昭和58年、18歳の春から始まった学生時代は、ビールと過ごした時代でもあった。もともと大学入学前からビールは飲んでいたが、それは大学入学後に比べると穏やかなもの。18歳からのビールとの付き合いは、もっと深く、激しいものであった。 新入生歓迎会で、生まれて初めてビール瓶1本そのままを手にしての一気飲みを経験した。一気飲みはその後も、様々な場面で挑んだが、勝敗はやや勝ち越しくらいで、途中放棄ということもよくあった。友人の中には負け続け、その腹いせか、逆噴火という対抗技を使うものもいた。 飲み会が増えると、周囲にいるものも慣れてきて、逆噴火の気配を感じると退避できるようになる。もちろん、逃げ遅れると…