「世の中で澄むと濁るは大違い。フーケに凱旋門あり、ブーケに問屋街あり」いささか苦しい見出しです。カフェ「ブーケ」でアイス・カフェラテを飲みながら、語呂合わせをしていたのですが、こんな程度しか思い浮かびません。敢えて言えば「フーケに歴史あり、ブーケに歴史無し」かな。この店はリノベされ2年半くらい前に開店。人気店となっています。シャンゼリゼ通りにある「フーケ」と比較するのにもおこがましい。でも落ち着い...
2022年10月2日(日)、長野県、JR松本駅前にある「アルピコホテル」に宿泊しました。そこで食べた1500円の朝食を紹介します。ホテルは駅前。隣はアルピコ交通のバスターミナルがあります。また「井上」百貨店もすぐ近くにあり、何かと便利です。隣にあるビルにはカフェ「彩香」があります。一息つくのにいいカフェですよ。朝食は10月3日に取りました。1500円。ホテルがある建物の1階にあります。2階がホテル...
松本城の北に移築された「旧開智学校校舎」、「旧司祭館」(松本)
「旧開智学校校舎」まで行ってみると、休館中だった。がっかりして俯いていたら「今日は何か行事があるのですかねえ」と声をかけられた。顔をあげると、年配の女性が裏にある図書館を指さしている。「特に聞いてませんよ」「毎日、散歩しているのよ。お城まで歩くの。いつもは駐車場が空なのに、今日はいっぱいだから、行事があるのかと思って……」「行事の連絡を受けていませんがねえ」80歳近い女性だ。メイド喫茶の女性のような...
これまでのお寺の掲示板は、9回ブログにアップしています。「龍原寺」港区三田一丁目、2022年9月訪問月かげのいたらぬ里はなけれどもながむる人の心にぞすむ(法然上人ご道詠) 気づき……ですね。会社に勤め、主張を捨て、趣味も食事も相手に合わせてきた、男性諸君に告ぐ。我慢、忍耐、辛苦の日々を30年。退職すれば自由自在の日がやって来ると期待するのは甘い。その先は、上司が側近に変わるだけ。ワタシの最近の気づき...
手作りマフィンと心地良さ! 「アミジョック」(松本)でホッ!
「松本の街を散歩しているよ」と、孫娘にメールした。「ランチがまだなら、アミジョックに寄ってみたら。マフィンが美味しいわよ」孫の言うことにはすぐに従うタイプだ。すぐに中町通り駆ける。ジムで走るのには慣れている。マシンの上を走るだけだが。屋外だと、どうにもスピードがでない。ボーフムの浅野拓磨にも負けそうだ。松本での食べ歩きは……カフェ、スイーツ、レストラン……11回ブログにアップしています。マフィンは7種...
本郷五丁目菊坂通りにある「旧伊勢屋質店」を公開日に合わせて訪問しました。地下鉄、春日駅、恩号三丁目駅から歩いて7分くらいです。2016年12月に菊坂通りを散策した記事はここです。皆さん、ご存じのとおり樋口一葉は明治23年6月から明治26年7月までの3年間、本郷菊坂の借家に暮らしていました。彼女が18歳から21歳までですが、この時期に小説家として生きることを決意しました。「旧伊勢屋質店」は万延元年(...
昨日、2022年10月21日に日光、半月山へ行きました。絶景です!半月山駐車場から歩いて30分と言われていますが、40分かかりました。急坂で息が切れましたよ。下ってくる人たちが、「景色がいいですよ!」と元気づけてくれて、山頂までたどりつきました。だれもお尻を押してくれないので、自力で上り切りました。中禅寺湖畔にある旧英国大使館別荘からみた中禅寺湖も絶景でした。やはり中善寺湖畔にある旧イタリア大使館...
ジョン・グリシャムの小説書評記事は、15回、ブログにアップしています。この小説は死刑制度をテーマとしています。アムネスティ・インターナショナルのウェブ・サイトには、2021年において死刑を執行した国は18か国。法律上、事実上、死刑を廃止している国は144か国と記されていました。他のウェブ・サイトにはアメリカでは、現在27州で死刑が認められている、とありました。死刑廃止を主張する重要な論拠の一つは、...
蒲田に行ったら、餃子! 餃子御三家は「你好(ニイハオ)、金春(コンパル)、歓迎(ホアンヨン)」です。電車に乗ったら、車内放送が「次は、京浜蒲田駅!」と。下車しないわけにはいかない。京浜蒲田駅からすぐそば。ランチタイムの時間ですが、テーブルがひとつ空いていました。「羽付き焼き餃子(6個)」(330円税込)、「トマト玉子炒め」(748円税込)、「ライス」(220円)を注文。「羽付き焼き餃子(6個)」です。焼...
松本観光でひと休み…マルゼンにあるカフェ「彩香」は美味しく静か
松本駅前にアルピコ交通のバスターミナルがあります。その隣のビル、マルゼンの一角に「彩香」は入っています。松本のレストラン、カフェ訪問記事はブログに、10回アップしています。午後のひと時、散歩で疲れたので入店しました。フルーツタルトとコーヒーのセット(650円)とを注文。コーヒーよりもケーキに使われているクリームの自然さが味わい深かったです。それで、ショートケーキも注文してみました。これも素晴らしい...
松本、お城以外にも見所あり。市東南部の蔵、江戸時代の水道管!
散歩によい季節だ。松本駅から東へ伸びる「あがたの森通り」と薄川の間を散策していても、汗をかかない。爽やかだ。気をつけるのは、転んで足の骨を折らないこと程度。この日の散歩コースは地図の通りです。松本食べ歩きはブログに10回、アップしています。駅から「薄川」が流れる方向に向かって、10分くらい歩く。駅前は区画整理されて大型商業施設が並んでいたが、次第に民家が出現。町名は本庄となった。更地になっている土...
台湾料理「SEIKOUEN」(越谷)で焼飯、よだれ鶏、タロイモ
焼飯(900円+税)が運ばれてきた。米の白さ。卵の黄色。緑の野菜。切り刻んだチャーシューの茶色が食欲をそそる。スプーンですくって口に入れると、チャーシューがお米と交じり合っていい味をしている。これまでの「SEIKOUEN」訪問記事はここです。昼食時、ちょっとざわついた店内で、何度も訪問している中華料理店はこの店以外には、池袋の「永利」しかない。池袋の「永利」はガチ中華の店だ。大人数で行くと、いろい...
2022年10月1日(土)、長野県白馬村にあるホテル白馬に宿泊しました。白馬駅から徒歩10分。緩やかな坂を上っていったところにあります。隈研吾デザインの商業施設「スノーピーク」から数分のところです。「スノーピーク」にあるスターバックスに寄った記事はここです。外観の写真です。全面には川が流れ、緑の木々に面しています。当日の夕食はチェックイン時に時間を決めました。ブッフェ形式です。多くの種類の料理が並...
白馬駅前の「橋詰そば店」で天ざる! そばも店主もいい味してる!
サクサクと動くパソコンやスマホがもてはやされ、「いいね」の数が多いほどマウントでき、オリンピックでは100メートルを早く走ると金メダルを獲得できる。時間を削り、評価を得ることにしのぎを削る世の中だ。だが、今日紹介するそば屋のオヤジは時間を気にせず、「いいね」の世界を超越している、仙人のような中年男性だ。その前に、白馬駅前でなぜ、この店を選ぶことができたのか? その幸運について聞いてほしい。中軽井沢...
穏やかな秋の日。東急田園都市線、駒沢大学駅から歩き始め、玉川通りを南に北に行ったり来たりしながら、新町1交差点から桜新町駅まで歩いた。約1万5000歩の散歩だった。駒沢一丁目の❶「電通八星苑」(世田谷区駒沢一丁目)。以前、門の外からフランク・ロイド・ライト設計の「旧林愛作氏邸」(1917年築)をチョイ見したことがあった。今回行ってみると、門は厳重に閉鎖されていた。電通は住友不動産に売却したようだ。...
白馬「大出の吊橋」はサウンドヒーリング! 水陰、水音、光こぼれる
白馬駅から歩いて約10分のところにありました。糸魚川の方向に歩き、大糸線の線路を渡る。側溝を流れる水の音を聞きながら進むと、深い谷が現れた。吊橋の下には音を立てて流れる清流。脇には茅葺き屋根の古民家。目を遠くに転ずれば緑いっぱいの北アルプス。松本のレストラン、カフェ、スイーツ巡りは、10回、ブログにアップしています。草の上に寝っ転がって川の流れの音を聞きながら、青空を見ていた。下から、歓声が聞こえ...
今日はとても空いていて、安くてコーヒーが飲める場所を紹介します。お客さんはほとんどいません。そのうえ、コーヒー代が180円、今川焼が100円という価格です。ケチ臭いと言われ、笑われそうです。人に蔑まされる苦難を乗り越えてこそ、成長するのです。耐えた先には、金正恩のように度量がある人間と言われかねない将来が待っていますから。場所は、JR田町駅から歩いて10分ほど。芝浦に昭和11年(1936年)に建て...
「ラ・ジョコンダ」(三田)…トマトの赤とチーズの白、トロケル!
三田一丁目の交差点からイタリア大使館に向かって路地をはいったところにあります。イタリアン食べ歩き記事は、ブログに75回アップしています。ランチタイムに7人で入店。20人ほどの席がある、小ぶりなレストランでした。先客はイタリア語を話している若い女性が二名。そこに3倍近くの年齢の男女が、どやどやと踏み込んでしまいました。その中でもワタシはマナーを覚えたことはあるが、健忘症気味です。1500円のランチは...
白馬駅から歩いて10分のところに隈研吾氏がデザインした「Snow Peak LAND STATION HAKUBA」が竣工したのは2年前。カフェ巡り記事はブログに135回アップしています。ここにスターバックスが入っている。到着した日の午後、スタバで本を読んだり、目の前のテラスで寛ぐ家族連れをみながらすごした。注文したのはコーヒーとマンゴムース。新鮮な空気を吸いながら、コーヒーを飲み、マンゴの果実の甘みと酸味を味わった。遠くか...
電気代、ガソリン代、物価も高くなって青い気吐息だ。そのうえ、血圧まで上がり、下がるのは視力だけだ。世知辛い世の中から逃げようと、絶景を求めて、白馬の「岩岳マウンテンリゾート」へ行った。紅葉には早いが、何事も5分前に行動するタイプなので違和感はない。いつもの通り、肉眼で自然を楽しむのではなく、写真を撮って悦に入った。昨年は11月8日に上高地で紅葉の終わりに間に合った。新幹線で長野駅へ。長野駅からは白...
羽田空港と川崎市との間、多摩川を渡る橋ができたのは約6か月前です。秋の晴れた日に歩いて渡ってみました。レインボーブリッジを歩いて渡ってみた記事は2回アップしています。2021年9月に渡った記事です。2015年1月にレインボーブリッジを歩いて渡った記事です。サンフランシスコでは金門橋を歩いて渡りました。ニューヨークで「ブルックリンブリッジ」を歩いて渡ってみました。浜松町駅からモノレールで第三ターミナ...
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「世の中で澄むと濁るは大違い。フーケに凱旋門あり、ブーケに問屋街あり」いささか苦しい見出しです。カフェ「ブーケ」でアイス・カフェラテを飲みながら、語呂合わせをしていたのですが、こんな程度しか思い浮かびません。敢えて言えば「フーケに歴史あり、ブーケに歴史無し」かな。この店はリノベされ2年半くらい前に開店。人気店となっています。シャンゼリゼ通りにある「フーケ」と比較するのにもおこがましい。でも落ち着い...
「四万六千日、お暑いさかりでございます」文楽のマクラはこれだけ。鋭い!投稿子は、四万六千日の7月10日、浅草観音に参詣せず、銀座通りをウロウロして、熱風を避けて餃子屋に逃げ込みました。餃子セット1480円いい色に焼けた餃子がやってきました。バナナくらい大きいのが8個。口の中が脂っぽくなりそうなので、タレは酢と辛子を多めに、黒酢醤油を少し、ラー油は使わないで調整しました。タレで口の中をサッパリさせな...
2025年6月に成田・コロンボ間をスリランカ航空で往復しました。物言わない貨物扱いのエコノミー席なのに、モノを言いたくなってしまいました。スリランカ航空の航空券を購入する計画の皆さんにお伝えしたいことは次の二つです。事前に指定した座席と実際に割り当てられた席は別でした。eチケットに記載された座席に座れると信じて疑わないタイプです。搭乗券をもらいましたが、当然、事前に予約した席が印刷されていると疑わ...
行列店! 3度目の訪問でやっと入店できました。地下鉄、小伝馬町駅や人形町駅からゆっくり歩いて7分位。人気の理由は「オシャレ、美味しい、癒される」の三拍子が揃っているからだろう。古いビルをリノベしたカフェで、内装は木が多く使われています。これまでは若者ばかりの行列。並ぶよりも日射病を警戒して退散していました。この日は平日の午後1時に、並ばずに入店できました。 ポークハムとリンゴのトースト。1200円...
ハリー・ボッシュ刑事のシリーズ、19作目。LAPD(ロサンゼルス市警察)の刑事として職を食んできたハリー・ボッシュは退職したが、定年延長選択制度を使ってロス市警に復帰。現在は未解決事件班の刑事として働いている。時は2012年。1992年のロス暴動から20年が過ぎた。ロス市警は暴動の際の未解決事件を集中捜査する方針を決定した。その20年前、ボッシュは1992年に起こったロス暴動のさ中、デンマーク国籍...
コロンボで配車アプリ、ピックミ―を使って車を予約。約1時間でニゴンボに到着しました。リゾート地はシーズンオフでバワ建築のホテルは閑散としていました。海岸にでて夕日が沈むのをみていました。地元の方が多かったですね。夕食は歩いて近くのレストランでチキンバーガー。翌朝、ホテルの朝食は海辺でゆったりと楽しみました。日本への航空便は夜、出発なので、それまで街を散策。明日はニゴンボから空港へ出て、成田行きの便...
ゴールからコロンボに出る途中、バワ建築のホテルで昼食としました。波が岩に当たるすぐそばにレストランがあります。自然を感じながら食事をするって、充実感があります。コロンボのホテルにチェックイン。部屋のソファでリラックスしながら、夕陽が沈むのをみてすごしました。このホテルは屋上にプールがあり、ここらの景色も絶景でした。コロンボでは海沿いを走る列車に乗ってみました。四駅乗車で20ルピー(10円)でした。...
ゴールでは旧市街にあるコロニアル風建築ホテルにチェクインしました。ホテルから一歩でると、16世紀に建築された建物が並んでいます。旧市街を散策し、カフェでひと休みしてすごしました。夕食はピッツァで〆ました。ゴールにはオシャレなカフェがあり、食事も美味い。落ち着いた街で、ゆっくりとすごせました。明日はゴール近郊にあるバワ建築ホテルに寄って、コロンボに向かいます。二度目のコロンボです。参考記事≫≫ 海外旅...
ホテルでの朝食は果物だけにして、近くの茶店に行きました。スリランカのパンにハチミツたっぷりつけて食べたり、紅茶にヤシのミツ蜜を入れていただきましたよ。行ってよかったと思うほどの自然さのあるミツでした。霧のでた茶畑の間を走り、エッラという秘境へ。チェックイン後、トクトクで30分。100年建築の鉄道橋を走る列車を見に行きました。町に戻って、ホテルの近くにある日本人女性が経営するレストランで「かつ丼」に...
キャンディから約3時間半列車に乗りました。茶畑の間をゆっくり走る列車に乗って、デッキから体を乗り出し、風を受けました。また、車内販売のチャイは味わいが深く美味しかったです。ナヌ・オーヤ駅で下車。昼食はチキン・カレーにしました。コクのあるカレーでそう辛くはないので、食がすすみました。美味しい!早目にホテルに入り、部屋からの絶景に見とれていました。森林の間にある湖や滝が変わりやすい天気とともに変化して...
キャンディへは正午頃到着しました。途中、路上でドリアンを売っていたので、立ち寄りました。キャンディでの昼食はドーサの店へ。中にカレー味のジャガイモがたっぷり入っていて、満足しましたよ。昼食の後はお寺で心を整えて、街歩き。1800年代建築の建物が残っていて、楽しい街歩きとなりました。歩き疲れたので、コロニアル建築を改築したカフェでまったり。その後、ローカル食堂で夕食としました。焼飯と野菜スープが実に...
ホテルで朝食……開放感のある広い食堂で、サラダ、カレー料理、マンゴーやスイカなどを、ゆっくりと楽しみました。ホテル内を散策。プール脇からギリヤ・ロックが見えます。昼食はローカル食堂ですませました。中華風のスリランカ料理といった風情でした。辛くはなく、穏やかな味でしたよ。ホテルを変えました。ホテルのレセプションまで階段を上ってゆくと、プール越しにシギリヤ・ロックが現れます。息をのむ美しさでした。チェッ...
朝はシギリヤ・ロックへ。絶景! 来てよかった!そのあと、象乗りです。昼食はピザ・ハット。タンドリ・チキンのピザがあったので挑戦してみました。午後は、近くにある石窟寺院で心を清めました。夕食は地元の精進料理風のものにしました。ハンバーグですが、ハンバーグステーキの部分が豆で調理されていました。サクサク感があって、美味しかったですよ。明日はシギリヤで何もしない日にします。参考記事≫≫ 海外旅行記です。...
空港近くのホテルから車で約2時間。象の孤児院へ。象の水浴びを見たかったのですが、この日は中止でした。ここから車でシギリヤへ。途中で昼食。スリランカの食事を楽しみました。このあとミンネリア国立公園でジープに乗ってサファリに。野生の象がむしゃむしゃと草を食べる音がすさまじかった。夕食はシギリヤ・ロックをみながら。明日はシギリヤ・ロックに登ります。...
成田空港から約9時間でコロンボ国際空港に到着しました。現地通貨への両替、シムカードの購入をさくっとすませます。雑踏をぬって、タクシーで空港から約5分のホテルに入ります。腹ごしらえをすませ、一日を終えました。明日は象を見に、北に向かいます。...
JR「馬喰町駅」から繊維問屋街を東神田へ向かって数分です。店内には団子、鶯餅などが並べてありました。塩豆大福、220円薄い皮が柔らかい。餡は優しく手作り感があります。噛んでいると、塩の気配。くどくない餡の甘さが、穏やかに広がってゆきました。ひやり、つるるん「水ようかん」220円瑞々しさに誘われて、つい手をだしてしまいました。つるっとしていますが、サクッともしている歯触り。口の中でとろけると、抑えた...
「鶴八鶴次郎」は昭和9年(1934年)にオール讀物に掲載され、翌年、第一回直木賞を受賞しています。大正時代、新内の鶴八、鶴次郎は息が合い、巷の人気者だった。二人は赤の他人だが、心の奥では魅かれあっていた。芸の道を究めようとする二人は、稽古の間も芸道の喧嘩ばかり。単なる言葉のやり取りを真に受けた二人は別れ、鶴八は料亭の息子のところに嫁いでゆく。それから三年。鶴次郎の芸は荒れ、酒浸り。興行師の思惑で、...
浅草橋交差点の角、築百年のビル1階にあるカフェカフェのあるイーグル・ビルは大正から昭和の初期に建築された建物です。カフェは2017年に、合羽橋にあった「ブリッジ」がここ日本橋馬喰町にあるイーグル・ビルに移転してきました。合羽橋の「ブリッジ」はセメント打ちっぱなしの店内で迫力がありました。関連記事≫≫ 合羽橋「ブリッジ」訪問記事平日の午前中に訪問。外国人客が7割、日本人が3割程度日本では米の価格が2倍...
土曜日に歩いた。地下鉄、清澄白河駅を出て小名木川にかかる高橋を渡ると、娘さんが二人、楽しそうに投稿子を追い抜いてゆく。飛び跳ねるように歩いているのを、指を銜えてみながら観察眼を発揮する。二人はカフェに行く!清澄白河駅を出て、高橋を渡ると常盤二丁目。清澄通りから小名木川に沿って歩き始めると、住宅街(常盤二丁目13)に「美容室」があった。閉店しているような雰囲気。関連記事≫≫ 小名木川を挟んで反対側の高...
米の粉で揚げた天丼! 衣は堅焼きバーリバリ! タレは濃い色甘辛い!あまたある投稿子の取柄のひとつに好奇心がある。歩いていると「米粉の天丼」と看板があった。好奇心が頭をもたげてきて、気分が浮ついてきた。美味しそうじゃないか。税込で1280円。海老が一匹、おくらと切り刻んだ茄子、ハス、カボチャが米の衣で揚がっていた。衣はかなり硬い。おかきに甘辛いタレがついているよう。このタレがご飯によく合う。お代わり...
夏草や 兵どもが 夢の跡芭蕉の句だ。三ノ輪駅周辺……鬼平犯科帳のワル、「土蜘蛛の金五郎」が善人ぶりを見せかけるために、一膳飯屋を開き、庶民に安く食べさせていた地域……は上野・浅草から日光に向かう街道が交差する場所。ここだ。昭和の時代には近くの山谷には、労働者が集まった。三ノ輪界隈を歩いていて、上述の句を思いだした。今では、明治通りや日光街道の両側には中層の建築が並び、そこにレトロ建築が窮屈そうにおさま...
「キャトーズ ジュイエ」! 7月14日はフランス革命記念日です。越谷には大胆にも、その名を冠したスイーツ店があります。美味しいので、許せますが!投稿子の脳内では「西のラデユレか、東のキャトーズ ジュイエ」と名を馳せています。関連記事≫≫フランス革命がおこったのはバスティーユ。そのバスティーユを散策した旅行記です。アリーグルのマルシェで食事をしたり、廃線跡を歩きました。上の文字をクリックすると旅行記に飛...
地下鉄、表参道駅から青山一丁目駅に向かってすぐです。ポルシェセンター青山の脇にあるビルです。平日のランチタイムに出かけました。人気店なので開店10分前に到着。誰も並ばない。拍子抜けです。単品でピッツァとサラダをそれぞれ注文しました。ランチセットは小さなサラダがついて1500円から1700円です。マルゲリータ(1900円)です。もちもちしていて、ミミも柔らかく仕上がっていました。そのうえボリューミー...
私立探偵、マット・スカダー シリーズです。このシリーズが日本で刊行されたのが1987年(アメリカでは1976年)。本「処刑宣告」は2005年(アメリカでは1996年)に発売されています。サイゴン陥落の翌年に私立探偵、マット・スカダーが登場しました。「処刑宣告」がアメリカで発売されたのはソ連が崩壊して5年がすぎたころです。スカダーが登場して約20年のことです。当初、スカダーは陰影を帯びた探偵で、あら...
ヤシオスタン!埼玉県八潮市は「ヤシオスタン」の異名で知られています。「日本の異国」(室橋裕和著 2019年5月刊)によれば、八潮に150人ほどのパキスタン人が暮らし、パキスタン料理のレストランは3軒、と記されていました。関連記事≫≫パキスタンの首都のイスラマバードから航空機で北部辺境州にあるギルギッドまで航空機で飛び、そこから車でカラコルム・ハイウエーを走りながらフンザ、世界で第2の高峰K2を見て北...
昭和の雰囲気を探しながら、常磐線と都電に挟まれた荒川三丁目と四丁目を歩きました。関連記事≫≫昭和の雰囲気好きには、荒川区の街歩きは楽しい!これまで荒川区街歩きをブログに8回、アップしています。写真は東尾久五丁目にある駄菓子屋です。上の文字をクリックすると、荒川区街歩きに飛びます。ぜひ、みてください。荒川区荒川仲通りを歩きます。頭上には電線が張りめぐらされている。関連記事≫≫サイゴンの電線……複雑怪奇状態...
「香港傳奇」では、香港にある焼味舗で味わえるような腸粉、焼鴨、雲吞麺、お粥が食べられます!このほか、焼肉まん(2個、650円)、焼売(3個、690円)もあり、食べやすい価格となっていました。午後1時半ごろに入店しました。昼食には遅い時刻になってしまいました。近くのオフィスに勤めているような若い女性たちが3組だけでした。注文した南翔小籠包(690円)です。10分くらいでテーブルにやってきました。アツ...
「よしだや」は地下鉄、清澄白河駅から清洲橋通りを東に、三ツ目通りまで行ったところにあります。電車に乗って、1個200円の塩大福を食べにやってくる客がいるらしい。珍しい人間がいるものだ。家で都知事選についてつらつら考えたり、貧乏ゆすりをして過ごせないのか?はい、ワタシには大福の方が大事です。塩大福は200円。小ぶりですが、ずっしり、重量感がありました。皮は厚く、硬めでした。餡は切れの良い甘さでしたよ...
三河島駅周辺の有名どころなら、戦前からある三河島コリアンタウン、金メダリストの実家「肉のキタジマ」、タイにあるタンマガーイ寺の別院でしょうか。今回は昭和の雰囲気を探しながら、東日暮里三丁目を歩きました。関連記事≫≫三河島ならコリアンタウンの街歩きです。新大久保のように華やかではありませんが、代わりに、強烈な辛子の匂いを嗅ぎながら歩けます。上の文字をクリックすると、三河島コリアンタウン街歩きに飛びます...
表題の「石つぶて」について、「あとがき」でこのように記されている。警察官で最も人々とかかわりの多いのは交番勤務の巡査だ。友人は巡査をしていて、人生の折り返し地点をすぎた。著者はその巡査からメールを受けた、(組織で最も階級の低い交番勤務で一生を終えるのだが…勤務の)見返りなど微塵も期待しないで、歴史上に無名の士としても残らない、「石つぶて」として過ごしてきた。著者は、末端の警察官にまで、職務の覚悟が...
最初に、お茶がでてきました。関連台湾旅行記事≫≫台湾は、あまり緊張せずに歩けるし、食べ物がおいしいですね。台北の迪化街のすぐ裏、大稻程慈聖宮では肉粥も食べられますが、魯肉飯にしました。青空がのぞけるガジュマルの木の下で食事すると台湾料理が一層美味しくなります。上の文字をクリックするとその台湾旅行記に飛びます。ぜひ、みてください。「花粥」ではお粥とハーフの担々麺などがセットで出されました。お粥から蒸気...
前回、街歩きをしたときに発見したお店です。飲み屋街で栄えたような狭隘路地にありました。関連記事≫≫その時の桐生街歩き記事です。昭和の雰囲気があって、思わず立ち止まり、首をぐるっとまわしましたよ。上の文字をクリックすると、その桐生街歩きに飛びます。昭和がお待ちしています。ランチの天丼は800円。海老が2匹ついていました。!ご飯も具も量が多い。それでいて、丁寧で繊細な味付けでしたよ。投稿子のほかに地元の...
地下鉄、半蔵門線の清澄白河駅から萬年橋に向かって5分ほど歩きます。道路を一本、小名木川に向かったところに高田川部屋、閉鎖された尾車部屋、近くに錣山部屋があり、相撲部屋を見ながら街歩きをして、「タルスコーゲン」でひと休みというコースもいいですね。関連記事≫≫相撲部屋が集まる横綱通りから隅田川沿いを歩いた記録です。上の文字をクリックすると、この街歩きに飛びます。ぜひ見てください。「タルスコーゲン」はスウ...
日本では1997年に刊行された小説です。著者のマイクル・コナリーはロサンゼルス市警察、「刑事ハリー・ボッシュ」のシリーズが有名ですが、本作はノン・シリーズものです。連続殺人事件で新聞記者が犯人を追及してゆく物語です。マスコミ業界や巨大官僚組織となったFBIの無責任さ、非効率さ、そこで働く職員の不遜さについて批判する小説となっています。コロラド州デンヴァー市の地方新聞記者が主人公です。記者は双子の兄...
荒川と新河岸川との間にある北赤羽駅。あなたは下車したことがあるでしょうか?銀座というと、豪華絢爛、オシャレ、華やかといった胸がときめくような印象がありますが、浮間銀座はそんなヤワな考えを打ち砕いてくれますよ銀座はイロイロあると教えてもらいました。その北赤羽駅は新河岸川に跨っていました。出口は赤羽口と浮間口。大宮方面の浮間口にでました。浮間銀座は出口すぐにあるはず。看板を探したが見つからない。浮間銀...
店はヴァンスにあるロザリオ礼拝堂を感じさせる白! お店のロゴはロザリオ礼拝堂の会衆席に掲げられた絵のタッチでした。地下鉄、日比谷線の小伝馬町駅から日本橋馬喰町に向かってすぐです。全国に展開するホテルが二軒並んでいる脇にお店を構えているので、場所は一発!関連記事≫≫「ヒロミ&コ」のお店の印象はヴァンスにあるロザリオ礼拝堂に合致したと書きました。念のため、その旅行記を紹介します。ニースからバスで1時間弱...
果物が生き生きとする季節となり、パフェ好きにはたまらない日々です。近くに、いろいろなフルーツが入ったパフェを置いている店があるので、大助かりです。関連記事≫≫以前、「アン・プルミエ」で購入したスイーツです。上の文字をクリックすると、記事に飛びます。ぜひ、見てやってください。「アン・プルミエ」には、以前、ピンキーとキラーズというグループで歌っていた髭で黒い帽子のおじさんに似た男性が、自動ドアの前で客が...
日本の経済成長が著しかったころ、……1970年から1980年代……日本はアジア、アメリカ、ヨーロッパに輸出先を拡大していった。アフリカへは鉱物資源を求めて進出した。このころ、ヨーロッパ行のエアロフロートは格安運賃でモスクワを経由してロンドンかパリへ運んでくれた。ある時、投稿子が搭乗したアエロフロート機が乗換地のモスクワ国際空港で嵐のために着陸できず、当時のレニングラードまで飛んだことがあった。そこのホ...
東田端の向こう、田端駅の反対側には「田端文士村記念館」があります。かって住んでいた小説家や芸術家が住んでいたのを記念した建物です。そこを散歩すると、芸術家のオーラを感じます。でも、今回の街歩きはリラックスできました。芸術にはとんと縁がない地域ですから。ワタシにぴったりです。散歩した東田端には……倉庫、町工場の跡に高層住宅が建築され、その間に昭和の雰囲気がある狭隘住宅や個人商店、木造アパートが残ってい...
雑誌「アンド プレミアム」2024年2月号「あんこ」特集に取り上げられていたので、桐生の街を歩いた折に訪問しました。「あら木」がある桐生、旧市街街歩きをブログにアップしています。太陽がほとんど人通りのない旧市街を照らしています。街を歩いていると、ワタシの健脚ぶりに微笑む人がいないのが残念!JR桐生駅近くを歩いた時の記事です。繫栄していた時代の建物が残っています。上の文字をクリックすると、ページに飛...