マルティン・ルター『九十五箇条の提題』を学ぶ・53
ドイツ宗教改革の発端にもなったとされるマルティン・ルターの『九十五箇条の提題』の日本語訳を学んでいく連載記事である。連載53回目である。なお、英訳された『九十五箇条の提題』を、当方で日本語訳して掲載することとした。3〔53〕彼らはキリストと教皇の敵であり、ある教会では神の言葉を完全に沈黙させ、他の教会では赦免を説くように命じている。訳は当方実際は、当時のローマ教皇自身も、神の言葉を自分自身の都合に合わせて読み替えたり、『贖宥状』による赦免を説いていたようなので、「敵」という表現もどこまで当てはまるのかが問われるが、どちらにしても、どのようにすれば、正しく罪への償いがなされるべきなのか、検討されるべきだといえよう。【参考文献】・WorksofMartinLuther:AdolphSpaeth,L.D.Ree...マルティン・ルター『九十五箇条の提題』を学ぶ・53
2024/01/28 17:41