重い腰を上げて、本棚の整理を始めました。すると、予想通り、遅々として進まない…。これまた予想通り、懐かしい本を引っ張り出してはめくる作業ばかり。丁度、芸術...
フィレンツェでの食生活は、この十年でかなり改良されている気がします。それもこれも日本食ブームのお陰。こんなお団子がフィレンツェの街中で買える今日この頃。(...
ウズベキスタンの絵画展。友人に勧められたので、ピッティ宮殿へ観に行きました。ウズベキスタンはソビエト崩壊後に成立した共和国国家ですが、それ以前に既に、ソビ...
イタリアの学校には終業式がありませんから、知らない間にスルッと休みになります。しかも今年は今週末に選挙があり、会場として公立の学校を用いるため、ズルッと前...
自転車で出かけなくてはならない時に限って朝、いきなり雨が降って気温が下がったりするフィレンツェ。軽い折り畳み傘があると、便利です。今朝はサント・スピリト教...
どうやら私はイタリアの菊が好きな様で、今回家に飾る様に買ったのも菊でした。帯締めの色にありそうな、捻りの効いたオレンジ色の菊を見た我が家のイタリア人が、花...
まマキャベリが追放後、移り住んだ山荘を訪れました。フィレンツェ市内から30分以内で到着する小さな村ですが、都会とは全く異なる澄んだ空気に包まれる美しい場所...
数週間前、市場でいつも立ち寄る八百屋に極小サイズのポルチーニが並べられていました。今まで、虫が恐い私はポルチーニの処理を避けるために買った事がなかったので...
今日、前に歩いてた青年が、ワンピースの主人公が描かれたTシャツを着ていました。フィレンツェには日本アニメのキャラクターを配したTシャツ屋さんが何件もあった...
Novecento美術館は展覧会の度毎に訪れる場所です。予定では今開催中の、《モジリアニからモランディ》と題された展覧会の事を書こうと思っていたのですが展...
今日も可愛い花を見つけてしまいました。初夏の週末は、友人宅に呼ばれたり、呼んだりする機会が増えます。明日も御呼ばれなのですが、日曜日は花屋が閉まっているの...
まだもう少し先ですが、一時帰国を控え、我が家の日本食在庫をチェックしました。すると、頂いた事をすっかり忘れていた蒟蒻の素が出てきました!日本食は有名になり...
べアート・アンジェリコの作品を見直していました。サン・マルコ修道院が所蔵するアンジェリコの作品に、新約聖書主題が描き込まれた、棚扉の装飾画があります。細筆...
イタリアのバールでは、立ち飲みと座り飲みの選択が出来ますが、シニョーリア広場に面するバール、リヴォワールでカフェを飲む時には断然、立ち飲み派です。なぜなら...
日本は観光大国になっているとのこと。その情報を紐解いて、外国の方々が関心を持つ場所や食べ物を知る事は、我が家のイタリア人の日本滞在計画を立てる際に有効です...
ストロッツィ宮殿の展覧会に合わせて飾られた絵。コラージュ手法も用いられていますが、油絵です。でもここは雨が降り込む中庭なので、「一体雨が降ったらどうするの...
イタリアには高校入試も、(一部を除いて)大学入試もありませんが、中高校を修了するにあたり、卒業試験があります。それに落ちたら卒業出来ない、という試験です。...
通常、日本にないものはないので、きっと私が見たことないだけですが、私は、日本でお目にかかった事のない、この丸型の菊が大好きです。テニスボール大の菊は、鳴門...
通常、日本にないものはないので、きっと私が見たことないだけですが、私は、日本でお目にかかった事のない、この丸型の菊が大好きです。テニスボール大の菊は、鳴門...
ドイツの芸術家キーファーの展覧会がストロッツィ宮殿で開催中です。キーファーというと、なぜかインスタレーションの作品が頭に浮かびますが、今回の展覧会では彼の...
最早、びっくりすることはありませんが、イタリア人がテレビを観る時の音量は驚くほど大きいです。「なぜ?」と尋ねたくなるくらい。(耳鼻科を紹介したくなるレベル...
どうやらウフィツィ美術館のチケットが変わるらしい…。今まではどのような形で予約をしても、当日の入館15分前に”紙製”チケットを発券してもらう必要がありまし...
我が家の中学生が通う学校には、日本の学校の「部活動」の様なものはあまりありませんが、音楽活動があります。中学入学前に参加の意志を伝え、途中で止める事は不可...
イタリアと言えば、イタリア料理で、イタリア人は母国の味を愛する人たちなので、イタリアンレストランの数は最も多いです。でもこの20年で、大分他国の料理を出す...
先月、ヴェルディ劇場のコンサートへ行った時に配られた宣伝にのせられて、昨夜も劇場へ。ピアノ独奏のコンサートを訪れました。近くに座ったノルウェー人の女の子は...
フィレンツェで観る事の出来る《最後の晩餐》で、私が思いつく中では、二つのフレスコ画において十二使徒の名前が明記された作品があります。《最後の晩餐》はご存知...
何年閉まったままだったでしょうか。5,6年。いや、もっとかもしれません。加えて、今年7月に担当するたびコト塾でお話する「フィレンツェの《最後の晩餐》」で扱...
イタリアと言えばピッツァ。フィレンツェにも(きっと)星の数ほどのピザ屋さんがあります。その中でも若者にとってイケてるピザ屋とそうでないのとある様で、我が家...
物価高が話題になって久しく、イタリアでも色々な物の値段が上がっていますが、恐らく野菜の値段は未だ良心的な価格に留まっているのではないだろうか、と思います。...
イタリアの学校は、日本のそれと大分勝手が違うので、私は一人の参加者として興味深く携わっています。昨年から盛り上がっていた話題は、5月に開催予定の中学校最後...
雨は止みましたが、朝夕はまだ冷やっとするフィレンツェ。ヒートテックをしまわなくてよかった、と思っています。今日は用事があって市場へ出かけましたが、イチゴや...
何年か前までは、この中央にあるフレスコ画の上に板絵が重ねておかれていたので、特別な機会にしかお目にかかれなかったアンドレア・デル・カスターニョの《三位一体...
昨日のつづき…。サンタ・マリア・ノヴェッラ教会付属薬局のポプリの芳香を道端で嗅いで、思わず買いに走ったのはレプッブリカ広場前の小さなお店。本当に小さい上に...
フィレンツェで画材を探す時にはゼッキへ行きます。大好きなお店です。今朝訪れると私以外のお客さんは皆、英語圏の方。でも従業員さん達が英語を流暢に話しながら対...
真冬のコートをクリーニングに出してしまいました。どうか寒さが戻りません様に…。再び暖かくなったフィレンツェ。暖かさに直ぐに騙されて、もう夏も間近!なんて思...
寒さと暑さが、雨と太陽が、交互にやってくる様なイタリアの四連休。最後の日曜日は、晴れでした。25日から一カ月間、開放されているアイリス庭園へ今年の花を観に...
木曜日が祝日でしたから、イタリアの学生は4連休。というか、今年は復活祭が早かったためか(3月末)、その後はもう夏休みに向かっている気さえしています。でも生...
当たり前のことですが、イタリアに住んでいると日本で普通に食べていた物が手に入らなくなります。とはいえ、寿司ブームがあったり、日本食がダイエット食と勘違いさ...
明日、明日と理由をつけながらクリーニング屋へ行くタイミングを先延ばしにして良かったです。やっぱり!予想した通り、寒さが戻ってきました。一日二日かと思ってい...
春のコンサート・シーズンに乗じて、今度は街中のヴェルディ劇場へやって来ました。ペルゴラ劇場より規模が大きいこの劇場では私はいつもプラテア席ではなく、ボック...
お金をもらって肖像画を描く画家は、依頼主の顔を、”現状より、少し良く”描くのがお決まりの常識です。ですからウフィツィ美術館に多数ある肖像画作品でも、それを...
土曜日は、銀行がプライベートに所有している絵画コレクションを見せてもらいました。メディチ家も銀行家ですから。今でも銀行が美術コレクションを持っていても、ち...
少し前にリニューアル・オープンの知らせは届いていたのですが、なかなか訪れる機会がなくようやく今日、スペーコラ博物館を訪れました。チケット売り場も新しくなっ...
この絵を初めて観た時、何が描かれているのか分かりませんでした。じっと眺めていると「ああ、フランス国旗か。」と理解出来てくるのですが、一見すると色の嵐が押し...
誰にでも、つい寄ってしまうような最寄りの寺社仏閣はあるのではないでしょうか。私にとってそんな身近な場所は、サンティッシマ・アヌンツィアータ教会です。いつも...
30度に近い気温が続いているフィレンツェ。サマータイムも相まって、何だか既に夏気分です。朝の空気だけは少し寒いけれど、直ぐに暑い空気に覆われます。そのため...
フィレンツェには幾つもの劇場があり、真夏以外はさまざまな演目で人々を楽しませてくれます。特に秋冬の季節はオペラが頻繁に上演され、日本からのお客様も当日チケ...
今年はアメリカの大統領選もありますが、実はフィレンツェの市長選もあります。その中でも去年からずっと紙面を賑わせてきたのが、一人の候補者。その方は政治家では...
最近、印象派について考えています。少し前までは中世からルネサンスの絵、しかも宗教画についてばかり考えていたのですが、一息ついたので、次の課題に。それにして...
春になると、気持ちが忙しくなります。「イタリアはいつもこうだから。」と、頭では分かっていても、時間に余裕がない状態で動くのが苦手な私は、勝手にドキドキして...
少し前の話ですが、カッラーラを訪れた際に昼食を取ったレストラン。中へ入っただけで、「ここは絶対美味しい」と確信できる場所でした。なぜそう感じるのか、と言え...
少し汗ばむような太陽で週末が始まりました。ところで、三十年以上前から続くシャツ屋が近所にあり、我が家のイタリア人がいつもお世話になっていますが、今日、店の...
チンクエテッレの街を巡るのに最適な方法は列車。どの本にもそう書いてあって、実際に乗ると本当にそうだな、と思います。勿論、これから暖かくなれば海から五つの街...
昨日の【お知らせ】から、再びカッラーラの話に戻ります。(【お知らせ】は記事最後尾に、引き続き掲載させて頂きます。)大理石の山を一望できる和子さんのB&Bで...
この数か月、フィレンツェを歩き回り写真を撮り直していたのは、《最後の晩餐》の作品群!なぜなら今年も【阪急交通社 たびコト塾】にて、美術史の講座を担当させて...
チンクエテッレを楽しんだ後、半時間ほど車を走らせてカッラーラへ行きました。実は(私にとっては)こちらが旅のメイン。大理石の山を目指したのです。滞在したB&...
皆が休暇の時に合わせて旅に出る時は、いつもより入念に予定を立てる様にしています。既に知っている場所でも、民族大移動の様に大勢の人が集まるだろう場所へ敢えて...
雨が降らない事を天気予報で確認してから、ふらっと来てみました。チンクエテッレです。小さな湾にある作られた街を巡る鈍行列車は、季節によって値段が変わる様で、...
私にとって、フィレンツェは宝の山なので、いつでも訪れたい場所が目白押しなのですが、生まれも育ちもフィレンツェの我が家の中学生にとっては、別に今行かなくても...
今日から、イタリアの学生さん達は春休みです。一週間ほどですが、ちょっとホッとする休みです。何故、木曜日から休みなのか?(キリが悪くない?)というと、ちゃん...
メディチ家の長い歴史を読んでいたら、マルスッピーニさんがメディチ家当主の死に際して詠んだ文面があり、へぇと思いながら、先日訪れたマルスッピーニさんのお墓を...
フィレンツェではあまり見かけない図像ですが、先日サンティッシマ・アヌンツィアータ教会で見つけたのでパチリ。色彩木彫の《悲しみの聖母》です。七本の剣がマリア...
我が家のイタリア人は料理をする時に、Youtubeで講座や小説の音読などを聞いています。週末は『許嫁』の朗読を聞きながら昼食を作ってくれました。私も最近そ...
フィレンツェでは、教会でも街中でも「これから先は立ち入り禁止」の場所には、格子門が置かれています。鉄製の門のデザインが美しいので、私はいつも写真に収めてし...
地震大国に暮らしてきた私は、(恐らく皆様も)ベットの上に物を置く習慣はないと思います。(地震があったら、頭上に落ちて来るから。)でもイタリア人の家に行くと...
春の陽気の中、サンタ・クローチェ教会へ行きました。朝一番だったためか、人も少なく、ジョットのフレスコ画は未だ修復中でしたが、鑑賞を楽しむことが出来ました。...
言われて見れば、毎年そうですが、イタリアの春は突然やって来ます。(そして短い春の後、夏も突然…。)昨日、今日と恐らく20度を超えているだろう暖かさ。朝は少...
双方とも、キリスト教の祝祭には変わりないクリスマスと復活祭。でも、この二つの祝日の大きな違いは…、クリスマスはキリストが降誕日を祝うもの。つまり12月25...
ミケランジェロの《ダヴィデ》像で有名なアカデミア美術館の横には、芸術家の卵達が通う、フィレンツェ国立美大があります。アカデミア美術館と美大は元々同じ管轄の...
私は日本人なので、高い棚の上にズラリと並ぶワイングラスを見るとぎょっとしてしまいます。「これは、震度一でもダメなやつ。」と考えてしまって、ずっと気になる。...
あまり料理については記事にしないのですが、昨日も大好評だったので我が家のイカ墨パスタについて。(写真は友人にレシピを教えるためにたまたま撮っていました!)...
「ここで何人の修道士さんがご飯を食べていたのだろう…。」と思いながら、大きな食堂を眺めていたら、その心を読んだように、ボランティアをされている紳士が近寄っ...
アルノ川の近くにある教会で、今まで一度も扉が開いたところを見た事がなかった場所を今日、幸運にも見る機会に恵まれました。でもご覧の通り、天井が今にも落ちそう...
フィレンツェで16世紀後半に活躍した画家ベルナルディーノ・ポッチェッティ。この時代のフィレンツェ画家の作品は、色彩が美しいです。元食堂に描かれたこの作品も...
教会の宝物である聖遺物。それは信者さんが資金を投じて手に入れ、教会に奉納したもの。また巡礼者がローマまでの道のりで、教会に立ち寄り、祈りを捧げて見学するも...
ギリシャの神々は、自分が何者かを示すしるし(アトリビュート)を身に付けています。先日訪れた考古学博物館で観たヘルメスのブロンズ像。ヘルメスはいつも若い青年...
最寄りの市場にある花屋のお客は、フリージアが好きな方が多い様で(私もその一人)、少し出遅れると売り切れている事が多いです。そのため、本当は邪魔になるし気を...
女性に対する暴力は看過できません。それは、本当。だから女性の日の今日に旗を掲げて女性の自由、女性の権利についてデモをする意義はあります。と言う理由で、我が...
最近、気になる事があって、宗教と洗足行為について考えています。仏教には明記がありますし、イスラム教と言えばイスタンブールを訪れた際、モスク前に水場があって...
ブログに写真を載せる時には、画素数を小さくしなくてはならないのですが、いつも使っていた無料のAPPに急に宣伝が入るようになってしまって醜い…。他の画像処理...
アンティークジュエリーの鑑賞は大好きで、ピッティ宮殿のメディチ家のジュエリー・コレクションは数えられない程、訪問しています。しかしフィレンツェ考古学博物館...
フィレンツェの街を歩くと、旧市街の大きな邸宅の壁に付いている家紋を目にする事が頻繁にあります。良く目にする公共の紋や、フィレンツェ貴族の紋章などは区別がつ...
3月と言えば、フィレンツェでは既に観光シーズンが始まっています。ですから、第一日曜日に開催される美術館無料開放日には、長蛇の列が予想されるため、行く予定は...
フィレンツェは気紛れな天気で、五分毎に太陽、雨、曇りと空が移り変わるので、もう心配しながら空を眺めるのを諦めました。ところでフィレンツェに街には、普段何気...
MIGONE。洗礼式や結婚式などに配るコンフェッティと呼ばれるお菓子を用意する老舗としてフィレンツェで慕われているお菓子屋です。私もお世話になりました。少...
携帯で写真を撮るようになってから、時々写真の整理をしないと大変なことになってしまいます。要らない写真、複数とった同じ写真などをこまめに消去しないとファイル...
宗教画主題にしても、世俗主題でも、近代になるまでは、画家の創意工夫と言うよりはむしろ、宗教・歴史的背景が作品に大きな影響を及ぼします。《最後の晩餐》と言え...
少し前に訪れたメディチ家礼拝堂は、ミケランジェロを独り占めでした。本当に贅沢。二月のフィレンツェは、美術愛好家におすすめのシーズンです。ミケランジェロを見...
フィレンツェは雨です。そして寒い。やっぱり春は未だだった。油断しなくて良かった、と久しぶりに暖かなセーターを着ました。久しぶりに図書館の最上階にあるバール...
アンドレア・デル・サルトと言えば、伝記作家ヴァザーリに「間違えのない画家。」と高評価を受けたルネサンス画家です。フレスコ画からテンペラ画まで様々な技法を用...
今は高校の校舎として用いられている旧修道院内にあるペルジーノのフレスコ画を久しぶりに訪れる機会に恵まれました。特別開館の知らせを友人に教えてもらい、案内付...
イタリアの生活は、まぁ好きな方だと思いますし、足りていない部分も、良い事を見れば我慢できると思いながら毎日を過ごしています。が、しかし、学校のストライキは...
最近、シニョーリア広場の噴水の水が出ていません。なぜなのかな、と思っていたら今朝、修復家の人達が作業をしていました。また何か壊れてしまったのかしらね?でも...
日に日に一日が長くなってきています。この写真は、六時頃にベッカリア広場を通った時、入道雲みたいな立派な雲がもくもくと空に浮かんでいて、凄いねと思って撮った...
フィレンツェは暖かい。18度くらいでしょうか。ポカポカ陽気が嬉しくて寄り道して市場へ寄りました。(中央市場ではなくサンタンブロージョ市場です。)するとブル...
宗派が異なる、というと何となく対立構造を想像してしまいますが、今日こんな絵を発見。聖ドメニコと聖フランクエスコがお互い目を見つめ合って手を握っている。仲良...
春の様な暖かな天気が続いているフィレンツェ。ふらふらと外へ出たくなる季節です。日曜日も二回洗濯機を回して、良い気分になって外へ散歩に出かけました。今日の散...
いつも優しい日本の家族から、小包が届きその中には沢山の本が入っていました。月刊雑誌から頼んだ立花さんの本、そして美術書までジャンルは様々です。私が普段こち...
少し前に修復が終わったな、と思っていましたが、寄る時間がなく、先延ばしになっていたオルサンミケーレ教会。入ろうと思ったら、入口でお姉さんに止められてしまい...
「ネット上に流れている情報を何でも鵜呑みにしてはいけないよ。」と我が家の中学生に注意を促す一方で、やはり自分自身がそれに頼る機会も増えている今日この頃…。...
市場へ買い物へ出かけると、必ず友人と立ち寄っていたバールがあります。友人は顔が広く、バールにいるお客さんも知り合いばかり。「あの人は鞄屋の女主人。あっちの...
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重い腰を上げて、本棚の整理を始めました。すると、予想通り、遅々として進まない…。これまた予想通り、懐かしい本を引っ張り出してはめくる作業ばかり。丁度、芸術...
毎週木曜日に、フィレンツェのど真ん中にある柱廊で開かれる植物市。かなり久しぶりに訪れました。お目当ては野生の蘭でしたが、皆無。でも色鮮やかな花を見ていると...
イタリア生活だからこそ、他の強者の陰に隠れカモフラージュされていますが、本来ガサツ、大雑把な性格な私は、不注意でワレ物を壊すこともしばしばあります。その度...
日本から送って来てくれる月刊誌で、母国の情報を入手。その他には、通常、インターネットで新聞二紙に毎日ざっと目を通します。だから、「最近読書が出来ていないな...
「虫干し、手入れ」と言い訳しながら、時間がある時に着物を眺めるのが趣味です。一度も締めた事のない帯を取り出して、組み合わせを考えていると、あっという間に時...
紅茶好きのフィレンツェ在住者で知らない人はいないヴィア・デル・テのダージリンが上手にいれられた日は、とても気持ちよく一日がスタートします。我が家の高校生が...
最近、フィレンツェの職人さん達と関わる時間が増えています。さらに様々な建築材料を扱う店舗の人々とも。すると、会話の中で彼らが持つ美的センスに驚かされる場面...
心惹かれる美術展がない昨今、行ってみたかった展覧会へ足を運びました。こちらは美術史家として広く知られるロベルト・ロンギ財団所蔵の絵画を一堂に集めた展覧会で...
「今日はお菓子でも作ろうかな。」という気持ちで朝を迎える日。それが、私にとっての心の中の余裕を測る物差しになっています。オーブンを使いたくない真夏を除いて...
シニョーリア広場にあるレストランが有名なフレスコバルディ。ご存じの様に、フレスコバルディはワイナリーとして名高い一家です。(未だ一族の方が事業をされている...
あれ?という間に、五月になってしまいました。日本はゴールデンウイークで賑やかな季節でしょうか?五月になってしまいましたので、リスボン旅行記(?)も、こちら...
リスボン小旅行記のつづきです。私が今回、リスボンで最も観たかった作品は、国立古美術館に所蔵されている南蛮屏風でした。17世紀初期に制作された屏風絵。我が家...
旅行を計画するときに、最も時間をかけるのが宿泊先リサーチです。旅行の目的、同行者の希望、健康状態、その国の交通事情、治安などなど念頭にいれる事項が多いから...
ポルトガルの海産物…。肉の街フィレンツェへ戻ってきてしまった今も、すぐに飛んで行きたいほど美味しかったです。さて、世界遺産にも登録されているジェロにムス修...
皆様、こんにちは。あっと言う間に初夏が訪れようとしています。アカデミアの学生さん達へ初めてのテストを用意したり(採点したり)、日本から両親が六年ぶりに来て...
普段、頻繁に足を向けるフィレンツェの美術館以外の場所を案内することになる時は、出来る限り事前に訪れるようにしています。たとえ何回も案内した場合であっても、...
ブオナローティ美術館は今日行った訳ではないけれど、先週末、アルテミジアの作品を写真に撮りに行った際の一枚。マヨルカ焼きの床も素敵なこのお部屋は、当時どのよ...
バルジェッロ美術館。ルネサンス期の彫刻作品とともに、マイナーアートと称される芸術、象牙や陶器、金工細工や織物、メダルや浮彫りなどが数多く所蔵される美術館で...
イタリアのバレンタインデーは楽ちん。プレゼントを頂くだけですから。それにしても花束をもらうのは、いつも嬉しいものです。ありがとう!さて、新しい挑戦をするた...
少し寒さが緩んでいるフィレンツェ。陽射しまで差し込むと「春か?」と思いそうになりますが、まだまだ油断大敵。「また寒さが戻って来るに違いない。」と空を睨みな...
フィレンツェでの食生活は、この十年でかなり改良されている気がします。それもこれも日本食ブームのお陰。こんなお団子がフィレンツェの街中で買える今日この頃。(...
ウズベキスタンの絵画展。友人に勧められたので、ピッティ宮殿へ観に行きました。ウズベキスタンはソビエト崩壊後に成立した共和国国家ですが、それ以前に既に、ソビ...
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どうやら私はイタリアの菊が好きな様で、今回家に飾る様に買ったのも菊でした。帯締めの色にありそうな、捻りの効いたオレンジ色の菊を見た我が家のイタリア人が、花...
まマキャベリが追放後、移り住んだ山荘を訪れました。フィレンツェ市内から30分以内で到着する小さな村ですが、都会とは全く異なる澄んだ空気に包まれる美しい場所...
数週間前、市場でいつも立ち寄る八百屋に極小サイズのポルチーニが並べられていました。今まで、虫が恐い私はポルチーニの処理を避けるために買った事がなかったので...
今日、前に歩いてた青年が、ワンピースの主人公が描かれたTシャツを着ていました。フィレンツェには日本アニメのキャラクターを配したTシャツ屋さんが何件もあった...
Novecento美術館は展覧会の度毎に訪れる場所です。予定では今開催中の、《モジリアニからモランディ》と題された展覧会の事を書こうと思っていたのですが展...
今日も可愛い花を見つけてしまいました。初夏の週末は、友人宅に呼ばれたり、呼んだりする機会が増えます。明日も御呼ばれなのですが、日曜日は花屋が閉まっているの...
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ストロッツィ宮殿の展覧会に合わせて飾られた絵。コラージュ手法も用いられていますが、油絵です。でもここは雨が降り込む中庭なので、「一体雨が降ったらどうするの...
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通常、日本にないものはないので、きっと私が見たことないだけですが、私は、日本でお目にかかった事のない、この丸型の菊が大好きです。テニスボール大の菊は、鳴門...
通常、日本にないものはないので、きっと私が見たことないだけですが、私は、日本でお目にかかった事のない、この丸型の菊が大好きです。テニスボール大の菊は、鳴門...
ドイツの芸術家キーファーの展覧会がストロッツィ宮殿で開催中です。キーファーというと、なぜかインスタレーションの作品が頭に浮かびますが、今回の展覧会では彼の...
最早、びっくりすることはありませんが、イタリア人がテレビを観る時の音量は驚くほど大きいです。「なぜ?」と尋ねたくなるくらい。(耳鼻科を紹介したくなるレベル...