円形脱毛症になり、治療経過を書くつもりで始めたブログですが、いつのまにやら本と山行記録に。ハゲてますが、日々快適に暮らすアラフィフ女性。
登頂を目指さない山岳小説『バリ山行』。バリエーションルートを歩く男の姿が、仕事や人生への向き合い方を深く問いかけます。
初夏の高尾山でお花見登山!|ウツギにマルバウツギ、白い花盛り!
初夏の高尾山で出会ったウツギやマルバウツギ、キンランなどの山野草を紹介。写真とともに綴る、花咲く縦走記録です。
『樹木たちの知られざる生活』ペーター・ヴォールベン|木の生き残り戦略に学ぶ!
木が会話し、母木が子木を育てる?『樹木たちの知られざる生活』は、樹木のコミュニケーションや育児を描いた驚きのノンフィクション。森林管理官である著者ヴォールベンが伝える、森の真の姿とは。大人の学び直しにもおすすめの一冊です。
ゴールデンウィークに登った埼玉県・日和田山で出会った、初夏の花々をご紹介。ヤマコアジサイやニセアカシアなど、登山道を彩る小さな花木を写真とともにレポート。初心者にもおすすめの、ゆるやかな山歩きの楽しみ方もお届けします。
知念実希人『ヨモツイクサ』ネタバレ厳禁のバイオホラー!|山ホラー3選・3冊目
🧠ネタバレ厳禁🧠 鳥肌が立つほどのラストが待っている…! 山岳ホラー×医療ミステリー×アニマルパニック⁉️ 知念実希人『ヨモツイクサ』は、ジャンルでは語れない戦慄バイオホラー。 読む前に前情報は最小限に👇
加門七海『祝山』山の神様を茶化すとこうなる|山ホラー3選・2冊目
加門七海のホラー小説『祝山』をレビュー。山の心霊スポットで起こる微妙な怪異が日常をじわじわ侵食する恐怖を描く。リアルな描写に背筋が凍る一冊。
山ホラー3選・1冊目|夢枕獏『呼ぶ山』寝てたいGW明けに!夢と現実の間をさまよう幽玄小説
ゴールデンウィーク明けのぼんやりした頭にぴったり。夢と現実の境界がゆらぐ、夢枕獏の山岳ホラー短編集『呼ぶ山』を紹介します。
4月23日に発売の『出禁のモグラ』9巻を手にとったら、帯に嬉しいお知らせが! 7月からアニメ放送開始だそうです~~~~~! 舞台は東京ですが、山荘に合宿に行くエピソードがあるので、ドサクサに紛れて紹介させてください。 出禁のモグラ(1) (モーニングコミックス) 作者:江口夏実 講談社 Amazon もくじ 📖 『出禁のモグラ』ってどんな本?あらすじと魅力 あらすじ 魅力はゆるーいオカルトと、現代社会の闇 🌳 山に行くのは6巻『閑話・猫づくゼミ合宿に行く』 🌳 合宿回の後半『きっと老後思い出す、無駄で有意義な夏』はマンガの魅力がギュッと詰まってる 🔗 『出禁のモグラ』関連記事 📖 『出禁のモグ…
初夏の奥武蔵の低山は、お花畑が広がって、別天地のような美しさです。 ぶらっと、癒され低山登山にでかけてみませんか? この記事では、初夏に低山で見ることができる花をご紹介します。 もくじ 🌸ヤマツツジ 異世界への入り口みたい 🌸シャガ 薄暗い山林の白い波 🌸藤 他を平伏させる力強さ 🌸ニリンソウ 食べれるけど要注意! 🔗 初夏の花、関連記事 🌸ヤマツツジ 異世界への入り口みたい 視界いっぱいに花が広がり、あたりには甘い匂いが漂います。 『千と千尋の神隠し』で豚小屋に行くシーンみたい。 ヤマツツジの花の名を教えてくれたのは、お祖父ちゃん。 亡くなって20年以上たつけど、毎年思い出します。 🌸シャガ…
山岳小説や登山マンガは、高山だけでなく初心者でも登れる低山が舞台の作品もたくさん。『アオナギの巣立つ森では』『よつばと!』『山狩り』のあらすじと、モデルとなった天覧山・高尾山・伊予ヶ岳を紹介します。親子で楽しめる山歩きにもおすすめ。
寡黙な針葉樹、生を語る|幸田文『木』を読んだら杉やヒノキの人工林が好きになった話
杉やヒノキの人工林を「退屈」と感じていた私ですが、幸田文の随筆『木』を読み見方が一変。静けさを湛えた人工林の魅力、林業の営みに込められた思いを知り、登山中の風景が豊かに変わりました。静寂を味わう登山のすすめ。
家計が厳しくても、卵だけは“ちょっといいやつ”を選んでいます。理由は栄養と、アニマルウェルフェア、そして世界平和。
ヤマノナcafe、本日開店!山でこだわりの一杯をペーパードリップ。【初心者でもできる山コーヒーの楽しみ方】
初心者でも実践できる、山でコーヒーをペーパードリップする方法。 きっかけは登山漫画の最高峰『岳』。
桜吹雪が桃源郷すぎた。単独・低山登山記【天覧山・多峯主山/埼玉・飯能】
春の飯能・天覧山と多峯主山でお花見登山!桜吹雪や山の植物、恋するヒキガエルとの出会いをゆるっとレポートします。
マンネリ登山を打破!いつもの山がもっと好きになる 野生動物の本3選【痕跡観察にも】
見慣れた山がもっと楽しくなる!動物の痕跡観察がしたくなる、登山者におすすめの「野生動物の本」3冊を紹介します。
感動するほどおいしかった…上高地・焼岳での登山初心者が味わった“生還の一杯”
北アルプス・焼岳での登山初心者のヒヤリ体験。道迷い・水切れ・体力限界の末に味わった、人生で一番おいしかったアクエリアス。家族との登山、準備ミス、下山の落とし穴など、初心者にありがちな失敗談を通じて「山をなめない」教訓をお届けします。
長く降り続いた雨が止んで、久しぶりの青空。 雨と風で心配してたけど、近所の桜は、まだとってもキレイに咲いてました。 お日様を浴びながら桜を眺めるのは、本当に幸せな気分ですが、お花見してる人たちを眺めるのも、なんだか幸せな気持ちになります。 入学式前に撮影に来た、ランドセルを背負った女の子とママのグループ。 買い物のついでに寄ったような、老夫婦。 わんちゃんを連れて写真を撮ってる男性。 みーんな、穏やかで、満ち足りた表情をしてる。 人生いろいろ抱えてるけど、青空と桜の下で飲み食いしてる時間だけは、平穏だなって思える。 来年もきっと、なにかしらのトラブルは抱えてるだろうけど、桜を見る余裕だけは持っ…
小学生の自主性を育てるには?親子登山で「自立心」と「挑戦する力」を伸ばす方法
新学期が始まり、小学生の子どもの成長が不安なママたちへ。子連れ登山で自主性・自立心が育てよう!小説から学ぶ、見守り方や登山の魅力を紹介。
登山に行けない時期も楽しめる公園散歩。春の花々を楽しみながら運動不足を解消できます。初心者登山者や主婦におすすめ!
登山者に大人気のカップラーメン!山で食べる魅力やメリット・デメリット、実際に試して感じたことを紹介。登山初心者でも楽しめる山ごはんの工夫やおすすめ代替食も解説します。山ごはん選びに迷う方必見!
春休みの親子登山レポ|小学生男子あるある満載!天覧山・多峯主山へ
小学生男子と親子登山!春休みにおすすめの天覧山・多峯主山コースでのドタバタ体験をレポ。川遊びやランチ情報も。
春山を歩いていると、なぜか「ひょっこりひょうたん島」が脳内リピート。登山中に浮かぶ音楽や詩が、景色と重なり心に沁みる瞬間について綴ります。
今週のお題「行きたい場所」 春山リトリートを満喫できる小説3選
仕事や家事に疲れた大人にこそおすすめ!春の森や山小屋、鳥の声と美しい花々に癒される。忙しくて旅に出られない人も、おうち読書で“春山リトリート”気分が味わえる小説3冊を紹介!
第21回このミス大賞受賞作は現実逃避に最適。『禁断領域 イックンジュッキの棲む森』でジャングル探検
アフリカ・コンゴの密林で、未知の類人猿イックンジュッキに遭遇! 美しい風景とリアルすぎる異国グルメ描写がクセになる、バチバチのサバイバル小説!
電車で読みたい心が整う小説『ことり』感想ー低山で聞く鳥の声が一段と美しく感じる
静かな低山歩きを楽しむ人へ。小川洋子『ことり』は、ひとり時間を丁寧に味わいたい人にぴったり。行きの電車から癒しがはじまる一冊です。
春ハイクは単独登山が楽しい!天覧山と多峯主山で見つけた“春の便り”【飯能】
春風に誘われて歩いた、天覧山と多峯主山。 単独登山だからこそ気づけた、小さな新芽や膨らんだ蕾、目覚めたばかりの生きものたち…。 春の里山を、ひとり占めした気分になる春ハイクレポートです。
山がもっと好きになる!動物たちの会話が分かる『動物たちは何をしゃべっているのか』
動物たちは何をしゃべっているのか? (WPB eBooks) 作者:山極寿一,鈴木俊貴 集英社 Amazon おしゃべりな鳥 春になると「ツツピーツツピー」とシジュウカラのさえずりが聞こえてくる。 彼らは、鳴き声のバリエーションが多く、 「別の鳥か?」 って思うほど。 近年の研究で、シジュウカラは特に言語が豊富で、なんと文脈で会話をしていることが明らかになったんだって! すごくない?現代版聞き耳頭巾。 その研究者の著書が 『動物たちは何をしゃべっているのか』 カジュアルな対談本なんだけど、「人間とはなにか」を考えさせる奥深い1冊だった。 あらすじ ゴリラ研究者とシジュウカラ研究者の対談。2種の…
風の音を聞きながら登山していて気が付いた。ソロ登山の醍醐味は「寄る辺なさ」
『洞窟少年と犬のシロ』—たった一人で山暮らしを続けた13歳の少年の実話
戦後、家出した13歳の少年・一馬が犬のシロと山で生き抜いた実話『洞窟少年と犬のシロ』。山での生活実態とシロの賢さに驚き。感想・あらすじを紹介
埼玉では珍しい雪景色を求め、日和田山と物見山をハイキング。粉雪が降り積もる登山道、静寂を楽しむランチタイム。下山後は梅の花が満開
「よつばと!」4年ぶりの新刊は高尾山へ!全8話中4話は山の話。
本好きは、本屋で購入してから家まで待てない。 カフェやレストランで買ったばかりの本のページを開く幸せ。
遭難する前に読むべし!『「おかえり」と言える、その日までー山岳遭難事故の現場からー』
中村富士見さん著 山岳遭難捜索が教える事故回避。身に沁みる。
笹本稜平さんの代表作「春を背負って」。 人と山の温かさがじんわりと広がる、心に貼るカイロのような小説です。
笹本稜平著 雑滅したはずのエゾオオカミを追う山岳ミステリー。 実話であってほしいと願わずにはいられない。
吉村昭さん著作のドキュメンタリー。 ホラー映画以上の、本当にあった恐ろしい動物の話。
宝登山の山頂にある「天空の蝋梅園」。満開の蝋梅もそろそろ終盤。梅が咲き始め、春・第2章の開幕です。
梨木香歩著 不登校になった女子中学生とおばあちゃんの田舎暮らしは、身もだえするほど羨ましい!
料理するときにおなかが空いてたら何を食べるか(飲むか)問題 vol.2
小腹が空いたらキッチンでホットサングリア!
笹本稜平著。山岳×雪山ミステリの金字塔!バディーものや本格ミステリが好きな人にもおすすめ。
早春の山では、ヤマアカガエルが冬眠からお目覚め。生態を簡単にご紹介します。
山岳小説を多く手掛けた笹本稜平さんの遺作。登山シーンはわずかながら、低山の魅力が満載です。
奥武蔵の初心者ハイキングコース、日和田山~北向き地蔵~ユガテへ。 この地域の歴史や由来を調べました。
はらだみずきさんの「山に抱かれた家」は、山の中の一軒家を購入し、梅の農業を始める若者の物語。牧歌的な自然の美しさだけじゃなく、ちゃんとリアルな嫌な部分も書かれていて、田舎暮らしの実際が分かります。
山でのドリンク失敗談。失敗は成功の元。
暖かくなってきたら、山でゆっくりカフェりたい!コーヒーと緑茶と紅茶の楽しみ方。
2000年に織田裕二主演で映画化され、原作とともに大ヒットを記録した「ホワイトアウト」。雪山を舞台にした手に汗握るサスペンスであり、極限状況下での人間ドラマを描いた傑作です。あらすじや魅力を紹介します。
奥武蔵の日和田山の蝋梅が咲き始めました!少しづつ春になってきた山の様子をレポートします。
ブログ初心者におすすめの「ブログみる」アプリ。まずは他の人のブログをお手本にするのがいいかな~と最近、よく使っています。
雪の白馬岳を抜け、日本海まで。命がけの山行を描いた雪山サスペンス小説の傑作をご紹介。
山の魅力満載の児童文学。高学年から大人まで楽しめる作品です。 高学年~
安全登山のために知っておきたい「八甲田山雪中行軍遭難事件」を題材にしたミステリー小説です。雪に閉ざされた八甲田山の凍える臨場感が魅力です。
本との出会いは新しい自分との出会い「レジまでの推理 本屋さんは名探偵」
本好きによる、本好きのための小説「レジまでの推理」。もともと本好き、本屋さん好きな私だけど、この本を読んで、さらに本と本屋さんが好きになった。 何万冊もある店内を、店員さん手描きのポップを眺めながら書店の中をブラブラ歩く。すると、2〜3冊「これは!」という本に出会える。そして手にした本は、自分の隠れた悩みを反映していたり、漠然とした不安を突くものだったりすることが往々にしてある。 本屋さんでの本との出会いは、気付いていなかった自分の欲求や悩みを見つけるのかもしれない。レジまでの推理~本屋さんの名探偵~ (光文社文庫)作者:似鳥 鶏光文社Amazon西船橋の書店を舞台とする4つの短編から成る。手…
初めての登山道を行くときは、時々振り返りながら歩くと、遭難予防になりますよ。
ロングトレイルの時って、トイレ、どうしてます? 大福が、少しトイレを遠ざけてくれるよ!
駅近、子連れOKなのに、深い山の雰囲気を楽しめる。天覧山と多峯主山
市街地にあるのに、静謐な山の空気を味わえる天覧山と多峯主山。大変お得な山旅です。
読み聞かせに苦手意識がある人にも読んでほしい。面白くって読みやすい絵本を2冊ご紹介します。 3歳から。
自力で活路を開いたシングルマザーの実話「明治のナイチンゲール 大関和物語」
私はなんでうまくできないんだろうな~と凹む日々。「明治のナイチンゲール 大関和物語」は、いろいろやらかしながらも看護師の礎を築いた女性のドキュメンタリーです。和さんの生き様に勇気をもらえます。
おばけの皮ってむけるの?「おばけのかわをむいたら」「しりながおばけ」
教育や道徳に一切ならない、ただ面白いだけの絵本。絵本の魅力ってまずそこが一番大事だと思う。
なんの役にもたたないけど、大人も笑える絵本。道徳とか教育とかはちょっと忘れて、絵本の魅力を味わえる。
創作好き、妄想好きなら楽しめる本。パラパラめくってあなただけのストーリーを作ってみて!
本文にいくつも散りばめられた小さな歪が、やがて過去の事件に結び付く。
男の子のママと猫好きにはきっと刺さる絵本。猫の手触りまで伝わってくるような、丁寧に書かれた猫くんにノックアウト。
お題「思い切ってやめてみた事」 スティックタイプの、吸引力が変わらない掃除機を買ったのに、割とすぐに吸引力が落ちた。メンテナンスもしてたのに。 米粒一つ吸ってくれない。かがんで拾えばいいのだが、意地でも掃除機に吸わせたくて、何度もそこだけ往復するも、米粒だけ頑なに吸ってくれない。結局かがんで私が拾う。この拾った米粒をゴミ箱に持っていくために、一度電源を落として掃除機を置いてゴミ箱まで行かないといけない。 とうとう髪の毛すら吸わなくなったのを機に処分。 で、代わりに活用してるのが、クイックルワイパーとコロコロ。 静か!真夜中でも掃除できる!メンテナンスいらない!掃除機なくてもなんの問題もない!
お題「好きなお茶の種類」 甘いフレーバータイプの紅茶を常備しています。 キャラメルのねっとりした香りや、いもくりかぼちゃのほっこりした香り、ラム酒のスッキリした香りなど、一口に甘い香りといっても千差万別。 9歳の息子と大喧嘩したあとに、あえて丁寧にゆっくり淹れて、一人ティータイムを満喫すればあら不思議。イライラしたのもどこへやら。気分はすっかり元通りに。 「飲んでみる?」と息子にも飲ませてみると「想像した味と違う!」お気に召さなかったようです。
料理するときにおなかが空いてたら何を食べるか(飲むか)問題が解決
おなかすいてる時って料理したくないですよね。そういう時ってどうしてます?私の最近のお気に入りは、甘酒です。
小川未明とあべ弘士のタッグ。切ないお話と優しいイラストがベストマッチです。読み聞かせにもおすすめ。
Webライターのお仕事を垣間見ることができる小説「アウターQ」 ブログを書く私たちも他人事ではない。読んどいて損はない。
思い切ってやめてみたことで、生きるのが楽になりました。
収益化を目論んでいましたが、今は、ブログを続けることが目標です。
マイノリティーな趣味、「鰹節を削る」 その魅力は、手間がかかること
育児に効く、おかあさんがハマる絵本「1ねん1くみ1ばんワル」シリーズ
我が子の友達が「問題児」だったらどうするか… 育児における、答えのない問題のアンサーとなる絵本を見つけました。
荒ぶる交感神経を静めてくれる本、3選(美味しそうな食べ物編)
気持ちがざわついて眠れない夜に読みたい本をご紹介
跡を継ぐために帰郷した主人公を襲う連続殺人事件。自分の無実の証明のため、また隠された財宝を探すために冒険する、意外と爽やかな探偵物語。
「鬼灯の冷徹」ロスになって数年、新作が出ていてめっちゃ嬉しい。 おかげで寝る前のリラックスタイムが充実します。 出禁のモグラ(1) (モーニングコミックス) 作者:江口夏実 講談社 Amazon 大学生の真木(まぎ)と八重(やえ)ちゃんは、飲み会の帰り道、血まみれで倒れている男性と遭遇する。あわてて救急車を呼ぶが、男は「見なかったことにしろ!病院はやめてくれ!」と叫び逃走する。 重症の傷を負っているように見える男性を放っておけず、その男性を追いかける2人。 真木と八重ちゃんの親切心を知った男性は、逃げるのを諦めて、自分の身分を明かす。 男の名は百暗(もぐら)。 あの世から出禁を食らった仙人であ…
寄席が好きな繭生(まゆう)は演芸カメラマンを志し、カメラのお師匠さんの助手を務めていた。しかし、師匠との約束を破り舞台袖から1枚の写真を撮ってしまう。 繭生は悔やみ、自分の夢に蓋をした… みずもかえでも (角川書店単行本) 作者:関 かおる KADOKAWA Amazon 繭生は、現在、結婚式の写真を撮るカメラマン。しかし、情熱を失いかけていた。花嫁さんと花婿さんのご希望を第一に、クレームが来ないことばかりに気をかけていれば、自分の美意識がそこに入り込む余地もない。繭生のやる気のなさを敏感に察知しているのか、後輩の小峰はぶっきらぼうに生意気な口ばかりきく。 そんな繭生のもとに結婚式場から依頼が…
都会の若者がお米作りに挑戦する物語。彼を支える周囲の大人が魅力的。こんな大人に私もなりたい。
今週のお題「絵本」 絵本は子どもためだけにあらず。 疲れた大人の心も癒してくれます。 本書は、映画を観たような満足感が得られる、切ないラブストーリーです。 君のいる場所 作者:ジミー,宝迫 典子 小学館 Amazon 彼は右に行く癖があり、彼女は左に行く癖がある。 2人は郊外の古いアパートに住んでいる。都会の片隅で、孤独を抱えて生きる彼らは、隣人の顔を知らない。 ある北風が吹く日、丸い噴水の前で二人は出会う。初めて会ったのに親しみを感じる2人。胸が躍るような楽しいひとときを過ごし、連絡先を交換して2人は別れる。 彼は右へ。彼女は左へ。 しかし、突然降り出した雨に電話番号を書いたメモはにじんで読…
控えめだった旧友は、息子さんが某有名高校に進学したことをきっかけに、突然「ざます系」に変容した。寂しいが、よくある話だ。 でもそんなよくあることが身の回りで続くと…恐怖である。 祝山(いわいやま) (光文社文庫) 作者:加門 七海 光文社 Amazon 女性作家の鹿角 南(かづの みなみ)のもとに旧友からメールが届く。友達と山の中にある心霊スポットに行ったあとに、怪異が続いているので相談にのってほしいという。鹿角はちょうど、肝試しがテーマのホラー小説を執筆中であり、インタビュー目的で会ってみることにした。実際に会ってみると、矢口とその友人たち計4人は、身の回りのちょっとした異変を怪異にこじつけ…
私は、きれいに盛り付けられたお料理のSNSを見て「ケッ」と思うタイプの人間である。 『口福のレシピ』の主人公、品川 留希子(しながわ るきこ)はきれいに盛り付けられたお料理をSNSにアップする女性だ。 『口福のレシピ』 著 原田 ひ香 発行 小学館文庫 留季子は献立アプリを開発しようと奮闘するが、なかなか思うようにいかない。制作会社の担当者は、アプリ立ち上げのためにSNSで留季子のレシピがバズることを条件に出してくる。せっせとバズるためのレシピを作るが、担当者からは「何かが違う」と言われてしまう。留希子にはその「何か」が分からない。 この「何か」。私も本書を読みながら、「なんか違うんだよな~」…
脱毛症になり髪を失った。だからせめて美肌でいようとあれこれ試していた時に、本屋さんで見つけたものがこちら。 そうです、私が美容バカです。 (SHURO) 作者:まんきつ マガジンハウス Amazon 題名だけで、この作者は私と同年代だと確信。 著者プロフィールによれば1975年うまれ。やはり私と同年代。アラフィフの肌のお悩みはアラフィフに聞くのが一番。これは期待が持てそう。 本書は作者の美容バカこと“まんきつさん”と、美容初心者の女性編集者“おヤナさん”との会話で話がすすんでいく。 高級コスメから切開リフトまで、あらゆる美容法を試した著者が「こんな美容法をやってみたらこうだった」と体験談を話す…
“スマホだけで毎月5万円稼げます” “今までの経験を活かした副業で、本業の収入を超えました!” SNSを見ていると定期的にこんな魅惑的な広告が流れてくる。 お金は欲しいが広告が怪しすぎてクリックする勇気はない。 『マルチの子』は、そんな広告に引き寄せられて、人生が狂ってしまった女性の物語。 『マルチの子』 著 西尾 潤 発行 株式会社徳間書店 主人公の鹿水 真瑠子(しかみず まるこ)は21歳。就職がうまく行かず腐っているところに、知人から声をかけられ、ネットワークビジネスの世界へと足を踏み入れる。ネットワークビジネスとはマルチ商法のことであり、自分のネットワーク、すなわち人脈を駆使して物販する…
開始早々に2失点した。 相手チームとは過去4回対戦していて、1勝3敗だ。 保護者からはため息とともに「やっぱだめかー」のつぶやきももれる。 しかし子どもたちの心はまだ折れていない。顔を上げ、声を掛け合う。こういうところにも子どもたちの成長を感じる。 チームのエースにボールが渡った。彼はサイドを駆け上がり、前に出てきた相手チームのキーパーを抜くと力強いシュートを放った。 子どもたちからも保護者からも歓声があがる。 私も隣に立つママ友とともに喜びを爆発させた・・・ ふりをした。そしておそらく私の隣のママ友も。 この感情は、少年団の母以外には伝えにくい。 『アルプス席の母』の主人公、秋山菜々子は女手…
私はクリニックで看護師として働いている。なりたくてなった職業だが、日々の業務に忙殺されていると、仕事への理想や情熱はいつしか胸の奥へ奥へしまいこまれていってしまう。 『鹿鳴館の花は散らず』の主人公、鍋島栄子(ながこ)は、時代の荒波にもまれながらも、人の命を救う理想や情熱を持ち続け、赤十字看護学校の初代校長となった人物だ。 「鹿鳴館の花は散らず」 著 植松三十里 発行 株式会社PHP研究所 「鹿鳴館の花」と謳われる鍋島栄子は、夫の鍋島直大とともに、日夜、海外の要人をもてなすパーティーに明け暮れていた。 時は明治。欧米列強に対するためにも不平等条約の改正は国民の悲願であり、鹿鳴館はそのための舞台で…
円形脱毛症になり、最初に皮膚科で処方された内服薬はセファランチンだった。 ところが全く効果がなく、東京大学病院の脱毛症外来へ行くことになった。 ホテルみたいに明るくラグジュアリーな雰囲気の病院で、長い待ち時間のすえに処方されたのはプレドニゾロン(副腎皮質ホルモン薬)だった。 これが効果てきめんだった。飲み始めて3日後くらいから抜け毛が減ってきたのだ。 しかしその後すぐに副作用が出始めた。だるい。指先や下肢に力が入らない。眠れない。なんにもやる気が起きない。 日常生活がままならなくなった。どんどん症状が悪化していき、内服後1週間でギブアップ。再度受診し、3週間ほどかけて少しづつ減量することになっ…
私が抱える円形脱毛症は、自己免疫疾患なのだそうだ。 なぜ免疫が毛包を攻撃してしまうか? 知りたかったので免疫について書かれている本を読んでみた。 学術書というより、人類の進化のミステリーでありアフリカから始まる人類の冒険物語。手に汗にぎりながらお勉強にもなる、大変な良書でありました。 「遺伝子が語る免疫学夜話」 著 橋本求 発行 株式会社晶文社 免疫は感染症に対する体の防御反応だ。そして感染症の起源は約20~15万年前、母なる大地アフリカにホモサピエンスが登場したころから始まる。最も古い感染症であるマラリアはそのころからすでに人類にとっての脅威だったようだ。約10~15万年前、数100人の我ら…
急速進行型の円形脱毛症を発症し、3か月目には髪のほとんどを失っていた。 始まりはうっすらと頭部にミステリーサークルが現れただけだったが、しばらくすると頭髪はおろか、眉毛まつ毛体毛に至るまで一気に抜けた。鏡を見るとほとんど別人だ。どこも痛くないし死に直結しないけれど、見た目がに日に変わっていくのは恐怖だ。 円形脱毛症の進行は個人差が大きく予測がつかない。また確実な治療法もまだない。このままつるつるの僧侶スタイルになるのか、いずれ治癒に向かうのか、医者にも自分にも分からないのが円形脱毛症という病気だ。先行きが見えないことも理由となり、なかなか髪のない自分を受け入れられずに涙する日々が続いた。 自分…
円形脱毛症であることを周囲の人に打ち明けると、全員に「ストレス?」と聞かれた。 円形脱毛症は、発症の3か月前くらいに起きた心理的肉体的に負担がかかったことが引き金となりうる。その時期も今も、私はそんなにストレスを感じていない。そう言うと「知らないうちにストレスをためているのかもよ?」と心配顔をされてしまった。「ストレス?」と聞かれることが地味にストレスでもある。 多くの人が、円形脱毛症の原因はストレスだと思っている。もちろんストレスもあるのだろうが、それが全てではないらしい。 円形脱毛症は自己免疫疾患である。通常なら細菌やウィルスといった異物を攻撃するTリンパ球という細胞が、自分の体の細胞を攻…
最近抜け毛が多いなと感じたのは6月頃でした。春から夏への変わり目の季節でもあり、季節的な抜け毛なら、そのうち自然におさまるだろ、とはじめは軽く考えていました。 しかし抜け毛はとどまることを知らず、ひと月たってもふた月たってもずっと抜け続けます。しかも量が日に日に増える。正常な抜け毛は1日100本くらいだとネットにありましたが、そんなもんじゃない。日々シャンプーのたびに排水溝を埋め尽くす黒い毛に、私は嫌な予感がしていました。 そして7月下旬。梅雨が明けて本格的な夏が到来したころ、予感は的中し、頭の右側にハッピーターンくらいの不毛地帯ができてしまったのです。季節の変わり目はとうに過ぎ「季節的なもの…
はじめまして! 花神楽と申します。 このブログに足を運んでくださり、ありがとうございます。私はアラフィフの女性で、現在、円形脱毛症の治療を進めています。これまでにたくさんの不安や戸惑いを感じましたが、そんな日々の中で気づいたことや、少しでも心が軽くなる方法を見つけたいと思い、このブログを始めることにしました。 私自身、まだ道の途中ですが、同じような悩みを持つ方々とつながり、励まし合える場所にしたいと思っています。時には闇に落ちつつも、一緒に歩いていきましょう! これから治療の経過や日常のこと、心の中での小さな変化など、様々なことをシェアしていきたいと思います。 ゆっくりゆっくり進めていくつもり…
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