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2019/10/20

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  • 元気のバロメーター

    旅行とウナギ ネットのニュースで、生活保護利用者のデモの様子が取り上げられていました。たまには旅行がしたい、ウナギが食べたい – それが憲法で保障されている「健康で文化的な最低限度の生活」に欠かせないものなのか、私にはよく分かりませんが、あれが食べたい、これがしたいと言えるのは、心身が健康で、なおかつ“最低限度の生活”が満たされているからこそ、なのだと思います。 私が三十半ばで仕事をしばらく休んだ時は、体を動かしたり考えたりすること自体が煩わしく、食欲や何かをしたいという欲が湧いてきませんでした。心身ともに病んでいた、あるいはその一歩手前では、仕事などできる状態ではなく、ましてや、前向きに行動…

  • タバコの話

    全面禁煙 私の勤め先が入居しているビルは、今時では珍しく各フロアに喫煙ルームがありました。肩身の狭い喫煙者にとって長く憩いの場でしたが、昨春に使用禁止となってしまいました。 “喫煙タイム”への風当たりや社員の健康管理などいくつかもっともらしい理由はありますが、使用禁止の直接的な理由は、他のテナントの従業員がうちの会社の喫煙ルームを利用するようになったことだと同僚から聞かされました。 うちの社員が、“よそ者の”喫煙ルーム使用を禁止するよう総務部に求めたのが発端で、自分たちの憩いの場を失ってしまったわけです。 喫煙ルームは共有エリアに設置されているので、うちの会社が部外者を立入禁止とする権限はあり…

  • 娘たち

    上の娘の習い事 上の娘がまだ幼稚園に通っていた頃、私は家事や子育てをほとんど妻に任せきりでした。週末の休みの日にできる限りの穴埋めをしてきたつもりでしたが、今でもたまに妻からはチクリと嫌味を言われます。 妻は特別教育熱心というわけではありませんでしたが、娘たちのやりたいことは可能な限り実現させてやりたいと考えていたようです。今にして思えば、妻は娘を通じて自分が幼い頃に叶わなかったことを代理体験したかったのかもしれません。 一時期、上の娘のスケジュールは習い事で埋まっていました。ピアノ、水泳、新体操、英会話・・・ほかにもまだあったかもしれません。全て、友達が通っていたものを深く考えもせずに自分も…

  • 自分ができること

    明日の保証 二年半前に妻は左乳房切除の手術を受けました。術後、主治医の先生に呼ばれた私は、手術は成功したものの、リンパ節へのがんの浸潤部位が取り切れずに残っていること、今後は放射線治療と抗がん剤投与を続けること、そして、他の臓器への転移のリスクについて説明を受けました。 手術成功と聞いて、ほっとした私の顔は説明を聞くにつれて暗く沈んで行きました。先生は私に安易な期待を持たせる言葉の代わりにこんなことを言われました。 健康な人もそうでない人も、明日生きている保証はない。 先生の言葉はもっと優しく丁寧な言い回しでした。この先生きていられる時間がどれほど残されているのか不安を感じながら過ごすよりも、…

  • 妻と母

    妻と母 「今年いっぱい持たないかもしれない」、「もうすぐお迎えが来る」 - かれこれ二十年あまり聞かされていた母親の口癖は、妻が乳がんの宣告を受けたのを境に鳴りを潜めました。 私は、母の“死ぬ死ぬ詐欺”を適当にあしらっていましたが、妻はいつも母を励ましていました。母が弱音を吐くふりをしていたのは、親身になって接してくれる義理の娘の気を引こうとしていたからなのかもしれません。 私は、現在、月二回程度母親の様子を見に行っていますが、以前は、仕事の都合がつかないときは妻に代わってもらうこともありました。当初、私は妻に泊りがけで母の面倒を見てもらうのを躊躇しましたが、彼女は嫌な顔一つせずに引き受けてく…

  • 写真の整理

    写真の整理 先日、帯状疱疹で一週間仕事を休んでいましたが、寝込むほど症状が悪かったわけでもなく、とは言え、外を出歩くこともできませんでした。発疹の痛痒さが気になり読書に集中できず、何となく落ち着かない時間を過ごしていました。 そんな時に、ふと前々から妻に言われていた写真の整理に取り掛かることにしました。放っておけばまた妻の小言を聞く羽目になるわけで、お互いに気まずい気分になる前に仕事を片づけてしまおうと思ったのでした。 溢れる写真 下の娘が小学校に上がる前までのフィルムカメラを使っていた頃は、現像する都度、写真を選り分けてアルバムに収めていたので整理はできています。整理すべき写真は、現像してア…

  • 仲間の退職

    厄介払い 今月もまた私が懇意にしていた仲間が退職します。自己都合退職など今更珍しくもありませんが、社内で「仲間」と呼べる数少ない同僚の退職となると、私にとって重みが違います。 彼がキャリア採用で入社したのはもう二十年近く前のこと。三十代半ばの彼に初めて会ったのは私の駐在先でした。 フットワークの軽さと頭の回転の速さ。有能な社員を絵に描いたような彼は、入社早々、同じ部署の周囲の人間との“温度差”に違和感を覚えていました。 それでも彼は、若手や中堅社員を巻き込んで勉強会を開いたり、新たなビジネスモデルを上層部に提案したりと、積極的に周囲に働きかけを行ないました。 しかし、駐在中の私の耳に伝わってく…

  • 帯状疱疹再発

    帯状疱疹再発 今週に入ってから微熱と胸の真ん中あたりにチクチクした痛みを感じるようになり、まさかと思って胸の周囲を見渡してみると脇の下に小さな発疹がいくつか見つかりました。 翌日病院で診てもらうと、案の定、帯状疱疹でした。私は三年前に帯状疱疹に罹っていたので、再発ということになります。前回(三年前)は、蕁麻疹と神経痛と思い込んでしまい、診察を受けた時には発疹と痛みもかなり酷い状態になっていて、治るまで思っていた以上の時間がかかりました。幸い、今回は早い段階で受診できたので大事には至らないそうです。 先月には新型コロナに感染し、今月は帯状疱疹と、月替わりで病院巡りをするはめになってしまいました。…

  • 人生の総まとめ

    再雇用嘱託 私が就職した頃、会社の定年は五十五歳で、その後二年間は再雇用嘱託として働くことができました。二十代の私の目からは、再雇用嘱託の人たちはほとんどが時間を持て余しているように見え、私も自分の仕事人生の最後はそうなるのかと思うと一抹の寂しさを感じたものです。 今は六十歳定年の後、最長で六十五歳まで嘱託として働くことができます。長く働ける環境が整っていることは、仕事人生に生きがいを感じている人にとっては喜ばしいことです。 「人生100年時代」だからと言って健康寿命が格段に延びるとは思いませんが、六十代は、第一線からは退くとしても、働くのが当たり前の世代になるのでしょう。ただし、再雇用後、現…

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