前回書いたようにはNHK大河ドラマ「べらぼう」京都巡回展に行ったばかりですが、早くも来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の収録が今月から始まったそうです。主人公は豊臣秀吉ではなく、弟の豊臣秀長です。信頼できる家臣がいなかった秀吉は、弟の秀長を頼りにしていました。それだけに秀長が病気で亡くなってからは助言者がいなくなり、秀吉の蛮行が増えたと言われています。下の肖像画が来年の大河の主人公・豊臣秀長です。その蛮...
これまでの北海道旅行での情報や風景を中心としたブログです。また地元の関西周辺のお出かけ見聞録も多く掲載しています
1993年に初めて北海道を訪れて以来、何度となく訪れた北海道の見聞録です。また地元の関西周辺のことも掲載しています。
下関に観光で訪れるほとんどの人が行く唐戸市場です。水揚げされたばかりの魚を一般人も買える市場です。とくに金・土・日曜日に開かれる「活きいき馬関街」は多くの人でにぎわいます。ちなみに「馬関」は下関の旧称です。活きいき馬関街のイメージは釧路の和商市場の勝手丼に似ています。何件かの店で食べたい寿司ネタを伝えてパックに入れてもらうシステムです。まず1軒の店でトラフグ・赤えび・うなぎ・中トロ・シマアジ2貫の合...
地域タグ:山口県
苫小牧の海の駅ぷらっとみなと市場です。北海道の新鮮な魚介類や野菜が並んでいます。とくに水揚げ日本一のホッキ貝が豊富です。市場内の食堂街も充実しています。やはりホッキカレーなど名物のホッキ貝を使用したメニューが目立ちました。朝7時から開いていますので、苫小牧に宿泊したら朝食としておすすめです。昼もやっていますが、店によっては行列ができます。ここから歩いてすぐのマルトマ食堂も評判です。訪れた日は残念な...
地域タグ:北海道
3月26日(日)に大阪府高槻市の安満遺跡公園で高槻将棋まつりが開催されました。妻が将棋ファンということもあり、初めて将棋イベントというものに足を運びました。当日は3月下旬だというのにとても寒く、朝からずっと雨でしたが、昨今の将棋ブームで多くの人が来場していました。イベントには14名のプロ棋士が出演し、盛りだくさんのプログラムが用意されていました。私レベルでも知っている棋士も多くいて、例えば下の写真のマイ...
地域タグ:大阪府
静岡県の掛川城です。美しい天守は「東海の名城」といわれました。日本初の木造復元天守です。現在、天守修復中ということで行くつもりはなかったのですが、静岡市内のホテルでテレビを見ていると城近くの掛川桜が見頃というニュースをやっていたので訪れました。すると修復中の天守内部には入れなかったものの、外は足場も撤去されて、きれいな天守の姿を見ることができました。せっかくなので掛川城御殿に入りました。下の写真は...
地域タグ:静岡県
前回書きましたように、道の駅みそぎの郷きこないでお茶をしようと立ち寄ったものの、お客さんも店員さんも見当たらず、お茶できなかったので、向かいにある新幹線木古内駅構内に行きました。下の写真は新幹線の駅と手前にあるいさりび鉄道の木古内駅です。エスカレータで上がり細い通路を歩きます。この時点ですでに喫茶店はおろか売店すら無さそうな雰囲気です。しばらく歩くと改札口が現れました。時刻表を見ると停車する新幹線...
地域タグ:北海道
道の駅みそぎの郷きこないです。北海道新幹線木古内駅・道南いさりび鉄道木古内駅の駅前にある道の駅です。時間は午後3時で、お茶でもと思い立ち寄りました。しかしあまりにも人がおらず、おまけに店の人も見当たらず・・??私が入ったのは「道南西部9町&北海道&青函特産品ショップ」でしたが、いくら平日とはいえ、あまりに人がいなさ過ぎて戸惑いました。ここは道の駅満足度ランキングでも2016年にオープンして以来、常に上位...
地域タグ:北海道
今年のNHK大河ドラマ館は徳川家康ゆかりの岡崎市、浜松市、静岡市にありますが、その中の静岡市の「どうする家康 静岡 大河ドラマ館」に行きました。静岡市(駿府)は家康が幼少期の今川家人質時代、40代後半の壮年期、晩年の大御所時代の合わせて25年間を過ごした場所です。館内には徳川家康や今川義元に関する資料やドラマ撮影に使われた小道具などが展示されています。ほとんどが撮影禁止で、下の3ヵ所のみが撮影OKでした。松本...
地域タグ:静岡県
静岡市歴史博物館は今年1月にグランドオープンした新しい博物館です。NHK大河ドラマ「どうする家康」の放映に合わせたようなオープンです。1階無料エリアのメインは「戦国時代末期の道と石垣の遺構」です。博物館建設中に発掘された幅2.7m、長さ33mの天正期の道の遺構をそのまま展示しています。訪れたときはちょうど博物館の学芸員の方の説明がありました。道の両側には土塀があったと考えられています。この遺構が博物館建設中...
地域タグ:静岡県
前回も紹介したJR旭川駅です。駅前は多くの人で賑わっています。買物公園に面したツルハドラッグで「北海道 味めぐりフェア」をやっていたので思わず入店しました。焼きそば弁当も各種そろっています。このようなフェアを関西のスーパーでやればバカ売れ間違いなしです。ただ関西で催されるとどうしても価格が上がってしまいます。かつては駅前も寂れつつありましたが、今は再び盛り返しています。2012年に旭川エスタが閉店し、そ...
地域タグ:北海道
昨日紹介した道の駅風のマルシェ御前崎にあるレストラン「たわら屋」に入りました。ここのレストランは少し前にテレビで取り上げられているのを見ました。そのときは朝7時からの「朝ラーメン」が人気で開店前から行列が出来ている様子を放映していました。着いたのは午後1時でしたので「朝ラーメン」は終わっていて、普通にお昼をいただきました。メニュー豊富ですが、とくに御前崎漁港に揚がるマグロやしらすなどの海鮮メニューが...
地域タグ:静岡県
道の駅「風のマルシェ御前崎」です。先日紹介した静岡県御前崎市の浜岡砂丘からすぐの場所にあります。御前崎は強風が吹くことで有名な地域で、この道の駅の名前もそのことを表しています。この道の駅は農産物直売所がメインです。いわゆる一般的な道の駅で見かけるスイーツやグッズ、土産品などはあまり置いていません。その代わりに、地場産の朝採れ野菜や果物がたくさん並んでいます。野菜もレタスやキャベツ、ごぼう、かぼちゃ...
地域タグ:静岡県
ラウンドアバウト(環状交差点)という交差点が全国に増えつつあります。旭川常盤ロータリーは、通称「魔のロータリー」と呼ばれています。国道40号を含む6本の道路が分かれています。このロータリーでは国道40号への出入りが優先され、他の道路からは一時停止することが求められます。このようにロータリーで最優先される道路がある場合は、規定ではラウンドアバウトではなく、ロータリー交差点になるそうです。その違いによって...
地域タグ:北海道
静岡県の遠州灘沿岸に30kmも続く広大な砂丘地帯「南遠大砂丘」があります。その中でも最大なのが御前崎市の浜岡砂丘です。天竜川が運んだ砂で形成されました。明治以前は、海岸沿いに20mほどの高さの砂丘が海岸線と直角方向に並んでいたため、風下の集落や畑は飛砂による被害が続いていました。そこでその対策として、斜め45度に垣根を立てて砂を溜めていく「人工斜め砂丘」という方法が採用され、その結果飛砂による被害がなくな...
地域タグ:静岡県
道の駅江差です。すぐ目の前には日本海が広がります。全国の道の駅が、少しでも多くのお客さんに来てもらって、人気ランキング上位を目指して工夫する中、ここは独自路線を歩んでいます。アピールポイントは自称「日本一小さい道の駅」です。道の駅がどんどん巨大化している中で異彩を放っています。敷地なのか売り場なのか売り上げなのか何をもって「小さい」とするかはありますが、確かに売店は4人も入ると満員になるくらいのス...
地域タグ:北海道
余市町にある道の駅スペース・アップルよいちです。日本人初の科学者宇宙飛行士の毛利衛氏が余市出身ということで作られた道の駅です。以前行ったのはもう20年以上前です。とくに売店は施設の老朽化と寂びれ具合を感じました。売店の中にはスペースシャトルをイメージした遊戯施設「ステップトレイナー」があります。錯覚と床の傾きを利用して平衡感覚がマヒする中を歩く施設です。子どもたちが喜びそうです。となりは以前紹介した...
地域タグ:北海道
前回は平城京の大極殿について書きましたが、今回は平安京の大極殿についてです。平安京の大極殿も復元されているのかといえば、ある意味現在の平安神宮がそれにあたります。1895年(明治28年)に平安遷都1100年を記念して京都で開催された内国勧業博覧会の目玉として大極殿を模した平安神宮が建てられました。ただ大極殿は8分の5の大きさに縮小復元するに留まりました。実際には下の写真の本殿の倍近くあったということです。ま...
地域タグ:京都市
下の写真の建物は何かわかりますでしょうか。古代史に詳しい方は平城京の大極殿とおわかりかもしれません。大極殿とは朝廷の正殿で、即位の大礼や国家的儀式が行われる重要な建物です。このブログでも少し前に復元された奈良・平城京の大極殿の写真を載せました。下の写真がそうです。ところが1枚目の写真の大極殿はこの復元された奈良・平城京の大極殿ではありません。実は昨日紹介した阪九フェリーの新門司港フェリーターミナル...
地域タグ:福岡県
このたび初めて阪九フェリー神戸-新門司航路を利用しました。神戸の六甲アイランドを出港するのは午後6時30分です。曜日によって出航時間は若干異なります。今回の船室はデラックス和洋室です。靴を脱いで床に座れるのでとてもリラックスできます。売店で売っているパイシューは阪九フェリーの名物だそうです。数量限定で早くに売り切れると聞いて乗船してすぐに買いました。明石海峡大橋を通過するのは午後7時30分頃です。強風と...
地域タグ:福岡県
函館に連泊するにあたり宿泊したのはスーパーホテル函館です。コンパクトツインという部屋でしたので、ツインながらベッドの間はスペースは無く、文字通りコンパクトな部屋です。ただベッドの正面にあるテレビは大画面で見やすかったです。網走や旭川では東横インに宿泊し、函館でも最初は東横インを予約していましたが、比較してみると、スーパーホテルは連泊して部屋清掃なしにすれば2名1泊あたり5600円という安さでしたので、...
地域タグ:北海道
昔々に網走で少し贅沢な宿に泊まったことがあります。1996年にかに本陣友愛荘に、2005年には下の写真の網走グランドホテルに泊まりました。(かに本陣友愛荘も網走グランドホテルも現在は別のホテルになっています)その贅沢な2泊以降は10年以上網走市内に宿泊することはありませんでした。しかし、ここ数年は網走もビジネスホテルが増えたので、安く素泊まりする機会が出てきました。そして昨年は東横インオホーツク・網走駅前に...
地域タグ:北海道
1週間以上の旅行だと、どうしても旅先で2~3回は洗濯をしないといけません。ビジネスホテルであれば大体コインランドリーはありますし、新しいホテルでは部屋のテレビ画面で稼働状況がわかるところもあります。ただホテルの洗濯機や乾燥機は台数が少なく、空くのを待つこともあります。とくに乾燥に時間がかかるので、洗濯が終わっても乾燥機の空き待ちになることがあります。実際に上の写真でも、洗濯機は2台とも空いていますが、...
地域タグ:北海道
JR熊本駅のすぐ目の前にあるアミュプラザくまもとです。2021年オープンの新しい商業施設です。前回紹介したスーパーホテルとは道をはさんだ向かい側になります。この9階に展望デッキがあります。エレベーターも別になっていて、地元の方もあまり知らないらしいです。くつろいで景色が見れるようソファーも置いてありました。建物の外のデッキへ出ることもできます。正面の高層ビルはタワーマンションです。左側にはJR熊本駅が見え...
地域タグ:熊本県
熊本市内で宿泊したのは2022年オープンの新しいスーパーホテル熊本駅前天然温泉です。泊った部屋は写真のような2段ベッド形式のスーパールームです。スーパーホテル独特の「ツイン」です。こちらのスーパーホテルでは、18時~21時にアルコールやソフトドリンクを無料で楽しめる「ウェルカムバー」を実施しています。酒類の飲めない私はソフトドリンクと駅で買った名物の「いきなり団子」で夜食です。ちなみに「いきなり団子」は輪...
地域タグ:熊本県
道南の道の駅なないろ・ななえです。こちらは2021年のじゃらんの道の駅人気ランキングで2位の道の駅です。函館に隣接する七飯町にあり、七飯町のランドマークです。七飯町は大沼公園や駒ヶ岳のある風光明媚な町です。道の駅の建物に入ると道南杉を使用した温もりのある壁と天井の高い開放的な空間があります。天井から大きなタペストリーが吊り下げられています。描かれているロゴは七飯町の特産品の「りんご」と「なないろ=七色...
地域タグ:北海道
山口県の道の駅「北浦街道 豊北」です。ここは本州最西端の道の駅です。2012年のオープン以来、10年間で550万人の来場者数を達成しました。その間、何度となく道の駅ランキングで全国1位に輝いています。ちなみに2018年に1位になったときの2位は前回紹介した北海道の「ニセコビュープラザ」でした。ここは本州最西端ということがウリではありません。内容がとても充実しています。メインの「ほうほく夢市場」では豊富で新鮮な魚介...
地域タグ:山口県
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前回書いたようにはNHK大河ドラマ「べらぼう」京都巡回展に行ったばかりですが、早くも来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の収録が今月から始まったそうです。主人公は豊臣秀吉ではなく、弟の豊臣秀長です。信頼できる家臣がいなかった秀吉は、弟の秀長を頼りにしていました。それだけに秀長が病気で亡くなってからは助言者がいなくなり、秀吉の蛮行が増えたと言われています。下の肖像画が来年の大河の主人公・豊臣秀長です。その蛮...
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」全国巡回展がNHK京都放送局で開催中ということで行ってきました。これまで大河ドラマの巡回展に行くと、おもな登場人物の等身大パネルがありましたが、今回はそれが無く代わりに横浜流星さん演じる蔦屋重三郎をはじめ4人の登場人物の写真が展示してありました。展示の中でも目を引いたのは小芝風花さんが着用した花魁の衣装です。艶やかなデザインで重厚感もあり、ドラマの衣装を超え...
宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」の舞台は苫小牧ではないかという郷土史家の論考が新聞に出ていました。宮沢賢治は岩手県立花巻農学校教諭時代に修学旅行の引率で北海道を訪れており、作中に登場する活版や菓子店の場所が苫小牧市が所蔵する駅周辺の昭和初期の地図と一致するそうです。また鉄道車内で車掌に切符を見せる場面では、切符を「はがきくらいの緑色の紙」と表現しており、これは当時の国鉄の硬券切符ではなく、軽便鉄道...
礼文島の固有種レブンアツモリソウが見頃だそうです。ラン科の多年草で絶滅危惧種に指定されています。生育環境の悪化や盗掘などで数が減っていましたが、群生地の保全を行った結果、再び開花数が増えつつあります。ただ夏が暑いと翌年は花が減る傾向があるということで、ここにも温暖化の影響があるようです。私が礼文島に行ったのは2002年のことです。そのときは島で2泊しましたが残念ながら3日間とも天候には恵まれませんでした...
漫画「将棋の渡辺くん」の単行本最新刊が発売されたので、さっそく買って読みました。「将棋の渡辺くん」は渡辺九段の元奥様で漫画家の伊奈めぐみさんが渡辺九段についてコミカルに描いた漫画です。本の帯にも「離婚しました。」と大きく描いてあるように、最近電撃離婚されて将棋ファンの間では話題になりましたが、生活スタイルはこれまでと変わらないということです。作者の伊奈めぐみさんは高槻市の将棋イベントで何度か見まし...
翼を骨折しているところを保護されたオジロワシが、過去に散弾10発を受けていたことがわかったという記事が出ていました。撃たれたのはかなり前のようで、傷は自然治癒していたそうですが、散弾の状態から流れ弾ではなく、正面から狙って撃たれた可能性があるとのことです。数年前に網走の海岸で乗馬中にオジロワシを見かけましたが、そのときも近寄っても逃げないので猟銃があれば容易に撃つことはできたでしょう。狩猟には趣味や...
前回は長崎の孔子廟や新中華街について書きましたが、今回は神戸の中の中国です。関帝廟は中国で財の神として名高い三国志の武将・関羽を祀った霊廟です。世界中のチャイナタウンにあり、神戸にもあります。孔子と関帝では時代が大きく異なりますが、同じ中国なので雰囲気が似ています。入り口の山門は典型的な中国風の門です。門の上部に掲げられた 「関帝廟」の扁額は、元蒋介石の秘書で世界的に有名な書道家が書いたものだそう...
長崎孔子廟は孔子の遺品を納め祀ったのが始まりです。1893(明治26)年に中国清朝政府と華僑によって建立されました。ひとつとして同じ顔のない七十二賢人の石像は、圧巻で荘厳な雰囲気です。 正面に孔子を祀る大成殿があり、その後ろに中国文化を紹介する中国歴代博物館があります。内部は撮影禁止です。この孔子廟から歩いてすぐの場所にあるのが長崎新地中華街です。横浜・神戸と並ぶ日本三大中華街のひとつです。東西、南北あ...
前回函館のイカがピンチだということを書きましたが、北海道漁港漁場協会は少しでも漁業に関心を持ってもらうために「難読漁港番付表」なるものを作りました。道内の難読漁港名を番付にしたもので、それによると東の横綱が羅臼町の「於尋麻布(おたずねまっぷ)」で、西の横綱が島牧村の「厚瀬(あっちゃせ)」です。北海道へよく行く私もある程度の地名は読めますが、漁村レベルとなると難しいです。中でも釧路と厚岸の海側を結ぶ...
函館といえばイカです。しかし近年漁獲量が減っており、今年も漁解禁日にほとんど獲れず、市場開設以来初めて初競りが中止されました。そして1週間後に出漁して何とか345キロを水揚げし、ようやく初競りができたということです。ただ昨年の同日には1000キロ以上が水揚げされており、初日の比較だと昨年の3分の1程度です。このままだと「イカのまち」ではなくなってしまいそうです。また知床ではカラフトマスの遡上が減っています。...
ここまで北海道の地方空港のことについて書いてきましたが、今回は九州の空港です。九州には多くの空港があり、国管理空港だけでも7ヶ所(福岡・北九州・長崎・大分・宮崎・熊本・鹿児島)あります。長崎空港はターミナルビルが教会の窓をイメージしたデザインで、屋上の鐘など各所が教会風になっていることが特徴です。大村湾に浮かぶ箕島を埋め立てた空港で、1975年に開港した世界初の海上空港です。今年で開港50年になります。...
札幌丘珠空港は、札幌都心から北東に直線距離で約6kmの場所にある空港です。滑走路は1500mが1本で、3000mが2本ある新千歳空港に比べるとかなり小規模です。函館や釧路といった道内都市を結ぶ便が多く発着し、ほかに三沢、新潟などを結ぶ便がありますが、東京や大阪を結ぶ路線はありません。この空港は陸上自衛隊丘珠駐屯地の飛行場でもあります。陸上自衛隊が管制業務を行うという珍しい空港です。2016年よりFDA(フジドリームエ...
オホーツク紋別空港です。前回書いた中標津空港よりさらに規模は小さく、現在は全日空の羽田往復便があるだけです。羽田空港からの便が到着するのは午後12時30分で、羽田空港に向けて出発するのは午後1時10分です。空港に行ったのは午後2時でしたのでもうここを発着する便はなく、中には入れましたが空港は実質閉店状態です。もちろん展望デッキに出ても航空機の姿はありません。外国人観光客の利用者数が増えて何とかコロナ前の水...
少し時間の余裕があったので何となく中標津空港に行ってみました。この空港にはかなり昔に来たことがあり、その時の印象が木のぬくもりのある空港でしたが、今回も変わらずというより一層きれいな木の作りになっていました。写真だけ見ていると、どこかの公民館の2階フロアという感じですね。ここで食後の缶コーヒーを飲んで休憩しつつ、このあとのドライブ計画を確認しました。テーブルもあって安上がりな喫茶タイムとなりました...
前回は函館の旧ロシア領事館と旧イギリス領事館のことを書きましたが、今回は長崎です。長崎の東山手十二番館は1868年に建設された建物で、ロシア領事館が置かれていました。外国人居留地を代表する洋風建築で、1998年国の重要文化財に指定されています。すぐ近くにある東山手甲十三番館は明治時代中期にフランス領事館として建てられた建物で、現在は無料で公開されているほか、喫茶店としても利用されています。そしてこれらの旧...
函館市にある旧ロシア領事館は明治41年に建築され、帝政ロシアの領事館としては日本に唯一現存する歴史的建造物です。30年前まで青少年研修施設として利用されていましたが、閉鎖後は老朽化して立ち入り禁止になっていました。そんな旧ロシア領事館を名古屋の企業が2021年に函館市から買い取って改修を進め、7月に高級ホテルとしてオープンすることになりました。全6室で、スイートルームは2名1室2食付きで1泊31万9000円ということ...
このブログで以前書いたことがありますが、クラーク博士の「初年よ大志を抱け」という名言は、北広島の島松駅逓所で札幌農学校に赴任してしていた博士が帰国するとき、見送りに来た学生たちに残したとされています。(恵庭だったという説もあるようですが…)現在国の史跡に指定されている旧島松駅逓所の近くには名言誕生の記念モニュメントが建っています。しかし名言が生まれた場所が北広島市だということの知名度は低く、有名な...
亀山社中は坂本龍馬とその同志により結成された日本初の商社兼私設海軍です。前回ブログで少し触れた坂本龍馬が学んだ神戸海軍操練所が閉鎖された直後の1865年に長崎で結社されました。老朽化していた龍馬が活動拠点として借りていた民家を当時に近い形で復元し、2009年から長崎市亀山社中記念館として一般に公開しています。名誉館長は龍馬の大ファンである俳優の武田鉄矢さんが務めており、床の間に掛かっている絵も武田鉄矢さん...
神戸の新名所TOTTEI(トッテイ)Iが4月にオープンしました。もともとは物流の拠点として倉庫が建ち並んでいた神戸港第2突堤でした。TOTTEIの中心施設は「GLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)」です。プロバスケットボールチーム「神戸ストークス」の本拠地で、音楽ライブなども開催される予定です。TOTTEIの南端には海を眺められる広々とした緑のスペース「TOTTEI PARK」があります。そして「TOTTEI PARK」の広場全体を劇...
鹿追にある福原記念美術館です。前回書いた神田日勝記念美術館の近くにあります。十勝を中心に展開しているスーパー「フクハラ」の創業者である福原治平氏が長年にわたり収集してきたコレクションを一般に公開するために設立した美術館です。くつろぎながら芸術を楽めるよう喫茶スペースやテラスがあり、撮影もOKで、気軽に芸術品に触れあえる美術館です。六花亭の花柄包装紙でおなじみ 坂本直行 無題連ドラ「>なつぞら>」でブレ...
昨日は函館の伝統的建造物などについて書きました。函館といえば洋風建築や教会のイメージが強いですが、それに対して京都はその真逆に神社仏閣など和風建築のイメージです。しかし京都は意外と教会も多く、人口10万人当たりの教会の数は74で、これは全国5位になります。ちなみに同じ統計で寺院13位、神社32位ですから、実際の印象とかなり異なります。そこで今回は京都御苑の近くにある2つの教会建築を紹介します。まず京都ハリス...
函館の函館港と函館山にはさまれた元町・末広町あたりの西部地区は、「伝統的建造物群保存地区(通称「でんけん地区」)」として、異国情緒豊かな街の景観や建造物を保護しているエリアです。函館市はこの「でんけん地区」の歴史的価値のある建物を「伝統的建造物」に指定しています。旧函館区公会堂やハリストス正教会などガイドブックに載っている建物のほとんどは「伝統的建造物」ですし、このブログで紹介した旧カールレイモン...
函館の相馬株式会社は、初代・相馬哲平(2代目も同名)が1863(文久3)年に米穀商「相馬商店」として開業した会社です。今なお現役の社屋は、1916(大正5)年に完成したものです。昨日紹介したカールレイモン旧宅と同じく、函館市の「伝統的建造物」に指定されています。木造2階建ての鉄板葺き屋根に突き出た窓はルネッサンス様式です。基坂と電車通りの交差点に建っています。市電がこの建物の前を通過する映像は何度かテレビで見た...
函館カール・レイモン元町店はです。建物は函館市が指定する「伝統的建造物」です。カールレイモンはドイツ生まれで、ハム・ソーセージを食べる習慣のなかった日本に来て、函館で日本人女性と結婚し、1924年にハム・ソーセージの店と工場を開業しました。今ではカールレイモンは函館を代表するハム・ソーセージの老舗ブランドです。現在の函館カール・レイモン元町店は初期の工場跡です。店内にはイートインコーナーもあり、焼き立...
震度5以上の地震が多くなっている昨今、古い建物の耐震補強が急がれます。前回書いた清州城などのコンクリート製の模擬天守は耐震補強工事は自由にできますが、歴史的価値がある天守はそうはいきません。現在、築城当時からそのままの姿で建っている現存12天守のうち、国宝に指定されている天守は5つあります。国宝であるがゆえに、耐震補強するにもいろいろな制約があって通常の耐震工事の何倍もの手間がかかります。それでもすで...
愛知県清須市の清洲城です。織田信長が拠点とした城ですが、写真の天守は1989年に造られた鉄筋コンクリート製の模擬天守です。創建時の資料が残っていないので、外観・規模とも想像で設計されました。城跡は開発によって大部分が失われ、本丸土塁の一部が残るのみです。下の写真に見える朱色の大手橋の向こうの清洲古城跡公園に発掘された石垣の一部が復元されています。ちなみに横の線路はJR在来線と新幹線です。この城が有名なの...
前回、柳月がNHKの連ドラで登場した「あんバタサン」というお菓子を商品化して販売に力を入れているという話をしました。柳月のスイートピアガーデンにはイートインコーナーがあるので、その「あんバタサン」をバラで買って食べてみました。この例えは柳月には失礼かもしれませんが、六花亭のバターサンドと似ているように思います。別に否定しているわけではなく、おいしいという意味です。ただやはり柳月の昔からの主力商品はし...
前回紹介した道の駅おとふけの隣には十勝の有名菓子メーカー柳月のスイートピアガーデンという工場兼店舗があります。柳月といえば、その主力商品は三方六です。いわゆるバウムクーヘンですね。しかし最近柳月は「あんバタサン」という新商品に力を入れています。これはNHK朝の連ドラ「なつぞら」の中で出てきた「雪月」という小さなお菓子屋が考案したお菓子です。この「雪月」は柳月をモデルにしていて、劇中に登場したお菓子を...
道の駅おとふけです。2022年春に場所を移し、規模も大きくなってリニューアルオープンしました。オープン直後に訪れましたが、日曜日ということもあり、たくさんの人でごった返していました。2年近く経った今なら人出も落ち着いたかなと思い再び訪れましたが、それでもかなり混んでいました。入り口横にはパンの「ますや」直営の「みちます」があり、さらに帯広豚丼の人気店「豚丼のぶたはげ」もあります。ちなみにいつも拝見して...
神戸市灘区の「なぎさ公園」は海に面した気持ちの良い公園です。、海沿いにある「ハーバーウォーク」はウォーキングやジョギングに最適で、この日も多くの市民が走っていました。広い園内には多彩なアート作品が並んでいます。下の写真のモニュメント「ゆめ・きずな」は、阪神・淡路大震災復興のモニュメントとして2001年に設置されたものです。カラフルな色がひときわ目を引くこの作品は長さが30mあり、遊び方が自由な子どもの遊...
前回紹介したビート資料館の前に鉄道の駅標とレールがあります。廃線になった国鉄広尾線が走っていた場所とは少しずれているし、単なるモニュメントかと思いながら入館しました。ところが中の展示を見て、ここがちゃんとした別の鉄道の駅だったことがわかりました。資料を見ると、日本甜菜製糖株式会社は十勝鉄道という私鉄を運営し、全道から集荷されたビートの搬入や砂糖製品の出荷をしていたそうです。十勝鉄道の路線図にも帯広...
帯広にあるビート資料館です。ビートは北海道の基幹作物で「甜菜(てんさい)」とも呼ばれており、砂糖の原料として使われています。資料館の造りはシンメトリーの構造で、入るとすぐ吹き抜け空間となっています。この資料館の場所にはかつて旧日本甜菜製糖帯広製糖所があり、一時は日本最大規模でしたが、1977年廃止されました。その跡地にこのビート資料館が作られ、ビート製糖に関する資料や模型などが展示されています。入館料...
京都市京セラ美術館に行きました。平安神宮のすぐ前にあります。目的は知人の松原一彦氏も出品している「第20回 日韓現代美術同行展」です。せっかくなので昨日書いた平安神宮神苑の無料公開日に合わせて訪れました。松原一彦氏の今回の作品は「Spiderweb」です。真鍮の蜘蛛の巣です。以前よりリアルさが増したような気がします。それ以外で私が印象に残ったのは「A wall of sheep」(高垣リミ氏)です。羊の体から人の足がたくさ...
平安神宮には神苑という広い日本庭園があります。通常は入園料600円ですが、年2回無料公開日があります。そこで昨日6月7日の無料公開日に合わせて行ってきました。神苑に入るとまず南神苑で、そこに日本最古の路面電車が置いてあります。明治44年に製造された車両で2020年に路面電車初の国の重要文化財に指定されました。西神苑はちょうど花菖蒲が見頃です。このときに合わせて無料公開日を設定しているのでしょうね。西神苑の白虎...
美瑛の三愛の丘展望公園です。パノラマロードにある赤い三角屋根が目印の展望スペースです。十勝連山が比較的近くで見られ、その手前の波状丘陵を望めるのがこの丘の特徴です。景色の見える方向はやや限られますが、南西方向の丘の景色は、なだらかな曲線が美しいです。周囲には畑が広がり四季折々の風景が楽しめそうです。言うまでもありませんが、畑は進入禁止です。美瑛の中心街から約5kmのところにあります。にほんブログ村人...
美瑛にある千代田の丘展望台です。三角屋根の展望塔が特徴です。この日は曇っていましたが、遠く東の方向に十勝岳連山を望むことができます。見晴らし台の2階からは360度の美瑛の風景を見ることができます。展望台の下には、かわいい小動物とふれあえる観光牧場があります。昔はここで乗馬のトレッキングをやっていて美瑛の丘を馬上から楽しんだこともありました。にほんブログ村人気ブログランキング...
美瑛の新栄の丘展望公園です。1個400kgあるという牧草ロールの人形が目印です。少し高い位置から幾重にも折り重なる丘の風景を一望することができます。訪れたのは午前中でしたが、ここは夕日のきれいな場所として有名です。以前訪れたときは曇天で、離れた場所にだけスポットライトのように光が差していました。その中で浮かび上がっている2本の木はパフィーの木です。昔パフィーが主役のドラマで登場したことで有名になった木で...
大阪・梅田のシンボルだった大阪マルビルが老朽化などの理由で昨年5月で営業を終了しました。1976年に誕生したマルビルは「日本初の円形超高層ビル」として話題になりました。学生時代から馴染みのあったマルビルも見納めと思い、写真を撮ってこのブログにも載せました。その翌月の昨年6月から解体工事が始まりました。そして解体工事が始まってから1年が経ち、いよいよ本当にマルビルが姿を消すときが近づきました。ついに5階建て...
羊蹄山の北北西あたりに富士見という地名があります。「蝦夷富士を見る」というわかりやすい地名です。そしてここに羊蹄姿見池と呼ばれる池があります。周囲130mほどの小さな池で、比較的訪れる人も少ないようです。池に羊蹄山がきれいに映ることから「姿見池」と呼ばれています。ここには羊蹄山の湧水が湧いています。ちょうど汲みに来ている人もいました。8年前に来たときは風は弱く池に波は立っていませんでしたが、肝心の山に...
前回紹介した三方五湖ですが、その全体を見るにはレインボーライン山頂公園へ行くのがおすすめです。リフトかケーブルカーで山頂公園まで上がります。写真に写っているレインボー傘は施設が日傘や雨傘として無料で貸してくれるものです。これを多くの人がさすことでSNS映えする効果を狙っているのでしょうね。山頂公園には5つのテラスがあり、三方五湖や若狭湾が一望できます。足湯やカフェもあります。山頂カフェなないろでジュー...