5月2日のブログ「大爆発寸前」で多くの蕾を揚げている花サボテン群生株2種をご紹介しました。それから1月も経たない今日、早くも2度目の大群開寸前の様相を呈しています。<那須の夜明け><壬生の夕日>いずれも前回より蕾の数は増えています。本当に今年のサボテンたちの開花の状況は異常です。頑張りすぎて後々その疲れが出てこなければよいのですが。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の...
サボテン・多肉植物の栽培について気ままに投稿します。
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。 現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。 二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。
2024年5月
5月2日のブログ「大爆発寸前」で多くの蕾を揚げている花サボテン群生株2種をご紹介しました。それから1月も経たない今日、早くも2度目の大群開寸前の様相を呈しています。<那須の夜明け><壬生の夕日>いずれも前回より蕾の数は増えています。本当に今年のサボテンたちの開花の状況は異常です。頑張りすぎて後々その疲れが出てこなければよいのですが。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の...
連休も終わり、梅雨入りまでにはまだ間があるこの時期、プシスたちが一斉に開花を開始しています。<黄花短毛丸><花盛丸><大豪丸>黄花、ピンク花、純白の花と、いずれも大きく美しい花で、花サボテン(ロビプシ)の素材にされたのも十分頷ける姿です。同じプシスでも、露天栽培で機嫌よく育つものや温室内で元気なものなど、種類により最適な環境が異なることも分かってきました。駄物といわれているプシスですが、駄物はその...
5月6日の記事(何故かそろわぬフロッコサ)で、交配したいにもかかわらず開花が揃わぬことをお伝えしたフロッコサの苗二本。蕾を付けなかったもう一本の苗にも蕾が上がってきて期待していたのですが…。本日一本だけ開花しました。本当にこいつら仲が悪い。普通同種のサボテンが温室内に隣接しておいてあれば開花が揃うものですが。花粉を冷凍保存する手もありますが、今回はそこまですることもないでしょう。秋までの間何回か開花...
昨年秋に花咲いた牡丹類。約半年過ぎて忘れた今頃に種鞘を揚げてきました。<玉牡丹><竜角牡丹><黒牡丹>鞘の部分はまだみずみずしいものもありますが、中にはすでに熟した漆黒の種子が詰まっています。綿毛の多い玉牡丹や竜角牡丹はその中にまだ多くの種鞘が埋もれています。待っていると忘れたころにニュッと現れてきます。これ等の種子、次世代の養成に使用し、余剰のものはヤフオクに出品する予定です。ご訪問くださりあり...
昨年秋に袖台に逆さ接ぎした菊水。1,3,4の各月にその後の経過を記事にしております。ちなみに4月の記事はこちら。今日は5月中旬の状態について。ようやく瘤のようなものが菊水らしくなってきました。画像ではあっち側とこっち側とを撮っていますが、それぞれに2つずつ瘤があり、合計4つの子を吹いているようです。これからは接ぎ木の威力でどんどん大きくなってゆくでしょうから、実生するよりは効率が良さそうです。ただ、...
2013年春に播種したフェロカクタス属の「日の出丸」。種子の入手先は札幌カクタスクラブさんです。現在3本の苗を維持しています。球体の直径は10~13cm前後です。二年前から温室栽培を通風型栽培室に移し、刺の発達を目指して栽培中です。日ノ出丸に特有のあの幅広な刺には少し及びませんが、傾向としては次第に”強刺”に近づいているような気がします。この日ノ出丸たち、真冬に開花します。丁度今日上の画像を撮影する直前に...
露天で台木として養成していた袖ケ浦が動き出しました。昨年播種して適度に大きく成長した幼苗の接ぎ木の好機到来です。手始めにエキノカクタス「ニコリーx雷帝」を俎上に載せました。球体直径は未だ4mm程度です。画像は載せてから4日後。この間ポリ袋を被せ室内に静置していました。どうやら一次試験はパスしているようです。ポリ袋を撤去して徐々に乾燥に慣らしてゆきます。このぐらいの幼苗の大きさになると、穂として上半身...
2月11日のブログで”肥料切れか”と心配していた実生11年生の「海王丸」。当時の姿です。球体の下半分が黄色に変色し、いかにも健康状態が悪そうな見かけでした。この直後に植え替えて用土を更新しました。そして現在の姿は…。黄色だった部分の大半が緑色に戻りました。普通に開花もしています。球体が黄変した原因が肥料切れなのか、寒さのせいだったのか確定はできませんが、とにかく結果はオーライです。夏までに未だに少し...
うちの温室での最大のサボテンであるエキノカクタスの「金鯱」。暖かい季節になり気まぐれに花を咲かせています。今年の開花はまだ二つですが、周りには昨年、一昨年の咲き柄がずらりと並んでいます。これ等の咲き柄はその下部に種鞘を宿しており、各種鞘には100粒前後の種子が実っています。真面目に種子を収穫すれば1000粒以上採れそうですが、播種する場所も時間も気力もありませんのでそのままにしています。金鯱大玉の頭上に...
エキノケレウスの「紫太陽」が開花しました。実生11年生の自根株です。花よし、球体よしの本種です。ただ、株の健康状態は良さそうなのですが開花は一輪のみ。今後の二番花以降に期待です。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。にほん...
マミラリア属の「マルコシー」がようやく目指していた姿に近づいてきました。群生株にあって白と茶色の刺が相まって独特の姿になります。もともと親株がこのような姿でしたが、主頭から腐り始めたので子株を外し挿し木して救済しました。目指していた親株に姿に戻るのに8年を要しました。再び腐れが出ないよう、プラ鉢を避けて素焼き鉢に植え付けていますがその効果のほどは?ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「...
2015年に播種したエキノケレウス属の「明石丸」が開花しました。毎年想定以上の豪華な花を見せてくれる明石丸です。最近のブログでも触れましたが、今年の春はサボテンたちがことのほか元気で多くの蕾を揚げています。この明石丸も例外ではなく実力以上?の蕾を揚げてきました。5月6日の画像です。直径4cm程の球体上に9つの蕾を揚げてきて、否が応にも期待が高まります。しかしその後、気を持たせる日が続きましたがようや...
先日のブログでピンク色の花が咲いたことを記事にした四稜ヘキラン。ピンク色の花が咲いた当時の画像です。しかし、しかし、同じ株に今度は黄色の花が咲いているではありませんか。こちらの黄花の方がヘキラン本来の花色です。赤や黄色を咲き分けるとは、まるで信号機の様なサボテンですね。それにしても、同じ花が咲いているうちにその花が色変わりしてゆくというのは聞いたことがありますが、同じ株上の別花で赤と黄とを咲き分け...
2016年6月に安曇野ハーフマラソンに参加した際、現地の高木カクタスさんに立ち寄り入手した金鯱です。刺の発達した良い苗で即入手しました。球体の直径は4cm程で金鯱としては幼苗中の幼苗です。その後持ち帰って温室内で育てましたが、所詮素人の栽培。プロがしっかりと締めて作った苗は高温多湿の温室内で急に膨らみ、メタボ気味の金鯱に。幸い三年ほど前に通風型栽培室を設置できましたので、ここ数年は”多湿ではない”風...
オブレゴニア属の「帝冠」が開花しました。この春になりずっと待っていた開花です。他に何本か蕾を見せている株もありますが、とりあえず開花のタイミングが合ったこれら二株を交互に交配しておきました。帝冠は自家受粉しませんので種子を得るには交配作業をすることが必要です。交配さえすればほぼ確実に(忘れたころに)種鞘を揚げてきてくれます。帝冠は人気種ですので、数年後には実生した苗がヤフオクなどを通じて用土や鉢に...
ここ数年来、次世代養成のための種子取りを計画しているエリオシケ属の「フロッコサ」。なかなか交配がうまく行かず、計画は進んでいません。今年も春を迎え二本の苗が成長を開始、新刺を揚げてきました。一本目の苗には4つの蕾が見えますが、あろうことかもう一本の苗は刺を伸ばすのみで蕾が見当たりません。この大きさの苗で刺も元気よく伸びているのに蕾を揚げてこないとは…。このフロッコサは自家受粉しないので、二本の苗を残...
普通ヘキランの花色は黄色ですが、ピンク花を咲かせる株がありますのでアップします。11年前に実生した苗を袖接ぎしてその後降ろした苗です。4稜の苗で球体径は10cm程。同一ロットの種子から出た苗は皆黄花です。内包する遺伝子に赤花を咲かせるものが含まれているのでしょうね。原則黄花の兜に赤花があるのですから、ヘキランに赤花があってもなにも不思議なことではありません。ただ、あまりヘキランの赤花というのを見かけ...
我が家に永く住みつくギムノの「翠光冠」。縦方向に伸び続けて球体の高さは20cm程に。柱サボテンのような様相を呈しています。毎年の開花もごあいさつ程度に少なく、もう老境に入っているかとの思いでした。しかし今年の春は…。数十年ぶりの大群開です。老いてますます盛んとはこのことでしょうか。前のブログでも触れましたが、今年の春はサボテンたちの勢いがことのほか強いです。気候やらなにやらの原因があると思いますが、...
一般に寒さには弱いとされるメロカクタス属のサボテンたち。厳しい冬の寒さを生き延びて、今の時期は我が世の春を謳歌中です。それぞれ春の成長真っ最中です。といっても既に花座を形成したメロ達の本体である球体はほとんど動かず、その成長は主に花座の部分です。皆小さな深紅の花を咲かせています。基本的にメロカクタスは自家受粉しますので、今後これらの花の部分からもれなく種鞘を揚げてきます。<層雲> 純白の花座に小さ...
今年の春はどういうわけかサボテンたちが大変元気です。開花を控えた花サボテンたち、槍のような蕾をビュンビュンとあげています。<那須の夜明け><壬生の夕日>冬場に毎年設置していたプチプチシートの内張を今年はやらなかったからでしょうか。それとも逆に暖冬の影響か?それはそれでうれしいのですが、逆に今年の夏は強烈な暑さが襲ってくるのではと心配しています。。今のうちに寒冷紗や送風機を準備しておかねば。ご訪問く...
2021年の8月に砂漠仙人さんから頂いたロビプシ7種。ずっと開花を待ち望んでいましたが、2種が今日開花しました。苦節3年!!<サーモンピンク花><白桃花>いずれも球体直径は3~4cm程度ですが、花は10cmぐらいの大きさがあります。さすがはロビプシ。これらの他に頂いた5種育てていますが、1株を除きまだ開花の気配がありません。プシスの血を引くロビプシということで、当初どんどん成長してすぐに開花すると安易に考えてい...
2024年5月
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5月2日のブログ「大爆発寸前」で多くの蕾を揚げている花サボテン群生株2種をご紹介しました。それから1月も経たない今日、早くも2度目の大群開寸前の様相を呈しています。<那須の夜明け><壬生の夕日>いずれも前回より蕾の数は増えています。本当に今年のサボテンたちの開花の状況は異常です。頑張りすぎて後々その疲れが出てこなければよいのですが。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の...
連休も終わり、梅雨入りまでにはまだ間があるこの時期、プシスたちが一斉に開花を開始しています。<黄花短毛丸><花盛丸><大豪丸>黄花、ピンク花、純白の花と、いずれも大きく美しい花で、花サボテン(ロビプシ)の素材にされたのも十分頷ける姿です。同じプシスでも、露天栽培で機嫌よく育つものや温室内で元気なものなど、種類により最適な環境が異なることも分かってきました。駄物といわれているプシスですが、駄物はその...
5月6日の記事(何故かそろわぬフロッコサ)で、交配したいにもかかわらず開花が揃わぬことをお伝えしたフロッコサの苗二本。蕾を付けなかったもう一本の苗にも蕾が上がってきて期待していたのですが…。本日一本だけ開花しました。本当にこいつら仲が悪い。普通同種のサボテンが温室内に隣接しておいてあれば開花が揃うものですが。花粉を冷凍保存する手もありますが、今回はそこまですることもないでしょう。秋までの間何回か開花...
昨年秋に花咲いた牡丹類。約半年過ぎて忘れた今頃に種鞘を揚げてきました。<玉牡丹><竜角牡丹><黒牡丹>鞘の部分はまだみずみずしいものもありますが、中にはすでに熟した漆黒の種子が詰まっています。綿毛の多い玉牡丹や竜角牡丹はその中にまだ多くの種鞘が埋もれています。待っていると忘れたころにニュッと現れてきます。これ等の種子、次世代の養成に使用し、余剰のものはヤフオクに出品する予定です。ご訪問くださりあり...
昨年秋に袖台に逆さ接ぎした菊水。1,3,4の各月にその後の経過を記事にしております。ちなみに4月の記事はこちら。今日は5月中旬の状態について。ようやく瘤のようなものが菊水らしくなってきました。画像ではあっち側とこっち側とを撮っていますが、それぞれに2つずつ瘤があり、合計4つの子を吹いているようです。これからは接ぎ木の威力でどんどん大きくなってゆくでしょうから、実生するよりは効率が良さそうです。ただ、...
2013年春に播種したフェロカクタス属の「日の出丸」。種子の入手先は札幌カクタスクラブさんです。現在3本の苗を維持しています。球体の直径は10~13cm前後です。二年前から温室栽培を通風型栽培室に移し、刺の発達を目指して栽培中です。日ノ出丸に特有のあの幅広な刺には少し及びませんが、傾向としては次第に”強刺”に近づいているような気がします。この日ノ出丸たち、真冬に開花します。丁度今日上の画像を撮影する直前に...
露天で台木として養成していた袖ケ浦が動き出しました。昨年播種して適度に大きく成長した幼苗の接ぎ木の好機到来です。手始めにエキノカクタス「ニコリーx雷帝」を俎上に載せました。球体直径は未だ4mm程度です。画像は載せてから4日後。この間ポリ袋を被せ室内に静置していました。どうやら一次試験はパスしているようです。ポリ袋を撤去して徐々に乾燥に慣らしてゆきます。このぐらいの幼苗の大きさになると、穂として上半身...
2月11日のブログで”肥料切れか”と心配していた実生11年生の「海王丸」。当時の姿です。球体の下半分が黄色に変色し、いかにも健康状態が悪そうな見かけでした。この直後に植え替えて用土を更新しました。そして現在の姿は…。黄色だった部分の大半が緑色に戻りました。普通に開花もしています。球体が黄変した原因が肥料切れなのか、寒さのせいだったのか確定はできませんが、とにかく結果はオーライです。夏までに未だに少し...
うちの温室での最大のサボテンであるエキノカクタスの「金鯱」。暖かい季節になり気まぐれに花を咲かせています。今年の開花はまだ二つですが、周りには昨年、一昨年の咲き柄がずらりと並んでいます。これ等の咲き柄はその下部に種鞘を宿しており、各種鞘には100粒前後の種子が実っています。真面目に種子を収穫すれば1000粒以上採れそうですが、播種する場所も時間も気力もありませんのでそのままにしています。金鯱大玉の頭上に...
エキノケレウスの「紫太陽」が開花しました。実生11年生の自根株です。花よし、球体よしの本種です。ただ、株の健康状態は良さそうなのですが開花は一輪のみ。今後の二番花以降に期待です。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。にほん...
マミラリア属の「マルコシー」がようやく目指していた姿に近づいてきました。群生株にあって白と茶色の刺が相まって独特の姿になります。もともと親株がこのような姿でしたが、主頭から腐り始めたので子株を外し挿し木して救済しました。目指していた親株に姿に戻るのに8年を要しました。再び腐れが出ないよう、プラ鉢を避けて素焼き鉢に植え付けていますがその効果のほどは?ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「...
2015年に播種したエキノケレウス属の「明石丸」が開花しました。毎年想定以上の豪華な花を見せてくれる明石丸です。最近のブログでも触れましたが、今年の春はサボテンたちがことのほか元気で多くの蕾を揚げています。この明石丸も例外ではなく実力以上?の蕾を揚げてきました。5月6日の画像です。直径4cm程の球体上に9つの蕾を揚げてきて、否が応にも期待が高まります。しかしその後、気を持たせる日が続きましたがようや...
先日のブログでピンク色の花が咲いたことを記事にした四稜ヘキラン。ピンク色の花が咲いた当時の画像です。しかし、しかし、同じ株に今度は黄色の花が咲いているではありませんか。こちらの黄花の方がヘキラン本来の花色です。赤や黄色を咲き分けるとは、まるで信号機の様なサボテンですね。それにしても、同じ花が咲いているうちにその花が色変わりしてゆくというのは聞いたことがありますが、同じ株上の別花で赤と黄とを咲き分け...
2016年6月に安曇野ハーフマラソンに参加した際、現地の高木カクタスさんに立ち寄り入手した金鯱です。刺の発達した良い苗で即入手しました。球体の直径は4cm程で金鯱としては幼苗中の幼苗です。その後持ち帰って温室内で育てましたが、所詮素人の栽培。プロがしっかりと締めて作った苗は高温多湿の温室内で急に膨らみ、メタボ気味の金鯱に。幸い三年ほど前に通風型栽培室を設置できましたので、ここ数年は”多湿ではない”風...
オブレゴニア属の「帝冠」が開花しました。この春になりずっと待っていた開花です。他に何本か蕾を見せている株もありますが、とりあえず開花のタイミングが合ったこれら二株を交互に交配しておきました。帝冠は自家受粉しませんので種子を得るには交配作業をすることが必要です。交配さえすればほぼ確実に(忘れたころに)種鞘を揚げてきてくれます。帝冠は人気種ですので、数年後には実生した苗がヤフオクなどを通じて用土や鉢に...
ここ数年来、次世代養成のための種子取りを計画しているエリオシケ属の「フロッコサ」。なかなか交配がうまく行かず、計画は進んでいません。今年も春を迎え二本の苗が成長を開始、新刺を揚げてきました。一本目の苗には4つの蕾が見えますが、あろうことかもう一本の苗は刺を伸ばすのみで蕾が見当たりません。この大きさの苗で刺も元気よく伸びているのに蕾を揚げてこないとは…。このフロッコサは自家受粉しないので、二本の苗を残...
普通ヘキランの花色は黄色ですが、ピンク花を咲かせる株がありますのでアップします。11年前に実生した苗を袖接ぎしてその後降ろした苗です。4稜の苗で球体径は10cm程。同一ロットの種子から出た苗は皆黄花です。内包する遺伝子に赤花を咲かせるものが含まれているのでしょうね。原則黄花の兜に赤花があるのですから、ヘキランに赤花があってもなにも不思議なことではありません。ただ、あまりヘキランの赤花というのを見かけ...
我が家に永く住みつくギムノの「翠光冠」。縦方向に伸び続けて球体の高さは20cm程に。柱サボテンのような様相を呈しています。毎年の開花もごあいさつ程度に少なく、もう老境に入っているかとの思いでした。しかし今年の春は…。数十年ぶりの大群開です。老いてますます盛んとはこのことでしょうか。前のブログでも触れましたが、今年の春はサボテンたちの勢いがことのほか強いです。気候やらなにやらの原因があると思いますが、...
一般に寒さには弱いとされるメロカクタス属のサボテンたち。厳しい冬の寒さを生き延びて、今の時期は我が世の春を謳歌中です。それぞれ春の成長真っ最中です。といっても既に花座を形成したメロ達の本体である球体はほとんど動かず、その成長は主に花座の部分です。皆小さな深紅の花を咲かせています。基本的にメロカクタスは自家受粉しますので、今後これらの花の部分からもれなく種鞘を揚げてきます。<層雲> 純白の花座に小さ...
今年の春はどういうわけかサボテンたちが大変元気です。開花を控えた花サボテンたち、槍のような蕾をビュンビュンとあげています。<那須の夜明け><壬生の夕日>冬場に毎年設置していたプチプチシートの内張を今年はやらなかったからでしょうか。それとも逆に暖冬の影響か?それはそれでうれしいのですが、逆に今年の夏は強烈な暑さが襲ってくるのではと心配しています。。今のうちに寒冷紗や送風機を準備しておかねば。ご訪問く...
袖ケ浦の台に接いで接ぎ降ろしたオブレゴニア属の「帝冠」二株が揃って開花しました。もちろん自根で育てている苗に比べすくすくと大きく育ちます。ただ、個人的には帝冠の扁平な球体がお気に入りなのですが、袖台で育てると自根の苗に比べて背高く育つ傾向があるような気がします。画像の苗はまだ5~8cmぐらいの大きさで今後まだまだ大きくなってゆくものと思われます。このまま背高く行くのか、それとも本来の扁平球に好転して...
3苗だけを保存しているツルビニカルプス属の「アロンソイ」が揃って開花しています。入手経路、実生してからの年数もそれぞれですが、年に何回か開花するタイミングは不思議と一致することが多いです。もともと同一種が同一のタイミングで開花すればそれだけ受粉の可能性が飛躍的に向上するわけであり、開花のタイミング一致には生物的な必然性があるのは分かります。そのうえ同じ温室内の同じ環境(温度・湿度・日照)同じ管理(...
5月7日のブログで「今年こそは種子をたくさん採るぞ。」と書いたエリオシケ属の「フロッコサ」。その時は蕾であった二本の苗が今日ようやく咲き揃いました。毎年見る花ですが、何度見ても不思議なかつ魅力的な花色です。まあいつまでも見とれているわけにもいかず、湿らせた綿棒を使用してしつこいほどに交配作業を行いました。今日開花していた4つの花はかなりの確率で受粉しているはずです。フロッコサは一つの種鞘にそれほど多...
2013年春にメサガーデンから購入した黒王丸たち。6種の(小)変種を含んでいました。いろいろあってそれらの種子から育てた苗が現在まで20本ほど残っています。大半は黒王丸特有の黒刺を有していますが、一部刺色が黄色の株があります。最初の二つの画像の苗は自根で、白粉を帯びた黄緑色の球体から薄黄色の刺が出てきています。刺色の濃さが違いますがこれらは同一(変)種であると判断しています。下の画像の二苗は袖ケ浦に接い...
昨年秋にヤフオクで入手した太平丸類の種子。クエン酸飽和液に20分浸漬する方法で上々の発芽率(50%程度)を得て、それらの苗を育てています。現在の姿です。うまく落札できなかった白刺翠平丸を除きほぼすべての太平丸類の苗を並べています。発芽が揃ってから一度植え替えて現在の配列になっています。発芽後半年を経て大きなものは径5mmを超えてきました。気温の上がってきたこの時期、陽光をガンガン当て、じゃぶじゃぶ潅...
今年もパロディア属(旧エリオカクタス属)のマグニフィカス(英冠丸)が一斉に開花しました。花弁も、雄蕊も雌蕊もすべて明るい黄色で統一されています。御覧の通りの大群生株で、群生の直径は60cm程に達しています。大変な重量がありおまけに細くてしつこい棘がありますので持て余し気味。ここ何年も植替えできていません。一時期、吹き出てくる子株をすべて掻き落とし大球だけになった時期もありましたが、見かけがへんてこに...
サボテンも30年以上付き合っていると、入手当時の姿から到底想像もできなかった姿に化けるものも出てきます。今日は、35年の歳月を経て大変に長く(高く)なったサボテンたちの紹介です。いずれも35年ほど前に二和園さんから購入した苗たち。当時は皆親指の爪ほどの大きさでした。購入価格は一本100円以下でした。<胴長60cmのヘキラン> 25年ほど前に5稜から6稜に増稜しました。球体下部に不連続な段差が残ってい...
約40年ほど前に五十鈴園さんから通信販売で入手した亀甲牡丹です。購入当初は単頭の株でしたが20年ほど前に双頭化し始めました。双頭化した株が単頭の株より観賞価値が上がるかどうかは疑問のあるところですが、当時は仕事も忙しくそのまま双頭化を見守りました。過去の画像にこの株があるか探してみました。2009年1月に撮ったものがありました。ピンボケで申し訳ありません。二つの画像の間に14年の歳月があるわけですが、疣...
母の日の今日はコピアポアの「ギガンティア」。ちなみにこのサボテンと母の日の関係はありません。黄緑色の球体に黄色の刺。これがギガンティアの特徴でしょうか。実生して丸十年。球体直径は10cm程になりコピとしては大きめの株に育っています。同期実生の苗は皆縦長に育ちましたがこの株だけ真球形に育っています。球体下部に5年ほど前に出来た日焼けの跡がまだ残っていますが、球体形状が気に入っておりずっと手元に置いてい...
6年前にアリオカルプス属(旧ロゼオカクタス属)の連山を実生しました。現在4本の苗が生きています。大疣連山ではなく「連山」です。なかなか大きくなってきませんでしたが、この春突然むくむくと大きくなり始めました。もともと同属の亀甲牡丹の変種であったと聞いていますが、確かに右上にある苗は連山というよりは亀甲牡丹のような風情です。これらの苗はまだ開花を見ていませんが、そろそろ開花すべき大きさになっています。...
毎年この時期になると咲いてくれるロビビア属の「チグリアナ」。今年も咲いてくれました。雄蕊が内輪山のグループと外輪山のグループとの二重構造になっているのが珍しいです。このチグリアナ、2013年の春にネットオークションで小さな苗を入手しました。南米高山型のサボテンと想像しますが結構日本の気候でも丈夫に育ちます。開花を見ると本能的に交配をすることが頭に浮かびますがその必要はなく、勝手にどんどん子を吹いて...
いつも不思議に思うのは、烏羽玉の群生株を特に「子吹き烏羽玉」と呼んでいることです。例えばこんな株とか…こんな株もあります。プシス類やマミラリア属のサボテンなど、この程度の群生株はいくらでもあると思うのですが、それらについては決して「子吹き短毛丸」とか「子吹き白珠丸」などとは言いませんよね。確かに烏羽玉には大きくなっても単頭株や数頭の株にとどまっているものがある一方で、小さな株のうちからボコボコと子...
エピテランサ属の「月世界」が種鞘を揚げてきました。このかわいらしいサボテンは自家受粉する様で、改めて交配することなく勝手にどんどん種鞘を揚げてきます。その種鞘の中にはゴマ粒のような種子がたくさん詰まっており、これらの種子は蒔くと高確率で発芽します。御覧のように白い球体上にニュッと突き出た深紅の種鞘は温室内でも大変に目立ちますし、美しいです。原産地ではこのように目立つことにより鳥などに食われて種を広...
昨年秋に花を咲かせたアリオカルプス属の「黒牡丹」及び「姫牡丹」が半年近くを経て結実してきました。<黒牡丹><姫牡丹(白花)>これらの苗は2013年春に実生したものたちです。黒牡丹、姫牡丹は成長が遅く、実生10年を経てようやく球体の直径が5cmを超えて充実してきました。これらの種鞘から少なくとも50粒程度の種子を回収できそうです。今回はしっかりと種子を収穫して、小規模ではありますが次世代の養成に努め...
この冬の寒さで球体に傷みが出たメロカクタス属の「バイエンシス」3苗。暖かな季節の到来とともに元気を取り戻してきたようです。白っぽかった球体に緑色が戻り、膨らみも戻ってきました。花座には小さなピンク色の花も認められます。しかし、球体上には冷気に当たった際に出た茶色のシミがいまだに点々と残り痛々しいところです。連休明けに植え替え、その後は十分に陽光に当てて秋まで過ごさせます。厳寒期の対応(*)はほぼわ...
比較的気温の高い日が続き、二本の苗を維持しているエリオシケ属の「フロッコサ」が元気に成長を始めています。灰緑色の球体と漆黒の刺色がマッチしている渋くも美しいサボテンです。これらの苗は実生してから6~7年を経過しており、毎年花を咲かせています。当然都度交配していますが、一昨年は数個採れた種からの実生苗は全滅、昨年は交配するも結実せず、ということでなかなか思い通りに事は進んでおりません。成長点近傍をよく...
今日の横浜は初夏を思わせる晴れの日、ただし強風が吹きまくっておりました。温室内ではプシスたちが開花を競っていました。<長盛丸> 実年9目の自根苗です。日差しの強い通風型栽培室に置いているためか午前10時過ぎにはそれまで開いていた花がしぼみかけています。また本来緑色の球体色が茶色に変色しています。<白花短毛丸> 正統派の白花です。これも通風型栽培室に置いていますがふっくらと育てるには普通の温室のほうが...
大苗の銀冠玉に濃いピンク色の花が咲きました。袖ケ浦台の接ぎ降し株で根は袖ケ浦。気持ちよく成長しています。現在の球体直径は12cm程度。銀冠玉としてはかなり大きな株になりました。通常銀冠玉の花色は薄めのピンク色が多いですが、この株に限っては濃いピンク色です。これは袖台の影響と言うよりはこの株特有の個性の様です。更に角度を変えてみてみましょう。いつも苗の上方から見ていましたので気が付きませんでしたが、球...
2013年春に実生した帝冠二苗。自根で育てて10年経過。いずれも球体の直径10cm程に育っております。前回植え替えから1年以上経過しましたので今日植替えました。前回からそれほど大きくはなっていませんでしたので同じ鉢に植え付けました。10年前の記録を紐解くと、これらの苗に関しては「大疣帝冠」と「帝冠錦」と称する種子を蒔いていることを確認できました。これから推測するに画像左側の苗が「大疣帝冠」、右側は「帝冠錦」...
実生推定30年生のパロディア属「ヘルテリー」が開花しました。球体の直径は15cmを超えています。旧ノトカクタス属の例にもれず、年数が経つと球体下部の木質化が目立ってきます。これまで一度だけ胴切り整形をしています。このヘルテリー、入手の経歴が不明で過去の画像を調べてみましたが、最も古いもので2002年1月14日に撮影したものが出てきました。この時点で開花株になっていますので実生したのは1990年代中盤であったも...