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では、今と当時とでは何が違ったかというと、根本的に「高気密高断熱」というものが関東以西ではあまり知られていなかったために、ほとんどアウェイというか、とにかく大変でした。一言物申せば九州で断熱など狂ってると言わんばかりの扱いで、よく興味本位
間取りはともすると汎用のLDKプランを意識するあまり、なんとなくありきたりなものに陥りやすいし、盲目的にバリアフリーばかりを意識するとかえって段差がないことでメリハリのない空間構成になってて行ったりもします。手すりも、至る所につければ良い
私たちがヒアリングの途中で、必ず今の暮らしぶりを見させていただくのは、そういう些細な住まい手の感覚の部分を少しでも理解するためです。そこからそのまま引き継いで行った方が違和感なく暮らせる普遍の部分と、少しでも改善し、今までとは違ったアプロ
これまで、巨大電力会社が一手に引き受けてきた発電と送電のシステムも、これからは少しでも自由競争にして、もっと小さなグリッドの集合体で賄っていくようにしていかなければいけないと思います。再生可能エネルギーの売買電に至っても、そもそも既成の電
器を整えることが省エネ、しかも暮らしのベースを無理せずに省エネすることに貢献することは自明のことです。これからもっともっと進めなければなりません。ただ、世の中の流れで言えば、既にこれだけでは足りなくなってきました。これからは経済格差で必要
2016年のダルムシュタットで開催されたパッシブハウス国際カンファレンスの基調講演で、環境ジャーナリストのフランツ・アルト氏が講演中スクリーンに映し出されたグラフが、私にとっては衝撃的でした。50年の未来予測として、建築の省エネ化が進んで
先日ガソリンスタンドで車の給油をしていて、灯油18リットルの価格表示を見て驚愕しました。今年の冬は、寒さが身に染みる冬になりそうですね。実に、私が高性能住宅を創り始めた30年近く前は、灯油が安かったために灯油ボイラーの採用が多かったのです
前回に続いて、また「あたしンち」の好きなエピソードを紹介します。(1.25~1.5倍速がおすすめです) www.youtube.com ストーリー(ネタバレあり) 「真夏の夜の・・・っ」 暑くて寝付けないみかんとユズヒコ。 二人はクーラーを増やしてほしいと母にお願いしますが、なんと母は扇風機を買ってきました。母は、扇風機と布を使って居間のクーラーの冷気をみかんとユズヒコの部屋に送り込むことに成功。喜んでいると、その時停電が起こって辺り一面真っ暗に。 タチバナ家は隣町のファミレスへ避難するため、暗い道を歩きます。母と父は昔の思い出を語り始めました。 クーラーがなくても風鈴や打ち水で涼んでいた時代…
公平な報道と嘯いて、時の政権批判をしないメディアは報道としての体をなしていません。権力に阿るようでは単なる権力側の広報機関なのですが、かつての大本営発表と同じように昨今のそれは非常に危なっかしい導きをしているようで心配で仕方がありません。
昨日、九州を縦断した巨大な台風は、日本列島に大きな爪痕を残し東に進路を進めています。この数年のコロナ発生、ウクライナの戦争、世界中で広がる政情不安と異常気象、巨大地震など、なんだかこれでもかというほどに、人類にとって危機的状況が重なってい
使用するエネルギーの形としては、これから化石燃料を直炊きというものは減少して、電気に置き換えられていくことは当然の流れだと思います。そうするといよいよ電力需要が増えていく傾向にありますが、私たちが取り組んでいる高性能住宅に関しても、桁違い
二世帯住宅を検討中の方が読んでおいた方が良いブログの紹介や、注意しておきたい間取りのタイプ、ストレスの無い二世帯住宅を送る為に事前に決めておきたいルール等をブログも参考にしつつご紹...
中庭のある家は不幸?家相学で凶とされている原因と理由。そして対策などを記載しています。中庭のある家を検討されている方に特におすすめの記事です。
中庭のある平屋の間取りタイプの紹介やコの字型・ロの字型の間取り実例集、中庭のある平屋のメリット&デメリット(注意点)、中庭のある平屋に取り入れたい人気の間取りのご紹介などをしていま...
いまだ原発ありきの政策をとり続けている現政権は、私には全く理解ができない連綿と続いている今の政権ですが、さまざまな政治の有様を見ても、権力構造に巣食う輩というものはいるわけで、10年前の東日本大震災の時の福島原発の大惨事は未だ解決していな
「買う」から「創る」へと言うことは、近年ずっと言い続けて来ました。貨幣経済の上に成り立つ「買う」家は、どんどんその存在意義が劣化して、私たちの暮らしを豊かなものへとは導いていない様な気さえします。別の価値観で住まい創りができないかと思案し
住まいづくりは、結局はそのご家族の「巣」づくりです。どこまでも個性的であって良いと思うし、こんな時代だからこそ、躊躇せず自分たちに一番フィットした住まいを得るべきだと考えます。 考えてみれば、出来合いの同じ外観の住まいが、コピペの様に並ん
土地に関しては、日本人独特の感覚があるのかもしれません。不動産という文字から、不動の(価値が変わらない)財産という感覚をお持ちの方は多いと思います。ただ。私が言うのは、不動産とは右から左に動かなければ価値がないもの。つまり地面ですから、そ
近年異常なのは、景気は大きく落ち込み、デフレ、ゼロ金利が続いているというのに物価がじわじわと高騰して来ていて、俗にいう「スタグフレーション」と言う経済的には最悪のパターンに陥り始めているという様な解説もちらほら聞かれ始めました。大恐慌が起
資材高騰がつづき、いよいよ住宅産業界にも深く影を落とし始めました。本来着工してからも最低数ヶ月は工事にかかる期間が必要な住宅でも、資材などの見積もりの有効期限が3ヶ月とかもっと酷いと1ヶ月などという短期間のものもあるために、工事実行時の増
2012年にお引き渡しをして10年が経ち、改めて今回お伺いして、よき住まい手ご夫妻と、たくさんのお仲間と一緒に、当時、色々なことに挑戦し、手探りでしたがこの福岡パッシブハウスに取り組めたことは幸せなことだったなと思いました。ご入居後も住ま
「建てもの燃費ナビ」が果たした役割は、大きかったと思います。当時英語版、ドイツ語版しかなかったPHPPは語学が得意ではない私たちにとっては正直とっつきにくいものでした。そこへ、このソフトの出現で、私たちにも性能解析の道が開きました。各地で
2011年3月11日、午前中に私と森代表は宮崎県の日向にいました。120×150という扁平平角柱などの構造材のプレカットや、木質系パネルの視察で工場視察の途中でした。工場内を回っている私たちに、突然けたたましいサイレンが鳴り始
8月のお盆の頃に、PHJチャンネルのYoutube取材を受けるために、森代表、取材の本橋社長と共に久しぶりに福岡パッシブハウスに行ってきました。施主ご夫妻と共に、当時に想いを馳せながら、もう10年が経ってしまったのかと時の速さに愕然とする
人間は常に一定の体温をキープすることが生命維持の条件ですが、さて冬はがグッと気温が低いために、その体内の熱が逃げすぎないようにオーバーコートを着たりするわけです。家も断熱材で包むのは、同じような仕組みだと言っても良いかもしれません。ただ、
もう20年以上も前のことですが、弊社のお客さまがご近所さんと会話していて、その方も高気密高断熱の家に住んでるというので、快適談義に花が咲いたそうですが、その奥様が「これで夏蒸れなければいいんでけど」と言われたそうです。弊社の住まいでは夏蒸
断熱を冬に着込むオーバーコートのように、防寒具だと例えると冬はとてもイメージしやすくて、合点がいくのですが、夏は暑くても脱げないじゃないかとなってしまうのが難しいところなんです。多くの断熱の概念は、この国では冬のしつらえとして始まったもの
ようやく、朝晩の風も少し優しく私たちの気持ちを少し緩ませるほどに、季節も夏の終わりを感じさせるようになってきました。それにしても今年の夏は暑かったですね。猛暑という言葉では足りなく、「酷暑」という言葉を近年目にするようになってきて、気候変
できれば、住まい手の暮らしがその住まいで始まれば、創り手である私たちの存在はできる限り希薄であって良いと思っています。私たちはあくまで黒子ですから、メンテナンスやリノベのご相談などの時に、さっとサポートできる体制を取れていさえすれば、普段
とかく不安定な社会情勢の中で、昨日もお仲間とのオンラインイベントで建設費高騰の話題になりました。まあ、さまざまなものが短期間に異常な高騰しているということは間違いないのですが、果たしてコロナや戦争だけがその要因かと少し考えると、あながちそ
人間の幸福というものは、記憶に織り込まれたプロセスを感じるということではないかなとよく思います。メンテナンスでお邪魔するずっと以前に住まいを建てさせていただいたお客様のところでは、あの時はこうだった。あの時はこんなことを皆でしたというよう
もう10年以上も前のことですが、空間系のデザイン専門学校で非常勤の講師を仰せつかっていた時期がありました。 これからデザインというものを生業にしていく青年たちに何を語ろうかと講義の冒頭に枕話として時々話していた話題ですが、その頃「牛丼をお
私などは寄る年並みになり、いよいよ食べるものへの執着が一層強まりました。一食の食事も、できればゆっくりと演出をして美味しく頂きたいという気持ちが強くあります。繁忙に任せて時にはジャンキーな食事も掻き込むように取りますが、出来れば質素でも本
食事に限らず、住まいの中で繰り広げられる一挙一動の中には、効率や経済性では片付けられないものがたくさんあります。なんだか便利で効率的なものが最良という概念の虜になってしまっている私たちは、無駄というものを異常に嫌悪しますが、きっと私たちは
いつの間にか、さまざまなものを端折り、一見効率やコスパが良く、損得勘定ではプラスのような印象の所作に終始する近年の思考の傾向は、案外豊かさというものからは真逆に遠のいているような気がして、そんなイメージのことを書いてみました。経済性が最大
一口に「家族」と言っても、戦後間もない頃と比べれば、極めてその要素が希薄になってしまったこの国だと思わないではいられません。高度成長期に都市部に人口が流れるパターンが定着してしまい、やがてそれが核家族化を生みました。大家族で何代も1箇所に
戦前の大家族主義のから今日に至るまで、「家族」というものが次第にバラけて、個人単位に遊離してきた流れにも意味があると思います。土地の因習や、人間関係の膠着化した縛りを息苦しく感じた若者たちが、都市部に流れて核家族を形成し、やがてその核家族
住まい手家族の有り様に寄り添えば、従来のありきたりなLDKプランばかりが正解ともぎりませんし、本来の住まいにはなかった共有の空間が織り込まれてきて良いと思うし、自由をもう半歩でも一歩でも進めて考えていきたいです。いつも私が語る住まいの性能
戦争とコロナで世の中が疲弊しているのは誰の目にも明らかで、本当はそれに躍起になって対策をしていかなければならない国も、長年のごまかしの清算もままならないままにこんな事態に陥ったものだから、とにかく誤魔化すしか術がない模様で、私たちの日々は
新築マンション、いつ買うかでここまで違う住み心地。損しない買い方を公開
マンションの買い方で住み心地がここまで変わる! ~住み始めてからでは遅い、新築マンションの賢い買い方とは~ &
モデル棟の階段はリビングから独立して玄関ホール側に設けましたが、K邸はリビング階段としています。そして今回はストリップ型の手すりではなくて、腰壁型の手すりとしています。これは、この壁際に電子ピアノを設置することが予め想定されているからです
K邸もモデル棟と同じく、セミオープンの対面きつちんを採用していますが、仕様に関してはグレードが何段階かあるもののBOSHの食洗機を標準装備の弊社オリジナル仕様のキッチンを採用しています。軸足回転で作業効率が良いように、絶妙な寸法でできたバ
どうにもこうにも、今の社会状況を考えれば、リアルで補えないものを効率よくネット世界に置き換えて折り合いをつけて進んでいかなければならないのだけれど、通信画面で微妙な視線や表情、声の強弱、もっと言えば人同士ならわかる気配とか空気感の共有まで