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  • 「犬夜叉」を全部読んだぞ。いまごろ(笑)。3年もかけてにゃ(ネタバレ注意にゃぞ)

    (上の絵はamazonにゃんから引用にゃ) この前、高橋留美子にゃんの「犬夜叉」を読破したにゃ。にゃはは。なんと、2019年から3年もかけてにゃ。 どういうことかというと、スマートフォンアプリの「サンデーうぇぶり」ってあるにゃんか? あれで、こつこつ毎日ポイントを貯めながら、同時に使いながら、ゆっくり、のんびり読んでたんにゃ。並行して「境界のRINNE」も読みながらだったので、えらい時間がかかったにゃ。 (サンデーうぇぶりにゃんの画面を引用にゃ) www.sunday-webry.com 高橋留美子っていう人はホント天才だよにゃ。犬夜叉では、友情・努力・たたかいのいわゆる「少年マンガ」と初めて…

  • 阿波池田、山間に沈む町。次にウダツを上げる日はいつか <トラキチ旅のエッセイ>第9話

    阿波池田。夏。 揺れる陽炎の底に沈み込んだような静かな町を歩いた。 古い家並みの中、ふと1枚の表札が目に留まった。 「蔦 文也」とそこにあった。蔦監督である。 「山あいの町の子どもたちに海を見せてやりたい」 そう言って、県立池田高校野球部を甲子園へ14度導いた名監督の自宅が、そこに佇んでいた。 優勝3回、準優勝2回。 そうした成績よりも、甲子園球場を明るく沸かせたそのキャラクターがより印象深い人だった。 蔦監督は、すでに2001年に亡くなっている。 ご近所の人がたまたま植木いじりのため家から外に現れたのを呼び止め、「この家は蔦監督のお宅で間違いありませんか」と、尋ねると、 「そうです。蔦先生の…

    地域タグ:三好市

  • 一碧湖――伊豆の瞳に恋してる <トラキチ旅のエッセイ>第8話

    伊豆半島東部の伊東市に「伊豆の瞳」と呼ばれている小さな湖がある。 一碧湖という。 やや日本の地名らしくない。 そこで古今の漢文を探れば、一碧萬頃――という言葉がある。水面が青々として遠くまで広がるさまをいう。 先憂後楽(後楽園の名前の元となった)で有名な范仲淹の「岳陽樓記」にこれが出てくる。 おそらく一碧湖の名前はここから採ったものにちがいないが、命名者が誰なのかははっきりしていないようである。 ともあれ、どことなく透明感のあるこのネーミング、透き通った現地の景色にとてもよく似合っている。 夏の真っ盛り、気温がグングンと上昇し、伊東の海辺が海水浴客の歓声に埋まるような日でさえ、伊豆高原の一部で…

    地域タグ:伊東市

  • 海の上を飛んで大分へ。ホーバークラフトに乗った日のこと <トラキチ旅のエッセイ>第7話

    「お客さんを乗せて営業運転しているのは、全国でわが社だけですね」――係員はそう言って胸を張った(2007年頃)。 全国、どころではない。世界を見渡しても見つけるのはなかなか難しい。 場所は、九州、大分。豊後水道に面して三方を海に囲まれる小さな地方空港、大分空港。 ここに降り立つ飛行機の乗客は、誰もが、不思議な乗り物への案内表示を目にすることになる。 ホーバークラフトだ。 地を這い、水上を駆ける、浮かぶ機体。船のようだがあくまで宙を飛んでいる。 この珍しい乗り物について、多くの人がその存在を知っていても、実物を見たことはないだろう。ましてや、これに乗る経験などそう得るチャンスのあるものではない。…

    地域タグ:大分市

  • 新生銀行の「新生ステップアッププログラム」リニューアルで助かってるにゃ

    今年、5月末くらいにゃったかな。不意に気付いたんよ。新生銀行のサイトにログインして、自分の口座のページを開いて、振込みをしようとして… 「あれ? 無料で振込みできる回数が増えてる」って。 調べてみると、2022年5月1日から新生ステップアッププログラムがリニューアルされていたんだにゃ。事前に広報されてはいたんにゃろうけど、多分見逃していたみたいだにゃ。 (21年10月18日の事前リリース) (22年5月2日の開始リリース) そんで、トラキチの場合、ある条件に上手く拾われるかたちで、このリニューアルでステージが「スタンダード」から「シルバー」に上がったんよ。シルバーは今回新設された2つのステージ…

  • それは万博から始まった? 私見・大阪空間色彩論 <トラキチ旅のエッセイ>第6話

    大阪は色彩豊かである。キタもミナミも変わらない。 狭い街路にさまざまな色彩が幕の内弁当のように押し込まれ、密度感にあふれる景色をつくり出している。 色は派手な原色が愛される。赤、青、黄色――。 あからさまな原色をまとった看板やディスプレイが、子どものおもちゃ箱をひっくり返したような雑然さで街を彩っている。 ところで、いつから大阪はこのように派手に色付いた街になったのか。 たとえば、江戸期の錦絵を見て確かめてみる。が、そこには特に派手な街の印象はない。 むしろ、いまに残る船場の「適塾」のたたずまいから想像されるような、水垢に寂びたモノトーンの… そう、東アジアの水郷都市といった印象こそが、おそら…

    地域タグ:大阪市

  • わが大阪へのオマージュ <トラキチ旅のエッセイ>第5話

    私は歩き方がお笑い芸人の坂田利夫師匠に似ているといわれる。 なので、大阪の街では注意しなければならない。人違いをされて、偉大な師匠の名を汚してはならない。 大阪。数年前から、この街と縁が深い。 通勤するかのように、毎週訪れた頃もある。 さらに若い時分は、憧れていた。住んでいた地方のローカルTV局が時折深夜に流す大阪の番組にひどく惹かれた。 なんば・十三・天神橋―― 新地・本町・天王寺―― 行ったことのないいくつもの場所の名前を覚えた。 雑踏の交錯する梅田の巨大な地下街路。心斎橋から南方面のターミナルへ、水が流れ下るような人の波。 大阪では、いつも感心する。 どの方向へ急ぐ人も、その身ごなしがい…

    地域タグ:大阪市

  • 白水阿弥陀堂・みちのくの姫の美しき御堂 <トラキチ旅のエッセイ>第4話

    桜がほころび始めた頃。やわらかな日差しの中、いわきの白水阿弥陀堂を訪れた。 やや南に「勿来の関」があったこの辺り。みちのくの南端。古代から中世にかけては、奥州と関東、ふたつの広大な世界が接する境界だった。 そんな土地に暮らす豪族のもとへ、はるか北の地からひとりの姫が嫁いできたという。 彼女は奥州平泉からやってきた。名は徳姫。 その父は――奥州の王といっていい。藤原氏三代の初代清衡(きよひら)。平泉という、華麗なみちのくのみやこを築いた人物である。 阿弥陀堂を訪れたこの日、境内にはまるで人影がなかった。 時折ひびく鳥の声と、うららかな春の光ばかりが、緑の谷戸に満ちあふれていた。 阿弥陀堂は、丹塗…

    地域タグ:いわき市

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