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  • Google Bloggerで運営しているブログ「散木の小屋」を紹介します

    こんにちは、暖淡堂です。 このはてなブログで運営している「還暦記:暖淡堂」と並行して、毎日記事を追加しているサイトに「散木の小屋」があります。 「散木の小屋」はGoogleのブログサービスBloggerで運営しています。 GoogleのBloggerは基本無料です。 独自ドメインを取得する場合、料金を払うことになるようです。 で、はてなブログとの違いはGoogleが運営しているということの強みがある、という部分ですね。 Google AnalyticsやSearch Consoleとの連携がわかりやすくなっています。 AdSense設定用のツールも標準で使えます。 ただ、AdSenseに合格し…

  • 世の中のゴタゴタは 憑き物落としで片付ける 夏に読む本 「魍魎の匣」 京極夏彦

    こんにちは、暖淡堂です。 「巷説百物語」シリーズを再読していて、書棚の前に立つたびに、僕を呼び続けていた一連の本があります。 それは「京極堂」のシリーズ。 「姑獲鳥の夏」から始まるこの「京極堂」のシリーズは、いくつかのスピンアウトの作品群を含めて、かなりのボリュームで僕の書棚を埋めています。 で、ついに手に取ってしまいました。 自宅にあるのは下の写真にあるもの。 分厚い本で、本自体が自立します。 机の上に縦に立てて手を離してもそのまま立っています。 震度3くらいでは倒れません。 そのくらい分厚い本ですね。 で、冒頭でいきなり驚くような光景が描かれます。 それは、「箱にピッタリと詰め込まれた少女…

  • 「あらざらむ この世の外の 思ひ出に」 和泉式部 表現力で他の歌人たちと一線を画する

    百人一首第56番目の歌の作者は和泉式部いづみしきぶ。 恋歌を多く書き残した女流歌人です。 今回は和泉式部について紹介します。 和泉式部とは 生年が978年頃、没年は不詳です。 恋愛を多く経験した女性で、初め橘道貞と結婚し小式部内侍を産みます。 小式部内侍は百人一首60番目の歌の作者ですね。 その後、冷泉天皇の皇子、為尊親王と、さらには敦道親王とも恋愛関係になったようです。 恋多き女性でした。 ちなみに「和泉式部日記」は敦道親王との恋愛を綴ったもの。 二人の親王とはいずれも死別しています。 二人の親王との死別後、藤原保昌と再婚。 この再婚までは、正式には橘道貞とは婚姻関係にあったともみられていま…

  • 僕と父とバイクのこと 北海道の「自動車第1号」のこと 豊沼-砂川(八)

    www.motorcar-museum.jp 僕が生まれた頃、僕の父はバイクに乗っていた。母とは見合い結婚だが、二人が出会った頃は、バイクに二人乗りして一緒に出かけていたようだ。 二人はバイクに乗って、どこに行ったのだろうか。どんな風景を見たのだろうか。ふとそんなことを考えたりする。僕が、父のバイクと一緒に写っている写真が残っている。その写真の影響だろうか。僕もバイクの免許を取った。大型のバイクに乗り、遠出をするのが趣味だった時期もある。 僕は、バイクは、結婚を機にやめてしまったが、今でも無性に乗りたくなることがある。車もそうだが、僕にとってバイクは遠くへ行くための手段である。ただの移動の道具…

  • 古典作品を編集したものは著作権で保護されるか 「古典と著作権」

    こんにちは、暖淡堂です。 書店や図書館には「古典全集」が置かれていますよね。 「万葉集」とか「古今和歌集」とか、「夏目漱石集」、「太宰治集」のような。 この全集に集められている古典作品は、そのほとんどが著作権の保護期間は過ぎています。 個々の作品は自由に利用できます。 では、この「全集」はどうでしょうか。 含まれているのが著作権保護期間を過ぎているので、それを集めた全集も自由に利用できるでしょうか。 編集著作物も著作物 やや特殊な著作物として「編集著作物」があります。 これは著作権法に次のように定義されています。 第十二条 編集物(データベースに該当するものを除く。以下同じ。)でその素材の選択…

  • VOCAPANDAさん「破邪大星ダンガイオー OP 1 – CROSS FIGHT! カバー」 デュエットの完成度の高さに驚く

    こんにちは、暖淡堂です。 なんだか蒸し暑くなってきましたね。 読書をしていると、急に眠くなってきたので、ちょっとだけYouTubeを観ていました。 で、チャンネル登録していたVocaPandaさんの最新の動画がありましたので、紹介したいと思います。 今回はなんとデュエット。 おまけにとても完成度の高いハーモニーです。 この動画に付けられたVocaPandaさん自身によるコメントでは、最近喉の辺りに気になる痛みがあったようですが、それも回復傾向とのこと。 ちょっと心配ですが、無事回復されることをお祈りしています。 アニソン好きの人々の中では人気曲です。 休日の午後などに、ごゆっくりお楽しみくださ…

  • 2023年6月19日から6月25日 まるで商店街のような雑居ブログ、今年中にもう一つくらい一人立ちさせるとしたら?【近況、今週の振り返りと次週の予告】

    こんにちは、暖淡堂です。 「還暦記:暖淡堂」は雑居ブログです。 最近は他のブログの整理も兼ねて、記事を移動させたりしているので、ますます雑居の程度が増している感じです。 雑居ブログは広告主さんのことをあまり意識していないので、アドセンスのクリック単価は低くなるとのこと。 そうでしょうね。整理しないと。自分の書きたいことと、広告主さんのことを考えて書くべきこととのバランスをいつも考えていないといけないですね。 記事が溜まってきているカテゴリーは百人一首と著作権関連。 次は著作権かな? はてなブログで独立させるか、Bloggerへの引越しをするか。 まあ、もう少し考えましょう。 近況 今週の振り返…

  • 2010年2月中旬 タイでの本の入手方法を考えていた【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

    タイでの日々の暮らし方に慣れてくるとともに、次第に気になり始めたのが、本のこと。自分の場合、読書は趣味ではなく生活の一部。入浴や歯磨きのように、それをしないと1日が終わらない感じのものです。 なので、タイに行く時に持って行った本は、1ヶ月経たないうちにほぼ読んでしまっていて、2度目、3度目と読み返していました。 なんとかして本を入手しないと、と考えていたところ、現地のスタッフから、バンコクの伊勢丹にKINOKUNIYA(紀伊國屋書店)があると教えてもらいました。で、早速週末にでかけてみました。 ありました。伊勢丹の最上階に。大きさは中くらいの小さめ(?)。入って右手側に洋書と現地の本、左手に日…

  • 暖淡堂のアメブロサイトの一つ「暖淡堂書房へようこそ」の紹介

    こんにちは、暖淡堂です。 はてなブログの他に、アメブロ、JUGEM、GoogleのBloggerでそれぞれブログサイトを運営しています。 今回はアメブロの暖淡堂関連サイトの一つを紹介します。 「暖淡堂書房へようこそ」 ameblo.jp このサイトは、暖淡堂が出版しているKindle本の紹介を主にしています。 現在12冊ほど出版しており、それぞれ数は多くありませんがコンスタントにお買い上げいただいております。 ちなみに、暖淡堂書房で一番売れているのは以下になります。 管子四篇 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 次が以下になります。 新井白蛾「易学小筌」 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 …

  • 百話まで読みたい 夏に読む本 「巷説百物語」 京極夏彦

    こんにちは、暖淡堂です。 もう20年ぶりくらいに京極夏彦さんの本にハマっています。 再度熱中し始めたきっかけが、「巷説百物語」。 僕のもっているのは以下の本ですね。 「巷説百物語」京極夏彦 平成11年8月31日 この本は初版が平成11年(1999年)。 今から24年前です。 この頃は、僕個人の第一次京極夏彦ブームで、本が書店に並ぶのとほぼ同時に買っていたと思います。 で、今回読み直して驚いたのは、内容をほぼ忘れていたこと。 まったくフレッシュな気分で読めました。 年を取るのも悪いことではないですね。 自宅の書棚が宝物箱のようです。 それはそれとして。 最初に読んだ時にそれほど強い印象を抱かなか…

  • 「滝の音は 絶えて久しく なりぬれど」 大納言公任 漢詩、和歌、管弦に優れていた才人

    百人一首第55番目の歌の作者は大納言公任だいなごんきんとう。 漢詩、和歌、管弦のいずれにも才能を示し、その上有職故実にも通じていたようです。 今回は大納言公任について紹介します。 大納言公任とは 生年が966年、没年は1041年です。 長寿の人だったようですね。 この人も藤原北家につらなる一人。 最終官位は正二位・権大納言。 権勢の中心にいた藤原道長に近づくことで得た高位だったのかもしれません。 この百人一首に選ばれている歌は、藤原道長とともに999年9月に大覚寺滝殿を散策した時に作られたもの。 紅葉狩りでしょうか。 大覚寺は嵯峨天皇の離宮のあった場所。 嵯峨天皇の名声は今も変わらずに流れ、聞…

  • 文化庁長官の裁定で、少しは話が進められるのでは… 幻のハチ公映画が上映できない件

    映画の著作物の場合、保護期間は公表後70年。 創作後70年以内に公表されなかった場合は創作後70年。 なお、保護期間は平成15年(2003年)の著作権法改正(平成16年施行)で50年から70年に延長されています。 で、白根記念渋谷区郷土博物館の方々は中川監督の遺族の方と連絡を取りたいようですが、それもうまくいっていないようです。 こんな時、文化庁長官に裁定を請求すれば、映画を上映することができます。 決められた申請書を提出し、決められた担保金(著作物使用料相当)を供託することで、著作物を利用できます。

  • 田んぼの中のまっすぐな道 豊沼-砂川(七)

    minkara.carview.co.jp 家のすぐ前にあった道は、当時は自動車が通ることはめったになかった。道は今のように舗装されていなく、轍と轍の間、道の真ん中のところに、夏になると雑草が生えた。周囲には田んぼしかなかった。避けなければならないものがなかったので、道はまっすぐに造られた。丘も、谷も、すべてそのままに、道だけがまっすぐに延びていた。 * 地図の中央、函館本線と並行して走っているのが国道12号線です。 日本一直線距離の長い国道ですね。 東側(右手側)にあるのが高速道路ですが、こちらの方が緩やかにうねっています。 少し拡大したのが上の地図。 国道12号線と高速道路の間の土地が、直…

  • Twitterが「著作権侵害を故意に助長」したことで訴えられる 【著作権あれこれ】

    こんにちは、暖淡堂です。 著作権関連のニュースで、先週以下のものがありました。 forbesjapan.com このニュースでは、Twitter上のどのような行為が著作権侵害になっているのかがわかりにくいのですが、少なくとも「音楽の動画」に関するものではありそうです。 またTwitterが問われている責任は著作権侵害を「故意に助長」したということ。 この文章からは、著作権侵害はTwitterの投稿者がしていると読めます。 であれば、普段Twitterを利用している人は、とても気になりますね。 詳細な説明が欲しいところです。 ちなみに、ブログやTwitterなどでYouTubeの動画のリンクをつ…

  • 2023年6月2日から6月18日 復権? 地震、雷、火事、親父【近況、今週の振り返りと次週の予告】

    こんにちは、暖淡堂です。 このところ、地震あり、雷あり、火事もあり、父の日もあり。 お、これは「地震、雷、火事、親父」ではないか、と気づいたところで。 この中ではやはり地震が一番心配ですね。 いつ起きるかわからないし、起こったら収まるまで耐えるしかないし。 電車に乗っている時に地震が来るとすごく嫌だな、と思います。 通勤の道半ば辺りが一番嫌ですね。 父の日は、妻も娘も一言も言い出さないので、そっとリマインドしてみようと思います。 近況 今週の振り返り 6月12日(月) 6月13日(火) 6月14日(水) 6月15日(木) 6月16日(金) 6月17日(土) 6月19日から6月25日までの「還暦…

  • 寺尾聰 「re-cool habana express」 大人の成熟を感じてしまうアレンジが格好いい

    こんにちは、暖淡堂です。 寺尾聰さん、格好いいです。 今回紹介する「habana express」、オリジナルのアルバムが発売された頃にテレビで観た記憶があります。 その時も格好良さにぶっ飛びましたが、このリアレンジ版で、じんわりと感動しました。 曲が古くなっていないどころか、一層味わい深い感じになっています。 寺尾聰さんと井上鑑さん、ダブルアキラは健在ですね。 ルビーの指輪を大ヒットさせたコンビです。 こんな感じの大人になりたいなって思う人が、時々います。 寺尾聰さんみたいな年齢の重ね方をしてみたいな。 名曲、名演奏です。 休日の午後などに、ごゆっくりとお愉しみください。 www.youtu…

  • 【現代詩】「「底」/の」 卵生の「ヒト」のイメージ 現代詩の試み

    「底」/の /展開/ /…あ /あ… * 激しく 滑ら、かに 巻き 戻される 果たさ れなかった 「… …私…」 落下… し 底に溜 まる 動詞の群 底の「 獣 」たち の匂 う胃を満、たす …精密に目盛られた大地に染みすら残せなかった たった一度の展開 たった一度の砲撃 薄く 頼り無く す…す…り泣く 切り刻まれた こ、る、ぷ、す… す… す… す… 水銀の 遠い十字架(神経の秤)を 叫ぶ… 彷徨う 鳥の 群 の 一塊 不意に 爪に 挟まる コバルトの 刺 ** 「姉(…私達を身ごもった、ただ一人の「姉」…)は淡い太陽の下で緑の厚い影を突き刺さる砂漠に吸われるまま立ち尽くしやがて千切れた枯れ…

  • 【現代詩】「異和/虜囚の目」 ここ、をいつも満たしにくる「私」のイメージ 現代詩の試み

    異和/虜囚の目 …侵入するものよ… …食らいつく貪欲な意味達よ… 無数の薄層は匂い豊かに濡れ砂を吐きながら崩れる 緩く波打つ白い肌の表面に凝るかに感じる鉛の短針 微かな接触に不確定の波動は遅延し虫達の群が崩れ メニスカスに意識を集め音もなく重なりながらずれ (…揺れる襞となりその強度の… (…滑らかな面に折り重なり… //侵入する虫達、層を永遠に分かち、その層間に砂を撒く、異和、「底」に棲み 打ち寄せる冷たい枯れた草原が 立方体の「ここ/個々」を満たす前に …息苦しく… …不意に身をよじる… …寒気に泡立つ血の駅を走り抜けた… …「底」の声達… //読むな、囚われの目達よ// //その弱い肌を…

  • 「忘れじの 行く末までは 難ければ」 儀同三司母 藤原道長台頭の影に没落する家族

    百人一首第54番目の歌の作者は儀同三司母ぎどうさんしのはは。 女房三十六歌仙の一人に数えられています。 今回は儀同三司母について紹介します。 儀同三司母とは 生年が940年、没年は996年頃です。 やはり疫病が流行った頃に亡くなっています。 従二位式部卿高階成忠の娘で、名前は貴子きし。 高内侍とも呼ばれます。 儀同三司は藤原伊周のこと。 藤原伊周の他に、藤原隆家、一条天皇中宮の定子らを産んでいます。 夫は藤原道隆。 百人一首に選ばれている歌は、道隆が通い始めた頃に書かれたもの。 道隆は、心変わりはしないと誓いますが、いつまでもそれが続くとは思えない。 そう言ってくれている今日、このまま命が終わ…

  • 石炭ストーブで暖められた部屋 昭和の北海道の暖房 豊沼-砂川(六)

    石炭ストーブ 北海道第百科事典(昭和58年、北海道新聞社)より 父母、祖父母の並ぶ真ん中に僕が飯台に手をついて立っているところを写した写真がある。皆、暖かそうな服を着ているので、冬の写真のようだ。髪の毛が生え揃い、自分で立とうとしているので、一歳に近い頃のものかもしれない。 僕は、その写真を見ると、いつも、ストーブに暖められた部屋の中の、甘い湯気の匂いを嗅ぐような気がする。 * 居間の一角に石炭ストーブがありました。砂川の近隣には炭鉱が多かったので、石炭は潤沢に使えたようです。物置小屋の隣に石炭小屋がありました。秋になると小型のトラックで石炭を運んできて、家の庭に石炭の小山を置いて行きました。…

  • カッコウの鳴き声で目覚めた夏 豊沼-砂川(五)

    カッコウ 北海道第百科事典(昭和58年、北海道新聞社)より 実家は田んぼの中に建っていた。20メートルほど離れたところに隣の家があった。が、さらに隣の家までは100メートル近く離れていて、その隣になると、数100メートル先にあった。 家の前の道に沿って細い水路があり、きれいな水が流れていた。夏の夜には、その水路のまわりで蛍が飛び交った。雑木林もたくさんあって、野鳥の鳴き声が聞こえていた。夏の朝、畦道でカッコウの声を聞いた。 きれいな水の流れる水路も、野鳥の集まる雑木林も、今はもう残っていない。 * 子供の頃、夏の朝はカッコウの鳴き声がよく聞こえていました。砂川の東側は夕張山地に連なる山がありま…

  • 2023年6月5日から6月11日 梅雨入りしましたね、台風の影響がちょっと心配です【近況、今週の振り返りと次週の予告】

    こんにちは、暖淡堂です。 最近は「静かに雨が降る」なんていう感じの梅雨入りではなく、いきなり豪雨で始まりますね。 おまけに、この時期にもう台風がいくつも日本に接近するようになって。 なんだかいろいろと変わりつつあるかな。 今年の夏は節電が呼び掛けられていますね。 電気料金が高くなったので、すでに実行できる節電は大体やっています。 これ以上の節電をお願いされると、なんだか虚しくなりますね。 原発事故の前は、電気をどんどん使ってくれ、みたいなメッセージをテレビCMでやっていたように記憶しています。 まあ、自分は自分なりに生きていくしか無い、ということでしょうね。 近況 今週の振り返り 6月5日(月…

  • 懐かしい「YOKOHAMA」 増田俊朗 アルバムバージョンがおすすめ

    こんにちは、暖淡堂です。 増田俊朗さん、好きでした。 (間違ってYouTubeで「増田俊雄」さんで検索したら、日本経済の再生〜のような動画がたくさん出てきて、おお、増田さん路線変更したのか、と思ってしまいました) 今回は増田俊朗さんの「YOKOHAMA」を紹介します。 この曲はシングル版とアルバム版があって、僕はアルバムの方しか知らなかったのですが、シングルの方も悪く無い気はします。 以下の動画は僕のよく知っているアルバムバージョン。 北海道で暮らしていた頃、この曲を聴きながら、横浜という場所をぼんやりと思い浮かべていました。 大人になって、横浜の近くに住んで、日々東京で働くようになるなんて、…

  • タイのお寺はトンガっている【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

    上の写真は2010年5月頃に撮影したものです。 まだ家族がタイに引っ越してから間もない頃に出かけた先で見た建物で、お寺のようでした。 この後も、タイではお寺をたくさん目にしました。 日本のお寺と違うところがたくさんあったので、覚えていることを書いておこうと思います。 屋根の端っこにトンガったものがついている 写真を見ていただくとわかりますが、屋根の端にはすべてトンガったものがついています。 そして、屋根の真ん中にも尖塔があって、もし上空にいる神様や仏様が先端恐怖症であったら、怖くて近寄れないだろうなと心配になってしまいます。 装飾として付けられているのでしょうけど、タイは落雷が多く、避雷針でも…

  • 【現代詩】「界」 路面で揺れる棒杭のざわめきのイメージ 現代詩の試み

    界 枯れ落ちた棒杭が 道を埋めて 揺れ ながら 足をつかむ 掘り返す 発酵して 巨大な花が 白く 煙を流す 熱い夏 なかったはずのものが 振り返る 海辺の 穴 の 目 すり鉢状の 底の魚卵 と 骨 逃げて行く 背中 あの犬はもう埋めてしまったほうがいいだろうただ鳴くだけでなんにも役にたたないたたない(役にたつ犬などいるものか 縁のない 鏡が 割れて ただ、足元が、緩く揺れて * 地面を打つ大粒の雨は 穴を穿ち、不定形のものを染み出させる 底に埋まっていたものの姿を 浮かび上がらせる 豪雨の夜 腐朽船群 (暖淡堂書房) 新品価格¥1,200から(2023/6/3 08:00時点) 【現代詩】「界…

  • 「嘆きつつ ひとり寝る夜の あくる間は」 右大将道綱母 夫、藤原兼家に宛てた歌

    百人一首第53番目の歌の作者は右大将道綱母みちつなのはは。 「蜻蛉日記」の作者としても知られていますね。 また、清少納言らと共に女房三十六歌仙の一人ともされています。 今回は右大将道綱母について紹介します。 右大将道綱母とは 生年936年、没年は995年。 藤原兼家の妻の一人。兼家との間に道綱が生まれています。 「蜻蛉日記」は藤原兼家との結婚生活について綴ったもの。 百人一首に選ばれている歌は、藤原兼家に宛てて書かれたものでした。 藤原兼家が他の妻のもとを訪れたあと、道綱母の家を訪れますが、道綱母は門を閉ざしたまま兼家を家に入れませんでした。 その翌朝、道綱母は、褪せて色変わりした菊の花ととも…

  • 腰痛を悪化させないように心掛けていること 二つ

    こんにちは、暖淡堂です。 ちょうど厄年の頃、ぎっくり腰をやってしまいました。 その後、時々きつめの腰痛が出て、それなりに困っています。 最近はそれでも、少しずつ腰痛の悪化を防ぐ手立てもわかってきました。 腰痛を悪化させないように心掛けていること 1.テレワークの時は、立ち仕事、立ち会議をする 2.腰痛が出そうな気配を感じたら、すぐに姿勢を修正する 腰痛を悪化させないように心掛けていること 1.テレワークの時は、立ち仕事、立ち会議をする PCを少し高めの台にセットして、立って仕事をするようにしています。 会議もそのまま立って参加しています。 そのおかげか、最近はきつい腰痛は出なくなっています。 …

  • 冬は今よりもずっと雪が多かった 豊沼-砂川(四)

    今と比べると、僕が子供の頃(昭和40年代)は今よりもずっと雪が多かった。冬になると道路は雪に埋められた。降り積もった雪を足で踏んで固めた細い道を、近隣の人たちは共同で使っていた。 自動車は走れず、大きな荷物を運ぶ時などは馬車を使ったようだ。祖父が馬車を操っているところを写した写真が実家にあった。子供の頃、家に馬がいた記憶はないので、僕が生まれる前のことだろう。 * 北海道の気象データ(明治から1979年)によれば、降雪の一日最大が102cm(昭和45年、帯広)、積雪の深さの月最大が312cm(昭和45年、倶知安)とのこと。僕が5歳の頃ですね。雪が多かったようです。 北海道で馬といえば道産子。こ…

  • 今日は中国からの来訪者と面談しました まだしばらくはお互いの行き来は簡単ではないようです

    こんにちは、暖淡堂です。 今日は朝からお昼くらいまで自宅でテレワーク、午後は出社して来客と面談しました。 中国から来られた方々とお話し。大体1時間半くらいでした。 日本語の得意な方々で、ほとんど日本語で会話しました。 いつも思うのですが、僕たちもせめて簡単な中国語を話せるようになりたいものです。 で、その中で話題になったのが、コロナ後のお互いの国の行き来のこと。 中国と日本の間では、コロナ前は、一定の条件を満たしていた場合はビザ無しで行き来ができていました。 それが、現在は、結構色々な条件付きのビザの手続きが必要なようです。 以前みたいな、飛行機のチケットとホテルの予約ができていれば、なんであ…

  • 人間はいつまで自分で運転するのか 自動運転、空飛ぶ自動車、ドローンなどの活用を望む 【還暦記】

    こんにちは、暖淡堂です。 自分は18歳の夏に運転免許を取得しました。 免許取得後すぐに車の運転を始めましたので、もう運転歴は40年です。 車を運転できると楽しいですね。 好きなところに行けるし、重たい荷物も運べるし。 ただ、いつも思っているのですが、人間が自動車のような大きくて重たくて馬力のあるものを運転しているのって、結構危険ですよね。 運転ミスはいつでも起こり得ます。 体調の悪いときはとても危険です。 運転する人だけではなく、周囲も巻き込んでしまいかねません。 運転免許の返納や、定年制も考えられていますが、それでも、公共交通の利用が不便なところは、どうしても免許を手放すのはためらわれます。…

  • 2023年5月29日から6月3日 気持ちのよい初夏というのはもうないのでしょうか【近況、今週の振り返りと次週の予告】

    こんにちは、暖淡堂です。 週末になって台風が通過。その影響の大雨で、被害も出ているようですね。 金曜日、僕は雨の中、出社して、やばそうだったので早めに帰宅して、ニュースを観たりブログをチェックしたりしていました。 雨は土曜日の午前中まで続きましたね。 こんな時、地震が発生したりすると、土砂崩れも増えるかもしれません。 皆様どうぞご安全にお過ごしください。 川の様子を見に行くなんてことはやめましょうね。 近況 今週の振り返り 5月29日(月) 5月30日(火) 5月31日(水) 6月1日(木) 6月2日(金) 6月3日(土) 6月5日から6月10日までの「還暦記:暖淡堂」の予告 近況 京極夏彦さ…

  • 「VOLTES V 超電磁マシーン ボルテスV ED - 父をもとめて カバー」 VocaPandaさん 耳に残る美しい声とメロディー

    こんにちは、暖淡堂です。 最近、アジアでボルテスVが人気のようです。 日本のアニメのリメイクですが、本格的な映画になっています。 紹介動画に出てくるキャラクターは、全員が善人に見えてしまいますが。 www.youtube.com で、VocaPandaさんの動画は以下になります。 テレビで放送されていた時は水木一郎さんが歌われていました。 VocaPandaさん、器用ですね。声域も広くて表現力も豊富にあります。 この曲のメロディーがとてもいいです。 ふと、頭の中を流れていることもあります。 なんの曲だったかな、と思ったりするのですが。 この曲でした。 休日の午後など、ノスタルジックな気分に浸り…

  • 2010年2月の初め頃 日本で引っ越しの準備をしている家族を思っていた【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】

    2010年の2月の初め頃の日記を見ると、夜寝る時のエアコンの使い方に慣れ始めてきているようです。夜はそれなりによく眠れるようになっていたようで。 サービスアパートメントのテレビでNHKの放送を観ることができました。ホテルにいる間は、ほぼずっとNHKを観ていました。おそらくタイにいる頃が一番受信料を有効に使っていたかもしれません。 日本は寒い冬。2月の初めに自宅のあたりでは積雪があったようです。気候の違いを感じました。タイでは時々雷雨。雨は豪雨といっていいくらいの強さでした。大体乾季の終わりだったかと。 2月で、現地法人の2社が統合して新しい会社がスタートしました。その時に、水色のポロシャツが配…

  • 【現代詩】「渇いた眼球」 力の限り見つめ続ける者たちのイメージ 現代詩の試み

    渇いた眼球 …「個々」の「私」達からこぼれ落ち続ける無数の虫達は膨らむ球形の熱いコロニーとなり、ここ、ではない層を探りながら浮遊する。やがてコロニーは自重で縮壊し「私」達のネットワーク(それは周縁部の最も野性的な部分を発散するものとして含む、ずれつづける平面達の影)に重なる層を無限に加速しながら、「底」、の弱い部分を逃げ始める… 寝台の 片足の少年は 天井を 這い回る小さな虫に目をとめる 小さなくぼみのような 暗い 影 …いくつも並んだ寝台の上の盛り上がりが、どれも動かないこと確かめるざわつく虫達… その影のそばに 小さな妹の顔が浮かんで揺れる あの日 自分と同じ大きさ 同じ色の 水たまりに頭…

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