「ナショナリズムの美徳」 ヨラム・ハゾニー 序章 ナショナリズムへの回帰 ベルリンの壁崩壊以降
序章 ナショナリズムへの回帰ベルリンの壁崩壊以降ナショナリズムと帝国主義の議論は、1989年のベルリンの影の崩壊で、再び大きな意味を持つようになった。当時、共産主義との戦いが終りを迎え、西側の指導者たちの頭の中は、帝国主義的な二大計画で閉められるようになった。その一つはEUである。EUは現在に至るまで、政治的独立に関連する権限多くを徐々に加盟国から奪ってきた。もう一つは、アメリカによる”世界秩序”である。こ...
2022/06/29 17:40