満開の桜に楓芽吹き初(そ)む高崎仁叟寺満開の美しい枝垂れ桜の後ろに控えし楓は、枝一杯に赤味帯びた黄色に芽吹いています。高崎の春、木々の主役が重なりつつ代わって行くような・・・桜芽吹く楓
日々の生活、旅先での出逢い・思いを俳句、写真、文にした徒然日記です
学びの足跡:高校までは全て東京都足立区内、大学で初めて地方生活(仙台)を経験 実社会で大阪、横浜、取手、ニューヨークを転々、今、終の棲家か?江東区
「ブログリーダー」を活用して、秀山さんをフォローしませんか?
満開の桜に楓芽吹き初(そ)む高崎仁叟寺満開の美しい枝垂れ桜の後ろに控えし楓は、枝一杯に赤味帯びた黄色に芽吹いています。高崎の春、木々の主役が重なりつつ代わって行くような・・・桜芽吹く楓
相応の妙やアイリス鍾馗さんアイリス一輪鍾馗さん
育てられしアイリス見惚(と)る鍾馗かな奥さんのお誕生日お祝いにと、生徒さんが手ずから育てられたジャーマンアイリスを持ってきてくれました。水墨画の鍾馗さんは奥さんの作品で、指で描かれています。こわもて顔の鍾馗さんが見惚(と)れる美しく上品なアイリス。アイリスと鍾馗さん
雨に映ゆ楠の新緑地の枯葉南砂町駅前常緑樹の楠が桜咲く春のこの時に枯れ葉を落としています。この時期にしか見られない新緑と枯れ葉の組み合わせが春雨に映えていました。新緑と枯葉
盛大に咲き観られ散る国の花仙台堀川公園桜散る宵
盛大に咲き観られ散る国の花仙台堀川公園高校母校の入学式に向かう雨降る朝1つの種の花木(かぼく)を道に沿い、あるいは公園や山の一か所に集中的に植え、育て、その下で国中が花見の宴を張るというのは日本独特の文化のような・・・。この花の一斉に咲き散る様が、日本人の心性に相通じる面があるような・・・。桜散る朝
五年振り人湧き出づる花見かな仙台堀川公園開花が大幅に遅れていた東京は、昨日だけが晴れたお花見日和。近所の公園は、コロナ禍明けから五年振りのお花見で賑わいました。消防団のOBである私も、少し昭和調、レトロ(?)な団のお花見に声をかけていただき、青空の下、若い方とお酒をたくさんいただき、楽しい時を過ごしました。五年振りのお花見
のどけしや木の節人の顔に見え鎌倉葛原岡神社どなたかが手を少し加えたのでしょうか?人か動物の顔に見えました。雨も上がった春の青空の下で出逢った一場面。楽しい思い出となりました。のどけしや
春日影となりて戯る七十路ら鎌倉葛原岡神社桜の花びらもひらひらと舞い落ちていました。春日影
影宿す真白桜や山の道建長寺から葛原岡神社へ日の影を宿す真白の花びらと緑の葉との組み合わせに魅了されます。桜餅の葉のオオシマザクラ・・・影宿すオオシマザクラ
山道に雨滴ののこる菫ひそやか建長寺から葛原岡神社への山道午後から晴れた山道で、ふと足元の菫(すみれ)に気付きました。小柄で、気品ある色合いと優雅な容姿に優しく光る雨滴。ひそやかな小世界です。山道の菫
遅れた分桜一斉弾けけり仙台堀川公園今年の東京の開花は当初の予報より大幅に遅れました。ちなみに、昨年の開花日は3月14日、今年は3月29日です。昨日の昼間はあちらこちらで咲き始めてはいましたが、今日のお昼過ぎにギターレッスンを受けに自転車で仙台堀川公園を走りましたら、桜並木は一斉に開花し、いたるところに花の天井ができているのには驚きました。おそらく、桜の木々の中では寒さで開花が遅くなった分、花のエネルギーが貯まりにたまって、昨夜から今日にかけて爆発したのではないでしょうか!桜一斉に弾ける
デザート装飾抹茶花びら春めけり建長寺門前点心庵点心庵さんは茶道と禅を意識されたお店のようです。私はパスしましましたが、三ご麗人のデザートは、清々しい新緑や野の原、吉野千本桜を思い起こさせてくれます。春めく
身に優し建長(けんちん)汁の春昼餉建長寺門前点心庵鎌倉通の友人の薦めに従い、建長寺直伝の「伝承建長汁(けんちん汁)」を注文。食材は全て植物で、一見しただけで自然に体の一部に溶け入るようにと感じました。水差しに鎌倉の春野菜が入っているのには驚きました。精進料理は一番の健康食、で美味です。春昼餉
丸窓より春日さしこむ坐禅堂建長寺門前の点心庵このお店のホームページには、このお店で「茶道や坐禅にご興味持って戴ければ幸甚に存じます」と書かれています。この部屋は「坐禅堂」です。昼餉に「伝承建長汁(けんちん汁)」を戴きました。建長寺から直接調理法を指導された建長寺公認のけんちん汁とのことです。美味でありました。春日
花見して七十六の歳を祝ふかな仙台堀川公園七十六(なそむ)。高校時代の恩師が、還暦祝い同期会でのご挨拶で、五歳節目説を言われていました。例えば、60歳を無事過ごせれば、60歳代の前半は大丈夫だ、65歳を無事過ごせれば60歳代後半は大丈夫だ、という趣旨と記憶しています。75歳を無事に越せましたので、この後半は大丈夫か?、どうか???いずれにしましても、ご先祖さん、家族、友人の方々に感謝です。1歳先輩のご近所さんと近くの仙台堀川公園でお花見をしました。お花見誕生日
息づくや巨木春の雨宿建長寺この木の脇の立札によれば、柏槇(びゃくしん、和名:イズキ)はヒノキ科で、樹齢約760年。建長寺を開山された蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)さんが中国から持ってきた種子を寺創建の際に蒔いたとのこと。圧倒的な息遣い、生命力を感じつつ、しばしの雨宿りをさせていただきました春の雨宿
満を持しさきがけ二輪桜花建長寺桜花
開き初む桜雨滴に彩も映え鎌倉建長寺戻り寒明け直後の雨の桜も風情があります。雨滴の桜花
三春桜の子孫枝垂るる建長寺この桜は福島県の「三春滝桜」の子孫で、東日本大震災のご被災の方々への追悼として平成30年(2018年)に境内に植えられたそうです。折しもこの1月には能登半島地震があり、いまだご被災者の方々はご苦労されています。天からの恵み枝垂るる桜かな建長寺の三春桜
春雨に色すみはゆる木の葉かな仙台堀川公園桜の花は散りましたが、春雨にうたれる木々の幼葉は、生命(いのち)の気と、澄んだ優しく美しい光で、通りゆく径を覆ってくれています春雨
ももいろのつばきひかりにほのぼのと鎌倉海蔵寺椿はよく見かける花ですが、私はやはり光に優しく包まれている「ももいろ」の椿が好きです。ももいろのつばき
コロナ明け皆で明るく連翹の如鎌倉海蔵寺明るい黄金色の花いっぱいの連翹(れんぎょう)に出逢いますと、パッと心が明るく弾みます。「連」は、枝に実が並んで付いていることを表し、「翹」は、キジが尾羽を広げて高く飛び立つさまを表した漢字とのことです。花言葉は「希望」、「希望の実現」。コロナ禍が明け、レンギョウのように、人々の笑顔の集いが復活しました~!連翹
カロライナジャスミン香る鎌倉の道鶴岡八幡宮から海蔵寺に歩いて行く途中、キンシバイに似た花が群れ咲いていましたので、近づいて見ますと淡くジャスミンのような香りがします。スマホで調べますと、カロライナジャスミンらしい。「サウスカロライナ州などアメリカ南東部にも自生し、ジャスミンのような香りがすることから名付けられています」が、カロライナジャスミンはジャスミンとはまったく違う種とのことです。日本の古都の一つ、鎌倉の道を歩いているときに偶然出逢ったお花の名がアメリカの「カロライナ」。日本の古都の落ち着いたメージに、アメリカ南部の明るい花が発散するイメージが心地よく融合する景でした。カロライナジャスミン
花見をへ昼会席も美しく鎌倉あら珠一口の菜が12種、一膳に美しく盛られています。このお店は先月、ロスアンゼルス在住の甥夫婦と初めてきましたが、これで2度目です。お店の雰囲気も落ち着いていて、手ごろなお値段でこのような美しい会席料理が食べられます。「鎌倉春の味覚~彩(いろどり)~おばんざい12種御膳」巧みなネーミングです。段葛での満開の花天井を満喫したあと、この会席料理を目と舌で十二分に堪能しました。櫻と会席の美
舞殿で誓ふ新郎花満開鶴岡八幡宮舞殿花の盛りの八幡宮、衆目のなか、新郎さん、新婦さん、嬉しく、感極まったと思います舞殿で誓
花みつる八幡宮の挙式かな鶴岡八幡宮舞殿(まひでん)今回の鎌倉訪問は、桜も牡丹も真っ盛りの時で、ラッキーと思いましたが、この光景にも初めて出逢い、トリプルラッキーとなりました。このお二人はいろいろ考えられて、このような形で二人の新しい人生のスタートを切ると決断されたんだろうな、と思いました。一生忘れられない挙式であろうと思います。自分の50年前、八芳園での人前結婚式を思い出しました・・・鶴岡八幡宮での挙式
存在感牡丹の花に蕾にも鶴岡八幡宮牡丹園牡丹には、花だけでなく蕾にもその存在感に圧倒されます。中段の右から二番目の白牡丹は、有名な中国品種の「仙鶴白」だそうです。中央の薄紫から気品が醸し出されているように感じます。牡丹の花と蕾
ゆたかなり牡丹に和傘添ゆる心よ鶴岡八幡宮牡丹園wikipediaによれば、牡丹の原産地は中国で、盛唐期以降、「花の王」として他のどの花よりも愛好されるようになった、・・・、日本では8世紀には栽培されていたようであるが、文学に登場したのは『枕草子』が最初である、とのことです。一方、傘は6世紀ごろ仏教文化とともに中国より日本に伝わってきたとのこと。牡丹に傘を添えたのは古代中国からか、日本に渡来してからか・・・なぜ傘を添えるのか?牡丹のあの広く美しく、しかもか弱い花びらを雨から守るという合理的な理由もあるのでしょうが、和傘と牡丹の組み合わせが何とも言えない心地よい風情を醸し出します。この繊細なセンス、素晴らしいと思います。牡丹に和傘
ぼうたんの真白の奥の深きかな鶴岡八幡宮牡丹園無、空、・・・、無垢、・・・真白の牡丹
ぼうたんや浮かぶ言の葉美の存在感鶴岡八幡宮牡丹園重厚な華やかさのあるお花・・・牡丹
ぼうたんや和傘のにあふご麗人鶴岡八幡宮牡丹園牡丹園の外は櫻、内は牡丹が満開です。牡丹を観ていますと薔薇を連想しますが、薔薇に和傘はもちろん、洋傘も似合わないような・・・。なぜ牡丹に傘をさしてあげるのか?、インターネットで検索しましたが、雨にあたると花びらに良くないとか、かわいそうとか、風流だからとか、などなど、明快な答えを探せませんでしたが、でも、なんとなく分かるよう・・・牡丹と和傘
後期高齢者入りの日に格闘やスマホ機種移行たまたま生誕記念日に機種移行作業に手を付けてしまいました。午後から深夜まで悪戦苦闘。夕食では、お子たちから戴いた日本酒を先ず味わい、和菓子はデザートでと思っていたのですが、移行作業が中途のためほんの少し戴いただけで作業再開。翌日、奥さんのスマホの移行も夜に入ってようやく取り合えず使えるようにできました。若い世代は精神的にも苦も無く自分で移行できるのでしょうが、我ら七十路世代には「キツカ~」と思います。デジタル格差(DigitalDivide)なる言の葉を、改めて噛みしめた次第です。後期高齢者とスマホ機種移行
後期高齢者入りの日に子より和の酒と菓子同期の先陣を切って、後期高齢者の仲間入りを果たしました。この世に生を享けて四分の三世紀。この日を無事迎えられたのも、ご先祖様と今は亡き両親と諸先輩、そして現世の家族と友人のお蔭と心より思い、感謝します。これからも、本当に微力ですが、社会への恩返しに何ができるかを自問しながら、できることを少しずつでもやっていきたいと改めて思いました。後期高齢者入り
牡丹園にもみじの花の一空間鶴岡八幡宮牡丹園牡丹の花が見ごろと聞いていましたので、段葛の櫻の天井を通り過ぎた後、牡丹園に入りました。満開の美しい牡丹が美を競う中、園の一角に緑と緋毛氈の床几台だけの空間がありました。地面は苔に覆われ、その表をたくさんの櫻の花びらが白いアクセントをつけていました。私にとっては、牡丹の花からは平安時代以降の、この空間からは日本の古代からの美的センスを感じました。牡丹園ともみじの花
世は櫻もみじの花も咲かむとす鶴岡八幡宮牡丹園この時期は日本中櫻一色ですが、もみじも花を咲かせています。黄みがかりまだ開き切らない緑の幼葉に、紅色の小さな蕾が垂れ下がり割れて花ひらかんとしています。色様々な見栄えのする牡丹咲き誇る一角に、静かにもみじの花の咲くさまは、古代からの日本的な風情を感じさせてくれます。もみじの花
社より眼下はるかに櫻の天蓋鶴岡八幡宮より櫻段葛長い段葛が櫻の花にうずもれて見えます。これも満開どピークに邂逅できたお蔭かと、急こう配の長い階段の途中で暫し佇んでいました。眼下はるかに櫻の天蓋
桜天井鳥居その先八幡宮鎌倉段葛段葛の桜天井を味わいながらゆっくり八幡宮に向かって行きますと、天井の切れ間から朱の三の鳥居がきれいに見え始めます。そして、更にその奥遠く高いところに八幡宮。櫻、朱の鳥居、朱の社、一直線上の組み合わせ、何とも言えません。桜、鳥居、社が一直線
桜天井に映ゆる乙女ら卒業袴鎌倉段葛満開どピークの桜の天井に出逢うのが初めての上に、卒業袴姿のうら若き乙女らとも段葛(だんかずら)で出逢うことができました。乙女らに、「写真撮っていいですか」と遠慮がちに訊きましたら、「どうぞッ!」と明るく笑いながら答えてくれました。「今、青春真っ盛り」という感じで、こちらもほのぼのと嬉しくなりました。櫻と卒業袴
桜天井に出逢ふ喜びかみしめて鎌倉段葛3月31日、「木草(きくさ)弥(いや)生(お)ひ茂る」弥生(やよい)最後の日、鎌倉の櫻の満開どピークに出逢うことができました。これまでも鎌倉に精通されている友人に何回も案内されてきましたが、今回のような満開ピークとの邂逅は初めてです。桜天井