実は、フィンランドのヘルシンキに、馴染みのSUSHI屋がある。寿司屋でなくて敢えてSUSHI屋だ。お店の名前はHAIKU。アルファベット表記と一緒に「俳句」でなく「句」の文字だけがある。こんな名前なので日本人が経営者だと思ったら、中国系のアジア人だった。スタッフも含めて
添乗員のドキュメントストーリー。 いいことも悪いことも、いいツアーも悪いツアーも、いい客も悪い客も満載。 業界の裏話も時々出ています。現地の美しい風景も掲載。
京都ツアーについて、書き終わらないうちに、あっと言う間に北欧にいる。コロナ禍の間、何度も取引先の北欧オンライン説明会に参加させていただいた。取引先の努力の甲斐あってか、比較的このツアーの売れ行きは悪くないようだ。このツアーに関しては、僕もその努力に関わ
大原野神社で見られた桜?お客さんたちは、なんらかの桜と信じ切っていた。信じる者は救われます。今考えてみると、最初のバスの中でお客さんに挨拶した時の反応が最高だった。「ご存知の通り、桜はほぼ終わっています。でも、この二日間の天気はどうやら最高に良いようで
コールセンターの仕事が終わる頃のことだ。派遣元のオフィスに行き、スタッフのそばで呟いた。「あー、疲れた。温泉にもでつかりたいなあ。」すると、さっとスタッフの一人がこちらを振り向いて言った。「いいツアーがたくさんあります!」はっと気づく。今は桜の時
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============居酒屋のメンバーからの杏奈への風当たりは、思ったほどではなかった。平日勤務の暇を与えられて皆と会わない間、反感を持って
まだ調整段階ではあるらしいが、5月8日にコロナが二類から五類になるのに合わせて、日本の入国規制が撤廃される可能性が高い。五類になったら、法的な水際措置が可能かどうか気になっていたのだが、特例をつくらずに消滅することになりそうだ。2022年6月に外国人の受け入れ
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============少し前、洋平は匡人と二人で飲んだ。順調な仕事量の回復を喜びながら、震災直後にドルフィンを去って行った者のことを匡人は気に
先月、父の命日に帰国できなかったので、昨日1日に帰省して墓参りしてきた。ついでに彼岸も兼ねて。往きに浅草で時間が余ったので、浅草寺を散歩したが失敗した。見事な大混雑。そりゃそうだ。絶好の天気と気温、周辺には桜が咲き乱れているのだから。いやもう、人、人
3月31日。ワクチンコールセンターの業務を終えた。コールセンターは、そのまま存続するものの事業としてのピークは過ぎたこと、また、スタッフが順調にスキルを向上させているため、リーダーの引継ぎが可能であることをふまえて、派遣元の上司と相談したうえで判断した。
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============「あれ?・・・杏奈じゃん。また遊びに来たの?」帰国翌日だった優佳は、杏奈に歩み寄った。数日前に遊びに来たことは、誰かか
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============実は、店長が職場の雰囲気が悪くなることを心配しているというのは、卓也の優しい嘘だった。期待を裏切られた店長の頭の中は、
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/18464138.htmlhttp://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/18450081.htmlhttp://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/18437205.htmlhttp://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/18423710.htmlhttp://mast
サマルカンドからシャフリサブスに向かう山道で。標高1600mの頂きを超えたところには、アーモンドの花が咲き乱れていた。春の風景。地中海沿岸よりも、少しピンクが強い気がする。パミール高原に続く山塊の稜線もくっきりしてきた。さらに昨日の続き。今回は、怖くはない
昨日の続き。「ところでこのサーモンのお刺身、美味しかったわー。」紅一点姫が、話題を切り替えた。「でも、ウズベキスタンは内陸国よね。このサーモンはどうしたの?海からここまで泳いで上ってくるの?」「それだとサーモンが大変だから、飛行機を用意しています
今回のツアーで出てきた日本食。メインディッシュは、真ん中の鍋焼きうどん。右上にはサーモン刺身があるが、大きな器は丸ごと氷でできている。白米がない珍しいメニュー。現地スタッフがおすすめするウズベキスタンで一番と言われる日本食レストラン「FURUSATO」。「わざ
ウズベキスタンのツアーは、男性に人気のある商品だ。申込者は圧倒的に女性が多数を占める海外パッケージツアー市場の中で、比較的男性の割合が高い。風景もショッピングも、それなりに女性が好みそうなものがあるし、治安もいいのに不思議だ。なにかイメージでもあるのだ
「マスク?ウズベキスタンでは、2020年の10月に誰もつけなくなりました。」「2020?2021年とか2年じゃなくて?」「2020年です。コロナ禍が始まって半年くらいで、ウズベキスタンでの対策はほぼ終了しました。」耳を疑った。日本のメディアで紹介された外国のコロナ対策
3月11日は震災の日だった。それを題材にした話を書いていたが、あとちょっとのところで、当日までに終わらせられなかった。それはさておき、僕はあの震災をポルトガルで知った。帰国まで一週間もある間、ずっと不安を抱きながら仕事をしていた。ツアーの雰囲気を壊さないよ
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============店長が怒り心頭になるのは最もだった。そもそもよく働いてくれていたとはいえ、添乗という他の仕事でしばらく店を離れていた杏奈
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============足早に去っていく杏奈に気付いた若手たちは、「あれ?もう帰るの?」「もう少し待ってよ。飲みに行こうよ!」などと声をか
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============気持ちが盛り上がって来た中で、思わず出てしまったひとことだった。「おー!戻ってくる気になったか。」匡人が笑顔で言った
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============久しぶりに会ってみて分かる先輩のすごさを感じていた。添乗員は、自分が割り当てられたツアーをこなすことが第一だ。そして、
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/18065645.htmlhttp://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/18085194.htmlhttp://mastertwotone2020
こんなふうにデッキで過ごすアフターヌーンティータイムが、ナイル川クルーズ中にある。この前のエジプトツアーのクルーズ中。アフターヌーンティー時に、お客様たちとまったりとしている時だった。とある奥様の一人に言われた。「ツートンさん、男性なのに肌きれいね。な
3月4日。お台場の東京国際クルーズターミナルに行って来た。お目当ては、ドイツのフェニックス・ライゼン社のクルーズ船アマデア号。この船は新造船ではなく、初代飛鳥をフェニックス・ライゼン社が買い取って改装したものだ。煙突の形などが、かつての飛鳥としての姿を彷
コロナの記録と記憶2023⑫ コロナの質問が出ない海外旅行イベント
3月3日のひな祭りの日。取引先の旅行イベントに、ホストの一人として参加してきた。今春から夏の旅行選びや、既に申し込まれているツアーについてのご質問などを承るものだった。担当を決めて、一組あたりに添乗員が一人または二人つく(それもお客さんが希望されている地
3月13日からマスク着用要請が緩和される。ワクチンコールセンターではどうすべきか。個人的には、業務中はして欲しいと思い、スタッフたちにその旨を伺ってみた。するとこたえは様々。 「今さら『こういう顔だったんだ』とか思われたくないから、私は絶対に外しません
コロナの記録と記憶2023⑩ オミクロン対応ワクチンは1回のみの接種です
2022年9月。全国でオミクロン対応ワクチン接種が、ほぼ同時期に始まった。このオミクロン対応ワクチンには、決め事があった。 ①既に2回目までの接種を終えている人が対象。②3回目以降の接種であれば、オミクロン対応ワクチンを1回接種した時点で、現状のコロナワク
17日から26日まで、またもやエジプト添乗に行っていた。これだけ行き続けると、現地では、「また来たか!どうせなら住んじゃえば?」とからかわれた。この時期は気候がいいので、「それもいいな」などと考えてしまいそうになるが、「真夏の気温は50℃を超える」という話を
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============メンバーたちにレクチャーしたり話している杏奈を見ながら、杉戸は「しめた!」と思っていた。この繁忙期に、なんとか彼女を取
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============気圧された。三か月ぶりに訪れたドルフィンのオフィスは、おそろしく活気に満ちていた。添乗員専用のデスクでは、盛んにお互い
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============「なにやってるの?営業中だよ。」「ここは、キッチンから料理を運ぶときに必ず通るから、すぐに汚れるから時間がある時に掃除
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============「あの・・・ひょっとして言わないほうがよかったかな・・・?」明らかに動揺している杏奈を見て、凜も慌てた。「卓也も今は納得
2023年。コロナ禍から丸三年。2月12日の日曜日は、「三年間」をいろいろな意味で強く意識する日だった。用事があって足利に日帰りした。弟と、今後の実家について話すためだった。その際、お互いの家の庭に立って塀越しではあるが、隣家で一人暮らしをしている年配女性
コロナの記録と記憶2023⑦ 素早い対策と愚痴、そして贅沢な悩み
さて、コロナ禍の副作用にしょぼくれていても仕方ないので、すぐに行動を起こした。昨日行った書店(ちなみに丸善の本店)のアプリに入ると、探している書籍がある店舗がわかるということで探してみたら、早速見つかった。ただし、残り一冊だったので、念のため該当店舗に
2月17日から、またもやエジプトに行くが、これにてファラオ参りもようやくひと段落。3月は、ようやく別の国に行く。今日は、その一回目の打ち合わせだった。実は、今回の国の訪問は初めてだ。別に特別珍しい地域ではないし、難しい国でもない。たまたまそこのツアーが今ま
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============「小平は元気だった?今は何やってるって?」「え?妊活を頑張ってるって言ってました。」「あははは。あんなの嘘に決まっている
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============珠理の指摘は胸に響いた。言われた通り、添乗資料を手離す気にはなれなかった。今、勤務している居酒屋の社員としては、無用の長
ttp://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============震災直後、ツアーを全て取り上げられた時は、旅行会社への怒りに燃えた。同時に、しばらくの間自分に仕事は来ないと思った時、怒
コロナの記録と記憶2023⑤ 貴重な情報と助言で辿りついた案内
「アメリカでは、コロナの致死率が季節性のインフルエンザと変わらないところまできたと、具体的な数字を出して報道されたんです。『欧米でコロナは風邪扱いになった』と言われているのは、きちんとした根拠があるんですよ。日本でも、そういう数字は出ているはずなのに、は
コロナの記録と記憶2023④ エジプト人ガイドのコロナ禍ともらい泣き
ちょっと前に行ったエジプトツアーでのことだ。カイロのあるレストランで、日本人女性添乗員がテーブルについて泣いているのが見えた。同じテーブルでにいたガイドも、彼女の話を聞きながら泣き始めた。みんなが楽しくランチをしている時に異様な光景だった。僕のガイド
かつて同じベクトルで仕事をしてきたコールセンターのメンバーだが、ここ最近、必ずしもそうではない。2021年4月に始まって以来(当初は同年9月で終了の予定だったが、接種回数が積み重なっていくうち、現在にまで至っている)、コロナ収束を願いながら業務を行ってきた。
コロナの記録と記憶2023② これから始まるかもしれない旅行会社同士の攻防
数日前、新聞広告にとある旅行会社の海外ツアー広告が掲載されていたが、そのお値段に目が止まった。びっくりした。ヨーロッパで一週間程度のツアーで、代金で20万円台のものがあったからだ。調べてみると、そこは少し前から既に、他社に比べてかなり安価なツアーを出して
ttp://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============「僕も、声ある声しか聞こえないです。珠理さんの言ってること。すっごい分かります。よくアンケートに気が利かないって書かれる
ttp://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============「私は、全体を見渡すという感覚を、どうしても掴めなかった。」珠理は、苦い思い出を噛みしめるような顔をして言った。「な
新たな登場人物小平珠理(こだいらじゅり) 以前はドルフィンで海外添乗員をしていた。震災直後に退職。杏奈、愛とは同期。ある程度の職歴を積んで添乗員になったので、若手ではあったが年齢は杏奈や愛より上。 大橋透(おおはしとおる) ドルフィンの若手添乗員。震災時
ナイル川クルーズが入っているエジプトツアーを案内するとき、僕自身が一番楽しみにしているのは、クルーズ中の風景だ。遺跡は、何度も同じものを見ているうちに、さすがに感動が薄れてくるが、景色に関しては、同じものを見ているはずなのになぜか飽きない。クルーズ船の
ナセル湖南部の彼方アブシンベルまでは、少し前までなら航空機で行くのが常だった。それが、経費削減か減便のせいなのか、片道三時間以上かけて車で移動するようになった。アブシンベルで一泊するツアーならまだいいが、いくら道路が良いとはいえ、日帰りはきついだろうなあ
兼ねてから言われていた新型コロナウイルスの類型が2から5に変わることになった。旅行業で働く人間として、とても嬉しいのだが、それが大型連休明けの5月8日からというのが少々腹立たしい。連休直前からなら消費者側のメンタルがより軽くなり、さらなるパッケージツアーの
こんなスリムな女性が古代エジプトでは美人だった。現在は・・・1月26日。またもやエジプトから帰国。ツアー中は忙しくてブログどころではなく、10日以上間を空けての記事となった。更新頻度がおちてもブログを辞める気はない。むしろ、現場を踏み続けることで、新しいネタ
今、日本のパッケージツアーの多くでは、夕食や翌朝の集合時間案内を書面でお客さんに渡している。カーボンの複写式で、一度に4枚くらい書けるから手間はかからないし、書いてあれば「言った言わない」の問題もないし、とても重宝している。ツアーが残り少なくなった時だ。
高級ツアーには、時々思い切った手配がされていることがある。「この日は、このシーフードレストランで、お客様に好きなものを好きなだけご注文いただいてください。」「好きなものを好きなだけ・・・ですね?」「はい、そうです。」少し間をおいてから、担当者は付
たまにはちょっと素敵なホテルの話でも -FOUR SEASONS ALEXANDRIA ST.STEFANOEXA
ちょっとらしくないかもしれないが、たまには素敵なホテルの話でも。年末年始で行ったエジプトは、なかなかの高級ツアーだった。そういう仕事をいただいた時に楽しみなのがホテルと食事だ。仕事と言っても、自分では利用できないホテルやレストランに行くことがあるので、
美しく保存されたネフェルタリの墓の壁画。ルクソールの観光名所に「王妃の谷」がある。歴代王の墓がある「王家の谷」ほど有名ではないし、多くの人が訪れるわけではないのだが、ここには古代エジプトで最も高名な王ラムセス二世の最初の妻・ネフェルタリの墓があることで知
昨日は忙しくてブログを書けず、タイトルだけ下書きしていたつもりなのですが、予約投稿設定をしていたようです。すぐに見られないようにしました。どうもすみません。読者登録をされている方、ご迷惑をおかけしました。素早くアクセスした方も、あしか入力されていないので
美味しそうな料理は、落ちたお客さんを復活させた。会話も再び生まれだした。しかし、食べ終わると同時に沈黙だ。ホールの真ん中にあるダンスエリアと僕らのテーブルの間にある圧倒的な温度差。シーフードスープが出てきた。「うん。美味しい!」再び復活した。いや
ガラディナーのスケジュールでは、最初、夜の8時45分から9時45分まで「ロビーでカクテルをサービス」と書かれていた。その後、レストランに移動してディナーとあったから、食事開始は10時くらいと予想していた。だから、「そんなことありません。いらした方から食事のサ
カルナック神殿とルクソール神殿を結ぶ参道。夜の証明に照らされると神秘度が増す。ルクソール市内では、唯一毎日夜も開いているルクソール神殿。他の遺跡は、ライトアップされた神殿を外から眺めるのがせいぜいだが、ここだけは、幻想的なライトアップの中を歩くことがで
昨晩帰りました。今年もよろしくお願いします。新年のメッセージをいただいた方もいらっしゃいましたが、母を昨年に亡くして喪中のため、「おめでとう」をこめた挨拶は控えさせていただきます。 で、エジプトです。前回のエジプト添乗は、2019年の12月。今回はほぼ3年
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今日は忙しいので、こぼれ話的な小噺だけで。そういえば、この前コンサートに行った時、ジャケット内ポケからチケット出したら、なぜかパスポートに挟んでたよ。どんだけ添乗に向けて気持ちが先走ってるんだよ。この前コンサートに行った時、ジャケット内ポケからチケット出
昨日は、N響の第九に行ってきた。何度かあるコンサートの中でも、唯一サントリーホールで行われる日を今年も選んだ。パイプオルガン演奏が前座でついており、ちょっとお得。でも、ここにこだわる一番の目的は音響。NHKホールとサントリーホールでは、音が違い過ぎる。や
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============「いつかウユニへ。」添乗員時代、自分を支えていたモチベーションを思い出した。辛いことがあった時も、ウユニの映像が自分を支
コロナの記録と記憶2022 129 弱き円を持つ者へのアドバイス
「両替ですが、今は円が弱くて現地の両替屋に断られるらしいです。米ドルやユーロという強い通貨を前もってご用意ください。」年末年始に行くエジプトツアーの打ち合わせの時、現地手配会社の担当者は、少々案内しにくそうにそう言った。その現実を認めたくないようにも見
今日だけは、さすがの僕も資本主義の奴隷にならなければいけません。(いつもそうだという噂もありますが)部屋でクリスマスの音楽をかけて、クリスマスケーキ、丸ごとローストチキン、シャンペンをテーブルに並べて、クリスチャンではないですが、クリスマスをお祝いします。
コロナの記録と記憶2022 128 ディズニーランドという夢の国で夢と期待を抱いた話
一年振りにディズニーランドに行って来た。このツリーは、クリスマス気分をあげてくれるよ。正面入り口には巨大なクリスマスツリー。ここ二年は置かれていなかったので、三年振りの設置ということになる。ここでまたもや三年振りだ。混雑はそこそこ。今は、チケット購入
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============その後、時々海外のことを思い出しながらも、杏奈は仕事に集中した。職場での海外ネタは、意識して封印した。元々プライベート
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============杏奈は、どうして自分がそんなに非難されるのか分からなかった。「分かる言葉ってなに?どうしてそんなに怒るの?」「ドイツなん
新たな登場人物佐野卓也(さのたくや)・・・杏奈が働く居酒屋の同僚。杏奈と同年齢東條凛(とうじょうりん)・・・同じく杏奈が働く居酒屋の同僚。杏奈よりひとつ年下。http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらで
週末、足利に帰った。まだ母の骨壺が残っていて、なんとなく暗い空き家に一人にしているようで気になるのと、庭の落ち葉が気になった。昨年、足利市では、かなり大きな山火事があり、その時に特に燃えたのが落ち葉だった。そのためか、家庭レベルでその処理を気にしている人
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============杏奈が仕事をしている居酒屋で働く者のうちの何人は、彼女が駆け出しの添乗員の頃からの知り合いだ。大学生やフリーターが多かっ
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============あっという間に出てきた料理をゆっくり食べているうちに、夕方の六時半を過ぎた。仕事あがりのサラリーマンたちが、次々と店に入
だいぶ間が空いてしまったので、過去数話分のURLを添付しておきます。http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/16080377.htmlhttp://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/16107611.htmlhttp://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/16135741.htmlhttp://
コロナの記録と記憶2022 127 なかなか届かない市民ファースト
難しいなあと思った。コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種は認められている。厚労省のHPにもそれが明確に記されている。しかし、最終的にその可否を判断するのは接種現場の医師だ。コロナでもインフルエンザでも、必ずワクチン接種の前には予診がある。そこで
取引先の旅行イベントに行って来た。最近担当していたイベントは、オンラインイベントばかりで、画面の向こうのお客さんに一方的に話しかけるもの、いわゆる配信型だったが、今回は完全な対面型だった。高級ブランドのそれで、一通りの案内が終わった後、一組ごと(夫婦な
コロナの記録と記憶2022 126 ぱしふぃっくびいなす号よ。さようなら
2022年12月11日。横浜の大さん橋に行って来た。お目当ては、この日に出港するぱしふぃっくびいなす号だ。大さん橋に碇泊するぱしふぃっくびいなす号。その姿を目にできるのも、今月いっぱいに出発する最後のクルーズがまでだ。船の外側に「24年間ありがとう」という感謝の
コロナの記録と記憶2022 125 最高に美しい冬の銀座と丸の内
2022年12月10日。東京のコロナ新規陽性者数は14,558人。前週比+1,237人。こんな数字を気にしている人など、ほとんどいないということは分かってはいたが、この日、丸の内から日比谷、銀座を散歩して心から実感した。その賑わいは、10月下旬から行ったイタリアツアーそのも
コロナの記録と記憶2022 124 ワクチンコールセンターでの人間的な対応
難しいなあと思った。僕が仕事をしているA市のワクチンコールセンターに、B市の人から問い合わせがあった。「恐れ入りますが、A市でノババックスのワクチンを打たせていただくことはできませんか?」基本、自治体が運営している接種会場では、その街が発行した接種券を
昨日は、コロナ禍が始まった頃、最後の添乗に出た旅行会社の打ち合わせだった。下のURLに登場する旅行会社で、僕にとって最も重要な取引先のひとつだ。http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/6207809.html大きなグループの中の、一会社だったそこは、コロナ禍にお
コロナの記録と記憶2022 122 葬儀後の新しい時代と生活
両親がいなくなって、一番問題になりそうだったのが、誰も住まなくなる家のことだった。僕は、セカンドハウスとして残していきたいと思っていたが、その維持費は馬鹿にならない。しかし、弟が営むスリランカ紅茶の販売会社が、その一角に入った為、少なくとも平日の昼は誰
少しの間、母の亡骸のそばに座っていると弟夫婦が来た。「お、兄貴来たか。」「悪かったな。こっちにずっといられれば、あんな忙しく連絡してもらうこともなかったのに。」「いやいや、いいよ。それよりも撤収するよ。母さんを家に連れていく。あとは本人だけだから。
コールセンターのスタッフたちは、「断るまでもない」と送り出してくれた。一度、自宅に帰ってから故郷に向かい、母が入院する病院に着いたのは午後四時過ぎだった。ようやく会えた母は、人工呼吸器をつけて言葉を話せる状態ではなく、おまけに苦しそうにしていた。だが、僕
十月三十日にイタリアから帰国して、三十一日に無事に報告を済ませた僕は、十一月一日からワクチンのコールセンターに復帰した。この頃、既にワクチンは従来型からオミクロン対応二価ワクチンにシフトしていたが、その接種対象となっていたのが、この時点で六十歳以下の人
コロナの記録と記憶2022 118 コロナ禍後の初添乗㉒ 最終回
羽田空港に到着した。航空機から降り立った瞬間に、自分を包む空気が少し湿った日本のものになる。ついさっきまでは、ヨーロッパの乾いた空気に触れているような気がするので、一瞬違和感がある。久しぶりに味わう感覚だった。大きく息をついて到着フロアを歩き出す。帰
2022年朝4時半。目覚ましをかけていたわけでもないのに目が覚めた。自然とスマホに手が伸びてサッカーの速報を見た。0-1で日本代表が負けていた。「現実はこんなものだ。」と、思ってまた眠ろうした。・・・だが、なにか胸騒ぎがする。今度は起きてテレビをつけた。そ
「ワクチン接種証明書をお見せください。」「え?MySOSの画面は青になっているけど・・・」「それは分かりました。ワクチン接種証明書をお見せください。」「・・・証明書があるから青になっているんですよ。MySOSだけではだめなんですか?」「両方見せていただいています。
いろいろ懸念事項がある中で、どの旅行会社の海外ツアー部門も動いている。今度のオンライン旅行イベントに合わせて、あるツアーのある出発日が、出発確定日として案内されており、そこに僕が割り当てられ「安心安全な添乗員として紹介されることになった。他の出発日にも他
女性客がお清め会場に来たのは、MySOS画面が青になったことを報告に来ただけではない。彼女はきれいで、欧米の男性からモテそうなタイプだった。思った通り、ツアー中にドライバーから飲みに誘われていたということだ。三回誘われたし、ドライバーさんにはツアー客としてお
今週中には師走になる。今年もあっという間の一年だった。ここ二年と違うのは、久しぶりに海外添乗に出たということだ。二年半もツアーがないと、自分が果たして現役の海外添乗員と名乗っていいかさえあやしくなってきていたが、たった一度出ただけで、随分と気持ちが変わる
最後のディナー中、PCR検査の結果が届いた。結果は陰性。彼女は外を歩くときは、時々マスクを外してはいたが、屋内観光時や混雑場所などではきちんとマスクをしていたし、体調を崩している様子もなかったので、心配はしていなかった。検査場で見せてもらった検査結果のお知ら
間近で眺めたミラノのドゥオーモ。人との対比で、その大きさが分かる。かつては入場無料だったが、今では有料となってしまった。それも1000円近くする。洗練されたドゥオーモ周辺の街並み。西日に照らされてより映える。ミラノのもうひとつのシンボル。ヴィットーリオ・エマ
ミラノのドゥーモ。街の中心を歩いていると、突然目の前に姿を現す。大きさと美を兼ね備えた建築は、まさに街のシンボル。お客さんのPCR検査代は、ツアー代金に含まれていた。検査会場までの交通手段は、ツアーで利用している大型バス。そのために現地でいただく費用は一切な
今朝、ずっと連絡を待っていた。日本がドイツに勝ったから、休日になるのではないかと期待していたのだ。さすればコールセンターも休みだ。しかし、戻ってきた返事は無情ながら「休みだったらいいんですけどねえ…」というものだった。まあ、そんなもんだ。日本は中東のどこ
トロンケットから貸し切りボートでベニス本島に近づくときに見えるサンマルコ広場。イタリアで、もっとも旅情を誘う風景のひとつだと思う。小島を多くの橋で繋げているベニス。中には美しいものもある。上が溜息橋。下がリアルト橋。いずれもかなり有名。サン・モイゼ教会。
運河、昼と夕方のサンマルコ広場。ああ、美しきベニス。このツアーをいただいてパンフレットを確認した時、一瞬、僕は目を疑った。参加条件にスマートフォンの所有者が挙げられていたのだ。さらに「旅行に必要なアプリをダウンロードできるものに限る」とあった。「これが
いいワインなどと言われても、専門家であるわけではないし、本格的に勉強しているわけでもない。単純に酒が好きなだけだ。長く添乗員を続けている人は、なにかしら得意技を持ち合わせているもので、やたらワインに詳しい人もいるにはいる。だが、僕にとっての得意技はワイ
話は前日に遡る。その日は、午前中にフィレンツェでウフィッツィ美術館を含む市内観光を行い、午後はピサを訪れて斜塔を登った。どちらもたっぷり歩いたので、予定を終えてホテルに戻る時は、ほぼ全員がバスの中でぐっすりお休みになっていた。「明日は観光後、よかった
「日本人観光客に早く帰って来て欲しい」という声をあちこちで聞く一方で、「急に来てもらっても準備ができていない」ところもある。フィレンツェからベニスに向かう時に立ち寄ったお土産屋さんが、そのいい例だった。そこは旅行会社から、絶対に立ち寄るように言われてい
コロナの記録と記憶2022 106 あやしいチラシとコロナワクチン
昨日、帰宅したらポストにあやしいチラシが入っていた。チラシと言っても、A 3用紙の両面が、細かい文字で埋め尽くされている。一言でいうと、コロナに対する陰謀論だ。一見権威がありそうだが、全く有名ではない方々のスピーチを集めて、都合の良いところを切り取っている。
フィレンツェで朝一番に訪れたミケランジェロ広場。残念ながら少しもやがかかっていたが、十月下旬の朝一番としては、実は悪くない。現地ガイド曰く「見えたうちに入る」。霧で視界がないこともあるとか。なかなかすべてがうまくいくことってない。フィレンツェでは二泊して
マテラの街並み。サッシという洞窟住居群で有名なところ。1993年に世界遺産になった。中世から近世にかけては、洞窟を利用した住居群は主に小作農民が利用する快適な住居だった。しかし、時代が進み人口増加とともに、その不衛生さが指摘されるようになり、新市街をつくると
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実は、フィンランドのヘルシンキに、馴染みのSUSHI屋がある。寿司屋でなくて敢えてSUSHI屋だ。お店の名前はHAIKU。アルファベット表記と一緒に「俳句」でなく「句」の文字だけがある。こんな名前なので日本人が経営者だと思ったら、中国系のアジア人だった。スタッフも含めて
駐車場から歩いていくと、広い吹き抜けのホールが見えてきた。その中心に石像見えた。かつて考古学博物館入口に立っていた石像。足元には水をたたえていた。近づくとやはり大きかった「ん?あれって前はカイロの博物館の入り口にあったやつだ。」引っ越しを済ませたとは
ノーベル博物館内にある土ショップの入り口。右上にマークした青い円内に山中伸弥さんの椅子が飾られていた。スウェーデンはストックホルムのノーベル博物館。ここの土産ショップの入り口には、かつて山中伸弥さんのサイン入り椅子が飾られていた。他の受賞者のサイン入り
北マケドニアからコソボに向かう車窓より。3月は、まだまだ雪山が目立つ久しぶりにバルカン七カ国のツアーに行かせてもらえた。道路事情はイマイチだし、毎日ホテルの到着時間が遅いし、観光案内は難しいのに日本語ガイドが一人もいないから英語ガイドの通訳が大変だし、そ
リスボン市内の闘牛場。地下はショッピングモールになっている。とあるポルトガルツアーにて、リスボンに着く前に、現地手配会社から連絡があった。「リスボンの市内観光で、ガイドの見習いを同行させてもよろしいでしょうか?東京のツアー担当者には許可を得ています。添
円安と物価高で、年々上がる海外旅行ツアー代金。しかしながら、コロナ禍でため込んだ気持ちが、まだまだ消費者には残っているようで、参加者は増え続けている。本当にありがたい。いつ減少し始めるか分からない恐怖感を抱えながらも、嬉しさと感謝でいっぱいの気持ちでいる
このシリーズは、既に終えたつもりでいたが、このブログ自体コロナ禍をきっかけに書き始めたものなので、筋を通して言及しよう。デジタル庁が、コロナワクチン接種証明書アプリのサービス停止を発表した。国内でも海外でも、提示機会がほぼなくなり、もはや役割を終えたとい
明日からエジプト。今回お世話になる日本語ガイドとは、とあるSNSで繋がっている。それを通じて、メッセージが来た。「すみません。お願いがあります。無理ならけっこうなのですが・・・。」日本人以上に正確な日本語を話す彼が、実に悲痛な書き方をしてきたので心配にな
初めてお会いした時は、「ちょっと元気がなさそうな方だな」という印象だった。お渡しした書類を、とても読みにくそうにしていた。「文字は大きめにしてあるのに。目が悪いのかな?」と思った。その取引先旅行会社での参加履歴はなかった。健康上の問題点等の申告履歴も
翌朝、前日までの天気が嘘のように晴れた。12月下旬。朝9時半頃のヴィレの街とスキー場。極夜の時期のスキー場は、いつもライトがついている。なお、これ以上明るくなることはない。実際よりも少しだけ明るく撮れたヴィレの朝この時は冬至の直前。一年で番暗い時期。ヴィレは
ホテルを出た。街中は、深夜なのにまだ大盛り上がり。さすがはサタデーナイトだ。騒ぎをよそに、僕は空ばかり眺めて歩きながら、一度転びそうになった。「『滑りやすいから、足元に気を付けてください』って、我々の添乗員さんは案内していましたよ。」お客さんにから
「よし!」と、小さく声を出しただけで、タバコをふかしたような白い息が出るバルコニーから部屋に入り、僕は、お客さんの部屋に電話をした。若い一人参加の女性、機内でオーロラを見られなかった女性客は、すぐに反応した。若い女性客は、僕と同じで星空を眺めていた。新
夜のレヴィの街を行き交う人々。4日目の朝。雲は空高くに立ち込める靄に変わったが、相変わらず晴れる気配はなかった。朝9時過ぎ頃。ヴィレは極夜の時期ではあるが、太陽は地平線の浅いところまではやってきて、多少は明るくなる。僕は、お客さんたちに、スキー客でなくて
超便利アイテムオーロラアプリを手に入れたものの、入ってくるのは悪い情報ばかり。オーロラの発生に関してだけ言えば、ツアー期間中の条件は良かった。だが、見えるとなると毎晩分厚い雲に邪魔をされた。「晴れれば、オーロラを見られる可能性が高い」というアプリの
日本が大変なことになっており、新年の挨拶を憚りましたが…今年もよろしくお願いします。昨年に続き、新年はエジプトで迎えました。観光には、アブシンベル神殿の日の出が含まれておりまして、つまりこの日のそれは初日の出に当たっておりました。初日の出というお日柄です
2023年は、このシリーズの記事を書いたろうか?おそらく今年最初にして最後の記事。そして、シリーズ最終回。いきなり書こうと思ったのは、僕がかつて所属していたワクチンコールセンターが、今日で終わったから。「まだあったの!?」と、思われた方が大半だと思うが、実は
いつもご購読いただいてありがとうございます。既にご存知だと思いますが、LINEのブログリーダーの更新通知サービスが終了しました。便利だったのに、残念です。つきましては、今後の更新通知をを得るには、ライブドアのアプリをインスト―ルをしていただき、その中でフ
オーロラを絶対に見る方法。実は、ないこともない。正確にはほぼ絶対。現在、航空機の欧州線ルートの大半は、北極圏の中を通る。この時が、最高のオーロラチャンスだ。上の写真のように、オーロラは北極圏で輪状に発生する。この中を通る航空機に乗っていれば、左右どち
オーロラのツアーが割り当てられた時は、いつも憂鬱な気分になる。きれいなパンフレットを見て、美しいオーロラを見られる前提でツアーに申し込む一般客と違い、見られなかった最悪のことを考えてしまうのは、添乗員の性だろう。自然現象だけに、自分の力ではどうにもでき
ロンドン近郊のウィンザー城。イギリス王家の居城には、いつも観光客が絶えない。城の素晴らしさは有名だが、空港の近くにあることで、常に低空飛行の航空機が上空を過ぎていうことでも知られている。観光客の多くは、城を眺めながら、いつも空を見上げているが、この日
京都ツアーについて、書き終わらないうちに、あっと言う間に北欧にいる。コロナ禍の間、何度も取引先の北欧オンライン説明会に参加させていただいた。取引先の努力の甲斐あってか、比較的このツアーの売れ行きは悪くないようだ。このツアーに関しては、僕もその努力に関わ
大原野神社で見られた桜?お客さんたちは、なんらかの桜と信じ切っていた。信じる者は救われます。今考えてみると、最初のバスの中でお客さんに挨拶した時の反応が最高だった。「ご存知の通り、桜はほぼ終わっています。でも、この二日間の天気はどうやら最高に良いようで
コールセンターの仕事が終わる頃のことだ。派遣元のオフィスに行き、スタッフのそばで呟いた。「あー、疲れた。温泉にもでつかりたいなあ。」すると、さっとスタッフの一人がこちらを振り向いて言った。「いいツアーがたくさんあります!」はっと気づく。今は桜の時
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============居酒屋のメンバーからの杏奈への風当たりは、思ったほどではなかった。平日勤務の暇を与えられて皆と会わない間、反感を持って
まだ調整段階ではあるらしいが、5月8日にコロナが二類から五類になるのに合わせて、日本の入国規制が撤廃される可能性が高い。五類になったら、法的な水際措置が可能かどうか気になっていたのだが、特例をつくらずに消滅することになりそうだ。2022年6月に外国人の受け入れ
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============少し前、洋平は匡人と二人で飲んだ。順調な仕事量の回復を喜びながら、震災直後にドルフィンを去って行った者のことを匡人は気に
先月、父の命日に帰国できなかったので、昨日1日に帰省して墓参りしてきた。ついでに彼岸も兼ねて。往きに浅草で時間が余ったので、浅草寺を散歩したが失敗した。見事な大混雑。そりゃそうだ。絶好の天気と気温、周辺には桜が咲き乱れているのだから。いやもう、人、人
3月31日。ワクチンコールセンターの業務を終えた。コールセンターは、そのまま存続するものの事業としてのピークは過ぎたこと、また、スタッフが順調にスキルを向上させているため、リーダーの引継ぎが可能であることをふまえて、派遣元の上司と相談したうえで判断した。
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============「あれ?・・・杏奈じゃん。また遊びに来たの?」帰国翌日だった優佳は、杏奈に歩み寄った。数日前に遊びに来たことは、誰かか
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============実は、店長が職場の雰囲気が悪くなることを心配しているというのは、卓也の優しい嘘だった。期待を裏切られた店長の頭の中は、
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サマルカンドからシャフリサブスに向かう山道で。標高1600mの頂きを超えたところには、アーモンドの花が咲き乱れていた。春の風景。地中海沿岸よりも、少しピンクが強い気がする。パミール高原に続く山塊の稜線もくっきりしてきた。さらに昨日の続き。今回は、怖くはない
昨日の続き。「ところでこのサーモンのお刺身、美味しかったわー。」紅一点姫が、話題を切り替えた。「でも、ウズベキスタンは内陸国よね。このサーモンはどうしたの?海からここまで泳いで上ってくるの?」「それだとサーモンが大変だから、飛行機を用意しています
今回のツアーで出てきた日本食。メインディッシュは、真ん中の鍋焼きうどん。右上にはサーモン刺身があるが、大きな器は丸ごと氷でできている。白米がない珍しいメニュー。現地スタッフがおすすめするウズベキスタンで一番と言われる日本食レストラン「FURUSATO」。「わざ
ウズベキスタンのツアーは、男性に人気のある商品だ。申込者は圧倒的に女性が多数を占める海外パッケージツアー市場の中で、比較的男性の割合が高い。風景もショッピングも、それなりに女性が好みそうなものがあるし、治安もいいのに不思議だ。なにかイメージでもあるのだ
「マスク?ウズベキスタンでは、2020年の10月に誰もつけなくなりました。」「2020?2021年とか2年じゃなくて?」「2020年です。コロナ禍が始まって半年くらいで、ウズベキスタンでの対策はほぼ終了しました。」耳を疑った。日本のメディアで紹介された外国のコロナ対策
3月11日は震災の日だった。それを題材にした話を書いていたが、あとちょっとのところで、当日までに終わらせられなかった。それはさておき、僕はあの震災をポルトガルで知った。帰国まで一週間もある間、ずっと不安を抱きながら仕事をしていた。ツアーの雰囲気を壊さないよ
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============店長が怒り心頭になるのは最もだった。そもそもよく働いてくれていたとはいえ、添乗という他の仕事でしばらく店を離れていた杏奈
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============足早に去っていく杏奈に気付いた若手たちは、「あれ?もう帰るの?」「もう少し待ってよ。飲みに行こうよ!」などと声をか
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============気持ちが盛り上がって来た中で、思わず出てしまったひとことだった。「おー!戻ってくる気になったか。」匡人が笑顔で言った