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#4561 決算を終へし夕べは暮れなづむ鉢のプリムラ色あたたかし
令和7年3月31日(月) 【旧 3月3日 大安】 春分・「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」決算を終へし夕べは暮れなづむ鉢のプリムラ色あたたかし ~向山益雄 『檐溜』 日本の多くの会社は3月末をもって年度の締めくくりとしています。その要因となった国の会計年度が4
2025/03/31 00:00
#4560 花誘ふ春雷深夜の吾が腹の底に響きて天に納まる
令和7年3月30日(日) 【旧 3月2日 仏滅】 春分・「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」花誘ふ春雷深夜の吾が腹の底に響きて天に納まる ~村瀬廣(1891-?) 『麗』Photo:桜と雷|多摩川河川敷 ~flickr 今日は、七十二候の第12候「雷乃発声(かみなりすなわちこえ
2025/03/30 00:00
#4559 パンセパンセパン屋のパンセ にんげんはアンパンをかじる葦である
令和7年3月29日(土) 【旧 3月1日 先負】 春分・「桜始開(さくらはじめてひらく)」パンセパンセパン屋のパンセ にんげんはアンパンをかじる葦である ~杉崎恒夫(1919-1984)『パン屋のパンセ』 「パンセ」は「思考」「思想」の意。フランスの哲学者ブレーズ・パスカル(
2025/03/29 00:00
#4558 春山の咲きのををりに春菜摘む妹が白紐見らくしよしも
令和7年3月28日(金) 【旧 2月29日 赤口】 春分・「桜始開(さくらはじめてひらく)」春山の咲きのををりに春菜《わかな》摘む妹《いも》が白紐見らくしよしも ~尾張連《をはりのむらじ》『万葉集』 巻8-1421 雑歌春山の花が咲いている下で、春の菜を摘んでいる。妻の着物の
2025/03/28 00:00
#4557 古の人の植ゑけむ杉が枝に霞たなびく春は来ぬらし
令和7年3月27日(木) 【旧 2月28日 大安】 春分・「桜始開(さくらはじめてひらく)」古《いにしへ》の人の植ゑけむ杉が枝に霞たなびく春は来ぬらし ~作者未詳 『万葉集』 巻10-1814 雑歌いにしえの人が植えたという杉の枝に霞がたなびく春が来たようです。 この歌、万葉集
2025/03/27 00:00
#4556 醜草の島に蔓る其の時の皇国の行手一途に思ふ
令和7年3月26日(水) 【旧 2月27日 仏滅】 春分・「桜始開(さくらはじめてひらく)」醜草《しこぐさ》の島に蔓《はびこ》る其の時の皇国《みくに》の行手一途に思ふ ~栗林忠道(1891-1945)Photo:硫黄島の栗林忠道中将 ~祖孫 しんどう義孝氏のHPより 太平洋戦争末期の
2025/03/26 00:00
#4555 この花の一節のうちに百種の言ぞ隠れるおほろかにすな
令和7年3月25日(火) 【旧 2月26日 先負】 春分・「桜始開(さくらはじめてひらく)」藤原朝臣広嗣、桜花を娘子《おとめ》に贈る歌一首この花の一節《ひとよ》のうちに百種《ももくさ》の言《こと》ぞ隠《こも》れるおほろかにすな ~藤原広嗣(715-740)『万葉集』 巻8-1456
2025/03/25 00:00
#4554 あふみの海磯うつ波のいく度か御世にこころをくだきぬるかな
令和7年3月24日(月) 【旧 2月25日 友引】 春分・「雀始巣(すずめはじめてすくう)」あふみの海磯うつ波のいく度か御世にこころをくだきぬるかな ~井伊直弼 『柳廼四附《やなぎのしづく》』近江の湖の磯を打つ波のように幾度も今の御代のことに心を砕く日々であることよ
2025/03/24 00:00
#4553 暇なく人の眉根をいたづらに掻かしめつつも逢はぬ妹かも
令和7年3月23日(日) 【旧 2月24日 先勝】 春分・「雀始巣(すずめはじめてすくう)」長眉毛一本のべし老の春 ~百合山羽公(1904-1991) 今年のNHK大河小説 『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』 で水野美紀や安達祐実・飯島直子らが演じる眉毛のない吉原の女将たちと、石坂浩
2025/03/23 00:00
#4522 ふたつみつ標本木の花の芽がぽこりとおきておはやうといふ
令和7年3月22日(土) 【旧 2月23日 赤口】 春分・「雀始巣(すずめはじめてすくう)」万蕾の一枝ほころび貴妃桜 ~大石悦子(1938-2023)Photo:咲き始めた楊貴妃桜 ~杜の舟 「万蕾《ばんらい》」は枝いっぱいについた蕾《つぼみ》のこと。「貴妃桜」は楊貴妃に因んで名
2025/03/22 00:00
#4551 めざむればいたく搖れゐる電線と雀の聲とわが窓のへに
令和7年3月21日(金) 【旧 2月22日 大安】 春分・「雀始巣(すずめはじめてすくう)」めざむればいたく搖れゐる電線と雀の聲とわが窓のへに ~高安国世(1913-1984)『眞實』 二十四節気「春分」の初候5日間(3月20~24日)は七十二候の第10候「雀始巣(すずめはじめてす
2025/03/21 00:00
#4550 さみどりに香る草餅春彼岸あの人この人偲びつつ食む
令和7年3月20日(木) 【旧 2月21日 仏滅】 春分・「雀始巣(すずめはじめてすくう)」さみどりに香る草餅春彼岸あの人この人偲びつつ食む ~喜夛隆子 二十四節気の4番目は「春分」。「日天の中を行て昼夜とうぶんの時なり」とは『暦便覧』における説明。昼と夜の時間が同
2025/03/20 00:00
#4549 わするなよなれし雲ゐのさくら花うき身は春のよそになるとも
令和7年3月19日(水) 【旧 2月20日 先負】 啓蟄・「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」わするなよなれし雲ゐのさくら花うき身は春のよそになるとも ~藤原隆信(1142-1205)『新勅撰和歌集』 巻16-1044 雑歌一忘れるな、見慣れた宮中の桜花よ。不遇の私は春とは無縁になって
2025/03/19 00:00
#4548 すすみゆく時にあふともいそのかみふるきてぶりをわすれざらなむ
令和7年3月18日(火) 【旧 2月19日 友引】 啓蟄・「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」赤とんぼ昔のいろに明治村 ~西上禎子 「第5回 HIA俳句大会」 国際俳句交流協会賞受賞作品 明治村が開業したのはちょうど60年前の今日、1965年3月16日。昔の町並みを楽しめるテーマパー
2025/03/18 00:00
#4547 通り抜けし造幣局の桜道見返りて去ぬ 外つ国の人も
令和7年3月17日(月) 【旧 2月18日 先勝】 啓蟄・「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」花の径地金を溶かす光洩れ ~若宮直美 (平成31年「花のまわりみち」特選一席) 日本の硬貨や各種メダル、勲章などを製造している造幣局の本局が大阪に設置されたのは今から156年前の18
2025/03/17 00:00
#4546 枕あげてわが見たる時フリージヤのすがしき花は光りけるかも
令和7年3月16日(日) 【旧 2月17日 赤口】 啓蟄・「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」うまさうなコップの水にフリージヤ ~京極杞陽《きよう》(1908-1981)Photo:フリージア ~花毎《はなごと》 フリージアはアヤメ科フリージア属の球根植物。菖蒲にも、水仙にも似てい
2025/03/16 00:00
#4545 てふてふが一匹東シナ海を渡りきてのち、一大音響
令和7年3月15日(土) 【旧 2月16日 大安】 啓蟄・「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」てふてふが一匹韃靼《だったん》海峡を渡って行った。 ~安西冬衛(1898-1965)『春』 これは短歌でも俳句でもなく「一行詩」と呼ばれるものです。作者の安藤冬衛《あんどうふゆえ》は
2025/03/15 00:00
#4544 するだろう ぼくをすてたるものがたりマシュマロくちにほおばりながら
令和7年3月14日(金) 【旧 2月15日 仏滅】 啓蟄・「桃始笑(ももはじめてさく)」するだろう ぼくをすてたるものがたりマシュマロくちにほおばりながら ~村木道彦(1942-2024)『天唇』 バレンタインデーの由来は先月調べてアップしましたが、ホワイトデーの由来は分か
2025/03/14 00:00
#4543 ぬばたまの夢の名残りのごときかも黄の花咲く山茱萸一枝
令和7年3月13日(木) 【旧 2月14日 先負】 啓蟄・「桃始笑(ももはじめてさく)」ぬばたまの夢の名残りのごときかも黄の花咲く山茱萸一枝 ~小中英之(1937-2001)『翼鏡』Photo:山茱萸 ~GARDEN STORY 山茱萸《さんしゅゆ》は江戸時代享保年間に朝鮮半島から渡ってきた
2025/03/13 00:00
#4542 「あさかぜ」にひと夜過ごせる寝不足と瀬戸内海の光と忘れず
令和7年3月12日(水) 【旧 2月13日 友引】 啓蟄・「桃始笑(ももはじめてさく)」「あさかぜ」にひと夜過ごせる寝不足と瀬戸内海の光と忘れず ~島田修三(1950-) 「あさかぜ」は昭和31年から平成17年まで東京駅 - 下関駅・博多駅間を東海道本線・山陽本線・鹿児島本線経
2025/03/12 00:00
#4541 常よりも父はやさしくふるまいて子等らと過ごしぬ空襲前夜
令和7年3月11日(火) 【旧 2月12日 先勝】 啓蟄・「桃始笑(ももはじめてさく)」三月十日も十一日も鳥帰る ~金子兜太 「海程」2011年10月号 金子兜太の句にある「三月十一日」とは2011年3月11日、三陸沖に発生した地震と津波による東日本大震災のことを指しています。
2025/03/11 00:00
#4540 あまさかる鄙少女等が着る衣のうすいろ木綿と桃咲きにけり
令和7年3月10日(月) 【旧 2月11日 赤口】 啓蟄・「桃始笑(ももはじめてさく)」あまさかる鄙少女等が着る衣のうすいろ木綿と桃咲きにけり ~長塚節(1879-1915) 「あまさかる鄙《ひな》」は都から遠い地方のことです。二十四節気「啓蟄」の次候は七十二候の第8候「桃始
2025/03/10 00:00
#4539 すみしよの春なつかしきふるさとの梅のさかりを誰かみるらむ
令和7年3月9日(日) 【旧 2月10日 大安】 啓蟄・蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)すみしよの春なつかしきふるさとの梅のさかりを誰かみるらむ ~明治天皇 明治27年Photo:明治天皇銀婚祈念切手(明治27年3月9日発行) 今日、3月9日は「記念切手記念日」とあったので
2025/03/09 00:00
#4538 松原にいつ生ひにけむひともとのアカシヤ生ひて花咲けり見ゆ
令和7年3月8日(土) 【旧 2月9日 仏滅】 啓蟄・蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)松原にいつ生ひにけむひともとのアカシヤ生ひて花咲けり見ゆ ~若山牧水(1885-1928) 今日3月8日は「国際女性デー」。ミモザはその象徴となる花とされています。日本ではフサアカシア
2025/03/08 00:00
#4537 消防車のミニカー離さぬ幼子を預けたる帰路本物に遇う
令和7年3月7日(金) 【旧 2月8日 先負】 啓蟄・蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)消防車のミニカー離さぬ幼子を預けたる帰路本物に遇う ~鈴木緑 『塔』2016年11月号 今日3月7日は「消防記念日」。1948年のこの日に消防組織法が施行され、明治以来警察の所管とされ
2025/03/07 00:00
#4536 甲斐ヶ嶺の庭はこぞりて花の色母が花桃遅れて咲く
令和7年3月6日(木) 【旧 2月7日 友引】 啓蟄・蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)山碧し花桃風を染むばかり ~飯田龍太(1920-2007)Photo:ハナモモ ~HORTI by Green Snap モモの原産地は中国ですが、古代には日本に入っていました。江戸時代になると主に花を鑑賞す
2025/03/06 00:00
#4535 草に置くわが手のかげに出でて来て飴色の虫嬬を争う
令和7年3月5日(水) 【旧 2月6日 先勝】 啓蟄・蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)草に置くわが手のかげに出でて来て飴色の虫嬬《つま》を争う ~岡井隆(1928-2020)『斉唱』Photo:いぬおのネコぶろぐ 今日は二十四節気の第3「啓蟄」。『暦便覧』には「陽気地中にう
2025/03/05 00:00
#4534 一円玉見つつ思へり一つあて三円を費やし造る人らを
令和7年3月4日(火) 【旧 2月5日 赤口】 雨水・草木萌動(そうもくめばえいずる)一円玉見つつ思へり一つあて三円を費やし造る人らを ~悟桐学 1869(明治2)年のこの日、明治政府が貨幣を円形として金銀銅の貨幣を鋳造する円貨の制度を定めたことに由来し、今日3月4日は
2025/03/04 00:00
#4533 春なれば梅に桜をこきまぜて流すみなせの河のかぞする
令和7年3月3日(月) 【旧 2月4日 大安】 雨水・草木萌動(そうもくめばえいずる)春なれば梅に桜をこきまぜて流すみなせの河のかぞする ~紀貫之(872-945)「三月三日紀師匠曲水宴和歌」春なので梅に桜を混ぜ合わせて流す水瀬の川の香がするよ。Photo:鈴木其一「曲水宴図
2025/03/03 00:00
#4532 お水送り近づきたれば若狭路の雪の晴れ間の光明るき
令和7年3月2日(日) 【旧 2月3日 仏滅】 雨水・草木萌動(そうもくめばえいずる)お水送り近づきたれば若狭路の雪の晴れ間の光明るき ~内田あき子 耕養庵蒼島短歌(平成18年 冬季一席)Photo:僧侶によって遠敷川に注がれる香水 ~中日新聞 春を呼ぶと言われる奈良東大寺
2025/03/02 00:00
#4531 われ寂し青き李の花に似て弥生の空のもとに悩める
令和7年3月1日(土) 【旧 2月2日 先負】 雨水・草木萌動(そうもくめばえいずる)われ寂し青き李の花に似て弥生の空のもとに悩める ~三ケ島葭子(1886-1927) 三ケ島葭子《みかじまよしこ》は明治から大正にかけて生きた埼玉県出身の女流歌人。与謝野晶子に師事して生涯
2025/03/01 00:00
2025年3月 (1件〜100件)
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