釧路市動物園のメスのアムールトラのココアが17歳で亡くなったという記事が出ていました。ココアはオスのタイガと双子として生まれましたが、2匹とも生まれつき四肢に障害がありました。残念ながらタイガは1歳で亡くなりましたが、ココアは不自由な足を引きずりながらも元気で過ごし、その姿が多くの人の感動を呼んでいました。私が釧路市動物園でココアを見たのは、今から9年前になります。今回掲載している写真はその当時のもの...
これまでの北海道旅行での情報や風景を中心としたブログです。また地元の関西周辺のお出かけ見聞録も多く掲載しています
1993年に初めて北海道を訪れて以来、何度となく訪れた北海道の見聞録です。また地元の関西周辺のことも掲載しています。
いよいよ令和4年も大晦日になりました。シニア世代の決まり文句に「年々1年が過ぎるのが早くなる」というのがありますが、まったくその通りです。私は子年生まれで、年男だったのはつい最近のような気がしますが、気づけば今日で寅年も終わり、明日からもう4番目の干支の卯年です。我が家の棚の置物もトラからウサギへ引き継がれました。下の写真は近所の富松神社の大きな絵馬です。毎年その年の干支とここで生まれたとされる鬼の...
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京都に年末詣に行ってきました。年末詣とは年末に参拝して1年の感謝を伝えるもので、本来は大晦日に行くのがいいそうです。まず阪急京都河原町駅から東へ徒歩5分の仲源寺です。八坂神社へ向かう四条通りの商店街にありますが、多くの人は気づかない小さな寺院です。ここは目の病気にご利益があるとされています。そして四条通りの突き当りが八坂神社です。疫病退散にご利益があります。朝の8時半でしたので、参拝者はほとんどいま...
地域タグ:京都市
京都の岡崎神社です。平安神宮のすぐ北にあります。普通の小さな神社ですが、知る人ぞ知る「うさぎ神社」として人気を集めています。本殿前に左右に配置されているのは狛犬ならぬ狛うさぎです。向かって右側が、口を開いた「阿形」で・・向かって左側が口を閉じた「吽形」です。かつてこの付近一帯が野うさぎの生息地であったことから、うさぎが氏神様の使いとされているそうです。。 小さな境内のあちこちにうさぎをモチーフにし...
地域タグ:京都市
紋別市の停電が一旦復旧した後、25日に再び倒木による断線で市内全域が停電しました。それでも25日の夜までにすべて解消したようでよかったです。阪神大震災の時には電気・ガス・水道がすべて止まりましたが、とくに停電は夜になって照明やテレビの点かない中で過ごすのが心細かったですね。電気と無縁そうなガスヒーターも電気を使いますし、トイレの水を流すのも電気が必要な機種があります。本当に電気は大切です。今回は北海道...
地域タグ:北海道
今日はクリスマスということで、美瑛のクリスマスツリーの木の写真です。美瑛に限らず北海道を探せばほかにも同じようなツリーの形をした木はあると思いますが、クリスマスツリーの木といえば美瑛のこの木が定番になっています。たぶん木の形だけでなく、季節や時間を問わず周りの風景とともに絵になるので、クリスマスツリーの木ということで定着したのだろうと思います。にほんブログ村人気ブログランキング...
地域タグ:北海道
和歌山県白浜の「アドベンチャーワールド」にいるジャイアントパンダの永明と、その子どもで双子の桜浜と桃浜の3頭が来年2月に中国に帰るというニュースが流れ、衝撃を受けた関西のパンダファンも多くいます。そして実は神戸にも中国に帰るはずのジャイアントパンダが1頭います。神戸市立王子動物園のタンタンです。27才のメスです。パンダの寿命は20~30年だそうですので、人間だと80才以上の高齢になります。タンタンは20...
地域タグ:兵庫県
前回、私が見た北海道新聞社の北海道の偉人アンケート調査1位の松浦武四郎について書きました。今日は第5位の偉人です。おそらく松浦武四郎以上に「誰?」という人で、道外のみならず北海道の方々もご存じない方が多いのではないでしょうか。それは島義勇(しまよしたけ)という幕末の佐賀藩藩士です。そもそも私がこの偉人を知ったのは北海道ローカル番組「ブギウギ専務」でした。ウエスギ専務が札幌市役所にある銅像を見て「これ...
地域タグ:北海道
今日は神戸の異人館のうろこの家など異人館過去画像ですm(__)mクリスマスが近づいてきましたが、下の写真の神戸の異人館「うろこの家」では毎年この時期に建物の壁面に「世相サンタ」が登場します。今年のサンタをニュースで見ましたが、防弾チョッキとヘルメットを身につけて漢字の「命」のポーズをするサンタです。そういえば今年の漢字も「戦」でした。しかし、写真にはサンタはいません。というのも「うろこの家」は入館料を払...
地域タグ:兵庫県
連日お伝えしてきた海の別邸ふる川ですが、最後は食事の紹介です。今回はスタンダードな食事プランの「季節の創作会席膳」でしたが、それでもかなり豪華です。ぼたんエビはまだ動いていました。そして残った頭と尾はあとで揚げて出してくれます。これがまた香ばしくておいしかったです。鍋は鹿肉と白老牛です。鹿肉は熊笹茶、白老牛はあご出汁で、野菜を巻いて行者ニンニク入りポン酢でいただきます。食事が終わればラウンジに移動...
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白老町にある海の別邸ふる川に泊まりました。前回は「ふる川」の外の様子について書きましたが、今回は館内を紹介します。到着するとまずラウンジでチェックインをしながら抹茶と和菓子を頂きます。広いラウンジは開放感のある吹き抜けで、大きな窓からは大平洋を一望できます。奥にはたくさんの本が置いてあり、夕食までここで本を読みながらくつろぐこともできます。大きな看板犬のグレートピレニーズのモコもいます。機嫌がいい...
地域タグ:北海道
白老の海の別邸ふる川に泊まりました。いつも北海道旅行で泊るのは安いビジネスホテルが多いのですが、ここはかなり奮発して泊まりました。場所は白老町の中でも登別に近い虎杖浜にあります。登別東ICから車で15分くらいです。大平洋を望む高台に立っています。このあたりのアヨロ海岸には神々が舞い降りて遊ぶ場所だったというアイヌの伝説が残っています。宿は幹線道路に面していませんし、海岸にも誰もいません。波の音しか聞こ...
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今日は忠臣蔵関連の過去画像3枚ですm(__)m元禄15年(1703年)12月14日、47人の赤穂浪士が藩主・浅野内匠頭の仇討のため吉良邸に討ち入りました。つまり今日がその日です。下の写真は赤穂藩筆頭家老だった大石内蔵助像です。赤穂にある大石神社には大石内蔵助をはじめ赤穂四十七士の石像が並んでいます。赤穂城本丸跡には本丸御殿の間取りが記され、刃傷事件後に大石内蔵助らが大評定に集まった場所もわかります。かつては毎年この...
地域タグ:兵庫県
札幌の観光名所にもなっている旧北海道庁です。「赤れんが庁舎」の愛称で知られる煉瓦造りの建物は、明治21年に建てられました。現在は大規模改修工事中です。10月には改修工事の見学施設で火災も発生したみたいですね。ちなみに上の2枚の写真は修復工事に入る前の「赤れんが庁舎」です。今は建物全体がシートで覆われ、それに実物大の写真が印刷されいて話題のようです。そういえば昨日紹介した修復中の阿蘇神社の楼門も同じよう...
地域タグ:北海道
高層建築の話が続いて恐縮ですが、今回はさっぽろテレビ塔と名古屋テレビ塔についての話です。タワー六兄弟というのをご存じでしょうか。それは建築家・内藤多仲氏によって1950年代から1960年代にかけて設計された6つのタワーの総称です。具体的には名古屋テレビ塔・通天閣(2代目)・別府タワー・さっぽろテレビ塔・東京タワー・博多ポートタワーの6つで、竣工順に長男~六男ということになっています。このことは最近関西ロー...
地域タグ:北海道
明石海峡大橋は神戸市と淡路島の間の明石海峡に架かる橋長3,911m、中央支間長1,991mの世界最大級のつり橋です。明石海峡大橋というと長さの記録に注目されますが、主塔の高さは海面上298.3mあり、国内では東京スカイツリー(634.0m)、東京タワー(332.6m)、あべのハルカス(300.0m)に次いで「日本第4位の高層建築」でもあるのです。瀬戸内海は大型船も航行しますので、やはり主塔の高さもそれだけ必要になるのか、それともほか...
地域タグ:兵庫県
全国19のタワーで構成される全日本タワー協議会の中で、前回紹介した五稜郭タワーは高さ107m(展望室90m)で第14位という位置付けです。 それに対して今回紹介する山口県下関市の海峡ゆめタワーは高さ153mで第6位で、展望室の高さ143mで比べると全国4位の高さを誇ります。3層からなる球状の展望室が印象的なタワーです。展望室からはすぐ目の前に関門海峡が見えます。最後の源平合戦が行われた場所です。本当に九州は目の前です...
地域タグ:山口県
箱館奉行所は日本の北辺防備の拠点として設置された江戸幕府の役所です。当初は函館山の麓にありましたが、のちに五稜郭に移されました。しかし箱館戦争の舞台となり、わずか7年で解体されました。 そして2010年に写真や資料・古図面などを元に140年ぶりに復元されました。下の写真の4つの部屋を合わせた72畳の大広間は、年中行事が行われた箱館奉行所で最も重要な空間です。奥の壱の間や表座敷は奉行と外国領事など重要人物との...
地域タグ:北海道
函館の五稜郭公園です。明治時代は陸軍の所轄でしたが、大正になって市民の公園として開放されました。一の橋、二の橋と渡って五稜郭の中に入るのが一般的ですが、せっかくですので二の橋の手前で土塁に上がってみました。半月堡というそうで下の写真下側の矢じりのように尖った部分です。この先端に立つと広範囲が見渡せて、防衛上五稜郭をこのような形にした意味が体感できます。堀の幅も広く、五稜郭が鉄壁の守りだったことがわ...
地域タグ:北海道
今日は土佐犬画像2枚だけですm(__)m1964年高知県桂浜に開業した「土佐闘犬センター」は2014年に「とさいぬパーク」に名称を変えて営業していましたが、2017年に営業終了となりました。私が訪れたのは閉館の半年前でした。これまで長く文化として受け入れられてきた闘犬も時代の流れで受け入れられなくなりました。闘牛や闘鶏も同じで条例で禁止している自治体もあります。ちなみにこの秋、桂浜公園が40年ぶりにリニューアルされた...
地域タグ:高知県
北海道へ行くと必ず立ち寄る網走原生牧場です。もう25年以上通っています。馬のおじさんの小西さんも80歳近くになり、そろそろ引退だとおっしゃっていました。無理ないですが淋しい話・・この日は妻だけ東京農大オホーツクキャンパス馬術部の学生さんのガイドで外乗へ出ました。小西さんは車で追走し撮影してくれます。舗装道路を通り、国道も抜けていきます。そしてオホーツク海へ出て、藻琴湖の湖畔を歩きます。そして牧場に帰っ...
地域タグ:北海道
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釧路市動物園のメスのアムールトラのココアが17歳で亡くなったという記事が出ていました。ココアはオスのタイガと双子として生まれましたが、2匹とも生まれつき四肢に障害がありました。残念ながらタイガは1歳で亡くなりましたが、ココアは不自由な足を引きずりながらも元気で過ごし、その姿が多くの人の感動を呼んでいました。私が釧路市動物園でココアを見たのは、今から9年前になります。今回掲載している写真はその当時のもの...
前回書いたようにはNHK大河ドラマ「べらぼう」京都巡回展に行ったばかりですが、早くも来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の収録が今月から始まったそうです。主人公は豊臣秀吉ではなく、弟の豊臣秀長です。信頼できる家臣がいなかった秀吉は、弟の秀長を頼りにしていました。それだけに秀長が病気で亡くなってからは助言者がいなくなり、秀吉の蛮行が増えたと言われています。下の肖像画が来年の大河の主人公・豊臣秀長です。その蛮...
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」全国巡回展がNHK京都放送局で開催中ということで行ってきました。これまで大河ドラマの巡回展に行くと、おもな登場人物の等身大パネルがありましたが、今回はそれが無く代わりに横浜流星さん演じる蔦屋重三郎をはじめ4人の登場人物の写真が展示してありました。展示の中でも目を引いたのは小芝風花さんが着用した花魁の衣装です。艶やかなデザインで重厚感もあり、ドラマの衣装を超え...
宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」の舞台は苫小牧ではないかという郷土史家の論考が新聞に出ていました。宮沢賢治は岩手県立花巻農学校教諭時代に修学旅行の引率で北海道を訪れており、作中に登場する活版や菓子店の場所が苫小牧市が所蔵する駅周辺の昭和初期の地図と一致するそうです。また鉄道車内で車掌に切符を見せる場面では、切符を「はがきくらいの緑色の紙」と表現しており、これは当時の国鉄の硬券切符ではなく、軽便鉄道...
礼文島の固有種レブンアツモリソウが見頃だそうです。ラン科の多年草で絶滅危惧種に指定されています。生育環境の悪化や盗掘などで数が減っていましたが、群生地の保全を行った結果、再び開花数が増えつつあります。ただ夏が暑いと翌年は花が減る傾向があるということで、ここにも温暖化の影響があるようです。私が礼文島に行ったのは2002年のことです。そのときは島で2泊しましたが残念ながら3日間とも天候には恵まれませんでした...
漫画「将棋の渡辺くん」の単行本最新刊が発売されたので、さっそく買って読みました。「将棋の渡辺くん」は渡辺九段の元奥様で漫画家の伊奈めぐみさんが渡辺九段についてコミカルに描いた漫画です。本の帯にも「離婚しました。」と大きく描いてあるように、最近電撃離婚されて将棋ファンの間では話題になりましたが、生活スタイルはこれまでと変わらないということです。作者の伊奈めぐみさんは高槻市の将棋イベントで何度か見まし...
翼を骨折しているところを保護されたオジロワシが、過去に散弾10発を受けていたことがわかったという記事が出ていました。撃たれたのはかなり前のようで、傷は自然治癒していたそうですが、散弾の状態から流れ弾ではなく、正面から狙って撃たれた可能性があるとのことです。数年前に網走の海岸で乗馬中にオジロワシを見かけましたが、そのときも近寄っても逃げないので猟銃があれば容易に撃つことはできたでしょう。狩猟には趣味や...
前回は長崎の孔子廟や新中華街について書きましたが、今回は神戸の中の中国です。関帝廟は中国で財の神として名高い三国志の武将・関羽を祀った霊廟です。世界中のチャイナタウンにあり、神戸にもあります。孔子と関帝では時代が大きく異なりますが、同じ中国なので雰囲気が似ています。入り口の山門は典型的な中国風の門です。門の上部に掲げられた 「関帝廟」の扁額は、元蒋介石の秘書で世界的に有名な書道家が書いたものだそう...
長崎孔子廟は孔子の遺品を納め祀ったのが始まりです。1893(明治26)年に中国清朝政府と華僑によって建立されました。ひとつとして同じ顔のない七十二賢人の石像は、圧巻で荘厳な雰囲気です。 正面に孔子を祀る大成殿があり、その後ろに中国文化を紹介する中国歴代博物館があります。内部は撮影禁止です。この孔子廟から歩いてすぐの場所にあるのが長崎新地中華街です。横浜・神戸と並ぶ日本三大中華街のひとつです。東西、南北あ...
前回函館のイカがピンチだということを書きましたが、北海道漁港漁場協会は少しでも漁業に関心を持ってもらうために「難読漁港番付表」なるものを作りました。道内の難読漁港名を番付にしたもので、それによると東の横綱が羅臼町の「於尋麻布(おたずねまっぷ)」で、西の横綱が島牧村の「厚瀬(あっちゃせ)」です。北海道へよく行く私もある程度の地名は読めますが、漁村レベルとなると難しいです。中でも釧路と厚岸の海側を結ぶ...
函館といえばイカです。しかし近年漁獲量が減っており、今年も漁解禁日にほとんど獲れず、市場開設以来初めて初競りが中止されました。そして1週間後に出漁して何とか345キロを水揚げし、ようやく初競りができたということです。ただ昨年の同日には1000キロ以上が水揚げされており、初日の比較だと昨年の3分の1程度です。このままだと「イカのまち」ではなくなってしまいそうです。また知床ではカラフトマスの遡上が減っています。...
ここまで北海道の地方空港のことについて書いてきましたが、今回は九州の空港です。九州には多くの空港があり、国管理空港だけでも7ヶ所(福岡・北九州・長崎・大分・宮崎・熊本・鹿児島)あります。長崎空港はターミナルビルが教会の窓をイメージしたデザインで、屋上の鐘など各所が教会風になっていることが特徴です。大村湾に浮かぶ箕島を埋め立てた空港で、1975年に開港した世界初の海上空港です。今年で開港50年になります。...
札幌丘珠空港は、札幌都心から北東に直線距離で約6kmの場所にある空港です。滑走路は1500mが1本で、3000mが2本ある新千歳空港に比べるとかなり小規模です。函館や釧路といった道内都市を結ぶ便が多く発着し、ほかに三沢、新潟などを結ぶ便がありますが、東京や大阪を結ぶ路線はありません。この空港は陸上自衛隊丘珠駐屯地の飛行場でもあります。陸上自衛隊が管制業務を行うという珍しい空港です。2016年よりFDA(フジドリームエ...
オホーツク紋別空港です。前回書いた中標津空港よりさらに規模は小さく、現在は全日空の羽田往復便があるだけです。羽田空港からの便が到着するのは午後12時30分で、羽田空港に向けて出発するのは午後1時10分です。空港に行ったのは午後2時でしたのでもうここを発着する便はなく、中には入れましたが空港は実質閉店状態です。もちろん展望デッキに出ても航空機の姿はありません。外国人観光客の利用者数が増えて何とかコロナ前の水...
少し時間の余裕があったので何となく中標津空港に行ってみました。この空港にはかなり昔に来たことがあり、その時の印象が木のぬくもりのある空港でしたが、今回も変わらずというより一層きれいな木の作りになっていました。写真だけ見ていると、どこかの公民館の2階フロアという感じですね。ここで食後の缶コーヒーを飲んで休憩しつつ、このあとのドライブ計画を確認しました。テーブルもあって安上がりな喫茶タイムとなりました...
前回は函館の旧ロシア領事館と旧イギリス領事館のことを書きましたが、今回は長崎です。長崎の東山手十二番館は1868年に建設された建物で、ロシア領事館が置かれていました。外国人居留地を代表する洋風建築で、1998年国の重要文化財に指定されています。すぐ近くにある東山手甲十三番館は明治時代中期にフランス領事館として建てられた建物で、現在は無料で公開されているほか、喫茶店としても利用されています。そしてこれらの旧...
函館市にある旧ロシア領事館は明治41年に建築され、帝政ロシアの領事館としては日本に唯一現存する歴史的建造物です。30年前まで青少年研修施設として利用されていましたが、閉鎖後は老朽化して立ち入り禁止になっていました。そんな旧ロシア領事館を名古屋の企業が2021年に函館市から買い取って改修を進め、7月に高級ホテルとしてオープンすることになりました。全6室で、スイートルームは2名1室2食付きで1泊31万9000円ということ...
このブログで以前書いたことがありますが、クラーク博士の「初年よ大志を抱け」という名言は、北広島の島松駅逓所で札幌農学校に赴任してしていた博士が帰国するとき、見送りに来た学生たちに残したとされています。(恵庭だったという説もあるようですが…)現在国の史跡に指定されている旧島松駅逓所の近くには名言誕生の記念モニュメントが建っています。しかし名言が生まれた場所が北広島市だということの知名度は低く、有名な...
亀山社中は坂本龍馬とその同志により結成された日本初の商社兼私設海軍です。前回ブログで少し触れた坂本龍馬が学んだ神戸海軍操練所が閉鎖された直後の1865年に長崎で結社されました。老朽化していた龍馬が活動拠点として借りていた民家を当時に近い形で復元し、2009年から長崎市亀山社中記念館として一般に公開しています。名誉館長は龍馬の大ファンである俳優の武田鉄矢さんが務めており、床の間に掛かっている絵も武田鉄矢さん...
神戸の新名所TOTTEI(トッテイ)Iが4月にオープンしました。もともとは物流の拠点として倉庫が建ち並んでいた神戸港第2突堤でした。TOTTEIの中心施設は「GLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)」です。プロバスケットボールチーム「神戸ストークス」の本拠地で、音楽ライブなども開催される予定です。TOTTEIの南端には海を眺められる広々とした緑のスペース「TOTTEI PARK」があります。そして「TOTTEI PARK」の広場全体を劇...
苫小牧の回転ずし旬楽です。回転ずしと言っても、もはやレーンは動いていません。食べたい寿司をタブレットで注文するシステムです。最近はそのような回転寿司チェーンが増えました。せっかくなので北海道らしいメニューから注文しました。ホッケホタテ炙りそしてあまり見かけないメニューでイカのミミタコの頭この4皿を含めて8皿ほど食べました。タブレットで注文するシステムでも会計時の皿の勘定は店員さんが席に来て数えていま...
昨日は函館の伝統的建造物などについて書きました。函館といえば洋風建築や教会のイメージが強いですが、それに対して京都はその真逆に神社仏閣など和風建築のイメージです。しかし京都は意外と教会も多く、人口10万人当たりの教会の数は74で、これは全国5位になります。ちなみに同じ統計で寺院13位、神社32位ですから、実際の印象とかなり異なります。そこで今回は京都御苑の近くにある2つの教会建築を紹介します。まず京都ハリス...
函館の函館港と函館山にはさまれた元町・末広町あたりの西部地区は、「伝統的建造物群保存地区(通称「でんけん地区」)」として、異国情緒豊かな街の景観や建造物を保護しているエリアです。函館市はこの「でんけん地区」の歴史的価値のある建物を「伝統的建造物」に指定しています。旧函館区公会堂やハリストス正教会などガイドブックに載っている建物のほとんどは「伝統的建造物」ですし、このブログで紹介した旧カールレイモン...
函館の相馬株式会社は、初代・相馬哲平(2代目も同名)が1863(文久3)年に米穀商「相馬商店」として開業した会社です。今なお現役の社屋は、1916(大正5)年に完成したものです。昨日紹介したカールレイモン旧宅と同じく、函館市の「伝統的建造物」に指定されています。木造2階建ての鉄板葺き屋根に突き出た窓はルネッサンス様式です。基坂と電車通りの交差点に建っています。市電がこの建物の前を通過する映像は何度かテレビで見た...
函館カール・レイモン元町店はです。建物は函館市が指定する「伝統的建造物」です。カールレイモンはドイツ生まれで、ハム・ソーセージを食べる習慣のなかった日本に来て、函館で日本人女性と結婚し、1924年にハム・ソーセージの店と工場を開業しました。今ではカールレイモンは函館を代表するハム・ソーセージの老舗ブランドです。現在の函館カール・レイモン元町店は初期の工場跡です。店内にはイートインコーナーもあり、焼き立...
震度5以上の地震が多くなっている昨今、古い建物の耐震補強が急がれます。前回書いた清州城などのコンクリート製の模擬天守は耐震補強工事は自由にできますが、歴史的価値がある天守はそうはいきません。現在、築城当時からそのままの姿で建っている現存12天守のうち、国宝に指定されている天守は5つあります。国宝であるがゆえに、耐震補強するにもいろいろな制約があって通常の耐震工事の何倍もの手間がかかります。それでもすで...
愛知県清須市の清洲城です。織田信長が拠点とした城ですが、写真の天守は1989年に造られた鉄筋コンクリート製の模擬天守です。創建時の資料が残っていないので、外観・規模とも想像で設計されました。城跡は開発によって大部分が失われ、本丸土塁の一部が残るのみです。下の写真に見える朱色の大手橋の向こうの清洲古城跡公園に発掘された石垣の一部が復元されています。ちなみに横の線路はJR在来線と新幹線です。この城が有名なの...
前回、柳月がNHKの連ドラで登場した「あんバタサン」というお菓子を商品化して販売に力を入れているという話をしました。柳月のスイートピアガーデンにはイートインコーナーがあるので、その「あんバタサン」をバラで買って食べてみました。この例えは柳月には失礼かもしれませんが、六花亭のバターサンドと似ているように思います。別に否定しているわけではなく、おいしいという意味です。ただやはり柳月の昔からの主力商品はし...
前回紹介した道の駅おとふけの隣には十勝の有名菓子メーカー柳月のスイートピアガーデンという工場兼店舗があります。柳月といえば、その主力商品は三方六です。いわゆるバウムクーヘンですね。しかし最近柳月は「あんバタサン」という新商品に力を入れています。これはNHK朝の連ドラ「なつぞら」の中で出てきた「雪月」という小さなお菓子屋が考案したお菓子です。この「雪月」は柳月をモデルにしていて、劇中に登場したお菓子を...
道の駅おとふけです。2022年春に場所を移し、規模も大きくなってリニューアルオープンしました。オープン直後に訪れましたが、日曜日ということもあり、たくさんの人でごった返していました。2年近く経った今なら人出も落ち着いたかなと思い再び訪れましたが、それでもかなり混んでいました。入り口横にはパンの「ますや」直営の「みちます」があり、さらに帯広豚丼の人気店「豚丼のぶたはげ」もあります。ちなみにいつも拝見して...
神戸市灘区の「なぎさ公園」は海に面した気持ちの良い公園です。、海沿いにある「ハーバーウォーク」はウォーキングやジョギングに最適で、この日も多くの市民が走っていました。広い園内には多彩なアート作品が並んでいます。下の写真のモニュメント「ゆめ・きずな」は、阪神・淡路大震災復興のモニュメントとして2001年に設置されたものです。カラフルな色がひときわ目を引くこの作品は長さが30mあり、遊び方が自由な子どもの遊...
前回紹介したビート資料館の前に鉄道の駅標とレールがあります。廃線になった国鉄広尾線が走っていた場所とは少しずれているし、単なるモニュメントかと思いながら入館しました。ところが中の展示を見て、ここがちゃんとした別の鉄道の駅だったことがわかりました。資料を見ると、日本甜菜製糖株式会社は十勝鉄道という私鉄を運営し、全道から集荷されたビートの搬入や砂糖製品の出荷をしていたそうです。十勝鉄道の路線図にも帯広...
帯広にあるビート資料館です。ビートは北海道の基幹作物で「甜菜(てんさい)」とも呼ばれており、砂糖の原料として使われています。資料館の造りはシンメトリーの構造で、入るとすぐ吹き抜け空間となっています。この資料館の場所にはかつて旧日本甜菜製糖帯広製糖所があり、一時は日本最大規模でしたが、1977年廃止されました。その跡地にこのビート資料館が作られ、ビート製糖に関する資料や模型などが展示されています。入館料...
京都市京セラ美術館に行きました。平安神宮のすぐ前にあります。目的は知人の松原一彦氏も出品している「第20回 日韓現代美術同行展」です。せっかくなので昨日書いた平安神宮神苑の無料公開日に合わせて訪れました。松原一彦氏の今回の作品は「Spiderweb」です。真鍮の蜘蛛の巣です。以前よりリアルさが増したような気がします。それ以外で私が印象に残ったのは「A wall of sheep」(高垣リミ氏)です。羊の体から人の足がたくさ...
平安神宮には神苑という広い日本庭園があります。通常は入園料600円ですが、年2回無料公開日があります。そこで昨日6月7日の無料公開日に合わせて行ってきました。神苑に入るとまず南神苑で、そこに日本最古の路面電車が置いてあります。明治44年に製造された車両で2020年に路面電車初の国の重要文化財に指定されました。西神苑はちょうど花菖蒲が見頃です。このときに合わせて無料公開日を設定しているのでしょうね。西神苑の白虎...
美瑛の三愛の丘展望公園です。パノラマロードにある赤い三角屋根が目印の展望スペースです。十勝連山が比較的近くで見られ、その手前の波状丘陵を望めるのがこの丘の特徴です。景色の見える方向はやや限られますが、南西方向の丘の景色は、なだらかな曲線が美しいです。周囲には畑が広がり四季折々の風景が楽しめそうです。言うまでもありませんが、畑は進入禁止です。美瑛の中心街から約5kmのところにあります。にほんブログ村人...
美瑛にある千代田の丘展望台です。三角屋根の展望塔が特徴です。この日は曇っていましたが、遠く東の方向に十勝岳連山を望むことができます。見晴らし台の2階からは360度の美瑛の風景を見ることができます。展望台の下には、かわいい小動物とふれあえる観光牧場があります。昔はここで乗馬のトレッキングをやっていて美瑛の丘を馬上から楽しんだこともありました。にほんブログ村人気ブログランキング...
美瑛の新栄の丘展望公園です。1個400kgあるという牧草ロールの人形が目印です。少し高い位置から幾重にも折り重なる丘の風景を一望することができます。訪れたのは午前中でしたが、ここは夕日のきれいな場所として有名です。以前訪れたときは曇天で、離れた場所にだけスポットライトのように光が差していました。その中で浮かび上がっている2本の木はパフィーの木です。昔パフィーが主役のドラマで登場したことで有名になった木で...
大阪・梅田のシンボルだった大阪マルビルが老朽化などの理由で昨年5月で営業を終了しました。1976年に誕生したマルビルは「日本初の円形超高層ビル」として話題になりました。学生時代から馴染みのあったマルビルも見納めと思い、写真を撮ってこのブログにも載せました。その翌月の昨年6月から解体工事が始まりました。そして解体工事が始まってから1年が経ち、いよいよ本当にマルビルが姿を消すときが近づきました。ついに5階建て...
羊蹄山の北北西あたりに富士見という地名があります。「蝦夷富士を見る」というわかりやすい地名です。そしてここに羊蹄姿見池と呼ばれる池があります。周囲130mほどの小さな池で、比較的訪れる人も少ないようです。池に羊蹄山がきれいに映ることから「姿見池」と呼ばれています。ここには羊蹄山の湧水が湧いています。ちょうど汲みに来ている人もいました。8年前に来たときは風は弱く池に波は立っていませんでしたが、肝心の山に...