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  • 始まったものはいつか終わる

    こんにちは、暖淡堂です。 辛いことも、楽しいことも、ただぼんやりと過ぎていくことも、すべて「いつかは終わる」ものですね。 世の中では早く終わらないかなと多くの人が願っているものがたくさんあります。 それらも、個々にはいつかは終わるのだろうと思っています。 個人的に終わりつつあるものを、ちょっとまとめてみます。 歯の治療 次回の通院で終わる予定です。 始まったのが昨年(2023年)の11月末頃。 治療しているのは奥歯周りで、一箇所なのですが、時間がかかっています。 時間がかかっている理由は年末年始を挟んだことと、通院のたびの治療が少しずつしか進んでいないこと。 麻酔を使ったりして、しんどいときも…

  • 声がきれい【姿のよいひと】

    声がきれい 姿のよいひとは、声がきれいである。がさついてなく、かれていなく、高すぎなく、低すぎない。その人が自然体で立っている、ちょうどその大きさで声を出している。 声は、小さすぎない。何を言っているか、声が小さくて聞こえないということはない。そして、大きすぎない。まるで叱られているような気にさせる声の大きさではない。なによりも、急に大声を出さない。話の途中で、理由もなく黙り込んだりしない。 声は、自分のためのものであり、聞いているひとのためのものでもある。だから、声は聞き取りやすいものになっている。自分一人のために話すのであれば、声を出す必要はない。姿のよいひとは、そのことに、気づいている。…

  • 【現代詩】「駆け出す」 衝動と時間 現代詩の試み

    駆け出す 不意に、駆け出すには ちょうどよい季節になった かもしかや若い鹿のようには もう駆けられないけど むしろよたよたと だらしがないくらいだけれど 不意に駆け出すには ちょうど、よい季節になった 雨空を見上げ、吐息をつき 駆け出すには ***** 年齢なりの体力で、身体の底から湧き上がる衝動に身を任せてみるのもよいと思います。 何ができるにしても。 それは自分の身体全体の輪郭にちょうど合ったもの。 それを知るのに、遅すぎることも早すぎることもないですね。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantan…

  • 義経記 巻第一 義朝都落(みやこおち)の事(一)

    こんにちは、暖淡堂です。 今回は「義経記」の冒頭になります。 この部分で、数人の名将、豪傑たちがあげられています。 それらは、義経記の時代の人にとっては、伝説の人、歴史に登場する人物。 しかし義経記の作者は、義経の事をじかに見て知っているのだ、読んでいる人たちも、そうだろうと、確かめるように聞いています。 義朝都落(みやこおち)の事 そもそも、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)、藤原利仁(ふじわらのとしひと)、平将門(たいらのまさかど)、藤原純友(ふじわらのすみとも)、藤原保昌(ふじわらのほうしょう)、源頼光(みなもとのらいこう)、漢の国の樊噲(はんかい)、陳平(ちんぺい)、張良(ちょうり…

  • FP2の試験を受けてきました(2024年1月28日実施)

    こんにちは、暖淡堂です。 2024年1月28日(日)に実施されたFP2級の試験を受けました。 皆様からのあたたかいコメントを胸に(皆様、ありがとうございました)、寒空の下、出かけてきました。 会場は東京日本橋に新しくできた「ベルサール日本橋」。 高島屋の隣で、大きな建物の地下部分にある会議室でした。 www.bellesalle.co.jp 会場をざっと見渡すと、1000人くらいはいたような気がします。 若い人が多かったように思います。 僕と同じくらいの年代の人は、比率的にはFP3級の時よりも少ない感じでした。 試験中、ずっと咳をしていた人がいましたね。 大変そうでした。 よい結果が得られたこ…

  • そして、石狩川 豊沼-砂川(三十九)

    石狩川は、台風が近づくと、氾濫が心配された。大きな堤防が造られていたが、それでも何度も川の水が溢れた。 祖父のなくなった日、夏の終わりの台風が来た。通夜の夜、激しく雨が降った。葬儀の日には石狩川が溢れた。そこここで道路が冠水した。その台風では国道一二号線も水に浸かった。 祖父の葬儀のことは、この台風の思い出と一緒になって、記憶されている。 普段はおとなしい、静かな川である。 大地を潤す川である。 * 砂川で暮らしていていると、石狩川のことを忘れることはありません。 それと、ピンネシリ。 どちらも、実家から見ると、西側にありました。 日が沈む頃は、この二つの存在を毎日意識していました。 そして、…

  • 【現代詩】「それは華だろうか」 部屋の隅で囁くもの 現代詩の試み

    それは華だろうか 足元に散り積もった 色とりどりの 僕の傍にいつもある ノスタルジーの塊を チクチクと刺激する 落ち着かなくさせる そしてあの部屋の隅に 引き込んでしまう それは華だろうか 季節の変わり目の 雨を呼ぶだけの 雨を呼ぶだけの… ***** 目の端だけで見ることができるものって、ある気がしています。 けっして真正面からでは見えないもの。 そんな感じで見えている華があるようで。 それは、明るい部屋ではなく、過ぎ去った時間を押し込んでおくところでだけ、見えるもの。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon …

  • 2010年7月末頃 シラチャから日本へ手紙を書く【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

    2010年当時のシラチャの郵便局 2010年7月末頃。 僕も家族も次第にタイでの生活に慣れてきていた。 食事は自宅で、妻が調理したものを食べるのが基本だった。 シラチャのロビンソンやパタヤのフードランド、バンコクのグルメマーケットやフジスーパーで日本の食材や調味料を入手できることを知った。 それで、生活はかなり落ち着いたものになった。 タイで暮らし始めた頃は、日本から定期的に食材などを取り寄せるサービスを利用するつもりになっていた。 しかし、割高なので、すぐには始めなかった。 日本を出国するときに、少しだけ調味料を持っていった。 それを大切に使っていた。 そうこうしているうちに、タイでも色々と…

  • 2024年1月28日 FP2の試験を受けます

    こんにちは、暖淡堂です。 明日、2024年1月28日(日)に、東京の某会場でFP2級の試験を受けます。 ほんださんのFPチャンネルを時々見ながら、独学で準備してきました。 直前で追い込み勉強などはしていないのですが、気持ちはちょっと落ち着きません。 で、ほんださんのFPチャンネルをみたら、合格祈願で神社に行ってくれている動画がありました。 ほんださん、いつもと変わらない雰囲気で、安心します。 僕はとりあえず実力で試験を受けて来ようと思います。 今夜は、テキスト、見るのかな? 明日受験される方、頑張りましょうね。 www.youtube.com *☺☺☺☺☺* FP2級 合格のトリセツ 過去問厳…

  • 姿勢がよい【姿のよいひと】

    姿勢がよい 姿のよいひとは、姿勢がよい。両足で、真っ直ぐに立っている。それでいて強張った感じはしない。壁や什器などに寄りかからない。エレベーターに乗ったときは、壁から少し離れて立つ。椅子に座るときは深く腰掛け、足を大きく広げたりはしない。足も組まない。貧乏ゆすりなどはもちろんしない。 歩く時は、前を見ている。風景を見ることもあるが、人混みの中では他の人にぶつからないような配慮をする。急足になることもあるし、遅くなることもある。周囲に他の人がいるときには足並みをそろえる。手にした電子機器に気を取られて、他の人とぶつかりそうになることもない。道の真ん中を不用意に歩かない。車が来てから慌ててどけるよ…

  • 「左」で思い出すべきだった 「論語」の中の管仲評

    こんにちは、暖淡堂です。 「左遷」で気になった「左」のこと。 結局「どうしてか?」は明らかにならなかったのですが、色々と調べてみて、知識は増えました。 で、まだ考えていて、思い出したことがあります。 忘れていたことに、自分でちょっと驚いたこと。 実は「論語」の中の管仲について述べた部分に、「左」が出てきます。 論語巻七憲問第十四に以下の文章があります。 子貢曰、管仲非仁者與、桓公殺公子糾、不能死、又相之、子曰、管仲相桓公霸諸侯、一匡天下、民到于今受其賜、微管仲、吾其被髮左衽矣、豈若匹夫匹婦之爲諒也、自經於溝瀆而莫之知也、 論語巻七憲問第十四 アンダーラインをつけた部分の「左衽さじん」は、着物の…

  • 祖父の入院と危篤になった夜のこと 【沙河26】

    入退院を繰り返していた祖父の容態が急に悪くなりました。 母や祖母が付き切りで看病する日が続いたので、僕や妹の世話をするために、母方の祖父母が家に来てくれていました。 母方の祖父母は本当に優しくて、僕や妹は安心して過ごしていたのですが、夜などは寂しくなりました。 ある夜、突然大きな鳴家が聞こえて、家にいたものは皆目を覚ましました。 ちょうど祖父が亡くなった頃のことだったようです。 【沙河】昭和五一年~昭和五二年 (十三)① 祖父が亡くなったとき、父と母は病院に行っていた。 祖母は病室で付き切りの看病を続けていた。私は妹と家にいた。 母の実家から祖父母が家に来て留守番をしていた。私も妹も小学生で、…

  • 左遷の「左」のこと 左大臣、右大臣

    こんにちは、暖淡堂です。 ジェームズ・ジローさんのブログ記事に「左遷」のことが書かれていました。 1月25日は菅原道真(菅公)が太宰府に左遷された日とのことです。 kuu-ki.hatenablog.com で、気になったのが左遷の「左」。 なんで「左(ひだり)」なんでしょうね。 goo辞書には以下のように書かれていますが、どうして右がよくて左がよくないのかがわかりません。 dictionary.goo.ne.jp 我が家の書棚にある白川静さんの「常用字解」によると「左」は神に仕える人(巫祝)が左手に呪具(工)を持つ姿で、神のいる所を尋ね、神の助けを求める、という意味だそうです。 で、一方の「…

  • 現代語訳 義経記 前一

    こんにちは、暖淡堂です。 古典の「義経記」をゆっくりと紹介していきたいと思います。 暖淡堂による現代訳を少しずつ掲載します。 ほぼ一回一文くらいずつのペースです。 「義経記」とは、あの、源義経を主人公にした物語です。 「平家物語」を読み終えた後、なんとなく読みたくなって探していました。 現代語訳はいくつかあったのですが、原文が確認できるものを古書で入手できないかな、と思って。 底本は、数年前に神田の古書店街で行われた古本まつりで入手した、日本古典文学大系<三一>義経記です。梶原正昭さんの校注・訳です。 「岩波書店 日本古典文学大系」より芝居物中心10冊 義経記・御伽草子・狂言集・浄瑠璃集・曽我…

  • 「天国への階段」がもしダイアーストレイツの曲だったら、泣きのポイントが変わるかも

    こんにちは、暖淡堂です。 西日本や北陸では積雪だったようですね。 諸々ご対応お疲れ様です。 で、以下のような動画を見つけました。 レッドツェッペリンの名曲「天国への階段」がもしダイアーストレイツの曲だったらというタイトルに惹かれて聴いたのですが、ものすごくよい出来です。 ロバートプラントとジミーペイジのパートをマークノップラーが演奏していて、その他のパートも、おそらくテレグラフロードの頃のメンバーが演奏しているような感じになっています。 わあ、こんな遊び方もあるのだなあ、って感心しました。 そして、演奏が上手ですね。 本当に若い頃のマークノップラーが演奏している感じです。 仕事の後の、ひと息入…

  • 「思ひわび さても命は あるものを」 道因法師 生涯歌に執着した歌人

    百人一首第82番目の歌の作者は道因法師どういんほうしです。 俗名は藤原敦頼ふじわらのあつより。 90歳になっても歌合に参加していたという人です。 今回は道因法師について紹介します。 道因法師とは 生年は1090年、没年は1182年。 藤原北家に連なる人ですが、官位は高くなく、晩年は出家しました。 出家した頃は80歳を越えていたようですが、歌道への執着は強く、もっといい歌が詠めるようにと、大坂の住吉大社まで毎月詣でていたようです。 百人一首に選ばれている歌も、恋の歌として読むことはできますが、道因法師自身の歌道への思いとも読み取ることもできますね。 時代背景 青空文庫に尾崎士郎による現代語訳があ…

  • 複数運営するブログサイトにおける雑記ブログ(雑居ブログ)の役割 ジワっと効くSEO対策

    こんにちは、暖淡堂です。 ブログサイトを複数運営しているのですが、最近思うことを少々書いてみたいと思います。 ブログやwebサイトのSEOのテキストを読んでいると、特化ブログの方がGoogleに評価されやすく、検索結果の上位に表示される、と書かれています。 その結果、サイトに来てくれる人が増えやすい。 実感として確かにその通りのようで。 中国の古典を中心に書いている以下のサイトと多摩丘陵地区の暮らしや通勤について書いているサイトの検索流入が増えています。 sanboku.blogspot.com dantandho21.blogspot.com どちらもGoogleのBloggerでサイトを作…

  • 【現代詩】「華下」 来し方行く先の中間で佇む 現代詩の試み

    華下 梅が咲き、桃が咲き 車窓の景色 曇天の暗い街に 色を散らし 丸い花びら とがった花びら いずれも 雨に打たれ ふと、風に舞う 儚い色の花びらを 無数の花びらを 思う 後、何度 見られるだろうかと そんな風に思う ***** 春に咲く花を見るたびに、来年はこの花を見られるのだろうか、と思うようになっています。 もうすぐ花が咲き始めますね。 今年は、見られそうだな。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

  • Book Off (Hard Off)のジャンク品のお宝は、やがて付喪神となる

    こんにちは、暖淡堂です。 Book OffやHard Offで、ジャンク品を眺めるのが好きな人っていますよね。 僕は大好きです。 特に、楽器。 ギターではネックが反ったり、フレットがかなり浮いていたり。 弦を巻くペグが足りなかったり。 プラグを差し込んでも、ツルッと抜けてしまったり。 使っていた人の様子が想像できたりします。 そんな楽器、長く使っていると付喪神になります。 その付喪神は、閉店後の闇の中で、自分たちだけで演奏をしたりしているはずです。 そんな付喪神に取り憑かれた人を見つけてしまいました。 以下の動画、本人の資質と付喪神たちの霊気で、観ている僕たちも取り憑かれてしまいそうです。 ま…

  • 砂川を象徴する川のこと 豊沼-砂川(三十八)

    砂川の街を象徴する川が二本ある。街中を流れるパンケ歌志内川と街の西側を流れる石狩川である。 砂川の街にまだ石炭産業の名残のあった頃、パンケ歌志内川を流れる水は時折真っ黒になった。上流にある炭鉱の近くで、掘り出した石炭を洗っていたらしい。その廃水をそのまま川に流していたのだ。 ある年の冬のことだった。僕はその黒い川面をただ見つめていた。川岸には雪が積もっていた。雪の白さと、川の水の黒さとの対比を眺めていた。 そのとき、なにを思っていたのかは覚えていない。 * 砂川の街は、炭鉱に囲まれています。 北海道鉱山地図 炭鉱は山の方にあり、その方角から流れてくる川は、炭鉱で使われた水が混じって、時々真っ黒…

  • 「君よ涙でふりかえれ」 アリス アリスⅦの前に立ち止まる

    こんにちは、暖淡堂です。 アリスというと、代表曲が「チャンピオン」ですね。 これが収録されたアリスⅦは名盤です。 ただ、この時期の作品で、アルバム未収録曲で忘れてはいけない曲があります。 それが「君よ涙でふりかえれ」です。 大ヒット曲「チャンピオン」のB面に収録されています。 堀内孝雄さんのボーカルに谷村新司さんのコーラスが被さって。 アリスらしい曲作りになっています。 アレンジが石川鷹彦さんですね。 (動画のキャプションが馬飼野康二さんになっています) 父に連れられはじめての 映画に行った時のこと (中略) 部屋に残した一枚の 紙切れだけで返せない 恩を涙でふりかえる 生きて二度とは会うまい…

  • 小学生の高学年の頃の家族の様子 祖父のこと 【沙河25】

    小学校高学年の頃の思い出を綴ります。 家族や自分自身の生活が変化し始めた時期です。 色々と自分なりの考え方をするようになっていきました。 それでもまだまだ子供でしたが。 今思えば、僕は、子供の頃一緒にいた祖父の年齢とほぼ同じになっています。 そして、普段やっていることがとても似てきました。 夕方、テレビを観ながら晩酌というのは、祖父の習慣でもありました。 僕も晩酌をするようになっています。 テレビに向かって時々話しかけたりもします。 そのあたりもとても似てきました。 【沙河】昭和五一年~昭和五二年 (十二) 祖父が亡くなった。私が小学校に入学した頃から体調を崩しがちになり、入退院を繰り返してい…

  • 川崎市麻生区岡上の、小田急小田原線沿いの和光大学そばで行われるどんど焼き

    こんにちは、暖淡堂です。 2024年1月20日(土)、川崎市麻生区岡上のどんど焼きに行ってきました。 岡上では数カ所で行われていたようです。 岡上は川崎市麻生区の飛地で、町田市と横浜市に囲まれている、のどかな田園と住宅地が隣接したところですね。 www.townnews.co.jp 今日、僕と妻とで行ったのは小田急小田原線沿いにある和光大学のすぐ側で行われるどんど焼き会場。 火が燃やされると、間違いなく電車の中から見られますね。 会場までは鶴川駅から歩いて15分〜16分。 小雨が降っていましたが、お散歩気分で歩きました。 ちなみに、経路上にはかじのやの納豆工場がありました。 せっかくなので、立…

  • 「北の夕鶴2/3の殺人」 島田荘司 ほんのわずかの寂しさとともに

    この本は、二度買っている。 はじめはカッパノベルズ版。二度目がこの光文社文庫版である。 二度目は、思いがけず思い出に出会ったような心持ちがした。 主人公の吉敷竹史が、別れた妻通子からのメッセージに導かれるように、東北へ、さらに北へと向かう。道東に辿り着いた吉敷は奇妙な事件に遭遇し、同時に通子の窮状を知る。事件を解決し通子を窮状から救い出すため、吉敷は雪の降る中、北の大地で孤独な推理を続ける。 少しだけ、ハードボイルドの味がする。愛しい女のために、満身創痍で這いずり回る。そして、最後には自分の頭と身体とで真相に至る。 本格ミステリーの、極北。 *** カッパノベルズ版は何度も読み返した。そして、…

  • ブログのE-E-A-T 雑記(雑居)ブログだけどSEOを学んでみる

    こんにちは、暖淡堂です。 SEOの勉強を続けています。 で、今回はE-E-A-Tのこと。 E-E-A-TとはGoogleがWebサイトを評価するときに重視しているもの4つの頭文字です。 E: Experience (経験) E: Expertise (専門性) A: Authoritativeness (権威性) T: Trust (信頼) 経験、専門性と権威性が合わさって信頼につながるので、これらは信頼を中心に相互につながっています。 で、これらの評価を上げようとすると、サイトの工夫だけでは足りません。 個々に見ていくと、以下のようになります。 Experience:経験 お店や観光地の紹介…

  • アマゾン置き配誤配送顛末記

    こんにちは、暖淡堂です。 先日、自宅に他の方がアマゾンに発注したものが置き配されていました。 すぐにはどうしてよいかわからなかったので、玄関の靴箱の上に放置していたのですが、少ししてから思い立って、Googleで調べてみました。 で、見つかったのが以下のサイト。 yukanisora.com で、この記事に書かれている通りに、アマゾンのカスタマーサービスに問い合わせをしてみました。 電話とチャットのいずれかが選べるようでした。 僕はチャットで問い合わせ。 すぐに担当の方が現れて、数回やり取りした結果 「誤配送された商品は、お手元に置くか、破棄してください」 とのこと。 おお、そういう結末か、と…

  • 「冬の花火はおもいで花火」 NSP 雪の中のキラメキ

    こんにちは、暖淡堂です。 寒い日が続いていますね。 どうぞ皆様、体調にはお気をつけください。 で、NSPです。 天野茂さんと中村貴之さんが亡くなっています。 数年前に復活コンサートがあって、ちょっと期待したのですが、色々と残念です。 www.kiokunokiroku.jp 冬と雪で思い出したのがこの曲。 別のブログサイトで一度紹介したのですが、こちらでも改めて。 NSPは三人ともリードボーカルでの曲がありますが、みなさん声がとても優しい。 それがハーモニーだといっそう深みが出て、よいです。 途中「ああ〜」と歌うのですが、そこも力が抜けている感じで。 とても「らしい」仕上がりになっています。 …

  • 「百器徒然袋 風」 京極夏彦 探偵 vs. 霊感探偵 探偵の顔

    こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、昨年中では終わりませんでした。 12月に北海道砂川市に帰省していた間は「陰摩羅鬼の瑕」をずっと読んでいました。 自宅に帰って手に取ったのがこの「百器徒然袋 風」です。 「百器徒然袋 風」は2004年7月5日に第一刷発行。 探偵榎木津礼二郎を主役とした三作品が収められています。 ここで、この三作品を「短編」と書こうか「中編」と書こうかちょっと迷いました。 分量的には「長編」としてもおかしくないくらいなのです。 まあ、そのあたりは、決めないでおきましょう。 この本も、内容をほぼ忘れていました。 これまでに読み返している本のほとんどを覚えていないというのもすご…

  • 仮歯は不安定です まだ歯の治療中

    こんにちは、暖淡堂です。 まだ歯の治療中です。 昨年の11月末に治療を始めて、年末年始を過ぎて、1月も半ばを過ぎて。 で、まだ同じところの治療を続けています。 仮歯ともずいぶんと長い付き合いになってしまいました。 仮歯について、最近気づいたのですが、使っているうちに、少しずつ高さとか形とかが変わってしまっているようで。 治療直後の噛み合わせの感じが、日が経つにつれて変わってきています。 それと、時々、カケラのようなものが食事中に取れてきます。 どうも不安定のようです。 で、また時々頬の内側を噛んだり、舌の付け根あたりが痛くなったり。 しっかりと噛めないので、胃腸にも負担がかかっている感じです。…

  • 「ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば」 後徳大寺左大臣 初夏の朝に動く空気

    百人一首第81番目の歌の作者は後徳大寺左大臣ごとくだいじのさだいじんです。 後徳大寺左大臣とは藤原実定のこと。 後とつくのは、祖父の徳大寺(藤原)実能が徳大寺左大臣と呼ばれていたことから。 今回は後徳大寺左大臣について紹介します。 後徳大寺左大臣とは 生年は1139年、没年は1192年。 晩年は源平の騒乱の渦中に生きました。 官位は正二位、左大臣。 若くして公卿に列せられたが、平清盛が権勢の中心にいた時期は不遇であった。 平家衰亡のあとは、源義経を立て、源頼朝追討に賛同。 源義経は結局都落ちしますが、その後源頼朝により議奏公卿に推挙されます。 それからは朝廷と幕府の間での調整役として働きました…

  • 【現代詩】「…しずかな…」 雪を聴く 現代詩の試み

    …しずかな… あさが しずかになり… (…おとが、とおくなり… あめ、みぞれ、そして ああ、 ゆきだ… ***** これも2007年の12月に書いた詩です。 寒い冬だったようですね。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

  • 思いがけず懐かしいとはあまり感じなかった旭川 2023年12月9日 午前11時40分頃

    こんにちは、暖淡堂です。 2023年12月9日(土)のお昼少し前。 旭川駅に戻りました。 駅前の様子は随分と変わりましたね。 僕が暮らしていた頃は、西武や丸井のデパートがあったのですが。 大きなビルはイオンとツルハのようです。 それぞれ、外から眺めるだけで、中には入りませんでした。 僕が覚えている旭川は、もうどこにもないように感じてしまいました。 探してみると、ちょうど僕が暮らしていた頃の旭川の様子を記録した動画がありました。 買い物公園、よく覚えています。 西武デパートの中にあった三省堂にはよく行きました。 専門書も置いてあって、結構な数の本を買いましたね。 マルカツの中にあったお蕎麦屋さん…

  • 立ったまま靴下を履く 自分のバランス感覚の現状を知る

    年を取っても、筋力は維持したいもの。 体力の衰えやバランス感覚などが低下していたら、可能な範囲で筋力アップを図りたいですね。 身体のバランス感覚や筋力の低下を知るためのよい方法は、立ったまま靴下を履いてみること。 これが出来ていないと結構心配。 ただ、普段、椅子などに腰掛けて靴下を履いている人が、急にトライしてみると、転倒などのリスクがあります。 トライしてみるときは、次のことを心掛けてみてください。 靴下の縁や踵の部分などに指の先を引っかけないように、予め短くまくり上げておく バスマット、座布団、クッションなどずれたり滑ったりするものの上には立たない ぐらついたときに支えになるものがそばにあ…

  • 砂川を離れる、少し前 豊沼-砂川(三十七)

    砂川は、僕が生まれてからは、人口が減り続けた。祭りの規模が次第に小さくなった。工場に勤める人たちが家族とともに住んでいた社宅団地も、空き家が増えていった。 商店街も寂しくなっていった。中央市場と呼んでいた長屋のような商店街も閉まっている店舗が増えていった。炭鉱と、石炭を利用する産業の衰退の波は、多くの人々を連れ去った。僕は、それはそれほど悪いものでもないと思っている。いっそ騒がしいものを一切持ち込まず、育てず、静かに、大人の街になっていけばいいのではないか。高齢化が進んでいるのは確かだろう。であれば心配りのされた医療システムがあるべきだろう。人の静かな生き方を実践する人たちの住むような、そんな…

  • 【現代詩】「殻」 ここ、ではない場所へ 現代詩の試み

    殻 硬い殻から冷たい雨の中に連れ出され置き去りにされた犬よりも悲しい目をしているのではないか雨雲を見上げることが出来ないそれすら僕の目には眩し過ぎるのだあの硬い殻はもうすぐ飛び立ってしまう ***** 2007年の12月に書いた詩です。 それが曇り空であっても、そこに向かって飛び立ちたい。 そんなことを考えていたようです。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

  • 着替えの作法の件 冬は着る物が多い

    北海道に住んでいた頃は、冬は家の中を暖かくしていたので、外に出かけるときに厚着をすればよかったのですが。 こちらで暮らすようになると、いつまでもパジャマのままでいると、そのうちヒヤヒヤとしてきて寒く感じてしまいます。 それで、布団から出て、まだぬくもりが残っているうちに素早く着替えるようになりました。 で、着替えですが、僕はあまり上手ではないなと感じています。 おそらく、他の人が見ると、とても不器用で、不恰好な着替えになっているのではないかと。 特に冬場などは、身に付ける物が多いので、手早く着替えないと身体が冷えてしまいます。 着替えを手早く済ませるためには「作法」が大事かな、とふと思いました…

  • 「消えた言葉辞典」 三省堂辞書出版部 モノゴトと言葉のすれ違いを思う 「有隣堂しか知らない世界」から

    辞書は紙数の都合上、掲載する言葉を取捨選択しないといけませんね。 その結果、新しい言葉と古い言葉とが入れ替わっています。 で、新しい言葉の代わりに(辞書から)消えた言葉があるわけで。 この書籍はそんな「消えた言葉」にスポットを当てています。 「メタルテープ」、「MD」、「聖徳太子」など。 昭和を生きた僕たちには物も意味もよくわかっているのですが、それが、最新版の辞書には掲載されていないようです。 ということも、いつものように「有隣堂しか知らない世界」で改めて知った訳で。 いつの間にか、教養動画になっている「有隣堂しか知らない世界」。 ちょっとノスタルジックな気分を味わいたい時間に、ぜひどうぞ。…

  • 2010年7月下旬 家族は決して手を出さなかったタイのお寿司とチャトチャック市場の思い出せない匂い【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

    タイの屋台のお寿司 2010年7月下旬のこと。 家族でパタヤの近くの水上マーケットに行った。 大きな池(沼?)というか、お堀というか、その水を囲むようにして木造の建物が並んでいた。 観光客であったら、売られている物を手に取ってみるかもしれないが、僕たちはあまり関心を示さなかった。 買おうと思えば、住んでいるところの近くでいつでも手に入りそうなものばかりだったからだ。 www.thailandtravel.or.jp 水上マーケットで、僕たち家族の話題になったのが、屋台で売られていたお寿司。 かまぼこや魚卵風のネタがほとんどだったが、一部サーモンのようなものもあった。 僕たちにはちょっと手が出せ…

  • 「道誉なり」 北方謙三 小説で学ぶ言葉で大人になる

    こんにちは、暖淡堂です。 自分の生き方のモデルを、周囲の人達を観察したり、映画やドラマを観たり、読書をして探していたりするものですね。 そして、そのモデルとなった人物の生き方や話し方を自分自身でもなぞってみたりして。 好きになったキャラクターと話し方が似てきたりしますね。 それに、その登場人物になりきることで、実生活での問題に対処する方法が見つかったりもします。 もし、大人の生き方のモデルを探しているなら、北方謙三さんの「道誉なり」がお勧めです。 北方謙三さんの小説の登場人物は皆、自分の言葉を持っていて、しっかりとした語り方をします。 「道誉なり」の佐々木道誉どうよは、一つ一つの戦に、勝っても…

  • 図書室で本を借りて読むことを覚えた頃 【沙河24】

    学校には図書室という部屋があって、たくさんの本が並べられているということを知りました。 それ以来、図書室は学校の中での一番のお気に入りの場所になりました。 小学校は木造の校舎で、炭鉱での採掘が盛んだった頃に建てられていたもので、とても大きな建物でした。 職員室のある棟の2階に保健室と図書室がありました。 教室とは離れたところにあるので、いつもとても静かでした。 防腐剤と防水剤を兼ねたタールが床に塗られていて、そのにおいのこもる部屋でした。 午後、図書室で過ごすのが好きでした。 他の人があまり読んでいないような本を見つけるのが大きな楽しみでした。 外国の人が書いた本がたくさんあるということを知っ…

  • カラスと果実

    カラスって、賢いですよね。 とても賢いのではないか、という行動をします。 特に、ゴミ集積所での振る舞いには感心します。 我が家が利用しているゴミ集積所は、かまど状にコンクリートブロックを積み上げて、上面と全面にネットをかけたような形になっています。 近所の皆さんが出したゴミの上にネットをかけます。 で、カラスはそのようすを未明から眺めています。 ネットに触れているような状態でゴミ袋が置かれると、すぐに近づいてきて、ネットの網の目から嘴を差し込んで、ゴミをほじくり出します。 ネットの横に隙間があると、ネットの内側に入り込んで、ゴミを散らかします。 人が近づくと、ネットの隙間から素早く逃げ出します…

  • 砂のクロニクル 船戸与一 砂漠の熱風から極寒のブリザードへ

    就職した年(1992年)に買った分厚い本である。 一人きりで過ごす時間を、持て余していた時期だった。 何度か読みかけて、そのたびに何かの理由で中断してしまった。 そのうち、書棚にあるが、読まない本になっていた。 背表紙が色褪せていくのを横目で見ながら、いつかまとまった時間があれば読もう、そう思う本だった。 コロナが蔓延した春、思いがけずまとまった時間ができた。 暇にまかせて、書棚の本の埃落としをした。 そして、この本を数年ぶりに手に取った。 机の上に置き、一番初めから読み始めた。 そして、引き込まれた。 集中して読んだが、一日では読み終わらなかった。 しかし、その時間を、長いとは感じなかった。…

  • 「チンギス紀<十一>黙示」 北方謙三 1215年頃

    モンゴルの侵入を許した金は、25万の正規軍、さらに25万の義勇兵をもってモンゴル軍10万を押し潰そうとした。その指揮を取るのは老将定薛(ていせつ)。定薛は義勇軍の25万を死に兵として使い、疲弊したモンゴル軍に金正規軍を当てようとした。 決戦の日、定薛は自慢の白髭を赤く染めた。そして、モンゴル軍が義勇兵で作られた部隊に当たっては引くことを繰り返すのを見ていた。自らが指揮する金正規軍はほとんど無傷のままである。定薛は金軍の勝利を確信していた。 定薛は身近に風のように迫るものに気がついた。モンゴル軍の遊撃部隊2万騎が金軍の中枢に奇襲をかけたのだ。定薛を守ろうとした副官の首が飛ぶ。風が吹き抜けた後、定…

  • ゴミ出しができないって、便秘に似てるなと思った件

    年末年始はゴミの収集がお休みでした。 その期間、ゴミは家の中に溜まっていました。 それも、毎日増えながら。 生ゴミの一部は、小さくまとめて冷凍庫の中で凍りついていて。 それが仕事始めの4日の日からゴミの収集が再開された時に、少しずつ減り始めて。 現在はもう通常の状態。 で、朝のゴミ出しは、テレワークの時の僕の担当業務。 ゴミ袋をもって、集積場に向かいながら、これって人間に例えると、お通じと一緒かなと思っていました。 ゴミが家の中に溜まっているのは、便秘と同じかな、と。 そう思うと、物を買って家に持ち込むのは、人間が物を食べるのと同じ。 それを食べたり、飲んだり、使ったりして、不要になったものを…

  • 【現代詩】「また、雪」 同じことを話し続けられる幸福 現代詩の試み

    また、雪 日々は一日ずつ過ぎているのに 二四時間きちんとかかっているはずなのに 帰宅する電車の中では なんて長い一日だったのかと思ってもいるのに 一月はあっという間に過ぎてしまい 一年も、気がついたら また同じ季節になっていて 妻と靴底の話をしている それを可笑しいと思えるほど 歳もしっかりとっている ああ、去年の僕たちよ 今年も雪が降ったよ ***** 2015年の1月に書いた詩です。 寒かったようです。 今年は雪は降るのかな。 もう、お花屋さんでは梅の花が売られていました。 桃や桜が待ち遠しいです。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖…

  • 緊急事態宣言発令下で思いがけず役立ったこと

    2020年の3月から、もうそろそろ4年になるのですね。 2020年のお正月明けの頃はまだ、上海に出張する気満々でした。 が、次第になにやら怪しげなものが流行し始めていて。 現地の駐在員から、できれば出張は見合わせた方がいいと言われて。 それからしばらくすると、社内でも見合わせた方がいいという意見が大勢になって。 で、出張は中止。 それからあれよあれよという間に状況は悪化。 それから緊急事態宣言で、みんな自宅にこもる様になってしまいましたね。 僕の勤務する会社でも、自宅で仕事をするテレワークを導入するので大騒ぎしていました。 そんな状況でも、僕や、僕の周囲の人たちは、比較的速やかにテレワーク体制…

  • 百人一首の時代 第71歌から第80歌まで まとめ

    百人一首の第71歌から第80歌までをまとめます。 政治の実権を天皇が取り戻しつつあった時代の歌人の歌が中心になっています。 藤原氏も十分に権勢を持っていましたが。 白河院(白河天皇)から保元の乱、平治の乱、さらには源平の抗争の時期の中心人物や周辺にいた人たちの歌が選ばれています。 今回紹介した中では、やはり崇徳院の歌が印象的です。 歌が作られた頃と、その後その歌人が辿った歴史を見ると、人には思いがけない出来事が訪れるものだと知ることができますね。 おそらく僕たち一人一人にも、思いがけないことが続けて起こっているのだと。 百人一首を順に読んでいくことで、様々なことを改めて学んでいます。 dant…

  • せっかく修正してもらった仮歯の一部が砕けてしまいました なかなか穏やかには進まない歯の治療

    先日の歯科医の治療で入れてもらった仮歯の一部が尖っていて、舌を傷つけたりしていました。 食事をしていると舌が痛いので、歯科医で尖った部分を修正してもらいました。 で、次の通院までそれで過ごそうと思っていたら。 夕食の前に、晩酌をしていました。 お気に入りの焼酎の炭酸割り。 芋焼酎 あらわざ桜島 25度 1800ml パック×2本 本坊酒造 いも焼酎 鹿児島 焼酎 酒 お酒 ノーブランド品 Amazon おつまみに柿の種をゆっくりと食べていたのですが。 細かく噛み砕いてから、そーっと仮歯の方でも噛んでみると。 不意にガリっと音がして、なにやら柿の種由来とは思えない硬さのものが口の中を移動し始めま…

  • 教師の好き嫌いが強く出ていた頃 豊沼-砂川(三十六)

    高校二年と三年のときの、僕らのクラスの担任の教師を、ずっと嫌いだった。言葉使いで、その教師の考え方が見える気がした。それが、嫌だった。その教師の受け持ちの教科が数学だったことが、その嫌いだという思いをさらに強くさせたのかもしれない。僕から話しかけることはなかったし、話しかけられても、時々は無視したこともある。問題行動だったかもしれない。が、特に大きな問題にはなっていなかったと思う。それも、僕が知らなかっただけかもしれないが。中学高校の六年間で、ほとんどの教師が嫌いだった。化学と、演劇部の顧問と、あまり得意ではなかったが国語と、社会科の倫理の教師は、例外的なものだった。その誰もが、静かに考え、丁…

  • スマホでの表示を確認するべし おじさんのブログでもちょっとだけSEOを気にしてみる

    ブログを運営している人は、PCでサイトのデザインや記事作成をしている人が多いと思います。 記事を書く時は、PCのキーボードで打ち込むのが早いですよね。 その結果、自分が運営しているブログの確認は、PC画面ですることになります。 一方で、ブログを読んでいる(見ている)人たちは、スマホの比率が高い。 なので、スマホで自分のブログがどのように表示されているかを確認する必要があります。

  • 「Wake Up」 財津和夫 祖母に買ってもらったデジタルの腕時計の思い出

    こんにちは、暖淡堂です。 財津和夫さんの「Wake Up」で思い出すことを少々。 1979年12月のリリースだったようです。 この歌、デジタルの腕時計(セイコー)のCMで使われていました。 www.youtube.com 当時、デジタルの腕時計が男子の間で流行っていました。 カッコよかったです。 何に使うかよくわからなかったのですが、ストップウォッチ機能がついていて。 10秒ちょうどで止めるとか、何秒息を止められるかを競ったりとか。 そんな遊びにしか使っていなかったですね。 まあ、それはそれとして。 僕もデジタル時計、買ってもらいました。 祖母に。 祖母は、当時年金をもらっていて、それが貯まる…

  • 歯医者さんに行った後、ブログのSEOについて勉強しました ファーストビューの構成は大事

    こんにちは、暖淡堂です。 今日の午前中は歯医者さんで歯の治療をしてきました。 先日入れた仮歯の付け根の部分に角張ったところがあって、それが舌の側面を傷つけて痛かったのですが、その角張ったところを修正してもらって、その後は少し良くなっています。 歯医者さんに行くと、疲れますね。 治療中は、どうしても身体に力が入ってしまいます。 口の中で、どこかが削られているとわかると、嫌な予感がして、身構えてしまいます。 まあ、そんなこんなで、本日の治療は終了して、その後、妻と散歩がてらのお買い物に行きました。 ブログサイトのファーストビューに置くべきもの で、帰って来てから、ずっと気になっていたブログサイトの…

  • 2010年7月中旬 見慣れても気持ちが落ち着かないが、それでも慣れてしまうタイの風景【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

    タイの建設現場 2010年7月中旬。 タイから北海道の札幌で開催された国際会議に出張。 この時は一人で出かけた。 妻と娘はシラチャでお留守番。 会議が終わると、まっすぐにタイへ戻った。 実家にはスケジュールの都合上立ち寄ることができなかった。 この頃はまだ僕の両親はそれなりに元気で、どうしても会わないといけないという状況でもなかった。 顔を見ずにタイに帰るのは、それなりに寂しかったが。 で、日本からタイに帰ると、いろいろなものの違いが目につく。 日本ではありえないだろうと思われるものを、よく見つけてしまう。 例えば、安全に対する配慮などは、お国柄が出るのだろうか。 ビルの建設現場では、高層ビル…

  • 「仕事始め」と気負ってみましたが

    こんにちは、暖淡堂です。 2024年1月5日(金)を今年の仕事始めとしたのですが。 部署の勤務表を見てみると、部長の他、今日仕事をしている人が合計5人。 部署全体の人数の2割弱。 それも全員がテレワーク。 まあ、ある意味連休の中日なので、仕方がないですね。 メールもほとんど来ません。 急ぎ対応するものがあったので、今日から仕事を始めましたが、定時で終了しました。 穏やかな一日でした。 これで、テレワークでなければ、まだ電車に乗っていた時間。 つくづくテレワークでよかったなあと思います。 出向後は、基本が出勤なので、こんなにのんびりはできませんね。 次にのんびりできるのは、リタイヤ後かな。 リタ…

  • 小学校で初めてできた友達のこと 【沙河23】

    いわゆる早生まれだったので、同級生の中で小さい方でした。 ずっと家の周りで遊んでいただけなので、体力もありません。 それで、通学で歩いて学校まで行けるかどうか、心配されました。 そのくらい、頼りない小学1年生でした。 【沙河】昭和四〇年~昭和五〇年 (十)④ 私の通学に不安を感じた父が、時々私を車で学校の近くまで送ってくれた。 父はその頃も化学工場内で務めていた。出勤時に私を伴い、途中で車から下ろしてくれたのだ。帰りは自分で歩いて帰った。片道、やはり三十分くらいはかかってしまった。道端の草をむしったり、用事もないのに途中で少し引き返したりした。言葉通りに、道草を食っていたのだ。 教室では休み時…

  • 仮歯が入りましたが、まだ思うようには噛めません

    こんにちは、暖淡堂です。 年末年始、奥歯が一本欠けた状態で過ごしていました。 慣れると、それはそれで特にどうということもなかったのですが、そのままだと他の歯がずれたりしそうなので、予定通り、本日歯科医に行って治療してきました。 今日は、麻酔を使っての治療です。 時々強い痛みを感じたので、その都度麻酔を追加しました。 しばらくは顔の片側がぼーっとした感覚が残っていました。 1時間ほど、口を開けたり閉じたり、歯をカチカチ噛み合わせたり、うがいをしたり。 で、仮歯が入りました。 しばらく食事をしないように、とのことだったので、昼食は遅め。 それもあまり噛まないでよいようなものにしました。 麻酔が切れ…

  • 郷里の砂川からまた旅立った朝 2023年12月9日 午前10時頃

    こんにちは、暖淡堂です。 2023年12月9日(土)の午前中に、久しぶりに帰省していた砂川を離れました。 今回の帰省では旭川空港を利用したので、札幌方面から来る旭川行きの特急に乗りました。 砂川駅では、旭川方面行きは改札口を出てすぐのホームから乗降します。 これまでは千歳空港を利用することが多かったので、札幌方面行きの特急を使っていました。 札幌方面行きの特急は、跨線橋を渡った向かい側のホームで乗降することになります。 荷物が多い時は、この跨線橋を渡るのが一苦労です。 砂川駅は、エスカレーターもエレベーターもありません。 老人など、体力のない人は、駅員さんがサポートするのでしょうね。 それでも…

  • 【現代詩】「代 償」 対立の涯の砂漠のイメージ 現代詩の試み

    代 償 テレビでは 相変わらず 誰かの子分になりたい人たちが 自分の子分を引き連れて歩いている まるでパレードのような姿が 映し出されている 我々はただ、微かな空腹感を堪えながら ぼんやりと眺めているだけだ そして、そんな行為の代償を 気づかずに負わされている あの人たちと、我々は いつまでも砂漠を ともに歩かないといけないのか ***** 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

  • 「長からむ 心も知らず 黒髪の」 待賢門院堀河 黒髪の乱れが象徴するもの

    百人一首第80番目の歌の作者は待賢門院堀河たいけんもんいんのほりかわです。 女房三十六歌仙、中古六歌仙の一人です。 今回は待賢門院堀河について紹介します。 待賢門院堀河とは 生年、没年、いずれも不詳。 その他も詳しくは伝わっていません。 父は神祇伯 源顕仲で、村上源氏に連なる家系。 白河院の皇女二条大宮令子内親王や鳥羽天皇の中宮待賢門院藤原璋子に出仕します。 この待賢門院藤原璋子に仕えたときに堀河と呼ばれるようになります。 百人一首に選ばれた歌で、中心的な題材となっている黒髪。 この黒髪には女性の情念が象徴されています。 黒髪の寝乱れた様子からは、愛人と過ごした夜を思い出す心が想われます。 ま…

  • 「美しき絆 ハンド イン ハンド」 アリス この年の初めに

    こんにちは、暖淡堂です。 今年も色々なことが起こりそうですね。 元日の夕方には大きな地震で命を落とされたり、不自由な生活を強いられたり。 日本の景気も回復途上。 そんな中の不祥事など。 海外では戦争、紛争が収まる様子もありません。 それでも、生きていかないといけませんね。 少しでも心に力を与えてくれるものを分け合いながら生きていきましょう。 アリスの「美しき絆」、いつも思い出しています。 この歌詞は、決して理想論、楽園観を歌ったものではなく、この視点を共有できれば、手を繋ぎ合えるのではないか、というもの。 ぜひ、聴いてみてください。 ちなみに、この曲、アリスが三人でパーソナリティーをしていたラ…

  • 大学進学の方向性を考えていた頃 豊沼-砂川(三十五)

    高校に入っても、数学と科学、科学の中でも特に化学が好きだった。数学は急に難しくなったが、中学のときの経験が活きて、うまく乗り切れた。化学は、教師ともうまく馴染めたのがよかった。授業時間以外にも教師と話をした。化学クラブがあったが、正式には入らなかった。それでもときおり顔を出した僕をメンバー同様に扱ってくれた。ほぼこのとき、僕は今の生活に向かって、進み始めたと思う。相変わらず英語は不得意だった。単語や文法など、なぜたくさん覚えなくてはいけないのか。それが苦痛だった。当時は英語が不得意科目があることがまったく苦にならなかった。家では好きな科目の勉強を時々するという感じだった。それで高校の勉強は十分…

  • 成敗 鬼役(七)坂岡 真 巨悪に立ち向かう婿殿

    こんにちは、暖淡堂です。 元日、いかがお過ごしでしょうか。 ふと、時間ができたら、時代物の小説など、読んでみませんか。 坂岡真さんの「鬼役」シリーズ、お勧めです。 * 貨幣の改鋳が行われる。この機会に莫大な利益を得ようと幕閣の重臣や御用商人などが暗躍を始める。これに姫路蕃、出石蕃のお家騒動も絡まる騒動に、将軍家毒見役、矢背蔵人介は巻き込まれる。 養母志乃、妻幸恵らに尻を叩かれ、つねられながら、矢背蔵人介は自らの剣の腕を頼りに巨悪に立ち向かっていく。 * 前巻から光文社時代文庫での書下ろしになっています。困難な出来事に巻き込まれながらも、矢背蔵人介は自分を見失いません。 今回は、ある事件で知り合…

  • 年頭のご挨拶 2024年は自分から動き、諸々進めて行きます

    明けましておめでとうございます。 暖淡堂です。 皆様よいお年をお迎えでしょうか。 大晦日らか飲み明かされている方もいらっしゃるでしょうか。 もう初詣を済まされた方もいらっしゃるでしょうね。 皆様にとって、幸多い一年になることをお祈りいたします。 僕は、大体春頃には今の会社から新しい勤め先に移動している可能性が強く、現在調整中のようです。 自分にとっても、家族にとっても、生活に変化が生じます。 このようなとき、受け身だと色々と辛いことも多くなりがち。 自分から、この変化をきっかけにして、どんどんと変えていこうと思っています。 古典の勉強、資格の勉強、その他、生活の一部になっている読書などは継続で…

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