新緑の湧き溢れ入る車窓かな西伊豆から天城山へのバス車中より新緑からは本当に元気をいただきます。伊豆の新緑
日々の生活、旅先での出逢い・思いを俳句、写真、文にした徒然日記です
学びの足跡:高校までは全て東京都足立区内、大学で初めて地方生活(仙台)を経験 実社会で大阪、横浜、取手、ニューヨークを転々、今、終の棲家か?江東区
新緑の湧き溢れ入る車窓かな西伊豆から天城山へのバス車中より新緑からは本当に元気をいただきます。伊豆の新緑
新緑の湯に風にのる海の香も妻の疲れもかろくになりぬ土肥温泉わが奥さんは自分の教室の「遊びま書展」準備で疲れ気味でしたが、こちらの新緑と温泉、そして大海原のお蔭か、東京にいるよりは眠れ、少しは疲れも取れ始めているようです。新緑の湯
わさび三点盛りをおともににごり酒初に食む山葵の葉美味酒に合ふ修善寺駅前紅ほうずき伊豆は山葵(わさび)が美味と聞いていましたので、即、「わさび三点盛り」を注文。お酒は壁の張り紙に「年に一度の入荷」と書かれている万大醸造の「にごり酒」。このにごり酒とおともの山葵味が絶妙に合いました。山葵の葉が美しく柔らかそうでしたので、「食べられますか」とお店の人に訊きましたら、「食べられないことはないけど湯を通した方が・・・」とのこと。毒ではなさそうなので初めて食べましたら、少し苦みのある乙な味。修善寺ならでは経験でした。わさびの葉
ひと房の藤蒼天に昼の半月南砂町駅前公園気品ある淡き藤色のひと房、その奥深き蒼天に半月薄き白雲と高きを流れる鳥影都会にもある春のひとコマ・・・都会の春
桜の季〆は重厚八重櫻仙台堀川公園ソメイヨシノ、オオシマザクラで始まった桜の季も重厚な八重桜で〆られようとしています。地に落ちたこの花を白磁の器の水に浮かべるとまた美しく、花の季の終わりのもの寂しさも感じます・・・八重櫻
さて次は北上何処花筏仙台堀川公園花筏に乗って列島北上、次の桜の見どころに行って観たい気分・・・花筏で北上
満開の桜に楓芽吹き初(そ)む高崎仁叟寺満開の美しい枝垂れ桜の後ろに控えし楓は、枝一杯に赤味帯びた黄色に芽吹いています。高崎の春、木々の主役が重なりつつ代わって行くような・・・桜芽吹く楓
相応の妙やアイリス鍾馗さんアイリス一輪鍾馗さん
育てられしアイリス見惚(と)る鍾馗かな奥さんのお誕生日お祝いにと、生徒さんが手ずから育てられたジャーマンアイリスを持ってきてくれました。水墨画の鍾馗さんは奥さんの作品で、指で描かれています。こわもて顔の鍾馗さんが見惚(と)れる美しく上品なアイリス。アイリスと鍾馗さん
雨に映ゆ楠の新緑地の枯葉南砂町駅前常緑樹の楠が桜咲く春のこの時に枯れ葉を落としています。この時期にしか見られない新緑と枯れ葉の組み合わせが春雨に映えていました。新緑と枯葉
盛大に咲き観られ散る国の花仙台堀川公園桜散る宵
盛大に咲き観られ散る国の花仙台堀川公園高校母校の入学式に向かう雨降る朝1つの種の花木(かぼく)を道に沿い、あるいは公園や山の一か所に集中的に植え、育て、その下で国中が花見の宴を張るというのは日本独特の文化のような・・・。この花の一斉に咲き散る様が、日本人の心性に相通じる面があるような・・・。桜散る朝
五年振り人湧き出づる花見かな仙台堀川公園開花が大幅に遅れていた東京は、昨日だけが晴れたお花見日和。近所の公園は、コロナ禍明けから五年振りのお花見で賑わいました。消防団のOBである私も、少し昭和調、レトロ(?)な団のお花見に声をかけていただき、青空の下、若い方とお酒をたくさんいただき、楽しい時を過ごしました。五年振りのお花見
のどけしや木の節人の顔に見え鎌倉葛原岡神社どなたかが手を少し加えたのでしょうか?人か動物の顔に見えました。雨も上がった春の青空の下で出逢った一場面。楽しい思い出となりました。のどけしや
春日影となりて戯る七十路ら鎌倉葛原岡神社桜の花びらもひらひらと舞い落ちていました。春日影
影宿す真白桜や山の道建長寺から葛原岡神社へ日の影を宿す真白の花びらと緑の葉との組み合わせに魅了されます。桜餅の葉のオオシマザクラ・・・影宿すオオシマザクラ
山道に雨滴ののこる菫ひそやか建長寺から葛原岡神社への山道午後から晴れた山道で、ふと足元の菫(すみれ)に気付きました。小柄で、気品ある色合いと優雅な容姿に優しく光る雨滴。ひそやかな小世界です。山道の菫
遅れた分桜一斉弾けけり仙台堀川公園今年の東京の開花は当初の予報より大幅に遅れました。ちなみに、昨年の開花日は3月14日、今年は3月29日です。昨日の昼間はあちらこちらで咲き始めてはいましたが、今日のお昼過ぎにギターレッスンを受けに自転車で仙台堀川公園を走りましたら、桜並木は一斉に開花し、いたるところに花の天井ができているのには驚きました。おそらく、桜の木々の中では寒さで開花が遅くなった分、花のエネルギーが貯まりにたまって、昨夜から今日にかけて爆発したのではないでしょうか!桜一斉に弾ける
デザート装飾抹茶花びら春めけり建長寺門前点心庵点心庵さんは茶道と禅を意識されたお店のようです。私はパスしましましたが、三ご麗人のデザートは、清々しい新緑や野の原、吉野千本桜を思い起こさせてくれます。春めく
身に優し建長(けんちん)汁の春昼餉建長寺門前点心庵鎌倉通の友人の薦めに従い、建長寺直伝の「伝承建長汁(けんちん汁)」を注文。食材は全て植物で、一見しただけで自然に体の一部に溶け入るようにと感じました。水差しに鎌倉の春野菜が入っているのには驚きました。精進料理は一番の健康食、で美味です。春昼餉
丸窓より春日さしこむ坐禅堂建長寺門前の点心庵このお店のホームページには、このお店で「茶道や坐禅にご興味持って戴ければ幸甚に存じます」と書かれています。この部屋は「坐禅堂」です。昼餉に「伝承建長汁(けんちん汁)」を戴きました。建長寺から直接調理法を指導された建長寺公認のけんちん汁とのことです。美味でありました。春日
花見して七十六の歳を祝ふかな仙台堀川公園七十六(なそむ)。高校時代の恩師が、還暦祝い同期会でのご挨拶で、五歳節目説を言われていました。例えば、60歳を無事過ごせれば、60歳代の前半は大丈夫だ、65歳を無事過ごせれば60歳代後半は大丈夫だ、という趣旨と記憶しています。75歳を無事に越せましたので、この後半は大丈夫か?、どうか???いずれにしましても、ご先祖さん、家族、友人の方々に感謝です。1歳先輩のご近所さんと近くの仙台堀川公園でお花見をしました。お花見誕生日
息づくや巨木春の雨宿建長寺この木の脇の立札によれば、柏槇(びゃくしん、和名:イズキ)はヒノキ科で、樹齢約760年。建長寺を開山された蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)さんが中国から持ってきた種子を寺創建の際に蒔いたとのこと。圧倒的な息遣い、生命力を感じつつ、しばしの雨宿りをさせていただきました春の雨宿
満を持しさきがけ二輪桜花建長寺桜花
開き初む桜雨滴に彩も映え鎌倉建長寺戻り寒明け直後の雨の桜も風情があります。雨滴の桜花
三春桜の子孫枝垂るる建長寺この桜は福島県の「三春滝桜」の子孫で、東日本大震災のご被災の方々への追悼として平成30年(2018年)に境内に植えられたそうです。折しもこの1月には能登半島地震があり、いまだご被災者の方々はご苦労されています。天からの恵み枝垂るる桜かな建長寺の三春桜
寒戻り明けむ二輪の初桜鎌倉段葛3月29日の午前10時ごろの鎌倉の段葛は小雨降る肌寒さでした。今年の寒戻りは厳しく長く、まさにこの寒明けんとする今、二輪の桜の花を見つけました。花びらには水滴があります。他の蕾は紅色に染まり、ここ1,2日で破裂せんとしているようです。午後2時頃には青空の下、行く先々で花を纏い始めた桜の木に出逢いました。二輪の初桜
桜蕾の色に小雨の段葛鎌倉鎌倉の段葛にある桜の木の蕾は、3月29日には赤みを帯びていました。花の天井になるのはあと2、3日後かもしれませんが、小雨に煙る段葛の空は、蕾の紅色でぼんやりと染まって見えます。桜蕾の色
春嵐優雅朝食regalez-vousで鎌倉東京を出る前日、鎌倉の天気予報は午前中暴風雨、午後晴れとのことで決行。鎌倉には8時半に到着、雨は小ぶりでしたが風が強く、傘はさせない状況でお店に。鎌倉では初めての朝食でしたが、お店は感じよく、優雅に時を過ごせました。午後は快晴!花開く桜にも時折出逢うことができました。満開はおそらく2,3日後かと思います。春嵐
小なるも野に逞しやカラスノエンドウ仙台堀川公園公園、道の端、土手などの草むらによく見かけます。草むらに埋もれずにかわゆく自らを主張しているようです。花言葉は、この花の容姿に相応しく「小さな恋人たち」「喜びの訪れ」「未来の幸せ」。名の由来は、種子が熟すと真黒になるのが鳥のカラスを連想させるからだそうですが、花の容姿からは想像できません。カラスノエンドウ
顔よせる親しみつのる青きアネモネ東砂個人花壇深紅のアネモネは強烈なビッグバンですが、青のアネモネをじっと観ていますと、静謐で何となく心が通うような親しみを感じます。最近の生物物理学では、植物同士でも情報伝達をしているとのこと。人間の言語以外に、生物共通の意思疎通ツールが何かあるような・・・。青きアネモネ
寒戻り耐えむ明くる日楽しみに小名木川寒の戻りが長引き、予報されていた開花時期が遅れ気味です。桜の芽の中では花さん達もきっと戻り寒に耐えながらも満を持しているのではと思います。寒の明けた時、一気に花開くのではと心待ちしています。川辺のコサギさんも同じような心持では・・・寒戻り
小粒でも深紅アネモネビッグバン江東区東砂個人花壇小粒でもピリリと辛い山椒の実、ではありませんが、足元で咲いている小さなアネモネさん、この深紅、強烈ですね~!まず思い浮かんだのが岡本太郎さんの「芸術は爆発だ!」。次に、地球が極小の一粒でしかないこの宇宙の始まり、ビッグバン。そして、NHK・BS番組「コズミックフロント」で見た超新星爆発。赤いアネモネの花言葉は「君を愛す」だそうです。たまたま写っている紫のアネモネは「あなたを信じて待つ」。色の醸し出す雰囲気の違いを言い得て妙です。可愛い勿忘草(ワスレナグサ)も写っていました。小さな花壇でしたが、育てている方の思い、自然の素晴らしさに暫しひたりました。アネモネ
通り過ぎふとふりかへる沈丁花小名木川沈丁花
子の出づるを待つが心地の木の芽かな小名木川人間のお母さんのお腹の中で胎児が育っていく様子が、今では動画で見れるようになりました。この今にも割れて開きそうな木の芽たちを観ていますと、この芽の中の時空で新しい花が形成されている最中、とこの頃思います。春寒の日が続いていますが、間もなく、ある日突然、数多の木の芽から一斉にお花さんたちがこの世に生まれ出てくる、待ち遠しいこの頃です。木の芽
平安の人も愛でしや木瓜の赤花仙台堀川公園同じ木瓜(ぼけ)の花でも、色が異なるとこうも印象が違うのでしょうか・・・白は静謐な平安、この赤は温かい平安・・・平安時代の人々も観ていたのかと思うと、親しみがまします。木瓜の赤花
平安も今も癒さる木瓜の白花仙台堀川公園木瓜(ぼけ)は平安時代に中国から渡来し、「ぼけ」の名の由来は、この実の形が瓜に似ているため、木になる瓜、木瓜を「もけ」と呼んでいたのが、なまっていき「ぼっくわ」→「ぼけ」となったとも言われています。いわゆる、名の由来としては、惚(ほ)けるからの「ぼけ」とは無関係のようです。この淡い緑がかったこの白い木瓜の花を観ていますと、心が安らぎます。白木瓜
白雲や平和しみじみ目借時穏やかな春暖の候、仰向けになって真青(まさお)の空にぽっかりと浮かぶ白雲を眺めていますと、平和な今の日常がつくづくありがたく思います。そして、眠気も忍び寄ります。目借時とは、カエルの声が聞こえる頃になると、カエルに目を借りられるので眠くなるというので、春の季語になっているとのこと。年取るとカエルに目を借りられなくとも、うつらうつらと眠くなっている自分に気付きます。目借時
龍天に登り一雨地に帰る鎌倉建長寺法堂龍雲図「龍天に登る」は春の季語で、龍が春分の頃に天に登り雲を起こし雨を降らせるという中国の古代伝説から季語になったとのことです。この写真は天井写真を180度右回転したもので、天井図を床に見る感じです。龍が天井に登って一仕事して地上に帰ってくるような・・・龍天に登る
山川草木悉有仏性ほとけの座仙台堀川公園さんせんそうもくしつうぶっしょう公園や町の道の端、山の道の辺で木々や草花に出逢うと、この言の葉がしみいります。「仏の座」という名は、茎を取り囲むような葉が仏様が座る蓮華座(れんげざ)のように見えることから付けられたとのことです。ほとけの座
山吹の花一つ今開かむと仙台堀川公園七重八重とたくさん花が咲いている山吹の中で、今開かんとしている一つの花に出逢いました。芽、蕾、このひと時、そして開花。それぞれに味わいがあり美しい・・・山吹
咲ききらむハクモクレンの有終の美仙台堀川公園ハクモクレンと泰山木の白色の大きな花びらが咲く美しいままの終局場面は、咲き切る、生き切るんだ~という強い意志のようなものと寂しさを感じてしまいます。ハクモクレン
禅心に色添ふ寺の桜かな鎌倉建長寺「禅」とか、「空」という言葉からは「白」が連想されます。建長寺山門の脇に一本植えられている「おかめ桜」越しに堂々とした山門を眺めますと、春は禅の心も弾み淡く色づくかも、と思いました、禅の道からは外れるのかもしれませんが・・・禅心と桜
春の風受けてサーファー銀鱗を行く鎌倉長谷寺より春の風を帆一杯に受け、ウィンドサーファーが魚の鱗のように光り輝く相模湾を心地よげに進んでいきます。春の風
桜咲く蕾も心弾みけり鶴岡八幡宮建長寺で若々しい薄桃色のおかめ桜を初めて見まして、その後歩いて八幡宮。そこにソメイヨシノが一本咲いていました。日も少し陰り始めた4時過ぎでしたので、蕾も帯びた白きソメイヨシノが春の訪れを語り掛けてくれているようでした・・・桜咲く
おかめ桜禅寺にある心とは建長寺おかめ桜の「おかめ」が私に醸すイメージから、「なんで禅寺に?」という問いが勝手に湧いてきました。ソメイヨシノだとこのような問いは湧いてこないと思います、なぜだか分かりませんが・・・禅寺のおかめ桜
不可解なおかめ桜の名の由来建長寺初めて見る桜でした。インターネットで調べますと、1947年にイギリスの方がカンヒザクラとマメザクラを交配して作ったものだそうです。言われてみれば、両方の特徴が窺えるようで納得。でも、「おかめのような桜」として名付けられたということですが、私にはどうしても「おかめのようには見えない」のです。薄桃色の小粒でカワユイお花さんではあります。おかめ桜
さすが板さん鯵蛸地元鰤は三重鎌倉尾崎このお店は鎌倉駅から徒歩10分ほどの小料理屋さんで、もう10年以上前から年に2,3回使わせていただいています。鎌倉のお魚は地元の漁師さんから直接仕入れているそうで、今回の鰤は初めて三重産を使ったとのこと。鯵蛸はもちろん美味でしたが、この鰤も適度に脂がのり、且つしこしこと歯触りも良く「美味しい」と感想を述べたら、「初めての三重産なので安心しました」とのお返事。お酒はもちろん「北雪」です。この後、石川県のお酒も戴きました。三重の鰤
弥生晴れ寺に染み入るウクライナの歌姫建長寺建長寺の龍王殿で開催された東儀雅美さんの追悼チャリティーコンサートでは、ウクライナのナターシャ・グジーさんもウクライナの弦楽器・バンドゥーラを弾きながら歌われました。挨拶の中で、雅美さんに心を込めて歌いますと言われていました。なんともいえない澄んだ美しい歌声が殿内に染みわたりました。ナターシャさんはウクライナ支援プロジェクトにも精力的に関わられておられるとのことで、コンサート終了後、売り上げの一部がウクライナ支援金となる彼女のオリジナル「なっちゃんボルシチ」とCDを買いました。演奏中の写真は撮れませんでしたので、インターネットにある沖縄タイムスの写真を転載させていただきました。楽器・バンドゥーラを見るのは初めてです。右の写真はコンサート終了後の花束贈呈の際に撮った...ウクライナの歌姫
弥生晴れ寺に染み入るウクライナの歌姫建長寺建長寺の龍王殿で開催された東儀雅美さんの追悼チャリティーコンサートでは、ウクライナのナターシャ・グジーさんもウクライナの弦楽器・バンドゥーラを弾きながら歌われました。挨拶の中で、雅美さんに心を込めて歌いますと言われていました。なんともいえない澄んだ美しい歌声が殿内に染みわたりました。ナターシャさんはウクライナ支援プロジェクトにも精力的に関わられておられるとのことで、コンサート終了後、売り上げの一部がウクライナ支援金となる彼女のオリジナル「なっちゃんボルシチ」とCDを買いました。演奏中の写真は撮れませんでしたので、インターネットにある沖縄タイムスの写真を転載させていただきました。楽器・バンドゥーラを見るのは初めてです。右の写真はコンサート終了後の花束贈呈の際に撮った...ナターシャ・グジーさん
弥生晴追悼舞楽建長寺快晴の3月9日は、建長寺の龍王殿で、昨年夏に66歳の若さでガンで亡くなられた雅楽演奏家の東儀雅美さんを追悼するチャリティーコンサートが開催されました。当コンサートの主催者は、福島原発事故の被災者を2012年から支援を続けられている湘南地域の市民団体「未来・連福プロジェクト」さんです。雅美さんは東儀秀樹さんのお姉さんです。未来・連福プロジェクトの活動をお亡くなりになる直前まで支援されてこられたとのことです。宝冠釈迦如来像が鎮座されます広い部屋は参加者で一杯で、仏殿で1300年前の舞楽を観、雅楽を聴くのは初めての経験です。写真で舞楽は舞われておられるのは雅美さんのお母さんの東儀九十九(つくも)さんです。雅美さんの大きなパネル写真を背にして舞われました。建長寺で舞楽
梅満開仕草かはゆきメジロかな長谷寺望遠レンズ越しのメジロさんの表情、姿態は実に豊かで見ていて飽きません。ただ、じっとしていてくれないので直ぐにレンズから消えてしまいます。で、又探す、の繰り返し。メジロさんと出逢う機会は稀ですので、見つけた~ッ!時は胸が高鳴ります。メジロの仕草
共に生く梅とメジロのほほえまし長谷寺自然界における人と人、人と他の生物、人と地球資源という関係の在り様・・・共生
消え探しきえさがし撮るメジロかな長谷寺メジロさんは一か所にじっとしていてくれません。実にせわしないですが出逢うと嬉しくなります。視界から消え去るまで鬼ごっこしている気分でシャッターを切り続けます。メジロと鬼ごっこ
首かしぐメジロに心ありにけり長谷寺この時は、メジロさんが一人で考えごとをしているのかな、と思いました。メジロに心(その2)
首かしぐメジロに心ありにけり長谷寺ちょこちょこと動き回るメジロさんを視界から消えるまで追っていますと、なんとなくメジロさんと話している感覚(?)になります。この時は、メジロさんから「なに?」、「何か用ですか?」と訊かれている感じがしました。メジロに心
共に生く梅とメジロのほほえまし長谷寺自然界における人と人、人と他の生物、人と地球資源という関係の在り様・・・梅とメジロの共生
弥生の日を背(せな)に和み地蔵さん長谷寺春の暖かい日差しを背に受け、このお地蔵さん、何とも言えません。「和み地蔵」さんとはよく命名されたものです。今雛(いまひひな)さんもそうですが、おそらく、このお地蔵さんを作られた方も同じような雰囲気の方なんだろうな、と思います。和み地蔵さん
宙をゆく帆船(ほぶね)のやうなツツジかな長谷寺この花はツツジと思いますが、形が船の帆のように見えます。話は飛びますが、2010年5月、JAXA(宇宙航空研究開発機構)は金星探査機「あかつき」と共に、太陽の光の力を14m四方の正方形のセイル(帆)に受けて進む宇宙帆船・イカロスを打ち上げ、世界初の諸実験に成功しました。この宇宙船の重量はわずか310㎏。このイカロスのイメージがありましたので、レンズを通し見ているうちに、この妙齢の美しき花が宇宙空間を飛ぶゆく姿が思い浮びました。ツツジ
一年振りまた見ゆ長谷の福寿草この福寿草に会いたく長谷寺に行きましたが、昨年と同じ場所に咲いていました。昨年は2月中旬で、地面から出たばかりでお花が今回のように開いてはいませんでした。まさに、地より出づお宝のごと福寿草まだ寒さが厳しい時期に春の訪れを告げてくれる水仙の白と黄、そしてこの福寿草の黄色は、景と心をパッと明るくしてくれます。福寿草
ミニ内裏様は七組円の中これがわが奥さんのかわゆく雅な遊び心です。円の空に内裏様(だいりさま)は7組御座(おは)します。この写真を拡大しますと右下に一組の内裏様が描かれている瀬戸焼があります。飛びすぎかもしれませんが、ふと平等院鳳凰堂の飛天が浮遊されている壁面が思い浮かびます・・・ミニ内裏様
今雛作家のセンス滲み出づ古雛(ふるひひな)は人形の表情や様式に作られた時代の特徴があるように私には見えますが、作られた方のイメージが湧いてきません。今雛(いまひひな)を見ていますと、どんな方が作られたのだろうといろいろと想いが巡ります。このお人形さんを作られた方は・・・今雛(いまひひな)
幾つ世の人と撮られし古雛(ふるひひな)わが奥さんで3代目だそうです。このお雛さんと並んで、奥さん、息子、娘、孫4人の写真をたくさん撮ってきました。奥さんの生徒さんたちにもこの古風なお雛さんが気に入られ、写真をたくさん撮らせてただ来ました。今回ふと、小生たちの結婚以前も、わが奥さん、妹、義母、・・・と、時を遡ってたくさんの人たちがこのお雛さんたちと並んで写真を撮られていたんだろうなと、ふと思いいました。古雛(ふるひいな)
雪の中特急定時来たりけり上三依塩原温泉口駅無人駅で、しかも初めて利用する路線でしたので、電車が来るとはわかってはいるものの、ちょっと不安でした。レールを伝って電車の音が聞こえ始め、来るなッと思ってホームの先を見つめていますと、見え始めました。我が野岩(やがん)鉄道特急リバティ会津134号です。SLではありませんが、格好よく見えました。雪と特急電車
無人駅ホーム新雪踏みキュッキュッ上三依塩原温泉口駅改札口からホームに着きますと、足跡の無い真っ白な雪。さっそく雪の上を歩き始めました。一歩ごとに聞こえる「キュッキュッ」はまっこと心地よい響きでした。雪踏みしめる音
帰る日にやうやくなるや雪見旅上三依塩原温泉口駅暖冬とはいえ、2月なら日光、那須塩原に雪はあるだろうと半年前に計画した3泊4日の雪見旅でした。期待は外れ、現地には日蔭の残雪もほとんどなく、諦めていた最後の日の朝、障子を開けますと雪が降っていました。雪見旅
冬曇SLを見てあつくなる東武日光駅冬曇SL
寒くとも撮らせるSL熱気かな東武日光駅SLを見ると、寒くとも撮らずにはいられなくなります。他の電車でこのような気持ちにはあまりなりません。とにかく見ているとジーンときます。吐き出す煙は小さい時に見た黒煙と異なり蒸気のような白煙ですが、それでもジーンときます。東武日光駅から鬼怒川温泉駅までワクワクしながら乗りました!SLの熱気
暖冬で一年中よく眠り猫日光東照宮この猫さんの上には4月から6月頃に咲いている牡丹の花が彫られています。牡丹の花ひらく暖かい陽気にうたた寝する猫。日光の2月も雨の現代は、一年中よく眠っているか・・・暖冬の眠り猫
二月だが雨江戸守る龍龍馬日光東照宮・陽明門日光東照宮は江戸城を守るためにその鬼門の方向に建てられたとのことです。龍の左右には霊獣の龍馬(りゅうば)が配置され、右の龍馬の口は阿形、左は吽形となっています。江戸時代の2月は当然雪に覆われていたことでしょうが、暖冬の今日、2月の雨の中でもしっかりと守護神のお勤めを果たされているようです。二月の雨と龍と龍馬(りゅうば)
二月だが雨に重厚陽明門日光東照宮階段下から陽明門を見上げますと、豪華絢爛で重厚な門全体が覆いかぶさってくる威圧感を感じます。大きな建造物が少ない江戸時代の人々がどのように感じていたのか、思わず想像してしまいます。重厚陽明門
二月だが雨日光の苔と金日光東照宮タクシーの運転手さんが、いつもだと雨ではなく雪なんですがね~、と言われていました。日光には雪のあった冬と夏・秋に何回か来ていますが、今回は苔が目につきました。枯れ気味色だからでしょうか?派手な装飾の東照宮と枯れ気味色の苔との組み合わせも味わいがあります。苔と金の東照宮
二月雨灯籠苔映ゆ塔を背に日光東照宮雪の東照宮を期待して半年前から宿を予約しての旅立ちでしたが、雨でした。雨に映える灯篭(とうろ)の上の枯れ気味色の苔、雨にけぶる五重塔とその組み合わせは、侘び寂び、風流ある時の流れを感じさせてくれました。二月だが雨、の日光
ハート形バーガー娘(こ)よりヴァレンタイン2024年2月14日娘夫婦からこの日に宅配便が届きました。ヴァレンタインプレゼントかなとは思いつつ、開けましたらなんとハート形したバーガー!この日の夜は高校同窓会の役員会がありましたので、娘夫婦には「明日、いただきます」とメッセージ。今夜戴きましたが、ジューシーでまっこと美味でした!ハート形ヴァレンタインバーガー
日を浴びて梅の雄しべの生き生きと鎌倉妙隆寺梅の雄しべの花糸(かし)の先端にあるたくさんの葯(やく)が生き生きと飛び交っている感じがします。ミクロの生物細胞の世界のようでもあり、遠い宇宙の星々の動きのようでもあるような・・・梅の雄しべ
白色の冬日放射やアフリカキンセンカ鎌倉の道端でこの放射状の花びらの白と中心円の紫、藍、橙の組み合わせは強烈でした。見た瞬間、NHKのコスミックワールドで見た「白色矮星(はくしょくわいせい)」を連想しました。白色矮星とは、太陽のような恒星が死を迎えた後に残す天体で、高温・高密度の白色光を発するとのことです。帰宅してから花の名前を調べましたら、アフリカキンセンカのようです。原産地はアフリカとのことで、強烈な太陽の光を受け反射する白き花、とのイメージが湧きます。アフリカキンセンカ
二月晴れ涙次はと準優勝味の素フィールド西が丘今日は、孫の所属チーム・東京FC深川が東京都クラブユースサッカーU-14選手権の決勝進出ということで、初めて見に行ってきました。暖かい日差しのお蔭で、二月の寒さもそれほど気にならず観戦を楽しめました。試合結果は接戦の上、惜しくも0-1で優勝ならず。試合終了の笛が鳴り響くと、皆グランドに暫し倒れ、それから涙を流す、あるいは一生懸命堪(こら)えながら表彰式の行われる場所までゆっくりと歩いていました。おそらく、都内にある100以上のクラブチームが競った中での2位ですから、大したもんだと思うのですが、1回とは言え、「負けた」ということは重いのですね。彼に「惜しかったね。良く戦った!」とメッセージを送りましたら、直ぐに「全国で取り返す」との返信!準優勝の涙
息遣ひ再現ゴッホの寝室にゴッホアライブ展寺田倉庫G1ビル不思議な展覧会でした。ゴッホの本物の作品は一つもありません。会場の壁面、床にコンピューターグラフィック化されたゴッホの初期から最後の作品がクラシック調の音楽をバックに大きく映し出されます。椅子が少ないため、2時間立ちづめでした。好きな絵が実際の景のように、雲が流れたり、カラスが飛んできたりして作品に対するイメージも膨らみ楽しいひと時でした。鑑賞後の感想は、映画館か360度のプラネタリウムで観たいかな、というものでした。この再現された寝室の元は、ゴッホの「アルルのフィンセントの寝室」です。暫し佇んでしまいました。ゴッホアライブ展
枝青み小粒芽は張る時を待つ江東区仙台堀川公園これは山吹の枝と芽です。中でエネルギーが満ち始め、次への局面展開に満を持しているかのようで、心ときめきます。もうすぐ春ですね~・・・山吹の青む枝と芽
雪に傾ぎし水仙立てり晴れやかに仙台堀川公園昨日は雪で傾いていた水仙も賑々しくも晴れやかにお日さまの中、咲いていました。元気な子供たちのようです。立ち直る水仙
日も受けて雪に傾ぎしカタバミの立つ仙台堀川公園今朝見に行きましたら、立ち直っていました!お日さまのエナジー、カタバミの中の力を感じました。自然から元気をいただきます。カタバミの力
紅白の鳥居の脇に櫻侍れり鎌倉宮この神社の祭神は護良親王で、父・後醍醐天皇を助けて鎌倉幕府を倒したが、28歳で逝去。ここの鳥居は、最上部の笠木の色が赤で、その他は真っ白。初めて見る鳥居の色彩ですが、この神社のホームページの「由緒」に「大塔宮・護良親王は、幼少より英明・勇猛な御方でした」と形容されていますので、その思いがこの色に込められているのかも、と想像しました。念のため、お宮に電話で訊きしましたら、答えは「創建当時は木造でしたが、改築の時に今の色彩となり、白は護良親王の純真な心を、赤は親王の情熱を表している」とのことでした。鳥居手前の左脇に植えられているのは河津桜で、立札には「初春桜」と書かれています。この色彩の鳥居と初春桜の組み合わせにも、護良親王へのこの神社の方の思いが込められているように思えます。紅白の鳥居と初春桜
土枯れ葉まじる東京雪ダルマ江東区仙台堀川公園きっと、今朝早く、学校が始まる前にお子らときっとお父さんが、地面を低く覆う草に残っている雪を集めて作ったのかな、と楽しく推測。雪国ではこんな雪だるまにお目にかかれないでしょう。東京の雪ダルマ
淡雪に傾ぐも健気水仙花江東区仙台堀川公園雪国の水仙さんたちは雪に備え地表に出る時期を測っているのでしょうが、東京の水仙さんたちはどうでしょうか。明日は立ち直っているのではと思います。また来て確かめます。傾ぐ水仙花
淡雪に耐えしカタバミ傾きぬ江東区仙台堀川公園昨夜の雪は少ししか降っていなかったと思っていましたが、野の花には重かったようです。今日の昼過ぎ、出逢ったカタバミはほとんどが倒れていました。このカタバミさんは明日は立ち直るのでしょうか?明日また来て確かめないとと思いました。雪で傾くカタバミ
東京の雪は一日能登思ふ江東区仙台堀川公園東京の昨夕からの雪も一夜明けて、小雨に。厳しい能登の雪と寒さの中で、ご自分の車やビニールハウス、半壊のご自宅、避難所などで生活されている方々のご苦労が偲ばれます。東京の雪と能登
厳しさの中を明るく水仙の花鎌倉妙隆寺まだまだ寒さ厳しき時に、時として悩み事がある時に、足元の水仙に出逢うと救われた心地がします。春がもう直ぐと感じます。心が明るくなります。裸木を通して見えるこの日の空は真っ青でした。低い低いアングルから撮りました。水仙の花
神木でリス餌を食(は)めり初春や鎌倉荏柄天神社裸大銀杏の巨大神木で、運よく、偶然に可愛いリスさんが餌を食べている光景に出逢えましたので、ラッキー!と思い、写真をたくさん撮りました。初春(はつはる)、縁起の良い年はじめと感じた次第です。巨大神木とリス
樹齢九百年裸銀杏の神々し鎌倉荏柄天神社この大銀杏の高さは25メートル、胴回りは10メートル。小さなリスさんが注連縄の下で、この巨大神木の根元からでてきた木の芽を食べています。裸大銀杏
神木でリス日向ぼこ餌を食みつ鎌倉荏柄天神社大銀杏この大銀杏の樹齢は神社と同じく900年程度とのことです。高さ25メートル、胴回りは10メートル。樹齢は1000年、高さ30メートルの鶴岡八幡宮の大銀杏が2010年3月の春嵐で根元から倒れてしまったため、現在ではこの天神社の銀杏が鎌倉一大きいとのことです。訪れたのが1月末でしたので当然一枚の葉もつけていない巨大神木は、荒々しさを秘めた威容感がありました。しばらく圧倒されて眺めていましたら、小さなリスさんに気付きました。リスの日向ぼこ
婚礼衣装の二人寿ぐ寺の梅鎌倉妙本寺和の婚礼衣装と紅白梅の彩り豊かな組み合わせ、しかも、場面がお寺さんいうのが私には新鮮でした。紅と白の梅の組み合わせは本当にめでたいという感じがします。お二人の末永いお幸せをお祈りいたします。寺の紅白梅
冬晴れや寺に婚礼衣装の二人鎌倉妙本寺和の婚礼衣装の二人と寺で出逢えたのは初めてです。お寺で挙げる結婚式を寺婚式(仏前結婚式・仏前式)といい、日本で最も歴史のある結婚式の一つで、今、静かなブームになっているとか・・・寺で出逢う婚礼衣装
災害で明く新年の龍祈願鎌倉妙本寺二天門この2頭の龍はよく見ますと、足の他に羽根か鰭のようなものを付けています。このような龍を見るのは初めてですのでインターネットで調べても説明が見つかりません。そこで妙本寺に電話してお訊きしたところ、電話口の方も何かは分からないとのこと。彩色が奇麗でしたのでついでにお訊ききしたところ、10年か15年頃前に復元されたとのことでした。鎌倉妙本寺二天門の右側の龍鎌倉妙本寺二天門の左側の龍龍祈願
心澄む白梅一輪青空に鎌倉本覚寺白梅一輪
蒼天に自然の恵冬レモン鎌倉本覚寺レモンはスーパーマーケットでしか見たことがありません。冬の蒼天を背にしたレモン、重量感に溢れ、美味しそうです。ただ、このレモン、食べられるんでしょうか???蒼天の冬レモン
一輪の紅梅意志の在るごとき鎌倉本覚寺雲一つない冬の蒼天下、濃い紅色の梅の花がたくさん咲いていました。この一輪、日を真正面に受け、「私はこの一瞬を生きている!」と体いっぱいで表現しているように思えました。紅梅の意志
葱の夜空に胡麻半月の初春つゆ蕎麦鎌倉小町通川茂さん湘南しらす取り扱い店で海鮮丼が中心の川茂さんは初めてです。あまり空腹でなかったのでつゆ蕎麦を頼みましたら、このデザイン。初めて見るものでしばし見惚れて、写真一枚。初春気分でいただいた蕎麦は細目、胡麻と葱との相性も抜群でした。初春のごまねぎ蕎麦
初春や水柱先まりの舞ふ鎌倉小町通このボール、糸で釣られていないのですが、水柱の先で宙をしばらく舞っています。不思議で、楽しく、春のはじめを寿(ことほ)ぐ気分にしてくれました。初春
わらぼっちの深窓を座す牡丹かな鶴岡八幡宮ぼたん園写真の藁で作られた家(?)は「わらぼっち」と言われるています。この牡丹は冬牡丹で、「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」とはよく言ったものだと感心します。この牡丹園にはたくさんの牡丹がありましたが、目移りしつつ、最終的にはこの牡丹かな、と思いました。冬牡丹
春を告ぐ蝋紅梅の水に映え鶴岡八幡宮源氏池落葉樹のほとんがまだ枯れ木の時期に、梅の花が咲くと春が来たな~、と思います。源氏池のピンクと黄色の花は何かとデジカメをアップしましたら、蝋梅、紅梅でした。水面に写っているのがなんとなく趣(おもむき)を感じます。蝋梅紅梅
「ブログリーダー」を活用して、秀山さんをフォローしませんか?
新緑の湧き溢れ入る車窓かな西伊豆から天城山へのバス車中より新緑からは本当に元気をいただきます。伊豆の新緑
新緑の湯に風にのる海の香も妻の疲れもかろくになりぬ土肥温泉わが奥さんは自分の教室の「遊びま書展」準備で疲れ気味でしたが、こちらの新緑と温泉、そして大海原のお蔭か、東京にいるよりは眠れ、少しは疲れも取れ始めているようです。新緑の湯
わさび三点盛りをおともににごり酒初に食む山葵の葉美味酒に合ふ修善寺駅前紅ほうずき伊豆は山葵(わさび)が美味と聞いていましたので、即、「わさび三点盛り」を注文。お酒は壁の張り紙に「年に一度の入荷」と書かれている万大醸造の「にごり酒」。このにごり酒とおともの山葵味が絶妙に合いました。山葵の葉が美しく柔らかそうでしたので、「食べられますか」とお店の人に訊きましたら、「食べられないことはないけど湯を通した方が・・・」とのこと。毒ではなさそうなので初めて食べましたら、少し苦みのある乙な味。修善寺ならでは経験でした。わさびの葉
ひと房の藤蒼天に昼の半月南砂町駅前公園気品ある淡き藤色のひと房、その奥深き蒼天に半月薄き白雲と高きを流れる鳥影都会にもある春のひとコマ・・・都会の春
桜の季〆は重厚八重櫻仙台堀川公園ソメイヨシノ、オオシマザクラで始まった桜の季も重厚な八重桜で〆られようとしています。地に落ちたこの花を白磁の器の水に浮かべるとまた美しく、花の季の終わりのもの寂しさも感じます・・・八重櫻
さて次は北上何処花筏仙台堀川公園花筏に乗って列島北上、次の桜の見どころに行って観たい気分・・・花筏で北上
満開の桜に楓芽吹き初(そ)む高崎仁叟寺満開の美しい枝垂れ桜の後ろに控えし楓は、枝一杯に赤味帯びた黄色に芽吹いています。高崎の春、木々の主役が重なりつつ代わって行くような・・・桜芽吹く楓
相応の妙やアイリス鍾馗さんアイリス一輪鍾馗さん
育てられしアイリス見惚(と)る鍾馗かな奥さんのお誕生日お祝いにと、生徒さんが手ずから育てられたジャーマンアイリスを持ってきてくれました。水墨画の鍾馗さんは奥さんの作品で、指で描かれています。こわもて顔の鍾馗さんが見惚(と)れる美しく上品なアイリス。アイリスと鍾馗さん
雨に映ゆ楠の新緑地の枯葉南砂町駅前常緑樹の楠が桜咲く春のこの時に枯れ葉を落としています。この時期にしか見られない新緑と枯れ葉の組み合わせが春雨に映えていました。新緑と枯葉
盛大に咲き観られ散る国の花仙台堀川公園桜散る宵
盛大に咲き観られ散る国の花仙台堀川公園高校母校の入学式に向かう雨降る朝1つの種の花木(かぼく)を道に沿い、あるいは公園や山の一か所に集中的に植え、育て、その下で国中が花見の宴を張るというのは日本独特の文化のような・・・。この花の一斉に咲き散る様が、日本人の心性に相通じる面があるような・・・。桜散る朝
五年振り人湧き出づる花見かな仙台堀川公園開花が大幅に遅れていた東京は、昨日だけが晴れたお花見日和。近所の公園は、コロナ禍明けから五年振りのお花見で賑わいました。消防団のOBである私も、少し昭和調、レトロ(?)な団のお花見に声をかけていただき、青空の下、若い方とお酒をたくさんいただき、楽しい時を過ごしました。五年振りのお花見
のどけしや木の節人の顔に見え鎌倉葛原岡神社どなたかが手を少し加えたのでしょうか?人か動物の顔に見えました。雨も上がった春の青空の下で出逢った一場面。楽しい思い出となりました。のどけしや
春日影となりて戯る七十路ら鎌倉葛原岡神社桜の花びらもひらひらと舞い落ちていました。春日影
影宿す真白桜や山の道建長寺から葛原岡神社へ日の影を宿す真白の花びらと緑の葉との組み合わせに魅了されます。桜餅の葉のオオシマザクラ・・・影宿すオオシマザクラ
山道に雨滴ののこる菫ひそやか建長寺から葛原岡神社への山道午後から晴れた山道で、ふと足元の菫(すみれ)に気付きました。小柄で、気品ある色合いと優雅な容姿に優しく光る雨滴。ひそやかな小世界です。山道の菫
遅れた分桜一斉弾けけり仙台堀川公園今年の東京の開花は当初の予報より大幅に遅れました。ちなみに、昨年の開花日は3月14日、今年は3月29日です。昨日の昼間はあちらこちらで咲き始めてはいましたが、今日のお昼過ぎにギターレッスンを受けに自転車で仙台堀川公園を走りましたら、桜並木は一斉に開花し、いたるところに花の天井ができているのには驚きました。おそらく、桜の木々の中では寒さで開花が遅くなった分、花のエネルギーが貯まりにたまって、昨夜から今日にかけて爆発したのではないでしょうか!桜一斉に弾ける
デザート装飾抹茶花びら春めけり建長寺門前点心庵点心庵さんは茶道と禅を意識されたお店のようです。私はパスしましましたが、三ご麗人のデザートは、清々しい新緑や野の原、吉野千本桜を思い起こさせてくれます。春めく
身に優し建長(けんちん)汁の春昼餉建長寺門前点心庵鎌倉通の友人の薦めに従い、建長寺直伝の「伝承建長汁(けんちん汁)」を注文。食材は全て植物で、一見しただけで自然に体の一部に溶け入るようにと感じました。水差しに鎌倉の春野菜が入っているのには驚きました。精進料理は一番の健康食、で美味です。春昼餉
春雨に色すみはゆる木の葉かな仙台堀川公園桜の花は散りましたが、春雨にうたれる木々の幼葉は、生命(いのち)の気と、澄んだ優しく美しい光で、通りゆく径を覆ってくれています春雨
ももいろのつばきひかりにほのぼのと鎌倉海蔵寺椿はよく見かける花ですが、私はやはり光に優しく包まれている「ももいろ」の椿が好きです。ももいろのつばき
コロナ明け皆で明るく連翹の如鎌倉海蔵寺明るい黄金色の花いっぱいの連翹(れんぎょう)に出逢いますと、パッと心が明るく弾みます。「連」は、枝に実が並んで付いていることを表し、「翹」は、キジが尾羽を広げて高く飛び立つさまを表した漢字とのことです。花言葉は「希望」、「希望の実現」。コロナ禍が明け、レンギョウのように、人々の笑顔の集いが復活しました~!連翹
カロライナジャスミン香る鎌倉の道鶴岡八幡宮から海蔵寺に歩いて行く途中、キンシバイに似た花が群れ咲いていましたので、近づいて見ますと淡くジャスミンのような香りがします。スマホで調べますと、カロライナジャスミンらしい。「サウスカロライナ州などアメリカ南東部にも自生し、ジャスミンのような香りがすることから名付けられています」が、カロライナジャスミンはジャスミンとはまったく違う種とのことです。日本の古都の一つ、鎌倉の道を歩いているときに偶然出逢ったお花の名がアメリカの「カロライナ」。日本の古都の落ち着いたメージに、アメリカ南部の明るい花が発散するイメージが心地よく融合する景でした。カロライナジャスミン
花見をへ昼会席も美しく鎌倉あら珠一口の菜が12種、一膳に美しく盛られています。このお店は先月、ロスアンゼルス在住の甥夫婦と初めてきましたが、これで2度目です。お店の雰囲気も落ち着いていて、手ごろなお値段でこのような美しい会席料理が食べられます。「鎌倉春の味覚~彩(いろどり)~おばんざい12種御膳」巧みなネーミングです。段葛での満開の花天井を満喫したあと、この会席料理を目と舌で十二分に堪能しました。櫻と会席の美
舞殿で誓ふ新郎花満開鶴岡八幡宮舞殿花の盛りの八幡宮、衆目のなか、新郎さん、新婦さん、嬉しく、感極まったと思います舞殿で誓
花みつる八幡宮の挙式かな鶴岡八幡宮舞殿(まひでん)今回の鎌倉訪問は、桜も牡丹も真っ盛りの時で、ラッキーと思いましたが、この光景にも初めて出逢い、トリプルラッキーとなりました。このお二人はいろいろ考えられて、このような形で二人の新しい人生のスタートを切ると決断されたんだろうな、と思いました。一生忘れられない挙式であろうと思います。自分の50年前、八芳園での人前結婚式を思い出しました・・・鶴岡八幡宮での挙式
存在感牡丹の花に蕾にも鶴岡八幡宮牡丹園牡丹には、花だけでなく蕾にもその存在感に圧倒されます。中段の右から二番目の白牡丹は、有名な中国品種の「仙鶴白」だそうです。中央の薄紫から気品が醸し出されているように感じます。牡丹の花と蕾
ゆたかなり牡丹に和傘添ゆる心よ鶴岡八幡宮牡丹園wikipediaによれば、牡丹の原産地は中国で、盛唐期以降、「花の王」として他のどの花よりも愛好されるようになった、・・・、日本では8世紀には栽培されていたようであるが、文学に登場したのは『枕草子』が最初である、とのことです。一方、傘は6世紀ごろ仏教文化とともに中国より日本に伝わってきたとのこと。牡丹に傘を添えたのは古代中国からか、日本に渡来してからか・・・なぜ傘を添えるのか?牡丹のあの広く美しく、しかもか弱い花びらを雨から守るという合理的な理由もあるのでしょうが、和傘と牡丹の組み合わせが何とも言えない心地よい風情を醸し出します。この繊細なセンス、素晴らしいと思います。牡丹に和傘
ぼうたんの真白の奥の深きかな鶴岡八幡宮牡丹園無、空、・・・、無垢、・・・真白の牡丹
ぼうたんや浮かぶ言の葉美の存在感鶴岡八幡宮牡丹園重厚な華やかさのあるお花・・・牡丹
ぼうたんや和傘のにあふご麗人鶴岡八幡宮牡丹園牡丹園の外は櫻、内は牡丹が満開です。牡丹を観ていますと薔薇を連想しますが、薔薇に和傘はもちろん、洋傘も似合わないような・・・。なぜ牡丹に傘をさしてあげるのか?、インターネットで検索しましたが、雨にあたると花びらに良くないとか、かわいそうとか、風流だからとか、などなど、明快な答えを探せませんでしたが、でも、なんとなく分かるよう・・・牡丹と和傘
後期高齢者入りの日に格闘やスマホ機種移行たまたま生誕記念日に機種移行作業に手を付けてしまいました。午後から深夜まで悪戦苦闘。夕食では、お子たちから戴いた日本酒を先ず味わい、和菓子はデザートでと思っていたのですが、移行作業が中途のためほんの少し戴いただけで作業再開。翌日、奥さんのスマホの移行も夜に入ってようやく取り合えず使えるようにできました。若い世代は精神的にも苦も無く自分で移行できるのでしょうが、我ら七十路世代には「キツカ~」と思います。デジタル格差(DigitalDivide)なる言の葉を、改めて噛みしめた次第です。後期高齢者とスマホ機種移行
後期高齢者入りの日に子より和の酒と菓子同期の先陣を切って、後期高齢者の仲間入りを果たしました。この世に生を享けて四分の三世紀。この日を無事迎えられたのも、ご先祖様と今は亡き両親と諸先輩、そして現世の家族と友人のお蔭と心より思い、感謝します。これからも、本当に微力ですが、社会への恩返しに何ができるかを自問しながら、できることを少しずつでもやっていきたいと改めて思いました。後期高齢者入り
牡丹園にもみじの花の一空間鶴岡八幡宮牡丹園牡丹の花が見ごろと聞いていましたので、段葛の櫻の天井を通り過ぎた後、牡丹園に入りました。満開の美しい牡丹が美を競う中、園の一角に緑と緋毛氈の床几台だけの空間がありました。地面は苔に覆われ、その表をたくさんの櫻の花びらが白いアクセントをつけていました。私にとっては、牡丹の花からは平安時代以降の、この空間からは日本の古代からの美的センスを感じました。牡丹園ともみじの花
世は櫻もみじの花も咲かむとす鶴岡八幡宮牡丹園この時期は日本中櫻一色ですが、もみじも花を咲かせています。黄みがかりまだ開き切らない緑の幼葉に、紅色の小さな蕾が垂れ下がり割れて花ひらかんとしています。色様々な見栄えのする牡丹咲き誇る一角に、静かにもみじの花の咲くさまは、古代からの日本的な風情を感じさせてくれます。もみじの花
社より眼下はるかに櫻の天蓋鶴岡八幡宮より櫻段葛長い段葛が櫻の花にうずもれて見えます。これも満開どピークに邂逅できたお蔭かと、急こう配の長い階段の途中で暫し佇んでいました。眼下はるかに櫻の天蓋
桜天井鳥居その先八幡宮鎌倉段葛段葛の桜天井を味わいながらゆっくり八幡宮に向かって行きますと、天井の切れ間から朱の三の鳥居がきれいに見え始めます。そして、更にその奥遠く高いところに八幡宮。櫻、朱の鳥居、朱の社、一直線上の組み合わせ、何とも言えません。桜、鳥居、社が一直線
桜天井に映ゆる乙女ら卒業袴鎌倉段葛満開どピークの桜の天井に出逢うのが初めての上に、卒業袴姿のうら若き乙女らとも段葛(だんかずら)で出逢うことができました。乙女らに、「写真撮っていいですか」と遠慮がちに訊きましたら、「どうぞッ!」と明るく笑いながら答えてくれました。「今、青春真っ盛り」という感じで、こちらもほのぼのと嬉しくなりました。櫻と卒業袴
桜天井に出逢ふ喜びかみしめて鎌倉段葛3月31日、「木草(きくさ)弥(いや)生(お)ひ茂る」弥生(やよい)最後の日、鎌倉の櫻の満開どピークに出逢うことができました。これまでも鎌倉に精通されている友人に何回も案内されてきましたが、今回のような満開ピークとの邂逅は初めてです。桜天井