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鉄道省の制式蒸気機関車の中で、試作機に近い存在であったC10型が、国鉄から早期に払下げられ、工場の専用線で予備機として保管されたからこそ、現在も現役蒸気機関車として活躍しています。 昭和5年から僅か23両しか製造されず、昭和30年代には国鉄の線路上から姿を消したC10型が、今も大井川鉄道で活躍を続けているのは、このC108号機の強運としか考えようがありません。これからも末永く活躍を続けてくれるように、心から祈ります。 サイドタンクのリベット工法が古めかしさを感じさせるC10型ですが、棒台枠の採用や14気圧のボイラーなど、C11に続く近代的な機関車でした。 製造当初の目的は、都市近郊の短距離快速…
『ネームトレイン』 第27回 いなわしろ分割併合を繰り返し普通列車への格下げもあり車両や号数によっても行先が違う難解な列車だった急行【いなわしろ】※『国鉄・急行列車《東日本編》』廣田尚敬 著より 急行【いなわしろ】 ・・準急〔あいづ〕として1959年に仙台~喜多方で運行を開始したのが成り立ちである。 1965年に只見線に入り会津川口(1967年から季節列車として只見駅まで延長)・会津線の会津田島・磐越西線の喜...
会津鬼怒川駅巡り20秋(9) 会津鉄道会津線 会津下郷駅 ~国鉄時代からの木造駅舎~
塔のへつり駅から会津田島行きに乗車して少し戻ります。2駅ほど戻って会津下郷駅に到着。ここで下車することにしました。時刻は15:50。 会津下郷駅は福島県南会津郡下郷町の駅。現在は下郷町の代表駅になると思いますが、国鉄時代は楢原駅といってました。国道121号から白河やいわきに通じる国道289号が分岐するあたりにあります。ちなみに289号では以前白棚線というJRバスに乗車したことがありました。→→2019年3月の白棚線駅...
会津鬼怒川駅巡り20秋(8) 会津鉄道会津線 塔のへつり駅 ~阿賀川の景勝地「塔のへつり」~
会津田島駅から「リレー号」という単行気動車に乗車して会津線を北上中です。列車はいくつかの駅を通過していきます。まず停車したのが会津下郷駅。ここで列車交換が行われました。その次に停車する塔のへつり駅が見えてきました。ここで下車することにします。 林の奥に消えていく「リレー号」を見送ります。塔のへつり駅は福島県南会津郡下郷町にある無人駅。阿賀川(大川ともいうらしい)にある渓谷で景勝地の「塔のへつり」の最寄...
会津鬼怒川駅巡り20秋(7) 会津鉄道会津線 会津田島駅 ~電車と気動車の乗り継ぎ駅~
会津高原尾瀬口駅から「リバティ会津」で会津鉄道会津線に入線しました。列車は会津盆地に向けて流れる阿賀川と国道121号に沿って北上し、「リバティ」の終点、会津田島駅に到着しました。2番線の到着。駅名標は五角形。 会津田島駅は福島県南会津郡南会津町田島にある会津鉄道の駅。南会津町、ひいては南会津地区の中心駅となる駅です。この駅は2度目の訪問。前回訪問時の様子→→2016年2月の会津田島駅この駅を境に会津高原尾瀬口...
会津鬼怒川駅巡り20秋(6) 会津鬼怒川線・会津線 会津高原尾瀬口駅 ~かつての国鉄会津線の終着駅~
湯西川温泉駅から会津鬼怒川線を北上再開します。男鹿高原駅を抜けるとトンネルに入って県境を越えます。福島県に入って最初の駅が会津高原尾瀬口駅。2番線着。ここで下車します。思いっきり逆光・・・ 会津高原尾瀬口駅は福島県南会津郡南会津町滝原にある野岩鉄道と会津鉄道の境界駅。会津鉄道会津線と野岩鉄道会津鬼怒川線はこの駅がどちらも終点となります。ただし、運行上は中間駅的な存在で、ほとんどの列車が直通しており...