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  • 「時の過ぎゆくままに」 沢田研二 純粋な過去の彩りとして

    こんにちは、暖淡堂です。 子供の頃、自分が大人になったら、どんな音楽を聴いているのだろうなって考えたりしていました。 小学生の時に、祖母に小型のトランジスタラジオを買ってもらいました。 Toshiba製のラジオで、当時の値段で6,000円くらいしました。 それで毎日ラジオ放送を聞いていましたね。 それこそ朝から晩まで。 北海道なので、午後になるとミスターデーブマンの「ベストテンほっかいどう」。 欠かさず聞いていました。 当時、ヒットしていた人たちといえば、西城秀樹、野口五郎、郷ひろみ、山口百恵、森昌子、桜田淳子、キャンディーズ、ピンクレディー。 演歌ではピンカラ兄弟、殿様キングス、敏いとうとハ…

  • 終活って、いつ頃はじめるといいの? 還暦が近づいたり、定年後の暮らしが気になったときが始めどき

    こんにちは、暖淡堂です。 自分の還暦や定年までの日数を、時々以下のサイトで計算しています。 Ke!san 生活や実務に役立つ計算サイトHP 残りの日数が多いと感じるか、もう残りわずかと思うか。 暖淡堂はとても短い期間だと考えます。 有効に使いたいですよね。 還暦やその後の定年が近づいてきたことで、最近急に気になり出したことがあります。 それは、「人生をどのように終えるのか」。 それをきちんと考えることで、最期のときまで充実した生活を送ることができるようになると感じ始めました。 終活が注目されているのはそのためですね。 エンディングノートを書いたり、自分史をまとめたり。 どのように看取ってもらう…

  • 「本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧 双六道中ふりだし」 京極夏彦 【暖淡堂の書棚】

    こんにちは、暖淡堂です。 自宅の書棚の蔵書の埃落としと虫干しをかねて、時々手に取って開いています。 今日、書棚から引っ張り出したのが 「本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧 双六道中ふりだし」 京極夏彦さんの作品です。 2003年11月30日に第一刷発行となっています。 豆腐小僧 購入時期から考えて、タイに持って行ったと思われます。 風土の違いで洗われた感じですね。 赤色の脱色、全体の黄ばみ感など、我が家の蔵書らしい風貌になっています。 ざっと開いてみて、中頃から少し引用してみます。 袖引き小僧、罠など気にせず一直線に走ります。物理的な影響力を持ちませんから罠にかかることもないのでございますな。一方、豆腐…

  • 子供の頃、よく水に落ちたこと 【沙河9】

    子供の頃は、よく水に落ちました。 いつも近くに誰かがいてくれて助かっています。 もし一人きりだったら、ダメだったかもしれないと思われることもあります。 水の中から明るい空を見上げていた記憶があります。 他の時の記憶と混じっているのかもしれませんが。 子供って、どうして水の近くで遊びたがるのでしょうね。 【沙河】昭和四〇年~昭和五〇年 (五)① 家の前の道路脇に細い用水路があった。 田植えの頃から夏にかけて、豊富な水が流れた。 水は緩やかな勾配に沿って、南から北に向かって流れていた。 私はその水に、千切り取った草や木の葉を流して遊んだ。 玄関前から道路に出る部分は、コンクリート製の土管を埋めてト…

  • タイトルを変更しました はてなブログに移動して2年をざっと振り返ると、さまざまな学びの期間でした

    こんにちは、暖淡堂です。 2023年9月の中頃で、はてなブログで書き始めて2年が経ちました。 ブログをYahooブログで書き始めたのが2004年頃。 Yahooブログを細く長く書き続けていたのですが、ブログサービスが終了になったので、慌ててアメブロに移動。 大体コロナの感染拡大時期と前後する頃ですね。 アメブロで1年くらい書いていたのですが、ちょっと思うことがあって、はてなブログに移動しました。 それが2021年9月。 で、はてなブログに移動して2年。 この2年間でさまざまなことを学べました。 ざっとまとめると、以下になります。 ブログは書いても読んでも面白い ちょっとだけお小遣いがもらえる …

  • 【現代詩】「未明/境界」 繰り返し境界で座礁するものたちのイメージ 現代詩の試み

    未明/境界 (…霧が、揺れ… 過飽和の空間から 凝り落ちるように 帆船が 帆の破れた 帆船が 何隻も 現れ (…風が、止み… 岩を舐めていた 薄い波が静かに逃げ 置き去りにされた 岩の上に 帆船が 座礁する 海岸を帆船が埋める 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon 【現代詩】「白 妙」 季節の変わり目の、高い空の襞のイメージ 現代詩の試み またお立ち寄りください。 どうぞご贔屓に。 dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

  • 読む者もまた系内に捕らわれる 今の自分はすでにこの物語と無関係にはなり得ない 「絡新婦の理」 京極夏彦

    こんにちは、暖淡堂です。 今年は極個人的な「京極祭」開催中です。 自宅の書棚にある京極夏彦さんの本を読み続けています。 で、今回読み終わったのが以下の本。 「絡新婦じょろうぐもの理」です。 この記事を書いていて、「じょろうぐものことわり」とキーで打って変換すると、一回で「絡新婦の理」となったことに驚きながら、書き続けています。 余談ですが。 「鉄鼠の檻」と同様に、この本の基本データを記録してみます。 本文ページ数:829 (本文最終ページに印刷されているページ数) サイズ:174mm x 107mm x 47mm (コクヨ物差し) 本体重さ:633g (キッチンにあった秤) 「鉄鼠の檻」とほぼ…

  • 【現代詩】「坑 道」 燃え上がるボタ山のイメージ 現代詩の試み

    坑 道 餓えた男達は、黒く硬い層を噛み砕き、食らいながら掘り進む。 もう何年も眠らずに掘り続けたが、満たされることはなく、不意に襲いかかる「希薄さ」に、頼りなく窒息してしまう。 (…とろりとした脂に満ちた坑道と… (…巨大なボタ山をいくつも残し… 眠れない子供達は、涯の駅のホームで、それが自分達の父の死体が腐敗して流す毒の霧だと気づかないまま、時折霧が流れて姿を見せる巨大な山に、息を殺し、目を凝らす。 と、どこからか列車の近づく音が聞こえる。 (…暗い便所に逃げ込んだ子供に… (…それは一番先に訪れる… 祈る女達は、冷たい雨の下、炎を吹き上げるボタ山を見上げる。 そして、焦げながら笑う子供達が…

  • 「春の夜の 夢ばかりなる 手枕に」 周防内侍 ひとときの戯れを詠う

    百人一首第67番目の歌の作者は周防内侍すおうのないしです。 女房三十六歌仙の一人です。 今回は周防内侍について紹介します。 周防内侍とは 生年1037年頃、没年1110年頃。 平安時代後期の人で、本名は平仲子たいらのちゅうし。 桓武平氏につらなる人でした。 後冷泉天皇、後三条天皇、白河天皇、堀河天皇の四代に仕えました。 百人一首に選ばれた歌は、後冷泉天皇の中宮、章子内親王の御所での集まりで詠われたもの。 集まった人たちが楽しく過ごしている間、周防内侍がふと「疲れたので、横になるための枕が欲しい」とつぶやきます。 それを聞いた藤原忠家が、御簾の下から自分の腕を差し出します。 そして「これを枕に」…

  • 「探偵物語04」 松田優作の歌声

    こんにちは、暖淡堂です。 松田優作さんが主演のドラマ「探偵物語」の動画が配信されています。 で、今回はその第四話を紹介します。 これを特に紹介する理由は、冒頭で、松田優作さんがギターを弾きながら歌っているから。 とても懐かしいです。 そういえば、こんな感じで歌っていたなあって。 それに続くドラマの部分、ついつい引き込まれます。 お時間のある、休日の夕方などにぜひどうぞ。 僕は、知っている俳優さんの中で、いまでも松田優作さんが一番好きです。 今でも生きていたら、と思うことがあります。 www.youtube.com *☺☺☺☺☺* 探偵物語 Blu‐ray BOX(初回生産限定) [Blu-ra…

  • 小学生の頃に、すでに理系だった 豊沼-砂川(二十一)

    小学校時代は得意だった科目は一つもない。国語や算数など、問われている内容がまったくわからなくて、先生に当てられても答えられないことが何度もあったように思う。言葉の意味がよくわからなかった気がする。それでも、好きだった科目はあった。理科と、社会科の中の歴史、それも古代史の部分である。理科は、宇宙の話が好きだった。月の満ち欠けを、ボールと自分の頭の影を使って再現する実験を提案して、先生にほめられた。その実験は、事業中、不意に思いついたものだった。歴史は、担当の先生の話が楽しかった。そして、古代というものがあるということを知った楽しさもあった。 * 理系、文系、という分け方にも色々とご意見はございま…

  • 【現代詩】「白 妙」 季節の変わり目の、高い空の襞のイメージ 現代詩の試み

    白 妙 山頂で、粉雪が 風に、なびいている 真っ青な山に映え かつて舞い降りた 若い女が 帰っていくようだ 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon 【現代詩】「白 妙」 季節の変わり目の、高い空の襞のイメージ 現代詩の試み またお立ち寄りください。 どうぞご贔屓に。 dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

  • 税金と社会保険(健康保険と年金)と扶養の関係は、整理しないとわからなくなる FP2の勉強をしながら小耳に挟んで気になったこと

    こんにちは、暖淡堂です。 妻から以下のような話を聞きました。 「〇〇さん、自分の収入が多くなってしまって、ご主人の扶養(配偶者として)からはずれているのだけど、まだ手続きをしていないので保険証を持っていないんだって」 これを聞いた僕の頭の中は「???」となりました。 さしあたり「それは、早く手続きしないといけないね。保険証自体がなくなるかもしれないし」と返しましたが、さて、こんな場合、どのような対応が正しいのか、すぐにはわかりませんでした。 関係が気になるのは、この「扶養」と「税金と社会保険(健康保険、年金)」。 で、調べてみました。 FP2の勉強を続けています。 今回使用しているのは、「ほん…

  • 「それぞれの秋」 アリス 涼しい風に季節の変わり目を感じながら

    こんにちは、暖淡堂です。 朝晩は涼しくなりました。 日中は晴れるとまだ30℃くらいまで上がるようですが。 日が沈むのが、これからだんだん早くなっていきますね。 紅葉も始まると思います。 秋は確かにやってきています。 で、秋に聴きたくなる曲。 アリスの曲から一曲紹介します。 「それぞれの秋」です。 数人の人物の生き方が谷村さんの詩で描き出されます。 それぞれの人生が、秋という季節の中ではっきりとした色を与えられているように感じます。 どのような生き方がよくて、そうでないとダメで、みたいなことはないですね。 どれもみなそれぞれに確かな生き方。 この曲を最初に聴いたのが高校生の頃でした。 その時、こ…

  • そのリスキル、無駄です 定年後を見据えて意識的に始めるべきこと

    こんにちは、暖淡堂です。 定年近くの人に、リスキリングが勧められています。 定年を期に、新しいスキルで仕切り直ししましょう、ということかなと理解しています。 ***** 「再スタート」というと、同じことをやり直す、みたいな感じです。始めてみて、うまくいかなかったので、やり直してみる。そんな感じ。あんまりウキウキしません。 一方で、「もう一度スタートする」というと、スタートをもう一度する、ということで、それは、なにをスタートしてもいいような感じです。どこに向かってもいいし、なにを始めてもいい。なんだかワクワクします。 せっかく定年という制度があって、それまでの会社勤めに一区切りつけることができる…

  • 「寒がりのVOICE」 原田真二 季節の変わり目の、一人きりの部屋で

    こんにちは、暖淡堂です。 そろそろ季節の変わり目でしょうか。 こんな時は、一人で部屋の中で音楽を聴きながら過ごすことが増えます。 選曲はどうしても、昔よく聴いて、耳に馴染んでいるものが多くなりますね。 思い出したのが、原田真二さんの「寒がりのVoice」。 都会的な声とアレンジ。 僕は旭川で一人暮らししていた頃、よく聴いていました。 その当時のアルバムを二枚持っていて。 名曲です。 よく思い出します。 大人が車の中で聴くのにも合っていますね。 休日の午後、季節の変わり目を感じながら、ごゆっくりとお楽しみください。 www.youtube.com *☺☺☺☺☺* 寒がりのVOICE FOR LI…

  • 東洋と西洋

    西洋の哲学は頭で読み、東洋の思想は腹で読む、そう感じた。西洋の宗教であるユダヤ教やキリスト教は頭で理解するもので、仏教など東洋のそれは、腹で捉えるものなのかもしれない、と。 哲学の書物は、大概が厚い。数百ページもあるのがたくさんある。一方で東洋のそれは薄い。漢字で書かれているものは特に薄い。漢文で、読み下し文や現代語訳をつけると厚くなってしまうが、本文の白文だけだと、とても薄いものになってしまうだろう。 頭は情報を処理し、結論を出すことができる。長い文章からストーリーを読み取ることができる。頭で読む西洋の哲学書は、一つのストーリーを、繰り返し、まるでいくつもの変奏曲を聞くようにして読み続けさせ…

  • 「ドライブ」 佐々木好 北の国の、季節の変わり目に

    こんにちは、暖淡堂です。 やっと、季節が変わっているのを感じられるようになりました。 この後、また暑い日があるのかもしれませんが。 夏が秋になり、秋が深まって、その先に冬が近づいていることを感じると、いつもこの曲を聴きたくなります。 アルバムを買っておけばよかったな、と後悔してしまうアーティストです。 CDで買えるようですが、LPのジャケットを見て、色々と考えていたあの時が懐かしいです。 佐々木好さん、まだご活躍中とのこと。 北海道に帰ることがあれば、ライブ、行きたいです。 www.youtube.com 心のうちがわかればいいのに Sony Music Direct(Japan)Inc. A…

  • 母方の祖父母のこと、新十津川で過ごした昭和の農家の家 【沙河9】

    新十津川にあった母親の実家は、冬には暑い雪に埋もれていました。 雪が積もると自動車は使えなくなって、足で雪を踏み固めた細い道を伝って行き来をしていました。 馬そりで移動していたところもあるようです。 真冬には広い田圃が一面の雪原になってしまいます。隣家はずっと遠くに見えるだけ。 開拓で入植したての頃は、さらに隣家は遠かったのかもしれません。 それも、雪が降り始めるとまったく見えなくなりました。 妹が生まれる前後に、僕が預けられていた頃、従姉妹達は中学生から高校生くらい。 女の子らしく、アイドルのグラビア写真が掲載された雑誌を買って、姉妹で読んでいたようです。 北海道の田舎の、昭和40年代半ばの…

  • 定年後にどこに住むのかを考える 2つある考え方

    こんにちは、暖淡堂です。 定年まで大体1年半。これまで転勤が多かったので、まだ自宅を購入していません。 結婚して子供ができてからは、ずっと借り上げ社宅に住んでいます。なので、定年で会社から離れると、自分で住むところを決めないといけません。 これまでは、会社の方針に従う形で、住む地域や住宅などが大体決められたのですが、定年後は自分で決めることになります。 自分で好きなところに好きなように暮らしていい。ものすごく自由な状況なのですが、そのような状況になるのは、生まれて初めてのこと。かなり戸惑っています。 それでも、何らかの結論を出して、住み替えないといけません。そこで、当面、以下の2点を考え方の柱…

  • 遺恨 鬼役(四)坂岡 真 志乃の活躍

    元鬼役磯貝新兵衛の息子が殿中で成敗された。上役の塚越弥十郎とその取り巻き達に陰湿ないじめを受け、その挙句に切り殺されたのだ。息子の妻も塚越弥十郎に凌辱されていた。 元鬼役は矢背蔵人介の養母志乃に仇討の相談をするが、蔵人介は乗り気にはなれない。子の仇を親が討つのは逆縁であり、幕府の認可は下りないのだ。煮え切らない蔵人介を志乃は突き放す。志乃自身が仇討の助太刀をする。 志乃の策略により、蔵人介の妻幸恵は、家斉の嫡子家慶の鷹狩りで行われる弓比べに女ながら出場し、塚越弥十郎に屈辱を味わわせる。 しかし、幸恵はその後、暴漢に襲われ刀傷を追う。怒った志乃は報復に打って出る。志乃は薙刀の名人。塚越弥十郎の取…

  • 【現代詩】「駅までのわずかな距離を…」 身体における心の遅延のイメージ 現代詩の試み

    駅までのわずかな距離を… 駅までのわずかな距離を 歩ききることができない朝 僕を押しのけ 追い越していった人たちの顔が 今、僕を置き去りにした電車の窓を 稠密に埋めている 埃っぽい灰色の街に立ち尽くす僕は もし僕のこの身体を動かしてくれるのであれば 冷たい雪混じりの雨に打たれてさえ 感謝の涙を流すことだろう 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon 【現代詩】「駅までのわずかな距離を…」 身体における心の遅延のイメージ 現代詩の試み またお立ち寄りください。 どうぞご贔屓に。 dantandho にほんブログ村 ラ…

  • 「もろともに あはれと思へ 山桜」 前大僧正行尊 武士の勢力が拡大する時代を修験者として過ごした

    百人一首第66番目の歌の作者は前大僧正行尊さきのだいそうじょうぎょうそんです。 天台宗の僧侶であり、歌人でもありました。 今回は前大僧正行尊について紹介します。 前大僧正行尊とは 生年1055年、没年1135年。 平安時代後期の人です。 三条天皇の皇子敦明の孫に当たります。 園城寺(三井寺)の明尊の下で出家し、園城寺長吏を経て天台座主となりました。 山伏としての修行を重ねて、修験者としても知られていたようです。 百人一首に選ばれている歌は山岳修行中に出会った風景を詠んだもの。 深い山の奥にひっそりと咲いていた桜を、我が身と引き比べて歌にしたものでしょう。 時代背景 次第に武家の二大勢力の台頭が…

  • 【現代詩】「坑 道」 熱い地下に眠り続ける人たちのイメージ 現代詩の試み

    坑 道 餓えた男達は、黒く硬い層を噛み砕き、食らいながら掘り進む。 もう何年も眠らずに掘り続けたが、満たされることはなく、不意に襲いかかる「希薄さ」に、頼りなく窒息してしまう。 (…とろりとした脂に満ちた坑道と… (…巨大なボタ山をいくつも残し… 眠れない子供達は、涯の駅のホームで、それが自分達の父の死体が腐敗して流す毒の霧だと気づかないまま、時折霧が流れて姿を見せる巨大な山に、息を殺し、目を凝らす。 と、どこからか列車の近づく音が聞こえる。 (…暗い便所に逃げ込んだ子供に… (…それは一番先に訪れる… 祈る女達は、冷たい雨の下、炎を吹き上げるボタ山を見上げる。 そして、焦げながら笑う子供達が…

  • なくなってしまった木造校舎 豊沼-砂川(二十)

    その小学校は、僕が大学に通っている頃に取り壊され、新しい校舎が建てられた。もとの校舎よりずっと小さなものになった。当然かもしれないが、僕はその新しい校舎にはまったく愛着はない。なくなってしまった、あの古い木造校舎だけが僕の通った豊沼小学校なのだ。 * 今の豊沼小学校は、規模が小さくなっていますね。 www.city.sunagawa.hokkaido.jp 校舎が建て直されてからでも、もう40年近く経っているかな。 存続自体が検討されているのかもしれません。 なくなってしまった木造校舎 豊沼-砂川(二十) またお立ち寄りください。 どうぞご贔屓に。 dantandho にほんブログ村 ランキン…

  • 「誰もいない」 アリス 季節の変わり目に、昭和の隠れた名曲

    こんにちは、暖淡堂です。 昭和の名曲から。 今回紹介するのは、アリスの「誰もいない」。 アリスⅡに収録されています。 まだメジャーになる前のアリスの曲ですが、しっかりと谷村節で名曲です。 堀内さんのコーラスや、全体のアレンジなど、後のアリスの活躍の兆しがたくさん見えてきています。 あまり知られていないのが残念です。 改めて聞くと、谷村さん、堀内さん、お二人ともとてもいい声をしています。 それが、年齢を重ねてもあまり変わっていないことに驚きますね。 YouTubeにライブ動画がありました。 改めて聞くと、谷村さん、堀内さん、お二人ともとてもいい声をしています。 それが、年齢を重ねてもあまり変わっ…

  • FP2の勉強を始めてしまいました 気が早い? 時間を大切にしないと

    こんにちは、暖淡堂です。 ついにFP3の試験を先週の日曜日に受けました。 夕方に模範解答が公開されたので、自己採点をしました。 学科も実技も9割以上取れている感じでした。 マークシートをズレて記入しているとか、その他、そもそも受験の手続きの基本的な部分でミスっていなければ、合格しているかな、と思われます。 なので、FP2のテキストと問題集を買ってきました。 「ほんださんチャンネル」とコラボしている、以下のテキストです。 FP2級・AFP 合格のトリセツ 速習テキスト 2023-24年版【オールカラー/各章無料講義動画/完全リンク問題集有/法改正対応】(YouTubeほんださん/東大式FPチャン…

  • 「晩鐘」 さだまさし 青春の秋の終わり

    こんにちは、暖淡堂です。 ヘビメタもハードロックも、アリスも、さだまさしも、松山千春も、ふきのとうも、吉田拓郎も、中島みゆきも、あれもこれも聴いていた青春時代でした。 雑多で、節操がないですね。 それが今の自分を形作っています。 で、季節の変わり目に思い出す歌が何曲かあります。 今回はさだまさしさんの「晩鐘」を紹介したいと思います。 はじめは「檸檬」にしようかなと思っていたのですが、こちらを先に。 歌の冒頭で、「風花」が舞う光景が歌われます。 晩秋ですね。 白い雪が、黒髪に舞い降りる。 和歌の世界です。 これをよく聴いていた頃、受験などを控えて、時々不安を感じたりしていました。 自分がこの先ど…

  • タイの水上マーケットで見かけたお寿司 これが大丈夫であれば大丈夫【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

    こんにちは、暖淡堂です。 タイでの和食の話題です。 家族がタイで再集結したときの最初の食事がシラチャのレストランで食べたお寿司でした。 その時に食べたお寿司は、見た目もほぼ日本で食べるものと同じ。 味も同じで、美味しくいただきました。 一緒に頼んだお茶が甘くで驚いたくらいです。 ただ、その後、タイの街中を歩く機会が増えて、ムムムと思うようなお寿司を見かけるようになりました。 その一例が上の写真のお寿司。 巻物はそれほど違和感を感じないのですが、カマボコを使ったものは、ちょっといかがなものか、思ってしまいました。 暮らし慣れてくると、タイの人たちがカニのカマボコを割と好きだということがわかってき…

  • 生まれて初めて還暦と定年を迎えるのでちょっと戸惑っている? そうだ、父が還暦のころの様子を思い出してみよう

    こんにちは、暖淡堂です。 自分が還暦を迎えるにあたって、どのように過ごしたらいいのか、よくわかっていません。で、ちょっと戸惑っています。 いいモデルになるのは自分の父親です。父が還暦のころ、どんな感じだったか、覚えている範囲で書いてみようと思います。 有限会社の社長業を引退 60歳の還暦になった年で引退し、会社も廃業としていました。僕が継ぐという話もありませんでした。 継ぐという可能性はそもそもほぼゼロでしたね。その頃には今の会社に勤めていましたし、父もあまり強くは希望していなかったと思います。 まあ、あまりそのあたり、きちんと父と話をしたことがあったわけではありませんが。 会社を廃業したのは…

  • 「シンガプーラ」 杏子 憧れながらみていたバービーボーイズ

    こんにちは、暖淡堂です。 学生時代、バンドをやっていました。 で、同時代のバンドがとても気になっていました。 バンドは、スタートはヘビメタで、アイアンメイデンとかブラックサバスとかジューダスプリーストのような、今でも活動しているヘビメタバンドのコピーから入りました。 で、「体力の限界、気力の限界」を感じ、ライオットやヴァンデンバーグ、ナイトレンジャーなどに流れ、最後はオリジナル曲をやっていましたね。 そんな頃、よく聞いていたのがバービーボーイズでした。 そして、ある意味、憧れも感じていました。 その理由が杏子さんの存在。 僕のバンドは男ばっかり三人で。 バービーボーイズには恭子さんがいて。 な…

  • 【現代詩】「季 節」 あの土地の、季節の匂いのイメージ 現代詩の試み

    季 節 歩き、うろつき続けているといつの間にか、季節を追い越してしまうことがある僕の後を、涼しい風が追ってきていたふと足を止めた僕を追い越していったそれは、去年の秋の、においがした 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon 【現代詩】「季 節」 あの土地の、季節の匂いのイメージ 現代詩の試み またお立ち寄りください。 どうぞご贔屓に。 dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

  • 新十津川にあった母の実家で過ごした時のこと、従姉妹たちの部屋 【沙河8】

    妹が生まれたとき、1週間ほど母の実家に預けられていました。 一人きりで母方の祖父母や叔父叔母、従姉妹達と過ごしていました。 みんな優しい人たちだったので、とても安心していたように思います。誰もが僕よりもずっと大人でした。 僕も、寂しがる様子もあまり見せなかったようで。 冬だったので、家は深い雪に埋もれていました。 とても広い田圃と雑木林に囲まれた家でした。 僕の中の冬の原風景は、母の実家の辺りかもしれません。 【沙河】【沙河】昭和四〇年~昭和五〇年 (四)① 母の実家に預けられていたことがある。 母の実家の土地は我が家のものよりもはるかに広く、小川の流れる沢や森林も含まれていた。そこからはピン…

  • 久々の同期会で飲み過ぎました

    こんにちは、暖淡堂です。 昨日、ほぼ夕方くらいまで、二日酔い状態でした。 それでも仕事をして、予定通り訪問先に立ち寄ってから帰宅しました。 二日酔いの理由は、前日に参加した入社同期のメンバーとの飲み会。 新橋の焼き鳥屋さんで飲みました。 最初の一杯は生ビール。 その後は、「黒霧島」のロックをビールジョッキで。 途中で注ぎ足されているので、正確にはわかりませんが、おそらく四杯以上は飲んだかと。 意識もあり、きちんと歩いて帰ったのですが、翌朝が辛かったですね。 全身がだるく、しんどかったです。 ただ、吐き気はありませんでした。 お腹の調子も、ちょっと重たいな、と感じるくらいで、食事もできました。 …

  • 乱心 鬼役(三)坂岡 真 幻術使いと居合の達人

    東大寺正倉院所蔵の香木蘭奢待(らんじゃたい)を所望した将軍家斉の命を、南都から送り込まれた幻術使いの刺客が狙う。居合の達人、鬼役の矢背蔵人介は、将軍の命を守る最後の盾となる。 * 「鬼役」シリーズ、続けて読んでいます。笑ってよさそうな部分が、次第にわかってきました。ポイントは矢背蔵人介の養母志乃と妻幸恵の登場する場面の近く、かな。 幻術の使い手が現れてしまいました。今後、どのような展開になるのやら。そういえば、「居眠り磐音」のシリーズにも、幻術使いが出てきたような気がします。 通勤の電車の中とか、在宅勤務中の休憩時間など、ふと、時間が出来ましたら是非どうぞ。 乱心―鬼役〈3〉 (光文社時代小説…

  • 【現代詩】「推 進 機」 噛み合わない歯車が発熱し続けるイメージ 現代詩の試み

    推 進 機 機能が麻痺した夜 意図が熱を吐き始めたので底に沈めた 緩やかに忍び込み 不意に襲う激しい痛み 引き起こされる動揺と滑落 ほんの少し引き剥がされる残像と ここ、だと思っている痩せた身体との わずかの隙間に影に似た粘る液体が流れ込み 逆らいようもなく強く身体を押すので 見下ろしている層間の私達が 騒がしく囁き始めるが ここ、からずれた 身体はどこか 欠けている 深い底で渦巻く糸に絡め 取られた動けない機械が 重く唸るその騒がしい夜 流れ込む他人の血が 無数の足で肌の裏を走り 絵の中の少年が笛を落とし 人を笑う猫がアスファルトに溶け 咽の奥で飲み込んだ獣の匂う肉が震え (…ああ、機械が、…

  • 「恨みわび ほさぬ袖だに あるものを」 相模 歌壇で長く活躍した歌の名手

    百人一首第65番目の歌の作者は相模さがみです。 相模守大江公資おおえのきんよりと結婚したことから相模と呼ばれるようになった人です。 今回は相模について紹介します。 相模とは 生没年が不詳です。 生年998年頃、没年1061年とする説もあります。 女房三十六歌仙の一人で、歌人としての実力は高く評価されていました。 大江公資と離婚した後、一条天皇の皇女や後朱雀天皇の皇女に仕えています。 大江公資との離婚は、大江公資の浮気が原因のようです。 離婚した時期には、自身が中納言藤原定頼と恋愛関係にあったようですが。 多くの歌合にその名が見え、歌壇で活躍していたことがうかがえます。 時代背景 相模という地名…

  • 家族を思う

    家族と過ごす時間が、とても心地よい。 暖かな家庭になっていて、妻と娘にはとても感謝している。 一緒にいて、心が落ち着く。本当に良い家庭になっていると思う。 この家族を、家族との一日一日を大切にしようと思う。 夫婦間の不和が原因での事件や、子供に対する虐待などの報道に接するたび、なぜ、そんなことになってしまうのだろう、と、その家庭の普段の様子を想像して、たまらなく寂しくなったりする。 駅などで、子供の泣き声を聞くことがある。声のする方に目をやると、叱られながら泣きわめく子供が、あやまりながら、母親の後を追いかけている。 子供は、どんなにきつく叱られても、その母親の後を追わなければならない。 母親…

  • 暗い教室にあったマネキン人形のこと 豊沼-砂川(十九)

    普段使われていない教室は、学芸会の劇や遊戯の練習場所として使われることがあった。そもそもなんのために置かれているのかわからなかったが、そんな教室の一つにショーケースがあり、その中にマネキン人形が置かれていた。ある日の放課後、同級生と遊戯の練習をしていたが、そのマネキンが気になってしかたがなかった。気味が悪かったのだ。大学に進んだ頃のことだが、その小学校が市会議員の選挙会場になり、僕は母と二人で投票しにいった。ふと気になって、そのマネキン人形があったはずの部屋を見にいってみた。が、その部屋がわからなくなっていた。どの部屋だったか、正確には思い出せなくなっていたのだ。残念というよりは、なぜかほっと…

  • 【現代詩】「溶け残る街」 溶けて大地に浸み込んだものだけでできた夜の街のイメージ 現代詩の試み

    溶け残る街 (…足元の影が薄くずれる… (…きっと… (…ずっと 前に… (…「私」達は始めていた… 空間を切り分ける目盛りが わずかの気配に震え 濁りのない雨が凝り落ち (…膨張し… 地面を転がり 「底」からの微かな音に揺れる 臆病な「私」達を温かく濡らし窒息させる …宙を走る文字はどこでも構わない… …「今」を「物」にして… …それがいつなのか、と… …誰のものにでもなれる声で呟き… 熱すぎた界面は冷め 「私」達は再び固く重なり (…軋み… 高い空からの「声」を練り込む風に 乾きながら、「同じ」夢の中にヌルク沈む …その巨大な砲台は休むことなく… …重く詰まった筒を打ち上げ続ける… …暗い…

  • 高校時代を振り返る 北海道砂川市で暮らしていた頃 ロックバンドに参加した

    こんにちは、暖淡堂です。 僕の郷里、北海道砂川市には高校が現在一校だけあります。砂川高等学校となっているのですが、もとは砂川南高等学校。それが砂川北高等学校と併合されて現在の校名になりました。 南北に一校ずつあったのを一つにまとめたのですね。おそらく生徒数の減少などに対応したのかと想像します。 暖淡堂は、砂川南高等学校と呼ばれた頃の卒業生です。鉄筋の新校舎が造られていたのですが、入学した時はまだ木造でした。 木造の校舎はとても暗かったように記憶しています。それに、生徒が大勢で同時に歩くと校舎全体が揺れたようにも思います。 それでも、それなりに楽しく過ごしました。 高校一年生の頃のことで、思い出…

  • 「yes yes yes」 オフコース 季節の変わり目を感じます

    こんにちは、暖淡堂です。 秋の気配を感じるようになりました。 朝晩は涼しいですね。 少し前までは、夜でも熱い空気に囲まれていましたが。 虫の声も穏やかな気持ちで聞けるようになりました。 で、秋で思い出す曲。 オフコースの「yes yes yes」。 都会の秋には、小田さんの声がとても合います。 この曲のイントロも、都会的な感じがします。 こんなアレンジができるって、すごいな。 このアルバムを買った時、この曲で驚いて、全体を通しで聴く前に、この曲だけ何度か繰り返して聴いてしまいました。 そのくらい、最初の衝撃は大きかったですね。 休日の夜、穏やかな時間に、どうぞお楽しみください。 www.you…

  • FP3の試験行ってきました 簡単に感想を

    こんにちは、暖淡堂です。 応援のコメントを複数いただきました。 本当にありがとうございました。 大変励みになりました。 本日行われたFP3の試験に行ってきました。 会場の入り口は大混雑していて、いつになったら試験の場所にたどり着けるかと心配になったのですが、それもわずかのあいだでした。 試験会場に入ってみると、受験者は学生さんか、まだ若い会社員の人がメインでした。 僕のように定年間近の感じの人は広い会場に数人という状況。 むしろ、自分のような人には希少価値があるのではないかと思った次第。 で、今回、もしかしたら受験者の間で話題になりそうなのが、実技試験の一問目。 なんと、著作権関連(引用)の問…

  • ついにFP3の試験当日 忘れ物をしないようにしなければ

    こんにちは、暖淡堂です。 ついにFP3の試験日になりました。 あとは忘れ物をしないように気をつけて、時間に遅れないように試験会場に行くこと。 心配した台風は通過してくれたし。 過去問も結構やったし。 風邪気味ではないし。 前夜はお酒を控えめにしたし(飲みましたが)。 試験の解答は夕方には公開されるようです。 すぐに自己採点してみるつもりです。 「ほんださんチャンネル」でも、試験の振り返りをやるようですね。 それを、穏やかに観ることはできるかな。 本日FPの試験を受ける方、これまでの努力を結果につながるように頑張りましょう。 まずは会場にたどり着くこと。 それを目指します。 *☺☺☺☺☺* 試験…

  • 「Angry」 ローリングストーンズ チャーリーワッツではない音

    こんにちは、暖淡堂です。 自分自身も学生時代、バンドをやっていたので、ローリングストーンズは擦りました。 レコードは、ミックジャガーのソロを含めてLP二枚しか持っていませんが。 音楽性というよりも、存在感を強く感じましたね。 僕はギター歷は長いのですが、バンドではドラムを叩いていました。 その1番の理由は、ギターを弾く人はたくさんいるけど、ドラムを叩ける人は少ない、というものでしたね。 ドラムも叩けました。 従兄のおかげです。 で、学生時代はバンドでドラムを叩いていた。 その時に気になっていたドラマーが三人いました。 一人目はコージーパウエル。 二人目は高橋幸宏さん。 三人目がチャーリーワッツ…

  • 2013年9月初旬 雷雨の後、涼しくなった

    2013年9月は蒸し暑い日々で始まった。 関東では竜巻が起こって、家が壊れたところもあったようだ。 大気は不安定だった。 9月4日(水)の未明に雨が降り始め、夜には雷雨になった。 そのまま5日(木)まで降り続いた。 雨が降り続いている間に、地震もあった。 名古屋や四国の方では大雨になった地域もあったようだ。 なんだか不安な9月の始まりであった。 9月7日(土)に東京駅と上野駅周辺に家族で出かけている。 美術館に寄ったり、書店で買い物をしたりして過ごした。 蒸し暑さが去り、すっかり秋らしくなっていたようだ。 冬場の暖房の心配をし始めている。 タイから帰国して、一冬を過ごしたが、すっかり寒さ対策の…

  • 定年後の準備:思い出の整理 帰ってきたウルトラマン?

    こんにちは、暖淡堂です。 ウルトラマンのシリーズは大体夕方の再放送でみていました。 おなじ時間帯で仮面ライダーシリーズをやっていたり。 トムとジェリーとかチキチキマシン猛レースとか。 子供向けの番組が放送されていましたね。 で、相撲の場所がある期間は。 祖父とチャンネル権の取り合いになって。 今思えば、もっと譲ってあげればよかったな。 帰ってきたウルトラマンで以下の動画を見つけました。 あの庵野さんがウルトラマンに扮しています。 笑うというより、そうきたか、と感心します。 このセンスが、才能なんでしょうね。 www.youtube.com *☺☺☺☺☺* シン・ウルトラマン Blu-ray2枚…

  • 子供の頃の家の、畑や庭の風景 夏の終わりにたくさん飛んでいたトンボ 【沙河7】

    北海道の砂川市は空知平野の北端部分。 東側を南北に連なる山並みから、西側を流れる石狩川に向かって緩やかに下りながら、田園地帯が広がっています。 実家の、季節ごとの畑の様子を覚えています。 夏にはたくさんの野菜が実っていて、毎日収穫したての新鮮なものが食卓を飾りました。 そして、お盆が近づくと、トンボがたくさん飛んでいましたね。北海道のお盆は旧盆の時期になります。北海道の学校の夏休みの終わり頃です。 秋になると収穫されるものも少なくなり、稲刈りが始まるとトンボはいなくなります。 それから雪虫の飛ぶ季節になり、しばらくすると初雪。12月になれば根雪になって、その後は春まで雪原の一部になってしまいま…

  • 【現代詩】「接 触」 空隙を埋め続ける時間のイメージ 現代詩の試み

    接 触 ああ夕焼だここで立ち止まろう そうしたら 置き去りにして来たものが追いつくだろう たくさんのものが 赤い夕陽と一緒にここを満たすだろう 溢れさせるだろうその一瞬前に足を踏み出さなければ… 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon 【現代詩】「接 触」 空隙を埋め続ける時間のイメージ 現代詩の試み またお立ち寄りください。 どうぞご贔屓に。 dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

  • 刺客 鬼役(弐)坂岡 真

    矢背家の居候宗次郎は遊郭に入り浸る。宋次郎は徳川将軍家の継嗣ともなるべき身分ながら、赤子のときに家臣の子として預けられていた。家臣の御家取り潰しの際、矢背家に転がり込んだのだった。 宋次郎は矢背家に来る前から遊郭で遊び惚ける日々を送っていた。ある日、宋次郎は遊興費を手に入れるため、所持していた茶器「つくも茄子」を百両で古物商に売り渡す。「つくも茄子」は徳川家門外不出の家宝だが、赤子の宗次郎とともに家臣に預けられていたものだった。 それが好事家の関心を引く。やがて「つくも茄子」は矢背蔵人介の養母志乃の若き日の想い人、宮瀬左兵衛督の手に渡る。古物商から持ち掛けられた宮瀬が千両で買い取ったのだった。…

  • 文藝春秋と週刊文春 耐えられれば面白い職場かもしれない 「有隣堂しか知らない世界」から

    こんにちは、暖淡堂です。 人それぞれ、合う職場、合わない職場というのがありますよね。 仕事が合わなかったり、人間関係がうまくいかなかったりする職場で働くのは辛いものです。 人間関係に大きな問題はなく、仕事にやりがいを感じられる職場はいいですよね。 頑張れるし、働くだけ成果も出るし。 理想的かもしれません。 で、いつものように「有隣堂しか知らない世界」を視聴していて、前回と今回の動画がとても面白かったので、紹介します。 こんな形で働いている人もいるのだな、と感心して、羨ましく思ったりもしました。 仕事というものを考える視点が、少し広がった気がします。 www.youtube.com www.yo…

  • 「朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに」 権中納言定頼 小式部内侍にやりこめられた貴族

    百人一首第64番目の歌の作者は権中納言定頼ごんちゅうなごんさだより(藤原定頼)です。 藤原北家小野宮流藤原公任の長男で、中古三十六歌仙の一人。 今回は権中納言定頼について紹介します。 権中納言(藤原)定頼とは 生年が995年、没年は1045年。 官位は権中納言、最終的に正二位まで昇ります。 藤原道長の息子、藤原頼通が摂政だった時代に、頼通と衝突するような出来事があったようです。 その際に、謹慎させられています。 この藤原頼通との対立は終生続いたようです。 晩年、1043年兵部卿を兼任しますが、1044年に体調が悪化。 その後出家し、1045年1月に亡くなります。 時代背景 藤原定頼は、百人一首…

  • ふるさと納税で手軽に節税する方法 定年前後は特に重要か? FP3試験が近づいてくる!!

    こんにちは、暖淡堂です。 「ふるさと納税」に関して、情報を追加します。 「ふるさと納税」は寄附金控除対象になります。 「ふるさと納税」で支払った金額マイナス2000円が所得控除されます。 毎年確定申告されている方であれば、この金額を所得控除に含めることになります。 普段、あまり確定申告しない給与所得者の方は、この確定申告が面倒と思われるかもしれません。 そんな場合に使える、とても便利な制度があります。 それが「ふるさと納税ワンストップ特例制度」です。 www.soumu.go.jp この制度を使うと、「ふるさと納税」で応援する自治体の数が5以下である場合、確定申告する必要がなく、かつ「ふるさと…

  • 炭鉱産業の斜陽 豊沼-砂川(十八)

    小学校の校舎は木造で、とても大きかった。炭鉱でたくさん人が働いていた頃に建てられた校舎で、教室がたくさんあり、さらに建て増しが出来るようにしてあるようだった。だけど、僕が小学校に通っていた頃は、小学生の数が減り続けていた。それで、いくつもの教室が使われずに、空き部屋として放置されていたり、物置のような状態になっていた。 * 誰もいない教室というのが、たくさんありました。 放課後、その教室の前の廊下を歩くのが怖かったですね。 ガラス窓を通して、薄暗い教室の中が見えるのですが、そこを見るのに、とても勇気が必要でした。 学芸会の練習などで空き教室を使うこともあったのですが、なにかの事情があって、一人…

  • 【備忘】ソフトバンク光BBユニットの交換が終わりました 作業はとても簡単でした

    こんにちは、暖淡堂です。 先週の木曜日にソフトバンクに電話をして光BBユニットの交換の希望を伝えました。 その件は、下記の記事をご参照ください。 dantandho.hatenadiary.com で、電話対応されたオペレーターの方が、新しい光BBユニットの到着まで一週間くらいかかります、と言われていました。 まあ、急ぎではないし、のんびりと待とうかな、と思っていたら、日曜日の午前中に届きました。 電話してから四日目で到着。 情報通り、これまでのものよりも大きいですね。 で、すぐに交換作業をしました。 作業はとても簡単。 これまで使っていた光BBユニットの電源を切って、10分くらい待ってから新…

  • ふるさと納税の節税効果はだいたいどのくらいか FP3独学でわかったこと

    こんにちは、暖淡堂です。 FP3級の9月の試験日が近づいてきました。 ちょっとドキドキしています。 テキストや問題集のおさらい、「ほんださんFPチャンネル」の最視聴など、時間を作っておこなっています。 それでも、もうこの段階では健康でいること、台風がこないように祈ること、そのくらいしかできないでしょうね。 まあ、なんとか乗り切りたいと思います。 で、テキストを読みながら、気になったことを実際に計算してみました。 それは「ふるさと納税」の節税効果。 「ふるさと納税」は寄附金控除として所得金額から差し引かれます。 給与所得控除、配偶者控除、扶養者控除、医療費控除と同じですね。 これらが所得金額から…

  • 【現代詩】「夜 見 島」 砂州の先にある暗い島のイメージ 現代詩の試み

    夜 見 島 予感(…ぎっしりと詰まった白色の空間搾り出されるいくつもの黄色い目砂を重く詰め裏返し熱く濡れた冷たい夜 振動する石英の微粒子 降りはじめる雨 秋の日の 砂浜の 穴 衣服から滑り水に落ち溶ける救いのない獣の動き黒くぬるい底流された服に手が届かない不意に(…前歯が抜け落ち深く ふかく 黒衣の僧侶 祈る枝 擦り 青い 雪 落ちる 風 ぬるく 冷たく 濃く 赤く それは誰の 匂い だろう(…読まれているこのまま巻き込まれ漆黒の汽車は勢いを落とさずに深い緑と赤い熱風とそれは舞い上がる雪と立ち上がる根と枝と手 夜見島(…、ここ、 滑り抜け 祈る根 空中の都市 木造の巨大な建築群 と分断 やおろ…

  • 特定の年代の人たちが急に増える? 「75歳以上急増」と言われても… みんな1年に1歳ずつ歳を取っているのです

    (去年のブログ記事を移動させてきました。内容も一部修正しています) こんにちは、暖淡堂です。 自分ももう少しで還暦なので、「高齢者」という言葉が新聞などに出ていると気になります。 で、最近の新聞記事で、写真で示した記事のタイトルが気になりました。 75歳以上急増? 「75歳以上急増」と書かれています。まるで、世の中が不景気になったので、急に75歳以上になってしまった人が増えたかのような。 現在75歳以上の人は、例えば30年前は45歳よりも歳上だったということですよね。それが30年かけてゆっくりと75歳以上になった訳で。 それを「急増」と表現されると、いかがなものかと思ってしまいます。 何年もか…

  • 太田裕美 「九月の雨」 JALの機内で聴いた時のこと

    www.youtube.com 九月になったので、こんな曲を紹介します。 このレコード、従兄の家にありました。 小学生の頃、従兄の家に遊びに行ったときにレコードを繰り返し聴かせてもらった記憶があります。 なんだか、とても感動したようです。 それでよく覚えています。 太田裕美さん、この声で、こんなシビアな曲を歌うという、その落差が良かったかもしれません。 この曲には個人的な思い出があります。 初めての海外出張の時のことです。 アメリカで911のテロがあった二ヶ月ほど後のことでした。 成田→ラベンナ→マドリッド→バレンシア→ヒースロー→成田と一人で移動していました。 その当時はEU内での移動でも、…

  • 北海道に入植した祖父母の生涯を振り返る

    祖父は北海道入植後、まず道北(比布のあたり)で農業を始めたようです。それから石狩川沿いに少しずつ南下して、最終的には砂川に落ち着きました。 50歳を過ぎた頃から体調を崩し、入退院を繰り返すようになりました。55歳頃に仕事を退職し、家で畑仕事をしたり、親戚の家を訪問したりしていました。やがて65歳くらいからは入院したままになり、退院することなく亡くなりました。 祖父の暮らしを振り返るのは、自分の終活を始める前の準備の一つだと思っています。以下に簡単にまとめておきます。 皆さんの参考になれば幸いです。 北海道入植の時期 祖父の足跡 祖父の定年退職後の過ごし方 祖父の葬儀 まとめ 北海道入植の時期 …

  • 僕が生まれた頃の、我が家の周囲の様子 道央地区の一般的な農家の庭の風景 【沙河6】

    父母が結婚して、祖父母と一緒に住むことになったので、新しく家を建てました。 それも、やはり自分達の手で建てたとのこと。 当時はそれが普通だったみたいです。 入植者、開拓者って、自分でなんでもできないといけなかったのかもしれません。 新しい家は二階建て。 コンクリート製の大きな煙突が作られていました。 遠くから見てもすぐにわかる、我が家の目印になっていましたね。 今回は、自分が子供の頃の実家の周りのことを書いた部分です。 庭と呼べる部分はそれほど広くはありません。 家と畑や田圃との間にあるスペースを庭と意識していました。 北海道で育つ木や花が多かったですね。 農作業の合間に、祖母が花を植えたりし…

  • 還暦を無事迎えるために、自分の現状をメモしておく 体調とメンタル

    こんにちは、暖淡堂です。 「還暦記」を書き続けるにあたって、現状(2023年9月1日(金)時点)の体調とメンタルの状況をメモしておきたいと思います。 あくまで、主観的なメモのようなものです。 健康診断の結果などから 身体が硬いです。これは今に始まったことではなく、若い頃からずっと硬いです。昔、ラッシャー板前さんが「鋼鉄の身体」と言っていた気がしますが、そんな感じです。 硬くて、おまけにモロイ気もしています。強く押されるとポキっと折れそうなか弱さもありますね。 直近の健康診断の結果では、これまでは総コレステロールの値が基準値よりちょっと高めだったのが、現在は基準値内に収まっています。 その他は特…

  • 2010年5月初旬から中旬 タイの病院とムンバイ出張【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

    2010年5月の連休明けの頃。 シラチャの日本人学校に通い始めていた娘が熱を出した。 それで、初めてシラチャの病院に行った。 サミティーベイという病院だった。 (今調べてみると、サミティーベートという名前が正しいようだ) samitivej-jp.com 日本語通訳の人が常駐していて、診察にまったく不安はなかった。 処方してもらった薬を飲んで、サービスアパートメントの部屋で寝ていた。 学校は数日休むことになった。 娘は喉が弱いので、タイのエアコンで体調を悪くしたのかもしれない。 僕は体調の悪い娘を妻に託して、ムンバイに出張した。 インドの大学生のリクルートに行ったのだ。 そこで、インドの人たち…

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