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発達性トラウマ 「生きづらさ」の正体 自分を責めてしまいがちな方へ (ディスカヴァー携書)Amazon(アマゾン)この本を読みました。特に第5章 トラウマを克…
言わずもがなですがギャンブル依存症を治療するには「ギャンブルをしない」という強い意思が必要です。 しかしこれが実際には難しく、私も今まで何度もギャンブルをしないと心に誓いましたが結局はパチンコをしてしまいました。 ギャンブル依存症じゃない健全な人からすると「意思が弱いだけ」と思うでしょうし、正直言い返せない自分もいます。 だからといって意志が弱いからしょうがないでは済まない所までいくのがギャンブル依存症です。 意思が弱いならどうするか? 本気でギャンブル依存症を治療するなら絶対に心療内科へ行くことをお勧めします。 これは身近にギャンブルで借金を抱えている人も覚えていて欲しいことですがギャンブル…
私がギャンブルをしてしまう原因を考えた時、今の自分に満足出来ていない事が大きいと思います。 今の生活を変えたいと考えた時、お金があれば変えられると考え手軽に早くお金を得ようとギャンブルをしてしまうというパターンで何度も借金を増やしてきました。 しかしギャンブルから離れて冷静に「いくらあれば生活を変えられるのか?」と考えた時、少なくともパチンコで勝ったぐらいでは何も変わりません。 毎日の仕事が嫌でも辞められないし、パチンコで勝った数万ぐらいでは借金も無くなりません。 そして頭では分かっていても少しだけ財布の中を増やしたいと考えパチンコ等に行ってしまい泥沼にハマっていくのがギャンブル依存症です。 …
ギャンブルをする人の目的は基本的に「楽してお金を得る」です。 逆に言えばギャンブル以外に楽してお金を得る方法があればパチンコなどをする必要もなくなります。 年収1億の人がパチンコに行って何時間も時間を費やして数万単位の利益を得ようと思うでしょうか?普通に考えてそんな人はいないでしょう。 ギャンブル依存症から抜け出すには通常の仕事以外に「楽してお金を得る方法」を見つけるのが効果的なのは間違いありません。 そもそも「楽してお金を得るなんて不可能」と考える人も多いと思いますがギャンブル依存症にまでなる人は本気で方法を考えます。私もそうでした。 ネットで検索すれば様々な方法が出てきますがFXなどの投資…
依存症再発の道までのを描く。【依存症治療】リラプスプリベンション【依存症再発予防】
依存症治療の最終ゴールは、再発予防です。その方法として、リラプスプリベンション(再発予防)があり多様な要因が関わる再発に対して、多様な方法で再発予防が考えられています。 その依存症再発に方法の1つである認知行動分析の1種をこの記事で取り上げます。 過去の記事でも、いくつか取り上げたのでぜひ、読んでみてください。 curiousquest.hatenablog.com *依存症再発ロードマップ* *無関係な決断を特定* *まとめ* *記事関連のおすすめの本* *依存症再発ロードマップ* 今回紹介するのは、「リラプス(再発)ロードマップ」です。 これは、リラプスのハイリスクな状況の認知行動分析で、…
すべての刺激を取り除いて再発予防【依存症治療】リラプスプリベンション
リラプス(再発)を起こさないことが、依存症治療の最終地点になりそうですがそのための治療法として、リラプスプリペンションがあります。 リラプスへの過程は、様々です。その1つの要因として、依存行動・物質への渇望・衝動があります。 この2つに対処して、リラプスを起こさないようにする方法を1つ紹介します。 もう1つの対処法である、衝動マネージメントについての記事とリラプスプリベンションについての記事もぜひ、読んでみてください。 curiousquest.hatenablog.com curiousquest.hatenablog.com curiousquest.hatenablog.com *刺激コ…
今では、ほとんどの人がインターネットを使っています。 その中で、インターネットを使用しすぎコントロールができない状態になり依存症のような状態になる人がいます。 多くの依存症治療では、薬物・依存行動の中止が勧められていますが、インターネットを使用禁止は今後の未来の流れとしては大きなハンデになるので、他の治療法を探ってみました。 ちなみにこの記事は、読者様からの依頼内容です。 ぜひ、ブログ記事のリクエストを以下のフォームからしてみてください。 forms.gle *インターネット依存* *インターネット依存の症状* *インターネット依存の治療* *心理学的治療* *薬物療法* *運動療法* *まと…
リラプス(依存症再発)を予防のマインドフルネス(瞑想)【依存症治療】
依存症治療で有力候補は、認知行動療法ですが、これは、第2世代と呼ばれており 現在は、第3世代の認知療法がありそれが「マインドフルネス」です。 前の記事で、マインドフルネスの依存症への効果は強固なエビデンスが積み重なっていると説明しました。 まだ、読んでいない人はぜひ読んでみてください。 curiousquest.hatenablog.com やはり、効果があるものはぜひ紹介したい。 とういうことで、紹介するマインドフルネスは、「Mindfulness-Based Relapse Prevention (MBRP)」です。 *MBRP* *MBRPのゴール* *MBRPの概要(時間と回数)* *…
依存症とセロトニン。抗うつ薬は依存症に有効なのか。【依存症治療】
依存症と言えば、ドーパミンですよね。 そして、そのドーパミンの代わりにセロトニンを出そうみたいな話がありますが実際どうなのか抗うつ薬の視点で少しこの話に切り込んでみようと思います。 ドーパミンと依存症についての記事があるのでまだ読んでいない人は、ぜひどうぞ。 curiousquest.hatenablog.com curiousquest.hatenablog.com curiousquest.hatenablog.com *抗うつ薬* *セロトニン* *アルコール* *コカイン* *ニコチン* *うつはセロトニン不足ではない* *SSRIと他の治療を組み合わせる* *まとめ* *記事関連のお…
エビデンスあり⁉ マインドフルネス(瞑想)は、依存症に有効⁉【依存症治療】
依存症の有効な治療法を探そうと多くの研究者が頑張っています。 その中で、ここ数年で人気を集めているのがマインドフルネス(瞑想)です。 多くの精神疾患で有効性が示され、依存症に対してもマインドフルネスを利用した治療法への期待があります。 ということで、マインドフルネスとはなにか、実際に有効なのか解説していきます。 *マインドフルネス* *依存症のためのマインドフルネス* *マインドフルネスは有効なのか* *まとめ* *記事関連のおすすめの本* *マインドフルネス* マインドフルネスは、簡単に説明すると良い悪い等の判断をせずに意図的に今という状況に注意を払うことです。(4) その結果、過去の経験に…
スマートに依存症から回復しよう。依存症自助グループ【SMART Recovery】依存症治療
依存症治療として、自助グループの12ステップが特に有名ですが上手く12ステップと自分の体験が関連付けられたり、解釈ができない人がいます。 しかし、12ステップと比較して割と最近の自助グループの依存症治療の選択肢があります。 日本語で調べると出てきませんが、「SMART Recovery」と言います。 もし、日本語で知っている人がいたら名前教えてください。 ということで、解説していきます。 12ステップについて、まだ読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。 curiousquest.hatenablog.com *SMART Recovery* *ミーティング* *4つのプログラム* *ABC…
依存症に包括的に捉える必要性がありますが、その1つとして、「PRIME Theory」がありますね。 まだ、読んでいない人は読んでみてください。 curiousquest.hatenablog.com すでに、上記の記事を読んでいる人は分かると思いますが、PRIME Theoryには、5つのテーマがあります。 その1つである「不安定なマインド」について今回の記事で説明します。 残り4つのテーマについて気になる人はリンク張っておくので読んでみてください。 curiousquest.hatenablog.com curiousquest.hatenablog.com curiousquest.ha…
依存症の再発因子と再発予防【リラプスプリベンション】依存症治療
依存症治療において、特に重要で、幅広く使用されているアプローチがあります。 その名も「Relapse Prevention(RP)」「リラプスプリペンション(日本語)」 聞いたことがある人も多いと思います。 RPを直訳すると再発予防です。 そのため、すべての依存症治療における最終的なゴールとなっています。 ということで、RPを解説していきます。 リラプス(再発)についての記事もあるので、ぜひ、読んでみてください。 curiousquest.hatenablog.com *リラプスプリベンション(RP)* *リラプス(再発)* *即時決定因* *ハイリスクな状況* *コーピングスキル* *結果の…
*認知の歪みと問題行動を変える* 依存症を不適合な学習とすると行動療法が治療として候補になります。 他の治療法の中には、この行動療法と精神機能を統合した治療法が存在します。 詳しい人は、見当がついているかと思いますが「認知行動療法(Cognitive Behaviuor Therapy (CBT)」ですね。 非常に知名度が高い治療法ですので、私より先に詳しく説明している人がいると思うので、CBTの詳しい話は、飛ばしていきます。 また、行動療法についての記事もあるのでまだ読んでいない人はどうぞ。 curiousquest.hatenablog.com curiousquest.hatenablo…
【依存症治療】依存物質・行動の引き金を無視できるように、注意バイアスをトレーニング。【行動療法】
*注意バイアスを元に戻す* 行動療法が、依存症の不適合な学習を治すために試みられます。 その1つとして、 「認知バイアス補正?(Cognitive Bias Modification;CBM)」 があります。 ということで、この記事ではCBMについて解説していきます。 これは、「依存症=認知バイアス」に関連しそうですね。記事張っておきますね。 curiousquest.hatenablog.com *注意バイアスがターゲット* *CBMは臨床で使われていない* *CBMの可能性* *まとめ* *記事関連のおすすめの本* *注意バイアスがターゲット* 注意バイアスは、依存症で鍵になる要素です。 …
エビデンスあり!ご褒美・報酬を与えて依存症を治す。【依存症治療】
*依存薬物をやめたら、ご褒美をあげよう* 依存症の不適合な学習を治すために行動療法が行われることがあります。 その1つの「随伴性マネージメント(Contingency Management;CM)」を紹介します。 この治療法は、「依存症の戦うパワー」を育てるために有効な治療法であるとOrfordさんの依存症理論で取り扱われています。 まだ、Orfordさんの2つ目の依存症理論「依存症=パワーレスネス」の記事を読んでいない人は読んでみてください。 curiousquest.hatenablog.com *学習理論が基本* 学習理論で、有名なものは古典的条件付けとオペラント条件付けですね。 古典的…
罰と依存行動・物質を結び付ける 「依存症=不適合な学習」として場合、その学習を変えれば、いいわけですよね。 その手段として、行動療法があります。 その1つの「嫌悪療法」を紹介します。 英語だと「Aversive Therapy」ですね。 まだ、依存症の学習理論を読んでいない人は、ぜひチェックしてみてださい。 curiousquest.hatenablog.com *嫌悪療法* *嫌な事をして、行動を変える* *アルコールにおける険悪療法* *ジスルフィラムの効果* *ニコチン依存での険悪療法* *急速喫煙法* *急速たばこふかし法?* *たばこ保持法?* *ひそかな感覚?/象徴嫌悪?* *喫煙…
*依存行動の引き金に身を曝す* 「依存症=不適合な学習」として場合、その学習を変えれば、依存的行動が治りそうですよね。 その手段として、行動療法があります。 その1つの「キュー暴露療法」を紹介します。 英語だと「Cue Exposure therapy」ですね。 日本語で調べてもいい感じの出ないのでCETで統一しますね。 まだ、依存症の学習理論を読んでいない人は、ぜひチェックしてみてださい。 curiousquest.hatenablog.com *キュー(Cue)反応性* *薬物関連刺激への反応を消す* *CETは、効果あるの?* *ギャンブル依存症とCET* *アルコール依存とCET* *…
*依存症行動を不適応から適応へ* 依存症は、学習理論によって説明されることがあります。 それらを利用した行動療法が依存症の行動を変化させる治療として使用されることがあります。 ということで、まずは、行動療法と学習理論を説明していきます。 学習理論の内容の記事もいくつかあるので、チェックしてみてください。 curiousquest.hatenablog.com curiousquest.hatenablog.com *学習の条件付け理論* *古典的条件付け* *オペラント条件付け* *依存症は、不適合な学習* *依存症の古典的条件付け* *依存症のオペラント条件付け* *薬物関連の刺激の理解* …
子どものスマホ依存になるとさまざまな悪影響が生じます。そのためにも、親が早い段階から対策をとることが非常に重要です。この記事では、スマホ依存になる原因や子どもに与える影響、そしてスマホ依存を予防するための対策を紹介します。
依存をやめるモチベーションを引き出すコミュニケーション【心理学的治療】
*依存症に欠陥はない。やる気を引き出すだけ* 依存症の治療法は、いろんな方法が試されています。 例えば、多理論統合モデルですね。まだ、読んでない人は読んでみてください。 curiousquest.hatenablog.com そして、今回はこの多理論統合モデルにマッチする治療法「動機付け面接法」を紹介します。英語だと「Motivational Intervewing (MI)」です。 この介入方法は特に、依存物質・行動をやめるか迷っている人やめると決意したが、まだ行動に移せていない人にとっては有益な情報になると思います。 また、依存症の家族を抱えている人依存症の人を支援している人にとっても役立…
お酒・たばこ・ギャンブル・薬物をやめるには、やめる理由がたくさん必要。【依存症治療】多理論統合モデル
*依存行動・物質をやめる決断に 影響を与える2つの要素* 何度も言いますが、「行動の変化」が依存症治療の基本です。 そして、多理論統合モデル(TTM)が依存症回復のステージを6つ示してくれています。 その6つのステージにおいて、重要な視点が1つあります。 それが、「意思決定のバランス」です。 これを理解すると、より依存症回復のステージの理解が深まります。 まだ、TTMについての記事を読んでない人は、確認してみてください。 curiousquest.hatenablog.com curiousquest.hatenablog.com curiousquest.hatenablog.com *意思…
依存症治療【心理学的治療】すでに、行動を変えた人におすすめの治療法
*健康的な行動の再学習と維持に役立つ働きかけ* 「行動の変化」が依存症治療の基本です。 その治療法の1つに多理論統合モデル(TTM)があります。 TTMのステージについてとステージの前半における有効な介入方法についての記事は、すでにあるので、ぜひ読んでみてください。 curiousquest.hatenablog.com curiousquest.hatenablog.com ということで、今回の記事は依存症回復ステージの中盤から終盤までにおける有効な働きかけについてお話します。 *行動型の働きかけ* *行動型の働きかけの例* *1.反射条件付け* *反射条件付けの定義* *反射条件付けの方法…
依存症治療【心理学的治療】初めにする依存行動を変えるための治療法
*依存症関連の自分自身と外部への再認識が鍵* 「行動の変化」が依存症治療の基本です。 その治療法の1つに多理論統合モデル(TTM)があります。 まだ、読んでない人は以下の記事を確認してみてください。 curiousquest.hatenablog.com TTMは、依存症回復のステージを依存物質・行動の再開を含めたモデルになっておりスリップ・リラップスが回復の過程の一部として捉えているので、割と前向きな理論でいいなと思ってます。 そして、今回の記事ではそれぞれの依存症回復のステージを進み続けるために必要な依存症回復の「変化の過程」について話していきます。 つまり、回復ステージを移動するために必…
依存症治療【心理学的治療】行動変容・多理論統合モデルを利用した依存症の治し方(変化のステージ)
行動の変化が依存症治療の基本 依存症の回復にいろんな治療があります。 しかし、どの治療法や理論をとっても依存症の回復の根本は「行動変化」です。 ということで、今回の記事では、行動変容の理論を1つを紹介します。 行動の変化と言えば、悪い習慣を断ち切ることですよね。ということで、まだ以下の記事を読んでいない人はぜひ、読んでみてください curiousquest.hatenablog.com *多理論統合モデル(TTM)* *行動変容の6つのステージ* *第1ステージ=無関心期* *無関心期の特徴* *無関心期の例* *無関心期の期間* *無関心期から関心期へ必要なこと* *第2ステージ=関心期* …
*Twitter断酒部・Twitter断ギャンブル部への期待* 近年、テクノロジーの発展とともに多様な方法で依存症治療の介入が試みられています。 その1つの可能性としてデジタルを使用した依存症回復に期待が持たれています。 おそらく、コロナをきっかけによりデジタルで行う依存症治療・依存症回復支援の需要が高まったと思われます。 実際に、デジタルを使いどんな方法・効果が期待されているのでしょうか。 もし、効果があればTwitter断酒部・断ギャンブル部さんの今後が楽しみでワクワクしてきます。 まあ、勝手に期待して申し訳ないのですが。 研究するために、データを取りたいなと勝手に妄想してます。 *依存症…