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#4378 彼岸花 水引草 鶏頭 緋の色のやや寂しきを秋と呼ぼうか
令和6年9月30日(月) 【旧 八月二八日 大安】秋分・蟄虫坯戸(むしかくれてとをふさぐ)肉たるむ鶏頭倦めり九月尽 ~有働亨(1920-2010)Photo:ケイトウ ~Plantia 九月も今日で終わり。さすがに35℃以上の猛暑日は影を潜めて、やっと秋の兆しを感じる程度になってきまし
2024/09/30 00:00
#4377 瓜食めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲はゆ ……
令和6年9月29日(日) 【旧 八月二七日 仏滅】秋分・蟄虫坯戸(むしかくれてとをふさぐ)瓜食《うりは》めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲《しぬ》はゆ 何処《いずく》より 来りしものそ 眼交《まなかひ》に もとな懸《かかり》て 安眠《やすい》し寝《な》さぬ ~
2024/09/29 08:22
#4376 秋の夜は露こそことに寒からし草むらごとに虫のわぶれば
令和6年9月28日(土) 【旧 八月二六日 先負】秋分・蟄虫坯戸(むしかくれてとをふさぐ秋の夜は露こそことに寒からし草むらごとに虫のわぶれば ~詠み人しらず 『古今和歌集』 巻4-0199 秋歌上秋の夜は寒く、露はとくに寒いのだろう。露の下りた草むらごとに虫が侘びしく鳴
2024/09/28 00:00
#4375 空を突く岩に照る日のてりかへし谷のひかげのみ雪を照らす
令和6年9月27日(金) 【旧 八月二五日 友引】秋分・雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)御嶽に遊ぶ空を突く岩に照る日のてりかへし谷のひかげのみ雪を照らす ~三井甲之(1883-1953)Photo:噴火の犠牲になられた野口泉水さんが撮影 ~withnews 詞書にある「御岳」
2024/09/27 00:00
#4374 蟾蜍幽霊のごと啼けるあり人よほのかに歩みかへさめ
令和6年9月26日(木) 【旧 八月二四日 先勝】秋分・雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)蟾蜍《ひきがへる》幽霊のごと啼けるあり人よほのかに歩みかへさめ ~北原白秋(1885-1942)『桐の花』 2025年後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)はラフカディオ・ハーンの妻小
2024/09/26 00:00
#4373 秋分のおはぎを食へば悲しかりけりわが仏なべて満洲の土
令和6年9月25日(水) 【旧 八月二三日 赤口】秋分・雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)秋分のおはぎを食へば悲しかりけりわが仏なべて満洲の土 ~山本友一(1910-2004)Photo:おはぎ ~cake.jp 今日は秋の「彼岸の明け」。もう、皆さんはご存知でしょうけど、お萩
2024/09/25 00:00
#4372 路の辺の壱師の花の灼然く人皆知りぬ我が恋妻を
令和6年9月24日(火) 【旧 八月二二日 大安】秋分・雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)路の辺の壱師の花の灼然《いちしろ》く人皆知りぬ我が恋妻を ~柿本人麻呂歌集 『万葉集』 巻11-2480 寄物陳思道端の壱師の花が目立つように、私の恋しい妻のことを みんなに
2024/09/24 00:00
#4371 いなづまはかげろふばかり有し時秋のたのみは人しりにけり
令和6年9月23日(月) 【旧 八月二一日 仏滅】秋分・雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)いなづまはかげろふばかり有し時秋のたのみは人しりにけり ~詠み人しらず 『古今和歌六帖』 第1-0816稲妻がかげろうのようにほんの一瞬光った時、秋の逢瀬などどれほどのものか
2024/09/23 00:00
#4370 秋の夜を長しと言へど積りにし恋を尽くせば短くありけり
令和6年9月22日(日) 【旧 八月二〇日 先負】秋分・雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)秋の夜を長しと言へど積りにし恋を尽くせば短くありけり ~作者未詳 『万葉集』 巻10-2303 相聞歌秋の夜は長いと言うけれど積もる恋を尽くせば短いものですね。Photo:秋の夜明
2024/09/22 00:00
#4369 伊勢の海の白水郎の島津が鰒玉とりての後もか恋の繁けむ
令和6年9月21日(土) 【旧 八月一九日 友引】白露・玄鳥去(つばめさる)伊勢に来たからは薄暑の伊勢うどん ~飯島晴子(1921-2000) 秋の正倉院展と年末の伊勢参りはここ10年以上にわたって私の恒例行事になっています。神宮では外宮近くの伊勢うどんを食べること。これ
2024/09/21 00:00
#4368 鷺のとぶ川辺のほたてくれなゐに夕日さびしき秋の水かな
令和6年9月20日(金) 【旧 八月一八日 先勝】白露・玄鳥去(つばめさる)鷺のとぶ川辺のほたてくれなゐに夕日さびしき秋の水かな ~藤原家良(1192-1264)『新撰六帖題和歌』 第6-2086鷺が飛ぶ川岸に咲く穂蓼《ほたで》の花が赤く夕日に染まってすっかり寂しい秋の水辺にな
2024/09/20 00:00
#4367 足たたば北インヂヤのヒマラヤのエヴェレストなる雪食はましを
令和6年9月19日(木) 【旧 八月一七日 赤口】白露・玄鳥去(つばめさる)毎年よ彼岸の入に寒いのは ~正岡子規(1867-1902)『子規句集』Photo:正岡子規終焉の地「子規庵」(東京都台東区根岸)~写真日記 今年の秋分は9月22日。秋のお彼岸はこの日を中日として前後3日間
2024/09/19 00:00
#4366 瓢箪のくびれさすりてうつしみはけむりのごとく吸ひこまれゆく
令和6年9月18日(水) 【旧 八月一六日 大安】白露・玄鳥去(つばめさる)瓢箪のくびれさすりてうつしみはけむりのごとく吸ひこまれゆく ~内藤明(1954-)『海界の雲』 この瓢箪は『西遊記』に出てくる魔王、金閣・銀閣の持つヒョウタン「紫金紅葫蘆《しきんこうころ》」
2024/09/18 00:00
#4365 里は荒れてつばめならびし梁の古巣さやかに照らす月かげ
令和6年9月17日(火) 【旧 八月一五日 仏滅】白露・玄鳥去(つばめさる)里は荒れてつばめならびし梁《うつばり》の古巣さやかに照らす月かげ ~木下長嘯子(1569-1649)『挙白集』古里は荒れていて燕が並んでいた家の梁は今では空っぽの古巣をはっきりと月の光が照らして
2024/09/17 00:00
#4364 いにしへゆ人の言ひける老人の若変といふ水ぞ名に負ふ瀧の瀬
令和6年9月16日(月) 【旧 八月一四日 先負】白露・鶺鴒鳴(せきれいなく)いにしへゆ人の言ひける老人《おいひと》の若変《をつ》といふ水ぞ名に負ふ瀧の流れ瀬 ~大伴東人《あづまと》 『万葉集』 巻6-1034 雑歌これが昔から言い伝えられている老人を若返らせるという、
2024/09/16 00:00
#4363 治まれるやまとの國に咲き匂ふいく萬代の花の春風
令和6年9月15日(日) 【旧 八月一三日 友引】白露・鶺鴒鳴(せきれいなく)治まれるやまとの國に咲き匂ふいく萬代《よろづよ》の花の春風 ~徳川家康(1543-1616)『戦国時代和歌集』 徳川家康が亡くなった元和2(1616)年、駿府で詠んだ和歌です。Photo:自民党総裁選立
2024/09/15 00:00
#4362 瀬を早み岩にせかるる滝川のわれても末にあはむとぞ思ふ
令和6年9月14日(土) 【旧 八月一二日 先勝】白露・鶺鴒鳴(せきれいなく)瀬を早み岩にせかるる滝川のわれても末にあはむとぞ思ふ ~崇徳院 『詞花和歌集』 巻7-0229 恋歌上川の瀬が岩にぶつかった滝川の水が一度別れてしまっても、まためぐり逢ってひとつになるのだと
2024/09/14 00:00
#4361 神様は君を選んで殺さない君を選んで生かしもしない
令和6年9月13日(金) 【旧 八月一一日 赤口】白露・鶺鴒鳴(せきれいなく)枯れし苑磔刑の釘錆流す ~山口誓子(1901-1994)Photo:『イーゼンハイム祭壇画』 (マティアス・グリューネヴァルト) Wikipedia イエス・キリストが磔刑に処されたのが13日の金曜日であること
2024/09/13 00:00
#4360 いしたたきちさきめうとの頬を寄せて啼くよ浅瀬の白石のうへに
令和6年9月12日(木) 【旧 八月一〇日 大安】白露・鶺鴒鳴(せきれいなく)いしたたきちさきめうとの頬を寄せて啼くよ浅瀬の白石のうへに ~若山牧水 (1885-1928)『砂丘』Photo:ハクセキレイ ~tenki.jp 今日は二十四節気「白露」の次候、七十二候の第44候「鶺鴒鳴(
2024/09/12 00:00
#4359 名にし負はば逢坂山のさねかづら人に知られでくるよしもがな
令和6年9月11日(水) 【旧 八月九日 仏滅】白露・草露白(くさのつゆしろし)名にし負はば逢坂山のさねかづら人に知られでくるよしもがな ~藤原実方(873-932)『後撰和歌集』 巻11-0700 恋歌三逢坂山のさねかづらではないが、その名のように、人知れず蔓を手繰り寄せてあ
2024/09/11 00:00
#4358 月草のうつろひやすく思へかも我が思ふ人の言も告げ来ぬ
令和6年9月10日(火) 【旧 八月八日 先負】白露・草露白(くさのつゆしろし)月草のうつろひやすく思へかも我が思ふ人の言《こと》も告げ来ぬ ~大伴坂上大嬢 『万葉集』 巻4-0583 相聞歌露草のように移り気だからですか。私が想う人は言葉もかけてくれないのは。Photo:ツ
2024/09/10 00:00
#4357 露ながら折りてかざさむ菊の花老いせぬ秋のひさしかるべく
令和6年9月9日(月) 【旧 八月七日 友引】白露・草露白(くさのつゆしろし)露ながら折りてかざさむ菊の花老いせぬ秋のひさしかるべく ~紀友則(850-904)『古今和歌集』 巻5-0270 秋歌下露の置いた菊の花を手折って髪に挿頭しましょう老いることのない年が続くように。Ph
2024/09/09 00:00
#4356 ただひとつ風にうかびてわが庭に秋の蜻蛉のながれ来にけり
令和6年9月8日(日) 【旧 八月六日 先勝】白露・草露白(くさのつゆしろし)ただひとつ風にうかびてわが庭に秋の蜻蛉のながれ来にけり ~若山牧水(1885-1928)Photo:オオシオカラトンボ、オス ~photoAC(Fusan_Photoさん) なるほど「風に浮かび」という表現はこの時
2024/09/08 00:00
#4355 我がやどの夕蔭草の白露の消ぬがにもとな思ほゆるかも
令和6年9月7日(土) 【旧 八月五日 赤口】白露・草露白(くさのつゆしろし)我がやどの夕蔭草の白露の消ぬがにもとな思ほゆるかも ~笠女郎《かさのいらつめ》『万葉集』 巻4-0594 相聞歌わが家の庭の夕映えに光る草の白露のように心もとなくあなたのことを思っているので
2024/09/07 00:00
#4354 雲さればもののかげなくうす赤き夕日の山に秋風ぞ吹く
令和6年9月6日(金) 【旧 八月四日 大安】処暑・禾乃登(こくものすなわちみのる)雲さればもののかげなくうす赤き夕日の山に秋風ぞ吹く ~若山牧水(1885-1928)『別離』Photo:筋雲の空 ~photoAC(takapeさん) 夏から秋に季節が移るのを肌で感じるのは風。そして眼に
2024/09/06 00:00
#4353 曼珠沙華赫き傾りに晩節の情念のごと雨ふりそそぐ
令和6年9月5日(木) 【旧 八月三日 仏滅】処暑・禾乃登(こくものすなわちみのる)晩節と言ふ語重たし桐一葉 ~冨田みのる(1915-?)Photo:豊臣秀吉像(狩野光信画) 今日のテーマは桐の花ではなく「晩節」。農民から天下人にまで駆け上がった豊臣秀吉の出世譚には人
2024/09/05 00:00
#4352 妹がため貝を拾ふと茅渟の海に濡れにし袖は干せど乾かず
令和6年9月4日(水) 【旧 八月二日 先負】処暑・禾乃登(こくものすなわちみのる)妹がため貝を拾《ひり》ふと茅渟《ちぬ》の海に濡れにし袖は干せど乾かず ~作者未詳 『万葉集』 巻7-1145 雑歌妻のために貝を拾おうと茅渟の海岸で濡らした袖は、いくら干しても 乾かない
2024/09/04 00:00
#4351 高円の野辺の秋萩いたづらに咲きか散るらむ見る人なしに
令和6年9月3日(火) 【旧 八月一日 友引】処暑・禾乃登(こくものすなわちみのる)高円《たかまと》の野辺の秋萩いたづらに咲きか散るらむ見る人なしに ~笠金村(715-806)『万葉集』 巻2-0231 挽歌高円の野辺に咲いた秋萩が虚しく咲いて散っていくことだ。もう見る人がい
2024/09/03 00:00
#4350 左奈都良の岡に粟蒔き愛しきが駒は食ぐとも吾はそとも追はじ
令和6年9月2日(月) 【旧 七月三〇日 赤口】処暑・禾乃登(こくものすなわちみのる)左奈都良《さなつら》の岡に粟蒔き愛《かな》しきが駒は食《た》ぐとも吾はそとも追はじ ~作者未詳(東歌))『万葉集』 巻14-3451 雑歌左奈都良の丘に粟を蒔いて、愛しい人の馬が食べに
2024/09/02 00:00
#4349 声聞けば暑さぞまさる蝉の羽の薄き衣は身にきたれども
令和6年9月1日(日) 【旧 七月二九日 大安】・処暑 「天地始粛」(てんちはじめてさむし)声聞けば暑さぞまさる蝉の羽の薄き衣は身にきたれども ~和泉式部(978?-?)『和泉式部集』第1-0038 蝉の声を聞くと、暑さも一段とまさって感じられます。蝉の羽のような薄い衣を
2024/09/01 00:00
2024年9月 (1件〜100件)
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