chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
鳴かぬなら 他をあたろう ホトトギス https://aizenmaiden.hatenablog.com/

妖怪・伝説好き。現実と幻想の間をさまよう魂の遍歴の日々をつづります 時々音楽ネタ。英語勉強中なので英語の投稿もするかも。

睦夢夕
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2024/03/09

arrow_drop_down
  • 白山vs白河!? ~白山信仰から鹿ケ谷の陰謀の真相をたどる

    “年経(ふ)とも 越の白山 忘れずは かしらの雪を あわれとも見よ” ---藤原顕輔(1090-1155) from 新古今和歌集・神祇歌(1912) この歌の作者は院政の創始者にして権力の絶頂を極めたとも言われる白河上皇の近臣として羽振りを利かせていた(でも途中で失脚→白河上皇の死後に復活)人物。 詞書には「加賀守として現地に赴任した際に白山宮をお参りしたのを思い出しながら日吉大社の白山宮にて詠んだ」とあります。 歌意は「以前白山宮をお参りしてからずいぶんと年を経た今もこうして白山の社にお参りにやってきました。もし白山の神さまがわたしをお忘れでないのなら、この白髪頭になったわたしを哀れとお思…

    地域タグ:大津市

  • 猿沢池の伝説を追って室生の地へ飛ぶ! ~奈良・猿沢池&室生龍穴神社

    “補陀落(ふだらく)の 南の岸に 堂立てて 今ぞ栄えむ 北の藤波” -新古今和歌集 神祇歌(1854) いつもわたくしの投稿をお読みになってくださっている方(ありがとうございます!)でしたら↑の歌を見て「あれ?前回のnoteをシェアした投稿で取り上げていたのと同じだぞ」と気づかれるかも知れません。 その前回の投稿でかっこつけて「noteでは2000文字以内で収めるのがいいらしい。その気になればわたしにだってできるよ!」みたいなことを書いたのですが、いかんせん2000文字ではやはり短すぎる。書きそびれたことが多々あるのでnoteの投稿を土台にしつつさらに別の記事を書いてみることにしました。 朝に…

    地域タグ:奈良県

  • 神が寿ぐ歌 ~新古今和歌集の神祇歌より

    Noteを更新しました。ご一読いただければ幸いです。 Noteの投稿は2000文字以内がいい、みたいな意見を読みました。長文投稿ばかりしている身からすると正直「2000文字程度で何が書けるんだよ」とか思ったりもするのですが😅、やってみた。 やろうと思えばできるぞ、と。70年代に長~い曲を書いていたのに売れたいがために80年代にコンパクトな曲に大転換を目指したプログレッシブ・ロックのミュージシャンみたいな気分?😆 note.com ランキング参加中神社仏閣・古墳・歴史的建造物めぐり ランキング参加中日本の歴史 ランキング参加中歴史

    地域タグ:奈良市

  • 「聖なる地」は「恐怖の地」でもあり ~東西の信仰から見る自然への畏怖の念

    ↑の画像は金沢市の「仏(みほとけ)の楽苑」で撮影した堂々たる不動明王像。一応妙応寺というお寺が管理しているらしいのですが、駐車場の一角にあってちょっと怪しい…じゃなくて不思議な雰囲気(笑) この不動明王の持つ刀は「降魔の剣」と呼ばれる煩悩を滅するための剣。ドラゴンの倶利伽羅龍の姿を取ることでも知られていますね。 一方比叡山では山を駆け回る「回峰行(かいほうぎょう)」という厳し~い修行では挑む行者は白装束を身にまとうだけでなく、同じ名を持つ「降魔の剣」という名前の短剣(小刀)も携帯するそうです。これは信仰の邪魔をする魑魅魍魎を倒すためでも、熊や猪といった物理的な危険を及ぼす野生動物を退けるためで…

  • 戦国時代におけるキリシタン信仰普及の真相を探る ~乱世におけるメシア思想の視点から

    1.キリスト教伝来と禁教化 2.キリスト教の急拡大には弥勒菩薩への信仰がかかわっていた? 3.日本のマリア信仰の背後には如意輪観音信仰あり? 4.豊臣秀吉による「弥勒の世の到来」、そして禁教へ 5.京都市内のキリシタン関連史跡から推測する女人救済との関係 1.キリスト教伝来と禁教化 ↑の画像は京都府京都市下京区にある「フランシスカン・チャペル」です。ここは豊臣秀吉によるキリシタン弾圧の象徴として知られる1597年に起こった「日本二十六聖人」発祥の地とされています。↓が説明板。 彼らは長崎に連行されて処刑されるのですが、説明板にあるように後にローマ教皇ピウス9世によって1862年に列聖されていま…

    地域タグ:京都市

  • 雪がなかった白山を見て「枕草子」のエピソードを思い出す

    Noteを更新しました。ご一読いただければ幸いです。 以前に清少納言と中宮定子についての投稿をしたことがありましたが、この投稿ではそんな二人のエピソードを「枕草子」から紹介してみました。 note.com ランキング参加中神社仏閣・古墳・歴史的建造物めぐり ランキング参加中日本の歴史 ランキング参加中歴史

    地域タグ:京都市

  • 石川県、大聖寺にてクラゲの妖怪と混沌の歴史と遭遇す

    以前やっていたNoteを再開することにしました。こっちのはてなブログは長文メイン、Noteの方はもうちょっと軽めの雑記風の路線で行こうかと思っています。 もしよかったら併せて一読いただければ幸いです。 シェアした投稿は水木しげるファンの方ならおなじみかもしれない妖怪とその妖怪伝説の舞台となった石川県の旧大聖寺藩の混沌とした歴史についてです。 note.com ランキング参加中神社仏閣・古墳・歴史的建造物めぐり ランキング参加中妖怪さんこんばんは ランキング参加中日本の歴史 ランキング参加中歴史

    地域タグ:加賀市

  • 江戸時代の怪談から女人救済の世界を垣間見る ~京都・誓願寺ほか

    “晴れやらぬ 身のうき雲の たなびきて 月の障りと なるぞ悲しき” ~和泉式部(978?-不明) このところ出だしに歌を紹介することが多くなっているので今回も踏襲してみました。なかなかに見栄えがするかなぁ、と(笑)あと最近「~を覗き見る/垣間見る」ってタイトルが多いですね。ちょっとマンネリ化?😅 紫式部や清少納言と同時代に生きたおなじみの女流歌人、和泉式部。紫式部と清少納言は前者が今年(2024年)の大河ドラマのの主人公になったように現実的な視点から語られる傾向が強い(紫式部に関しては有名な地獄堕ちの伝承もありますが)のに対して和泉式部は各地に彼女を巡る伝説が伝わっているなど何かと神秘のヴェー…

    地域タグ:京都市

  • 路傍の石仏から女人救済の世界を垣間見る ~千葉県北西部・その他

    “龍女は仏に成りにけり などかわれらも成らざらん 五障の雲こそ厚くとも 如来月輪隠されじ” ---作者不詳の今様歌謡 「梁塵秘抄」に収録 ↑は後白河法皇が編んだ今様歌謡集「梁塵秘抄」に収録されている歌。 当時の流行歌謡にどっぷりはまっていた後白河法皇がそれを後世に残すべく(?)編纂したことによって本来なら時代の移り変わりとともに忘れ去られるはずだった当時の流行歌の数々が現代の我々も楽しむことができる、という「奇跡の歌集」。 後白河法皇という人物、賛否両論(かなり”否”寄り?)があって評価がなかなか難しいのですが、タダ者ではない感覚の持ち主だったのは間違いないようです(単なる変わり者?/笑)。 …

    地域タグ:印西市

  • 建礼門院徳子の歌から平家物語と中世日本の世界観を覗き見る ~京都大原・寂光院その他

    “思ひきや 深山の奥に 住居(すまい)して 雲居(くもゐ)の月を よそに見むとは” --建礼門院徳子(1155-1213?)作として平家物語に登場 日本史を代表する「悲劇のヒロイン」ともいえる建礼門院徳子、源平合戦の最終章たる壇ノ浦の合戦において息子の安徳天皇、母の平徳子など平家一門とともに入水するも源氏方に(髪の毛を熊手で引っ掛けて引き上げるというかなり荒っぽいやり方で)救助され、その後京都大原の寂光院にて亡き一族の菩提を弔いながら余生を送ったと言われています。 ただし彼女の生涯や人となりに関してはよくわかっていないことが多く、没年も「歴代皇紀」をはじめとした各種文献に記された内容から121…

    地域タグ:京都市

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、睦夢夕さんをフォローしませんか?

ハンドル名
睦夢夕さん
ブログタイトル
鳴かぬなら 他をあたろう ホトトギス
フォロー
鳴かぬなら 他をあたろう ホトトギス

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用