭のツツジ(10)自然実生の3種
「芝桜」(シバザクラ)は、ハナシノブ科の多年草です。北米原産で、芝のように横に匍匐して伸び、桜のような花を咲かせるところが名の由来です。庭を作り変えた時、自宅と菜園コーナーとの間に果樹の苗木を植え、その下草として芝桜を植えたのが始めです。果樹が成長し、日照条件が悪くなると、ブロックを越えて南の菜園に移動してきました。10数年経過した4種で、4月に撮ったものです。「ブルーアイ」という品種です。「コーラルアイ」「スカーレットフレーム」「多摩の流れ」という品種です。庭の芝桜(1)果樹下の4種
「岩しだれ」は、クリーム色の壺型花の先端に、ピンクの縁取りが入ります。似ていますが「口紅錦」より淡い色合いです。4月下旬から咲き出して、画像は5月初めです。その7日後の満開の頃、樹高は120cm位です。鉢植えのドウダンツツジ(2)「岩しだれ」
セッコクは、岩や樹木に根を張る着生ラン。その園芸種で、代表的な覆輪花の「吉兆」(キッチョウ)です。3号の素焼き鉢にミズゴケで植えています。5月上旬、咲き始めました。5月中旬です。まだ蕾もあります。その3日後です。全て開花し、初めに咲いた花が閉じてきました。鉢植えのセッコク(2)「吉兆」
以前より庭にあった株を、南側の塀際に移植したものです。「ヤマツツジ」は北海道~九州にかけて、低山地の疎林名や林縁、草原などに分布する、日本の野生ツツジの代表種です。庭植えのツツジの中で、例年最後に開花します。樹高は1m余りで、大きくはなりません。5月初め、オレンジ色の花が開き始めました。その4日後、5月中旬、花数が増えてきました。その3日後、5月下旬の花です。庭ではヤマボウシも散り始め、サツキが満開となっています。庭のツツジ(9)「ヤマツツジ」
セッコク(石斛)は、岩や樹木に根を張る着生ランで、古典園芸植物としては、長生蘭の名で栽培されてきました。小鉢にミズゴケで植えた紅花品種の「万里紅」(マンリコウ)です。5月初め、1輪が開きました。その2日後、花の終盤です。5月10日、別の茎で咲きました。その3日後です。開花時以外は自宅北側軒下の棚に置き、冬は無暖房の納屋で冬越しします。鉢植えのセッコク「万里紅」
鉢植えのドウダンツツジ「口紅錦」(クチベニニシキ)は、クリーム色の花弁の縁が紅色に染まる花です。7号深鉢植えで樹高は90cm余りです。4月中旬から咲き始めました。画像は4月末です。5月上旬の花、その7日後、秋にはきれいに紅葉します。鉢植えのドウダンツツジ(1)「口紅錦」
西洋イワナンテンはツツジ科の常緑低木で、厚く常緑の葉をもち、枝が弓状に伸び、主に葉を観賞するようです。北米原産で斑入り葉種の「レインボー」という品種です。5号鉢植え、樹高、横幅ともに50cm程で、春にたくさんの白花を咲かせました。冬は雪囲いの中で春を待ち、3月上旬には枝先に蕾を着けていました。開花した4月下旬です。葉の下に隠れるように、白い筒状花を穂状に、5月上旬の満開の頃、下から覗くように、アップして見ると壺型の可愛い花です。5月下旬、花の終わりです。同時に新葉が芽吹いてきます。今朝の新葉です。鉢植えの「西洋イワナンテン」
鉢植えの肥後椿で「王冠」(オウカン)です。白地に紅覆輪や縦絞りが入る、平開咲き梅芯大輪花です。5月中旬、大きく膨らんだ蕾から、花弁を開きます。5月中旬の花、今年は気温の寒暖差が大きく、夏日があったりして、白い花弁が特に傷みました。多数のオシベが放射状に広がる梅芯(ばいしん)が見事で、白・赤・黄色のコントラストが美しい椿です。鉢植えの椿(23)「王冠」
カワラナデシコ(河原撫子)の高山型を、タカネナデシコと呼び、タカネナデシコのの変種で、北アルプス白馬岳の特産種が、クモイナデシコ(雲居撫子)で濃い紅色の5弁花ですが、その白花種が「白花クモイナデシコ」です。テカリダケキリンソウの鉢に混植し、今年は2輪しか咲かず、画像が1枚だけですが、開花した記録です。花茎10数cmの先に、花径3cm程で白い5弁花、その先端部が細かく深裂しています。鉢植えの「白花クモイナデシコ」
「ヤナギバドウダンツツジ」は、細かな繊細な葉が特徴で、赤い釣鐘状の花を咲かせます。南庭のラカンマキの樹下に植え、樹高80cm程で大きくはなりません。5月初めから開花しました。その4日後、5月中旬、5月下旬の花、5月末まで咲いていました。庭のツツジ(8)「柳葉ドウダンツツジ」
キリンソウはベンケイソウ科の常緑多年草で、多肉植物です。「テカリダケキリンソウ」(光岳麒麟草)は、南アルプス赤石山脈にある光岳(テカリダケ)に自生します。亜高山の岩場や礫地に育つ地域変種で、草丈5~10cmと小型で、厚い葉の縁が赤みを帯びています。5月下旬、丈数cmの茎頂に着けた蕾が、開き始めました。その3日後です。皿鉢に植えて、長年植え替えもしないのに、毎年開花してきました。鉢植えの「テカリダケキリンソウ」
自宅東側軒下に、バラの苗木を1本植えました。ツルバラの「ブルームーン」は、青いバラを目指す過程で生まれ、半剣弁高芯咲きで、ラベンダーブルーの香り良い花を咲かせます。5月中旬、開花し始めました。その3日後、南側から見ると、北側から見ると、東庭から見ると、花のアップ、ほぼ満開となった5月20日、無農薬・無肥料ですが、耐病性があり生育旺盛です。秋にも返り咲きが見られます。庭のツルバラ「ブルームーン」
肥後椿の白花で、「満月」(マンゲツ)という品種です。白色一重、平開咲の中~大輪で、梅芯(ばいしん、梅の花のようなオシベ)です。4月下旬の花、たくさん咲いたのですが、高温で強い陽射しの日に、白い花弁が傷みました。5月上旬に咲いた花です。鉢植えの椿(22)「満月」
「キレンゲツツジ」(黄蓮華躑躅)は、レンゲツツジの黄花品種で、南庭のイロハモミジと花梅の間に苗木を植え、樹高150cm余りに成長しました。5月初めから開花し、庭を明るく照らしました。花と葉が輪状に並ぶ様子を蓮華(ハス)の花に例えたレンゲツツジ、朝陽を受けた黄花と緑葉が輝きます。5月中旬の花、花弁が落ちた後の姿も特異でした。庭のツツジ(7)「キレンゲツツジ」
「カキツバタ」(杜若)は、湿地に群生するアヤメ科の多年草です。斑入り葉の園芸品種を鉢植えして、水容器に入れました。根茎が枝分かれして密生し、鉢の外に広がっています。5月上旬の蕾から、5月10日の開花へ、5月中旬、14日には、終わりかけた初めの1輪と蕾が5個でした。その3日後、5輪開花です。背後の濃い青紫花はサキガケアヤメです。カキツバタには網目模様はありません。昨年まで使った漬物用のポリ容器が破損したので、今年は昔の火鉢に入れました。5月下旬の花、1つの蕾から2個目の花が咲いてきます。鉢植えの「斑入り葉カキツバタ」
肥後椿は、江戸時代から明治にかけて、熊本藩士とその後裔によって育成されてきた肥後六花の一群です。(六花は、椿・山茶花・芍薬・花菖蒲・朝顔・菊の6種で、共通して、花芯(オシベ)が見事、花形が一重一文字咲き、花色が純粋)この紅花種は、散歩中に枝をいただいて挿し木したもので、品種名は不明です。紅花で、一重平開咲、梅芯(多数のオシベが放射状に広がる)、4月上旬、蕾から開花後の変化です。4月中旬の花、5月上旬の花、5月中旬、花の終盤です。鉢植えの椿(21)肥後椿の紅花
「二人静」(フタリシズカ)は、沖縄以外の日本全国の山林下に分布し、茎の先に2本の花茎を伸ばし、小さな白い花を着けます。鉢植えは消えたのですが、種が飛んで庭で咲きました。南庭、ラカンマキとイロハモミジの樹間で、石灯篭の脇です。5月中旬、草丈10cm余りで4枚の葉を輪生し、その先に2本の穂状花序を出しました。白いのはオシベの花糸で、内側にメシベがあるという変わった花です。5月下旬、小さな白い花は、花弁もガクもありません。3個のオシベが丸くなって子房を抱いています。自然のままに種子が散布されました。庭の「二人静」
「卜伴」(ボクハン)は、江戸時代から人気の品種だそうです。濃い紅色の一重小輪花で、オシベの先が変形し、花弁化して盛り上がった唐子咲きが特徴です。4月下旬、蕾から開花しました。4月末の花、5月上旬の終い花です。鉢植えの椿(20)「卜伴」
「カバレンゲツツジ」はレンゲツツジの赤花品種で、朱~オレンジ色の花を咲かせます。3月下旬の蕾、この姿が蓮華に見えることから名が、開花すると、大きなロート状の花です。満開となった5月上旬です。鉢植えの「カバレンゲツツジ」
「サルト」はアメリカ生まれの品種で、明るい紅色の一重咲き小輪花で、香りがあります。4月上旬から開花しました。4月中旬の花です。鉢植えの椿(19)「サルト」
「安田錦」(ヤスダニシキ)は、白地に紅絞りが入る花で、白花や紅花もある咲き分け品種です。葉や花が小さく小品盆栽向きです。4月中旬に咲いた花です。4月下旬の花です。春の花木、ボケの鉢で、今年咲いたのは以上でした。鉢植えのボケ(7)「安田錦」
以前より庭にあったツツジで、№6は、桃色で1枚の花弁だけに紅の斑紋が入る大輪花です。玄関前通路の南側に植え替えて、毎年たくさんの花を咲かせています。5月初めに咲き出しました。南の歩道から塀越しに見ると、庭のツツジでは、一番の大株です。花のアップ、一部に、紅紫色の花が混じります。5月10日、一気に満開となりました。北側から見て、玄関前から見ると、5月中旬の花、西側で、キレンゲツツジが咲き出しました。花後に、萎れた花弁と一緒に子房も摘み取ります。庭のツツジ(6)桃色花
「白鳥」(ハクチョウ)は、「都忘れ」の白花種です。桃色花の「浜乙女」の隣で、1輪だけ咲いていました。5月初めに花弁を開き、その3日後、5月中旬の花です。1輪だけですが、リンゴの樹下で5月末まで咲いていました。青花種もあって、自宅軒下やプランターでも咲いていたのですが、都忘れは乾燥に弱いようで、いつの間にか消えてしまいました。庭の「ミヤコワスレ」(2)「白鳥」
「長寿楽」(チョウジュラク)は朱色を含んだ紅色で、八重咲の大輪花です。4月上旬、蕾が開き始めました。4日後の4月10日、4月中旬の花、5月上旬、最後の花は株元で、大きく複雑な八重咲になりました。鉢植えのボケ(6)「長寿楽」
「ミヤコワスレ」(都忘れ)は、キク科のミヤマヨメナノ園芸品種で、江戸時代から栽培されたそうです。名は、鎌倉時代の「承久の乱」に敗れた順徳天皇が、佐渡島に流された際、この花を見て心を慰め、都恋しさを忘れたとの伝承によるもの。「浜乙女」は桃色花です。5月上旬に咲き始めました。5月中旬の花です。自宅南側、菜園コーナーとの間のリンゴ富士の果樹下で、5月末まで咲いていました。庭の「ミヤコワスレ」(1)「浜乙女」
シャクナゲ(石楠花)はツツジ科の常緑低木で、日本原産のシャクナゲは栽培が難しく、庭では育ちませんでした。西洋シャクナゲは、ヒマラヤ地方原産のシャクナゲを、欧米で品種改良した園芸種です。「太陽」という品種は、小さな苗木を鉢で育て、玄関前のハナミズキの隣に植えました。10数年経て、樹高3m余りに成長しました。花が大きく、赤に近いピンクで、暑さに強く育てやすい品種です。大きく蕾を膨らませた4月上旬です。4月中旬、咲き始めました。4月下旬、背後の赤松の樹にかけた巣箱に、今年はシジュウカラが出入りしていますが、・・・4日後の4月末、5月上旬、満開です。玄関前で東を見ます。左はハナミズキの白花です。庭の西洋シャクナゲ「太陽」
西洋オダマキは、主にヨーロッパ原産で、多くの園芸品種があります。庭や他の鉢で実生で世代交代しています。元株は消えたのに、丈夫な2種が5月上~中旬に咲いていました。青紫色の西洋オダマキが、菜園周りで大株になっています。桃色花の西洋オダマキです。5月下旬、花後に種子が稔るので、花茎を切除しています。自然実生で殖える「オダマキ」(3)西洋オダマキ
「銀長寿」(ギンチョウジュ)は、白花八重咲の大輪花です。今年は蕾のうちから傷みが出て、きれいに咲くことが出来ず、画像は5月上旬の1枚だけとなりました。鉢植えのボケ(5)「銀長寿」
「若楓」(ワカカエデ)は、濃紅色一重、筒咲き筒シベの小輪花です。4月上旬の咲き始め、4月中旬の花、4月下旬の花、鮮やかな紅色と黄色いシベとの対比が美しいです。鉢植えの椿(18)「若楓」
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HT種のバラ「ダブルデライト」は、半剣弁高芯咲きの四季咲き大輪種です。クリームがかった白地に赤い覆輪が入る花で、強い香りがあります。5月中旬、蕾が開き始めて、翌日に開花しました。開花2日目の花、5月下旬の花、2輪目も開いて、花の終盤へ、鉢植えのバラ(2)「ダブルデライト」
「モッコウバラ」(木香薔薇)は中国原産で、枝に棘が無く、病害虫に強く扱いやすいバラです。一般的な黄色の八重咲種が5月に咲きました。5月上旬、蕾から開花へ、花径3cmほどの小さな花です。5月10日の花、5月中旬の花、白花種の鉢もありますが、今年は開花しません。鉢植えのバラ(1)モッコウバラ
「一人静」(ヒトリシズカ)はセンリョウ科の多年草で、日本各地の森林化で見られます。葉は4枚が輪生状に着き、茎の先に白いブラシ上の花を1本咲かせます。4月下旬、1輪だけの開花でした。2輪目は伸び出せずに終わりました。花後に茎葉だけは7本も出ましたので、来年に期待しましょう。昨年は5輪咲いていました。鉢植えの「一人静」
「ヤマツツジ」(山躑躅)は日本固有種で、北海道南部~九州に分布し、日本の野生ツツジの代表種です。庭植えツツジの最後の開花が、この朱色の花です。5月上旬の開花です。4日後の5月10日です。南庭の塀際で、灯ろうの脇に植えました。以前より庭にあり長年経ていますが、樹高は1m余りで小さく、冬に枝枯れして樹形は貧相になりましたが、花はたくさん咲きました。5月中旬、開花数は減りましたが、まだ蕾がたくさん着いています。その3日後の花、5月下旬、終盤の花です。近くに置いた別の花木の鉢に、自然実生で芽生えた山ツツジ、5月中旬の花です。庭のツツジ(9)「ヤマツツジ」
日本桜草は野生の群落を見ることは稀になったサクラソウ科の多年草で、江戸時代に育種が進み、数百の品種が生まれた古典園芸植物です。花びらの先端が2つに割れて桜の花びらに似ています。「橋弁慶」(ハシベンケイ)は、濃紅の桜弁、平咲きの中輪です。数鉢ある中で、今年開花したのはこの1鉢だけで、栽培し易い品種です。5月上旬に開花しました。その3日後の花、さらに3日後です。一部の花が終わろうとしていますが、少し遅れて咲いた花は、まだ盛りです。開花出来なかった鉢も、新葉を展開しているので、来年に期待。園芸店で売られているサクラソウは、西洋桜草のプリムラが多い。鉢植えの日本桜草「橋弁慶」
「ボタン」(牡丹)は、原産地が中国北西部で、優雅で大輪、幾重にも重なり合う花弁から、花の王として愛好されるようになりました。春牡丹の1種で、「八千代椿」(ヤチヨツバキ)が1輪だけ開花しました。淡紅紫色の千重抱え咲きで、丈夫です。5月上旬に開花しました。花芯にミツバチが訪れました。その3日後です。花後に、葉が緑色に変わりました。鉢植のボタン「八千代椿」
「西洋イワナンテン」はツツジ科の常緑低木です。北米原産で、主に斑入り葉や秋の紅葉を観賞しますが、春の白花も綺麗でした。3月下旬の斑入り葉と花蕾、4月中旬の開花、白いつぼ型の花を穂状に吊り下げます。5月上旬の花です。日本のイワナンテンは、長持ちせずに枯れました。鉢植えの「西洋イワナンテン」
「キレンゲツツジ」(黄蓮華躑躅)は、レンゲツツジの黄花品種で、北海道南部~九州の高冷地に自生し、高さ1~2mの落葉低木です。玄関前の南庭で、イロハモミジと花梅の間に苗木を植え、樹高150cm程に成長しました。4月下旬の蕾、4月末に咲き始めました。5月初めの花です。手前に鉢植えのカバレンゲを置いて、5月10日です。満開のキレンゲツツジの背後、塀際で咲き始めたのが、庭ツツジの最後を飾った山ツツジです。庭のツツジ(8)「キレンゲツツジ」
セッコク(石斛)の紅花品種「万里紅」(バンリコウ)です。小鉢にミズゴケ植えしています。4月中旬の蕾、その3日後に咲き始め、更に3日後の4月21日、3輪が開花です。その5日後には初めの1輪が落ち、2輪がその後も咲き続きました。花後は北側軒下に移動し、冬は無暖房の納屋で春を待ちます。鉢植えのセッコク(3)「万里紅」
レンゲツツジ(蓮華躑躅)は、北海道~九州の高原や原野に自生し、蕾の様子が蓮華に見えることから名付けられたそうです。「カバレンゲツツジ」(樺蓮華躑躅)は、レンゲツツジの赤花品種で、朱橙色の花が枝先に集まって咲きます。4月下旬の蕾(蓮華に似てます)からの咲き始め、2日後の4月末、その3日後の5月上旬、蕾もありますが、ほぼ満開となりました。その6日後の5月8日、花が散る落ちてきました。鉢植えのツツジ(7)「カバレンゲツツジ」
「銀龍」(ギンリュウ)は丈夫な園芸品種で、長生蘭しての入門種です。緑地に白い覆輪が入る葉で、花は白花です。5月中旬に開花しました。山野草展で入手して以来、長年我が家に居ます。ヘゴ板に根を張らせ、春~秋は庭で、冬は無暖房の納屋で越冬します。現在は南庭で、ラカンマキとイロハモミジの間の灯篭の上にいます。鉢植えのセッコク(2)「銀龍」
自然実生で育ったツツジが2株あります。①は紅花ですが、元から庭にあった紅花ツツジと色合いが違い小輪です。玄関前通路北側でヤマボウシ・サトミの樹下です。4月20日の蕾、4月下旬の花、小輪花をビッシリ咲かせました。5月上旬の花、②は、庭に無かった紫の花色で、まだ樹が小さく花数が少しでした。玄関前通路の南側で芽生えたものを東庭に移植しました。4月末の蕾と開花した花、葉も花も大きめです。庭のツツジ(7)自然実生の2種
「アッツザクラ」(別名ロードヒポキシス)は、キンバイザサ科の球根植物で、南アフリカ原産。(アッツ島とは無関係)「白鳥」(ハクチョウ)は白花で、うっすらとピンクがのります。5月上旬の蕾から、開花へ、4日後の5月中旬、その3日後、満開です。4号深鉢植えで、草丈6cm、花径10cm程です。鉢植えのアッツザクラ(1)「白鳥」
東庭に、花形と大きさが異なる2本の白花種が植えてあります。①は赤松の樹下で、4月下旬の咲き始めです。5月上旬の花、広幅の花弁で大輪です。その4日後、満開です。②は、東側車道沿いのブロック塀際で、隣に大岩があり、ハナノキの樹下にあります。5月上旬です。花弁が細長く小輪花です。その5日後の花です。庭のツツジ(6)白花の2種
セッコクは日本の中部以南で、岩上や大木に着生する野生ランです。江戸時代から葉や花の変化に着目して栽培された古典園芸植物で、その分野では長生蘭と呼ばれています。ミズゴケで植えた鉢植えのセッコク「吉兆」(キッチョウ)は、紅覆輪花で花形が良く、花着きも良い品種です。株分けして2鉢あります。1鉢目は、4月上旬に開花しました。5月初め、株分けした別の1鉢でも咲いてきました。その6日後の花です。鉢植えのセッコク(1)「吉兆」
庭で一番大きなツツジで、大輪の桃色花がたくさん咲きます。南庭の歩道に接する塀際に植えました。4月末の咲き始めです。5月上旬です。その3日後、満開の花です。右上は、大きな枝が途中で枯れたので・・・、花後は、花ガラを摘み取る作業があります。庭のツツジ(5)桃色花
イギリス・北ヨーロッパ~シベリアに分布する西洋オダマキです。草丈が高く、数10cmにもなるのですが、庭や他のプランターなどで世代交代しながら開花しています。花色は青紫、青、ピンクと3種あります。庭やプランターで咲く「西洋オダマキ」
以前から庭植えされていた、紅葉が見事な古木のドウダンツツジ、春の白花です。東庭の赤松とオオモミジの間で、4月下旬~5月初めです。南庭の常緑樹・ラカンマキの樹下に植えた、小型のドウダンツツジは、柳葉紅ドウダンツツジで、今年は数輪咲いただけでした。昨年5月上旬の花を再アップします。庭のツツジ(3)ドウダンツツジ2種
「カナダオダマキ」は、カナダ~アメリカ合衆国の東部で、林縁や崖などに自生します。鮮やかな赤いガクと、黄色の花弁との対比が美しく、丈20~30cm位と小型で、あちこちの鉢やプランターで咲いています。4月下旬の花、5月上旬の花アップです。花後の果実を放置すると、種を飛ばして周辺の鉢に実生で芽生えます。鉢で咲く「カナダオダマキ」
庭の2か所に植えてある「二重咲きの咲き分け」品種です。4月下旬から咲きました。咲き始めの頃には、一重咲きや白の単色花もありました。多い花は、白地に桃色の斑入り花です。少ないですが紅花も混じっています。5月上旬の満開の頃です。庭のツツジ(3)二重咲きの咲き分け品種
玄関前通路脇で、自然実生で育ったツツジが3種あります。コンクリート通路の北側の際で、紅花のツツジが大きく育ってしまいました。樹の右下には、色違い(オレンジ色)で別の実生も育ってきました。大きくなった紅花種、ヤマボウシの樹下ですが1日中日が当たるので、花着きが頗る良い。東側から見ると、下部にオレンジ色の花を咲かせる樹が後で育ってきました。通路南側で育った実生株は紅紫色の花でした。常緑のラカンマキの樹下なので、昨年、東庭の塀際に移植しましたが、撮影条件が悪く、花は多く咲きましたが、画像は1枚だけでした。ツツジは庭植えも鉢植えも、花後に子房も一緒に摘み取ります。庭に無い実生の樹もあり、鳥が運んできた庭のツツジ(10)自然実生の3種
「芝桜」(シバザクラ)は、ハナシノブ科の多年草です。北米原産で、芝のように横に匍匐して伸び、桜のような花を咲かせるところが名の由来です。庭を作り変えた時、自宅と菜園コーナーとの間に果樹の苗木を植え、その下草として芝桜を植えたのが始めです。果樹が成長し、日照条件が悪くなると、ブロックを越えて南の菜園に移動してきました。10数年経過した4種で、4月に撮ったものです。「ブルーアイ」という品種です。「コーラルアイ」「スカーレットフレーム」「多摩の流れ」という品種です。庭の芝桜(1)果樹下の4種
「岩しだれ」は、クリーム色の壺型花の先端に、ピンクの縁取りが入ります。似ていますが「口紅錦」より淡い色合いです。4月下旬から咲き出して、画像は5月初めです。その7日後の満開の頃、樹高は120cm位です。鉢植えのドウダンツツジ(2)「岩しだれ」
セッコクは、岩や樹木に根を張る着生ラン。その園芸種で、代表的な覆輪花の「吉兆」(キッチョウ)です。3号の素焼き鉢にミズゴケで植えています。5月上旬、咲き始めました。5月中旬です。まだ蕾もあります。その3日後です。全て開花し、初めに咲いた花が閉じてきました。鉢植えのセッコク(2)「吉兆」
以前より庭にあった株を、南側の塀際に移植したものです。「ヤマツツジ」は北海道~九州にかけて、低山地の疎林名や林縁、草原などに分布する、日本の野生ツツジの代表種です。庭植えのツツジの中で、例年最後に開花します。樹高は1m余りで、大きくはなりません。5月初め、オレンジ色の花が開き始めました。その4日後、5月中旬、花数が増えてきました。その3日後、5月下旬の花です。庭ではヤマボウシも散り始め、サツキが満開となっています。庭のツツジ(9)「ヤマツツジ」
セッコク(石斛)は、岩や樹木に根を張る着生ランで、古典園芸植物としては、長生蘭の名で栽培されてきました。小鉢にミズゴケで植えた紅花品種の「万里紅」(マンリコウ)です。5月初め、1輪が開きました。その2日後、花の終盤です。5月10日、別の茎で咲きました。その3日後です。開花時以外は自宅北側軒下の棚に置き、冬は無暖房の納屋で冬越しします。鉢植えのセッコク「万里紅」
鉢植えのドウダンツツジ「口紅錦」(クチベニニシキ)は、クリーム色の花弁の縁が紅色に染まる花です。7号深鉢植えで樹高は90cm余りです。4月中旬から咲き始めました。画像は4月末です。5月上旬の花、その7日後、秋にはきれいに紅葉します。鉢植えのドウダンツツジ(1)「口紅錦」
西洋イワナンテンはツツジ科の常緑低木で、厚く常緑の葉をもち、枝が弓状に伸び、主に葉を観賞するようです。北米原産で斑入り葉種の「レインボー」という品種です。5号鉢植え、樹高、横幅ともに50cm程で、春にたくさんの白花を咲かせました。冬は雪囲いの中で春を待ち、3月上旬には枝先に蕾を着けていました。開花した4月下旬です。葉の下に隠れるように、白い筒状花を穂状に、5月上旬の満開の頃、下から覗くように、アップして見ると壺型の可愛い花です。5月下旬、花の終わりです。同時に新葉が芽吹いてきます。今朝の新葉です。鉢植えの「西洋イワナンテン」
鉢植えの肥後椿で「王冠」(オウカン)です。白地に紅覆輪や縦絞りが入る、平開咲き梅芯大輪花です。5月中旬、大きく膨らんだ蕾から、花弁を開きます。5月中旬の花、今年は気温の寒暖差が大きく、夏日があったりして、白い花弁が特に傷みました。多数のオシベが放射状に広がる梅芯(ばいしん)が見事で、白・赤・黄色のコントラストが美しい椿です。鉢植えの椿(23)「王冠」
カワラナデシコ(河原撫子)の高山型を、タカネナデシコと呼び、タカネナデシコのの変種で、北アルプス白馬岳の特産種が、クモイナデシコ(雲居撫子)で濃い紅色の5弁花ですが、その白花種が「白花クモイナデシコ」です。テカリダケキリンソウの鉢に混植し、今年は2輪しか咲かず、画像が1枚だけですが、開花した記録です。花茎10数cmの先に、花径3cm程で白い5弁花、その先端部が細かく深裂しています。鉢植えの「白花クモイナデシコ」
「ヤナギバドウダンツツジ」は、細かな繊細な葉が特徴で、赤い釣鐘状の花を咲かせます。南庭のラカンマキの樹下に植え、樹高80cm程で大きくはなりません。5月初めから開花しました。その4日後、5月中旬、5月下旬の花、5月末まで咲いていました。庭のツツジ(8)「柳葉ドウダンツツジ」
キリンソウはベンケイソウ科の常緑多年草で、多肉植物です。「テカリダケキリンソウ」(光岳麒麟草)は、南アルプス赤石山脈にある光岳(テカリダケ)に自生します。亜高山の岩場や礫地に育つ地域変種で、草丈5~10cmと小型で、厚い葉の縁が赤みを帯びています。5月下旬、丈数cmの茎頂に着けた蕾が、開き始めました。その3日後です。皿鉢に植えて、長年植え替えもしないのに、毎年開花してきました。鉢植えの「テカリダケキリンソウ」
自宅東側軒下に、バラの苗木を1本植えました。ツルバラの「ブルームーン」は、青いバラを目指す過程で生まれ、半剣弁高芯咲きで、ラベンダーブルーの香り良い花を咲かせます。5月中旬、開花し始めました。その3日後、南側から見ると、北側から見ると、東庭から見ると、花のアップ、ほぼ満開となった5月20日、無農薬・無肥料ですが、耐病性があり生育旺盛です。秋にも返り咲きが見られます。庭のツルバラ「ブルームーン」
肥後椿の白花で、「満月」(マンゲツ)という品種です。白色一重、平開咲の中~大輪で、梅芯(ばいしん、梅の花のようなオシベ)です。4月下旬の花、たくさん咲いたのですが、高温で強い陽射しの日に、白い花弁が傷みました。5月上旬に咲いた花です。鉢植えの椿(22)「満月」
「キレンゲツツジ」(黄蓮華躑躅)は、レンゲツツジの黄花品種で、南庭のイロハモミジと花梅の間に苗木を植え、樹高150cm余りに成長しました。5月初めから開花し、庭を明るく照らしました。花と葉が輪状に並ぶ様子を蓮華(ハス)の花に例えたレンゲツツジ、朝陽を受けた黄花と緑葉が輝きます。5月中旬の花、花弁が落ちた後の姿も特異でした。庭のツツジ(7)「キレンゲツツジ」
「カキツバタ」(杜若)は、湿地に群生するアヤメ科の多年草です。斑入り葉の園芸品種を鉢植えして、水容器に入れました。根茎が枝分かれして密生し、鉢の外に広がっています。5月上旬の蕾から、5月10日の開花へ、5月中旬、14日には、終わりかけた初めの1輪と蕾が5個でした。その3日後、5輪開花です。背後の濃い青紫花はサキガケアヤメです。カキツバタには網目模様はありません。昨年まで使った漬物用のポリ容器が破損したので、今年は昔の火鉢に入れました。5月下旬の花、1つの蕾から2個目の花が咲いてきます。鉢植えの「斑入り葉カキツバタ」
肥後椿は、江戸時代から明治にかけて、熊本藩士とその後裔によって育成されてきた肥後六花の一群です。(六花は、椿・山茶花・芍薬・花菖蒲・朝顔・菊の6種で、共通して、花芯(オシベ)が見事、花形が一重一文字咲き、花色が純粋)この紅花種は、散歩中に枝をいただいて挿し木したもので、品種名は不明です。紅花で、一重平開咲、梅芯(多数のオシベが放射状に広がる)、4月上旬、蕾から開花後の変化です。4月中旬の花、5月上旬の花、5月中旬、花の終盤です。鉢植えの椿(21)肥後椿の紅花
「二人静」(フタリシズカ)は、沖縄以外の日本全国の山林下に分布し、茎の先に2本の花茎を伸ばし、小さな白い花を着けます。鉢植えは消えたのですが、種が飛んで庭で咲きました。南庭、ラカンマキとイロハモミジの樹間で、石灯篭の脇です。5月中旬、草丈10cm余りで4枚の葉を輪生し、その先に2本の穂状花序を出しました。白いのはオシベの花糸で、内側にメシベがあるという変わった花です。5月下旬、小さな白い花は、花弁もガクもありません。3個のオシベが丸くなって子房を抱いています。自然のままに種子が散布されました。庭の「二人静」
「卜伴」(ボクハン)は、江戸時代から人気の品種だそうです。濃い紅色の一重小輪花で、オシベの先が変形し、花弁化して盛り上がった唐子咲きが特徴です。4月下旬、蕾から開花しました。4月末の花、5月上旬の終い花です。鉢植えの椿(20)「卜伴」
「カバレンゲツツジ」はレンゲツツジの赤花品種で、朱~オレンジ色の花を咲かせます。3月下旬の蕾、この姿が蓮華に見えることから名が、開花すると、大きなロート状の花です。満開となった5月上旬です。鉢植えの「カバレンゲツツジ」