米国消費者心理は回復、だが経済成長は減速へ ——「気分は上向き、実体は下向き」を読む
先ごろ、米ミシガン大学が発表した消費者心理調査によれば、米国の消費者心理はトランプ関税ショックの沈静化とインフレ期待の低下を受けて回復傾向にある。今年6月の消費者信頼感指数は60.5となり、ダウ・ジョーンズの予想である54を大きく上回り、前月比15.9%上昇した。現状指数は8.1%上昇、将来期待指数は21.9%上昇した。 一方で、ほぼ同時期に発表された世界銀行の最新経済見通しは対照的だ。米国の実質GDP成長...
2025/06/15 11:09