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  • 物事の比較における主観的評価の課題

    世の中には様々な事柄について国際的な比較分析がなされています。例えば、農業・経済・文化・教育・環境・安全・健康・産業・政治・技術・軍事・スポーツ、などなどです。 国際比較は意外と奥が深く、各国が統計を取っているような定量情報であれば比較的容易ではありますが、データの収集が難しかったり主観的な側面が含まれている場合はより難しくなります。 何を測定するかによって異なる難易度 例えばアルコールを例にして考えてみましょう。 『アルコールの消費量』を比較することは容易です。例えば日本であれば国税庁が酒類に関する定量データを公開しているように、酒類は各国の公的機関が観測している定量データがありますので、そ…

  • 若者が海外へ働きに行くことへの認識の違い

    どうにも、恐らく世代によって認識が異なる話。 国際移住や海外での労働に対する価値観 ここ1年ほど海外へ働きに出掛ける若者が利用する制度であるワーキングホリデーのニュースが多くなったように感じます。 まあコロナ禍による渡航制限が緩和されたこともあり伸び率としては高くなっていて話題性はあるのでしょう。 ただ、それを「出稼ぎ労働」「日本は途上国になった」といったような、どうにも海外に出ていったり海外で働くことに対するネガティブなイメージを持って評する論調が一部で見受けられるような気がします。 これは世代的な認識の違いが大きく影響していそうです。 今どきの若者は一所懸命に一つ所で頑張り続けることを美徳…

  • 職場での日々、それは大体こんな感じです

    最近は日記的な緩い記事を多めに投稿していますが、裏では堅苦しいテーマの記事も書いています。 ただ、なんとなく重い記事を投稿したい気分にならないので、今日も緩い日記を書いていきましょう。この心情はきっと日常の急激な変化に適応するための心理的な緩和機構です。 ワタワタしているときこそ、まったりとした心持ちを。 乗り気じゃない 私「なんか、年度末で異動直前なのに算数の依頼がきちゃった、ちょっと面倒な流量計算」 同僚「そりゃ大変だな」 私「もう気分的にはラーメン屋なんだけど」 同僚「は?」 私「閉店直前、客も捌けて今夜はもう来ないだろう夜、ちょっと早いけど店仕舞いするかとアルバイトに椅子や調味料の片付…

  • 異動に際して、せっかくだから溝浚いもしておこう

    いよいよ3月も終わりが近づき、気候も仕事も寒暖差の目立つ季節となりました。 この時期の技術屋は、年度内の案件さえちゃんと片付いていれば比較的まったりできる暖かい時期です。 対して最後の最後まで数字や施行の帳尻を合わせなければいけない忙しい人も居るため、職場の温度差はまさに三寒四温です。 ・・・上手いことを言ったつもりで言えていません。 もちろん私はまったりしている場合ではなく、異動に備えて業務の引継ぎやデスクの片付けをしなければいけないのですが。 異動に際しては「ええい、後のことなど知らん!」とほっぽり出す人もいらっしゃるとは思いますが、個人的に立つ鳥としては跡を濁さないほうが気分が良いと言い…

  • 自然エネルギーの反対は、不自然エネルギー?

    小人閑居して不善を為す。 或いは下手の考え休むに似たり。 不自然エネルギー 最近、ニュースで「自然エネルギー」なる単語を見かけました。 ふと思ったのですが、自然エネルギーではないエネルギーってなんでしょうね? 自然エネルギーの厳密な定義は無いはずですが、大まかに言えば太陽光や地熱、風力や水力など自然現象から得られるエネルギーを指して自然エネルギーと呼ばれているようです。またバイオマスエネルギーは大枠の「再生可能エネルギー」には含まれますが「自然エネルギー」のカテゴリには含まれないことが一般的です。 とはいえバイオマスエネルギーだって動植物などの生物由来であり、光合成や発酵や燃焼なども自然の法則…

  • 技術者にとって本社への転勤は栄転か否か

    技術者にとって本社への転勤は栄転か否か。 それは人によって異なります。(万能な答え) 技術者のキャリアパス 機械エンジニアのキャリアパスについては説明が長くなるので綺麗に纏まった資料が無いものかと探してみたのですが、「エンジニア キャリアパス」で調べてみても「ITエンジニア」の情報しか出てきませんでした。インターネットの悪いところです、まったくもう。 そんなわけで、機械エンジニアのキャリアパスについてゆるい感じで話していきましょう。 機械系技術者の多くは企業へ所属して現場の部署に配属されます。 行先は研究開発部署であったり実際の製品設計部署であったり保守メンテ部署であったりと様々ではありますが…

  • ネクタイをロクに結べない社会人なんているわけないだろ・・・?

    いるさ、ここにな! ・・・そんな、恥ずかしい話をしましょう。 まあ、普通にいる、よね・・・? 社会人のステレオタイプと言えば、スーツをピシッと決めてビジネスバッグをバシッと持ってシャシャッと小走りに進む都会のビジネスパーソンを誰しもイメージしがちなものです。 もちろんステレオタイプになるだけあってそういった人々はかなりの比率でいるものの、そうではない社会人もたくさんいます。 例えば私が勤めるような製造業のメーカーの話をしましょう。 本社機能や営業機能は都会に置くことが多くそこで働く人もピッシリした感じの人ばかりですが、都会から離れた場所にある生産拠点や事業所ではスーツを着ている人なんてほとんど…

  • 人種と民族の違いから民族自決権の意味を考える

    ふと思ったことをまとめていきます。 本日のテーマは『民族自決』です。 ・・・重いテーマだこと。 翻訳の難しい言葉 民族自決は存外に難しい、字面通りには捉え難い概念です。 そのまま読めば「各民族」が「自己決定」を行うことを是とする言葉なのですが、そもそも「民族」や「自己決定」の範囲が不明瞭です。 まず、民族自決権は国際社会の基本原則の一つであり、国連憲章にも記述されています。また民族自決権は人権(Human rights)の一つでもあり、英語ではSelf-determination(自己決定権)となります。 ここがややこしいところで、英語のSelf-determinationには”民族”の表記が…

  • これからなんと名乗っていこう?

    ふと、気付いてしまいました。 私は今までこのブログで場末の技術屋を自称していましたが、人事異動と転勤によって現場の技術者でなくなる私は、これからなんと名乗っていけばいいのでしょう? 機械設計の流れと役割 前提情報として、製造業のうち機械設計を行う会社が製品を設計する主な流れと役割をまとめてみましょう。 (上流) 【企画】:市場情報を基に、新しい製品の立案を行う 【研究】:新技術の開発や新技術を取り入れる下地を作る 【開発】:企画と研究の情報を基に、新製品の構想設計を行う 【設計】:開発の設計を基に、量産に適した詳細設計を行う 【工程】:設計された製品を量産する製造工程・設備を設計する (下流)…

  • ブログに関する非業務連絡

    ブログに関するあれやこれやの雑談です。 今後の更新頻度はどうなるやら 4月から仕事の場所も内容も大きく変わり忙しくなることが予測されるため、特に意味もなく続けているブログの毎日更新が途絶える懸念があります。 いえ、まあ、特に何の意味もなく趣味的に続けているだけですので途絶えたって別に構いやしないのですが。 しかし逆に言えば趣味だからこそ得られる享楽が日常から損なわれる状況に陥りかねないわけで、それはそれでメンタルには宜しくないことです。何より毎日ブログを書いていることは健康な日々を過ごせていることの証明でもあり、ブログにとっては意味がありませんが私の健全性にとっては意味があることかもしれません…

  • 感謝をするから喜びが生まれる

    ここ数日ほど『感謝の要不要』についてネットの一部で騒がれていたのを見かけましたので、感謝の考え方に関する凄くふわふわした個人的見解を語ってみましょう。 通常、感謝は何かしらの喜びをもらった時にするものです。 例えばプレゼントをもらったり、親切な対応をしてもらったり、困りごとを助けてもらったりしたときは感謝の言葉を述べることが適切でしょう。 しかしながら、喜びをもらったから感謝をするのではなく、感謝をするから喜びが生まれる。そういった側面もあるのではないかと思っています。 なんとも、実にふわふわした話です。 感謝の是非に関する自論 私自身は飲食店やコンビニでもお礼の言葉を述べるタイプの人間ではあ…

  • 愛車とお別れしなければならない時が来たようだ

    私「車が好きなんですよ、まあ車というよりは運転のほうですけど」 同僚「そっか」 私「ああ、でも今の車には愛着があります。結構長く乗ってますからね」 同僚「そっか」 私「東京に引っ越した場合、車の所有は厳しいですかね?」 同僚「駐車場に今いくら払ってる?」 私「うちはなんと駐車場代が家賃に込みの物件です。内訳的にはたぶん5000円くらいですね」 同僚「そっか」 同僚「もちろん場所によるけど、2万円以上かかるよ」 私「あ、はい。諦めます」 都会は土地の金銭感覚がちげえや。 愛車との思い出 我が愛車、HONDA VEZEL(ヴェゼル)。 初めて買った車は父の教えに従い「排気量の小さい」車であるHON…

  • 技術伝承を軽んじる組織は必然的に滅びる

    もはやただの愚痴。 先日の会話 私「来年度以降、私の業務は誰に引き継げばいいですか?」 上司「残念ながらまだ決まっていない」 私「まだ決まってないんですか。引き継ぐ時間はもうあまり無いのですが」 上司「たとえ決まっても向こうは向こうで引継ぎがあるだろうから、ほとんど引き継ぐ時間は無いと思ったほうがいい」 私「困った話ですね」 上司「仕方がない」 私「目先のタスクよりも技術的な知見を引き継ぎたいので、時間が欲しいのですが」 上司「やむを得ないが、知見に関しては後継者に自ら考えさせて学んでいってもらうしかない」 車輪の再発明なんて馬鹿馬鹿しい 先達と同じ地平に辿り着くまで、後継者が一から勉強して進…

  • 算数で考える『排除の論理』の非合理性

    『排除の論理』は明確な定義のある表現ではありませんが、意見が合わない人を集団から排除したり、異なる意見を持つ人を認めずに争ったり、意見の違いを発端として集団を分裂させたりすることなどを意味する言葉です。 『排除の論理』を用いる人は政治的な立場に関わらず存在しています。外国人を追放せよと叫ぶ右派団体も、政治思想の違いで分裂する左派団体も、根底は同じです。 たとえ集団の人数が少なくなろうとも構成員を純化することがより良い結果をもたらすと信じている『排除の論理』は、それはそれで一つの理屈ではあります。数の論理が必ずしも勝るとは限りませんので、少数精鋭が適した場合もあるでしょう。 ただ少なくとも『排除…

  • 電車通勤へのしようもない覚悟

    ここ数日、通勤のことばっかり考えている。 これは・・・恋? この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ 完全なる雑談をしましょう。 私は電車での移動があまり得意ではありません。 酔いや乗り心地ではなく、単純に人が多い空間が苦手だからです。私は田舎で伸び伸びと育ってきたためパーソナルスペースが広いタイプの人間であり、人が近距離にたくさん居るととてもソワソワしてしまいます。 電車自体が嫌いなわけではなく、田舎の路線で2両編成に各車一人ずつしか乗っていない、そんな牧歌的な状況はむしろ好きです。「2両編成なんて贅沢だな」「1時間毎に電車が来るなんて頻繁だな」「ボタンを押さなくても勝手にドアが開くのか」と思う…

  • 誕生日、それは思い出話を記事にする日

    3月16日、今日は私の誕生日です。わーい。 この書き出しも3回目です。芸が無いですね。 でも、ブログをやっているおかげで今年は誕生日を思い出すことができました。忘れん坊とブログはとても相性が良いようです。 少しだけ振り返ってみる ブログは4月に始めたので、来月にはこのブログもいつの間にかの3周年です。 さすがに3年ともなると、よくもまあ飽きもせず毎日雑文を投稿できているものだと自分自身に少し感心します。少なめに見積もっても200万字以上、文庫本換算で20冊オーバーですので、案外馬鹿にできない文章量です。統一性もなくバラバラに好き勝手書いているだけですので合計量に意味があるわけではありませんが。…

  • 絶対的な信念に対する不信感

    絶対的な信念やドグマを抱いている人と話す度に思うこと。 穏健派の言い分 当ブログではドラスティックでラディカルな行動に対して批判的な記事を度々書いてきています。私は過激な行動を良しとはあまり考えません。基本的には穏健なほうが望ましいと思っています。 私個人の信念を再度整理してみましょう。 まず、物事をより良くするためには現状を変える以外になく、そのため変革にはまったくもって全面的に同意しています。改修の行われないシステムは停滞であり、停滞とは相対的には後退に他ならないものです。 ただし変革を急進的に行うことに対しては批判的です。私は穏健かつ堅実に進めることを是と考えます。 私は一点の曇りもない…

  • 現実投擲(逃避よりも悪質):ライフスタイルが変わりそうな気配

    ちょっとストレスが溜まっているのか、思考が尖り気味です。どうにもここ最近の記事の内容が重いというか選ぶテーマが固いというか、そんな雰囲気が滲み出てしまっています。下書きに保存してある記事もやけに攻撃的な気配を醸し出しているような、そんな感じです。 急な話題転換ですが、仕事の余裕度とストレスは、難易度よりも納期に概ね依存すると考えています。100の難しさの仕事を100の時間掛けてやるよりも、10の難しさの仕事を5の時間で終わらせるほうがストレスです。 つまり、期日直前まで放置されていた仕事の尻拭いは、しんどいものです。 せめて、せめてもっと早くヘルプの声を上げてくれればいいものを。 ここらで少し…

  • ロシアが恵んでくれる自由はどの程度か

    昨日の記事の続き。 ヘヴィなテーマではありますが、権威主義国家の国民が得られる自由に関して語っていきましょう。 「自由」の測定 各国の自由を測定している団体や指標は様々ありますが、その中でも代表的な指標として国際NGO団体フリーダム・ハウスが毎年公表しているFreedom in the Wolrdがあります。 この指標では各国の『政治的権利』と『市民の自由』を100点満点のスコアで測定しており、当ブログでも2022年と2023年の日本のスコア・評価を記事にしています。 2024年のスコアもすでに発表されており、日本は例年と変わらず96/100点です。 さて、昨今ではロシアによるウクライナ侵攻が…

  • 日本が中露の権威主義陣営に寝返った場合の想定

    若者「アメリカはもう沈みゆく国です。欧州だって不調です。日本は西側陣営から抜けて、中国やロシア側の陣営に加入したほうがいいんじゃないでしょうか」 私「うーん、またヘヴィな話題を。とりあえず自由主義を愛する私としては権威主義に与するのは好みじゃないかなー。あと、こればかりは美学に属する考えだけど、外様になるのはちょっと。負けそうだから勝てそうなほうに付くよりも、負けないように努力するほうが好みだね」 「日本は自由主義陣営を抜けて中露の権威主義陣営に加わるべきだ」 このような言説は今回話した若者に限ったものではなく、時々ですがSNSやメディア等でも見かけます。 まあそれはそれで一つの選択肢としてア…

  • 技術職のプレイングマネージャーが生み出す機能不全と士気低下

    少子高齢化の進展に伴い労働人口が徐々に減っている社会を背景に、一部の組織やチームには役職として明記されて、乃至はなし崩し的にプレイングマネージャーが存在しています。 プレイングマネージャーとは現場で実務を行う「プレイヤー」と管理職である「マネージャー」を兼任する人です。一人二役を期待されており、労働人口が低減しつつある組織のニーズに適合したポジションだと言えるでしょう。 もちろんそんな理想は大抵の場合で現実的ではなく、プレイングマネージャーでグーグル検索してみればなんとも悲惨なサジェストが出ることからも分かるように、誰もがはっきりと、あるいは内心でプレイングマネージャーは問題だと思っています。…

  • 無理をして善人にならなくてもいいんじゃないかな

    どこかの誰かに向けて言うわけではないけれど、きっとどこかの誰かには厳しい話。 よくある日常 上司「企画部の一人が育休に入っちゃったらしくてさ、悪いんだけどちょっとそいつの代わりに顧客のところへ今度行ってきてくれないか」 私「それはうちの仕事ですかね?まあ、しゃーないですね」 ・・・ 私「というやり取りがあったから、今度顧客のところに行ってくるよ」 同期「なんでだよ。明らかにお前の仕事じゃないだろ。代打はあっちの部署で出せばいいわけで技術屋が引き受ける話じゃないんだからそんなのノーウェイトで断れや」 私「あー、まあ、たしかにね」 実によくある流れです。 私も上司も基本的に断らない側の人間なので、…

  • 日々出力される無意味な思考

    ふと頭の中で流れた考えをメモしてみたので書き残してみます。 そんな雑談記事です。なんだか重いテーマばかりを取り扱っているので、たまには意図的に軽い記事を書いていきます。 幸せを逃がさない方法 ため息をすると幸せが逃げると言われています。 とはいえ体や心が疲れていると「はぁ・・・」とため息は出てしまうものです。 そんな時は「はぁ・・・ひふーへほー・・・」とばいきんまんの真似をすることで、なんとなく元気が出ます。 ちょっとしたライフハックです。 ※効果には個人差があります。 オタクが見え隠れする瞬間 私は知識オタクなので、無駄な知識を色々と持っています。 そのせいか、人から時々「なんでも知ってるね…

  • 憲法について議論をする前段階で必要な認識の擦り合わせ

    社会的なテーマの中でも触れ難いものは多々あれど、その中でも憲法は特に語りにくいと感じます。 とはいえ憲法について誰もが口をつぐんで語れなくなるほうが問題だと思っているため、過去にもいくつかなるべく穏当なつもりで記事を書いてきました。 今回はより根源的な部分、そもそも憲法をどう捉えているか、すなわち価値観の違いについて述べていきます。 憲法とは 憲法(constitution)は多義的な言葉であり、各国によって成立経緯や取り扱い方、そして意味するところが異なります。また学問分野として憲法学が成り立つ程度には憲法を厳密に理解することは難しく、学者によってさまざまな解釈が存在している言葉でもあります…

  • 中国の国防費に関するニュースを見ての雑感

    二日続けて軍事の話をするのは恐縮なのですが、なんとなく語りにくい話題なので続けて書き切ってしまいましょう。 今回は毎年の恒例行事である中国の全人代、そこで発表された国防費について雑感を述べていきます。 ◆中国 ことしの国防費 日本円で34兆8000億円余 昨年比7.2%増 NHK 中国 軍事の話はヘヴィになりがちなので、なるべく軽めの口調で語っていきます。 大人になるとニュースが分かるようになる 子どもはあまりニュースに親しみませんが、大人になるとニュースを見るようになる人が多いかと思います。 もちろんビジネス目的であったり話題作りであったりと人それぞれニュースを見る理由はあるかと思い…

  • 結局のところ、軍産複合体と呼ばれる兵器産業の規模感はどのくらいか?

    軍産複合体なるワードを近年あまり聞かなくなっていましたが、各地での戦争の影響か、またチョコチョコと見かけるようになりました。 軍産複合体の影響力は半世紀以上も前、アイゼンハワーの時代であれば実際的なものではありましたが、現代では大して意味のある言葉ではありません。 以前にも軍需産業に対する過大評価へ苦言を呈する記事を書いたことがありますが、今回はもう少し具体的な数字をまとめてみましょう。 (過去の記事) 産業の規模感 軍産複合体の"産"である軍需産業ですが、軍需産業と一口に言っても幅が広いため、今回はメインである兵器産業に絞りましょう。軍需産業の定義からすれば兵器以外の消耗品や衣料や食料なども…

  • エアコンの冷媒を入れ替えてはいけない

    私はエアコン屋ではありません。 とはいえ熱力の技術屋ではありますので、HVAC&Rについてある程度理解していて、その知見からエアコンに関しても過去にいくつか業界の回し者的な記事を書いています。 ◆エアコンに関する小話『修理は難しい、悪徳業者、おすすめメーカー』 - 忘れん坊の外部記憶域 ◆そろそろエアコンの試運転をしましょう - 忘れん坊の外部記憶域 今回は、少し前にダイヤモンドオンラインで見かけた記事について少し苦言を呈する形で、思ったよりも世間に周知されていないような気がする『エアコンの冷媒入れ替え』について私見を述べていきます。 diamond.jp 業界団体の見解に従おう まず大前提と…

  • 公平さを求めるがゆえの非感情論

    感情論。 定義としては『理性によってではなく感情によってなされる議論』を意味する言葉であり、多くの場合は否定的な意味合いで用いられると思います。 そんな感情論に関して、私も基本的には否定的なポジションです。人の感情を否定しているわけではなく、ただ、感情論は公平さに欠けており弱者に優しくないと考えるためです。個人的な感情ではありますが、弱者に優しい世界のほうが好みです。 「理性」を用いるべきだと求めているのは「感情」 感情論の対義語を明確に定義することは難しいですが、概ね「理性的」「論理的」あたりが対角にくると考えられているでしょう。 ただ、『言説や議論は理性的/論理的であるべきだ』とする根底は…

  • 苦い意見であっても、聞く必要はある:ウクライナ戦争に関する専門家の見解に耳を傾ける

    ロシアのウクライナ侵略が始まってから約2年。 おそらく世界中のほとんどの人がいち早い収束と停戦を願って止まないことと思います。 しかしながら、そのような停戦は適切ではないと警鐘を上げる専門家がいることにも留意が必要です。 もちろんそのような意見は心情的に同意しがたく人によっては不快ですらあるでしょう。しかし理解と同意は別の次元であり、私たちは異なる見解に耳を傾ける姿勢を持ち、様々な意見を理解したうえでどれかを選ぶ必要があります。 今回は英国王立国際問題研究所、通称チャタムハウスが発表した昨年のレポートから関連する言説を紹介します。レポートはかなり長いため、序文から一部のみの抄訳です。 個人的に…

  • カラースターが意外と減らない

    はてなブログの特徴的なサービスの一つである『はてなスター』。 その中でも無料で無限に使える黄色いはてなスターではなく色付きのはてなスターは『カラースター』と呼ばれているとかなんとか。 カラースターが正式名称だったか自信がないので調べておきましょう。 ああ、カラースターで正解でした。 カラースターを買った時のことを思い出す カラースターは基本的に有料で販売されています。運営から少量のカラースターが無料で配布されることもありますが、そんな些少なカラースターなんてすぐに使い切るか、もしくは大事に取っておいてまったく使わないかのどちらかだと思います。 特に意味は無いですがショップのリンクを貼っておきま…

  • 会議の日時を先に指定して欲しい人の考え方

    私も一応は社会人ですので、なんだかんだと会議やら打ち合わせやらミーティングやら様々な名称を持つ集会に参加する機会が多々あります。 正直なところ会議関連はそれ自体が何も生まず生産性が無いので好みではないものの、ビジネスは一人で完結するものではないので仕方なく参加しています。 そんなわけで会議等に参加する際は活発に発言して適度にファシリテートしてさっさと終わらせることを良しとする派閥に属していますが、そのせいで会議に前向きな真面目人間扱いされるのは少し困りどころです。好みではないから早く終わらせたいだけなのですが。 今回はそんな会議やら打ち合わせやらミーティングやらをあまり好まない効率厨の私が、会…

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